JP2007051790A - 空調用室内機 - Google Patents

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Tetsushi Kishitani
哲志 岸谷
Hiroyasu Yoneyama
裕康 米山
Hideji Ohara
秀司 尾原
Katsuaki Nagahashi
克章 長橋
Hiroki Ota
裕樹 太田
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Abstract

【課題】 遠心ファンの送風性能を確保しつつ、軽量化及び小型化を図るのにより好適な空調用室内機を実現する。
【解決手段】 空調用室内機は、筐体10と、筐体10の天板11に支持されたモータ12と、モータ12のシャフト14に取り付けられた遠心ファン16と、遠心ファン16の周方向を包囲して設けられた熱交換器18とを備え、遠心ファン16は、シャフト14に取り付けられたハブ20と、ハブ20の周方向に間隔を空けて立設された複数の羽根22と、羽根22を挟んでハブ20に対向して設けられたシュラウド24を有し、ハブ20の外径Dは、羽根22の外径Dよりも縮径して形成され、天板11は、羽根22のハブ20よりも遠心方向に突出した部分の上縁部26から天板11側に流出する気流を熱交換器18に向けて偏向する機能を有して構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室内の空気を冷暖する空気調和機の室内機に関する。
オフィスや工場などの室内空気を冷暖する空調用室内機として、筐体と、筐体の天板に支持されたモータと、モータのシャフトに取り付けられた遠心ファンと、遠心ファンの周方向を包囲して設けられた熱交換器とを備え、例えば天井に埋設して用いられるものが知られている。この空調用室内機の遠心ファンは、シャフトに取り付けられた円板状のハブと、ハブの円板面の周方向に間隔を空けて立設された複数の羽根と、羽根を挟んでハブに対向して設けられた円環状のシュラウドを有して構成されている。
このような空調用室内機においては、冷凍サイクル成績係数(COP)を向上させるために、例えば、遠心ファンの羽根を厚肉にして捻りを形成するとともに羽根を径方向に傾斜し、またシュラウドを厚肉に形成してファン効率を向上することが行われている。ただし、遠心ファンの羽根やシュラウドを厚肉に形成すると、遠心ファンの重量が比較的大きくなるため、室内機の製造コストが増大し、また据付け作業が困難になる場合がある。
そこで、遠心ファンの重量の増大を抑えるために、ハブの外径を羽根の外径よりも縮径して形成し、その縮径分だけ軽量化することが提案されている。しかし、この場合は、ハブよりも遠心方向に突出した羽根の上縁部から天板側に空気が漏れて風量が低下することから、その漏れによる風量の低下を補填するために、シュラウドの背面に補助羽根を別に設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−257595号公報
しかし、特許文献1のような方式では、遠心ファンの送風性能を確保するための補助羽根を別部品として設ける必要があるため、補助羽根の重さに起因して室内機全体の重量が増加することがある。また、補助羽根の回転用スペースを筐体内に確保する必要があるため、筐体が大型化する場合がある。
本発明の課題は、遠心ファンの送風性能を確保しつつ、軽量化及び小型化を図るのにより好適な空調用室内機を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の空調用室内機は、筐体と、筐体の天板に支持されたモータと、モータのシャフトに取り付けられた遠心ファンと、遠心ファンの周方向を包囲して設けられた熱交換器とを備え、遠心ファンは、シャフトに取り付けられたハブと、ハブの周方向に間隔を空けて立設された複数の羽根と、羽根を挟んでハブに対向して設けられたシュラウドを有し、ハブの外径は、羽根の外径よりも縮径して形成され、天板は、羽根のハブよりも遠心方向に突出した部分の上縁部から天板側に流出する気流を熱交換器に向けて偏向する機能を有してなることを特徴とする。
これによれば、ハブを縮径して形成した分だけ遠心ファンを軽量化でき、しかも、羽根の上縁部から天板側に漏れる空気は、天板によって熱交換器に向けて偏向されるので、漏れ空気による風量の低下を抑制でき、遠心ファンの送風性能を確保できる。すなわち、天板が偏向ガイドの役割を担うため、羽根の上縁部から漏れた空気が天板により熱交換器に向けて偏向される。その結果、ハブを縮径して形成した場合でも、別部品等を新たに設けずに送風性能を確保できるので、筐体の大型化を回避できる。
