JP3459618B2 - 簡易封緘段ボール箱 - Google Patents
簡易封緘段ボール箱Info
- Publication number
- JP3459618B2 JP3459618B2 JP2000180035A JP2000180035A JP3459618B2 JP 3459618 B2 JP3459618 B2 JP 3459618B2 JP 2000180035 A JP2000180035 A JP 2000180035A JP 2000180035 A JP2000180035 A JP 2000180035A JP 3459618 B2 JP3459618 B2 JP 3459618B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flap
- cardboard box
- locking piece
- side flap
- protruding portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Cartons (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、フラップの係合
により封緘する簡易封緘段ボール箱に関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来より、キャベツやかぼちゃ等の農産
物を収納する段ボール箱として、図５に示すように、各
一対の端壁５０及び側壁５１の上縁からそれぞれ短い端
フラップ５２及び側フラップ５３を延出し、端フラップ
５２及び側フラップ５３を順次内側に折り曲げて重ね合
わせると、天面に開口部が残存するものが使用されてい
る。この段ボール箱は、端フラップ５２と側フラップ５
３の重合部にボクサでステープル５４を打ち込んで封緘
する。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ボクサは重
くて取扱性が悪いため、農産物を箱詰めする現場では、
ボクサを用いることなく封緘したいという要請がある
が、キャベツ等の大きい玉形の農産物を収納する段ボー
ル箱では、内容物が盛り上がることがあり、一般的な上
方からの差込式ロックを用いることができない。 【０００４】そこで、この発明は、内容物が盛り上がる
場合でも簡単に封緘できる段ボール箱を提供しようとす
るものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、各一対の端壁及び側壁から端フラップ
及び側フラップをそれぞれ延出し、端フラップに側フラ
ップを重ね合わせると、天面に開口部が残存する段ボー
ル箱において、端フラップを切り込んで両側に突出部を
有する係止片を形成し、係止片を撓ませつつ引き上げる
と、突出部が側フラップに乗り上げて端フラップと側フ
ラップの閉止状態が維持されるようにしたのである。 【０００６】このように構成すると、封緘に器具を用い
る必要がなく、係止片の突出部で側フラップが押さえら
れるので、内容物が盛り上がっていても封緘できる。 【０００７】 【発明の実施の形態】この発明に係る段ボール箱のブラ
ンクを図１に示す。このブランクでは、各一対の端壁１
及び側壁２が交互に連設され、一方の側壁２の外縁には
継代片３が連設されている。端壁１及び側壁２の下縁に
は長い端フラップ４及び側フラップ５がそれぞれ連設さ
れ、端壁１及び側壁２の上縁には短い端フラップ６及び
側フラップ７がそれぞれ連設されている。 【０００８】各端フラップ６には、両側に突出部８を有
する係止片９が切り込みにより形成され、係止片９に
は、撓みを容易にする罫線１０が設けられている。 【０００９】このようなブランクを組み立てるには、図
２に示すように、各一対の端壁１及び側壁２を折り曲
げ、継代片３を反対側の端壁１に貼着して周壁をなし、
端フラップ４及び側フラップ５を順次内側に折り曲げて
貼り合わせ、底面を閉止する。 【００１０】そして、内容物を収納した後、端フラップ
６及び側フラップ７を順次内側に折り曲げて重ね合わせ
ると、箱の天面には開口部が残存する。 【００１１】この状態で、係止片９を罫線１０沿いに撓
ませつつ引き上げると、図３及び図４に示すように、突
出部８が側フラップ７に乗り上げて端フラップ６と側フ
ラップ７の閉止状態が維持される。 【００１２】このように、上記段ボール箱は、ボクサ等
の器具を用いることなく、手作業で簡単に封緘できる。 【００１３】また、係止片９の突出部８で側フラップ７
が押さえられるので、内容物が盛り上がっていても封緘
することができ、係止片９で農産物を傷つけることもな
い。 【００１４】さらに、開封するには、側フラップ７を突
出部８の係合が外れるまで起こせばよく、このとき、ス
テープルが飛び跳ねたりする危険性もない。 【００１５】そのほか、段ボールの使用量も従来のもの
と同じであり、従来と同様のフレキソグルアによる１パ
ス加工で製造でき、抜き型も部分型を追加するだけでよ
く、加工コストがかかることもない。 【００１６】 【発明の効果】以上のように、この発明に係る段ボール
箱は、端フラップを切り込んで形成した係止片を引き上
げると、その突出部が側フラップを押さえて、端フラッ
プと側フラップの閉止状態が維持されるようにしたの
で、手作業で簡単に封緘でき、また、内容物が盛り上が
っていても封緘できる。
により封緘する簡易封緘段ボール箱に関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来より、キャベツやかぼちゃ等の農産
物を収納する段ボール箱として、図５に示すように、各
一対の端壁５０及び側壁５１の上縁からそれぞれ短い端
フラップ５２及び側フラップ５３を延出し、端フラップ
５２及び側フラップ５３を順次内側に折り曲げて重ね合
わせると、天面に開口部が残存するものが使用されてい
る。この段ボール箱は、端フラップ５２と側フラップ５
３の重合部にボクサでステープル５４を打ち込んで封緘
する。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ボクサは重
くて取扱性が悪いため、農産物を箱詰めする現場では、
ボクサを用いることなく封緘したいという要請がある
が、キャベツ等の大きい玉形の農産物を収納する段ボー
ル箱では、内容物が盛り上がることがあり、一般的な上
方からの差込式ロックを用いることができない。 【０００４】そこで、この発明は、内容物が盛り上がる
