JP2951474B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JP2951474B2
JP2951474B2 JP4081693A JP8169392A JP2951474B2 JP 2951474 B2 JP2951474 B2 JP 2951474B2 JP 4081693 A JP4081693 A JP 4081693A JP 8169392 A JP8169392 A JP 8169392A JP 2951474 B2 JP2951474 B2 JP 2951474B2
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recording
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tape recorder
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広二 竹林
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像及び音声を連続して
録画すると共に、縮刷版の録画を行えるようにしたビデ
オテープレコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、放送衛星やケーブルテレビ等のメ
ディアが普及し、それに伴いビデオテープレコーダ(以
下VTRという)の使用頻度も増加している。一方、放
送番組をVTRで録画しても、多忙な人にとってはその
番組の内容を全て見る時間がないという問題も生じてい
る。そこで最近では興味のある番組をタイマ録画機能に
よってとりあえず録画し、後で録画した番組を選択的に
鑑賞するという傾向がみられる。
【0003】録画した番組を確認する方法として、以下
の方法があった。 (1)早送り再生(CUE)で録画内容を音声再生のな
い状態で見る。 (2)早送り(FF)と通常の再生動作を繰り返して番
組を断片的に見る。 (3)音声再生も可能な2倍速のモードで番組を再生し
て見る。 (4)コマ撮り機能を有するVTRを用い、番組をコマ
撮り録画して見る。 このコマ撮り機能とは、映像及び音声信号を数フレーム
録画した後停止し、再び数フレーム録画するという動作
を繰り返し、番組を間欠的に記録するタイムプラスビデ
オと呼ばれるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように放送された
番組の内容を短時間に確認する方法として、(1)の早
送り再生方法では、音声信号が再生されないため、収録
された番組を視覚的にしか確認できない。又早送り再生
速度にも限界があり、例えば5倍速で再生すると例えば
1時間の番組を確認する場合でも12分かかり、短時間
で確認できるとは言い難い。
【0005】(2)の早送りと再生動作を繰り返す方法
では、映像及び音声とも正常に再生されるが、繰り返し
の操作が煩わしいという欠点があった。又(3)の2倍
速再生モード等の高速再生機能を備えたVTRを利用す
る方法では、音声も出力され、映像にノイズが生じない
が、画像の動きが速いため、見る人によっては不自然と
感じる。又、2倍速で再生しても例えば1時間の番組を
確認する場合、30分の時間がかかる。(4)のタイム
プラスビデオを用いる方法では、音声が断片的にしか記
録されないため聴覚的に不自然である。このように何れ
の方法を用いても、VTRの使用者が収録した番組内容
を確認するとき、映像と音声が連続して正常な速度で再
生されず、又番組全体を把握するには時間がかかりすぎ
るという問題があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、収録した番組内容を自然な映像
及び音声を用いて、短時間で確認することのできるVT
Rを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は他のビデオテー
プレコーダの信号の録画時間,録画停止時間を設定する
キー入力部と、入力される映像及び音声信号を連続して
記録媒体に記録する信号記録部と、キー入力部からの信
号により録画信号を信号記録部に与えると共に、録画断
続の制御信号を他のビデオテープレコーダに与えるシス
テム制御部と、を具備し、システム制御部は、他のビデ
オテープレコーダで断続的に録画する番組の終了付近で
は、録画時間を長く設定するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、ビデ
オテープレコーダに設けたキー入力部を操作して、他の
ビデオテープレコーダの信号の録画時間,記録停止時間
を設定する。放送番組を受信して録画を開始すると、シ
ステム制御部はキー入力部からの信号により録画信号を
前記信号記録部に与え、映像及び音声信号を連続して記
録媒体に記録する。又これと並行してシステム制御部
は、録画断続の制御信号を他のビデオテープレコーダに
与える。このようにして放送番組を連続記録すると共
に、この映像及び音声信号を他の磁気テープに断続的に
記録することにより縮刷された録画テープが得られる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の一実施例におけるVT
Rの構成を示すブロック図である。本図においてVTR
1は、放送番組の映像及び音声信号を磁気テープに記録
したり、磁気テープに記録された映像及び音声信号を再
生すると共に、他のVTRに縮刷録画をさせるための磁
気記録再生装置である。VTR1には通常のVTRと同
様、磁気テープに連続して映像及び音声信号を記録する
信号記録部2が設けられている。キー入力部3は、通常
のVTRの動作に必要なキー操作を行うと共に、VTR
1が放送番組を受信して録画するとき、その録画信号の
オン,オフ時間を夫々設定し、システム制御部4にその
信号を入力する操作部である。
【0010】システム制御部4はマイクロコンピュータ
とメモリにより構成され、VTR1のシステム制御を行
うと共に、キー入力部3からの信号に基づき、他のVT
Rに対する制御信号を出力するものである。システム制
御部4の出力する制御信号とは、VTR1に接続される
他のVTR6の電源オンオフ信号,録画開始信号,録画
停止信号のことである。VTR6は、通常の磁気記録再
生装置であって、VTR1から出力される制御信号によ
り映像及び音声を断続的に記録する。
