JP3457481B2 - 複合シート及びそれを用いた吸収性物品 - Google Patents
複合シート及びそれを用いた吸収性物品Info
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Description
用材料、また使い捨ておむつ等の吸収性物品の裏面シー
ト等として有用な複合シート及び該複合シートを用いて
なる吸収性物品に関する。
性の表面シートと、防漏性の裏面シートと、これら両シ
ートの間に配置される吸収体とを具備してなる、使い捨
ておむつなどの吸収性物品は、種々提案され、広く用い
られている。近年、このような吸収性物品においては、
上記裏面シートとして、液体不透過性シートと不織布と
を、接着剤によって又は融着によって貼り合わせた、透
湿性を有する複合シートが用いられている。しかしなが
ら、従来用いられていた複合シートは、吸収性物品に用
いた際に、要求されている程度に、十分な柔らかさ、肌
触りを有しているものではなく、又、十分な接着強度を
有していなかったため使用中に液体不透過性シートと不
織布とが剥離するといった問題があった。
及び肌触りを有し、接着強度を十分満足する複合シート
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、ム
レが防止され且つ柔らかさ等の風合いや肌触りに優れた
吸収性物品を提供することにある。
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の不織布と液体不
透過性シートとを接着剤によって貼り合わせた積層シー
トにエンボス処理を施してなる複合シートが上記目的を
達成しうることを知見した。
のであり、構成繊維を融着させてなる多数の接着部を有
し、該接着部の総面積が、不織布全体の面積に対して1
0〜40%であるヒートロール不織布と、液体不透過性
シートとを、接着剤を介して貼り合わせた積層シート
に、エンボス処理を施してなる複合シートであって、上
記液体不透過性シートが、多孔性シートであり、該多孔
性シートは、その透湿度が0.1g/(100cm 2 ・
hr)以上で且つ坪量が15〜50g/m 2 であり、上
記多孔性シートは、ポリオレフィン樹脂100重量部
に、充填剤50〜250重量部を混練りし、溶融成型加
工して得られたフィルム又はシートを、一軸又は二軸延
伸することによって得られる多孔性シートであり、上記
複合シートにおける上記接着剤の塗工量が、0.5〜3
g/m 2 であることを特徴とする複合シートを提供する
ものである。
面に多数の凸部が配された彫刻ロールにより行われ、該
凸部の面積が、該彫刻ロールの表面全体の面積に対して
5〜40%である上記複合シートを提供するものであ
る。また、本発明は、上記構成繊維が、ポリオレフィン
系繊維を含むことを特徴とする上記複合シートを提供す
るものである。また、本発明は、上記構成繊維は、ポリ
エチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン複合
繊維、ポリプロピレン複合繊維を含み、該ポリエチレン
複合繊維の複合組成が、ポリエチレンテレフタレート/
ポリエチレンであり、該ポリプロピレン複合繊維の複合
組成が、ポリエチレンテレフタレート/低融点ポリプロ
ピレンである上記複合シートを提供するものである。
が、1.0〜3.0デニールであり、上記不織布の坪量
が15〜35g/m2、更には15〜25g/m2である
上記複合シートを提供するものである。また、本発明
は、上記多孔性シートの坪量が15〜35g/m2であ
る上記複合シートを提供するものである。
と、防漏性の裏面シートと、これら両シートの間に配置
される吸収体とからなる吸収性物品において、上記裏面
シートとして、上記複合シートを用いることを特徴とす
る吸収性物品を提供するものである。
について詳述する。本発明の複合シートは、特定の不織
布と液体不透過性シートとを接着剤によって貼り合わせ
てなる積層シートにエンボス処理を施してなることを特
徴とする。
織布は、構成繊維が融着されてなる多数の接着部を有
し、特定の接着部面積を有するヒートロール不織布であ
る。尚、該ヒートロール不織布は、一般にヒートエンボ
ス不織布、ポイントボンド不織布、カレンダーボンド不
織布等とも呼ばれている不織布である。
融着されてなる接着部の総面積の割合であり、該接着部
面積は、該接着部の総面積が不織布全体の面積に対して
10〜40%であり、好ましくは10〜30%である。
上記接着部の面積が不織布全体の面積に対して10%未
満であると、柔軟性はあるものの毛羽立ちが多く、また
繊維が抜け易く、40%を超えると、滑り感はあるもの
の、柔らかさが無く、薄っぺらい紙の様なシートにな
る。
ロール不織布において、ヒートロールによりエンボスさ
れて各構成繊維が融着している部分である。従って、上
記接着部の形状は用いるヒートロールにおけるエンボス
