JP3273726B2 - 映像記録再生装置 - Google Patents

映像記録再生装置

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JP3273726B2
JP3273726B2 JP01508796A JP1508796A JP3273726B2 JP 3273726 B2 JP3273726 B2 JP 3273726B2 JP 01508796 A JP01508796 A JP 01508796A JP 1508796 A JP1508796 A JP 1508796A JP 3273726 B2 JP3273726 B2 JP 3273726B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像記録再生装置
に関し、特にテレビジョン放送信号を記録再生し、再生
時にコマーシャルメッセージ(以下、CMという)部分
のみを早送りする映像記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】再生時にCM部分のスキップを行なうこ
とのできる映像記録再生装置に関する従来技術として、
特開平3−158086号公報に記載された記録時にC
M部分のみを削除する方式や、特開平3−177175
号公報に記載された再生時にCMをスキップさせる方式
などがある。特開平3−158086号公報に記載され
た方式では、テレビジョン放送の音声信号に含まれる2
ヶ国語放送モードを判別することで、モノラル放送番組
やステレオ放送番組とを区別し、タイマー録画予約中の
2ヶ国語放送の放送時間が変更になった場合でも所望の
2ヶ国語の番組を記録すると共に、2ヶ国語放送とCM
の区別をしてCMを自動削除を行っていた。また特開平
3−177175号公報に記載された方式では、テレビ
ジョン放送を記録時に2ヶ国語放送モード判別や、ステ
レオ放送モード判別によりCM部分を判別し、記録テー
プ上にCMの開始部分、番組の開始部分のマークを入
れ、再生時にCMの開始部分から番組の開始部分まで早
送りしCMをスキップするようにしていた。
【0003】しかしながら、上記従来技術においては、
CM終了位置(番組開始位置)を検出しないとテープ動
作の態様を移行できないことから、前者においては、録
画中にCMの開始位置を検出した後、VTRのテープ動
作を録画一時停止にし、その後、CMの終了位置(番組
の開始位置)を検出してはじめて録画一時停止の解除を
行い録画を再開していた。また後者においては、録画時
にCMの開始・終了位置をマークし再生するときに、C
Mの開始位置を検出した後、VTRのテープ動作を再生
から高速早送り状態にし、その後、CMの終了位置(番
組の開始位置)を検出してはじめて高速早送り状態を解
除して再生状態にしていた。いずれの場合でも動作モー
ドの移行は瞬時には行えないので、CMの終了を検出し
てから次の動作モードに移行する間のタイムラグによっ
て、番組の冒頭を記録できなかったり、番組の冒頭を行
き過ぎたところから再生を始めるなどの問題があった。
【0004】後者の従来技術に関してそのCMスキップ
について図3を用いて説明する。図3はテープ長手方向
の模式図とテープの動作態様とテープの走行速度の関係
を示した図であり、テ−プ左端から、順に番組、CM、
番組が記録されている様子を表している。いま番組を標
準再生しており、CM開始位置までテープが進むとCM
開始位置で早送りを開始する。そしてCM終了位置を検
出するまで早送りを行う。この場合も記録時にCMの検
出を行うが、CMの開始位置とCMの終了位置はそれぞ
れの位置を検出した段階で、テープにマークを入れ、テ
ープ上に記録されるが、再生時にCMスキップ開始時点
でCMの終了位置を知ることはできない。つまり、CM
スキップの動作に入り、テープを高速走行させてCM終
了位置を検出して初めて早送りを終了することができ
る。したがって、標準速度の走行から高速走行へまたは
高速走行から標準速度の走行への以降には立上りまたは
立ち下がり時間が必要となり、このため、番組開始位置
を行き過ぎてから早送りを終了して標準再生を行うこと
となり、番組の冒頭部分は再生されないという問題があ
った。
【0005】そこで番組の冒頭を行き過ぎて再生を開始
することがないようにするため、図4に示すような方法
が提案されている。この方法は、CMの終了位置を検出
したのち、早送りを停止するまでの動作は図3に示す方
