JP3456380B2 - 圧電アクチュエータ - Google Patents

圧電アクチュエータ

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JP3456380B2
JP3456380B2 JP23665197A JP23665197A JP3456380B2 JP 3456380 B2 JP3456380 B2 JP 3456380B2 JP 23665197 A JP23665197 A JP 23665197A JP 23665197 A JP23665197 A JP 23665197A JP 3456380 B2 JP3456380 B2 JP 3456380B2
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芳明 河野
宏 中谷
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10N30/50Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/20Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators
    • H10N30/204Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators using bending displacement, e.g. unimorph, bimorph or multimorph cantilever or membrane benders
    • H10N30/2041Beam type
    • H10N30/2042Cantilevers, i.e. having one fixed end

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧電アクチュエ
ータに関するもので、特に、d31型積層圧電アクチュエ
ータにおいてより大きな変位量を得るための改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この発明にとって興味ある従来のd31
積層圧電アクチュエータ1が図8に示されている。d31
型積層圧電アクチュエータ1は、長手の略矩形の平面形
状を有していて、その長手方向における一方側を基板等
の固定部2に接着固定し、他方側の先端部の変位を利用
するようにしている。
【0003】圧電アクチュエータ1は、複数の圧電体層
3およびこれら圧電体層3間に形成される複数の内部電
極4および5からなる積層構造を含むアクチュエータ本
体6を備える。アクチュエータ本体6は、最外層を構成
する2つの圧電体層3aおよび3bの各外側に向く主面
によってそれぞれ与えられる第1および第2の主面7お
よび8ならびに複数の圧電体層3の各端面によってそれ
ぞれ与えられる第1および第2の端面9および10を有
している。
【0004】アクチュエータ本体6の第1および第2の
端面9および10上には、それぞれ、第1および第2の
外部電極11および12が形成される。この圧電アクチ
ュエータ1を駆動するため、第1および第2の外部電極
11および12には、外部から電圧が印加される。前述
した内部電極4および5は、第1の端面9上において第
1の外部電極11に接続される第1の内部電極4と、第
2の端面10上において第2の外部電極12に接続され
る第2の内部電極5とに分類される。したがって、外部
電極11および12に電圧が印加されたとき、第1の内
部電極4と第2の内部電極5とは互いに異なる極性とな
る。これら第1の内部電極4と第2の内部電極5とは、
積層方向に関して交互に配置される。
【0005】アクチュエータ本体6は、第1の端面9側
において、第1の内部電極4と第2の内部電極5とが重
なり合うことによって形成される圧電的に活性な領域1
3を有している。この圧電的活性領域13は、前述した
ように固定部2に固定される部分より先端側に構成され
る。アクチュエータ本体6の第2の端面10側は、圧電
的に非活性な領域を形成しており、この圧電的非活性領
域が固定部2に固定されるべき固定領域とされ、アクチ
ュエータ本体6において生じる変位によって不所望にも
固定部2から圧電アクチュエータ1が剥離しないように
されている。
【0006】図示した圧電アクチュエータ1において
は、変位量をより大きくする目的で、最外層の圧電体層
3aおよび3bについても、少なくとも圧電的活性領域
13において、圧電的に活性となるように構成されてい
る。すなわち、第1の外部電極11は、第1および第2
の主面7および8にまでそれぞれ延びる延長部分14お
