JP2007040617A - 空調用室内機 - Google Patents

空調用室内機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007040617A
JP2007040617A JP2005225648A JP2005225648A JP2007040617A JP 2007040617 A JP2007040617 A JP 2007040617A JP 2005225648 A JP2005225648 A JP 2005225648A JP 2005225648 A JP2005225648 A JP 2005225648A JP 2007040617 A JP2007040617 A JP 2007040617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
opening
indoor unit
air conditioning
fan case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005225648A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Yoneyama
裕康 米山
Hideji Ohara
秀司 尾原
Tetsushi Kishitani
哲志 岸谷
Katsuaki Nagahashi
克章 長橋
Hiroki Ota
裕樹 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005225648A priority Critical patent/JP2007040617A/ja
Publication of JP2007040617A publication Critical patent/JP2007040617A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Abstract

【課題】 遠心送風機の性能低下や騒音増大を抑えつつ、製造するのにより好適な空調用室内機を実現する。
【解決手段】 空調用室内機は、筐体10と、筐体10の内面に支持されたモータ12と、モータ12のシャフト14に同軸に設けられた遠心送風機16とを備え、遠心送風機16は、空気が軸方向に吸込まれる吸引口18と空気が周方向に排出される吐出口20を形成するファンケース22を有し、ファンケース22は、吐出口20から排出される空気の一部をモータ12の周囲の空間を介してファンケース22内に戻す開口24を有し、開口24から吹出される空気の流れ方向を吐出口20側に向けて調整する偏向部材としてのガイド板26が開口24の開口縁に形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室内の空気を冷暖する空気調和機の室内機に関する。
オフィスや工場などの室内空気を冷暖する空調用室内機として、筐体と、筐体の内面に支持されたモータと、モータのシャフトに同軸に設けられた遠心送風機とを備えて例えば室内の天井に埋設されるものが知られている。この空調用室内機の遠心送風機は、空気が軸方向に吸込まれる吸引口と空気が周方向に排出される吐出口を形成するファンケースを有する。
このような空調用室内機においては、筐体内の気流を利用してモータの温度上昇を抑えるために、遠心送風機の吐出口から排出される空気の一部をモータの周囲の空間を介してファンケース内に戻すモータ冷却用の開口がファンケースに形成されている。
モータ冷却用の開口を形成した場合、その開口から吹出される空気の流れ方向がファンケース内の吐出口側に向かう主流と異なると、空気流の剥離や渦などの乱流が発生して遠心送風機の性能低下や騒音増大が生じることがある。
このような乱流の発生を抑えるために、モータ冷却用の開口から吹出される空気の流れを吐出口側に向けて調整する補助ハブをシャフト先端のボス部の外周壁に片持ち式に取り付けることが行われる(例えば、特許文献1)。
特開平6−341659号公報(第7図)
しかし、特許文献1のような方式では、モータ冷却用の開口から吹出される空気の流れを偏向する補助ハブを別部品として用意する必要があるなど、装置の部品点数が増大する。また、補助ハブをボス部の外周壁に片持ち式に取り付ける作業が別に必要になるなど、装置の組立工数が増大して作業が煩雑になる。
本発明の課題は、遠心送風機の性能低下や騒音増大を抑えつつ、製造するのにより好適な空調用室内機を実現することにある。
上記課題を解決するため、本発明の空調用室内機は、筐体と、筐体の内面に支持されたモータと、モータのシャフトに同軸に設けられた遠心送風機とを備え、遠心送風機は、空気が軸方向に吸込まれる吸引口と空気が周方向に排出される吐出口を形成するファンケースを有し、ファンケースは、吐出口から排出される空気の一部をモータの周囲の空間を介してファンケース内に戻す開口を有し、開口から吹出される空気の流れ方向を吐出口側に向けて調整する偏向部材が開口の開口縁に形成されてなることを特徴とする。
これによれば、モータ冷却用として形成された開口から空気がファンケース内に向けて吹出す際に、吹出し空気は偏向部材により吐出口側に向けて偏向される。偏向された空気流は、ファンケース内の吐出口側に向かう主流とほぼ同じ方向になる。換言すると、開口からの空気流が偏向部材により整流される。したがって、ファンケース内での乱流の発生が抑制されるから、遠心送風機の性能低下や騒音増大を抑制できる。そして、ここでの偏向部材は、開口の開口縁に一体不可分として形成されるため、装置の部品点数の低減又は組立工数の簡素化を図ることができる。
