JP3455713B2 - トラス筋 - Google Patents

トラス筋

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JP3455713B2 JP2000125939A JP2000125939A JP3455713B2 JP 3455713 B2 JP3455713 B2 JP 3455713B2 JP 2000125939 A JP2000125939 A JP 2000125939A JP 2000125939 A JP2000125939 A JP 2000125939A JP 3455713 B2 JP3455713 B2 JP 3455713B2
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雅義 内藤
フィルツモーザー フランツ
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日本カイザー株式会社
宝通商株式会社
フィルツモーザー フランツ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレキャストコンク
リート板などに使用されるトラス筋に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造物の施工は煩雑で
かつ手間がかかるため、簡略化や効率化が進められてい
る。この簡略化などの一つとして床や壁などをプレキャ
ストコンクリート部材で構築することが行われている。
【0003】この床や壁のプレキャストコンクリート部
材としてプレキャストコンクリート板がある。このプレ
キャストコンクリート板には、1本の上端筋と2本の下
端筋とが波形のラチス筋で接合されたトラス筋が使用さ
れている。
【0004】このトラス筋は強度を増すために様々な工
夫が施されているが、その従来例としては、図14の
(1)および(2)に示すものが知られている。前記
(1)のトラス筋21は、上端筋22と下端筋23とを
波形のラチス筋24で接合した平行トラス25同士を、
所定の角度を持って上端筋22で接合した三角トラスで
あり、また(2)のトラス筋26は上端筋27の径を大
きくしたもの、すなわち大径の上端筋27を使用したも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(1)の
トラス筋は、製造工程が多くなって効率的な製造ができ
ないという問題があり、また(2)のトラス筋は上端筋
が大径であり、コイル状にできないため所定長さの直線
状の鉄筋を使用しなければならず、連続的かつ効率的な
製造ができないという問題があった。すなわち小径の上
端筋はコイル状に巻いて使用することができるため、製
造時に順次繰り出して所定長さで切断することにより、
連続的かつ効率的な製造ができるということである。
【0006】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、簡単な構成によりトラス筋の強
度を増すことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
のトラス筋は、三角形の上側の角部に位置した上下に
重なり合った2本の上端筋と、三角形の下側の2つの角
部に位置した下端筋とが波形のラチス筋で接合され、前
記下側の上端筋は上側の上端筋より大径であり、ラチス
筋がこれらに沿うようにして所定の傾斜角度をもって溶
接され、この傾斜角度が下側の上端筋と上側の上端筋と
の径の差によって決定された構成である。また上端筋の
うちの少なくとも1本は異形鉄筋であることを含む。ま
た下端筋は断面多角形であることを含む。また下端筋が
水平方向または上下方向に複数であることを含むもので
ある。
【0008】上下に重なり合った2本の上端筋によって
トラス筋の強度を増すことができる。また下側の上端筋
はラチス筋の山部における2箇所に溶接されるためトラ
ス筋が簡単に製造できる。また上下の上端筋の径が異な
るためラチス筋が簡単に溶接できる。またラチス筋の上
部に垂直部が形成されたため上下の上端筋が同径であっ
ても簡単に溶接することができる。また下端筋を多角形
にしてラチス筋の谷部と面接触させたため溶接が簡単に
できるとともに、トラス筋を型枠の底板へガタつかせず
に設置することができる。また下端筋が水平方向または
上下方向に複数であることにより、トラス筋全体の強度
を増すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のトラス筋の実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。このトラス筋の
実施の形態は第1から第11までがあり、各実施の形態
において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なる構
成のみ異なった符号を付して説明する。
【0010】図1〜図3は第1の実施の形態のトラス筋
1を示し、このトラス筋1は三角柱状であり、三角形の
上側の角部に位置した上下2本の上端筋2と、下側の2
つの角部に位置した2本の下端筋3と、これらの上端筋
2と下端筋3とに接合された波形のラチス筋4とから構
成されている。
【0011】上端筋2は上側に位置した上筋5と下側に
位置した下筋6とからなり、下筋6が上筋5よりも大径
となっているため、ラチス筋4がこれらに沿うようにし
て所定の傾斜角度をもって溶接されている(図2参
照)。換言すれば、ラチス筋4の傾斜角度は上筋5と下
筋6との径の差によって決定されるということである。
また下筋6は上筋5の下側に位置してラチス筋4の山部
4aにおける2箇所に溶接されているため安定した固定
となっている。したがって、上筋5と下筋6とは互いに
溶接しなくてもよく、接合をより強固にするためには溶
接してもよい。
【0012】また図4は第2の実施の形態のトラス筋7
を示し、上筋5を異形鉄筋8とした点以外の他の構成は
第1の実施の形態のトラス筋1と同じである。このよう
にすると、コンクリートとの付着およびラチス筋4との
接着を良くすることができる。この他に上筋5と下筋6
とを異形鉄筋8にすることや、下筋6のみを異形鉄筋8
にすることもできる。
【0013】また図5は第3の実施の形態のトラス筋9
を示し、下端筋10を断面長方形にした点以外の他の構
成は第1の実施の形態のトラス筋1と同じである。この
ようにすると、ラチス筋4とが面接触になるため簡単に
溶接することができる。またラチス筋4の下端部を下端