よび15を有していて、一方の延長部分14は、第1の
主面7側の最外層の圧電体層3aを介して、第1の外部
電極11とは極性が異なる第2の内部電極5と対向し、
また、他方の延長部分15は、第2の主面8側の最外層
の圧電体層3bを介して、第2の内部電極5と対向する
ようにされている。
【0007】このような圧電アクチュエータ1において
生じる変位の態様が、図9に示されている。図9におい
て、圧電アクチュエータ1が破線で示すように変形する
ことによって、圧電アクチュエータ1の先端部におい
て、矢印で示すような変位16が生じている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような圧電ア
クチュエータは、変位量が小さいが、発生力や高速性に
優れているため、比較的小さい変位量であっても実用可
能なインクジェットプリンタ用のアクチュエータとして
有利に用いられている。しかしながら、より高性能なプ
リンタを実現しようとするとき、インクの吐出量をより
多くする必要があり、そのためには、より大きな変位が
可能なアクチュエータが望まれている。
【0009】このことを可能にするため、圧電アクチュ
エータにおいて、より大きなd31定数を持つ新材料の開
発やより効率の高いd31型アクチュエータの開発が進め
られて来たが、未だ十分な性能が得られていない。特
に、新材料の開発にあっては、d31定数をたとえ数%ア
ップするにも、多大な開発労力や開発期間が必要であ
る。
【0010】そこで、この発明の目的は、上述したよう
な新材料の開発に頼ることなく、比較的簡易に変位量を
向上させることができる、圧電アクチュエータを提供し
ようとすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、d31型積層
圧電アクチュエータに向けられるものであって、複数の
圧電体層および圧電体層間に形成される複数の内部電極
からなる積層構造を含み、最外層を構成する2つの圧電
体層の各外側に向く主面によってそれぞれ与えられる第
1および第2の主面ならびに複数の圧電体層の各端面に
よってそれぞれ与えられる第1および第2の端面を有す
る、アクチュエータ本体を備えるとともに、アクチュエ
ータ本体の少なくとも第1および第2の端面上にそれぞ
れ形成され、外部から電圧が印加される、第1および第
2の外部電極を備えている。内部電極は、第1の端面上
において第1の外部電極に接続される第1の内部電極
と、第2の端面上において第2の外部電極に接続される
第2の内部電極とに分類され、第1の内部電極と第2の
内部電極とは、積層方向に関して交互に配置される。ま
た、アクチュエータ本体は、第1の内部電極と第2の内
部電極とが重なり合うことによって形成された圧電的に
活性な領域を備えている。
【0012】このような圧電アクチュエータにおいて、
前述した技術的課題を解決するため、第1の外部電極
は、第1の主面にまで延びる延長部分を有し、上述の圧
電的活性領域において、第2の内部電極が、第1の主面
側の最外層の圧電体層を介して、第1の外部電極の延長
部分に対向し、それによって、第1の主面側の最外層の
圧電体層は圧電的に活性となるようにされるが、第2の
主面側の最外層の圧電体層は圧電的に非活性となるよう
にされていることを特徴としている。
【0013】このように、第1の主面側の最外層の圧電
体層を圧電的に活性としながら、第2の主面側の最外層
の圧電体層を圧電的に非活性とすることにより、当該圧
電アクチュエータにおいて、d31成分の変位に加えて、
屈曲型の変位が重畳されるようになる。第1および第2
の外部電極のいずれか一方が、第2の主面にまで延びる
延長部分を有している場合には、上述したように、第2
の主面側の最外層の圧電体層を圧電的に非活性となるよ
うにするため、圧電的活性領域において、第2の主面に
まで延びる延長部分を与える外部電極と同じ極性の内部
電極が、第2の主面側の最外層の圧電体層を介して、こ
の第2の主面にまで延びる延長部分に対向するようにさ
れる。
【0014】また、第1および第2の外部電極が、とも
に、圧電的活性領域において、第2の主面上に実質的に
形成されないようにされ、それによって、第2の主面側
の最外層の圧電体層が圧電的に非活性となるようにされ
てもよい。なお、第2の主面側の最外層の圧電体層を圧
電的に非活性となるようにするため、上述した2つの典
型的な実施形態に代えて、圧電体層が圧電体セラミック
で構成される場合には、この最外層の圧電体層に分極処
理が及ばないようにしたり、この最外層の圧電体層に対
してのみ分極処理後に脱分極処理を行なうようにしたり
することも可能である。
【0015】この発明に係る圧電アクチュエータにおい
て、好ましくは、アクチュエータ本体は、その長手方向
