JP6868451B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関し、特に空気調和機の吹き出し口の周囲の構造に関する。
空気調和機の室内機には、ファンからの風を吹き出す吹き出し口が設けられている。そして、たとえば特開平9−68344号公報(特許文献1)には、空気調和機のルーバが開示されている。室内に設置する空気調和機の空気の吹き出し口に取り付けるルーバであって、空気調和機からの空気を通すために並列に配置した帯板長尺状の羽板を備え、その羽板は、羽板本体と、その長手方向に貫通する羽板貫通孔と、その羽板貫通孔の内周面に固着して羽板本体と一体化する線部材とを備え、その線部材は、羽板本体の変形を抑制するために羽板本体より大きな引張り強さを有し、かつ羽板本体より小さな熱膨張率を有するものから形成されている。
特開平9−68344号公報
しかしながら、吹き出し口の近傍に長い部材を配置する場合、当該部材の熱膨張によって吹き出し口の周囲の部材に強い力がかかってしまう可能性がある。本発明では、熱膨張によって生じる吹き出し口の周囲の部材に対する力を低減することを目的とする。
本発明の一局面にかかる空気調和機は、吹き出し口の周囲を構成する第1の部材と、吹き出し口の上面の少なくとも一部を構成し、第1の部材に対して左右方向にアソビを有して取り付けられる第2の部材と、を備える。
本発明の一局面にかかる空気調和機によれば、熱膨張によって生じる吹き出し口の周囲の部材に対する力を低減することができる。
第1の実施の形態にかかる空気調和機の室内機1の外観構成を示す図面である。 第1の実施の形態にかかるフラップ15を開けた状態を示す空気調和機の室内機1を示す図面である。 第1の実施の形態にかかる室内機1の下部を構成するドレンパン100とドレンパン100に取り付けられる上パネル200とを示す下方斜視図である。 第1の実施の形態にかかる上パネル200を取り外した状態のドレンパン100を示す正面図である。 第1の実施の形態にかかるドレンパン100から取り外された状態の上パネル200を示す正面図である。 第1の実施の形態にかかる左右風向ユニット50を取り外した状態を示すドレンパン100の正面図である。 第1の実施の形態にかかる上パネル200をドレンパン100に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の右半分を示す一部断面正面図である。 第1の実施の形態にかかる上パネル200をドレンパン100に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の右部を示す拡大断面図である。 第1の実施の形態にかかる段付きビス300の断面図である。 第1の実施の形態にかかる上パネル200をドレンパン100に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の左部を示す拡大断面図である。 第2の実施の形態にかかる上パネル200をドレンパン100に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の右部を示す拡大断面図である。 第3の実施の形態にかかる上パネル200をドレンパン100に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の右半分を示す一部断面正面図である。 第3の実施の形態にかかる上パネル200をドレンパン100に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の右部を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
<空気調和機の全体構成>
先ず、本実施の形態にかかる空気調和機の構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる空気調和機の室内機1の外観構成を示す図面である。図2には、フラップ15を開けた状態を示す空気調和機の室内機1を示す図面である。
本実施の形態にかかる空気調和機は、セパレート式の空気調和機であって、主として、室内機1と室外機(図示せず)とから構成されている。室外機には、圧縮機、室外側熱交換器、四方弁、膨張弁などが備えられている。これらと室内機1側に備えられた室内側熱交換器とによって冷凍サイクルが構成される。なお、室外機には室外ファンが搭載され、室内機1には室内ファンが搭載される。
室内機1の筐体10は略直方体状の樹脂成形品である。筐体10は、主として、前面パネル11、本体パネル12、背面パネル13、およびフラップ15で構成されている。
