JP3455054B2 - 円筒状固体電解質型燃料電池セルの製法 - Google Patents
円筒状固体電解質型燃料電池セルの製法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状固体電解質
型燃料電池セルの製法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、固体電解質型燃料電池はその
作動温度が1000〜1050℃と高温であるため発電
効率が高く、第3世代の発電システムとして期待されて
いる。 【0003】一般に、固体電解質型燃料電池セルには円
筒型と平板型が知られている。平板型燃料電池セルは、
発電の単位体積当り出力密度が高いという特徴を有する
が、実用化に関してはガスシール不完全性やセル内の温
度分布の不均一性などの問題がある。それに対して、円
筒型燃料電池セルでは、出力密度は低いものの、セルの
機械的強度が高く、またセル内の温度の均一性が保てる
という特長がある。両形状の固体電解質型燃料電池セル
とも、それぞれの特徴を生かして積極的に研究開発が進
められている。 【0004】円筒型燃料電池の単セルは、図3に示した
ようにLaをCaあるいはSrで10〜20原子%置換
したLaMnO3 系材料からなる多孔性の空気極層1の
表面に、Y2 O3 安定化ZrO2 からなる固体電解質層
2を被覆し、さらにこの表面に多孔性のNi−ジルコニ
アの燃料極層3が設けられている。燃料電池のモジュー
ルにおいては、各単セルはCa、Sr、Mgを固溶させ
たLaCrO3 系材料からなるインターコネクタ4を介
してNiフェルトで接続される。このような燃料電池の
発電は、各単セルを1000℃程度の温度で保持すると
ともに、空気極層1内部に空気(酸素)6を、外部に燃
料ガス7、例えば、水素、都市ガス等を供給することに
より行われる。 【0005】このような円筒状燃料電池セルにおいて
は、安価にセルを製造する方法として、空気極形成粉末
からなる円筒状成形体を作製し、これに固体電解質形成
粉末からなるシート状成形体と、集電体形成粉末からな
るシート状成形体とをそれぞれ巻き付けて積層し、酸化
性雰囲気中で同時に焼成する、いわゆる共焼結法により
円筒状固体電解質型燃料電池セルを作製する方法が提案
されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
共焼結法によるセル作製法は、簡単で量産性に優れたプ
ロセスであるという大きな利点を有するが、共焼結によ
り作製した円筒状固体電解質型燃料電池セルは熱サイク
ルを加えると、空気極層から固体電解質層が剥離しやす
いという問題があった。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、固体電解
質層の空気極層からの剥離の問題について鋭意検討した
結果、空気極層、固体電解質層および集電体の同時焼結
において、空気極層の固体電解質層と接する近傍付近を
空気極層の他の部分より緻密質にすることで、空気極層
と固体電解質層との接合強度を増大できることを見出
し、本発明に至った。 【0008】即ち、本発明の円筒状固体電解質型燃料電
池セルの製法は、円筒状の固体電解質層の内面に空気極
層、外面に燃料極層が形成され、前記空気極層の内部を
空気が流通する円筒状固体電解質型燃料電池セルの製法
であって、圧環強度が1〜5kg/cm 2 、厚みが2〜
3mmの円筒状空気極用成形体の表面に、少なくとも固
体電解質用成形体を積層した円筒状積層体を、酸化性雰
囲気中で焼成する工程を具備するとともに、前記円筒状
空気極用成形体の焼成時における収縮率を10〜16
%、前記固体電解質用成形体の収縮率を10.5〜20
%とし、かつ前記固体電解質用成形体の収縮率を前記円
筒状空気極用成形体の収縮率より大きくし、前記固体電
解質用成形体の収縮により前記円筒状空気極用成形体を
押し潰すように焼結して、前記空気極層の固体電解質層
と接する側に、前記空気と接する側に形成された内層よ
りも緻密な厚み50μm以上の外層を形成することを特
徴とする。 【0009】 【作用】本発明の円筒状固体電解質型燃料電池セルで
は、空気極層が、空気と接する側に形成された内層と、
固体電解質層と接する側に形成され内層よりも緻密質な
外層とからなり、外層の厚みが50μm以上であるた
め、空気極層と固体電解質層との接合強度を増大でき
る。 【0010】即ち、共焼結による円筒状固体電解質型燃
料電池セルの製造方法では、空気極形成粉末からなる空
気極用成形体の焼成時における収縮率を10〜16%、
