JP3456841B2 - ドライラミネート接着剤残液のゲル化防止方法 - Google Patents

ドライラミネート接着剤残液のゲル化防止方法

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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合ラミネートフ
ィルムを得るためのドライラミネート接着剤残液のゲ
ル化を防止して繰り返し使用を可能にするドライラミネ
ート接着剤のゲル化防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラスチックフィルムを多層にラミ
ネート加工して得られる複合フィルムは、食品等の軟包
装材料として広く利用されているが、その複合フィルム
を得る方法の一つとして、プラスチックフィルムを接着
剤で貼り合わせるドライラミネート加工法がある。
【0003】現在、ドライラミネート加工で使用される
接着剤としては、ポリオール成分からなる主剤と、有機
ポリイソシアネート成分からなる硬化剤との2成分混合
系が主流であり、ラミネート加工後、プラスチックフィ
ルム間でイソシアネート基と水酸基の架橋反応により接
着性を発現する。
【0004】通常、このタイプの接着剤は有機溶剤で希
釈して使用されるが、主剤と硬化剤の架橋反応を阻害し
ないように、イソシアネート基と反応する活性水素を持
たない有機溶剤の使用が、例えば特公平3−23585
号公報、特開平2−84482号公報、特開平7−11
225号公報など多くの文献で推奨されている。
【0005】しかしながら、主剤と硬化剤の2液を一旦
混合すると、ラミネート加工の使用残液となっても架橋
反応が進むために、保存の間にゲル化する傾向があり、
特に高温多湿の環境下でラミネート加工された時の残液
は、その傾向が顕著である。
【0006】従って、夏場の環境条件では、1日程度の
保存期間を限度として、残液は新しく調製された接着剤
に、20%程度まで添加混合して使用することが可能で
あるが、それ以上の期間で保存するとゲル化し、残液全
部を繰り返し使用できないという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
、ドライラミネート接着剤残液のゲル化を防止し、全
量の繰り返し使用を可能にする方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本出願人は、イソシアネ
ート基と徐々に反応するモノアルコール成分に着目し、
特にアルコールの炭素数と反応速度との関係より、最適
量を添加することにより、保存の間の架橋反応を抑制し
てゲル化を防止すると共に、接着剤としての性能低下を
押さえる方法を開発し、本発明に至ったものである。
【0009】即ち本発明は、ポリオール成分、有機ポリ
イソシアネート成分および炭素数1〜8の1級または2
級モノアルコール成分を含有し、モノアルコール成分の
水酸基/イソシアネート基の当量比をモノアルコール成
分の炭素数nで除した値(当量比/n)が0.15〜
2.0、ポリオール成分の水酸基/イソシアネート基の
当量比が0.1〜0.9の範囲であるドライラミネート
接着剤を用いることを特徴とする、ドライラミネート加
工後の当該ドライラミネート接着剤残液のゲル化防止方
に関するものである。
【0010】その良好な態様として、当該モノアルコー
ル成分がメタノール、エタノール、及び/またはプロパ
ノールであるドライラミネート接着剤残液のゲル化防止
方法に関するものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、より詳し
く説明する。
【0014】本発明のドライラミネート接着剤は、ポリ
オール成分からなる主剤と有機ポリイソシアネート成分
からなる硬化剤との架橋反応により接着性を発現させる
もので、両成分は共に既知のものが利用できるが、その
詳細は以下の通りである。
【0015】まず、主剤をなすポリオール成分として
は、ポリエーテルポリオール化合物、ポリエステルポリ
オール化合物、ポリエーテルエステルポリオール化合
物、ポリウレタンポリオール化合物等が挙げられる。
【0016】ここで、ポリエーテルポリオール化合物と
しては、水、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール等の
グリコール類もしくはそれらの混合物を開始剤として、
例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチ
レンオキシド、テトラヒドロフランなどのオキシラン化
合物を付加重合して得られるポリエーテルポリオール化
合物を挙げることができる。
【0017】また、ポリエステルポリオール化合物とし
ては、前記グリコール類もしくはそれらの混合物と、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、テレフタル酸、
イソフタル酸などのジカルボン酸化合物、それらのジア
ルキルエステルもしくはそれらの混合物と反応させて得
られるポリエステルポリオール、前記グリコール成分を
開始剤として、β−プロピオラクトン、α,α−ジメチ
ル−β−プロピオラクトン、δ−バレロラクトン、β−
エチル−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン等の
ラクトン類を付加重合して得られるポリエステルポリオ
ールを挙げることができる。