法と同様であるが、その後、一旦巻き戻しを行なったの
ち、再度CM終了位置を検出して後巻き戻しを終了し、
標準再生を行う。よってこの方法によれば番組の冒頭か
ら再生が行える。しかしながらその反面、早送り、停
止、巻き戻し、停止、標準再生といったモードの変化が
多く、再生するまでの時間がかかりすぎてしまう問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みなされたもので、CM部分のみをスキップし、番
組部分のはじめから速やかに再生できる映像記録再生装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、磁気テープに記録されたCM範囲をスキ
ップ再生可能な再生装置であって、CM範囲を示すコマ
ーシャル位置情報を記憶する記憶手段と、磁気テープの
ヘリカルトラックに記憶されたテープ位置情報を読み出
す位置情報読出手段と、磁気テープのコントロールトラ
ックからコントロールパルスを読み出すコントロールパ
ルス読出手段と、磁気テープを駆動する駆動手段と、記
憶手段に記憶されたコマーシャル位置情報と位置情報読
出手段により読み出されたテープ位置情報に基づきスキ
ップ再生を開始し、コントロールパルス読出手段により
読み出されたコントロールパルスの数に応じてCM範囲
の終了位置より前に通常再生を開始するように、駆動手
段を制御する制御手段とを備えた。また、本発明にかか
る記録再生装置は、映像信号あるいは音声信号を磁気テ
ープのヘリカルトラックに記録し、ヘリカルトラック
ら映像信号あるいは音声信号を再生する記録再生手段
と、映像信号または音声信号からCM範囲を判別する判
別手段と、ヘリカルトラックに磁気テープ上の位置を示
すテープ位置情報を記録し、再生する位置情報記録再生
手段と、磁気テープのコントロールトラックに所定の時
間間隔でコントロールパルスを書き込み、あるいはコン
トロールパルスを読み出すコントロールパルス読書手段
と、CM範囲を示すコマーシャル位置情報を記憶する記
憶手段と、磁気テープを駆動する駆動手段と、記憶手段
に記憶されたコマーシャル位置情報と位置情報記録再生
手段により再生されたテープ位置情報に基づきCM範囲
の開始位置からスキップ再生を開始し、コントロールパ
ルス読書手段により読み出されたコントロールパルスの
数に応じてCM範囲の終了位置の前にスキップ再生から
標準再生への移行を開始するように、駆動手段を制御す
る制御手段とを備え。さらに、本発明にかかる記録再
生装置は、映像信号あるいは音声信号をテープのヘリカ
ルトラックに記録し、ヘリカルトラックから映像信号あ
るいは音声信号を再生する記録再生手段と、映像信号ま
たは音声信号からCM範囲を判別する判別手段と、ヘリ
カルトラックにテープ上の位置を示すテープ位置情報を
記録し、 再生する位置情報記録再生手段と、テープのコ
ントロールトラックに所定の時間間隔でコントロール
ルスを書き込み、あるいはコントロールパルスを読み出
コントロールパルス読書手段と、テープを駆動する駆
動手段と、CM範囲を示すコマーシャル位置情報を記憶
する記憶手段と、記憶手段に記憶されたコマーシャル位
置情報と位置情報記録再生手段により再生されたテープ
位置情報に基づきCM範囲の開始位置から記録時よりも
速いテープ速度でテープを走行するスキップ再生を開始
し、コントロールパルス読書手段により読み出された
ントロールパルスの数に応じてCM範囲の終了位置の
テープ速度の減速を開始するように駆動手段を制御
する制御手段とを備えまた、本発明は、上記記録再
生装置において、制御手段によるコマーシャルの範囲の
スキップ再生を許可するか否かを選択する選択手段を備
えた。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る映像記録再生装置の
構成について説明する。図1は、本発明にかかる映像記
録再生装置の全体構成を示す図である。本発明に係る映
像記録再生装置は、磁気テープ1と、キャプスタン2
と、ピンチローラ3と、磁気ヘッド4と、回転シリンダ
5と、磁気ヘッド切換スイッチ6と、コントロールパル
ス用ヘッド7と、磁気テープ駆動モータ8と、映像音声
処理回路9と、CM判別回路10と、マイクロコンピュ
ータ(以下、マイコンという。)11と、CM情報記憶
回路12と、CMスキップon/off切替スイッチ1
3と、テープ位置情報読書回路14と、コントロールパ