なお、説明の便宜上、以下では、前面パネル11が配置されている側を室内機1の前面側(または前方側)とし、背面パネル13が配置されている側を室内機1の背面側(または後方側)とする。そして、室内機1の前面側から背面側、または背面側から前面側へ向かう方向のことを、前後方向という。また、室内機1の通常の設置状態において、上方から下方または下方から上方へ向かう方向のことを、上下方向または鉛直方向という。また、この上下方向と交差または直交する方向のことを、水平方向または左右方向という。また、前面パネル11を正面から見た状態で、右側に位置する室内機1の側面を右側面とし、左側に位置する室内機1の側面を左側面とする。
本体パネル12の下部には、熱交換後の空気を送出する吹き出し口16が設けられている。そして、吹き出し口16にフラップ15が開閉可能に設けられている。フラップ15には、後述する駆動モータが連結されている。駆動モータは、電気配線を介しての電装基板(図示せず)に通信接続されており、空気調和機の運転中、電装基板に設けられた制御部からの制御信号に従ってフラップ15の回転角度を調節する。
例えば、冷房運転時には、制御部は、フラップ15を開け、フラップ15が冷風を斜め上方向に導き、冷風が天井に沿って吹き出すように、フラップ15の回動角度を調節する。また、暖房運転時には、制御部はフラップ15を開け、フラップ15が前方に向かって吹き出される温風を押さえ込み、温風を床面方向に導くように、フラップ15の回動角度を調節する。なお、冷房運転の初期時には、冷風が床面方向に吹き出されるようにフラップ15の回動角度を調節し、急速冷房を行ってもよい。また、フラップ15は、運転停止時には閉状態となって、吹き出し口16を閉じる。
本実施の形態においては、吹き出し口16には、さらに上下風向板21および複数の左右風向板51,51・・・が備えられている。上下風向板21は、吹き出し口16から吹き出す風(気体)の向きを上下に変更(偏向)する。上下風向板21は、上下風向ルーバとも呼ばれる。左右風向板51,51・・・は、吹き出し口16から吹き出す風(気体)の向きを左右に変更(偏向)する。左右風向板51,51・・・は、左右風向ルーバとも呼ばれる。
上下風向板21は、後述する駆動モータと接続されている。駆動モータは、電気配線を介しての電装基板(図示せず)に通信接続されており、空気調和機の運転中、電装基板に設けられた制御部からの制御信号に従って上下風向板21の上下方向の角度を調節する。
<吹き出し口16周囲の構成>
次に、図3を参照して、室内機1の吹き出し口16周囲の構造物について説明する。なお、図3は、室内機1の下部を構成するドレンパン100とドレンパン100に取り付けられる上パネル200とを示す下方斜視図である。
ドレンパン100は、ケーシング101や、フラップ用のモータ110L,110Rや、当該モータ110L,110Rのための電装基板などから構成される。ケーシング101には、熱交換後を吹き出すための吹き出し口16や、上パネル200が嵌め込まれる開口部17などが形成されている。
また、ケーシング101の吹き出し口16の前端部を形成する位置にはフラップ15が取り付けられる。より詳細には、ドレンパン100のケーシング101の左右方向の中間部に取り付けられる中央フレーム120の凹部122にフラップ15の後端部の中間部分が回動可能に引っかけられ、フラップ15の後端部の右端部と左端部とが駆動モータ110L,110Rによって回動される軸111L,111Rに取り付けられる。
ドレンパン100には上パネル200が取り付けられる。より詳細には、上パネル200は、ドレンパン100の開口部17に嵌め込まれる。上パネル200には、上下風向板21が取り付けられる。上下風向板21の後端部は、上パネル200の前端部の取り付け部材205,205に枢支される。上下風向板21の後端部の左端部は、駆動モータ210によって回動される軸に取り付けられる。なお、上パネル200を取り外した状態のドレンパン100を示すのが図4である。そして、ドレンパン100から取り外された状態の上パネル200を示すのが図5である。
なお、本実施の形態にかかる上パネル200には、ユニット装着部202が形成されている。ユニット装着部202には、図7に示すように、イオン発生器500などが取り付けられる。
図3と図4に戻って、ドレンパン100には、左右風向ユニット50がユーザによって着脱可能に取り付けられる。左右風向ユニット50は、上述した複数の左右風向板51,51・・・と、複数の左右風向板51,51・・・を連結するための連結フレーム52と、複数の左右風向板51,51・・・を左右方向に回動可能に枢支するベース部53とから構成される。ユーザは、ベース部53のロック55L,55Rをスライドしてドレンパン100への左右風向ユニット50の固定を解除することによって、左右風向ユニット50をドレンパン100から取り外すことができる。なお、左右風向ユニット50を取り外した状態を示すドレンパン100の正面図が図6である。
<上パネル200をドレンパン100へ取り付けるための構成>
