JP3457253B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP3457253B2
JP3457253B2 JP2000127381A JP2000127381A JP3457253B2 JP 3457253 B2 JP3457253 B2 JP 3457253B2 JP 2000127381 A JP2000127381 A JP 2000127381A JP 2000127381 A JP2000127381 A JP 2000127381A JP 3457253 B2 JP3457253 B2 JP 3457253B2
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shaft
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cleaning
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中野  邦昭
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 トナー像が転写
された転写紙を加熱する加熱ローラと、この加熱ローラ
に転写紙を押し付ける加圧ローラと、上記加熱ローラの
周面に付着したトナー等を除去するクリーニングウェブ
が巻き付けられたウェブロールと、このウェブロールか
ら繰り出されたクリーニングウェブを巻き取る巻取軸と
を備えた定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−323823号
公報に示すように、感光体ドラムに形成した静電潜像を
現像後に転写紙に転写、定着し、この定着を行う定着器
のクリーニングにウェブクリーニング装置を使用する画
像形成装置において、上記ウェブクリーニング装置のク
リーニングウェブの巻取側にトルクリミッタを設け、上
記クリーニングウェブの巻取終了後に作用する巻取力の
伝達を上記トルクリミッタにより遮断して、供給軸に固
定されたクリーニングウェブの端末部が破断あるいは剥
離したり、クリーニングウェブの巻取機構が破損したり
するのを防止することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにクリーニ
ングウェブの巻取側にトルクリミッタを設け、上記クリ
ーニングウェブの巻取終了時に、上記トルクリミッタに
よって駆動力の伝達を遮断するように構成した場合に
は、上記クリーニングウェブの端末部が供給軸から引き
剥がされて遊離状態となるのを防止することができる。
しかし、上記の状態で画像形成装置を使用し続けると、
クリーニングウェブによって拭き取られたトナー等が加
熱ローラの周面に再付着した後に、転写紙に転写される
等の問題があった。
【0004】なお、上記クリーニングウェブが巻き付け
られたウェブロールの直径を検出するセンサを設け、こ
のセンサの検出信号に応じてクリーニングウェブの残量
を検出する等により、巻取軸によるクリーニングウェブ
の巻取が終了したか否かを検出し、巻取が終了したこと
が確認された時点で、クリーニングウェブを交換する必
要があることを知らせる表示を行うことも考えられる。
しかし、この場合には、全てのクリーニングウェブが巻
き取られたか否かを上記センサの検出信号に応じて正確
に検出することが困難であり、例えば巻取が終了してい
ないにも拘わらず巻取が終了したと誤検出され易い等の
問題がある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成でクリーニングウェブの巻取が終了
したことを正確に検出することができる定着装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
トナー像が転写された転写紙を加熱する加熱ローラと、
この加熱ローラに転写紙を押し付ける加圧ローラと、上
記加熱ローラの周面に付着したトナー等を除去するクリ
ーニングウェブが巻き回された供給軸と、この供給軸か
ら供給されたクリーニングウェブを巻き取る巻取軸と、
この巻取軸を駆動する駆動軸と、この駆動軸の駆動力を
上記巻取軸に伝達する駆動力伝達手段とを備えた定着装