ルス読書回路15と、テープ駆動回路16と、放送モー
ド判別器17と、アンテナ18、チューナ19とからな
る。
【0009】次に、本発明に係る映像記録再生装置の番
組を記録する際の動作について説明する。磁気テープ1
に接して回転シリンダ5上に取付られて回転するヘッド
4は、磁気テープ1から信号を再生する。この信号を磁
気ヘッド切換スイッチ9によって切り換えることによ
り、時間的に連続した再生信号を得る。ここで、磁気ヘ
ッド切換スイッチ9は、磁気テープ1に2つの回転ヘッ
ドのうち何れかの方が接しているかによって、接してい
る側の再生信号を選択して切り換える。このタイミング
は一般に回転シリンダ5に取り付けられた磁石(図示せ
ず)が作る磁場をセンサ(図示せず)で検出するなどし
て得る。このようにして得られた再生信号は信号処理回
路9で変換処理され、RF信号あるいはベースバンドの
映像信号として出力される。
【0010】次に、磁気テープを挿入して、CMの存在
するテレビジョン放送を記録する場合を説明する。テレ
ビジョン放送の電波は、アンテナ18に入力されチュー
ナ19に供給され、希望の番組が選局される。チューナ
19において選局された番組は、映像音声処理回路9で
処理され音声信号と映像信号として出力される。この音
声信号と映像信号を磁気磁気テープ1に記録するとき、
音声信号と映像信号はスイッチ6に供給され磁気ヘッド
4によって磁気テープ1に記録される。記録開始と同時
にテープ位置情報読書回路14では、磁気テープの位置
情報であるタイムコード等の絶対番地情報と共にその磁
気テープの認識番号も磁気テープ1に記録される。この
情報は例えば映像信号のブランキング部分などにコード
化して書き込まれる。
【0011】映像音声処理回路9において処理された音
声信号と映像信号は、CM判別回路10に供給される。
このCM判別回路10は、音声信号のレベルの大きさを
監視し音声信号レベルが零付近になる点を検出し、検出
信号をマイコン11に供給する。マイコン11は、CM
判別回路10から供給された今回の零レベル検出信号の
検出時刻と、テープ位置情報読書回路14から供給され
る磁気テープの位置情報を記憶し、次回の零レベル検出
信号の検出時刻とから検出信号の時間間隔を計測してそ
の間隔が一定間隔である場合に、CMであると判断す
る。これは、CMの前後に音声出力が零レベルになる期
間が存在すること、およびCMが15秒,30秒,1分
などの一定の長さで放送されていることを利用してい
る。
【0012】また、CM判別回路10は、映像音声処理
回路9からの映像信号のレベルの大きさを検出し、映像
信号レベルがフェードアウトして黒レベルもしくは白レ
ベルになる点や画面の信号レベルを平均化し信号レベル
が大きく変化する点(場面の切り替わり点)等の変化点
を検出し、検出信号をマイコン11に供給する。マイコ
ン11ではCM判別回路10から供給された今回の検出
信号の検出時刻と、次回の検出信号の検出時刻とから検
出信号の時間間隔を計測しその間隔が一定間隔である場
合に、CMであると判断する。これは、CMが所定の時
間間隔で複数本連続して放送されること、および前後の
画面には映像信号のレベルなどにつながりがないことな
どを利用している。
【0013】そして、音声信号に基づくCM検出信号と
映像信号に基づくCM検出信号がともに出力されると
き、その出力と同時にテープ位置情報読書回路14から
供給されるテープ位置情報がマイコン11に記憶され
る。
【0014】上記音声信号と映像信号の信号の特徴によ
ってCMと判断した場合には、CMの開始とCMの終了
のテープ位置情報およびテープ認識番号をCM情報記憶
回路12に供給する。CM情報記憶回路12ではCM情
報としてテープ認識番号とテープ位置情報を記憶する。
このCM情報を記憶するCM情報記憶回路12は例え
ば、EEPROMやRAMなどの半導体メモリや磁気テ
ープのようなものでもよいことはいうまでもない。
【0015】このように、記録時は番組をビデオテープ
1に記録しながら、磁気テープに固有のCMの位置情報
を逐次CM情報記憶回路12に記憶する。複数のCMが
連続する場合には、一旦それぞれのCMの開始位置およ
び終了位置をマイコン11内に記憶し、一連のCMが終
了したことを判定した後にCM情報記憶回路12に一連
のCMの最初の開始位置およ最後のび終了位置を記憶す
るように構成することができる。
【0016】放送モード判別器17は、放送モードを判