固体電解質用成形体および集電体用成形体の収縮率をそ
れぞれ10.5〜20%とし、かつ固体電解質用成形体
と集電体用成形体の収縮率を空気極用成形体の収縮率よ
り大きくすることにより、空気極層と固体電解質層、あ
るいは空気極層と集電体層との接合強度が高くなる。 【0011】しかしながら、これだけの制御では接合強
度は比較的高くなるものの、作製された円筒状固体電解
質型燃料電池セルに熱サイクルを加えると、空気極層か
ら固体電解質層が剥離し易いという問題が発生する。 【0012】本発明者等は、この熱サイクルによる固体
電解質層の剥離を抑制する方法について鋭意検討した結
果、空気極形成粉末からなる空気極用成形体の強度を小
さくして、共焼結時に固体電解質用成形体の収縮で空気
極用成形体を徐々に押し潰してゆくような焼結を行わせ
ると、空気極層と固体電解質層との接合強度が格段と向
上することを見出した。その結果、空気極層の断面を観
察すると固体電解質層と接する近傍(外層)は内部(内
層)より緻密質になった構造を呈するのである。 【0013】つまり、本発明の円筒状固体電解質型燃料
電池セルは、上記各成形体の収縮率の制御とともに、空
気極形成粉末からなる空気極用成形体の円環強度を従来
よりも小さく(1〜5kg/cm2 )することにより、
固体電解質層と接する面から50μm以上の厚みを有す
る空気極層の表層部分がその他の部分よりも緻密質とな
り、空気極層と固体電解質層との接合強度を飛躍的に向
上できるのである。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の円筒状固体電解質型燃料
電池セルは、例えば、図1に示すように、円筒状の固体
電解質層2の内面に空気極層1、外面に燃料極層3が形
成され、空気極層1と電気的に接続された集電体(イン
ターコネクタ)4とから構成されている。尚、本発明の
円筒状固体電解質型燃料電池セルでは、固体電解質層2
の内面に空気極層1、外面に燃料極層3が形成されてい
れば良く、その他の構造は限定されるものではない。 【0015】そして、本発明では、図2に示すように、
空気極層1が、固体電解質層2と接する面から50μm
以上の厚みを有する外層37が内層39よりも緻密質と
なっている。つまり、内層39よりも外層37の方が密
度が大きいのである。内層39の相対密度が60〜75
%、外層37の相対密度が65〜80%であることが望
ましい。 【0016】このような円筒状固体電解質型燃料電池セ
ルは以下のような方法で作製される。先ず、空気極層を
形成する粉末を用いて空気極用成形体を作製する。この
空気極用成形体は、例えば空気極形成粉末を押出し成形
や、静水圧成形(ラバープレス)などにより成形する。
さらに、他の方法としては、ドクターブレード法などに
より空気極形成粉末をシート状に成形した後、そのシー
ト状成形体を所定の円筒状支持体の表面に巻き付けて端
部を合わせて接合することにより空気極用成形体を作製
することが出来る。空気極用成形体を作製した後、円筒
状支持体を抜き取っても良いし、また、円筒状支持体を
セラミック成形体から構成し、円筒状支持体を抜き取る
ことなく共焼結しても良い。 【0017】空気極用成形体の厚みとしては、2〜3m
mが適当である。空気極層を構成する空気極用成形体の
収縮率としては、10〜16%、特に12〜14%が好
ましい。収縮率が10%より小さいと焼結体の密度が小
さくなり、支持管としての強度が小さくなる。また、収
縮率が16%を越えると焼結体の密度は高くなり強度は
増すものの、ガスの透過率が小さくなり発電性能が悪く
なるからである。 【0018】この空気極粉末からなる空気極用成形体
は、成形体の強度向上と固体電解質層、集電体との収縮
率を合わせる観点からは、900〜1400℃で1〜1
0時間酸化雰囲気で仮焼したものを用いるとよい。 【0019】そして、空気極用成形体(仮焼したものも
含む)の強度としては、圧環強度が1〜5kg/cm2
であることが必要である。この圧環強度が1kg/cm
2 より低いと、空気極層の緻密化領域(外層)が、固体
電解質層と接する面から深さ1000μmより大きくな
り、ガス透過率が悪くなると同時に、シート状の固体電
解質成形体を巻き付ける際のとり扱いが困難になる。 【0020】逆に、5kg/cm2 を越えると、空気極
層の緻密化領域(外層)が50μmより薄くなり、共焼
結中による空気極層のつぶれが小さく、空気極層と固体
電解質層との接合強度が低くなるからである。この緻密
化領域(外層)の範囲は、固体電解質層と接する面から
深さ50〜1000μmが望ましく、さらには100〜