この場合において、天板の気流偏向機構は、羽根の上縁部に対応した面を羽根側に凸形に形成することにより実現できる。これにより、羽根の上縁部から漏れた空気は、天板の凸面に沿って遠心方向側つまり熱交換器側に偏向されるため、別部品等を新たに設けずに、送風性能の低下を抑制できる。
また、天板の気流偏向機能は、羽根の上縁部に対応した面に、羽根の上縁部から流出する気流を熱交換器に向けて偏向する流れガイド部材を配設できる。これにより、羽根の上縁部から漏れた空気は、流れガイド部材により熱交換器側に偏向されるため、送風性能の低下を抑制できる。ここでの流れガイド部材は、ハブを形成する材料よりも軽量な材料から形成するのが望ましい。
また、天板の気流偏向機能は、羽根の上縁部の外径端よりも遠心方向側に位置する内面に、上縁部から流出する気流の流れ方向に対して傾斜した面を有する風速調整部材を配設できる。これにより、羽根の上縁部から流出した気流は、風速調整部材の傾斜面により風速が減じられるため、遠心ファンの吐出口から排出される気流の風速分布を調整できる。したがって、その吐出口から排出される気流の風速分布を均一にすることにより、熱交換器に通気する気流の風速分布を均一にできるため、熱交換効率の向上を図ることができる。
本発明によれば、遠心ファンの送風性能を確保しつつ、軽量化及び小型化を図るのにより好適な空調用室内機を実現できる。
(第一の実施形態)
本発明を適用した空調用室内機の第一の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の空調用室内機の構成を示す片側断面図である。図2は、図1の遠心ファンの軸方向断面図である。図3は、図1の遠心ファンをハブ側から見た平面図である。
図1に示すように、オフィスや工場等の室内の天井に配設される天井埋込型の空調用室内機は、筐体10と、筐体10の天板11に支持されたモータ12と、モータ12のシャフト14に取り付けられた遠心ファン16と、遠心ファン16の周方向を包囲して設けられた熱交換器18などを備えている。ここでの遠心ファン16は、シャフト14に取り付けられたハブ20と、ハブ20の周方向に間隔を空けて立設された複数の羽根22と、羽根22を挟んでハブ20に対向して設けられたシュラウド24を有している。
ここで本実施形態の空調用室内機は、ハブ20の外径は、羽根22の外径よりも縮径して形成されている。そして、天板11は、羽根22のハブ20よりも遠心方向に突出した部分の上縁部26から天板11側に流出する気流を熱交換器18に向けて偏向する機能を有している。
より詳細に本実施形態の空調用室内機について説明する。説明の便宜上、遠心ファン16からみて軸方向に天板11側に向かう方向を上方、軸方向に室内側に向かう方向を下方と適宜称する。図1に示すように、筐体10は、天板11と、天板11の周辺縁から下方に延在した側板28を有し、底部は開口して形成されている。天板11の内面の中央部にモータ12が配設されている。モータ12は、下方に延在する回転軸としてのシャフト14を有する。シャフト14と同軸に遠心ファン16が取り付けられている。
このような筐体10は、天井に取り付けられた化粧パネル30を介して天井裏に配設されている。化粧パネル30は、室内空気の吸込み口としての開口が中央部に形成されるとともに、その開口の外周に調和空気の吹出口36が形成されている。また、化粧パネル30の中央開口に吸込みグリル32とフィルタ34が重ねてはめ込まれている。フィルタ34の上面側に筒状の風洞としてのベルマウス38が直立して設けられている。ベルマウス38は、フィルタ34側に臨んで位置された底部開口と、底部開口よりも縮径された上部開口を有する。
遠心ファン16は、空気が軸方向に吸込まれる吸引口40と空気が周方向に排出される吐出口42を有して形成されている。より具体的には、遠心ファン16は、シャフト14に取り付けられたお椀形のハブ20と、ハブ20の内面つまり主流側面に周方向に間隔を空けて立設された複数の羽根22と、羽根22を挟んでハブ20に対向して設けられたシュラウド24を有する。ハブ20は、モータ12の回転力を羽根22に伝える円状の心板であり、中心から外径方向に向かうにつれて上方に反って形成されている。複数の羽根22は、ハブ20の主流側面に周方向に間隔を空けて配列されている。この羽根22は、図3に示すように、比較的厚肉にして捻りを形成するとともに羽根を径方向に傾斜している。このような複数の羽根22の外周縁間に形成される隙間が遠心ファン16の吐出口42を形成する。シュラウド24は、ハブ20の主流側面に対向して形成され、羽根22の下端縁の隙間を閉塞する円環状の部材である。シュラウド24の内径円が遠心ファン16の吸引口40に対応する。このような遠心ファン16は、ハブ20、羽根22、シュラウド24が射出成形により例えば樹脂材料から一体成形されている。なお、遠心ファン16の吐出口42の下流側に熱交換器18が配設されている。熱交換器18は、上縁部が天板11の内面に支持され、下縁部にドレンパン44が設けられている。
