JP3455043B2 - 信号再生装置 - Google Patents

信号再生装置

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JP3455043B2
JP3455043B2 JP00426597A JP426597A JP3455043B2 JP 3455043 B2 JP3455043 B2 JP 3455043B2 JP 00426597 A JP00426597 A JP 00426597A JP 426597 A JP426597 A JP 426597A JP 3455043 B2 JP3455043 B2 JP 3455043B2
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誠 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル情報化さ
れた記憶媒体、例えばコンパクトディスク(CD)、デ
ジタルビデオディスク(DVD)等に用いられ、離散的
信号を検出再生する信号再生装置に関する。更に詳しく
述べると、同期信号を検出し内挿保護する機能を有する
信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル情報化された記憶媒体、例えば
コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク
(DVD)等においては、同期信号を正確に検出できな
いと、データを正確に再生できない。そこで、同期信号
を正確に検出するための対策が講じられている。
【0003】図6は、従来の同期検出処理を行う信号再
生装置のブロック図であり、図7は各回路のタイミング
チャートを示す。以下に、この信号再生装置を用いた同
期検出処理について説明する。図6において、入力信号
はパターン比較回路101に入力され同期パターンであ
る基準同期パターンとの比較が行われる。入力信号が基
準同期パターンと一致した場合、一致パルスが発生し検
出窓作成回路102及び同期検出保護回路104に入力
される。検出窓作成回路102では、検出窓内にある一
致パルスのみを基準に同期周期カウンターを動作させ、
同期周期をカウントし、カウントされた同期周期の前後
にNクロック分の検出窓を作成する。同期検出保護回路
104では、パターン比較回路101からの一致パルス
と検出窓作成回路102からの検出窓より、検出窓内に
一致パルスが存在する場合、一致パルスを基準に出力同
期信号を作成する(図7(a)参照)。外乱等による同
期周期の乱れにより、検出窓内に一致パルスが存在しな
い場合は、検出窓作成回路102の同期周期カウンター
を用い規定された同期周期毎に出力同期信号を内挿保護
する(図7(b)参照)。
【0004】動作初期もしくは出力同期信号の内挿保護
が連続的に設定回数を超えた場合には、検出窓は開放さ
れ一致パルスが入力されるまで開放の状態が保たれる。
一致パルスが入力されると同期周期カウンターが動作
し、同期周期の前後にNクロック分の検出窓を作成し、
同期ロックを行う。更に、外乱発生を示す外乱信号が入
力されると、検出窓はナローウインドーモードの±Nク
ロック分からワイドウインドーモードの±Mクロック分
(M>N)に拡幅し同期ロックに努める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】同期検出保護の目的
は、同期信号を確実に検出すること、入力信号にエラー
が生じた場合同期信号を内挿し保護すること、また外乱
が発生し同期周期が乱れた場合においては、同期信号を
内挿保護しつつかつ確実に同期信号を検出することであ
る。しかしながら、従来の同期検出保護処理方法では、
外乱が発生し同期周期が乱れた場合、内挿保護が連続的
に設定回数を超えるまでは、内挿保護はできるものの確
実に同期信号を検出することは不可能である。従って、
内挿保護から確実な検出に至るまでの時間的制約があっ
た。
【0006】また、外乱信号に伴い定常状態であるナロ