この場合において、偏向部材は、ファンケースを成形する際にファンケースの一部分として一体成形することができる。すなわち、ファンケースの成形と同時に偏向部材を形成することにより、装置の組立工数の簡素化を図ることができる。
また、偏向部材は、開口を通気する空気の流れ方向に対して傾斜して形成できる。これにより、開口を通気した空気が偏向部材に達した際は、その空気流は偏向部材に斜めに接触して整流されるので、空気流が偏向部材に垂直に衝突する場合よりも圧力損失を低減できる。
また、ファンケースは、モータのシャフトに設けられたボス部と、ボス部の外周に取り付けられたハブと、ハブに取り付けられた複数のブレードを挟んでハブに対向して設けられたシュラウドを有してなり、偏向部材は、ハブに形成される開口の開口縁に形成することができる。
また、偏向部材は、開口を通気する空気の流路出口を形成し、流路出口は、その出口から吹出される空気の流れ方向が遠心送風機の遠心方向に合わせて形成できる。これにより、流路出口から吹出される空気は、各ブレード間を遠心方向に向けて通気する空気の流れにマッチングするから、空気の剥離などが抑制されるので、遠心送風機の性能低下や騒音増大を一層抑制できる。
また、偏向部材は、開口の回転軸側の縁部から遠心方向に向けて延在して形成されるものとし、回転軸から開口の遠心方向側の縁部までの遠心方向における距離Yは、回転軸から偏向部材の先端側の縁部までの遠心方向における距離X以上として形成できる。これによれば、偏向部材をファンケースに一体成形するための成形型を準備する場合、その成形型に例えば樹脂系材料を射出後にその成形型を互いに逆向きに分離することが可能になるから、偏向部材をファンケースに一体形成するのが容易になる。
また、偏向部材が、開口の遠心方向側の縁部からシャフト側に向けて延在して形成される場合は、回転軸から偏向部材の先端側の縁部までの遠心方向における距離Yは、回転軸から開口の回転軸側の縁部までの遠心方向における距離X以上として形成できる。
本発明によれば、遠心送風機の性能低下や騒音増大を抑えつつ、製造するのにより好適な空調用室内機を実現できる。
(第一の実施形態)
本発明を適用した空調用室内機の第一の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の空調用室内機の構成を示す図である。図2は、偏向部材としてのガイド板を中心とした拡大図である。
図1に示すように、オフィスビルや工場等の室内の天井裏に配設される天井埋込型の空調用室内機は、筐体10と、筐体10の内面に支持されたモータ12と、モータ12のシャフト14に同軸に設けられた遠心送風機16などを備えている。遠心送風機16は、空気が軸方向に吸込まれる吸引口18と空気が周方向に排出される吐出口20とを形成するファンケース22を有している。ファンケース22は、吐出口20から排出される空気の一部をモータ12の周囲の空間を介してファンケース22内に戻すためのモータ冷却用の開口24が形成されている。
そして、本実施形態の空調用室内機は、開口24から吹出される空気の流れ方向を吐出口20側に向けて調整する偏向部材としてのガイド板26が開口24の開口縁から延在して形成されている。
より詳細に本実施形態の空調用室内機について説明する。筐体10は、天板28と、天板28の周縁から下方に延在した側板30を有し、底部は開口して形成されている。天板28の内面の中央部にモータ12が配設されている。モータ12は、鉛直方向下向きに延在するシャフト14を有する。シャフト14と同軸に遠心送風機16が取り付けられている。
このような筐体10は、天井に取り付けられた化粧パネル31を介して天井裏に配設されている。化粧パネル31は、室内空気の吸込口としての開口が中央部に形成され、その中央部に吸込みグリル40がはめ込まれている。また、この化粧パネル31は、吸込みグリル40の外周に調和空気の吹出口37が形成されている。また、吸込みグリル40の筐体10側の面に筒状の風洞としてのベルマウス42が直立して設けられている。ベルマウス42は、吸込みグリル側に臨んで位置される底部開口と、底部開口よりも縮径された上部開口を有する。
遠心送風機16は、空気が軸方向に吸込まれる吸引口18と空気が周方向に排出される吐出口20を形成するファンケース22を有する。ファンケース22は、シャフト14の先端部に締結されたボス部32と、ボス部32の外周に同軸に設けられてケース上部を形成するハブ部34と、ハブ部34の内面に回転方向に間隔を空けて配列された複数のブレード36と、複数のブレード36の下端縁にハブ部34の内面に対向してケース下部を形成するシュラウド38などから構成されている。ファンケース22の吸引口18は、所定の間隔(ギャップ)を介してベルマウス42の上部開口を包囲している。また、ファンケース22の吐出口20の下流側に遠心送風機16を包囲する熱交換器33が配設されている。熱交換器33の下縁部にドレンパン44が設けられている。