次に、図7および図8を参照して、上パネル200のケーシング201の右部をドレンパン100のケーシング101の右部に取り付けるための構成について説明する。図7は、上パネル200のケーシング201の右部をドレンパン100のケーシング101の右部に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の右半分を示す一部断面正面図である。図8は、上パネル200のケーシング201の右部をドレンパン100のケーシング101の右部に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の右部を示す拡大断面図である。
図7を参照して、ドレンパン100のケーシング101のうちの、吹き出し口16の上方のフレームの左右中央部には、すなわち開口部17の下方のフレームの左右中央には、位置決め部としての凸部101Xが形成されている。また、図8を参照して、ケーシング101の右部には、左右方向の軸に対して垂直な右壁101Rが形成される。右壁101Rからは右方に向けてボス部102が形成される。ボス部102の内側にはネジ溝102Aが形成されている。また、右壁101Rには、吹き出し口16の内側に向けてカバー部105Rが形成されている。カバー部105Rは、正面断面視において三角形に形成されている。なお、カバー部105Rは、ケーシング101に一体的に成型されてもよいし、ケーシング101とは別の部材であってもよい。
一方、図7を参照して、上パネル200のケーシング201の下部の左右中央部、すなわちドレンパン100の凸部101Xに対向する位置に位置決め部としての凹部201Xが形成されている。また、図8を参照して、上パネル200のケーシング201の右部には前方に向けてリブ201Aが形成されている。リブ201Aには、貫通孔201AAが形成されている。
このように構成されているので、本実施の形態にかかる室内機1は、製造時に、上パネル200のケーシング201とドレンパン100のケーシング101との位置を合わせて、すなわちドレンパン100の凸部101Xを上パネル200の凹部201Xに嵌めこんだ状態で、右側用の段付きビス300Rを右から左へ向けて貫通孔201AAに通してから、ボス部102にネジ止めする。
特に、本実施の形態においては、図9に示すように、段付きビス300Rは、ネジ部310と胴部320と頭部330とから構成される。胴部320は、ネジ部310よりも径が大きい。頭部330は、胴部320よりも径が大きい。そして胴部320の長さは、リブ201Aの厚みよりAmmだけ大きいため、リブ201Aは、胴部320に沿って左右方向にスライドすることが可能である。すなわち、上パネル200のケーシング201の右部が、ドレンパン100のケーシング101に対して、アソビを有して取り付けられる。これによって、吹き出し口16近傍の上パネル200が、吹き出し口16から吹き出す温風によって左右方向に膨張しても、リブ201Aが段付きビス300Rの周りをスライドできるため、ケーシング201,101にかかる力を低減することができる。
本実施の形態においてはさらに、ドレンパン100のケーシング101と、上パネル200のケーシング201とは、常温において、吹き出し口16に面する箇所において、両者の間にBmmの左右方向の隙間が生じるように設計されている。これによって、吹き出し口16近傍の上パネル200が、吹き出す温風によって左右方向に膨張しても、ケーシング201,101にかかる力を低減することができる。
そして、当該隙間を覆うためのカバー部105Rがドレンパン100のケーシング101の右壁101Rに形成される。これによって、吹き出し口16近傍の上パネル200が、吹き出し口16から吹き出す冷風によって左右方向に伸縮しても、ケーシング201,101同士の隙間から逃げる空気の量を低減することができる。なお、カバー部105Rが、正面断面視において三角形に形成されているため、すなわち、吹き出し口16の右上端部が、右壁101Rからケーシング201まで、単なる直角よりも滑らかに構成されているため、静圧を低下させることも可能である。
より詳細には、本実施の形態においては、常温において、ドレンパン100のケーシング101と上パネル200のケーシング201との間の隙間Bmmは、胴部320の長さとリブ201Aの厚みとの差Ammよりも大きく構成されている。これによって、上パネル200のケーシング201の吹き出し口16の上面の部分がドレンパン100のケーシング101の右壁101Rにぶつかる前に、上パネル200のケーシング201のリブ201Aが右用の段付きビス300Rの頭部330の座面331にぶつかり、リブ201Aの周囲で応力を吸収することができる。
具体的には、常温において、リブ201Aはボス部102に接するように設計され、リブ201Aの右端から段付きビス300Rの頭部330までの距離Ammは1〜2mm程度であることが好ましい。そして、常温において、上パネル200のケーシング201の吹き出し口16の上面の部分とドレンパン100のケーシング101の右壁101Rとの隙間Bmmが、Ammよりも0.5mm〜1mm大きいことが好ましい。