【0011】図2は、VTR1からの制御信号、及びV
TR1,6における録画時間と磁気テープの録画長の関
係を示すグラフである。VTR1において、通常の録画
又はタイマ予約録画が開始されると、時刻t0においてシ
ステム制御部4は信号記録部2を録画状態に制御すると
共に、VTR6に対し電源オン信号を出力する。例えば
放送番組を録画する場合、システム制御部4はVTR1
にセットされたカセットの磁気テープを連続走行させ、
信号記録部2により映像及び音声を連続記録する。又、
システム制御部4はVTR6に対し録画開始信号を送出
し、VTR6はVTR1と同じ内容の録画を開始する。
【0012】例えば図2において、時刻t0からVTR1
及びVTR6が放送番組の録画を開始し、例えば30秒
が経過した時刻t1では、実線Bで示すようにシステム制
御部4はVTR6に対し録画停止信号を送出する。一
方、VTR1は実線Aで示すように録画を継続し、例え
ば時刻t1から5分経過した時刻t2において、システム制
御部4は再び録画開始信号をVTR6に与える。以後同
様にして時刻t2からt3までの30秒間録画がなされる。
そして時刻t3に録画停止信号が出力され、5分間録画を
停止する。こうしてキー入力部3により設定された放送
の録画時間だけ、このような動作を継続する。キー入力
部3により設定された録画終了時刻t5になると、システ
ム制御部4はVTR1の信号記録部2に録画停止信号を
送出すると共に、VTR6に対し録画停止信号、次いで
電源オフ信号を送出する。このような録画を行うと、V
TR1の磁気テープは記録長がl 2 となるが、VTR6の
磁気テープは記録長がl 1 となる。
【0013】このような動作により、VTR6にセット
されたカセットの磁気テープに放送番組が間欠的に記録
されると、図3に示すような元の録画内容を縮刷した録
画テープを得ることができる。即ち、VTR1の磁気テ
ープT1に収録された映像及び音声信号のうち、図3に
示す領域a,b,cの部分だけがVTR6の磁気テープ
T6の特定部分にまとめて記録されることになる。この
ように30秒間のサンプリング録画を5分間隔の休止毎
に行っているので、例えば60分の放送番組は、その画
像及び音声の品質が損なわれることなく、6分未満に縮
刷録画されることになる。このように記録された磁気テ
ープT6をVTR1又はVTR6により再生すると、番
組の内容を全体に渡って短時間で確認することができ
る。
【0014】録画開始から録画停止までの間のサンプリ
ング録画時間は、一定値とせず、録画停止時間に近づい
たとき、即ち番組の終了付近のクライマックス部分で増
加させるように設定してもよい。又VTR1が入力する
信号から音声のステレオモードを検出することにより、
コマーシャル(CM)放送を削除する設定行うことが
できる。
【0015】更に、VTR1の磁気テープT1に記録さ
れる際のタイムカウンタの値をVTR6の磁気テープT
6に記録し、磁気テープT6を再生するときにこのタイ
ムカウント値を見ることにより、磁気テープT1に収録
した番組内容から、必要とする部分を効率よく検索する
ようにもできる。
【0016】又システム制御部4から他のVTR6に直
接コードを接続して制御信号を送出することなく、図4
に本発明の第2実施例を示すように、赤外線リモコン信
号等を発信する制御信号送出手段10を用いて非接続で
他のVTR6に電源オン信号,録画開始信号,録画停止
信号,電源オフ信号等の制御信号を送出するようにして
もよい。こうすれば通常のビデオテープレコーダを用い
て特別な信号線を接続することなく、縮刷録画を容易に
行うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、録画した
い番組の映像及び音声信号の録画時間と、録画停止時間
等をキー入力部から設定することにより、他のVTRに
対し、番組内容が縮刷された映像及び音声信号を記録さ
せるようにしている。そのためドラマ番組の予告編に見
られるように、断片的に且つ短時間であっても番組の開
始から終了までのいくつかの場面を正常な速度で映像と
音声とを確認することができる。特にクライマックス部
分のサンプリング時間を長くすることにより、その内容
が容易に認識できる。従って番組内容の概略を短時間で
確認でき、使用者本人にとって全てを鑑賞するに値する
ものかどうかを容易に判断することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるビデオテープレコ
ーダの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のビデオテープレコーダで録画した記
録時間と磁気テープの記録長の関係を示すグラフであ
る。
【図3】本実施例のビデオテープレコーダで録画した磁
気テープの記録状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施例におけるビデオテープレコ
ーダの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,6 VTR 2 信号記録部 3 キー入力部 4 システム制御部 5 出力端子 10 制御信号送出手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他のビデオテープレコーダの信号の録画
    時間,録画停止時間を設定するキー入力部と、 入力される映像及び音声信号を連続して記録媒体に記録
    する信号記録部と、 前記キー入力部からの信号により録画信号を前記信号記
    録部に与えると共に、録画断続の制御信号を他のビデオ
    テープレコーダに与えるシステム制御部と、を具備し、 前記システム制御部は、前記他のビデオテープレコーダ
    で断続的に録画する番組の終了付近では、録画時間を長
    く設定するようにした ことを特徴とするビデオテープレ
    コーダ。
  2. 【請求項2】 前記システム制御部の出力する他のビデ
    オテープレコーダに対する制御信号は、録画開始時に電
    源投入を指令する電源オン信号、所定間隔で交互に送出
    される録画開始信号,録画停止信号、及び録画終了後の
    電源オフ信号を含むものであることを特徴とする請求項
    1記載のビデオテープレコーダ。
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