500μmが特に好ましい。 【0021】空気極を形成する粉末としてはLaMnO
3 系組成物からなり、具体的にはLaを15〜20原子
%のCa、SrあるいはBaで置換した平均粒子径が3
〜20μmのLaMnO3 系組成物や、Laを4原子%
以下のY,Yb,ScあるいはErで置換し、さらに、
25〜50原子%のCa、SrあるいはBaで置換する
とともに、Mnを0〜50原子%のCo,Ni,Zr,
CeあるいはFeで置換したLaMnO3 系組成物が挙
げられる。 【0022】次に、固体電解質層および集電体を形成す
る粉末によりシート状の固体電解質成形体および集電体
成形体をそれぞれ作製する。これらのシート状形成体は
ドクターブレード法や押し出し形成法などの周知の方法
で作製される。これらのシート状成形体の厚みは10〜
500μm、特に50〜200μmが好ましい。シート
状成形体としては単層で用いても、あるいは2層以上重
ねて用いてもよい。 【0023】固体電解質層を形成する粉末としては、8
〜20モル%のCaO、Y2 O3 、Yb2 O3 含有のZ
rO2 系組成物を用いることができ、集電体を形成する
粉末としては、Laの一部をCaあるいはSrで置換し
たLaCrO3 、またはCrの一部をMgで置換したL
aCrO3 系組成物を用いることができるが、固体電解
質層および集電体を形成する粉末は、これらに限定され
るものではない。 【0024】空気極用成形体、固体電解質成形体および
集電体成形体の焼成時における収縮率の調製は、焼成温
度を調製したり、例えば、バインダー量を調製したり、
ポア成形剤を添加したりして行う。 【0025】この固体電解質層および集電体のシート状
成形体の収縮率はそれぞれ10.5〜20%とし、かつ
空気極用成形体の収縮率より相対的に大きくすることが
必要である。 【0026】固体電解質層および集電体のシート状成形
体の収縮率が10.5%より小さいと、固体電解質層お
よび集電体の焼結密度が低くなりガスリークを起こし易
くなり、また、固体電解質層あるいは集電体のクラック
の発生率も高くなる。固体電解質層および集電体のシー
ト状成形体の収縮率が20%を越えると空気極層との収
縮率差が大きくなり、固体電解質層および集電体にクラ
ックが発生し易くなる。固体電解質層および集電体のシ
ート状成形体の収縮率としては、クラックおよびガスリ
ークの発生防止という観点からそれぞれ15〜17%が
好ましい。 【0027】そして、空気極用成形体の表面に上記の固
体電解質および集電体のシート状成形体を巻き付け積層
圧着し、円筒状積層体を作製する。各シート状成形体の
間にはアクリル樹脂や有機溶媒などを接着剤として介在
させると接着性を向上させることができる。 【0028】尚、本発明は予め押出し法やラバー成形法
により空気極用成形体を作製し、これを固体電解質形成
粉末、集電体形成粉末からなるスラリー中にディップし
て、空気極用成形体に固体電解質用成形体および集電体
用成形体とを積層した円筒状積層体を、共焼結させてセ
ルを作製する方法にも適用出来る。 【0029】この後、円筒状積層体を、大気中等の酸化
性雰囲気において1350〜1550℃にて0.5〜5
時間焼成し、該焼結体の固体電解質層の上面に、燃料極
材料を含有するペーストを塗布することにより、燃料電
池セルが作製される。場合によっては、このペーストを
大気中等の酸化性雰囲気において1300〜1500℃
で焼き付けても良い。また、上記円筒状積層体の表面
に、燃料極材料を含有するペーストを塗布し、空気極用
成形体、固体電解質用成形体および集電体用成形体と同
時に焼成しても良い。 【0030】 【実施例】空気極を形成する粉末として、市販の平均粒
子径が5μmのLa0.9 Sr0.1MnO3 粉末に収縮率
を制御するため、ポア形成剤の一種であるアビセル(商
品名)を添加して、押し出し成形法により外径18m
m、厚み3mmの円筒状空気極成形体を作製した。この
成形体を1000℃で1〜30時間仮焼し、表1に示す
ような種々の圧環強度、収縮率を有する円筒状空気極用
成形体を作製した。 【0031】一方、固体電解質および集電体を形成する
粉末として、市販の平均粒子径が0.7μmの10モル
%Y2 O3 を含有したZrO2 粉末および平均粒子径が
1μmのLa0.8 Ca0.21CrO3 粉末を準備し、これ
に収縮率を制御するため、バインダ量を変化させ、表1
に収縮率になるように調整した後、ドクターブレード法
により厚み150μmのシート状の固体電解質用成形体
および集電体用成形体をそれぞれ作製した。 【0032】そして、図2に示すように、空気極用成形