の形状により適宜調節することができる。本発明におい
ては特に制限されないが、風合いの点からは、四角形、
円形、ひし形、亀甲型等の点状が好ましく、また連続し
た亀甲型のように接着部としての多数の接着線を多数連
続させてもよい。また、これらの形状に、更に格子模様
や絵柄模様の接着線を組み合わせた形状としてもよい。
形状が点状である場合には、点状の接着部1点の面積
は、好ましくは0.1〜4.0mm2 、更に好ましくは
0.5〜2mm2 である。尚、各接着部間の間隔は、上
記の面積の割合を満足すれば、任意であるが、後述の図
2に示すように、ヒートロール不織布の全面に亘って、
接着部が存在するように該接着部を形成することが好ま
しい。
ボス処理が施されて凹凸が形成されてなるエンボス面
と、該エンボス面の反対側の面で平滑な平滑面とが存在
するが、どちらの面を多孔性シートとの貼り合わせ面と
するかは特に制限されない。但し、上記エンボス面を貼
り合わせ面とする場合には、不織布の平滑面が複合シー
トの表面にくるので滑り性が増すこととなり、また、不
織布の平滑面を貼り合わせ面とする場合には、不織布の
エンボス面が複合シートの表面にくるので、ふんわりと
して柔らかさが増し、エンボス柄もハッキリする等、い
ずれの面を貼り合わせ面として選択するかによって、得
られる複合シートの特性も変動する。
リエチレン(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維
等のポリオレフィン繊維;ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリアミド等の熱可塑性樹脂を単独で用い
てなる繊維;芯鞘型、サイドバイサイド型等の構造の複
合繊維、例えば鞘成分がポリエチレン又は低融点ポリプ
ロピレンである芯鞘構造の繊維が好ましく挙げられ、該
芯/鞘構造の繊維の代表例としては、PET(芯)/P
E(鞘)、PP(芯)/PE(鞘)、PP(芯)/低融
点PP(鞘)等の芯鞘構造の繊維が挙げられる。更に具
体的には、上記構成繊維は、ポリエチレン繊維、ポリプ
ロピレン繊維等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレン
複合繊維、ポリプロピレン複合繊維を含むのが好まし
い。ここで、該ポリエチレン複合繊維の複合組成は、ポ
リエチレンテレフタレート/ポリエチレンであり、該ポ
リプロピレン複合繊維の複合組成が、ポリエチレンテレ
フタレート/低融点ポリプロピレンであるのが好まし
く、より具体的には、PET(芯)/PE(鞘)、PE
T(芯)/低融点PP(鞘)が挙げられる。また、これ
らの繊維は、単独で用いて不織布を構成してもよいが、
2種以上を組み合わせて用いることもできる。
0mmであるのが好ましく、30〜60mmであるのが
更に好ましい。該繊維長が、20mm未満であると、カ
ード機にかけることが困難となり、80mmを超えると
繊維の塊(ネップ)に成り易くなるので、好ましくな
い。
さ、風合い、ホットメルトの裏抜け防止のために、細か
いのが好ましく、好ましくは1.0〜3.0デニールで
あり、特に好ましくは1.5〜2.0デニールである。
1.0デニール未満であると、製造が困難となり、コス
ト高となり、3.0デニールを超えると不織布の柔らか
さ等の風合いや肌触りが悪くなるので、好ましくない。
/m2 が好ましく、15〜30g/m2 がさらに好まし
い。上記坪量が15g/m2 未満であると、不織布繊維
の分散ムラが生じ製造が困難となる。35g/m2 を超
えると、柔らかさ等の風合いや肌触りが悪くなるので、
好ましくない。
面シートとして用いる場合には、上記ヒートロール不織
布は撥水性であるのが好ましい。
からなる原綿をカドー機にかけウエブを形成し、該ウェ
ブを、加熱されたエンボスロール(エンボスシリンダ
ー)と表面が平滑で加熱された金属ロール(平滑な金属
シリンダー)とを用いて、エンボス処理して点接着等す
ることにより製造することができる。
性シートとしては、液体不透過性を有している、多孔性
シートの透湿性シートが使用される。
ので、本発明の複合シートを吸収性物品、衣料素材等ム
レを感じ易いものに使用する場合には、特に好ましい。
ン樹脂に充填剤を混練りし、溶融成型加工して得られた
フィルム又はシートを、一軸又は二軸延伸することによ
って得られる多孔性シートが用いられる。
ば、エチレン、プロピレン、ブテン等のモノオレフィン
重合体及びこれらのオレフィンの共重合体を主成分とす
るものが用いられる。上記ポリオレフィン樹脂として
は、具体的には、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、結晶
性エチレン−プロピレンブロック共重合体、ポリブテ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体及びこれらの混合物
が挙げられ、なかでも、線状低密度ポリエチレンがしな
