JP3457915B2 - 一体型空気調和機の外郭構造 - Google Patents

一体型空気調和機の外郭構造

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内側装置と室外側装
置とが単一ユニットに構成された一体型空気調和機に係
り、特に、その内部構造集合体を被覆する外郭構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の一体型空気調和機は前面が室内
に臨み、後部が室外に突出するように建物の窓等を貫通
する状態で設置されるものである。図8は従来例の一体
型空気調和機の外観を、また図9は該空気調和機の本体
を各構成部分毎に分解して示している。これらの図に示
された一体型空気調和機の本体は、基板1、基板1上に
設置された内部構造集合体2、基板1及び内部構造集合
体2を被覆する外箱3、外箱3の前面を覆う前面パネル
4とにより構成されている。
【0003】図10は基板1及び内部構造集合体2を示
している。この図に示すように、前記基板1上には中壁
5が立設され、該中壁5の介在によって室内側通風経路
6と室外側通風経路7とが区分されており、このうち室
外側通風経路7の背面側には室外側熱交換器8が配設さ
れている。一方、中壁5には該中壁5に対して回転軸が
垂直となるようにファンモータ9が取り付けられてお
り、このファンモータ9の回転軸の一端に装着されたプ
ロペラファン10によって起風された風流が室外側熱交
換器8に吹き付けられるようになっている。
【0004】また、図9に示すように、プロペラファン
10で発生する風流がより効率的に室外側熱交換器8に
吹き付けられるように、室外側通風経路6にはプロペラ
ファン10を囲うようにして導風板11が配設されてい
る。12は圧縮機であって、振動を緩和する防振ゴム1
3を介して基板1上に取り付けられており、室外側熱交
換器8と共に冷凍サイクルを構成している。
【0005】図11は室内側通風経路6の横断面を示し
ている。この図に示すように、室内側通風経路6におけ
る基板1上には、露受皿(図示せず)が設けられてお
り、この露受皿の上方に室内側熱交換器14が前面パネ
ル4の吸込部4aに面するように配設されている。ま
た、室内側熱交換器14の後方にはシロッコファン15
が設けられている。
【0006】このシロッコファン15はファンモータ9
の回転軸の他端に装着されており、周囲をケーシング1
6により囲繞されているとともに、室内側熱交換器14
とはオリフィス17を介して対面している。前記ケーシ
ング16は室内側熱交換器14の側方部分を経て、前面
パネル4に開口する吹出口18(図9参照)に連通して
おり、その吹出口18と近接対向した前端出口部には図
9に示すように、風流を左右方向に偏向する縦ルーバー
19が設けられ、また、前面パネル4の吹出口18には
風流を上下方向に偏向する横ルーバー20が設けられて
いる。
【0007】上記室内側通風経路6においては、シロッ
コファン15が駆動することにより、室内空気が前面パ
ネル4の吸込部4aから吸引され、室内側熱交換器14
で冷却され、オリフィス17を経てケーシング16内に
導風される。この冷却風はケーシング16に導かれ、縦
横のルーバー19、20により適宜風向きを偏向されて
吹出口12から室内へ吹き出される。
【0008】次に、このように構成された一体型空気調
和機における外郭構造について説明すると、図9に示す
ように、外箱3は直方体形状を呈し、その側面後方部分
等に通気孔21が形成されている。また、該外箱上下両
面の前縁部にはそれぞれ別部品として準備されたアング
ル状窓枠取付部材22、23が固着されており、これら
の窓枠取付部材22、23を窓枠に取り付けることによ
り、建物の窓等に嵌め込まれた状態で固定されるように
構成されている。
【0009】さらに、外箱3の前面開口部上下内面には
それぞれ別部品として準備された外装連結板24が固着
されており、該外装連結板24により前面パネル4を固
定することにより、外箱3の前面開口部が該前面パネル
4に被覆されるようになっている。
【0010】ところで従来では、外箱3はその本体及び
これに付随する部材のいずれもが、板金を所要形状、寸
法に成形した後、必要箇所に溶接を施し、さらに種々の
表面処理等を経て完成されるものであった。即ち、外箱
3を作製するに際し、まず金属平板を展開形状に打ち抜
き成形する。このとき、同時に通気孔21も所定部位に
打ち抜き成形される。
【0011】次いで、展開形状の板金に曲げ加工を施し
て立体化した上で、別に準備された板金成形部品である
窓枠取付部材22、23を本体前縁部の2個所にスポッ
ト溶接により固着し、同様に外装連結板24をスポット
溶接により固着することにより、外箱3の原形が完成さ