置において、上記巻取軸が全てのクリーニングウェブを
巻き取った時点で、上記駆動力伝達手段が駆動軸上を変
位するように構成するとともに、この駆動力伝達手段の
変位を検出する検出手段と、この検出手段の検出信号に
応じてクリーニングウェブの巻取が終了したことを表示
する表示部とを備えたものである。
【0007】上記構成によれば、供給軸から供給された
全てのクリーニングウェブが巻取軸により巻き取られて
クリーニングウェブの巻取が終了した時点で、駆動軸上
を変位する駆動力伝達手段の変位が検出手段によって検
出され、この検出手段から出力される検出信号に応じて
上記クリーニングウェブの巻取が終了したことが表示部
において表示されることになる。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の定着装置において、上記巻取軸が全てのクリーニング
ウェブを巻き取った時点で、上記巻取軸の駆動を停止す
るように構成したものである。
【0009】上記構成によれば、供給軸から供給された
全てのクリーニングウェブが巻取軸により巻き取られて
クリーニングウェブの巻取が終了した時点で、上記巻取
軸のの駆動が停止されることにより、クリーニングウェ
ブの端末部が供給軸から剥離すること等が効果的に防止
されることになる。
【0010】請求項3に係る発明は、上記請求項1記載
の定着装置において、上記駆動力伝達手段に、係合部を
介して互いに連結されることにより一体に回転する第
1,第2動力伝達部材と、この第1,第2動力伝達部材
の一方をその軸方向にスライド自在に支持する支持部
と、上記両動力伝達部材を互いに連結する方向に付勢す
る付勢部材とを設けるとともに、上記係合部に、両動力
伝達部材を互いに離間させる方向に案内する傾斜面を設
け、上記クリーニングウェブの巻取動作時には、上記付
勢部材の付勢力に応じて上記両動力伝達部材の連結状態
が維持され、上記クリーニングウェブの巻取終了時に
は、上記傾斜面に案内されて第1,第2動力伝達部材の
一方がスライド変位することにより両動力伝達部材の連
結状態が解除されるように、上記付勢部材の付勢力を設
定し、かつ上記動力伝達部材のスライド変位を検出手段
によって検出するように構成したものである。
【0011】上記構成によれば、供給軸から供給された
全てのクリーニングウェブが巻取軸により巻き取られて
クリーニングウェブの巻取が終了すると、上記係合部に
設けられた傾斜面に案内されて、第1,第2動力伝達部
材の一方がその軸方向にスライド変位することにより両
動力伝達部材の連結状態が解除され、上記巻取軸に対す
る駆動力の伝達が遮断されるとともに、上記動力伝達部
材のスライド変位が検出手段により検出されて上記クリ
ーニングウェブの巻取が終了したことが表示部において
表示されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態に係
る定着装置を備えた画像形成装置の要部が示されてい
る。この画像形成装置には、レジストローラ1を有する
用紙搬送部2と、感光体ドラム3とが設けられ、この感
光体ドラム3よりも用紙搬送方向の下流側に定着装置4
が配設されている。
【0013】上記感光体ドラム3は、図外の駆動機構に
よって回転駆動されることにより、帯電器5が設置され
た帯電域と、図外の露光器より走査露光が行われる静電
潜像形成域と、現像器6が設置された現像域と、転写ロ
ーラ7が設置された転写域とを順次通過するように構成
されている。
【0014】上記帯電器5は、高電圧が印加される図示
を省略した帯電ワイヤを備え、この帯電ワイヤから、例
えばプラスコロナ放電を行うことによって感光体ドラム
3の表面層を所定のプラス電位に帯電させるものであ
る。
【0015】上記現像器6は、画像の走査露光により感
光体ドラム3上のプラス電荷を失わせることにより形成
された静電潜像の部分に、プラス極性に帯電したトナー
を静電気的に付着させる等により、感光体ドラム3上の
静電潜像をトナーによって現像し、感光体ドラム3の表
面に可視像としてトナー像を形成するように構成されて
いる。
【0016】また、上記転写ローラ7は、感光体ドラム
3に非接触状態で対向して配置され、転写紙の裏面側か
らマイナスコロナ放電を行う等により、上記感光体ドラ