そして、図1及び図2に示すように、本実施形態の遠心送風機16に適用するハブ部34は、回転軸側の部分にモータ冷却用の開口24が形成されている。開口24は、シャフト14の軸方向と平行にハブ部34を貫通して形成されている。開口24の回転軸側の開口縁からガイド板26が吐出口20側に向けて延在して形成されている。換言すると、ガイド板26は、開口24の回転軸側の縁部から遠心方向に向けて延在して形成されている。すなわち、ガイド板26は、ハブ部34の主流面側に凸形に隆起して形成されている。ただし、図1及び図2に示す形態に限らず、要は、ガイド板26を形成するに際し、開口24を通気する空気の流れ方向に対して傾斜するように延在すればよいし、開口24とガイド板26とにより形成される流路出口48がブレード20側の方向、つまり遠心方向に向くように延在すればよい。ここでの流路出口48は、開口24の遠心方向側の縁部の縁部とガイド板26の先端側の縁部で形成される開口であり、その出口方向がシャフト14に対して略垂直に向けて設計されている。
このようなハブ部34は、主に図2に示すように、シャフト14から開口24の遠心方向側の縁部までの遠心方向における距離Yは、シャフト14からガイド板26の先端側の縁部までの遠心方向における距離X以上として形成されている。なお、図1及び図2に示す形態では、ガイド板26は、ハブ部34の一部分として形成されているが、ボス部32と一体に成形してもよい。要は、ファンケース22を成形する際にファンケース22の一部分としてガイド板26を成形すればよい。
このように構成される空調用室内機の動作を説明する。空調用室内機が稼動されると、モータ12が駆動する。モータ12の駆動に伴って遠心送風機16が回転することにより、室内の空気が吸込みグリル40を介してファンケース22内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、ファンケース22の吐出口20から排出される。排出された空気は、熱交換器33の表面を通気する過程で熱交換器33内の冷媒と熱交換されることにより、冷暖される。冷暖された調和空気は、吹出口37から室内に戻される。
このように室内空気を調和する際、ファンケース22の吐出口20から排出される空気の一部は、モータ12の近傍に案内される。案内された空気は、モータ12の周囲を通気することにより、モータ12の温度上昇を抑える。モータ12の周囲を通気した空気は、開口24からファンケース22内に戻される。
開口24から空気がファンケース22内に向けて吹出す際に、その吹出し空気は、ガイド板26によりハブ部34の主流側の面に沿って吐出口20側に向けて偏向される。偏向された空気流は、ファンケース22内の吐出口20側に向かう本来の空気流とほぼ同じ方向になる。すなわち、本実施形態によれば、開口24からの空気流がガイド板26により整流される。したがって、例えば、開口24からの空気流の剥離や渦などの乱流の発生が抑制されるから、遠心送風機16の性能低下や騒音増大を抑えることができる。
そして、本実施形態でのガイド板26は、ファンケース22を例えば樹脂で成形する際にファンケース22の一部分として一体成形される。すなわち、ガイド板26は、開口24の開口縁に一体不可分として形成される。したがって、装置の部品点数の低減、組立工数の簡素化、及びコストの低減を図ることができる。
また、ガイド板26は、開口24を通気する空気の流れ方向に対して傾斜して形成されるため、開口24を通気した空気がガイド板26に達した際は、その空気流はガイド板26に斜めに接触して整流される。これにより、開口24からの空気流がガイド板26に対して垂直に衝突する場合よりも圧力損失を低減できる。
ここで、図3を参照して、ガイド板26の整流方向とブレード36の傾斜方向との関係について追加説明をする。図3は、図1の遠心送風機16の正面図を示し、図1の遠心送風機16を室内側(図1に示す矢印Aの方向)から見た図である。
図3に示すように、遠心送風機16は、モータ12のシャフト14の先端部に締結されたボス部32と、ボス部32の外周に同軸に設けられてケース上部を形成するハブ部34と、ハブ部34の主流側の面に対向してケース下部を形成するシュラウド38が同心円状に配置されている。また、ハブ部34の主流側の面とシュラウド38の主流側の面との間に複数のブレード36が回転方向に間隔を空けて形成されている。ここでの回転方向は、反時計回りの方向(図3に示す矢印Bの方向)である。各ブレード36は、遠心方向での断面が流線形の羽根であり、遠心方向に対して外径縁側が反回転方向側に傾斜して設けられている。また、ハブ部34は、ボス部32の軸周りに複数のガイド板26が間隔を空けて形成されている。ガイド板26のそれぞれは、ハブ部34に形成された複数の開口24に対応して形成されている。
そして、図3に示すように、開口24とガイド板26とにより形成される流路出口48は、その流路出口48から吹出される空気50の流れ方向がブレード36の周方向における傾斜に合わせて形成されている。換言すると、流路出口48は、その流路出口48から吹出される空気50の流れ方向がブレード36の内径縁に向くように形成されている。さらに補足すると、流路出口48は、その開口が遠心方向に対して反回転方向側に向くように形成されている。より具体的に言えば、流路出口48から吹出される空気50が基準線Cから反回転方向に90°の範囲に向くように設計されている。ここでの基準線Cは、モータ12のシャフト14の法線方向つまり遠心方向に設定された基準線である。要するに、流路出口48は、その流路出口48から吹出される空気50の流れを各ブレード36に沿って流れる空気の流れに合わせるように形成すればよい。図4は、図3の形態の他の例を示し、流路出口48の出口方向が基準線Cに一致した臨界状態を示す図である。
