JP3453535B2 - 自動配線設計における配線経路探索方法及び配線経路探索プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

自動配線設計における配線経路探索方法及び配線経路探索プログラムを記録した記録媒体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI等の自動配
線設計に用いられる配線経路探索方法の改良に関する。
詳しくは、格子分割した配線領域における迷路法による
配線経路探索方法であって、特に、配線領域の高さ制約
や横幅制約が与えられた場合に、配線領域の格子数に拘
わらず、高さ又は横幅の制約を満足することができる配
線経路探索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配線経路探索方法として迷路探索
手法がある。この迷路探索手法の第1の従来例として
は、1974年のIEEE Transactions on Computers, vol c-
23, no.9で、Frank Rubinにより発表された"The Lee Pa
th Connection Algorithm"がある。この迷路探索手法を
用いた従来の配線経路探索方法の処理手順を図6に示す
フローチャートを用いて説明する。
【0003】入力処理S10は、結線情報を入力する処
理である。探索可能格子抽出処理S20は、現時点にお
ける探索可能な格子を抽出する処理である。リストL中
の格子に隣接する探索可能な格子、即ち、配線禁止領域
として設定された格子や端子が位置する格子等でない配
線可能な格子をリストL1に入れる。同時にリストL中
の格子から探索可能な格子への探索方向を保存する。こ
のリストL1中の格子を探索可能格子として抽出する。
【0004】また、配線長コスト加算処理S40は、探
索可能格子抽出処理S20で抽出された探索可能格子に
探索を進める場合に、配線長コストを加算する処理であ
る。1格子を進む毎に"1"の配線長コストを加算する。
次に、リストL1中の格子の中から最小コストを持つ格
子をリストLに挿入する処理を行なう。
【0005】目標到達判定処理S50は、目標に到達し
た場合は次の処理に進み、目標に到達していない場合は
前記探索可能格子抽出処理S20に戻る処理を行なう。
即ち、前記リストL中の格子に到達目標の格子が含まれ
ていれば、次のコスト最小経路選択処理S60に進む。
前記リストL中の格子に到達目標格子が含まれなけれ
ば、前記探索可能格子抽出処理S20に戻る。
【0006】コスト最小経路選択処理S60は、トレー
スによりコスト最小の配線経路を抽出する処理である。
前記探索可能格子抽出処理S20において保存した探索
方法を用いてトレースすることにより、コスト最小の配
線経路を抽出する。
【0007】図7を用いて具体的に説明する。簡単のた
め、配線層は1層とする。配線領域20は多数の格子3
0に分割され、配線領域20内には、端子10A,10
a,10B,10b,10C,10c及び配線禁止領域
21が存在する。
【0008】入力処理S10において、結線情報を入力
する。端子10A,10a,10B,10b,10C,
10c中の数字はネット番号を示しており、同じネット
番号の端子同士を結線する必要がある。
【0009】ネット1を配線する場合について説明す
る。端子10Aを始点とし、端子10aを終点とする。
探索可能格子抽出処理S20において、先ず、リストL
に、始点10Aが置かれている格子を入れる。そして、
始点10Aに隣接する探索可能な格子をリストL1に入
れる。即ち、始点10Aに上下左右に隣接する4つの格
子をリストL1に入れる。同時に図7中で矢印で示す探
索方向を保存する。このリストL1中の4つの格子を探
索可能格子として抽出する。
【0010】配線長コスト加算処理S40では、1格子
を進む毎に"1"の配線長コストを加算する。
【0011】次に、リストL1中の格子の中から最小コ
ストを持つ格子をリストLに挿入する。現在リストL1
中の4つの格子のコストは全て"1"であるので、リスト
L1中の4つの格子をリストLに挿入する。
【0012】次に、目標到達判定処理S50において、
終点端子10aである目標に未到達であると判断され、
探索可能格子抽出処理S20に戻る。終点端子10aに
到達するまで探索可能格子抽出処理S20から目標到達
判定処理S50までの処理を繰り返す。
【0013】図7において、各格子中の数字は配線長コ
ストを加算した結果を示す。
【0014】前記処理の繰り返しの途中で、目標到達判
定処理S50においてリストL中に終点格子10aが含
まれていれば、続くコスト最小経路選択処理S60にお
いて、終点格子10aから図7中の探索方向を示す矢印
をトレースすることにより、コスト最小の配線経路40
が抽出される。
【0015】配線結果を図8(a)に示す。同図(b)は、同
図(a)を下方向にコンパクションした結果を示す。コン
パクションにより、配線だけでなく、端子及び配線禁止
領域も、空き領域があれば下方向に移動することができ
るので、端子10A,10cは各々下方向に移動してい
る。
【0016】ここに、前記従来の配線経路探索方法で