ーウインドーモードからワイドウインドーモードに検出
窓幅は拡幅される。しかし、ワイドウインドーモードか
ら定常状態であるナローウインドーモードへの移行に際
しては、外乱がないと判断されるまで定常状態へ移行で
きないという時間的制約があり、その間は検出信号の同
期ずれが大きくなる問題があった。
【0007】本発明の目的は、外乱等により同期信号が
周期ズレを起こしても同期信号を高速、確実且つ安定的
に検出し保護できる信号再生装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、所定
の媒体に記録された離散的信号を再生する信号再生装置
において、入力信号と一定周期の基準同期パターンを比
較し一致パルスを生成する比較回路と、前記一致パルス
の同期周期をカウントし該同期周期の前後に所定幅の第
1検出窓を作成する第1検出窓作成回路と、前記一致パ
ルスの他の同期周期の前後に所定の幅の第2検出窓を作
成する第2検出窓作成回路と、検出窓内に一致パルスが
存在する場合は一致パルスに基づいて、検出窓内に一致
パルスが存在しなくなった場合はそれまで検出していた
一致パルスの同期周期ごとに内挿保護を行って、同期信
号を出力する同期検出保護回路と、を備える。前記第1
検出窓作成回路と前記第2検出窓作成回路は、一方が一
致パルスの同期周期で検出窓を作成している場合には、
他方が検出窓を作成せず、一方が検出窓に一致パルスが
存在しなくなった場合には、それまでの同期周期で一定
回数のみ検出窓を作成するとともに、他方が一致パルス
の同期周期で検出窓を作成する。前記同期検出保護回路
は、一定回数の前記検出窓が作成された時にのみ内挿保
護を行う。
【0009】請求項2の発明は、前記検出窓作成回路
は、前記検出窓の窓幅を、外乱に応じて拡幅し、前記検
出窓内に前記一致パルスを検出した際は窓幅を縮幅する
ことを特徴とする請求項1記載の信号再生装置である。
【0010】請求項3の発明は、前記検出窓作成回路
は、前記検出窓内における検出された前記一致パルスの
位置計測を行い、その計測値に応じて窓幅を縮幅するこ
とを特徴とする請求項2記載の信号再生装置である。
【0011】請求項4の発明は、前記検出窓作成回路
は、前記検出窓の窓幅を、内挿保護回数に応じて拡幅す
ることを特徴とする請求項2記載の信号再生装置であ
る。
【0012】請求項1の発明において、第1検出窓と、
第2検出窓を用いて、一致パルスの周期が変動する度
に、交互に一致パルスの同期周期に併せて検出窓を作成
する。外乱等による同期信号の大幅な周期ずれに対し、
同期信号を高速にかつ確実に検出することができ、同期
信号の保護回数を削減しても正確な検出ができる。
【0013】請求項2の発明において、検出窓の窓幅
を、外乱発生を示す外乱信号に応じて拡幅し、窓内に同
期信号を検出した際は窓幅を縮幅する。外乱等による同
期信号の大幅な周期ずれに対し、同期信号を確実、安定
的に検出し、外乱がなくなれば、定常の検出状態(窓
幅)へ移行ができる。
【0014】請求項3の発明において、検出窓内におけ
る検出された一致パルスの位置計測を行い、その計測値
に応じて窓幅を縮幅する。従って、より適切に検出窓幅
を定常状態に近づけることができる。
【0015】請求項4の発明において、検出窓の窓幅
を、内挿保護回数に応じた拡幅するので、より適切に同
期信号を確実、安定的に検出できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係
る信号再生装置の一実施形態を示すブロック図であり、
図2は、その各回路のタイミングチャートである。この
信号再生装置は、所定の媒体に記録された離散的信号で
ある同期信号を再生する機能を有し、パターン比較回路
1、第1検出窓作成回路2、第2検出窓作成回路3、同
期検出保護回路4からなる構成である。
【0017】CD等の記録媒体から再生された再生信号
は、入力信号としてパターン比較回路10に入力され、
同期パターンである基準同期パターンとの比較が行われ