次に、図10を参照して、上パネル200のケーシング201の左部をドレンパン100のケーシング101の左部に取り付けるための構成について説明する。図10は、上パネル200のケーシング201の左部をドレンパン100のケーシング101の左部に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の左部を示す拡大断面図である。
上パネル200のケーシング201には、左部に幅広部201Yが形成される。当該幅広部201Yには左から右に向けてネジ穴201Zが形成される。一方、ドレンパン100のケーシング101には、左部に左壁101Lが形成されて、当該左壁101Lには貫通孔101LAが形成されている。また、当該左壁101Lには右方向に向けてカバー部105Lが形成されている。カバー部105Lは、正面断面視において三角形に形成されている。なお、カバー部105Lは、ケーシング101に一体的に成型されてもよいし、ケーシング101とは別の部材であってもよい。
そして、製造時において、上パネル200のケーシング201とドレンパン100のケーシング101との位置を合わせて、すなわちドレンパン100の凸部101Xを上パネル200の凹部201Xに嵌めこんだ状態で、左用の段付きビス300Lを左から右へ向けてドレンパン100の貫通孔101LAに通してから、上パネル200のネジ穴201Zにネジ止めする。
特に、本実施の形態においては、段付きビス300Lの胴部320の長さの方がドレンパン100の左壁101Lの厚みよりも大きいため、左壁101Lが段付きビス300Lに対して左右方向にスライドすることが可能である。すなわち、上パネル200のケーシング201の左部が、段付きビス300Lとともに、ドレンパン100のケーシング101の左壁101Lに対して、アソビを有して取り付けられる。これによって、吹き出し口16近傍の上パネル200が、吹き出し口16から吹き出す温風によって左右方向に膨張しても、段付きビス300Lと上パネル200の左部とがドレンパン100の貫通孔101LAに沿って左右方向にスライドするため、ケーシング201,101にかかる力を低減することができる。
つまり、ドレンパン100のケーシング101と上パネル200のケーシング201とは、常温において、両者の間にCmmの隙間が生じるように設計されている。これによって、吹き出し口16近傍の上パネル200が、吹き出す温風によって左右方向に膨張しても、ケーシング201,101にかかる力を低減することができる。
具体的には、常温において、左壁101Lの左端部が段付きビス300Lの頭部330に接するように設計され、幅広部201Yの左端と左壁101Lの右端部との距離Cmmは常温において1〜2mm程度であることが好ましい。
そして上述したように、当該隙間を覆うためのカバー部105Lが、ドレンパン100の左壁101Lから吹き出し口16に向けて形成される。これによって、吹き出す冷風によって上パネル200が左右方向に伸縮しても、ケーシング201,101同士の隙間から逃げる空気の量を低減することができる。なお、カバー部105Lが、正面断面視において三角形に形成されているため、すなわち、吹き出し口16の左上端部が、左壁101Lからケーシング201まで、単なる直角よりも滑らかに構成されているため、静圧を低下させることも可能である。
以上のように、本実施の形態にかかる空気調和機の室内機1は、ドレンパン100と上パネル200とが、吹き出し口16の右上端と左上端とにおいて隙間を有し、かつ吹き出し口16とは異なる場所でもアソビを有して連結されるので、熱膨張によってケーシング201,101同士にかかる力を低減することができる。
〔第2の実施形態〕
第1の実施形態においては、上パネル200のリブ201Aに関して、図8に示すように、段付きビス300Rの上方の部分と下方の部分との左右方向の位置が異なるものであった。しかしながら、このような構成には限られない。たとえば、図11に示すように、上パネル200のリブ201Bに関して、段付きビス300Rの上方の部分と下方の部分との、左右方向の位置が同じであってもよい。
〔第3実施形態〕
第1および第2の実施形態においては、段付きビス300L,300Rを利用することによってドレンパン100に対する上パネル200の移動すなわちアソビを実現するものであった。しかしながら、このような構成には限られない。
たとえば、図12および図13に示すように、通常のネジ300Bと、ワッシャー400とを利用してドレンパン100に対する上パネル200の移動すなわちアソビを実現してもよい。なお、図12は、上パネル200のケーシング201の右部をドレンパン100のケーシング101の右部に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の右半分を示す一部断面正面図である。図8は、上パネル200のケーシング201の右部をドレンパン100のケーシング101の右部に取り付けた状態を示す上パネル200とドレンパン100の右部を示す拡大断面図である。