体の表面に、シート状の固体電解質用成形体および集電
体用成形体をそれぞれ巻き付けたものを作製し、大気中
で表1に示す条件で焼成した後、固体電解質層表面に8
0重量%のNiOと20重量%の10モル%Y2 O3 を
含有したZrO2 粉末との混合粉末からなるペーストを
塗布し、大気中1400℃で1時間焼き付け燃料極と
し、燃料電池セルを完成させた。 【0033】この後、空気極側に空気を、燃料極側に水
素を流して1000℃で発電を行い、その出力密度を求
めた。また、セルを室温から1000℃まで5時間で昇
温し1時間保持した後、5時間で室温まで冷却した。こ
の熱サイクルを30回くり返し固体電解質層の剥離を調
べた。 【0034】また、空気極層の断面組織を走査型電子顕
微鏡で調べ、緻密化領域(外層)の深さを測定した。先
ず、空気極の空気と接する面(内面)から500μmの
地点でのポアの面積比率を画像解析装置により求めた。
次に、空気極の固体電解質側表面から内部に向けて10
μmピッチでポアの面積比率を上記と同様に測定してい
き、内面から500μm地点でのポア面積比率と同じ面
積比率となる地点までを外層と定義した。 【0035】一方、上述の仮焼した空気極用成形体につ
いて、圧環強度をJIS Z 2507に基づいて測定
した。さらに、収縮率は、成形体の厚みと焼成後の厚み
を測定することにより算出した。この結果を表1に示
す。 【0036】 【表1】 【0037】この表1より、空気極層の収縮率が12〜
14%で、固体電解質層および集電体の収縮率が15〜
17%であり、空気極層の収縮率が固体電解質層および
集電体よりも小さく、しかも空気極の圧環強度が1.5
〜4.9kg/cm2 である場合には、空気極層の緻密
化領域(外層)の厚みが50〜980μmとなり、主力
密度が0.3W/cm2 以上で、熱サイクル試験による
固体電解質層の剥離がないことがわかる。それに対し
て、外層が50μm未満の試料No.7、8のものは熱
サイクルにより固体電解質層が剥離した。 【0038】 【発明の効果】本発明の円筒状固体電解質型燃料電池セ
ルでは、空気極層が、空気極層が、空気と接する側に形
成された内層と、固体電解質層と接する側に形成された
外層とからなり、内層よりも緻密質な外層の厚みが50
μm以上であるため、空気極層と固体電解質層との接合
強度を増大でき、熱サイクルによっても固体電解質層が
空気極層から剥離せず、長寿命の円筒状固体電解質型燃
料電池セルを得ることができる。
型燃料電池セルの製法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、固体電解質型燃料電池はその
作動温度が1000〜1050℃と高温であるため発電
効率が高く、第3世代の発電システムとして期待されて
いる。 【0003】一般に、固体電解質型燃料電池セルには円
筒型と平板型が知られている。平板型燃料電池セルは、
発電の単位体積当り出力密度が高いという特徴を有する
が、実用化に関してはガスシール不完全性やセル内の温
度分布の不均一性などの問題がある。それに対して、円
筒型燃料電池セルでは、出力密度は低いものの、セルの
機械的強度が高く、またセル内の温度の均一性が保てる
という特長がある。両形状の固体電解質型燃料電池セル
とも、それぞれの特徴を生かして積極的に研究開発が進
められている。 【0004】円筒型燃料電池の単セルは、図3に示した
ようにLaをCaあるいはSrで10〜20原子%置換
したLaMnO3 系材料からなる多孔性の空気極層1の
表面に、Y2 O3 安定化ZrO2 からなる固体電解質層
2を被覆し、さらにこの表面に多孔性のNi−ジルコニ
アの燃料極層3が設けられている。燃料電池のモジュー
ルにおいては、各単セルはCa、Sr、Mgを固溶させ
たLaCrO3 系材料からなるインターコネクタ4を介
してNiフェルトで接続される。このような燃料電池の
発電は、各単セルを1000℃程度の温度で保持すると
ともに、空気極層1内部に空気(酸素)6を、外部に燃
料ガス7、例えば、水素、都市ガス等を供給することに
より行われる。 【0005】このような円筒状燃料電池セルにおいて
は、安価にセルを製造する方法として、空気極形成粉末
からなる円筒状成形体を作製し、これに固体電解質形成
粉末からなるシート状成形体と、集電体形成粉末からな
るシート状成形体とをそれぞれ巻き付けて積層し、酸化
性雰囲気中で同時に焼成する、いわゆる共焼結法により
円筒状固体電解質型燃料電池セルを作製する方法が提案
されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
共焼結法によるセル作製法は、簡単で量産性に優れたプ
ロセスであるという大きな利点を有するが、共焼結によ
り作製した円筒状固体電解質型燃料電池セルは熱サイク
ルを加えると、空気極層から固体電解質層が剥離しやす
いという問題があった。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、固体電解
質層の空気極層からの剥離の問題について鋭意検討した
結果、空気極層、固体電解質層および集電体の同時焼結
において、空気極層の固体電解質層と接する近傍付近を
空気極層の他の部分より緻密質にすることで、空気極層
と固体電解質層との接合強度を増大できることを見出
し、本発明に至った。 【0008】即ち、本発明の円筒状固体電解質型燃料電
池セルの製法は、円筒状の固体電解質層の内面に空気極
層、外面に燃料極層が形成され、前記空気極層の内部を
空気が流通する円筒状固体電解質型燃料電池セルの製法
であって、圧環強度が1〜5kg/cm 2 、厚みが2〜
3mmの円筒状空気極用成形体の表面に、少なくとも固
体電解質用成形体を積層した円筒状積層体を、酸化性雰
囲気中で焼成する工程を具備するとともに、前記円筒状
空気極用成形体の焼成時における収縮率を10〜16
%、前記固体電解質用成形体の収縮率を10.5〜20
%とし、かつ前記固体電解質用成形体の収縮率を前記円
筒状空気極用成形体の収縮率より大きくし、前記固体電
解質用成形体の収縮により前記円筒状空気極用成形体を
押し潰すように焼結して、前記空気極層の固体電解質層
と接する側に、前記空気と接する側に形成された内層よ
りも緻密な厚み50μm以上の外層を形成することを特
徴とする。 【0009】 【作用】本発明の円筒状固体電解質型燃料電池セルで
は、空気極層が、空気と接する側に形成された内層と、
固体電解質層と接する側に形成され内層よりも緻密質な
外層とからなり、外層の厚みが50μm以上であるた
め、空気極層と固体電解質層との接合強度を増大でき
る。 【0010】即ち、共焼結による円筒状固体電解質型燃
料電池セルの製造方法では、空気極形成粉末からなる空
気極用成形体の焼成時における収縮率を10〜16%、
固体電解質用成形体および集電体用成形体の収縮率をそ
れぞれ10.5〜20%とし、かつ固体電解質用成形体
と集電体用成形体の収縮率を空気極用成形体の収縮率よ
り大きくすることにより、空気極層と固体電解質層、あ
るいは空気極層と集電体層との接合強度が高くなる。 【0011】しかしながら、これだけの制御では接合強
度は比較的高くなるものの、作製された円筒状固体電解
質型燃料電池セルに熱サイクルを加えると、空気極層か
ら固体電解質層が剥離し易いという問題が発生する。 【0012】本発明者等は、この熱サイクルによる固体
電解質層の剥離を抑制する方法について鋭意検討した結
果、空気極形成粉末からなる空気極用成形体の強度を小
さくして、共焼結時に固体電解質用成形体の収縮で空気
極用成形体を徐々に押し潰してゆくような焼結を行わせ
ると、空気極層と固体電解質層との接合強度が格段と向
上することを見出した。その結果、空気極層の断面を観
察すると固体電解質層と接する近傍(外層)は内部(内
層)より緻密質になった構造を呈するのである。 【0013】つまり、本発明の円筒状固体電解質型燃料
電池セルは、上記各成形体の収縮率の制御とともに、空
気極形成粉末からなる空気極用成形体の円環強度を従来
よりも小さく(1〜5kg/cm2 )することにより、
固体電解質層と接する面から50μm以上の厚みを有す
る空気極層の表層部分がその他の部分よりも緻密質とな
り、空気極層と固体電解質層との接合強度を飛躍的に向
上できるのである。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の円筒状固体電解質型燃料
電池セルは、例えば、図1に示すように、円筒状の固体
電解質層2の内面に空気極層1、外面に燃料極層3が形
成され、空気極層1と電気的に接続された集電体(イン
ターコネクタ)4とから構成されている。尚、本発明の
円筒状固体電解質型燃料電池セルでは、固体電解質層2
の内面に空気極層1、外面に燃料極層3が形成されてい
れば良く、その他の構造は限定されるものではない。 【0015】そして、本発明では、図2に示すように、
空気極層1が、固体電解質層2と接する面から50μm
以上の厚みを有する外層37が内層39よりも緻密質と
なっている。つまり、内層39よりも外層37の方が密
度が大きいのである。内層39の相対密度が60〜75
