JP2013011235A - 送風機、室外機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

送風機、室外機及び冷凍サイクル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ファン外周縁と側壁の距離による不均一性がある場合でも、気流の周方向流量分布を均一にして、低騒音、高効率をはかることができる送風機等を得る。
【解決手段】回転軸17を中心に複数の翼4を有するファン5と、ファン5の翼の回転方向に沿って、翼の外周端より外側に、円筒状の壁面となる直管部、直管部よりも気体の吹出側となる出口部及び吸込側となる入口部を構成する壁面を形成し、気体を整流するためのベルマウス7と、送風室1を形成し、回転軸17方向にベルマウス7の出口部に合わせた吹出口を有する直方体状の筐体となる室外機本体19とを備え、ベルマウス7の入口部は、回転軸17とベルマウス風上側端部15との距離が、回転軸17と直管部における壁面との距離より長く、さらに、室外機の壁と直管部との距離が短い部分における回転軸とベルマウス風上側端部15との距離が、直管部との距離が長い室外機の角部に対応する回転軸とベルマウス風上側端部15との距離よりも長くなるように構成するものである。
【選択図】図7

Description

この発明は、例えば空気調和機や給湯器などの冷凍サイクル装置を構成する際、熱交換器等を有する送風機等に関するものである。
冷媒回路を構成し、冷媒を循環させて対象空間等の加熱、冷却等を行う冷凍サイクル装置では、室内機と室外機とに分けて構成することが多い。そして、このような室外機(室外ユニット)では、翼(プロペラ)を有するプロペラファンを回転させて空気の流れを発生させ、送風(冷却、排熱等)を行っている。
従来の冷凍サイクル装置の室外機において、省エネルギー化や低騒音化要求に対応するファン高効率化を目的として、室外機吹出口のベルマウス吸込側壁部を、吸込口の内周面から径方向外方に向かって半円状に湾曲する断面形状とするようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより吸込口部分において空気がはく離するのを抑制するようにしている。
また、前面パネルが四角形であるため、対角部と辺中央部で羽根車と側壁の距離が異なり、ベルマウスの流入気流の方向が変化しているが、ベルマウス吸込側先端の湾曲部の曲率を各辺の中央部で最大とし、対角部で最小とすることで気流の急激な曲折による気流のはく離を抑えるようにしたものが提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
特許第3084790号公報(第5項、第1図、第4図) 特公平7―117077号公報(第3項、第1図、第3図、第4図)
このような室外機では、例えば、背面と側面側から熱交換器を通過して、気流が室外機の送風室内部に流入するようにしていた。このとき、例えば、円形状のファン、ベルマウスに対して送風室を構成する筐体等は直方体形状である等、ベルマウスと筐体等の形状が違うことが原因で、ファン側面からの吸込み気流の風量分布が周方向で不均一となってしまっていた。そのため、例えばファンの回転に伴う翼周りの流れの変動が大きくなり、騒音の原因となっていた。
本発明は、例えば形状が異なることにより、ファン外周縁のベルマウスと送風室(筐体)の壁面等の距離が不均一である場合でも、吸込気流の周方向流量分布を均一化して、低騒音、高効率をはかることができる送風機等を得ることを目的とするものである。
本発明に係る送風機は、回転軸を中心に回転して気体の流れを発生させる複数の翼を有するプロペラファンと、プロペラファンの翼の回転方向に沿って、翼の外周端より外側において、円筒状の壁面となる直管部、直管部よりも気体の吹出側となる出口部及び吸込側となる入口部を構成する壁面を形成し、気体を整流するためのベルマウスと、ファン及びベルマウスを設置するための送風室を形成し、回転軸方向にベルマウスの出口部に合わせた吹出口を有する直方体状の筐体とを備え、ベルマウスの入口部は、回転軸と入口側の端部との距離が、回転軸と直管部における壁面との距離より長く、さらに、筐体壁と直管部との距離が短い部分における回転軸と入口側の端部との距離が、直管部との距離が長い筐体角部に対応する回転軸と入口側の端部との距離よりも長くなるように構成する。
本発明によれば、ベルマウスの入口部について、筐体壁面と直管部との距離が短い部分における回転軸と入口側の端部との距離が、直管部との距離が長い筐体角部の壁に対応する回転軸と入口側の端部との距離よりも長くなるように構成したので、ベルマウスの形状と筐体壁面との形状が異なることで、筐体壁面と直管部との距離が均一でない場合においても、ファンに流入する気流を周方向で均一化することができる。このため、低騒音、高効率の送風機を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る室外機を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る室外機の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係るファングリル9aを外した構成図である。 