の一方側において圧電的活性領域を形成し、その長手方
向の他方側において圧電的に非活性な領域を形成し、圧
電的非活性領域が固定部に固定されるべき固定領域とさ
れる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よるd31型積層圧電アクチュエータ21を示す、図8に
相当する図である。圧電アクチュエータ21に備える構
成は、以下に説明するように、多くの点において図8に
示した圧電アクチュエータ1と共通している。
【0017】まず、圧電アクチュエータ21は、長手の
略矩形の平面形状を有していて、その長手方向における
一方側を基板等の固定部22に接着固定し、他方側の先
端部の変位を利用するようにしている。また、圧電アク
チュエータ21は、複数の圧電体層23およびこれら圧
電体層23間に形成される複数の内部電極24および2
5からなる積層構造を含むアクチュエータ本体26を備
える。圧電体層23は、たとえばPZT(チタン酸ジル
コン酸鉛)系セラミックのような圧電体セラミックから
構成され、内部電極24および25は、たとえばAg/
Pdから構成される。また、圧電体層23は、1層当た
り、たとえば20μmの厚みとされ、内部電極24およ
び25は、1層当たり、たとえば2μmの厚みとされ
る。
【0018】アクチュエータ本体26は、通常、一体的
な焼成工程を経て得られるもので、最外層を構成する2
つの圧電体層23aおよび23bの各外側に向く主面に
よってそれぞれ与えられる第1および第2の主面27お
よび28ならびに複数の圧電体層23の各端面によって
それぞれ与えられる第1および第2の端面29および3
0を有している。
【0019】アクチュエータ本体26の第1および第2
の端面29および30上には、それぞれ、第1および第
2の外部電極31および32が形成される。外部電極3
1および32は、たとえば、Cr、Auなどからなる複
数層構造の薄膜電極によって構成される。この圧電アク
チュエータ21を駆動するため、第1および第2の外部
電極31および32には、外部から電圧が印加される。
【0020】前述した内部電極24および25は、第1
の端面29上において第1の外部電極31に接続される
第1の内部電極24と、第2の端面30上において第2
の外部電極32に接続される第2の内部電極25とに分
類される。したがって、外部電極31および32に電圧
が印加されたとき、第1の内部電極24と第2の内部電
極25とは互いに異なる極性となる。これら第1の内部
電極24と第2の内部電極25とは、積層方向に関して
交互に配置される。
【0021】アクチュエータ本体26は、第1の端面2
9側において、第1の内部電極24と第2の内部電極2
5とが重なり合うことによって形成される圧電的に活性
な領域33を有している。アクチュエータ本体26の第
2の端面30側は、圧電的に非活性な領域を形成してお
り、この圧電的非活性領域が固定部22に固定されるべ
き固定領域とされ、アクチュエータ本体26において生
じる変位によって不所望にも固定部22から圧電アクチ
ュエータ21が剥離しないようにされている。
【0022】また、第1の外部電極31は、圧電的活性
領域33において、第1の主面27にまで延びる延長部
分34を有していて、この延長部分34は、第1の主面
27側の最外層の圧電体層23aを介して、第2の内部
電極25と対向している。第2の内部電極25は、第1
の外部電極31とは極性が異なるので、圧電体層32a
は圧電的に活性となる。
【0023】以上説明した構成は、図8に示した圧電ア
クチュエータ1と共通している。この実施形態では、第
1の外部電極31は、第2の主面28にまで延びず、第
2の外部電極32が、圧電的活性領域33において、第
2の主面28にまで延びる延長部分35を有している。
この延長部分35は、第2の主面28側の最外層の圧電
体層23bを介して、第2の内部電極25と対向してい
るが、第2の内部電極25は、第2の外部電極32とは
極性が同一であるので、圧電体層32bは圧電的に非活
性となっている。
【0024】図2は、圧電アクチュエータ21の変位の
態様を示す、図9に相当する図である。図2において破
線で示すように、圧電アクチュエータ21は、屈曲する
ように変形することによって、圧電アクチュエータ21
の先端部において、矢印で示すような変位36が生じて
いる。このような圧電アクチュエータ21の屈曲変形
は、一方の最外層の圧電体層23bが圧電的に非活性と
なり、この部分では圧電的な変形が生じないために生じ
る。このように、圧電アクチュエータ21において、d
31成分の変位に対して、屈曲型の変位を積極的に重畳さ
せることにより、全体としての変位36は、前述の図9
に示した通常のd31成分の変位16に比べて、効率が向