【0018】また、ポリエーテルエステルポリオール化
合物としては、前記ジカルボン酸化合物もしくはそれら
のジアルキルエステルの少なくとも1種と前記ポリエー
テルポリオール化合物を反応させて得られるものが挙げ
られる。
【0019】さらに、ポリウレタンポリオール化合物と
は、分子中にウレタン結合を有するポリオール化合物で
あり、前記ポリエステルポリオール化合物、ポリエーテ
ルポリオール化合物、ポリエステルエーテルポリオール
化合物から選ばれる少なくとも1種類のポリオール化合
物と、後記の有機ポリイソシアネート化合物とを、水酸
基/イソシアネート基の比率を1.0以上、好ましくは
1.2以上で反応させて得られるものが挙げられる。
【0020】なお、ポリオール成分の官能基数は、通常
2〜6、好ましくは2〜4の範囲である。また、数平均
分子量は、通常500〜100000、好ましくは10
00〜30000である。
【0021】次に、硬化剤をなすポリイソシアネート成
分は、芳香族ジイソシアネート化合物、脂環族ジイソシ
アネート化合物、脂肪族ジイソシアネート化合物、及び
芳香脂肪族ジイソシアネート化合物のいずれも使用で
き、更にこれらのダイマー、トリマー、ビューレット、
アロファネート、またトリメチロールプロパン、グリセ
リン、ポリエステルエーテルポリオール、ポリウレタン
ポリオールなどのポリオールとの付加体も使用できる。
【0022】ここで、芳香族ジイソシアネート化合物と
しては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、脂環
族ジイソシアネート化合物としては、1,4−シクロヘ
キサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、脂肪族ジイソシアネート化合物としては、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、2,2,4−または2,4,
4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、また
芳香脂肪族ジイソシアネート化合物としてはα,α,
α′,α′−テトラメチルキシリレンジイソシアネート
などが挙げられる。
【0023】以上のポリオール成分と有機ポリイソシア
ネート成分とからなるドライラミネート接着剤におい
て、両成分の含有比率は、水酸基/イソシアネート基の
比率が0.1〜0.9、好ましくは0.3〜0.7とな
る範囲である。
【0024】有機ポリイソシアネート成分の含有量が、
前記の官能基比率より小さくなると、接着性やラミネー
ト適性等が十分に得られ難くなり、一方、大きくなると
脱炭酸によって外観を損ねたり、塗膜が硬くなり過ぎて
やはり接着性が十分に得られ難くなる。
【0025】さらに本発明は、ドライラミネート接着剤
中にモノアルコール成分を含有させることを特徴とする
ものである。
【0026】本発明で使用できるモノアルコール成分
は、炭素数1〜8の1級または2級のモノアルコールで
あり、具体的にはメタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタ
ノール、n−ヘキサノール、n−オクタノールなどを挙
げることができる。これらは単独で使用してもよく、併
用してもよい。
【0027】その中でも好ましくは、メタノール、エタ
ノール、n−プロパノール、イソプロパノールの1種ま
たは2種以上である。また、炭素数が4以上では、一級
モノアルコールが好ましい。
【0028】ここで、炭素数が8を超えるモノアルコー
ル化合物は、反応性が低くなることから本発明の効果を
得ることが困難となる。
【0029】また、本発明におけるモノアルコール成分
の添加量は、系中に存在するイソシアネート基に対し
て、モノアルコールの水酸基/イソシアネート基の当量
比/nが0.15〜2.0、より好ましくは0.4〜
1.0の範囲となる量である。
【0030】モノアルコール化合物の含有量が前記の官
能基比率の範囲より少なくなると、接着剤残液がゲル化
する可能性があり、一方多くなると接着性が低下する可
能性があり、好ましくない。
【0031】なお、nは使用するモノアルコールの炭素
数であり、炭素数が多くなるほど反応速度が遅くなるた
め、含有濃度を高くすることによりゲル化を防止する。
【0032】2種以上のモノアルコール成分を用いるば
あい、おのおののモノアルコール成分について、水酸基
/イソシアネート基の当量比をnで除した値を算出し、
その総和が0.15〜2.0の範囲となるように添加量
を調整する。
【0033】次に、モノアルコール成分を接着剤中に含
有させる時期としては、まず、2液成分混合前に主剤に
予め添加しておいても良く、また、モノアルコール成分
を含有しない主剤と硬化剤が混合された後、ラミネート
加工前に当該モノアルコール成分を添加しても良い。
【0034】ここで、前記ポリオール成分からなる主剤
に予めモノアルコール成分を含有させておき、さらにラ
ミネート加工時に前記有機ポリイソシアネート成分から
なる硬化剤の適量と混合すると、モノアルコール成分の
水酸基/イソシアネート基の当量比/nが0.15〜
2.0、より好ましくは0.4〜1.0の範囲となるよ
うに組成を設定した接着剤が本発明の実施を容易にす
る。
【0035】さらにラミネート加工が終了後、残液にモ
ノアルコール成分を添加することにより、接着剤残液を
接着剤として再使用することが可能となる。
【0036】なお、この場合、モノアルコール成分の水
酸基/イソシアネート基の当量比/nが0.15〜2.