やかで強靱であることから望ましい。
充填剤が用いられる。無機充填剤としては、炭酸カルシ
ウム、セッコウ、タルク、カーボンブラック、クレー、
カオリン、シリカ、珪藻土、炭酸マグネシウム、炭酸バ
リウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシ
ウム、リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム、酸化チタン、アルミナ、マイカ、アスベスト
粉、シラスバルーン、ゼオライト、珪酸白土、セメン
ト、シリカフューム、雲母粉等が挙げられる。一方、有
機充填剤としては、木粉、石炭粉、パルプ粉等が挙げら
れる。これらの充填剤は単独で用いてもよく又は混合物
として用いてもよい。
あることが好ましく、10μm以下であることが更に好
ましく、0.5μm〜5μmであることが最も好まし
い。また、上記充填剤は、上記ポリオレフィン樹脂への
均一分散性の点から表面処理されていることが好まし
い。該表面処理には、脂肪酸又はその金属塩などの、充
填剤表面を疎水化し得るものが好ましく用いられる。上
記充填剤の配合割合は、上記ポリオレフィン樹脂100
重量部に対して50〜250重量部である。
練りし、溶融成形加工するには、通常公知のフィルムや
シートの製造方法における混練りや溶融成形加工と同様
にして行うことができる。また、上記一軸又は二軸延伸
は、通常の方法と同様にして行うことができるが、その
際、一軸延伸の場合は延伸倍率を1.2〜4.0倍とす
るのが好ましく、二軸延伸の場合は面積倍率を1.5〜
8倍とするのが好ましい。
多孔性シートの各種性能を向上させる目的で種々の第三
成分を配合することができる。上記第三成分としては、
オレフィン系の低融点ポリマー、液状若しくはワックス
状炭化水素重合体、ゴム状物(例えば、天然ゴム、イソ
プレンゴム、ブタジエンゴムなど)、オレフィン系熱可
塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、
又は可塑剤等の添加剤;トリグリセライド;塩化パラフ
ィン;一塩基酸と一価アルコールとからなるモノエステ
ル、及び多塩基酸と多価アルコールとからなるポリエス
テルの混合物;多塩基酸と一価アルコールとからなるポ
リエスルテルA、及び多塩基酸と多価アルコールとから
なるポリエステルBの混合物;合計炭素数38以上のモ
ノエステルであって該モノエステルを構成する酸及びア
ルコールの少なくとも一方が分岐状であるモノエステ
ル;側鎖を有する炭化水素重合体及びポリエステルの混
合物等が挙げられる。
向の引き裂き強度及び横方向の引張応力を向上させる目
的で、添加されるものである。これらの添加剤の添加量
は、上記ポリオレフィン樹脂100重量部に対して1〜
100重量部とするのが好ましい。
トのシート強度を向上させ、しかも低延伸倍率でも連続
孔を該多孔性シートに形成せしめるために添加されるモ
ノであり、該トリグリセライドの配合割合は、上記ポリ
オレフィン樹脂100重量部に対して好ましくは1〜1
00重量部である。尚、上記トリグリセライドを構成す
る脂肪酸は、炭素数が2〜30の飽和又は不飽和の脂肪
酸であるのが好ましい。
リセライドと同じ目的で用いられるものである。上記塩
化パラフィンにおける塩素含有量は、好ましくは1〜6
5重量%であり、更に好ましくは35〜55%である。
この様な塩化パラフィンは、公知の方法、例えば、溶融
固形パラフィン、nパラフィン又は固形パラフィンの四
塩化炭素溶液に塩素ガスを通すことによって製造され
る。上記塩化パラフィンの配合割合は、上記ポリオレフ
ィン樹脂100重量部に対して1〜100重量部である
のが好ましい。
からなるモノエステル、及び多塩基酸と多価アルコール
とからなるポリエステルの混合物は、上記トリグリセラ
イドと同じ目的で用いられるものである。上記モノエス
テルとしては、例えば、炭素数10以上のモノカルボン
酸等の一塩基酸と炭素数10以上のモノアルコール等の
一価アルコールとを、脱水縮合して得られるエステルが
挙げられるが、好ましくは分子量が240以上のモノエ
ステル、更に好ましくは分岐炭化水素鎖を含む炭素数2
0以上のモノエステルが用いられる。一方、上記ポリエ
ステルとしては、例えば、ジカルボン酸、トリカルボン
酸又はテトラカルボン酸等の多塩基酸と、ジオール類、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール、ソルビトール又はシュークローズ
等の多価アルコールとを、脱水縮合して得られるポリエ
ステルであって、合計炭素数が50以上のものが挙げら
れる。上記混合物の配合割合は、上記ポリオレフィン樹
脂100重量部に対して5〜50重量部であることが好
ましい。なお、上記モノエステルは、得られる多孔性シ
ートの透湿性及びタテ裂け強度の向上に寄与し、上記ポ
リエステルは透湿性及び外観の向上に寄与すると考えら
れる。