ム3上に形成されたトナー像を静電的に転写紙上に転写
させるように構成されている。
【0017】上記定着装置4は、図2及び図3に示すよ
うに、トナー像が転写された転写紙を加熱する加熱ロー
ラ8と、この加熱ローラ8に転写紙を押し付ける加圧ロ
ーラ9と、上記加熱ローラ8の周面に付着したトナー等
を除去するクリーニングウェブ10が巻き回される供給
軸11と、この供給軸11にクリーニングウェブ10が
巻き回れることにより形成されたクリーニングロール1
2からクリーニングウェブ10を巻き取る巻取軸13
と、上記供給軸11と巻取軸13との間に配設されてク
リーニングウェブ10を加熱ローラ8の周面に押し付け
る押し付け部14とを有し、上記加圧ローラ9によって
加熱ローラ8に押し付けられた転写紙を加熱することに
より、上記トナー像を転写紙に定着させるように構成さ
れている。
【0018】なお、図2において、15は、上記加熱ロ
ーラ8に転写紙が巻付くのを防止するための分離爪であ
り、16は、上記加圧ローラ9に転写紙が巻付くのを防
止するための分離爪である。また、上記定着装置4より
も用紙搬送方向の下流側には、トナー像が定着された転
写紙の排出ガイド17及び排出ローラ18が設けられて
いる。
【0019】上記加熱ローラ8は、外周部が4フッ化エ
チレン樹脂等のトナーが付着しにくい材料によって被覆
されるとともに、内部に加熱ヒータが配設され、この加
熱ヒータによって外周部が所定温度に加熱されるように
構成されている。
【0020】また、上記加圧ローラ9は、外周部が耐熱
性及び適度の弾力性有する素材によって覆われ、上記転
写紙を加熱ローラ8に圧接させた状態で、図外の回転駆
動機構により上記加圧ローラ9と等速で回転駆動される
ようになっている。
【0021】上記クリーニングウェブ10は、ジメチル
シリコーンオイルが含侵されたアラミドポリエステル不
織布等からなり、その一端部側の端末部が上記供給軸1
1の周面に接着される等により固定されるとともに、他
端部側の端末部が上記巻取軸13の周面に接着される等
により固定されている。
【0022】上記供給軸11は、図示を省略した機体フ
レームに回転自在に支持されている。そして、上記巻取
軸13によるクリーニングウェブ10の巻取力が上記供
給軸11に伝達されることにより、この供給軸11が回
転駆動されて上記ウェブロール12からクリーニングウ
ェブ10が繰り出されるようになっている。
【0023】上記巻取軸13は、図示を省略した機体フ
レームに回転自在に支持されている。この巻取軸13の
一端部には、図3に示すように、従動ギア20がキーま
たはスプライン等の手段で結合されるとともに、上記従
動ギア20を回転駆動して上記巻取軸13を一体に回転
させる駆動力伝達手段19が配設されている。
【0024】上記駆動力伝達手段19は、図外の駆動源
により間欠的に回転駆動される駆動軸21と、この駆動
軸21と一体に回転するようにスプリングピン等によっ
て結合されるとともに駆動軸21の軸方向にスライド自
在に支持された第1動力伝達部材22と、上記駆動軸2
1に回転自在に支持された第2動力伝達部材23と、こ
の第2動力伝達部材23と一体に回転するように連結さ
れた第1ギア24と、この第1ギア24とかみ合う第2
ギア25と、この第2ギア25と一体に回転するように
キーまたはスプライン等によって結合された中間軸26
と、この中間軸26と一体に回転するように連結される
とともに上記従動ギア20とかみ合うように設置された
駆動ギア27とを有している。
【0025】また、上記駆動力伝達手段19には、第1
動力伝達部材22を第2動力伝達部材23の設置部側に
付勢する圧縮コイルばねからなる付勢部材28と、上記
第1動力伝達部材22が、付勢部材28の付勢力に抗し
て第2動力伝達部材23の設置部から離間する方向にス
ライド変位したことを検出するフォトセンサまたはマイ
クロスイッチ等からなる検出手段29とが設けられてい
る。
【0026】上記第1動力伝達部材22は、スプリング
ピン30により駆動軸21に係止されたボス部31と、
このボス部31の一側端部に設けられた回転板32と、
この回転板32の側壁面に突設されるとともに上記駆動
軸21を中心とした放射状に配設された複数個の係合部