図3及び図4の形態によれば、流路出口48から吹出される空気50は、各ブレード36間を遠心方向に向けて通気する空気の流れにマッチングするから、空気50の剥離などが抑制されるので、遠心送風機16の性能低下や騒音増大を一層抑制できる。
次に、図5を参照して、ハブ部34にガイド板26を一体形成するための成形型を説明する。図5は、本実施形態の成形型52を示す図である。図5に示すように、成形型52は、コア側の金型52aと、キャビ側の金型52bを有する。コア型の金型52aは、主としてハブ部34の外面側つまり反主流面側の形状に対応した型が形成されている。キャビ型の金型52bは、主としてハブ部34の内面側つまり主流面側の形状に対応した型が形成されている。このような金型52a、52bで形成される型に例えば樹脂系材料を射出してハブ部34が成形される。
ここで成形型52は、ハブ部34を形成するに際してガイド板26を同時に成形可能に形成されている。より具体的に言えば、成形型52は、シャフト14から開口24の遠心方向側の縁部までの遠心方向における距離Yは、シャフト14からガイド板26の先端側の縁部までの遠心方向における距離X以上として設計されている。これにより、成形型52に例えば樹脂系材料を射出してハブ部34を成形した後に、金型52a、52bを軸方向に互いに逆向きに外すことが可能になる。すなわち、上下の型割(コア側の金型52a、キャビ側の金型52b)によりハブ部34にガイド板26を一体成形することが容易になる。したがって、装置の部品点数の増加、組立工数の煩雑化、コストの増加を抑制できる。なお、ここでの距離Xと距離Yは、図2に示すものに対応している。
(第二の実施形態)
本発明を適用した空調用室内機の第二の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、偏向部材の形態が第一の実施形態と相違する。したがって、第一の実施形態と対応する箇所は説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図6は、本実施形態の偏向部材としてのガイド板60を中心とした拡大図である。図6に示すように、ガイド板60は、開口24の遠心方向側の縁部からシャフト14に向かって延在して形成されている。すなわち、ガイド板60がハブ部62の反主流面側に凸形に隆起して形成されている点で、ガイド板26がハブ部34の主流面側に凸形に形成されている図2の形態と異なる。これにより、遠心送風機16内を流れる本来の空気の流れ(主流)がより一層整流されることから、遠心送風機16の性能低下や騒音増大を一層抑制できる。
図7は、ガイド板60をハブ部62に一体形成するための成形型70を示す図である。図7に示すように、成形型70は、コア側の金型70aと、キャビ側の金型70bを有する。コア型の金型70aは、主としてハブ部62の外面側つまり反主流面側の形状に対応した型が形成されている。キャビ型の金型70bは、主としてハブ部62の内面側つまり主流面側の形状に対応した型が形成されている。このような金型70a、70bで形成される型に例えば樹脂系材料を射出してハブ部62が成形される。
ここで成形型70は、ハブ部62を形成するに際してガイド板60を同時に成形可能に形成されている。より具体的に言えば、成形型70は、シャフト14からガイド板60の先端側の縁部までの遠心方向における距離Yは、シャフト14から開口24の回転軸側の縁部までの遠心方向における距離X以上として設計されている。これにより、成形型70に例えば樹脂系材料を射出してハブ部62を成形した後に、金型70a、70bを軸方向に互いに逆向きに外すことが可能になる。すなわち、上下の型割(コア側の金型70a、キャビ側の金型70b)によりハブ部62にガイド板60を一体成形することが容易になる。したがって、装置の部品点数の増加、組立工数の煩雑化、コストの増加を抑制できる。なお、ここでの距離Xと距離Yは、図6に示すものに対応している。
以上、第一及び第二の実施形態により本発明の空調用室内機の例を説明した。このような空調用室内機を空気調和装置に適用した例を図8に示す。図8に示すように、空気調和装置80は、オフィスや工場の室内に配設される空調用室内機81と、屋上などに配設される空調用室外機82を備えている。空調用室内機81は、図1に示した形態のものである。空調用室外機82は、ガス冷媒を圧縮する圧縮機83と、冷房運転時には冷媒の凝縮器として作用し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として作用する熱交換器84と、熱交換器84に大気を通気させる送風機86と、熱交換器84からの冷媒を減圧して空調用室内機81に供給する絞り機構85などから構成できる。
また、第一及び第二の実施形態では、天井埋込型の空調用室内機を説明したが、天井吊り下げ型の室内機や、床据え置き型の室内機にも本発明を適用できる。要するに、モータ冷却用の開口が形成されたファンケースを有する遠心送風機を備えた室内機であれば、いずれの形態のものでも本発明を適用できる。