上し、より大きな変位量をもたらすことができる。
【0025】なお、図1に示した実施形態では、第2の
外部電極32が、第2の主面28にまで延びる延長部分
35を有していたが、これに代えて、第1の外部電極3
1が、第2の主面28にまで延びる延長部分を有してい
てもよい。この後者の場合には、第1の外部電極31と
同じ極性の第1の内部電極24が、第2の主面28側の
最外層の圧電体層23bを介して、第1の外部電極31
の延長部分と対向するように、内部電極24および25
の配置状態を選べばよいことになる。
【0026】次に、FEM(有限要素法)を用いた変位
のシミュレーション結果から、図1に示したこの発明の
実施形態による圧電アクチュエータ21と、図8に示し
た従来の構造の圧電アクチュエータ1とを比較する。ま
ず、図3は、従来の圧電アクチュエータ1において生じ
る変位の態様を示すFEMシミュレーション結果であ
り、図4は、1.000000×103 Hzの周波数で
外部電極11および12に電圧を印加したときの圧電ア
クチュエータ1の先端部のX方向への変位量を、Z方向
に関する分布とともに示している。なお、X方向および
Z方向は、図3に表示されている。また、図3には、固
定部2によって固定されるべき固定領域17が示されて
いる。
【0027】なお、このFEMシミュレーションにおい
て、圧電アクチュエータ1の全体の長さは7mm、圧電的
活性領域33の長さは2.5mm、固定領域17の長さは
4mm、厚みは0.72mmに設定した。また、後述する圧
電アクチュエータ21についても、同様の寸法に設定し
た。図3に示すように、従来の圧電アクチュエータ1
は、その先端部において、実質的にX方向のみの変位を
生じ、この先端部での最大変位量は、図4に示すよう
に、0.76μmである。
【0028】他方、図5および図6は、それぞれ、図3
および図4に対応する図であって、この実施形態に係る
圧電アクチュエータ21において生じる変位の態様およ
びその先端部のX方向への変位量を示している。なお、
図5には、固定部22によって固定されるべき固定領域
37が示されている。図5に示すように、実施形態に係
る圧電アクチュエータ21は、その先端部において、X
方向のみならずZ方向の変位をも生じ、この先端部での
X方向の最大変位量は、図6に示すように、0.82μ
mであり、図4に示した従来の最大変位量に比べて、約
8%増加している。これは、前述したように、一方の最
外層の圧電体層23bが圧電的に非活性となり、効率が
低下する以上に、全体の屈曲変位による効率向上作用が
働き、結果として変位量が増加したためである。
【0029】なお、屈曲変位量が大きくなりすぎ、その
ためZ方向の変位量が大きくなりすぎると、たとえばイ
ンクジェットプリンタに適用した場合には、インクの吐
出方向がばらつきやすくなることもあるので、このよう
に特定の用途に向けられる場合には、屈曲変位の度合い
を考慮する必要がある。図7は、この発明の他の実施形
態による圧電アクチュエータ41を示す、図1に相当の
図である。図7において、図1に示す要素に相当する要
素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0030】図7に示した実施形態では、第1および第
2の外部電極31および32が、ともに、圧電的活性領
域33において、第2の主面28上に実質的に形成され
ないようにされ、それによって、第2の主面28側の最
外層の圧電体層23bが圧電的に非活性となるようにさ
れている。なお、図7において、アクチュエータ本体2
6と固定部22との間に、第2の外部電極32の厚みに
相当する隙間が図示されているが、このような隙間は、
実際には、圧電アクチュエータ41を固定部22に接着
固定するための接着剤によって埋められる。
【0031】この実施形態によっても、前述した図1に
示した実施形態と同様、図2および図5に示すような変
位の態様が実現され、また、図6に示すような変位量お
よびその分布状態が得られることが確認されている。な
お、図7では、第2の主面28側の最外層の圧電体層2
3bのすぐ上にある内部電極が第2の外部電極32と同
じ極性の第2の内部電極25であったが、これに代え
て、第1の外部電極31と同じ極性の第1の内部電極2
4であってもよい。
【0032】また、図7に示した構造では、第1の外部
電極31は、第2の主面28にまで延びる延長部分42
を有し、しかも、この延長部分42の先端部が、わずか
に圧電的活性領域33内に入り込んでいるため、互いに
極性の異なる延長部分42の先端部と第2の内部電極2
5のごく一部とが最外層の圧電体層23bを介して対向
することになる。しかしながら、この程度での対向は、
この圧電体層23bを圧電的に活性にするには至らな