%、外層37の相対密度が65〜80%であることが望
ましい。 【0016】このような円筒状固体電解質型燃料電池セ
ルは以下のような方法で作製される。先ず、空気極層を
形成する粉末を用いて空気極用成形体を作製する。この
空気極用成形体は、例えば空気極形成粉末を押出し成形
や、静水圧成形(ラバープレス)などにより成形する。
さらに、他の方法としては、ドクターブレード法などに
より空気極形成粉末をシート状に成形した後、そのシー
ト状成形体を所定の円筒状支持体の表面に巻き付けて端
部を合わせて接合することにより空気極用成形体を作製
することが出来る。空気極用成形体を作製した後、円筒
状支持体を抜き取っても良いし、また、円筒状支持体を
セラミック成形体から構成し、円筒状支持体を抜き取る
ことなく共焼結しても良い。 【0017】空気極用成形体の厚みとしては、2〜3m
mが適当である。空気極層を構成する空気極用成形体の
収縮率としては、10〜16%、特に12〜14%が好
ましい。収縮率が10%より小さいと焼結体の密度が小
さくなり、支持管としての強度が小さくなる。また、収
縮率が16%を越えると焼結体の密度は高くなり強度は
増すものの、ガスの透過率が小さくなり発電性能が悪く
なるからである。 【0018】この空気極粉末からなる空気極用成形体
は、成形体の強度向上と固体電解質層、集電体との収縮
率を合わせる観点からは、900〜1400℃で1〜1
0時間酸化雰囲気で仮焼したものを用いるとよい。 【0019】そして、空気極用成形体(仮焼したものも
含む)の強度としては、圧環強度が1〜5kg/cm2
であることが必要である。この圧環強度が1kg/cm
2 より低いと、空気極層の緻密化領域(外層)が、固体
電解質層と接する面から深さ1000μmより大きくな
り、ガス透過率が悪くなると同時に、シート状の固体電
解質成形体を巻き付ける際のとり扱いが困難になる。 【0020】逆に、5kg/cm2 を越えると、空気極
層の緻密化領域(外層)が50μmより薄くなり、共焼
結中による空気極層のつぶれが小さく、空気極層と固体
電解質層との接合強度が低くなるからである。この緻密
化領域(外層)の範囲は、固体電解質層と接する面から
深さ50〜1000μmが望ましく、さらには100〜
500μmが特に好ましい。 【0021】空気極を形成する粉末としてはLaMnO
3 系組成物からなり、具体的にはLaを15〜20原子
%のCa、SrあるいはBaで置換した平均粒子径が3
〜20μmのLaMnO3 系組成物や、Laを4原子%
以下のY,Yb,ScあるいはErで置換し、さらに、
25〜50原子%のCa、SrあるいはBaで置換する
とともに、Mnを0〜50原子%のCo,Ni,Zr,
CeあるいはFeで置換したLaMnO3 系組成物が挙
げられる。 【0022】次に、固体電解質層および集電体を形成す
る粉末によりシート状の固体電解質成形体および集電体
成形体をそれぞれ作製する。これらのシート状形成体は
ドクターブレード法や押し出し形成法などの周知の方法
で作製される。これらのシート状成形体の厚みは10〜
500μm、特に50〜200μmが好ましい。シート
状成形体としては単層で用いても、あるいは2層以上重
ねて用いてもよい。 【0023】固体電解質層を形成する粉末としては、8
〜20モル%のCaO、Y2 O3 、Yb2 O3 含有のZ
rO2 系組成物を用いることができ、集電体を形成する
粉末としては、Laの一部をCaあるいはSrで置換し
たLaCrO3 、またはCrの一部をMgで置換したL
aCrO3 系組成物を用いることができるが、固体電解
質層および集電体を形成する粉末は、これらに限定され
るものではない。 【0024】空気極用成形体、固体電解質成形体および
集電体成形体の焼成時における収縮率の調製は、焼成温
度を調製したり、例えば、バインダー量を調製したり、
ポア成形剤を添加したりして行う。 【0025】この固体電解質層および集電体のシート状
成形体の収縮率はそれぞれ10.5〜20%とし、かつ
空気極用成形体の収縮率より相対的に大きくすることが
必要である。 【0026】固体電解質層および集電体のシート状成形
体の収縮率が10.5%より小さいと、固体電解質層お
よび集電体の焼結密度が低くなりガスリークを起こし易
くなり、また、固体電解質層あるいは集電体のクラック
の発生率も高くなる。固体電解質層および集電体のシー
ト状成形体の収縮率が20%を越えると空気極層との収
縮率差が大きくなり、固体電解質層および集電体にクラ
ックが発生し易くなる。固体電解質層および集電体のシ