れる。この後、外箱3の原形品を洗浄した後、塗装を施
し、さらに塗装面を乾燥させることにより、製品として
完成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、外箱3の成形、加工として上述したよう
に、型抜き工程、曲げ工程、各種部材の溶接工程、さら
には洗浄工程、塗装工程、乾燥工程が最低限必要であ
り、加工経路が極めて複雑である上に、広範な生産設備
が必要となる。また、窓枠取付部材22、23等の別部
品及びその取付工程も必要になるため、相当なコスト高
を招くという問題点があった。 本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解決するためになされたもので、外箱
を板金成形品から樹脂成形品に変更することにより、部
品点数及び加工工程の削減を図り、大幅な製造コストダ
ウンが可能な一体型空気調和機の外郭構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、内部構造集合体を被覆する外箱を備えた一
体型空気調和機の外郭構造において、前記外箱は樹脂射
出成形品により形成されているとともに、外箱成形用金
型の抜き順方向に沿って階段状に金型境界面が設定さ
れ、さらに前記金型境界面上に通気孔形成部が設けられ
ていることを特徴とする一体型空気調和機の外郭構造で
ある。
【0014】又、本発明は外箱の通気孔周辺部において
該外箱表面側でない個所に、金型抜き順方向に成形可能
な補強リブが設けられている一体型空気調和機の外郭構
造である。
【0015】更に、外箱の両側面上端寄り部にそれぞ
れ、金型抜き順方向に成形可能で、且つ、前記各側面の
内方に凹入する形状の把手部が設けられている一体型空
気調和機の外郭構造である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。なお、本実施形態における空
気調和機の基本構成及び動作は、図8〜図11に示した
従来の技術とほぼ同等であるので、重複を避けるために
その説明を省略する。また、以下に示す実施の形態にお
いて、前記図8〜図11の構成と共通する部分には共通
の符号を付すこととする。
【0017】図1〜図4は本実施形態における空気調和
機の外郭構造の主要部であり、内部構造集合体2を被覆
する外箱3を示しており、図1は正面を、図2は平面
を、図3は背面を、図4は右側面をそれぞれ示してい
る。これらの図に示す外箱3は前面が開放した疑似直方
体形状を呈する外箱本体3aの前端部に、該外箱本体3
aの外壁の厚み分だけ寸法の大きい窓枠取付部3bを一
体に形成してなるもので、全体が単一の樹脂射出成形品
により形成されている。
【0018】外箱3の上面25及び左右両側面26に
は、それぞれ前方から後方に向かって順次左右両側面間
寸法及び上下面間寸法が段階的に狭くなる形で2個所に
段差が形成されており、これによって各面25、26は
都合3段の階段状に形成されている。そして、図2のA
−A断面を示す図5から明らかなように、中段部と後段
部にはそれぞれ複数のスリット状孔が並列状に形成され
てなる通気孔27、28が配設されている。
【0019】前記外箱3の上面25及び左右両側面26
は外箱成形用金型の3段の金型境界面25a、26aに
対応している。従って、該成形用金型においては、金型
境界面25a、26aはそれぞれ該金型の抜き順方向に
沿って3段に設定されており、該金型境界面上に通気孔
27、28の形成部が配設されるものである。
【0020】上記構成について、従来の板金成形品から
なる外箱に代えて該外箱を単に樹脂射出成形品により構
成することが考えられるが、従来方式によると、通気孔
形成部は金型抜き順方向に対して直交する方向に抜くス
ライドコア方式の金型が用いられることになる。しかし
ながら、該スライドコア方式によると、金型自体の規模
が大型化し、これに伴う製造時のトラブルが多く発生す
ることを避けられないため、必然的にコスト高を招くこ
とになる。
【0021】これに対し本実施形態では、外箱3の各通
気孔27、28の形成部に金型抜き順方向に沿って金型
境界面25a、26aを設定したことにより、金型規模
の縮小が可能になり、これに伴って金型コストが安価な
ものとなるため、外箱3の単価を大幅に削減でき、しか
も生産トラブルも解消される。
【0022】また、外箱3の強度面を補強する目的から
図6に拡大して示すように、該外箱3の通気孔27、2
8の周辺部において複数の補強リブ29を外箱表面から
隠蔽された個所に、すなわち外郭表面側でない個所に設
けている。各補強リブ29はいずれも金型抜き順方向に
成形可能なものとしてあり、具体的には上面25の通気
孔27を構成する各スリット孔間の上壁背面に沿って下
方に突出する状態で、ほぼ前後方向に亙って形成されて
いる。