る。入力信号が基準同期パターンと一致した場合、一致
パルスが発生し第1検出窓作成回路11、第2検出窓作
成回路12及び同期検出保護回路13に入力される。第
1検出窓作成回路11及び第2検出窓作成回路12で
は、一致パルスの周期に併せて検出窓を作成し、この検
出窓内にある一致パルスのみを基準に同期周期カウンタ
ーを動作させ、同期周期をカウントする。カウントされ
た同期周期の前後に、詳しくは後述する同期検出保護回
路13からの第1ロック信号、第2ロック信号に応じて
Nクロック分の第1検出窓、第2検出窓を作成し、同期
検出保護回路13に入力する。
【0018】同期検出保護回路13では、第1検出窓内
に一致パルスが存在する場合、同期がロック状態である
ことを示す第1ロック信号を第2検出窓作成回路12に
入力する。また、第2検出窓内に一致パルスが存在する
場合、同期がロック状態であることを示す第2ロック信
号を第1検出窓作成回路11に入力する。第1又は第2
検出窓内に一致パルスが存在しなくなれば、第1又は第
2ロック信号はアンロック状態であることを示す。更
に、一致パルス、第1検出窓、第2検出窓に基づいて出
力同期信号を作成する。
【0019】上記構成における信号再生装置の同期検出
保護処理の動作について、以下に説明する。パターン比
較回路10で作成された一致パルスは、第1検出窓作成
回路11及び第2検出窓作成回路12に入力し、検出窓
生成の基準となる。まず、第1検出窓作成回路11が、
一致パルスの周期に合わせて検出窓を作成し、この検出
窓内にある一致パルスのみを基準に同期周期カウンター
を動作させ、同期周期をカウントする。カウントされた
同期周期の前後にNクロック分の第1検出窓を作成し、
同期検出保護回路13に出力する。一方、第2検出窓作
成装置は、検出窓を開放状態に維持する。
【0020】同期検出保護回路13は、検出窓内に一致
パルスが存在する場合、その連続する存在回数をカウン
トしカウント値がロック設定回数以上となると、ロック
状態であるHi信号を出力する(図2ではロック設定回
数を2としている)。ただし、検出窓が開放状態である
場合、カウント値は1となり図2においてはロック信号
はアンロック状態を示すLow信号を出力する。
【0021】従って、同期検出保護回路13は、第1検
出窓内に一致パルスが存在するのを確認して、第2検出
窓作成装置12にロック状態を示す第1ロック信号(H
iレベル)を出力する。また、第2検出窓は開放状態に
あるので、第1検出窓作成装置11にアンロック状態を
示す第2ロック信号(Lowレベル)を出力する。
【0022】第1検出窓作成回路11は、第2ロック信
号がロック状態にないので、同期周期の前後にNクロッ
ク分の検出窓を作成し続ける。そして、第1検出窓内に
一致パルスが存在するまで一致パルスを基準に第1検出
窓を作成する。第1検出窓内に一致パルスが存在しない
ときは、まず同期周期をカウントする同期周期カウンタ
ーを基準に次の同期周期の前後にNクロック分の第1検
出窓を作成する。同時に、同期検出保護回路13は第1
ロック信号をアンロック状態にし(Lowレベル)、第
2検出窓作成回路12に出力する。
【0023】第2検出窓作成回路12は、一致パルスの
周期に合わせて検出窓を作成し、この検出窓内にある一
致パルスのみを基準に同期周期カウンターを動作させ、
同期周期をカウントする。カウントされた同期周期の前
後にNクロック分の第2検出窓を作成し、同期検出保護
回路13に出力する。
【0024】同期検出保護回路13は、第2検出窓内に
一致パルスが存在するのを確認して、第1検出窓作成装
置11にロック状態を示す第2ロック信号(Hiレベ
ル)を出力する。また、第1検出窓内には一致パルスが
存在しないので、第2検出窓作成装置12にアンロック
状態を示す第1ロック信号(Lowレベル)を出力す
る。
【0025】ここで同期検出保護回路13は、第1検出
窓内に一致パルスが存在する間は、一致パルスを基準に
出力同期信号を作成する。第1検出窓内に一致パルスが
存在しなかった次の同期周期については、第1検出窓が