ート状成形体の収縮率としては、クラックおよびガスリ
ークの発生防止という観点からそれぞれ15〜17%が
好ましい。 【0027】そして、空気極用成形体の表面に上記の固
体電解質および集電体のシート状成形体を巻き付け積層
圧着し、円筒状積層体を作製する。各シート状成形体の
間にはアクリル樹脂や有機溶媒などを接着剤として介在
させると接着性を向上させることができる。 【0028】尚、本発明は予め押出し法やラバー成形法
により空気極用成形体を作製し、これを固体電解質形成
粉末、集電体形成粉末からなるスラリー中にディップし
て、空気極用成形体に固体電解質用成形体および集電体
用成形体とを積層した円筒状積層体を、共焼結させてセ
ルを作製する方法にも適用出来る。 【0029】この後、円筒状積層体を、大気中等の酸化
性雰囲気において1350〜1550℃にて0.5〜5
時間焼成し、該焼結体の固体電解質層の上面に、燃料極
材料を含有するペーストを塗布することにより、燃料電
池セルが作製される。場合によっては、このペーストを
大気中等の酸化性雰囲気において1300〜1500℃
で焼き付けても良い。また、上記円筒状積層体の表面
に、燃料極材料を含有するペーストを塗布し、空気極用
成形体、固体電解質用成形体および集電体用成形体と同
時に焼成しても良い。 【0030】 【実施例】空気極を形成する粉末として、市販の平均粒
子径が5μmのLa0.9 Sr0.1MnO3 粉末に収縮率
を制御するため、ポア形成剤の一種であるアビセル(商
品名)を添加して、押し出し成形法により外径18m
m、厚み3mmの円筒状空気極成形体を作製した。この
成形体を1000℃で1〜30時間仮焼し、表1に示す
ような種々の圧環強度、収縮率を有する円筒状空気極用
成形体を作製した。 【0031】一方、固体電解質および集電体を形成する
粉末として、市販の平均粒子径が0.7μmの10モル
%Y2 O3 を含有したZrO2 粉末および平均粒子径が
1μmのLa0.8 Ca0.21CrO3 粉末を準備し、これ
に収縮率を制御するため、バインダ量を変化させ、表1
に収縮率になるように調整した後、ドクターブレード法
により厚み150μmのシート状の固体電解質用成形体
および集電体用成形体をそれぞれ作製した。 【0032】そして、図2に示すように、空気極用成形
体の表面に、シート状の固体電解質用成形体および集電
体用成形体をそれぞれ巻き付けたものを作製し、大気中
で表1に示す条件で焼成した後、固体電解質層表面に8
0重量%のNiOと20重量%の10モル%Y2 O3 を
含有したZrO2 粉末との混合粉末からなるペーストを
塗布し、大気中1400℃で1時間焼き付け燃料極と
し、燃料電池セルを完成させた。 【0033】この後、空気極側に空気を、燃料極側に水
素を流して1000℃で発電を行い、その出力密度を求
めた。また、セルを室温から1000℃まで5時間で昇
温し1時間保持した後、5時間で室温まで冷却した。こ
の熱サイクルを30回くり返し固体電解質層の剥離を調
べた。 【0034】また、空気極層の断面組織を走査型電子顕
微鏡で調べ、緻密化領域(外層)の深さを測定した。先
ず、空気極の空気と接する面(内面)から500μmの
地点でのポアの面積比率を画像解析装置により求めた。
次に、空気極の固体電解質側表面から内部に向けて10
μmピッチでポアの面積比率を上記と同様に測定してい
き、内面から500μm地点でのポア面積比率と同じ面
積比率となる地点までを外層と定義した。 【0035】一方、上述の仮焼した空気極用成形体につ
いて、圧環強度をJIS Z 2507に基づいて測定
した。さらに、収縮率は、成形体の厚みと焼成後の厚み
を測定することにより算出した。この結果を表1に示
す。 【0036】 【表1】 【0037】この表1より、空気極層の収縮率が12〜
14%で、固体電解質層および集電体の収縮率が15〜
17%であり、空気極層の収縮率が固体電解質層および
集電体よりも小さく、しかも空気極の圧環強度が1.5
〜4.9kg/cm2 である場合には、空気極層の緻密
化領域(外層)の厚みが50〜980μmとなり、主力
密度が0.3W/cm2 以上で、熱サイクル試験による
固体電解質層の剥離がないことがわかる。それに対し
て、外層が50μm未満の試料No.7、8のものは熱
サイクルにより固体電解質層が剥離した。 【0038】 【発明の効果】本発明の円筒状固体電解質型燃料電池セ
ルでは、空気極層が、空気極層が、空気と接する側に形
成された内層と、固体電解質層と接する側に形成された
外層とからなり、内層よりも緻密質な外層の厚みが50
μm以上であるため、空気極層と固体電解質層との接合