るポリエスルテルA、及び多塩基酸と多価アルコールと
からなるポリエステルBの混合物は、上記トリグリセラ
イドと同じ目的で用いられるものである。上記ポリエス
テルAとしては、例えば、ジカルボン酸、トリカルボン
酸又はテトラカルボン酸等の多塩基酸と、一価アルコー
ルとを脱水縮合して得られるジエステル、トリエステル
又はテトラエステルであって、合計炭素数が30以上の
ものが挙げられる。これらのうち、ケン化価が230以
下であるジエステルが好ましく、炭素数が16以上の分
岐一価アルコールを含むジエステルが更に好ましい。一
方、上記ポリエステルBとしては、例えば、ジカルボン
酸、トリカルボン酸又はテトラカルボン酸等の多塩基酸
と、ジオール類、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール又
はシュークローズ等の多価アルコールとを脱水縮合して
得られるポリエステルであって、合計炭素数が50以上
のものが挙げられる。上記ポリエスルテA及び上記ポリ
エステルBの混合物の配合割合は、上記ポリオレフィン
樹脂100重量部に対して5〜50重量部であることが
好ましい。
ステルであって、該モノエステルを構成する酸及びアル
コールの少なくとも一方が分岐状であるモノエステル
は、上記多孔性シートにおけるしなやかな風合いと良好
な透湿防漏性とを維持した上で、タテ裂け強度を向上さ
せる目的で用いられるものである。具体的には、2−デ
シルテトラデシルステアレート、2−オクタデシルベヘ
ネート、及びα−分岐脂肪酸(C18〜40)とモノア
ルコール(C6〜36)とのエステル(合計炭素数38
以上)等が挙げられる。上記モノエステルの配合割合
は、上記ポリオレフィン樹脂100重量部に対して5〜
50重量部であるのが好ましい。
及びポリエステルの混合物は、上記多孔性シートにおけ
るしなやかな風合いと良好な透湿防漏性とを維持した上
で、タテ裂け強度を向上させる目的及びシート外観を向
上させる目的で、用いられるものである。上記炭化水素
重合体としては、ポリα−オレフィン類であって炭素数
4以上の側鎖を有するオリゴマー領域のものが好ましく
用いられるが、この他に、エチレン−プロピレンの共重
合体、例えば三井石油化学工業(株)製の商品名「ルー
カント」やそのマレイン酸誘導体;イソブチレンの重合
体、例えば出光石油化学工業(株)製の商品名「ポリブ
テンHV−100」;又はブタジエン、イソプレンのオ
リゴマー及びその水添物や、これらから誘導される誘導
体等を用いることもできる。一方、上記ポリエステルと
しては、例えば、多塩基酸又は多価アルコールを構成成
分とするポリエステルが用いられ、具体的には、ヒマシ
油、硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油のエチレンオキシド付
加物、グリコール類とダイマー酸とのポリエステル、ト
リメチロールプロパン・ダイマー酸・ステアリン酸から
得られるヘキサエステル、トリメチロールプロパン・ア
ジピン酸・ステアリン酸から得られるヘキサエステルな
どが挙げられる。上記炭化水素重合体と上記ポリエステ
ルとの配合重量比は3/7〜7/3が好ましいが、用途
に応じた透湿性、タテ裂け強度、外観の要望レベルに従
って1/9〜9/1の範囲で自由に選ぶことができる。
側鎖を有する上記炭化水素重合体及び上記ポリエステル
の混合物の配合割合は、上記ポリオレフィン樹脂100
重量部に対して5〜50重量部であることが好ましい。
晶性ポリオレフィン樹脂と、ロ)該結晶性ポリオレフィ
ン樹脂の溶融下で該結晶性ポリオレフィン樹脂と混和性
があり且つ該結晶性ポリオレフィン樹脂の結晶化温度以
下では相分離する有機化合物とを含む混合物からシート
を形成し、該シートを少なくとも一軸方向に延伸するこ
とによって得られる多孔性シートも好ましく用いること
ができる。上記混合物から上記シートを形成する方法
は、通常の方法を特に制限なく用いることができる。
ポリプロピレン、ポリプロピレンとプロピレン−エチレ
ン共重合体とのブレンド物、又はポリプロピレンとポリ
エチレンとのブレンド物等を好ましく用いることができ
る。また、上記有機化合物としては、鉱物油、合成潤滑
油、パラフィンワックス、又は脂肪族カルボン酸と多価
アルコールのエステル等を好ましく用いることができ
る。上記結晶性ポリオレフィン樹脂及び上記有機化合物
の配合量は、それぞれ、上記結晶性ポリオレフィン樹脂
が50〜90重量部であり、上記有機化合物が50〜1
0重量部であることが好ましい。
上記有機化合物を含む多孔性シートには、結晶核形成剤
等の各種の添加剤を配合することもできる。該添加剤
は、上記結晶性ポリオレフィン樹脂及び上記有機化合物
の混合物100重量部に対して0.01〜3重量部配合
されることが好ましく、0.05〜1重量部配合される
ことが更に好ましい。
化合物とを含む混合物から形成されたシートを延伸する
際の延伸倍率は、好ましくは少なくとも一軸方向に1.