筋10の下面10aから離して溶接すると、該下面10
aが接地面となるためにトラス筋9を型枠の底板11へ
ガタつかせずに設置することができるようになる。
【0014】また図6は第4の実施の形態のトラス筋1
2を示し、下端筋3を水平方向に2本とした点以外の他
の構成は第1の実施の形態のトラス筋1と同じである。
このようにするとトラス筋12全体として強度を大きく
することができる。
【0015】また図7は第5の実施の形態のトラス筋1
3を示し、下端筋3を上下方向に2本とした点以外の他
の構成は第1の実施の形態のトラス筋1と同じである。
このようにするとトラス筋12全体として強度を大きく
することができるとともに、上側の下端筋3はラチス筋
の谷部4bにおいて2箇所で溶接されるため容易に接合
できるようになる。
【0016】また図8は第6の実施の形態のトラス筋1
4を示し、上筋5および下筋6を同径にし、かつこれら
に沿って溶接するための垂直部15をラチス筋4の上部
に形成したものであり、これ以外の構成は第1の実施の
形態のトラス筋1と同じである。このようにすると鉄筋
を上下に重ねるだけでトラス筋14の強度を増すことが
できる。
【0017】また図9は第7の実施の形態のトラス筋1
6を示し、下端筋10を断面長方形にした点以外の他の
構成は第6の実施の形態のトラス筋14と同じである。
このトラス筋14は第3の実施の形態のトラス筋9の効
果と、第6の実施の形態のトラス筋12の効果とを同時
に達成することができるようになる。
【0018】また図10は第8の実施の形態のトラス筋
17を示し、第6の実施の形態のトラス筋14の下端筋
3を水平方向に2本にした点以外の構成は第6の実施の
形態のトラス筋14と同じである。このようにするとト
ラス筋14全体の強度を増すことができる。
【0019】また図11は第9の実施の形態のトラス筋
18を示し、第8の実施の形態のトラス筋17と同様に
下端筋3を上下方向に2本にしたものであり、トラス筋
18全体の強度を増すことができるとともに、上側の下
端筋3がラチス筋の谷部4bにおいて2箇所で溶接でき
るため安定した固定ができる。
【0020】また図12は第10の実施の形態のトラス
筋19を示し、1本の上端筋2と2本の下端筋3が波形
のラチス筋4で接合してなるトラス筋19の下端筋3を
水平方向に2本にしたものである。このようにするとト
ラス筋19全体の強度を増すことができる。
【0021】また図13は第11の実施の形態のトラス
筋20を示し、第9の実施の形態のトラス筋18と同じ
ように下端筋3を上下方向に2本設定したものである。
このようにするとトラス筋18全体の強度を増すことが
できる。
【0022】なお、第3〜第9の実施の形態のトラス筋
9、12、13、14、16、17、18、19、20
も、第2の実施の形態のトラス筋7のように上筋5また
は下筋6のうちの少なくとも一つを異形鉄筋8にするこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】上下に重なり合った2本の上端筋によっ
てトラス筋の強度を増すことができる。
【0024】下側の上端筋はラチス筋の山部における2
箇所に溶接されるためトラス筋が簡単に製造できる。
【0025】上下の上端筋の径が異なるためラチス筋を
簡単に溶接することができる。
【0026】ラチス筋の上部に垂直部を形成したため上
下の上端筋が同径であってもトラス筋を簡単に溶接する
ことができる。
【0027】下端筋を多角形にしてラチス筋の谷部と面
接触させたので溶接が簡単にできるととに、トラス筋を
型枠の底板へガタつかせずに設置することができる。
【0028】下端筋が水平方向または上下方向に複数で
あることにより、トラス筋全体の強度を増すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のトラス筋の正面図である。
【図2】第1の実施の形態のトラス筋の側面図である。
【図3】第1の実施の形態のトラス筋の斜視図である。
【図4】第2の実施の形態のトラス筋の正面図である。
【図5】第3の実施の形態のトラス筋の側面図である。
【図6】第4の実施の形態のトラス筋の側面図である。
【図7】第5の実施の形態のトラス筋の側面図である。
【図8】第6の実施の形態のトラス筋の側面図である。
【図9】第7の実施の形態のトラス筋の側面図である。
【図10】第8の実施の形態のトラス筋の側面図であ
る。
【図11】第9の実施の形態のトラス筋の側面図であ
る。
【図12】第10の実施の形態のトラス筋の側面図であ
る。
【図13】第11の実施の形態のトラス筋の側面図であ
る。
【図14】従来のトラス筋を示し、(1)は同斜視図、
(2)は同側面図である。
【符号の説明】
1、7、9、12、13、14、16、17、18、1
9、20、21、26トラス筋 2、22、27 上端筋 3、10 下端筋 4 ラチス筋 5 上筋 6 下筋 8 異形鉄筋 11 底板 15 垂直部 25 平行トラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランツ フィルツモーザー オーストリア国、A−4600ヴェルス、オ ットストルフ18 (56)参考文献 特開 昭60−10049(JP,A) 実開 平3−120747(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 5/06 E04B 5/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三角形の上側の角部に位置した上下に重
    なり合った2本の上端筋と、三角形の下側の2つの角部
    に位置した下端筋とが波形のラチス筋で接合され、前記
    下側の上端筋は上側の上端筋より大径であり、ラチス筋
    がこれらに沿うようにして所定の傾斜角度をもって溶接
    され、この傾斜角度が下側の上端筋と上側の上端筋との
    径の差によって決定されたことを特徴とするトラス筋。
  2. 【請求項2】 上端筋のうちの少なくとも1本は異形鉄
    筋であることを特徴とする 請求項1に記載のトラス筋。
  3. 【請求項3】 下端筋は断面多角形であることを特徴と
    する請求項1または2 に記載のトラス筋。
  4. 【請求項4】 下端筋が水平方向または上下方向に複数
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のトラス筋。
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