場合でも簡単に封緘できる段ボール箱を提供しようとす
るものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、各一対の端壁及び側壁から端フラップ
及び側フラップをそれぞれ延出し、端フラップに側フラ
ップを重ね合わせると、天面に開口部が残存する段ボー
ル箱において、端フラップを切り込んで両側に突出部を
有する係止片を形成し、係止片を撓ませつつ引き上げる
と、突出部が側フラップに乗り上げて端フラップと側フ
ラップの閉止状態が維持されるようにしたのである。 【０００６】このように構成すると、封緘に器具を用い
る必要がなく、係止片の突出部で側フラップが押さえら
れるので、内容物が盛り上がっていても封緘できる。 【０００７】 【発明の実施の形態】この発明に係る段ボール箱のブラ
ンクを図１に示す。このブランクでは、各一対の端壁１
及び側壁２が交互に連設され、一方の側壁２の外縁には
継代片３が連設されている。端壁１及び側壁２の下縁に
は長い端フラップ４及び側フラップ５がそれぞれ連設さ
れ、端壁１及び側壁２の上縁には短い端フラップ６及び
側フラップ７がそれぞれ連設されている。 【０００８】各端フラップ６には、両側に突出部８を有
する係止片９が切り込みにより形成され、係止片９に
は、撓みを容易にする罫線１０が設けられている。 【０００９】このようなブランクを組み立てるには、図
２に示すように、各一対の端壁１及び側壁２を折り曲
げ、継代片３を反対側の端壁１に貼着して周壁をなし、
端フラップ４及び側フラップ５を順次内側に折り曲げて
貼り合わせ、底面を閉止する。 【００１０】そして、内容物を収納した後、端フラップ
６及び側フラップ７を順次内側に折り曲げて重ね合わせ
ると、箱の天面には開口部が残存する。 【００１１】この状態で、係止片９を罫線１０沿いに撓
ませつつ引き上げると、図３及び図４に示すように、突
出部８が側フラップ７に乗り上げて端フラップ６と側フ
ラップ７の閉止状態が維持される。 【００１２】このように、上記段ボール箱は、ボクサ等
の器具を用いることなく、手作業で簡単に封緘できる。 【００１３】また、係止片９の突出部８で側フラップ７
が押さえられるので、内容物が盛り上がっていても封緘
することができ、係止片９で農産物を傷つけることもな
い。 【００１４】さらに、開封するには、側フラップ７を突
出部８の係合が外れるまで起こせばよく、このとき、ス
テープルが飛び跳ねたりする危険性もない。 【００１５】そのほか、段ボールの使用量も従来のもの
と同じであり、従来と同様のフレキソグルアによる１パ
ス加工で製造でき、抜き型も部分型を追加するだけでよ
く、加工コストがかかることもない。 【００１６】 【発明の効果】以上のように、この発明に係る段ボール
箱は、端フラップを切り込んで形成した係止片を引き上
げると、その突出部が側フラップを押さえて、端フラッ
プと側フラップの閉止状態が維持されるようにしたの
で、手作業で簡単に封緘でき、また、内容物が盛り上が
っていても封緘できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係る段ボール箱のブランクを示す図
【図２】同上の封緘過程を示す斜視図
【図３】同上の封緘状態を示す斜視図
【図４】同上の縦断側面図
【図５】従来の段ボール箱の封緘状態を示す斜視図
【符号の説明】
１ 端壁
２ 側壁
６ 端フラップ
７ 側フラップ
８ 突出部
９ 係止片
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65D 5/10
B65D 85/34
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 各一対の狭幅面をなす端壁１及び広幅面
をなす側壁２から端フラップ６及び側フラップ７をそれ
ぞれ延出し、端フラップ６に側フラップ７を重ね合わせ
ると、天面に開口部が残存する段ボール箱において、端
フラップ６を切り込んで両側に突出部８を有する係止片
９を形成し、係止片９に中央部の縦線と菱状の斜線とか
ら成る罫線１０を入れ、係止片９の両側から先端中央部
へ向かう罫線１０の斜線は２条とし、端フラップ６及び
側フラップ７を順次内側へ折り曲げ、係止片９をその罫
線１０沿いに撓ませつつ引き上げると、突出部８が側フ
ラップ７に乗り上げて端フラップ６と側フラップ７の閉
止状態が維持されるようにしたことを特徴とする簡易封
緘段ボール箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000180035A JP3459618B2 (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 簡易封緘段ボール箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000180035A JP3459618B2 (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 簡易封緘段ボール箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002002665A JP2002002665A (ja) | 2002-01-09 |
| JP3459618B2 true JP3459618B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=18681203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000180035A Expired - Fee Related JP3459618B2 (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 簡易封緘段ボール箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3459618B2 (ja) |
-
2000
- 2000-06-15 JP JP2000180035A patent/JP3459618B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002002665A (ja) | 2002-01-09 |
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