図12を参照して、本実施の形態においても、ドレンパン100のケーシング101の吹き出し口16の上方の左右中央部には、すなわち開口部17の下部の左右中央には、凸部101Xが形成されている。図13を参照して、ケーシング101の右部には、左右方向に垂直な右壁101Rが形成される。右壁101Rからは右方に向けてボス部102が形成される。ボス部102の内側にはネジ溝102Aが形成されている。また、右壁101Rには、吹き出し口16の内側に向けてカバー部105Rが形成されている。
一方、図12を参照して、ケーシング201の下部の左右中央部、すなわちドレンパン100の凸部101Xに対向する位置に凹部201Xが形成されている。図13を参照して、上パネル200のケーシング201の右部には前方に向けてリブ201Cが形成されている。特に本実施の形態においては、リブ201Cを、ドレンパン100のボス部102が貫通する構成となっている。
そして、本実施の形態にかかる室内機1は、製造時に、上パネル200のケーシング201のリブ201Cに、ドレンパン100のケーシング101のボス部102を貫通させた状態で、ドレンパン100の凸部101Xを上パネル200の凹部201Xに嵌めこむ。そして、ワッシャー400を嵌めた状態で、右部用のネジ300Bを、右から左へ向けてボス部102にネジ止めする。
本実施の形態においては、リブ201Cは、ボス部102の周囲に沿って、ワッシャー400の位置まで左右方向にスライドすることが可能である。すなわち、上パネル200のケーシング201の右部が、ドレンパン100のケーシング101に対して、アソビを有して取り付けられる。これによって、吹き出し口16近傍の上パネル200が、吹き出す温風によって左右方向に膨張しても、リブ201Cがボス部102の周りを左右方向にスライドし、ケーシング201,101にかかる力を低減することができる。
なお、リブ201Cが左へスライドしすぎないように、ボス部102には、その周囲に段差102Bを形成してもよい。すなわち、リブ201Cは、ボス部102に沿って、段差102Bからワッシャー400までの間をスライド可能になる。
また、本実施の形態においても、ドレンパン100のケーシング101と、上パネル200のケーシング201とは、常温において、両者の間にBmmの隙間が生じるように設計されている。これによって、吹き出し口16近傍の上パネル200が、吹き出す温風によって左右方向に膨張しても、ケーシング201,101にかかる力を低減することができる。
そして上述したように、当該隙間を覆うためのカバー部105Rがドレンパン100のケーシング101に形成される。これによって、吹き出し口16近傍の上パネル200が、吹き出す冷風によって左右方向に伸縮しても、ケーシング201,101同士の隙間から逃げる空気の量を低減することができる。
より詳細には、本実施の形態においては、常温時における、ドレンパン100のケーシング101と上パネル200のケーシング201との間の、吹き出し口16に面する隙間Bmmは、リブ201Cの右端とワッシャー400の左端の距離Ammよりも大きく構成されている。これによって、上パネル200のケーシング201の吹き出し口16の上面の部分がドレンパン100のケーシング101の右壁101Rにぶつかる前に、上パネル200のケーシング201のリブ201Cがワッシャー400にぶつかり、リブ201Cの周囲で応力を吸収することができる。
以上のように、本実施の形態にかかる空気調和機の室内機1は、ドレンパン100と上パネル200とが、吹き出し口16の右上端と左上端とにおいて隙間を有し、かつ吹き出し口16とは異なる場所でもアソビを有して連結されるので、熱膨張によってケーシング201,101にかかる力を低減することができる。
〔第4実施形態〕
第1〜第3の実施形態においては、ドレンパン100と上パネル200の左右の中間部において、ドレンパン100の凸部101Xを上パネル200の凹部201Xに嵌めて位置決めする構成としているが、このような構成には限られない。
たとえば、中間の位置決めを行わずに、ドレンパン100の左部と上パネル200の左部とをアソビを介して連結し、ドレンパン100の右部と上パネル200の右部とをアソビを介して連結してもよい。
あるいは、ドレンパン100の凸部101Xと上パネル200の凹部201Xとを吹き出し口16の中央よりも左寄りに設けて、ドレンパン100の右部と上パネル200の右部とをアソビを介して連結してもよい。逆に、ドレンパン100の凸部101Xと上パネル200の凹部201Xとを吹き出し口16の中央よりも右寄りに設けて、ドレンパン100の左部と上パネル200の左部とをアソビを介して連結してもよい。