強度を増大でき、熱サイクルによっても固体電解質層が
空気極層から剥離せず、長寿命の円筒状固体電解質型燃
料電池セルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒状固体電解質型燃料電池セルを示
す断面図である。 【図2】空気極層の緻密化領域(外層)を説明するため
の説明図である。 【図3】従来の円筒状固体電解質型燃料電池セルを示す
斜視図である。 【符号の説明】 1・・・空気極層 2・・・固体電解質層 3・・・燃料極層 4・・・集電体 37・・・外層(緻密化領域) 39・・・内層
す断面図である。 【図2】空気極層の緻密化領域(外層)を説明するため
の説明図である。 【図3】従来の円筒状固体電解質型燃料電池セルを示す
斜視図である。 【符号の説明】 1・・・空気極層 2・・・固体電解質層 3・・・燃料極層 4・・・集電体 37・・・外層(緻密化領域) 39・・・内層
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】円筒状の固体電解質層の内面に空気極層、
外面に燃料極層が形成され、前記空気極層の内部を空気
が流通する円筒状固体電解質型燃料電池セルの製法であ
って、圧環強度が1〜5kg/cm 2 、厚みが2〜3m
mの円筒状空気極用成形体の表面に、少なくとも固体電
解質用成形体を積層した円筒状積層体を、酸化性雰囲気
中で焼成する工程を具備するとともに、前記円筒状空気
極用成形体の焼成時における収縮率を10〜16%、前
記固体電解質用成形体の収縮率を10.5〜20%と
し、かつ前記固体電解質用成形体の収縮率を前記円筒状
空気極用成形体の収縮率より大きくし、前記固体電解質
用成形体の収縮により前記円筒状空気極用成形体を押し
潰すように焼結して、前記空気極層の固体電解質層と接
する側に、前記空気と接する側に形成された内層よりも
緻密な厚み50μm以上の外層を形成することを特徴と
する円筒状固体電解質型燃料電池セルの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07981797A JP3455054B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 円筒状固体電解質型燃料電池セルの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07981797A JP3455054B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 円筒状固体電解質型燃料電池セルの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10275622A JPH10275622A (ja) | 1998-10-13 |
JP3455054B2 true JP3455054B2 (ja) | 2003-10-06 |
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Family Applications (1)
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JP07981797A Expired - Fee Related JP3455054B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 円筒状固体電解質型燃料電池セルの製法 |
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JP4508340B2 (ja) * | 2000-02-23 | 2010-07-21 | 京セラ株式会社 | 固体電解質形燃料電池セルの製法 |
JP5114852B2 (ja) * | 2006-02-23 | 2013-01-09 | 大日本印刷株式会社 | 固体酸化物形燃料電池の製造方法 |
JP5013750B2 (ja) * | 2006-05-29 | 2012-08-29 | 京セラ株式会社 | セルスタック及び燃料電池 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP07981797A patent/JP3455054B2/ja not_active Expired - Fee Related
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