33と、上記回転板32の外周部に設けられたフランジ
部34とを有している。
【0027】上記ボス部31には、駆動軸21の軸方向
に伸びる所定長さの長孔35が形成され、この長孔35
に上記スプリングピン30が挿通されることにより、上
記第1動力伝達部材22と駆動軸21とが一体に回転す
るように結合されるとともに、上記長孔35の設置長さ
に対応する距離だけ上記第1動力伝達部材22が駆動軸
21に沿ってスライド変位することが許容されるように
なっている。
【0028】上記第1動力伝達部材22の係合部33
は、図4及び図5に示すように、駆動軸21の軸方向に
対して所定角度だけ傾斜した傾斜面36を有する先窄ま
りの山形に形成されている。また、上記第2動力伝達部
材23は、駆動軸21を中心として放射状に配設された
複数個の係合部37を有し、各係合部37は、それぞれ
駆動軸22の軸方向に対して所定角度だけ傾斜した傾斜
面38を有する先窄まりの山形に形成されている。
【0029】上記付勢部材28と、第1動力伝達部材2
2の係合部33と、第2動力伝達部材23の係合部36
とにより、上記駆動軸21の回転力を第1ギヤ24に対
して断続可能に伝達するかみ合い継手が構成され、通常
の画像形成動作時には上記第1動力伝達部材22と、第
2動力伝達部材23との連結状態を保持し、かつ上記ク
リーニングウェブ10の巻取終了時には上記第1動力伝
達部材22のスライド変位を許容して上記連結状態を解
除し得るように、上記付勢部材28の付勢力が設定され
ている。
【0030】すなわち、通常の画像形成動作時には、上
記付勢部材28の付勢力に応じ、上記第1動力伝達部材
22の各係合部33が、第2動力伝達部材23の各係合
部37の間に嵌入され、図4に示すように、第1,第2
動力伝達部材22,23が互いに連結されることによ
り、第1動力伝達部材22の回転力が第2動力伝達部材
23に伝達されるようにようになっている。この第2動
力伝達部材23に伝達された回転力は、上記第1ギヤ2
4、第2ギヤ25、中間軸26及び駆動ギヤ27を介し
て上記従動ギヤ20に伝達され、上記巻取軸13がクリ
ーニングウェブ10を巻き取る方向に回転駆動されるこ
とになる。
【0031】また、後述するようにクリーニングウェブ
10の巻取が終了して上記第2動力伝達部材23の回転
が規制されると、図5に示すように、上記第1動力伝達
部材22に入力された回転力が、上記係合部33,37
の傾斜面36,38によって軸方向の駆動力に変換され
るように構成されている。そして、上記軸方向の駆動力
に応じ、上記第2動力伝達部材23の傾斜面38に沿っ
て第1動力伝達部材22の傾斜面36が摺動することに
より、図6に示すように、上記付勢部材28の付勢力に
抗して第1動力伝達部材22が第2動力伝達部材23か
ら離間する方向にスライド変位し、上記駆動軸21から
巻取軸13への駆動力の伝達が遮断されるようになって
いる。
【0032】上記検出手段29は、上記第2動力伝達部
材23のスライド変位に応じて駆動軸21の軸方向に変
位する上記フランジ部34の変位を検出し、このフラン
ジ部34が検知部内に侵入した時点で、上記クリーニン
グウェブ10の巻取が終了したことを示す検出信号を、
表示部39に出力するように構成されている。
【0033】上記クリーニングウェブ10の押し付け部
14は、図2に示すように、支持部材39により昇降自
在に支持された押圧ローラ40と、この押圧ローラ40
を加熱ローラ8側に付勢する押圧ばね41を有してい
る。この押圧ばね41の付勢力に応じ、上記押圧ローラ
40によりクリーニングウェブ10が加熱ローラ8の周
面に所定の圧力で押し付けられるようになっている。
【0034】上記構成において、図外の給紙部から搬送
された転写紙は、レジストローラ2により所定のタイミ
ングで感光体ドラム3の転写域に供給され、感光体ドラ
ム3上のトナー像が転写される。このトナー像が転写さ
れた転写紙は、定着装置4の設置部に搬送され、上記ト
ナー像が加熱されて定着された後、図外の排紙トレイ上
に排出される。
【0035】上記定着装置4に設けられた加熱ローラ8
の周面には、クリーニングウェブ10が押し付けられて
いるため、転写紙が定着装置4の加熱ローラ8と加圧ロ
ーラ9との間を通過する際に、転写紙上から加熱ローラ