ここで、図2及び図3に示すように、本実施形態の遠心ファン16に適用するハブ20は、従前のハブの周縁部をカットして形成されたものと等価である。すなわち、ハブ20の外径Dは、羽根22の外径Dよりも小さく形成されている。換言すると、羽根22の外径Dは、ハブ20の外径Dよりも大きく形成されている。そして、図1に示すように、天板11は、羽根22の上縁部26と所定のギャップGを介して近接して配置されている。ここでのギャップGは、羽根22の上縁部26から空気が流出することに起因する送風性能の低下を回避するため、適切な寸法で設計されている。ただし、ギャップGを小さくすると送風性能が高まるが、ギャップGが小さすぎると騒音の増大を招く場合があるため、送風性能に加えて騒音の発生も考慮してギャップGが決められるものとし、例えば実測値から求められる。要するに、天板11に関しては、上縁部26から流出する気流を熱交換器18側に向けて偏向するガイドの役割を果たすように配置又は形成すればよい。
このように構成される空調用室内機の基本動作を説明する。室内機を稼動すると、モータ12が駆動する。モータ12の駆動に伴って遠心ファン16が回転することにより、室内の空気が吸込みグリル32等を介して遠心ファン16内に吸込まれる。吸込まれた空気は、遠心ファン16の吐出口42から排出される。排出された空気は、熱交換器18の表面を通気する過程で熱交換器18内の冷媒と熱交換することで冷暖される。冷暖された調和空気は、吹出口36から室内に戻される。
図4は、本実施形態の遠心ファン16における空気の流れを示す図である。本実施形態のハブ20は、その外径Dが羽根22の外径Dよりも小さく形成されている。したがって、遠心ファン16内に吸引口40を介して空気が吸込まれると、吸込まれた空気のうちハブ20の主流側面を沿って通気する空気は、ハブ20を通過した後に、羽根22の上縁部26から天体11に向かって流れる。その気流は、天板11の内面に達した際、その内面に沿って遠心方向側つまり熱交換器18側に偏向する。すなわち、遠心ファン16内の主流の一部は、上縁部26から流れ出た直後に、天板11により流れ方向が偏向されるので、空気の漏れに起因する送風性能の低下が抑制される。なお、ハブ20の外径Dを羽根22の外径Dよりも小さく形成したので、遠心ファン16の吐出口42の風速分布は、図4に示すように、天板11からシュラウド24の外径縁までの範囲に亘ることになる。
要するに、本実施形態によれば、ハブ20の外径Dが羽根22の外径Dよりも縮径して形成されるため、その縮径分だけ遠心ファン16を軽量化できる。そして、羽根22の上縁部26から天板11側に流出する空気33は、天板11の内面に沿って熱交換器18に向けて偏向される。換言すると、天板11が偏向ガイドの役割を担うため、上縁部26から漏れた空気33が天板11により熱交換器18に向けて偏向される。したがって、漏れ空気に起因する風量低下を抑制して遠心ファン16の送風性能を確保できる。このようにハブ20を縮径して形成した場合でも、送風性能を確保するための別部品等を新たに設けずに済むので、筐体10の大型化を回避できる。
(第二の実施形態)
本発明を適用した空調用室内機の第二の実施形態について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態の空調用室内機の構成を示す片側断面図である。本実施形態の空調用室内機は、天板50の形態が第一の実施形態と異なる。したがって、第一の実施形態と相互に対応する箇所については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。
図5に示すように、天板50は、羽根22の上縁部26に対応した内面に、上縁部26側に隆起した凸部51が円環状に形成されている。言い換えると、天板50は、羽根22の上縁部26の形状に対応した湾曲面が内面に円環状に形成されている。図5と図1とを比較すると、図5に示す形態は、天板50と上縁部26の間に形成されるギャップGが狭くなり、かつギャップGが遠心方向に所定の寸法で保持されている。
本実施形態によれば、天板50の凸部51により上縁部26から流出する空気の量を減じることができる。したがって、ハブ20の外径Dを縮径して遠心ファン16を軽量化した場合でも、遠心ファン16の送風性能をより一層確保できる。また、ギャップGを遠心方向に所定寸法で保持することにより、整流効果を一層発揮できるため、圧力損失の発生を低減してファン効率を向上できる。
(第三の実施形態)