2〜5倍(面積比)であり、更に好ましくは1.2〜3
倍である。
して用いられる上記多孔性シートは、その透湿度が0.
1g/(100cm2・hr)以上であり、好ましくは
0.5〜4.0g/(100cm2・hr)、更に好ま
しくは0.5〜2.5g/(100cm2・hr)であ
る。上記透湿度が0.1g/(100cm2・hr)未
満であると、本発明の複合シートを吸収性物品の裏面シ
ートに用いた場合に、透湿性が不十分でムレや肌のかぶ
れを十分防止することができず、また、4.0g/(1
00cm2・hr)を超えると、複合シートを吸収性物
品の裏面シートなどに用いた際に、尿等の液体の漏れが
懸念されるので好ましくない。なお、上記透湿度は、J
IS Z−0208に準拠して測定した値である。ま
た、上記多孔性シートは、その坪量が15〜50g/m
2であり、15〜35g/m2 であると好ましい。
0.1g/(100cm2・hr)以上で且つ坪量が1
5〜50g/m2 であり、15〜35g/m2であるのが
好ましい。
と上記不織布とを貼り合わせる際に用いられる上記接着
剤としては、ホットメルト型接着剤が好ましく用いられ
る。上記ホットメルト型接着剤としては、スチレン系エ
ラストマーをベースポリマーとして用いたゴム系ホット
メルト及び、アモルファスポリα−オレフィンをベース
ポリマーとして用いたオレフィン系ホットメルト等が好
ましく挙げられる。上記ゴム系ホットメルトに用いられ
る上記スチレン系エラストマーとしては、スチレン・ブ
タジエンゴム(SBR)、スチレン・ブタジエン・スチ
レンブロッチ共重合体(SBS)、スチレン・イソプレ
ン・スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン・
エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体(SE
BS)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブ
ロック共重合体(SEPS)等が挙げられる。上記接着
剤は、その溶融粘度が180℃で好ましくは10000
cps以下であり、更に好ましくは1000〜8000
cpsであり、最も好ましくは1000〜6000cp
sである。上記溶融粘度が10000cpsを超えると
上記接着剤の塗工性が低下して塗工面にムラが生じたり
上記接着剤のボタ落ちが生じたりするおそれがあるので
好ましくない。
上記多孔性シートとの間において、全面に塗工してもよ
く、或いは、断続的(部分的)に塗工、例えば、線状、
点状、スパイラル状等に塗工してもよい。このように断
続的に塗工する場合、上記接着剤を塗布する部分の面積
は、被塗工面(即ち、上記多孔性シート又は上記ヒート
ロール不織布の一面)全面積の10〜60%となるよう
に塗工することが好ましい。
2 である。上記塗工量が0.5g/m2未満であると、上
記多孔性シートと上記ヒートロール不織布との間の接着
力が不十分となり、7g/m2を超えると、接着力は十
分であるものの複合シートが硬くなり風合いが低下して
しまうので、好ましくない。
トロール不織布と上記液体不透過性シートとを上記接着
剤により貼り合わせてなる積層シートに更にエンボス処
理を施してなる。従って、本発明の複合シートは、該エ
ンボス処理により、該ヒートロール不織布と該液体不透
過性シートとが融着されて形成された多数の融着部を有
する。
ートにエンボス処理を施すことにより、ピン、点ドッ
ト、亀甲、格子、縦縞、横縞、編み目、絵柄等の形状の
多数の融着部が、所定のパターンで形成されてなるもの
である。尚、該所定のパターンは、特に限定されるもの
ではない。
凸部が配された彫刻ロールを用いて行われ、該凸部の面
積が、彫刻ロールの表面全体の面積に対して、5〜40
%であるのが好ましい。上記面積が、5%未満である
と、液体不通過性シートと不織布との接着力を十分上げ
ることができない。40%を超えると、複合シートが硬
くなり風合いが低下するので好ましくない。そして、こ
のようにエンボス処理されて形成された融着部は、上記
彫刻ロールにおける上記凸部の面積のロール表面全体の
面積に対する割合と、略同程度の面積率(融着部の総面
積/シート全体の面積)を有する。尚、上記凸部の大き
さや間隔は、上記の面積の割合を満足すれば、任意であ
る。従って、上記複合シートに形成される融着部間の間
隔も所望の融着部の形状に応じて任意であるが、後述の
図1に示すように、融着部がシートの全面に亘って形成
されるようにするのが好ましい。
いるのが好ましく、具体的には0.5g/(100cm