作成されると同時に、第2検出窓が作成される。この時
点では、第1ロック信号がHiからLowになり、第2
ロックもLowであり、第1検出窓作成回路11の同期
周期カウンターを基に、同期周期毎に内挿保護設定回数
に応じて出力同期信号を内挿保護する(図2参照)。
【0026】第2検出窓作成回路12は、第1ロック信
号がロック状態にないので、同期周期の前後にNクロッ
ク分の検出窓を作成し続ける。そして、第2検出窓内に
一致パルスが存在するまで一致パルスを基準に第2検出
窓を作成する。一方、第1検出窓作成回路11は、第2
ロック信号がロック状態にあるので、検出窓を開放状態
にする。従って、同期検出保護回路13は第1ロック信
号をアンロック状態に保持する。
【0027】第2検出窓内に一致パルスが存在しないと
きは、まず同期周期をカウントする同期周期カウンター
を基準に次の同期周期の前後にNクロック分の第2検出
窓を作成する。同時に、同期検出保護回路13は第2ロ
ック信号をアンロック状態にし(Lowレベル)、第1
検出窓作成回路11に出力する。
【0028】同期検出保護回路13は、第1検出窓内に
一致パルスが存在するのを確認して、第2検出窓作成装
置11にロック状態を示す第2ロック信号(Hiレベ
ル)を出力する。また、第2検出窓内には一致パルスが
存在しないので、第1検出窓作成装置12にアンロック
状態を示す第1ロック信号(Lowレベル)を出力す
る。
【0029】ここで同期検出保護回路13は、第2検出
窓内に一致パルスが存在する間は、一致パルスを基準に
出力同期信号を作成する。第2検出窓内に一致パルスが
存在しなくなった次の同期周期については、第2検出窓
が作成されると同時に、第1検出窓が作成される。この
時点では、第2ロック信号がHiからLowになり、第
1ロック信号もLowであり、第2検出窓作成回路12
の同期周期カウンターを基に、同期周期毎に内挿保護設
定回数に応じて出力同期信号を内挿保護する。このよう
に、動作を繰り返して行く。
【0030】動作初期もしくは出力同期信号の内挿保護
が連続的に内挿保護設定回数を超えた場合には、第1及
び第2検出窓は共に開放され、第1検出窓は一致パルス
が入力されるまで開放の状態が保たれ、第2検出窓は第
1ロック信号がロック状態からアンロック状態になるま
で開放状態が維持される。
【0031】以上のような動作を行うことにより、入力
信号のバーストエラーに対しては内挿保護設定回数に応
じて十分な内挿保護が施せるのと同時に、外乱等による
同期信号の大幅な周期ずれに対しても同期信号を高速に
検出し同期信号の保護回数を削減できる。すなわち、同
期検出を高速に正確に検出することができる。
【0032】さて、第1検出窓作成回路11及び第2検
出窓作成回路12では、検出窓幅を外部より自由に設定
できる構成となっている。通常動作状態においては、同
期周期カウンターによって同期周期の前後に±Nクロッ
ク分の検出窓幅を設定されるが、外乱発生を示す外乱信
号が入力されると検出窓幅を±Nクロック分から±Mク
ロック分(M>N)に拡幅し同期周期が乱れた場合にお
いても同期がロックするように努める。
【0033】しかしながら、再生信号のエラーによって
は本来同期信号ではない領域に同期パターンの発生する
可能性が有る。特に、外乱が発生したときは、同期周期
が乱れるのと同時に再生信号そのもののエラー発生確率
が高まる。そして、本来の同期信号ではない領域にエラ
ーによる同期パターン発生確率が高まり、検出窓幅を拡
幅することでエラーによって生じた同期パターンを誤検
出する可能性がある。そこで、同期検出の検出窓幅は同
期周期が乱れている場合は拡幅してもよいが、外乱が発
生したとしても同期周期がそれ程乱れていなければ通常
状態に近づけるべきであると考えられる。
【0034】図3は、検出窓幅の設定処理を示す説明図
である。時刻t以前は外乱の無い定常状態であり、時刻
tに外乱が発生したものと仮定している。外乱が発生す
ると外乱発生を示す外乱信号が入力され検出窓幅は±N
クロック分から±Mクロック分(M>N)に拡幅され