い。このことから、圧電的活性領域33において、第1
または第2の外部電極31または32が、第2の主面2
8上にわずかに形成されていても、この発明の範囲内に
入るものと理解すべきである。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の圧電体層および圧電体層間に形成される複数の内部電
極からなる積層構造を含み、最外層を構成する2つの圧
電体層の各外側に向く主面によってそれぞれ与えられる
第1および第2の主面ならびに複数の圧電体層の各端面
によってそれぞれ与えられる第1および第2の端面を有
する、アクチュエータ本体と、このアクチュエータ本体
の少なくとも第1および第2の端面上にそれぞれ形成さ
れ、外部から電圧が印加される、第1および第2の外部
電極とを備え、上述の内部電極は、第1の端面上におい
て第1の外部電極に接続される第1の内部電極と、第2
の端面上において第2の外部電極に接続される第2の内
部電極とに分類され、第1の内部電極と第2の内部電極
とは、積層方向に関して交互に配置され、また、アクチ
ュエータ本体は、第1の内部電極と第2の内部電極とが
重なり合うことによって形成された圧電的に活性な領域
を備えている、そのようなd31型積層圧電アクチュエー
タにおいて、第1の外部電極が、アクチュエータ本体の
第1の主面にまで延びる延長部分を有し、上述の圧電的
活性領域において、第2の内部電極が、第1の主面側の
最外層の圧電体層を介して、第1の外部電極の延長部分
に対向し、それによって、第1の主面側の最外層の圧電
体層は圧電的に活性となり、より大きな変位が得られる
ようにされるが、第2の主面側の最外層の圧電体層は圧
電的に非活性となるようにされている。そのため、当該
圧電アクチュエータにおいて、d31成分の変位に対し
て、屈曲型の変位が重畳されるようになり、変位の効率
が向上し、全体としての変位量をより大きくすることが
できる。
【0034】したがって、この発明に係る圧電アクチュ
エータが、たとえばインクジェットプリンタ用のアクチ
ュエータに適用されたとき、インクの吐出量を増すこと
ができ、その結果、プリンタの性能を向上させることが
できる。この発明において、第1および第2の外部電極
のいずれか一方が、第2の主面にまで延びる延長部分を
有している場合には、上述したように、第2の主面側の
最外層の圧電体層を圧電的に非活性となるようにするた
め、圧電的活性領域において、第2の主面にまで延びる
延長部分を与える外部電極と同じ極性の内部電極が、第
2の主面側の最外層の圧電体層を介して、第2の主面に
まで延びる延長部分に対向するようにされると、これら
互いに対向する内部電極と外部電極の延長部分とは同じ
極性であるので、この第2の主面側の最外層の圧電体層
を確実に圧電的に非活性な状態とすることができる。
【0035】また、この発明において、第1および第2
の外部電極が、ともに、圧電的活性領域において、第2
の主面上に実質的に形成されないようにされ、それによ
って、第2の主面側の最外層の圧電体層が圧電的に非活
性となるようにされると、第2の主面側の最外層の圧電
体層の内面に沿って形成される内部電極の極性に関わら
ず、この第2の主面側の最外層の圧電体層を確実に圧電
的に非活性な状態とすることができる。
【0036】また、この発明において、アクチュエータ
本体は、その長手方向の一方側において圧電的活性領域
を形成し、その長手方向の他方側において圧電的に非活
性な領域を形成し、圧電的非活性領域が固定部に固定さ
れるべき固定領域とされると、アクチュエータ本体にお
いて生じる変位によって不所望にも固定部から圧電アク
チュエータが剥離しないようにすることができる。特
に、この発明に係る圧電アクチュエータのように、屈曲
型の変位が重畳されることによって、全体としての変位
量がより大きくされたものでは、固定部からの剥離がよ
り生じやすいので、この効果は、この発明に係る圧電ア
クチュエータに対して、より有効に作用するものと言え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるd31型積層圧電ア
クチュエータ21を固定部22に取り付けた状態で示す
断面図である。
【図2】図1に示した圧電アクチュエータ21の変位の
態様を図解的に示す正面図である。
【図3】FEMシミュレーションを用いて、図8に示し
た従来の圧電アクチュエータ1の変位の態様を示す図で
ある。
【図4】図3に示したFEMシミュレーション結果から
得られた、圧電アクチュエータ1の先端部のX方向への
変位量を、Z方向に関する分布とともに示す図である。
【図5】FEMシミュレーションを用いて、図1に示し
た圧電アクチュエータ21の変位の態様を示す図であ
る。