2 ・hr)であるのが好ましい。
エンボス処理を施しているので、柔らかい肌触りの風合
いと、不織布と液体不透過性シートとの間の高い接着力
との両方を満足するものである。更に、上記複合シート
は、単に接着剤を乾燥させた上記積層シートに比して、
縮みジワが少ない。このことは、エンボス処理によっ
て、貼り合わせ前に生じるヒートロール不織布と液体不
透過性シートとの巻き出しテンションの相違を効果的に
緩和させることができるためであると考えられる。
ついて説明する。本発明の複合シートは、上記ヒートロ
ール不織布と上記液体不透過性シートとを接着剤を介し
て貼り合わせて積層シートを形成する積層シート形成工
程と、該積層シートにエンボス処理を施すエンボス工程
とを行うことにより、得ることができる。以下、上記積
層シート形成工程と上記エンボス工程とについて詳述す
る。尚、これらの工程以外の工程は通常のシートの形成
方法と同様である。
を塗工する方法としては、上記接着剤を線状に塗工する
方法や、上記接着剤を霧状にして吹き付け点状に塗工す
る方法がある。具体的には、スロットスプレー法、カー
テンスプレー法、メルトブローン法、スパイラルスプレ
ー法、グラビア法、並びに線状に塗工する方法等、公知
の塗布方法を特に制限なく用いることができる。また、
上記接着剤は、ヒートロール不織布と液体不透過性シー
トとのいずれに塗布してもよいが、接着剤のしみ出しが
問題となり易い場合には、液体不透過性シート側に塗工
するのが好ましい。
工程と同時にインラインで行ってもよく、また、後加工
してアウトラインで行ってもよい。上記エンボス工程に
おける上記エンボス処理は、上記エンボス加工ロールを
用いて行うことができる。上記エンボス加工ロールとし
ては、一般に彫刻ロールと平滑ロールとからなる一対の
ロールを用いることができる。この際、該彫刻ロールに
より押圧される面は、上記ヒートロール不織布の面と上
記液体不透過性シートの面との何れの面としてもよい。
上記彫刻ロールとしては、例えば種々のパターンがその
表面に彫刻された鉄ロールを用いることができ、一方、
上記平滑ロールとしては、ペーパーロール、ゴムロー
ル、シリコンゴムロール、ウレタンゴムロール、金属ロ
ール等を用いることができる。
理される前の上記積層シートを加熱ロールで予備加熱し
てもよい。また上記エンボス加工ロール自体を加熱可能
な加熱ロールとして、エンボス処理を施してもよい。上
記エンボス処理の温度は、加熱ロールと直接接触する上
記ヒートロール不織布の構成繊維または上記液体不透過
性シートの融点よりも10℃低い温度以下の温度とする
ことが好ましい。融点よりも10℃低い温度を超える温
度で加熱すると、複合シートがロールに融着したり熱に
よる縮みやシワが発生するので、好ましくない。
度差をつけてエンボス処理することもでき、この場合に
は得られる複合シートにおいて柔らかい風合いが得られ
るため好ましい。上記彫刻ロールのパターンとしては、
ピン、点ドット、亀甲、格子、縦縞、横縞、編み目、絵
柄等が挙げられ、特にそのパターンは限定されない。ま
た、上記エンボス処理によりエンボスされる部分の面積
(エンボス面積率)は、全体の面積に対して5〜40%
であるのが好ましい。また、エンボス処理する際の線圧
は、20〜120kg/cmであるのが好ましい。該線
圧が20kg/cm以下であると、エンボス処理による
効果が低下する場合があり、120kg/cmを超える
と、上記複合シートに穴開きが生じ易くなるので、好ま
しくない。尚、上記エンボス処理の条件は、加工速度に
よる影響が大きいため、これらの範囲に限られるもので
はない。
方法について図面を参照して説明する。ここで、図1
は、本発明の複合シートの1形態を示す一部破断斜視図
であり、図2は、図1に示す複合シートに用いられるヒ
ートロール不織布の1形態を示す斜視図であり、図3
は、図1に示す複合シートの製造方法の要部を示す概略
図である。
ロール不織布11と液体不透過性シート12とを接着剤
13を介して貼り合わせた積層シート10に、エンボス
処理を施してなり、該ヒートロール不織布11と該液体
不透過性シート12とが融着されて形成された多数の融
着部2を有する。尚、図1においては、説明のために上
記融着部2のみを図示し、ヒートロール不織布11にお
ける接着部は図示しない。更に詳細には、上記接着剤1
3は、スパイラル状に塗工されており(後述するように
ヒートロール不織布11上に塗工されている)、また、
上記融着部2は、ドット状に且つ縦横に整列したパター
ンで形成されている。また、上記ヒートロール不織布1
1は、図2に示すように、多数のドット状の接着部11