本発明を適用した空調用室内機の第三の実施形態について図6を参照して説明する。図6は、本実施形態の空調用室内機の構成を示す片側断面図である。本実施形態の空調用室内機は、天板11の内面に流れガイド部材60が配設された点で第一の実施形態と異なる。したがって、第一の実施形態と相互に対応する箇所については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。
図6に示すように、天板11は、羽根22の上縁部26に対応した内面に、羽根22の上縁部26から流出する気流を熱交換器18に向けて偏向する流れガイド部材60が配設されている。流れガイド部材60は、ハブ20の材料よりも安価で軽量な例えば発泡材から形成されている。ここでの流れガイド部材60は、羽根22の上縁部26に対応した内面に取り付けられる円環状の部材であり、内径から外径に向かうにつれて厚みが徐々に小さく形成されている。図6と図1とを比較すると、図6に示す形態は、天板11と上縁部26の間に形成されるギャップGが狭くなり、かつギャップGが遠心方向に所定の寸法で保持されている。
本実施形態によれば、流れガイド部材60により上縁部26から流出する空気量を減じることができる。したがって、ハブ20の外径Dを縮径して遠心ファン16を軽量化した場合でも、遠心ファン16の送風性能をより一層確保できる。また、ギャップGを所定寸法で保持することにより、整流効果を一層発揮できるため、圧力損失の発生を低減してファン効率を向上できる。さらに、流れガイド部材60を比較的軽量な例えば発泡剤から形成することにより、流れガイド部材60の配設に起因する重量増大を抑制できる。なお、流れガイド部材60については、整流機能を発揮させて圧力損失を抑制するために、角部を面取りして形成するのがよい。
(第四の実施形態)
本発明を適用した空調用室内機の第四の実施形態について図7を参照して説明する。図7は、本実施形態の空調用室内機の構成を示す片側断面図である。本実施形態の空調用室内機は、天板11の内面に風速調整部材70が配設された点で第一の実施形態と異なる。したがって、第一の実施形態と相互に対応する箇所については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。
図7に示すように、天板11は、羽根22の上縁部26の外径端よりも遠心方向側に位置する内面に、上縁部26から流出する気流の流れ方向に対して傾斜した面を有する風速調整部材70が配設されている。より具体的には、風速調整部材70は、羽根22の上縁部26から流出した気流の流れを熱交換器18の中央部に向けて偏向する傾斜面を有し、軸方向断面が三角形の円環状部材である。ここでの風速調整部材70は、ハブ20の材料よりも安価で軽量な例えば発泡材から形成されている。
本実施形態では、遠心ファン16内に吸引口40を介して室内空気が軸方向に吸込まれると、吸込まれた空気は、吐出口42から排出される際、気流の慣性力に起因して天板11側の気流、つまり上縁部26から流出した気流の風速がシュラウド24側の気流の風速よりも大きくなる傾向がある。この点、本実施形態では、上縁部26から流出した気流は、風速調整部材70の傾斜面により風速が減じられる。ここで遠心ファン16の単位時間あたりの風量は一定に保持されているため、上縁部26から流出した気流が減速すると、シュラウド24側の気流の風速が増大する。したがって、遠心ファン16の吐出口42から排出される気流の風速分布72が均一化される。その結果、熱交換器18を通気する気流の風速分布が均一になるので、熱交換器18の熱交換効率が向上し、また風速のばらつきに起因する騒音が抑制される。
要するに、本実施形態によれば、遠心ファン16の軽量化を図りつつ、熱交換器18を通気する空気の風速分布を均一にして熱交換効率を高めることにより、冷凍サイクル成績係数を一層向上できる。
図8は、図7の風速調整部材の他の形態を示す図である。図8に示すように、風速調整部材80は、羽根22の上縁部26に対応した内面に取り付けられる円環状の部材であり、内径側と外径側の厚みが大きく形成されている。すなわち、風速調整部材80は、図7の風速調整部材70と図6の流れガイド部材60を一体化したものと作用が等価である。したがって、本形態によれば、風速調整部材70に由来する効果と流れガイド部材60に由来する効果の双方を発揮できる。