あるいは、ドレンパン100および上パネル200の左部と右部の2か所にアソビを設けて連結する形態に限らず、3か所以上にアソビを設けて連結してもよい。
(まとめ)
本発明の一局面にかかる空気調和機は、吹き出し口16の周囲を構成する第1の部材100と、吹き出し口16の上面の少なくとも一部を構成し、第1の部材100に対して左右方向にアソビを有して取り付けられる第2の部材200と、を備える。
好ましくは、第2の部材200は、複数箇所において第1の部材100に対して左右方向にアソビを有して取り付けられる。
好ましくは、第2の部材200は、左右中間部分において、第1の部材に対する位置決め部201Xを含む。
好ましくは、第2の部材200と第1の部材100との間の、吹き出し口16に接する箇所に隙間が形成される。当該隙間の左右方向の幅Bがアソビの距離Aよりも大きい。
好ましくは、空気調和機は、隙間を覆うための部材105L,105Rを含む。
好ましくは、アソビは、第2の部材200を第1の部材100に取り付けるための段付きビス300L,300Rによって実現される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :室内機
10 :筐体
11 :前面パネル
12 :本体パネル
13 :背面パネル
15 :フラップ
16 :吹き出し口
17 :開口部
21 :上下風向板
50 :左右風向ユニット
51 :左右風向板
52 :連結フレーム
53 :ベース部
55L :ロック
55R :ロック
100 :ドレンパン
101 :ケーシング
101L :左壁
101LA :貫通孔
101R :右壁
101X :凸部(位置決め部)
102 :ボス部
102A :ネジ溝
102B :段差
105L :カバー部
105R :カバー部
110L :駆動モータ
110R :駆動モータ
120 :中央フレーム
122 :凹部
200 :上パネル
201 :ケーシング
201A :リブ
201AA :貫通孔
201B :リブ
201C :リブ
201X :凹部(位置決め部)
201Y :幅広部
201Z :ネジ穴
205 :取り付け部材
210 :駆動モータ
300B :ネジ
300L :段付きビス
300R :段付きビス
310 :ネジ部
320 :胴部
330 :頭部
331 :座面
400 :ワッシャー

Claims (8)

  1. 空気調和機であって、
    吹き出し口の周囲を構成する第1の部材と、
    前記吹き出し口の上面の少なくとも一部を構成し、前記第1の部材に対して左右方向にアソビを有して取り付けられる第2の部材と、を備え
    前記第2の部材は、前記左右方向と交差する方向に突出し、且つ前記左右方向に貫通した貫通孔が形成されたリブを有し、
    前記第1の部材と前記第2の部材とは、前記貫通孔を介してスライドする、空気調和機。
  2. 前記第2の部材は、複数箇所において前記第1の部材に対して左右方向にアソビを有して取り付けられる、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記第2の部材は、左右中間部分において、前記第1の部材に対する位置決め部を含む、請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記第2の部材と前記第1の部材との間の、前記吹き出し口に接する箇所に隙間が形成され、
    当該隙間の左右方向の幅が前記アソビの距離よりも大きい、請求項1から3の何れか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記隙間を覆うための部材を含む、請求項4に記載の空気調和機。
  6. 空気調和機であって、
    吹き出し口の周囲を構成する第1の部材と、
    前記吹き出し口の上面の少なくとも一部を構成し、前記第1の部材に対して左右方向にアソビを有して取り付けられる第2の部材と、を備え、
    前記第2の部材と前記第1の部材との間の、前記吹き出し口に接する箇所に隙間が形成され、
    前記隙間を覆うための部材を含む、空気調和機。
  7. 前記アソビは、前記第2の部材を前記第1の部材に取り付けるための段付きビスによって実現される、請求項1からの何れか1項に記載の空気調和機。
  8. 空気調和機であって、
    吹き出し口の周囲を構成する第1の部材と、
    前記吹き出し口の上面の少なくとも一部を構成し、前記第1の部材に対して左右方向にアソビを有して取り付けられる第2の部材と、を備え、
    前記第2の部材と前記第1の部材との間の、前記吹き出し口に接する箇所に隙間が形成され、
    当該隙間の左右方向の幅が前記アソビの距離よりも大きい、空気調和機。
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