る。その拡幅された±Mクロック分の検出窓幅内に次の
同期パターンが存在すれば、検出窓幅は±(M−1)に
縮められ、±(M−1)の検出窓幅内に次の同期パター
ンが存在すれば、更に検出窓幅は±(M−2)に縮めら
れる。±(M−X)に縮められた検出窓幅内に同期パタ
ーンが存在しなければ、検出窓幅は±(M−X)の状態
が保たれ、±(M−X)の検出窓幅に同期パターンが存
在すれば再度縮められる方向に動作する。
【0035】この動作を繰り返すことにより、検出窓幅
を定常状態に近づけ、エラーによる本来の同期信号領域
以外の同期パターン誤検出を回避し、外乱等による同期
信号の周期ずれに対しても同期信号を確実、安定的に検
出できる。
【0036】図4は、他の検出窓幅の設定処理を示す説
明図である。前述同様に、時刻tに外乱が発生したもの
と仮定する。外乱が発生すると外乱発生を示す外乱信号
が入力され検出窓幅は±Nクロック分から±Mクロック
分(M>N)に拡幅される。その拡幅された±Mクロッ
ク分の検出窓幅内の次の同期パターンが存在すれば、窓
内における検出された同期位置の計測を行う。同期位置
が検出窓の中心より+aもしくは−aに位置すれば検出
窓幅は±(a+i)に縮められ、±(a+i)の検出窓
幅内に次の同期パターンが存在し計測された同期位置が
検出窓の中心より+bもしくは−bに位置すれば、更に
検出窓幅は±(b+i)に縮められる(図4において
は、i=0として記載してある)。検出窓幅内に同期パ
ターンが存在しなければ、検出窓幅は±(X+i)の状
態が保たれ、±(X+i)の検出窓幅に同期パターンが
存在すれば同期位置の計測値Xに応じて再度縮められる
方向に動作する。そして、±(X+i)<=±Nの条件
が成立したとき検出窓幅は±Nの定常状態となる。
【0037】この動作を繰り返すことにより、検出窓幅
を定常状態に近づけ、エラーによる本来の同期信号領域
以外の同期パターン誤検出を回避し、外乱等による同期
信号の周期ずれに対しても同期信号を高速、安定的に検
出できる。上記においてiは0以上の任意定数である。
【0038】図5は、更に他の検出窓幅の設定処理を示
す説明図である。第1検出窓作成回路11及び第2検出
窓作成回路12では、検出窓幅を外部より自由に設定で
き、最小窓幅±N1、最大窓幅±N2が設定される。ま
ず、初期値として最大窓幅±N2を設定し、その設定さ
れた±N2クロック分の検出窓幅内に次の同期パターン
が存在すれば、窓内での検出された同期位置の計測を行
う。同期位置が検出窓の中心より+aもしくは−aに位
置すれば検出窓幅は±aに縮められ、±aの検出窓幅内
に次の同期パターンが存在し計測された同期位置が検出
窓の中心より+bもしくは−bに位置すれば、更に検出
窓幅は±bに縮められ、設定最小窓幅±N1を目指す。
【0039】検出窓幅が±Xのとき、その検出窓幅内に
同期パターンが存在しなければ、検出窓幅は±(X+
1)に拡幅され、更に拡幅された±(X+1)の窓幅内
にも同期パターンが存在しなければ、検出窓幅は±(X
+2)に拡幅され、最大窓幅±N2に至るまで拡幅され
る。すなわち、検出窓内に同期パターンが存在しない場
合は、同期検出保護回路13が内挿保護を行うときであ
り、その内挿保護回数に応じて拡幅していることにな
る。
【0040】検出窓内に同期パターンが存在した場合、
窓内で検出された同期位置の計測値に窓幅は縮められ、
検出窓内に同期パターンが存在しない場合は、現状の窓
幅を徐々に拡幅する動作を繰り返すことにより、検出窓
幅は設定された最小窓幅±N1、最大窓幅±N2の間で
適応的に変化し定常状態動作における同期信号を確実、
安定的に検出できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、第1検出窓
と、第2検出窓を用いて、一致パルスの周期が変動する
度に、交互に一致パルスの同期周期に併せて検出窓を作
成するので、外乱等による同期信号の大幅な周期ずれに
対しも、同期信号を高速にかつ確実に検出する効果を有
するとともに、保護回数を削減することができる。