以上、第1ないし第4の実施形態により本発明を適用した空調用室内機を説明したが、空調用室内機に適用する遠心ファン16について説明を加える。図9は、本発明を適用した空調用室内機の二次元翼遠心ファンの軸方向断面図(図9A)と、その遠心ファンをハブ側から見た平面図(図9B)である。図9に示すように、本形態の遠心ファン16aは、ハブ20の外径Dを羽根22aの外径よりも小さく形成することに加えて、ハブ20の外径Dが吸引口40の外径Dよりも小さく形成されている。さらに遠心ファン16aは、複数の羽根22aが二次元翼形状に形成されている。より具体的には、図9Bに示すように、複数の羽根22aは、遠心ファン16aの外周部から回転軸に向かう渦巻形状に配置され、厚みが外周部から回転軸に向かうにつれて大きくなるように形成されている。そして、羽根22aは、軸方向に平行に延在して形成されている。このように遠心ファン16aを構成することにより、遠心ファン16aを成形するための型に例えば樹脂系材料で射出した後、成形型を軸方向に上側と下側に分けて抜くことができる。すなわち、遠心ファン16aを射出成形法で一体に成形することができる。したがって、遠心ファン16aの部品点数の低減、組立工数の簡素化、製造コストの抑制を図ることができる。
図10は、第1ないし第4の実施形態の空調用室内機を適用した空気調和装置の系統図である。図10に示すように、空気調和装置100は、オフィスや工場の室内に配設される空調用室内機101と、屋上などに配設される空調用室外機102を備えている。空調用室内機101は、第1ないし第4の実施形態の室内機に対応している。空調用室外機102は、ガス冷媒を圧縮する圧縮機104と、冷房運転時には冷媒の凝縮器として作用し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として作用する熱交換器106と、熱交換器106に大気を通気させる送風機108と、熱交換器106からの冷媒を減圧して空調用室内機101に供給する絞り機構110などから構成できる。
また、第1ないし第4の実施形態では、天井埋込型の空調用室内機を説明したが、天井吊り下げ型の室内機にも本発明を適用できる。要するに、遠心ファンを搭載した空調用室内機に本発明を適用できる。
本発明を適用した第一の実施形態の空調用室内機の構成を示す片側断面図である。 図1の遠心ファンの軸方向断面図である。 図1の遠心ファンをハブ側から見た平面図である。 図1の遠心ファンにおける空気の流れを示す図である。 本発明を適用した第二の実施形態の空調用室内機の構成を示す片側断面図である。 本発明を適用した第三の実施形態の空調用室内機の構成を示す片側断面図である。 本発明を適用した第四の実施形態の空調用室内機の構成を示す片側断面図である。 図7の風速調整部材の他の形態を示す図である。 本発明を適用した空調用室内機の二次元翼遠心ファンの軸方向断面図と、その遠心ファンをハブ側から見た平面図である。 空気調和装置の全体構成を示す系統図である。
符号の説明
10 筐体
11 天板
12 モータ
14 シャフト
16 遠心ファン
18 熱交換器
20 ハブ
22 羽根
24 シュラウド
26 上縁部
40 吸引口
42 吐出口
51 凸部
60 流れガイド部材
70 風速調整部材
100 空気調和装置
101 空調用室内機
102 空調用室外機

Claims (5)

  1. 筐体と、該筐体の天板に支持されたモータと、該モータのシャフトに取り付けられた遠心ファンと、該遠心ファンの周方向を包囲して設けられた熱交換器とを備え、前記遠心ファンは、前記シャフトに取り付けられたハブと、該ハブの周方向に間隔を空けて立設された複数の羽根と、該羽根を挟んで前記ハブに対向して設けられたシュラウドとを有する空調用室内機において、
    前記ハブの外径は、前記羽根の外径よりも縮径して形成され、前記天板は、前記羽根の前記ハブよりも遠心方向に突出した部分の上縁部から前記天板側に流出する気流を前記熱交換器に向けて偏向する機能を有してなることを特徴とする空調用室内機。
  2. 前記天板は、前記羽根の前記上縁部に対応した面が該上縁部側に凸形に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の空調用室内機。
  3. 前記天板は、前記羽根の前記上縁部に対応した面に、前記羽根の前記上縁部から流出する気流を前記熱交換器に向けて偏向する流れガイド部材が配設されてなることを特徴とする請求項1に記載の空調用室内機。
  4. 前記流れガイド部材は、前記ハブを形成する材料よりも軽量な材料から形成されてなることを特徴とする請求項3に記載の空調用室内機。
  5. 前記天板は、前記羽根の前記上縁部の外径端よりも遠心方向側に位置する内面に、前記上縁部から流出する気流の流れ方向に対して傾斜した面を有する風速調整部材が配設されてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空調用室内機。
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