本発明の実施の形態1に係る室外機内部構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係り、室外機内の気流を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係り、室外機内の気流を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係り、ベルマウス7とブロック片16との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る室外機のベルマウス7にブロック片16を取り付けたことによる気流の関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る室外機の内部を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る室外機の内部を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の構成図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る室外機の吹出口側から見た斜視図である。また、図2は上面側から室外機の構成を説明するための図である。ここでは、冷凍サイクル装置として空気調和装置を代表とし、空気調和装置の室外機について説明するが、例えば給湯機用の室外機等も同様の構成とすることができる。
図1等に示すように、室外機本体19は、2つの側面19a及び19c、前面19b、背面19d、上面19e並びに底面19fを有する筐体で構成されている。側面19a、19c及び背面19dは外部からの空気を吸い込むために開口部分を有している。また、前面19bは外部に空気を吹出す吹出口9となる開口部分を有している。そして、吹出口9は、物体等とファン5との接触を防止して安全をはかるためにファングリル9aで覆われている。
また、空気調和装置の室外機本体19内には、ボス(プロペラボス)18の周囲に複数(例えば3枚)の翼4を有するプロペラファン5(以下、単にファン5と記す)が設置されている。ファン5は背面側にあるファンモータ6で回転駆動される。そして、室外機本体19内部はセパレータ3によってファン5が設置されている送風室1と圧縮機11等が設置されている機械室2に分けられている。側面19aと背面19dの内側には略L字状の熱交換器10が設けられている。ここで、以下においては、図1に示すように、側面19aと19cとに略垂直な方向をX方向、上面19eと底面19fとに略垂直な方向をY方向、ファン5の回転軸17の方向をZ方向として説明するものとする。
上述したように、熱交換器10、前面パネル8等で囲まれた送風室1には、ファン5が設置されている。ファン5の半径方向外側には、翼4の回転方向に沿って、翼の外周端より外側に、吹出口9の外周を囲むようにベルマウス7が室外機の前面パネル8と一体または別体として取り付けられる。このベルマウス7は吸込み側と吹出し側とを区切って吹出口9近傍の風路を構成するものである。ベルマウス7については後述する。
図3は吹出口9を覆うファングリル9aを取り外した室外機の構成図である。また、図4は室外機本体19の内部構成等を説明するために前面パネル8等を取り外した構成図である。次に室外機本体19の内部構成等について説明する。
前述したように、室外機本体19の外側からベルマウス7を覆うようにファングリル9aが前面パネル8に取り付けられている。そして、ファン5の吸込み側には熱交換器10が側面19aと背面19dにかけて略L字状に設けられている。この熱交換器10は、板状の面が略平行になるように並設された複数のフィンと、その並設方向に各フィンを貫通する伝熱管で構成される。そして伝熱管内には、冷媒回路を循環する冷媒が通過する。本実施の形態の熱交換器10は、伝熱管が室外機本体19の側面19aと背面19dにかけて略L字状に伸び、図4に示すようにY方向に複数段の伝熱管がフィンを貫通するように構成される。また、熱交換器10は、配管12等を介して圧縮機11と接続し、空気調和装置の冷媒回路を構成する。そして、基板箱14内の基板13により室外機内に搭載された機器を制御する。
図5は背面側及び上面側からの室外機のベルマウス7と気流との関係を説明するための図である。また、図6は側面側からのベルマウス7と気流との関係を説明するための図である。図5に示すように、入口部において空気が流入する入口側の端部をベルマウス風上側端部15とする。ここで図6(a)は、図3において、回転軸17を含む平面で、室外機本体19の上面19eに対して垂直な方向(a―a1)に室外機を切った断面(a―a1方向の断面)を表している。また、図6(b)は、回転軸17を含む平面で、室外機本体19の送風室角部から回転軸17に向かう方向(b―b1)に室外機を切った断面(b―b1方向の断面)を表している。