別することによってCMを判別する手段であり、この手
段を単独で用いることによってCM部分を判別すること
が可能となる。さらに前記CM判別回路10と放送モー
ド判別器17を併用することによって、より精度の高い
CM判別を行うことが可能となる。この放送モード判別
器17によるCM判別は、番組が2ケ国語放送モードで
放送されているときでもCMはステレオ放送モードで放
送されることなどを利用している。
【0017】次に、記録した番組を再生する際の動作に
ついて説明する。まず、テープ位置情報読書回路14
は、磁気テープ1に書き込んだテープ位置情報とテープ
認識番号を読み出し、読み出したテープ位置情報とテー
プ認識番号がマイコン11に供給される。マイコン11
は、このテープ認識番号からCM情報記憶回路12に記
憶された再生中の磁気テープのCM位置情報を参照す
る。マイコン11は、CM情報記憶回路12から参照し
たCM位置情報と、再生中のテープ位置情報と逐次比較
する。そして、マイコン11は、再生中のテープ位置が
CM部分になるとCM部分をスキップさせるようにテー
プ駆動回路16に早送りまたは早見再生を指示する。テ
ープ駆動回路16は、それに応じてモータ8を駆動し磁
気テープ1を高速走行させる。マイコン11は、CM情
報からCMの開始位置から終了位置までに存在するコン
トロールパルスの数を設定し、コントロールパルス読書
回路15から供給されるコントロールパルスを計測す
る。
【0018】さらにマイコン11は、番組の冒頭から安
定に再生させるため、CM終了位置手前で高速走行から
標準再生に移行できるように、CMの開始位置から終了
位置までに存在するコントロールパルスの数より少ない
数を設定する。例えば、VHSシステムにおけるコント
ロールパルスは1/30秒ごとに1発打ち込まれる。3
0秒CMの場合、CMの開始から終了まで900発のパ
ルスが存在するが、CMのスキップをCM終了位置より
2秒前に終了するとすれば840発に設定する。マイコ
ン11は、計測したコントロールパルスの数が設定した
数に達すると早送りまたは早見再生を解除し、標準再生
に戻るようテープ駆動回路16に指示を出し、テープ駆
動回路16はモータ8を駆動し磁気テープを標準再生走
行させる。なお、この後のCM部分についても同様にし
てスキップする。
【0019】このようにしてCM部分と番組部分を区別
しCMのみを高速走行させてスキップさせ、CM部分終
了(番組部分開始)手前でスキップをやめる。CMスキ
ップon/offスイッチ13はユーザの判断によりC
Mスキップするかしないかを決めるもので、このスイッ
チがonの時は、on信号がマイコン11に供給され、
マイコン11は上記説明したCMスキップを行うよう、
テープ駆動回路に指示する。また、このスイッチがof
fの時は、off信号がマイコン11に供給されマイコ
ン11は上記説明したCMスキップを行わず、CMも番
組と同じように再生される。
【0020】以上のように、音声信号や映像信号からC
Mを判別するCM判別手段10は、例えば、記録してい
る番組の音声信号の信号レベルのない部分を検出して、
その時間間隔が一定間隔である場合、CMと判断する。
さらに、CM判別手段10は、CM間の映像信号の1フ
ィールド分の平均値レベルが異なる点を検出し、その時
間間隔が一定間隔である場合CMと判断する。磁気テー
プの位置情報を読み書きする手段14は、記録時に磁気
テープ自体に位置情報を(絶対番地情報)書き込んでい
き、再生時には磁気テープ自体から位置情報を読み込ん
で、磁気テープの現在位置を知る。コントロールパルス
を読み書きする手段15は、コントロールパルスを記録
時に磁気テープに書き込み、再生時に読み出す。磁気テ
ープの認識番号とCM部分の開始位置および終了位置を
記憶するCM情報記憶手段12は、磁気テープの認識番
号と上述したCM判別回路10において判別したCMの
磁気テープ上の開始位置および終了位置を記憶する。マ
イクロコンピュータ11によって構成されるCMの位置
情報からテープ動作モードを決定する手段は、再生時に
磁気テープがCMの開始する位置に到達すると早送りモ
ードを指示し、CM終了位置手前で再生モードを指示す
る。動作モードに応じて磁気テープを駆動する手段16
は、テープ動作モードを決定する手段からの指示に応じ
て磁気テープを再生させたり、早送りをさせたりする。
【0021】次に、本発明に係る映像記録再生装置のC
Mスキップの動作について図2を用いて説明する。図2