【0023】さらに、図4のC−C断面を示す図7から
明らかなように、外箱両側面26の上端寄り部には、そ
れぞれ各側面26の内方に凹入する形状の把手部30が
形成されている。各把手部30は前記補強リブ29と同
様に金型抜き順方向に成形可能なものとしてある。具体
的には該把手部30は断面台形状で後方に向かって次第
に拡開する凹溝を外箱本体3aの前後長さ方向に亙って
形成したものであり、外箱と一体に成形されているた
め、形状的に別部品になる従来の把手を廃止することが
でき、製造コストダウンに寄与するものである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、外箱を従来の板金成形
品から樹脂射出成形品に変更するとともに、金型の抜き
順方向に沿って階段状に金型境界面を設定し、この金型
境界面に通気孔形成部を設けたことにより、従来のス
ライドコアを廃止して金型規模を縮小でき、これによっ
て金型コスト及び外箱の単価の大幅な削減が実現すると
ともに、スライドコアを用いることによる生産トラブ
、即ち、スライドコアを用いることによる金型の複雑
化、スライドコア自体の破損(スライドコアは破損しや
すい)、スライドコアのスライド動きが悪くなるスライ
ド動作不良等を確実に解消することができる。
【0025】更に、通気孔周辺に金型抜き順方向に形成
可能な補強リブを外箱表面側でない個所に設けたことに
より、概観上に支障なく外箱の強度アップを図ることが
可能になる。
【0026】また、各側面の内方に凹入する形状の把手
部を金型抜き順方向に形成可能としたことにより、従来
の把手としての別部品を準備する必要がなく、部品削減
及びコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る体型空気調和機における外箱
を示す正面図である。
【図2】 本発明に係る体型空気調和機における外箱
を示す平面図である。
【図3】 本発明に係る体型空気調和機における外箱
を示す背面図である。
【図4】 本発明に係る体型空気調和機における外箱
を示す右側面図である。
【図5】 図2における切断線A−Aに沿う要部断面
図である。
【図6】 図5におけるB部拡大図である。
【図7】 図4における切断線C−Cに沿う要部断面
図である。
【図8】 従来の一体型空気調和機の一例を示す斜視図
である。
【図9】 従来の一体型空気調和機の分解斜視図であ
る。
【図10】 内部構造集合体の要部斜視図である。
【図11】 内部構造集合体の要部横断平面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 内部構造集合体 3 外箱 3a 外箱本体 4 前面パネル 4a 吸込部 5 中壁 6 室内側通風経路 7 室外側通風経路 8 室外側熱交換器 9 ファンモータ 10 プロペラファン 11 導風板 12 圧縮機 13 防振ゴム 14 室内側熱交換器 15 シロッコファン 16 ケーシング 17 オリフィス 18 吹出口 19 縦ルーバー 20 横ルーバー 21 通気孔 22 アングル状窓枠取付部材 23 アングル状窓枠取付部材 24 外装連結板 25 (外箱の)上面 25a 金型境界面 26 外箱側面 26a 金型境界面 27 通気孔 28 通気孔 29 補強リブ 30 把手部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−221741(JP,A) 特開 平3−110328(JP,A) 実開 平2−137631(JP,U) 実開 昭60−113428(JP,U) 実開 昭59−36427(JP,U) 実開 昭49−126360(JP,U) 実開 昭52−158562(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部構造集合体を被覆する外箱を備えた
    一体型空気調和機の外郭構造において、前記外箱は樹脂
    射出成形品により形成されているとともに、外箱成形用
    金型の抜き順方向に沿って階段状に金型境界面が設定さ
    れ、さらに前記金型境界面上に通気孔形成部が設けられ
    ていることを特徴とする一体型空気調和機の外郭構造。
  2. 【請求項2】 外箱の通気孔周辺部において該外箱表面
    側でない個所に、金型抜き順方向に成形可能な補強リブ
    が設けられている請求項1の一体型空気調和機の外郭構
    造。
  3. 【請求項3】 外箱の両側面上端寄り部にそれぞれ、金
    型抜き順方向に成形可能で、且つ、前記各側面の内方に
    凹入する形状の把手部が設けられている請求項1の一体
    型空気調和機の外郭構造。
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