次にベルマウス7の形状について説明する。ベルマウス7は、形状等により分類した入口部、直管部及び出口部で構成する。例えば円筒形状の直管部(Pb2 −Pb3 間)は、ベルマウス7において径(回転軸17とベルマウス7の壁面との間の距離)が最小となる部分である。また、入口部は、直管部Pb2 からベルマウス7の入口端Pb1 まで、ファン5側に凸となる曲面で回転軸17との距離を広げて形成した部分である。出口部は、直管部Pb3 から出口端Pb4 まで、直線的に回転軸17との距離を広げ、例えばテーパ状になるように形成した部分である。出口端Pb4 と吹出口9とは連通する。
図7はベルマウス7とブロック片16との関係を示す図である。また、図8は側面側からの実施の形態1に係る室外機のベルマウス7にブロック片16を取り付けたことによる気流の関係を説明するための図である。本実施の形態では、a―a1方向の断面における回転軸17からベルマウス風上側端部15までの長さRaが、b―b1方向の断面における回転軸17から入口端Pb1 までの距離(ベルマウス7の入口端における半径)Rbより長くなるようにする。このため、入口端Pb1 と連通するように、X方向における上部または下部の少なくとも一方にブロック片16を取り付け、ベルマウス風上側端部15をRaまで拡大させる。ここで、ブロック片16を少なくとも一方に取り付ければ、発明の目的を達成することができるが、図7及び図8で示すように両方取り付けることが望ましい。
ブロック片16は、入口端Pb1 から連続してX方向に延びるように取り付けられる。そして、図7に示すように、回転軸17を含み、室外機の送風室角部を通る面で挟まれたエリアA内に存在するように取り付けられる。ここで、回転軸17を通るX方向に延びた線を中心として同じ幅となる(線対称となる)ようにすることが望ましい。ブロック片16の幅については、エリアAの幅を最大とし、ボス18の幅を最小とする。
本実施の形態では、ブロック片16を別パーツとしてベルマウス7に取付けるなどして、ブロック片16とベルマウス7とを分けて説明しているが、これに限定するものではない。例えばブロック片16をベルマウス7と共に板金一体でプレス成型するなどして、ベルマウス7の一部として、上部、下部におけるベルマウス風上側端部15を拡大するように形成することも可能である。
次に、本実施の形態の室外機における送風動作について図に基づいて説明する。室外機において、ファン5が回転すると、室外機本体19の外部から外部空気を吸い込む。これにより側面19aまたは背面19dの熱交換器10に空気が流入して熱交換がなされる。その後、ファン5、さらにベルマウス7を通過して、吹出口9から室外に空気が吹き出される。このとき、図2等に示すように、吹出口9から室外に導かれる気流Aが発生する。
次に、図5〜図8に基づいて、本実施の形態におけるベルマウス7付近の気流の流れについて説明する。例えば、図5等に示すように、室外機本体19の背面19dの対角部から送風室1に流入した気流の一部は、前面パネル8に向かった後、ベルマウス外周面7bを回り込み、ベルマウス風上側端部15と上面19eが接近する前面パネル8の中央付近で前面パネル8から上流へ向かう。この気流Bはベルマウス外周面7bに沿って流れ、入口端Pb1 を回り込んでベルマウス7を通過する(気流B)。室外機の背面19dから直接ベルマウス7に流入する気流Cと気流Bとがぶつかる境界Qaと、a―a1方向の断面における回転軸17からの半径Rbの円筒面Qbがぶつかる点を合流点Qとする。
前述したように、ブロック片16を取り付けて、a―a1方向等、ベルマウス7の上部、下部において、回転軸17を中心とした入口端Pb1'までベルマウス風上側端部15を直線的に拡大する。この結果、図7に示すように、前面パネル8から前記合流点Qまでの距離はZ1からZ2となって前面側に移行し、図5及び図6で示すベルマウス形状と比べて前面パネル8から上流へ向かう流れが減少する。そして、b―b1方向の断面におけるファン側面からの吸込み分布と等しくなる。
以上のように、実施の形態1の冷凍サイクル装置の室外機が有する送風機によれば、ベルマウス7にブロック片16を取り付けることにより、上部、下部におけるベルマウス7入口部を拡大し、前面パネル8から上流へ向かう流れが減少することで、Q点がベルマウス7寄りになるようにし、a―a1方向の断面とb―b1方向の断面におけるファン側面からの吸込み分布が等しくなるようにしたので、ファン側面からの吸込気流の周方向における風量分布の均一化を図ることができる。このため、翼周りの流れが一定となり、翼面に発生する力の変動を小さくすることができるので、低騒音化をはかることができる。
また、入口端Pb1 と室外機の上面19eまたは底面19fが接近する部分で、入口端にブロック片16をつけることで、ベルマウス外周面7bに沿って前面パネル8から上流の熱交換器10へ向かう気流Bを減少させることができるため、気流の流入抵抗を低減することができる。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の室外機の内部を示すための図である。図9では、室外機から室外機の上面19e、側面19a、熱交換器10及びファンモータ6を取り除いて示している。
本実施の形態では、前述したように、ブロック片16の幅をエリアAの全範囲に広げたものである。本実施の形態でも、実施の形態1と同様の効果が得られ、さらにベルマウス外周面7bに沿って前面パネル8から上流の熱交換器10へ向かう気流Bを減少させることできる。