0となるモノアルコール成分の添加量を算出するため
に、系中に残存するイソシアネート基濃度を求めること
が必要である。
【0037】最後にラミネート加工について説明する。
【0038】ドライラミネート用接着剤はラミネート加
工の直前に主剤と硬化剤の2液が混合されて使用され
る。
【0039】そして使用に際しては、粘度や固形分の調
整のために、通常、イソシアネート基と反応する活性水
素を有しない有機溶剤、具体的には、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族系溶剤、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶
剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピルなどのエス
テル系溶剤、テトラヒドロフランなどのエーテル類など
の単独または混合溶剤で希釈されるのが一般的である。
【0040】次に、ラミネート加工物のベースフィルム
として使用可能なプラスチックフィルムとしては、通常
のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリエステ
ル、ナイロン、ポリスチレン等の各種プラスチックフィ
ルムが使用できる。
【0041】また、シーラントフィルムとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等が使用できる。
【0042】そして、ラミネート加工方法としては、必
要に応じて印刷インキが印刷されたベースフィルム表面
に、接着剤組成物をラミネーターで塗工し、塗工面に更
にフィルムを貼り合わせて、常温下または加温下で組成
物を硬化させる。
【0043】接着剤組成物の塗工量としては、通常、1
〜10g/m2(固形分換算)程度である。
【0044】本発明により、前記モノアルコールを含有
する接着剤の残液はゲル化を起こさず、また、新しく調
製された接着剤に50%程度添加混合しても接着性能が
維持できるため、残液全部を繰り返し使用できることに
なる。
【0045】
【実施例】以下、実施例をあげて具体的に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0046】なお、実施例等における「部」および
「%」は特に限定がない限り、重量部及び重量%を表
す。
【0047】<ポリオール成分の製造> 合成例1 撹拌機、温度計および冷却管を備えたフラスコに、数平
均分子量2000のポリプロピレングリコール150
部、数平均分子量400のポリプロピレングリコール3
15部、トリレンジイソシアネート155部及び酢酸エ
チル80部を入れ、攪拌下、70℃にて3時間反応さ
せ、その後トリメチロールプロパン18.4部を入れ更
に70℃にて5時間反応させた。その後、酢酸エチル1
33部を加え30分撹拌し、固形分75%、水酸基価2
3.4のポリオール成分を得た。
【0048】<ポリイソシアネート成分の製造> 合成例2 合成例1と同様の装置に、数平均分子量約200のポリ
プロピレングリコール55部、数平均分子量400のポ
リプロピレングリコール21.5部、トリメチロールプ
ロパン18.5部、ジフェニルメタンジイソシアネート
175部及び酢酸エチル90部を入れ、攪拌下、70℃
にて10時間反応させ、固形分75%、イソシアネート
価3.89のポリイソシアネート成分を得た。
【0049】<ドライラミネート接着剤の調製>合成例
1、2で得たポリオール成分、有機ポリイソシアネート
成分、有機溶剤を表1、2に示した配合量で混合し、実
施例1〜11および比較例1〜7の接着剤組成物を調製
した。
【0050】なお、実施例2については、まず、撹拌下
にポリオール成分とモノアルコール成分の混合物を調製
し、次いでポリイソシアネート成分、希釈溶剤の順で添
加し、その他については、撹拌下にポリオール成分とポ
リイソシアネート成分の混合物を調製し、次いで希釈溶
剤(モノアルコール成分を含む)の順で添加した。
【0051】以上の組成と方法によって得られたドライ
ラミネート接着剤について、下記の試験を行い、その結
果を表1、2に示した。
【0052】<複合フィルムの製造>室温35℃、相対
湿度80%の環境下、実施例1〜11および比較例1〜
7の新規接着剤(新たに調製した接着剤をいう、以下同
様)をドライラミネーターでOPPフィルムに塗工した
後、LDPEフィルムを積層し、40℃で3日間放置
し、ラミネート加工物を得た。
【0053】ここで、OPPフィルムとは延伸ポリプロ