8の周面に転移したトナー等の異物が上記クリーニング
ウェブ10により拭き取りられて除去される。
【0036】上記クリーニングウェブ10は、ラチェッ
ト駆動機構またはモータ駆動機構等を駆動源とする上記
駆動力伝達手段19によって間欠的に回転駆動される巻
取軸13により、画像形成装置の作動時に順次巻き取ら
れる。この結果、上記ウェブロール12から新たに繰り
出されたクリーニングウェブ10が上記加熱ローラ8の
周面に押し付けられる。したがって、上記クリーニング
ウェブ10によって拭き取られたトナー等が加熱ローラ
8の周面に再付着する等の問題が生じることが防止さ
れ、加熱ローラ8の周面が清潔状態に維持されることに
なる。
【0037】そして、上記供給軸11に巻き付けられた
全てのクリーニングウェブ10が上記巻取軸13により
巻き取られ、これ以上クリーニングウェブ10を繰り出
すことができない状態となって上記クリーニングウェブ
10の巻取が終了すると、上記巻取軸13の回転がクリ
ーニングウェブ10によって阻止される。
【0038】この結果、上記第1動力伝達部材22に入
力された回転力が、上記係合部33,37の傾斜面3
6,38によって軸方向の駆動力に変換され、図6に示
すように、第1動力伝達部材22が、上記付勢部材28
の付勢力に抗して第2動力伝達部材23から離間する方
向にスライド変位することにより、上記第1動力伝達部
材22から第2動力伝達部材23への回転力の伝達が遮
断されるとともに、上記第2動力伝達部材23のスライ
ド変位が上記検出手段29によって検出される。
【0039】上記のように加熱ローラ8の周面に付着し
たトナー等を除去するクリーニングウェブ10が巻き回
された供給軸11と、この供給軸11から供給されたク
リーニングウェブ10を巻き取る巻取軸13と、この巻
取軸13を駆動する駆動軸21と、この駆動軸21の駆
動力を上記巻取軸13に伝達する駆動力伝達手段19と
を備えた定着装置において、上記巻取軸13が全てのク
リーニングウェブ10を巻き取った時点で、上記駆動力
伝達手段19を構成する第1動力伝達部材22が駆動軸
21上を変位するように構成するとともに、この駆動力
伝達手段19の変位を検出する検出手段29と、この検
出手段29の検出信号に応じてクリーニングウェブ10
の巻取が終了したことを表示する表示部39とを設けた
ため、上記クリーニングウェブ10の巻取が終了したこ
とを簡単な構成で正確に検出することができる。
【0040】すなわち、上記駆動力伝達手段19を構成
する第1動力伝達部材22のスライド変位を検出するこ
とにより、クリーニングウェブ10の巻取が終了した状
態にあるか否かを判別するように構成したため、上記ウ
ェブロール12の直径を検出することによりクリーニン
グウェブ12の巻取が終了したか否かを検出する場合の
ように誤検出を生じることなく、上記クリーニングウェ
ブ10の巻取が終了したことを正確に検出して、上記ク
リーニングウェブ10の巻取終了状態となったことを表
示部39において表示させることにより、ウェブロール
12の交換を促すことができる。したがって、上記クリ
ーニングウェブ10の巻取が終了した状態で画像形成動
作が繰り返されることがなくなり、クリーニングウェブ
10によって拭き取られたトナー等が加熱ローラ8の周
面に再付着するという事態の発生を効果的に防止するこ
とができる。
【0041】また、上記実施形態では、駆動力伝達手段
19に、係合部33,37を介して互いに連結されるこ
とにより一体に回転する第1,第2動力伝達部材22,
23と、この第1動力伝達部材22をその軸方向にスラ
イド自在に支持する上記駆動軸21からなる支持部と、
上記両動力伝達部材22,23を互いに連結する方向に
付勢する付勢部材28とを設けるとともに、上記係合部
33,37に、両動力伝達部材22,23を互いに離間
させる方向に案内する傾斜面36,38を設け、上記ク
リーニングウェブ10の巻取動作時には、上記付勢部材
28の付勢力に応じて上記両動力伝達部材22,23の
連結状態が維持され、上記クリーニングウェブ10の巻
取終了時には、両動力伝達部材22,23の連結状態が
解除されるように構成したため、上記クリーニングウェ
ブ10の巻取終了後に、画像形成動作を継続した場合に
おいても、クリーニングウェブ10の端末部が供給軸1