【0042】請求項2の発明によれば、検出窓の窓幅
を、外乱発生を示す外乱信号に応じて拡幅し、窓内に同
期信号を検出した際は窓幅を縮幅するので、外乱等によ
る同期信号の大幅な周期ずれに対し、同期信号を確実、
安定的に検出し、また検出窓幅を定常状態に近づけ、エ
ラーによる本来の同期信号領域以外の同期パターン誤検
出を回避しできる。
【0043】請求項3の発明によれば、検出窓内におけ
る検出された同期の位置計測を行いその計測値に応じて
窓幅を縮幅するので、より適切に検出窓幅を定常状態に
近づけ、エラーによる本来の同期信号領域以外の同期パ
ターン誤検出を回避しできる。
【0044】請求項4の発明によれば、記録されている
同期信号及びその周期を検出するための検出窓の窓幅
を、内挿保護回数に応じた拡幅するので、より適切に同
期信号を確実、安定的に検出する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号再生装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】この信号再生装置の各回路のタイミングチャー
トである。
【図3】検出窓幅の設定処理を示す説明図である。
【図4】他の検出窓幅の設定処理を示す説明図である。
【図5】更に他の検出窓幅の設定処理を示す説明図であ
る。
【図6】従来の信号再生装置の一例を示すブロック図で
ある。
【図7】従来の信号再生装置の各回路のタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
10 パターン比較回路 11 第1検出窓作成回路 12 第2検出窓作成回路 13 同期検出保護回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/14 351

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の媒体に記録された離散的信号を再
    生する信号再生装置において、 入力信号と一定周期の基準同期パターンを比較し一致パ
    ルスを生成する比較回路と、 前記一致パルスの同期周期をカウントし該同期周期の前
    後に所定幅の第1検出窓を作成する第1検出窓作成回路
    と、 前記一致パルスの他の同期周期の前後に所定の幅の第2
    検出窓を作成する第2検出窓作成回路と、 検出窓内に一致パルスが存在する場合は一致パルスに基
    づいて、検出窓内に一致パルスが存在しなくなった場合
    はそれまで検出していた一致パルスの同期周期ごとに内
    挿保護を行って、同期信号を出力する同期検出保護回路
    と、を備え、 前記第1検出窓作成回路と前記第2検出窓作成回路は、
    一方が一致パルスの同期周期で検出窓を作成している場
    合には、他方が検出窓を作成せず、一方が検出窓に一致
    パルスが存在しなくなった場合には、それまでの同期周
    期で一定回数のみ検出窓を作成するとともに、他方が一
    致パルスの同期周期で検出窓を作成し、 前記同期検出保護回路は、一定回数の前記検出窓が作成
    された時にのみ内挿保護を行うことを特徴とする信号再
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記検出窓作成回路は、前記検出窓の窓
    幅を、外乱に応じて拡幅し、前記検出窓内に前記一致パ
    ルスを検出した際は窓幅を縮幅することを特徴とする請
    求項1記載の信号再生装置。
  3. 【請求項3】 前記検出窓作成回路は、前記検出窓内に
    おける検出された前記一致パルスの位置計測を行い、そ
    の計測値に応じて窓幅を縮幅することを特徴とする請求
    項2記載の信号再生装置。
  4. 【請求項4】 前記検出窓作成回路は、前記検出窓の窓
    幅を、内挿保護回数に応じて拡幅することを特徴とする
    請求項2記載の信号再生装置。
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