は、磁気テープ長手方向の模式図と磁気テープの動作態
様と磁気テープの走行速度の関係を示した図であり、磁
気テ−プ左端から順に、番組,CM,番組が記録されて
いる様子を表している。番組を標準再生しているとき
に、テープ位置情報読書回路14が読み出したテープ位
置情報をCM情報記憶回路12に記憶されたCM開始位
置情報と比較し、CM開始位置まで磁気テープが進む
と、CM開始位置で早送りを開始する。CM中は早送り
を行うが、この間コントロールパルス読書回路15から
のコントロールパルスを監視し、CM終了位置の手前に
達すると早送りを終了し標準再生を開始する。早送りか
ら標準再生にモードが変化する際に標準再生の画像およ
び音声が安定するまでには数秒かかるので、CM終了位
置よりも手前で早送りを終了させることで動作を安定さ
せる。以上の動作によって、CMが終了した番組の冒頭
から安定した標準再生画と音声を出力できる。この方式
は事前(記録時)にCMの開始位置および終了位置を検
出し、磁気テープの認識番号とともにCMの開始位置お
よび終了位置情報を記憶しているので、再生時にこの磁
気テープに対応したCMの開始位置および終了位置情報
を簡単に参照することができる。
【0022】上記説明では、CM部分をCM開始位置と
CM終了位置で認識し記憶したが、CM部分をCM開始
位置とコントロールパルス数などのCM長で記憶するこ
とができる。この方法によれば、CMの開始位置を検出
し早送りに移行すると同時にCM長をコントロールパル
スによって減算し、所定の値になったところで早送り終
了位置を得ることができる。
【0023】以上説明したように、本実施例によれば番
組を記録中に音声信号や映像信号の特異点の間隔を計測
することや放送モードの違いを検出することによって、
CMと番組との区別をつけ、CMの開始位置や終了位置
情報を記憶することによって、番組を再生中にCM部分
の開始位置および終了位置情報を事前に参照することで
CM部分のみをスキップし、しかも番組部分のはじめか
ら直ちに再生できるようにCM部分終了の直前でスキッ
プを解除することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、テレビ
ジョン番組を録画時にCMと番組とを判別し、CMの開
始位置および終了位置を磁気テープ上の絶対番地で記憶
し、再生時のCMスキップでは、CMの開始位置から高
速早送り状態にし、あらかじめ検出し記憶したCMの終
了位置の手前で高速早送り状態を解除し再生状態にする
ので、番組の冒頭部分から速やかに再生することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる映像記録再生装置の全体構成
図。
【図2】本発明にかかる映像記録再生装置の動作模式
図。
【図3】従来の映像記録再生装置の動作模式図(その
1)。
【図4】従来の映像記録再生装置の動作模式図(その
2)。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 キャプスタン 3 ピンチローラ 4 磁気ヘッド 5 回転シリンダ 6 磁気ヘッド切換スイッチ 7 コントロールパルス用ヘッド 8 磁気テープ駆動モータ 9 映像・音声処理回路 10 CM判別回路 11 マイクロコンピュータ 12 CM情報記憶回路 13 CMスキップon/offスイッチ 14 テープ位置情報読書回路 15 コントロールパルス読書回路 16 テープ駆動回路 17 放送モード判別器 18 アンテナ 19 チューナ
フロントページの続き (72)発明者 木島 正幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 マルチメディアシ ステム開発本部内 (72)発明者 西島 英男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 マルチメディアシ ステム開発本部内 (56)参考文献 特開 平1−307078(JP,A) 特公 平5−40383(JP,B2) 国際公開94/16442(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/087 G11B 27/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに記録されたコマーシャルメ
    ッセージ範囲をスキップ再生可能な再生装置であって、 前記コマーシャルメッセージ範囲を示すコマーシャル