1から引き剥がされるという事態の発生を効果的に防止
することができる。
【0042】すなわち、上記クリーニングウェブ10の
引出が規制された状態で上記第1動力伝達部材22に回
転力が付与されると、上記係合部33,37の傾斜面3
6,38に案内されて第1動力伝達部材22がその軸方
向にスライド変位することにより、第1動力伝達部材2
2と第2動力伝達部材23との連結状態が解除されて動
力の伝達が遮断されるため、上記供給軸11に固定され
たクリーニングウェブ10の端末部を供給軸11から剥
離させる力が作用するのを防止することができる。した
がって、上記供給軸11から剥離したクリーニングウェ
ブ10の端末部が遊離状態となって加熱ローラ8または
押し付けローラ14に巻付くという事態の発生を防ぐこ
とができる。
【0043】なお、上記実施形態では、駆動軸21によ
り回転駆動される第1動力伝達部材22を、その軸方向
にスライド自在に支持するように構成したが、上記第1
動力伝達部材22によって回転駆動される第2移動力伝
達部材23を、その軸方向にスライド自在に支持すると
ともに、上記第2動力伝達部材23のスライド変位を検
出手段によって検出するようにしてもよい。
【0044】また、上記駆動力伝達手段19の第1動力
伝達部材22等のスライド変位が上記検出手段29にお
いて検出された時点で、上記駆動軸21に駆動力を入力
する駆動源の作動を停止させ、あるいは上記駆動力21
から巻取軸13への駆動力の伝達経路に設けられたクラ
ッチを離脱状態とする等により、上記巻取軸13の駆動
を停止するように構成してもよい。
【0045】上記のように構成した場合においても、ク
リーニングウェブ10の巻取終了後に、上記供給軸11
に固定されたクリーニングウェブ10の端末部を供給軸
11から剥離させる力が作用するのを防止することによ
り、上記供給軸11から剥離したクリーニングウェブ1
0の端末部が遊離状態となって加熱ローラ8または押し
付けローラ14に巻付くという事態の発生を防ぐことが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、加熱ローラの周面に付着したトナー等を除去する
クリーニングウェブが巻き回された供給軸と、この供給
軸から供給されたクリーニングウェブを巻き取る巻取軸
と、この巻取軸を駆動する駆動軸と、この駆動軸の駆動
力を上記巻取軸に伝達する駆動力伝達手段とを備えた定
着装置において、上記巻取軸が全てのクリーニングウェ
ブを巻き取った時点で、上記駆動力伝達手段が駆動軸上
を変位するように構成するとともに、この駆動力伝達手
段の変位を検出する検出手段と、この検出手段の検出信
号に応じて全てのクリーニングウェブが巻取られたこと
を表示する表示部とを設けたため、上記クリーニングウ
ェブの巻取が終了したことを正確に検出してクリーニン
グロールの交換を促すことができる等の利点がある。
【0047】また、請求項2に係る発明は、上記巻取軸
が全てのクリーニングウェブを巻き取った時点で、上記
巻取軸の駆動を停止するように構成したため、供給軸か
ら供給された全てのクリーニングウェブが巻取軸により
巻き取られてクリーニングウェブの巻取が終了した時点
で、上記巻取軸の駆動を停止することにより、クリーニ
ングウェブの端末部が供給軸から剥離すること等を、よ
り効果的に防止できるという利点がある。
【0048】また、請求項3に係る発明は、駆動力伝達
手段に、係合部を介して互いに連結されることにより一
体に回転する第1,第2動力伝達部材と、この第1,第
2動力伝達部材の一方をその軸方向にスライド自在に支
持する支持部と、上記両動力伝達部材を互いに連結する
方向に付勢する付勢部材とを設けるとともに、上記係合
部に、両動力伝達部材を互いに離間させる方向に案内す
る傾斜面を設け、上記クリーニングウェブの巻取動作時
には、上記付勢部材の付勢力に応じて上記両動力伝達部
材の連結状態が維持され、上記クリーニングウェブの巻
取終了時には、上記傾斜面に案内されて第1,第2動力
伝達部材の一方がスライド変位することにより両動力伝
達部材の連結状態が解除されるように、上記付勢部材の
付勢力を設定し、かつ上記動力伝達部材のスライド変位
を検出手段によって検出するように構成したため、簡単