aを有している。
は、図3に示すようにして製造される。即ち、図3に示
すように、巻き出しロール11’からヒートロール不織
布11を巻き出す。また、巻き出しロール12’から液
体不透過性シートを巻き出す。そして、該ヒートロール
不織布11上に接着剤塗布装置13’を用いて接着剤1
3をスパイラル状に塗布し、上記液体不透過性シート1
2と接着剤13が塗布されたヒートロール不織布11と
をニップロール30、30間に通して貼り合わせて積層
シート10を得る、積層シート形成工程を行う。そし
て、この積層シート形成工程により得られた積層シート
10を、彫刻ロール21と平滑ロール22とからなるエ
ンボス加工ロールに通して、エンボス処理を行って、エ
ンボス工程を行い、複合シート1を得る。上記エンボス
工程を経て製造された複合シート1は、案内ロール2
3、23により、巻き取りロール24に導かれて巻き取
られる。
かい風合い、透湿性、さらに防水性を有することから、
介護用の使い捨てシーツ等の衛生材料や衣料用素材、各
種吸収性物品などに有用である。
ートと、防漏性の裏面シートと、これら両シートの間に
配置される吸収体とからなる。このような構成及び上記
表面材及び上記吸収体の形成材料等は従来公知の構成及
び形成材料と同様である。而して、上記吸収性物品は、
上記裏面シートとして、上記の本発明の複合シートを用
いてなる。通常、吸収性物品においては、吸収体側に上
記複合シートの液体不透過性シート面が位置するように
使用され、また不織布面が表面側に位置するように用い
られる。ここで、本発明の吸収性物品としては、生理用
ナプキン、大人用又は乳幼児用の使い捨ておむつ、失禁
パット等が挙げられ、上記複合シートは、吸収性物品の
用途/種類に応じて所望の形状として用いられる
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
験の測定法方について以下に示す。 〔測定方法〕 引張強度:複合シートの製造時における流れ方向(M
D)に幅50mm、流れ方向と直行する方向(CD)に
長さ200mmの試験片を切り出した。この試験片につ
いて、テンシロン引張試験機を用いてチャック間を15
0mmとし、MD方向に向けての引張試験(引張速度3
00mm/min、測定温度20℃)を行い、該試験片
が破断する時の強度を測定し、これを引張強度とした。 透湿度:JIS Z−0208に準拠して測定を行っ
た。(温度30℃、相対湿度90%) 接着強度:複合シートの流れ方向(MD)に幅25m
m、流れ方向と直行する方向(CD)に長さ100mm
の試験片を切り出した。この試験片について、テンシロ
ン引張試験機を用いて、CD方向に180°剥離試験
(剥離速度300mm/min、測定温度20℃)を行
い、ヒートロール不織布と液体不透過性シートとが剥離
する時の強度を測定し、これを接着強度をした。 耐水圧:複合シートにおける液体不透過性シート側の面
から2m水柱の水圧をかけ、そのまま10分間放置した
後、10分後に不織布側の表面が濡れているかどうか目
視により評価した。 肌触り:触感により下記の評価基準により評価した。 ◎;表面が非常に滑らかである。 ○;表面が滑らかである。 △;表面が少しもこもこしている。 ×;少し硬い風合いがあり、少しゴワゴワしている。
〔「ウルトゼックス2520F」商品名、三井石油化学
工業(株)製〕100重量部、表面処理炭酸カルシウム
(平均粒径:1μm)150重量部、〔表1〕に示すエ
ステル組成及び物性値を有するエステル10重量部を添
加し、二軸スクリュー型混練機で混練しペレットを作製
した。得られたペレットをインフレーション成形機に供
給し、インフレーションシートを成形し、ロール延伸機
を用いて延伸温度50℃で延伸倍率2.3倍に延伸して
多孔性シートを得た。この多孔性シート坪量は、20g
/m2 であり、透湿度は、1.8g/(100cm2 ・
hr)であった。
8デニールの繊維をカード機にかけてウエブを形成し、
得られたウェブに温度が145℃、速度が80m/mi
nの条件でヒートエンボスを行い、接着部の総面積が2
5%で、坪量22g/m2 のヒートロール不織布を得
た。上記ヒートロール不織布のエンボス面にメルトブロ
ーン法を用いホットメルトを1.5g/m2 の塗工量で
塗工した。ついで、この塗工面に上記多孔性シートを貼
り合わせロール(ニップロール)を通して積層シートを
得(積層シート形成工程)、さらに該積層シートにエン
ボス処理(エンボス面積が22%で、亀甲パターンのエ
ンボスロールを用い、エンボス温度が90℃、エンボス