    置情報を記憶する記憶手段と、前記磁気テープのヘリカルトラックに記憶されたテープ
    位置情報を読み出す位置情報読出手段と、 前記磁気テープのコントロールトラックからコントロー
    ルパルスを読み出すコントロールパルス読出手段と、前記磁気テープを駆動する駆動手段と、 前記記憶手段に記憶された前記コマーシャル位置情報と
    前記位置情報読出手段により読み出された前記テープ位
    置情報に基づきスキップ再生を開始し、前記コントロー
    ルパルス読出手段により読み出された前記コントロール
    パルスの数に応じて前記コマーシャルメッセージ範囲の
    終了位置より前に通常再生を開始するように、前記駆動
    手段を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 映像信号あるいは音声信号を磁気テープ
    のヘリカルトラックに記録し、前記ヘリカルトラック
    ら映像信号あるいは音声信号を再生する記録再生手段
    と、 前記映像信号または音声信号からコマーシャルメッセー
    ジ範囲を判別する判別手段と、前記ヘリカルトラックに磁気テープ上の位置を示すテー
    プ位置情報を記録し、再生する位置情報記録再生手段
    と、 前記磁気テープのコントロールトラックに所定の時間間
    隔でコントロールパルスを書き込み、あるいは前記コン
    トロールパルスを読み出すコントロールパルス読書手段
    と、 前記コマーシャルメッセージ範囲を示すコマーシャル
    置情報を記憶する記憶手段と、前記磁気テープを駆動する駆動手段と、 前記記憶手段に記憶された前記コマーシャル位置情報と
    前記位置情報記録再生手段により再生された前記テープ
    位置情報に基づき 前記コマーシャルメッセージ範囲の開
    始位置からスキップ再生を開始し、前記コントロールパ
    ルス読書手段により読み出された前記コントロールパル
    スの数に応じて前記コマーシャルメッセージ範囲の終了
    位置の前にスキップ再生から標準再生への移行を開始す
    るように、前記駆動手段を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 映像信号あるいは音声信号をテープのヘ
    リカルトラックに記録し、前記ヘリカルトラックから映
    像信号あるいは音声信号を再生する記録再生手段と、 前記映像信号または音声信号からコマーシャルメッセー
    ジ範囲を判別する判別手段と、前記ヘリカルトラックにテープ上の位置を示すテープ位
    置情報を記録し、再生する位置情報記録再生手段と、 前記テープのコントロールトラックに所定の時間間隔で
    コントロールパルスを書き込み、あるいは前記コントロ
    ールパルスを読み出すコントロールパルス読書手段と、 前記テープを駆動する駆動手段と、 前記コマーシャルメッセージ範囲を示すコマーシャル
    置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記コマーシャル位置情報と
    前記位置情報記録再生手段により再生された前記テープ
    位置情報に基づき 前記コマーシャルメッセージ範囲の開
    始位置から記録時よりも速いテープ速度で前記テープを
    走行するスキップ再生を開始し、前記コントロールパル
    ス読書手段により読み出された前記コントロールパルス
    の数に応じて前記コマーシャルメッセージ範囲の終了位
    置の前にテープ速度の減速を開始するように、前記駆動
    手段を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段による前記コマーシャルの
    範囲のスキップ再生を許可するか否かを選択する選択手
    段を備えていることを特徴とする請求項2ま たは請求項
    3に記載の記録再生装置。
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JP2007124550A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Toshiba Corp 映像編集装置と方法

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