な構成で、クリーニングウェブの端末部が供給軸から剥
離すること等を効果的に防止し、上記供給軸から剥離し
たクリーニングウェブの端末部が遊離状態となって加熱
ローラまたは押し付けローラに巻付くという事態の発生
を効果的に防ぐことができるとともに、上記クリーニン
グウェブの巻取が終了したことを正確に検出してクリー
ニングロールの交換を促すことができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る定着装置を備えた画像
形成装置の要部構成を示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態に係る定着装置の実施形態を
示す説明図である。
【図3】巻取軸の駆動力伝達手段の具体的構成を示す平
面断面図である。
【図4】第1動力伝達部材と第2動力伝達部材との連結
状態を示す斜視図である。
【図5】第1動力伝達部材が第2動力伝達部材から離脱
する方向にスライド変位した状態を示す斜視図である。
【図6】第1動力伝達部材と第2動力伝達部材との連結
解除状態を示す平面断面図である。
【符号の説明】
8 加熱ローラ 9 加圧ローラ 10 クリーニングウェブ 12 ウェブロール 13 巻取軸 19 動力伝達手段 22 第1動力伝達部材 23 第2動力伝達部材 28 付勢部材 29 検出手段 33,37 係合部 36,38 傾斜面 39 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−323823(JP,A) 特開2000−75717(JP,A) 特開 平7−53069(JP,A) 実開 平1−153567(JP,U) 実開 昭64−6670(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 B65H 23/00 - 26/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が転写された転写紙を加熱する
    加熱ローラと、この加熱ローラに転写紙を押し付ける加
    圧ローラと、上記加熱ローラの周面に付着したトナー等
    を除去するクリーニングウェブが巻き回された供給軸
    と、この供給軸から供給されたクリーニングウェブを巻
    き取る巻取軸と、この巻取軸を駆動する駆動軸と、この
    駆動軸の駆動力を上記巻取軸に伝達する駆動力伝達手段
    とを備えた定着装置において、上記巻取軸が全てのクリ
    ーニングウェブを巻き取った時点で、上記駆動力伝達手
    段が駆動軸上を変位するように構成するとともに、この
    駆動力伝達手段の変位を検出する検出手段と、この検出
    手段の検出信号に応じてクリーニングウェブの巻取が終
    了したことを表示する表示部とを備えたことを特徴とす
    る定着装置。
  2. 【請求項2】 上記巻取軸が全てのクリーニングウェブ
    を巻き取った時点で、上記巻取軸の駆動を停止するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動力伝達手段に、係合部を介して
    互いに連結されることにより一体に回転する第1,第2
    動力伝達部材と、この第1,第2動力伝達部材の一方を
    その軸方向にスライド自在に支持する支持部と、上記両
    動力伝達部材を互いに連結する方向に付勢する付勢部材
    とを設けるとともに、上記係合部に、両動力伝達部材を
    互いに離間させる方向に案内する傾斜面を設け、上記ク
    リーニングウェブの巻取動作時には、上記付勢部材の付
    勢力に応じて上記両動力伝達部材の連結状態が維持さ
    れ、上記クリーニングウェブの巻取終了時には、上記傾
    斜面に案内されて第1,第2動力伝達部材の一方がスラ
    イド変位することにより両動力伝達部材の連結状態が解
    除されるように、上記付勢部材の付勢力を設定し、かつ
    上記動力伝達部材のスライド変位を検出手段によって検
    出するように構成したことを特徴とする請求項1記載の
    定着装置。
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