本発明を適用した第一の実施形態の空調用室内機の構成を示す図である。 図1の偏向部材としてのガイド板を中心とした拡大図である。 図1の遠心送風機の正面図である。 図3の形態の他の例を示す図である。 図1のガイド板をハブ部に一体形成するための成形型を示す図である。 本発明を適用した第二の実施形態の空調用室内機に適用される偏向部材としてのガイド板を中心とした拡大図である。 図6のガイド板をハブ部に一体形成するための成形型を示す図である。 空気調和装置の全体構成を示す系統図である。
符号の説明
10 筐体
12 モータ
14 シャフト
16 遠心送風機
18 吸引口
20 吐出口
22 ファンケース
24 開口
26 ガイド板
32 ボス部
34 ハブ部
36 ブレード
38 シュラウド
52a コア側の金型
52b キャビ側の金型

Claims (6)

  1. 筐体と、該筐体の内面に支持されたモータと、該モータのシャフトに同軸に設けられた遠心送風機とを備え、該遠心送風機は、空気が軸方向に吸込まれる吸引口と空気が周方向に排出される吐出口を形成するファンケースを有し、該ファンケースは、前記吐出口から排出される空気の一部を前記モータの周囲の空間を介して前記ファンケース内に戻す開口を有してなる空調用室内機において、
    前記開口から吹出される空気の流れ方向を前記吐出口側に向けて調整する偏向部材が前記開口の開口縁に形成されてなることを特徴とする空調用室内機。
  2. 前記偏向部材は、前記ファンケースを成形する際に該ファンケースの一部分として一体成形されてなることを特徴とする請求項1に記載の空調用室内機。
  3. 前記偏向部材は、前記開口を通気する空気の流れ方向に対して傾斜して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調用室内機。
  4. 前記偏向部材は、前記開口を通気する空気の流路出口を形成し、該流路出口は、その出口から吹出される空気の流れ方向が前記遠心送風機の遠心方向に合わせて形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3に記載の空調用室内機。
  5. 前記偏向部材は、前記開口の回転軸側の縁部から遠心方向に向けて延在して形成されるものとし、回転軸から前記開口の遠心方向側の縁部までの遠心方向における距離Yは、回転軸から前記偏向部材の先端側の縁部までの遠心方向における距離X以上として形成されてなることを特徴とする請求項1乃至4に記載の空調用室内機。
  6. 前記偏向部材は、前記開口の遠心方向側の縁部から前記シャフト側に向けて延在して形成されるものとし、回転軸から前記偏向部材の先端側の縁部までの遠心方向における距離Yは、回転軸から前記開口の回転軸側の縁部までの遠心方向における距離X以上として形成されてなることを特徴とする請求項1乃至4に記載の空調用室内機。
JP2005225648A 2005-08-03 2005-08-03 空調用室内機 Pending JP2007040617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005225648A JP2007040617A (ja) 2005-08-03 2005-08-03 空調用室内機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005225648A JP2007040617A (ja) 2005-08-03 2005-08-03 空調用室内機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007040617A true JP2007040617A (ja) 2007-02-15

Family

ID=37798769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005225648A Pending JP2007040617A (ja) 2005-08-03 2005-08-03 空調用室内機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007040617A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002165A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ターボファンおよびそれを用いた空気調和機
CN104279193A (zh) * 2013-07-12 2015-01-14 Lg电子株式会社 离心式鼓风机以及使用该离心式鼓风机的空调
WO2017073896A1 (ko) * 2015-10-30 2017-05-04 삼성전자주식회사 공기조화기
KR20170051095A (ko) * 2015-10-30 2017-05-11 삼성전자주식회사 공기조화기
KR20180130336A (ko) * 2017-05-29 2018-12-07 엘지전자 주식회사 공기조화기용 원심팬 및 이를 구비하는 천장형 공기조화기

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11270493A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Daikin Ind Ltd 遠心ファン