【図6】図5に示したFEMシミュレーション結果から
得られた、圧電アクチュエータ21の先端部のX方向へ
の変位量を、Z方向に関する分布とともに示す図であ
る。
【図7】この発明の他の実施形態によるd31型積層圧電
アクチュエータ41を示す、図1に相当の図である。
【図8】この発明にとって興味ある従来のd31型積層圧
電アクチュエータ1を示す、図1に相当の図である。
【図9】図8に示した圧電アクチュエータ1の変位の態
様を示す、図2に相当の図である。
【符号の説明】
21,41 圧電アクチュエータ 22 固定部 23 圧電体層 23a,23b 最外層の圧電体層 24 第1の内部電極 25 第2の内部電極 26 アクチュエータ本体 27 第1の主面 28 第2の主面 29 第1の端面 30 第2の端面 31 第1の外部電極 32 第2の外部電極 33 圧電的活性領域 34,35,42 外部電極の延長部分 36 変位 37 固定領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−198861(JP,A) 特開 平4−162785(JP,A) 特開 昭63−2390(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 41/083 B41J 2/045 B41J 2/055 H02N 2/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 d31型積層圧電アクチュエータであっ
    て、 複数の圧電体層および前記圧電体層間に形成される複数
    の内部電極からなる積層構造を含み、最外層を構成する
    2つの前記圧電体層の各外側に向く主面によってそれぞ
    れ与えられる第1および第2の主面ならびに複数の前記
    圧電体層の各端面によってそれぞれ与えられる第1およ
    び第2の端面を有する、アクチュエータ本体と、 少なくとも前記第1および第2の端面上にそれぞれ形成
    され、外部から電圧が印加される、第1および第2の外
    部電極とを備え、 前記内部電極は、前記第1の端面上において前記第1の
    外部電極に接続される第1の内部電極と、前記第2の端
    面上において前記第2の外部電極に接続される第2の内
    部電極とに分類され、前記第1の内部電極と前記第2の
    内部電極とは、積層方向に関して交互に配置され、 前記アクチュエータ本体は、前記第1の内部電極と前記
    第2の内部電極とが重なり合うことによって形成された
    圧電的に活性な領域を備え、 前記第1の外部電極は、前記第1の主面にまで延びる延
    長部分を有し、 前記圧電的活性領域において、前記第2の内部電極が、
    前記第1の主面側の最外層の前記圧電体層を介して、前
    記第1の外部電極の前記延長部分に対向し、それによっ
    て、前記第1の主面側の最外層の前記圧電体層は圧電的
    に活性となるようにされ、他方、前記第2の主面側の最
    外層の前記圧電体層は圧電的に非活性となるようにされ
    ている、圧電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の外部電極のいずれ
    か一方は、前記第2の主面にまで延びる延長部分を有
    し、 前記圧電的活性領域において、前記第2の主面にまで延
    びる延長部分を与える外部電極と同じ極性の前記内部電
    極が、前記第2の主面側の最外層の前記圧電体層を介し
    て、前記第2の主面にまで延びる延長部分に対向し、そ
    れによって、前記第2の主面側の最外層の前記圧電体層
    は圧電的に非活性となるようにされている、請求項1に
    記載の圧電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の外部電極は、とも
    に、前記圧電的活性領域において、前記第2の主面上に
    実質的に形成されないようにされ、それによって、前記
    第2の主面側の最外層の前記圧電体層は圧電的に非活性
    となるようにされている、請求項1に記載の圧電アクチ
    ュエータ。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータ本体は、その長手方
    向の一方側において前記圧電的活性領域を形成し、その
    長手方向の他方側において圧電的に非活性な領域を形成
    し、前記圧電的非活性領域が固定部に固定されるべき固
    定領域とされる、請求項1ないし3のいずれかに記載の
    圧電アクチュエータ。
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