ピレンフィルム(東洋紡績(株)製パイレンP216
1、厚さ30μm)、LDPEフィルムとは低密度ポリ
エチレンフィルム(東セロ(株)製、TUX−HC、厚
さ60μm)をいう。
【0054】さらに、接着剤残液を40℃で保存し、1
日毎に3日間粘度を測定した。3日間保存してもゲル化
しなかった接着剤残液については、同じ組成で新しく調
製した接着剤と50:50の混合比率で混合し、前記と
同じ方法でラミネート加工物を得た。
【0055】<評価試験方法及び評価基準> 1)粘度 ザーンカップ#3(リゴウ社製)を用いて、流出秒数を
測定した。
【0056】ここで、接着剤の流出のないものをゲル化
と判断する。
【0057】2)ラミネート強度1 新規接着剤を用いたラミネート加工から得られた各複合
フィルムを15mm幅に切断し、安田精機(株)製剥離
試験機を用いて、剥離速度300mm/minにてT型
剥離強度を測定した。なお、剥離強度はg/15mmの
実測値を記載した。
【0058】3)シール強度1 新規接着剤を用いたラミネート加工から得られた各複合
フィルムを15mm幅に切断し、LDPEフィルム面を
合わせて、2cmの幅を有する160℃の熱板で、2k
g/cm2の圧力で押圧し、ヒートシール面積2cm×
1.5cmのサンプルを得た。
【0059】安田精機(株)製剥離試験機を用いて、剥
離速度600mm/minにてシール面のT型剥離強度
を測定した。なお、剥離強度はkg/15mmの実測値
を記載した。
【0060】4)ラミネート強度2 新規接着剤と保存残液との混合物を用いたラミネート加
工から得られた各複合フィルムについて、ラミネート強
度1と同じ条件でT型剥離強度を測定した。なお、剥離
強度はg/15mmの実測値を記載した。
【0061】5)シール強度2 新規接着剤と保存残液との混合物を用いたラミネート加
工から得られた各複合フィルムについて、シール強度1
と同じ条件でT型剥離強度を測定した。なお、剥離強度
はg/15mmの実測値を記載した。
【0062】ここで、ラミネート強度については200
g/15mm以上、シール強度については4.0kg/
15mm以上を良好に使用できるものと判断する。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】以上、実施例で示した通り、本発明のモ
ノアルコールを含有する接着剤の残液はゲル化を起こさ
ず、また、新しく調製された接着剤に50%程度添加混
合しても接着性能が維持できるため、残液全部を繰り返
し使用できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−183943(JP,A) 特開 平7−196913(JP,A) 特開 平8−157801(JP,A) 特開 昭57−205469(JP,A) 特開 平4−246490(JP,A) 特開 昭63−6075(JP,A) 特開 平6−25636(JP,A) 特開 昭62−181376(JP,A) 特開 平2−274787(JP,A) 特開 平2−274788(JP,A) 特開 昭63−256676(JP,A) 特開 昭61−225272(JP,A) 特開 平6−206972(JP,A) 特開 平6−248051(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 175/00 - 201/10 C08L 75/00 - 101/16 C08G 18/00 - 18/87

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライラミネート加工後のドライラミネ
    ート接着剤の残液のゲル化を防止する方法において、ド
    ライラミネート接着剤として、ポリオール成分、有機ポ
    リイソシアネート成分および炭素数1〜8の1級または
    2級モノアルコール成分を含有し、モノアルコール成分
    の水酸基/イソシアネート基の当量比をモノアルコール
    成分の炭素数nで除した値(当量比/n)が0.15〜
    2.0、ポリオール成分の水酸基/イソシアネート基の
    当量比が0.1〜0.9の範囲であるドライラミネート
    接着剤を用いることを特徴とするドライラミネート接着
    剤残液のゲル化防止方法
  2. 【請求項2】 当該モノアルコール成分がメタノール、
    エタノール、及び/またはプロパノールである請求項1
    記載のドライラミネート接着剤残液のゲル化防止方法
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