JP2000227231A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Fujitsu General Ltd 天井埋込型空気調和機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11270493A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Daikin Ind Ltd 遠心ファン
JP2000227231A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Fujitsu General Ltd 天井埋込型空気調和機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002165A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ターボファンおよびそれを用いた空気調和機
CN104279193A (zh) * 2013-07-12 2015-01-14 Lg电子株式会社 离心式鼓风机以及使用该离心式鼓风机的空调
US20150013945A1 (en) * 2013-07-12 2015-01-15 Lg Electronics Inc. Centrifugal blower and air conditioner using the same
US9951781B2 (en) 2013-07-12 2018-04-24 Lg Electronics Inc. Centrifugal blower and air conditioner using the same
WO2017073896A1 (ko) * 2015-10-30 2017-05-04 삼성전자주식회사 공기조화기
KR20170051095A (ko) * 2015-10-30 2017-05-11 삼성전자주식회사 공기조화기
CN108351111A (zh) * 2015-10-30 2018-07-31 三星电子株式会社 空气调节器
US20180356107A1 (en) * 2015-10-30 2018-12-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Air conditioner
US11047584B2 (en) 2015-10-30 2021-06-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Air conditioner
KR102513469B1 (ko) * 2015-10-30 2023-03-24 삼성전자주식회사 공기조화기
KR20180130336A (ko) * 2017-05-29 2018-12-07 엘지전자 주식회사 공기조화기용 원심팬 및 이를 구비하는 천장형 공기조화기
KR102370822B1 (ko) * 2017-05-29 2022-03-07 엘지전자 주식회사 공기조화기용 원심팬 및 이를 구비하는 천장형 공기조화기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5393758B2 (ja) 空気調和機
US8007240B2 (en) Impeller of centrifugal fan and centrifugal fan disposed with the impeller
US8225623B2 (en) Centrifugal fan, air conditioner
KR100790182B1 (ko) 송풍 장치 및 공기 조화 장치
JP2004204756A (ja) 遠心式送風機
WO2016071948A1 (ja) プロペラファン、プロペラファン装置および空気調和装置用室外機
JP2007040617A (ja) 空調用室内機
WO2020008519A1 (ja) 多翼送風機及び空気調和装置
JP2007205268A (ja) 遠心ファン
JP5574841B2 (ja) ターボファンおよびそれを用いた空気調和機
CN110506164B (zh) 螺旋桨式风扇及空调装置用室外机
US7473078B2 (en) Centrifugal blower
JP2010071170A (ja) 遠心式送風機
JP4872997B2 (ja) 送風機及び該送風機を備えた空気調和機
CN113302401B (zh) 送风机、室内机以及空调机
WO2017042865A1 (ja) 空気調和機の室外機
JP2007051790A (ja) 空調用室内機
JP2007170771A (ja) ターボファン及びこれを用いた空気調和機の室内ユニット
JP2009012748A (ja) 車両用空調装置
WO2018096658A1 (ja) 送風機、室外機及び冷凍サイクル装置
WO2023047849A1 (ja) 天井埋込型空調
JPH0432625A (ja) 天井埋込形空気調和機
JP3791156B2 (ja) プロペラファン
JP2001165093A (ja) 送風装置
JPWO2019021391A1 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080111

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080619

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110412