以上のように、実施の形態2の冷凍サイクル装置の室外機によれば、エリアAの全範囲にブロック片16の幅を広げるようにしたので、実施の形態1と同様に、ベルマウス外周面7bに沿って前面パネル8から上流の熱交換器10へ向かう気流Bを減少させることができるため、気流の流入抵抗を低減できる。このため、低騒音、高効率の室外機を得ることができる。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の室外機の内部を示すための図である。図10では、室外機から室外機の上面19e、側面19a、熱交換器10及びファンモータ6を取り除いて示している。
本実施の形態では、ブロック片16により、回転軸17を含み、室外機の壁面に伸びる断面で抽出されたベルマウス風上側端部15の長さを、回転軸17と室外機本体19の壁面の距離が短い場所の方が長い場所に比べて大きくなるように構成する。これにより流れの急激な変化を抑えることができる。
また、このとき、回転軸17を含む鉛直面により抽出されたa−a1方向の断面で、ベルマウス風上側端部15の内径が最大となるようにする。このため、ベルマウス外周面7bに沿って前面パネル8から上流の熱交換器10へ向かう気流Bの風速が最も大きくなるところで、回転軸17を含む鉛直面により抽出された断面形状で、ベルマウス風上側端部15の内径が最大となるため、気流Bを抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、回転軸17を含む鉛直面により抽出された断面形状で、ベルマウス風上側端部15の内径が最大となるようにした上で、内径が周方向で滑らかに変化させるようにしている。ベルマウス風上側端部15に周方向で段差がなく滑らかにつながっているため、さらに流れの急激な変化を抑えることができる。ここで、風の変化を抑制するためには段差ができるだけない方がよいが、例えばベルマウス風上側端部15を滑らかに形成できないような場合には、例えば多段構成にすることもできる。
以上のように、実施の形態3の室外機においても、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、ベルマウス外周面7bに沿って前面パネル8から上流の熱交換器10へ向かう気流Bを減少させることができるため、気流の流入抵抗を低減できる。このため、低騒音、高効率の室外機を得ることができる。さらに、本実施の形態では、ベルマウス風上側端部15を連続的に変化させるようにしたので、流れの急激な変化を抑えることができる。
実施の形態4.
図11は本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の構成図である。本実施の形態では、上述した送風機等を備える室外機100を有する冷凍サイクル装置について、空気調和装置について説明する。図11の空気調和装置は、室外機100と室内機200とを備え、これらが冷媒配管で連結され、冷媒回路を構成して冷媒を循環させている。冷媒配管のうち、気体の冷媒(ガス冷媒)が流れる配管をガス配管300とし、液体の冷媒(液冷媒。気液二相冷媒の場合もある)が流れる配管を液配管400とする。
室外機100は、本実施の形態においては、圧縮機101、四方弁102、室外側熱交換器103、室外側送風機104、絞り装置(膨張弁)105で構成する。
圧縮機101は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。ここで、圧縮機101は、インバータ装置等を備え、運転周波数を任意に変化させることにより、圧縮機101の容量(単位時間あたりの冷媒を送り出す量)を細かく変化させることができるものとする。四方弁102は、制御装置(図示せず)からの指示に基づいて冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り換える。
また、室外側熱交換器103は、冷媒と空気(室外の空気)との熱交換を行う。例えば、暖房運転時においては蒸発器として機能し、液配管400から流入した低圧の冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、冷房運転時においては凝縮器として機能し、四方弁102側から流入した圧縮機101において圧縮された冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮して液化させる。室外側熱交換器103には、冷媒と空気との熱交換を効率よく行うため、上述の実施の形態1〜3で説明したベルマウス7、ファン5等、ブロック片16等を有する室外側送風機104が設けられている。室外側送風機104についても、インバータ装置によりファンモータの運転周波数を任意に変化させてファン5の回転速度を細かく変化させるようにしてもよい。絞り装置105は、開度を変化させることで、冷媒の圧力等を調整するために設ける。