の線圧が60kg/cm、速度80m/min)を行い
複合シートを得た(エンボス工程)。得られた積層シー
トについて、引張強度、透湿度、耐水性、接着強度、肌
触りについて、評価した。その結果を〔表2〕に示す。
で繊維径が1.5デニールの繊維を用いて作成した、接
着部の総面積が21.5%、坪量が20g/cm2 のヒ
ートロール不織布を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、複合シートを得た。得られた積層シートについて、
実施例1と同様にして評価した。その結果を〔表2〕に
示す。
は、実施例1と同様にして実施例1と同じ積層シートを
得た。得られた積層シートについて、実施例1と同様に
して評価した。その結果を〔表2〕に示す。
本発明の複合シートは、十分な接着力、透湿度、防漏性
(耐水圧)を有していることが判る。また、上記複合シ
ートを裏面シートとして用いた本発明の吸収性物品とし
ての使い捨ておむつを製造したところ、該使い捨ておむ
つは、水蒸気を通すためムレることがなく、柔らかさと
滑らかな風合いがあり快適な装着感を与えるものであっ
た。
及び肌触りを有し、接着強度を十分満足するものであ
る。更には、エンボス処理によって接着強度がさらにア
ップしており、見た目にも高級感を有するものである。
また、用いる液不透過性シートによっては、十分な透湿
性を付与することもできる。従って、衛生材料や、衣料
材料として有用であり、更には安価で経済性にも優れて
いる。また、本発明の吸収性物品は、ムレが防止され且
つ柔らかさ等の風合いや肌触りに優れたものである。
部破断斜視図である。
ートロール不織布の1形態を示す斜視図である。
部を示す概略図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 構成繊維を融着させてなる多数の接着部
を有し、該接着部の総面積が、不織布全体の面積に対し
て10〜40%であるヒートロール不織布と、液体不透
過性シートとを、接着剤を介して貼り合わせた積層シー
トに、エンボス処理を施してなる複合シートであって、 上記液体不透過性シートが、多孔性シートであり、該多
孔性シートは、その透湿度が0.1g/(100cm 2
・hr)以上で且つ坪量が15〜50g/m 2 であり、 上記多孔性シートは、ポリオレフィン樹脂100重量部
に、充填剤50〜250重量部を混練りし、溶融成型加
工して得られたフィルム又はシートを、一軸又は二軸延
伸することによって得られる多孔性シートであり、 上記複合シートにおける上記接着剤の塗工量が、0.5
〜3g/m 2 である ことを特徴とする複合シート。 - 【請求項2】 上記エンボス処理は、表面に多数の凸部
が配された彫刻ロールにより行われ、該凸部の面積が、
該彫刻ロールの表面全体の面積に対して5〜40%であ
ることを特徴とする請求項1記載の複合シート。 - 【請求項3】 上記構成繊維が、ポリオレフィン系繊維
を含むことを特徴とする請求項1記載の複合シート。 - 【請求項4】 上記構成繊維は、ポリエチレン繊維、ポ
リプロピレン繊維、ポリエチレン複合繊維、ポリプロピ
レン複合繊維を含み、該ポリエチレン複合繊維の複合組
成が、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンであ
り、該ポリプロピレン複合繊維の複合組成が、ポリエチ
レンテレフタレート/低融点ポリプロピレンであること
を特徴とする請求項1記載の複合シート。 - 【請求項5】 上記構成繊維の繊維径が、1.0〜3.
0デニールであり、上記不織布の坪量が15〜35g/
m2であることを特徴とする請求項1記載の複合シー
ト。 - 【請求項6】 上記不織布の坪量が15〜25g/m2
であることを特徴とする請求項5記載の複合シート。 - 【請求項7】 上記多孔性シートの坪量が15〜35g
/m2であることを特徴とする請求項6記載の複合シー
ト。 - 【請求項8】 上記積層シートは、上記接着剤を線状に
塗工するか又は該接着剤を霧状にして吹き付け点状に塗
工することにより、上記ヒートロール不織布と上記液体
不透過性シートとを貼り合わせて形成されていることを
特徴とする請求項1記載の複合シート。 - 【請求項9】 液透過性の表面シートと、防漏性の裏面
シートと、これら両シートの間に配置される吸収体とか
らなる吸収性物品において、上記裏面シートとして、請
求項1〜8の何れか1項に記載の複合シートを用いるこ
とを特徴とする吸収性物品。
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