一方、室内機200は、負荷側熱交換器201及び負荷側送風機202で構成される。負荷側熱交換器201は冷媒と空気との熱交換を行う。例えば、暖房運転時においては凝縮器として機能し、ガス配管300から流入した冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化(又は気液二相化)させ、液配管400側に流出させる。一方、冷房運転時においては蒸発器として機能し、例えば絞り装置105により低圧状態にされた冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒に空気の熱を奪わせて蒸発させて気化させ、ガス配管300側に流出させる。また、室内機200には、熱交換を行う空気の流れを調整するための負荷側送風機202が設けられている。この負荷側送風機202の運転速度は、例えば利用者の設定により決定される。特に限定するものではないが、負荷側送風機202にも実施の形態1〜3で説明した送風機を用いるようにすることができる。
以上のように実施の形態4の空気調和装置では、実施の形態1〜3において説明した送風機を室外機100に用いることで、低騒音等を実現し、損傷等を防止することができる。
本発明の活用例として、冷凍サイクル装置を構成する室外機、例えば空気調和機や給湯器などの室外機、その他、送風機が設置される各種装置や設備などに広く利用することができる。
1 送風室、2 機械室、3 セパレータ、4 翼、5 ファン、6 ファンモータ、7 ベルマウス、7b ベルマウス外周面、8 前面パネル、9 吹出口、9a ファングリル、10 熱交換器、11 圧縮機、12 配管、13 基板、14 基板箱、15 ベルマウス風上側端部、16 ブロック片、17 回転軸、18 ボス、19 室外機本体、19a,19c 側面、19b 前面、19d 背面、19e 上面、19f 底面、100 室外機、101 圧縮機、102 四方弁、103 室外側熱交換器、104 室外側送風機、105 絞り装置、200 室内機、201 負荷側熱交換器、202 負荷側送風機、300 ガス配管、400 液配管。

Claims (7)

  1. 回転軸を中心に回転して気体の流れを発生させる複数の翼を有するプロペラファンと、
    該プロペラファンの翼の回転方向に沿って、前記翼の外周端より外側において、円筒状の壁面となる直管部、前記直管部よりも気体の吹出側となる出口部及び吸込側となる入口部を構成する壁面を形成し、前記気体を整流するためのベルマウスと、
    前記ファン及び前記ベルマウスを設置するための送風室を形成し、前記回転軸方向に前記ベルマウスの前記出口部に合わせた吹出口を有する直方体状の筐体とを備え、
    前記ベルマウスの前記入口部は、前記回転軸と入口側の端部との距離が、前記回転軸と前記直管部における壁面との距離より長く、さらに、前記筐体壁と前記直管部との距離が短い部分における前記回転軸と前記入口側の端部との距離が、前記直管部との距離が長い前記筐体角部に対応する前記回転軸と前記入口側の端部との距離よりも長くなるように構成することを特徴とする送風機。
  2. 前記筐体角部壁面に対応する前記回転軸と前記入口側の端部との距離よりも長い部分における幅を、前記プロペラファンのボスの幅以上、前記筐体角部壁面と前記回転軸とを結ぶ線が前記開口端と交わる位置以下とし、回転軸を通る鉛直方向の線を中心として同じ長さとすることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記ベルマウスの前記入口部において、前記筐体壁面と前記直管部との距離が短い部分における前記回転軸と前記入口側の端部との距離が最も長くなるように構成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送風機。
  4. 前記ベルマウスの前記入口部において、前記筐体壁面と前記直管部との距離が短い部分における前記回転軸と前記入口側の端部との距離を最も長くし、前記筐体壁面と前記直管部との距離の長さに対応して徐々に短くしていくことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の送風機。
  5. 前記開口端から前記筐体壁面に向けて延びる板状のブロック片を前記ベルマウスの前記入口部に取り付けて、前記回転軸と前記入口側の端部との距離を長くすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の送風機。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の送風機と、
    前記送風機における筐体内のファンの吸込み側に設けられ、空気との熱交換を行う熱交換器と
    を備えることを特徴とする冷凍サイクル装置の室外機。
  7. 吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、熱交換により前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮に係る冷媒を減圧させるための絞り装置と、熱交換により前記冷媒を蒸発させる蒸発器とを配管接続して冷媒回路を構成する冷凍サイクル装置において、
    請求項6に記載の室外機の熱交換器を前記凝縮器又は前記蒸発器とすることを特徴とする冷凍サイクル装置。
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