は、格子分割した配線領域において配線を行なう場合、
格子数が不十分であると、既配線が邪魔になり、配線で
きない場合が生じるため、配線完了のためには、初期か
ら、又は配線が完了しない場合に格子を追加して、十分
な格子数とすることが必要である。
【0017】しかしながら、配線領域に高さ制約や横幅
制約が与えられた場合に、後に格子を追加挿入すること
は、そレ等高さ制約や横幅制約に違反する原因となる。
このことをASICの設計に用いられるスタンダードセ
ルに関する配線設計を例に、図9〜図11を用いて説明
する。
【0018】図9〜図11において、スタンダードセル
100は、通常、高さ制約101が与えられる。セル1
00内にはトランジスタ50A,50B,端子10及び
電源配線60が存在する。簡単のため、配線は第1配線
層(スタンダードセルの場合は第1金属配線層)71の
みを表示している。
【0019】図9は、格子間隔32を第1配線層71の
配線ピッチで均一に分割したものである。配線ピッチが
均一の間隔の格子上で迷路配線が完了すれば、セルの高
さ制約を自ずと満足することができる。即ち、配線の完
了のためには、トランジスタ50Aとトランジスタ50
Bの間には、予め、その間を通過する配線に応じた間隔
を空けておく必要がある。
【0020】しかしながら、前記間隔を配線前に正確に
見積ることは、非常に困難である。実際、人手による配
線設計では、配線をしながら、トランジスタ間隔を調整
するという試行錯誤が行なわれる。
【0021】例えば、図10に示すように、配線前の見
積りの結果、トランジスタ50Aとトランジスタ50B
との間隔を狭く見積もった場合は、格子数不足による配
線失敗(配線の完了不能)を引き起こす。端子10Aと
端子10B間の接続が格子数不足により配線できない様
子が伺える。
【0022】これを解決するため、従来では、図11に
示すように、トランジスタ50Aとトランジスタ50B
との間に配線ピッチよりも狭い格子、即ち通常の間隔3
2Aの格子よりも狭い間隔32Bの格子を設けて配線を
完了する。この後、コンパクションにより、トランジス
タ同士の間隔や配線間隔の修正を行ない、図9と同様の
結果を得ている。
【0023】しかしながら、図11に示すように、狭い
格子を挿入した結果、高さ方向の格子数が増加するた
め、前記従来の格子を挿入する配線経路探索方法では、
セル100の高さ制約101を満足することができなく
なるという問題が生じる。以上、高さ制約を満足しない
場合を例示したが、横幅制約が与えられた場合も前記と
同様である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は、
配線領域に高さ制約又は横幅制約が与えられた場合であ
っても、この制約を満たして全ての配線を完了する可能
性を高めるように、特願平9−263978号におい
て、次の配線経路探索方法を提案している。この探索方
法は、迷路法におけるコストとして、別途、高さ制約の
ある格子列又は横幅制約のある格子行について、配線可
能な格子数に応じた余裕度を算出し、配線経路探索時に
探索経路が各格子列又は格子行に進む場合、これ等格子
列又は格子行について算出された前記余裕度に基づく通
過コストを設定し、この通過コストを配線経路コストに
加算する探索方法であって、高さ制約又は横幅制約の違
反が生じないように常に配線経路コストを管理してい
る。
【0025】しかし、前記提案の配線経路探索方法で
は、高さ制約又は横幅制約に対する配線の余裕度を格子
列毎又は格子行毎に持つので、それ等制約を満たして全
ての配線を完了できる可能性を高くできるものの、配線
領域の複数の格子列又は複数の格子行に跨ってトランジ
スタ等の配置要素又は配線禁止領域が存在する場合に
は、前記余裕度が高くて配線可能であると判断できて
も、実際にはその余裕度を持つ格子列又は格子行の1格
子に2本の配線経路が探索されていることがあり、この
場合には、実際の配線は不可能である。
【0026】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、LSI等の自動配線設計における
配線経路探索方法において、配線領域に少なくとも高さ
制約又は横幅制約が与えられた場合に、その制約方向に
格子数を余分に増やすことなく、高さ制約又は横幅制約
を満足できる可能性をより一層に高めることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、配線領域の1つの格子列又は格子行で
1つの余裕度等を算出するのではなく、1つの格子列又
は格子行で複数の余裕度等を算出する。
【0028】更に、本発明では、複数の格子に跨るトラ
ンジスタ等の配置要素の配置位置を固定せず、配線不能
が生じた際には、配置要素を適宜移動させ、これにより
配線可能な個々の格子を集め、行又は列方向に連続して
並べて、配線不能な配線をこれ等配線可能な格子に配線
する。
【0029】即ち、請求項1記載の発明の自動配線設計
における配線経路探索方法は、LSI等の自動配線設計
に際し、行方向及び列方向に並ぶ複数の格子に分割され
た配線領域において、前記配線領域に配置されたトラン
ジスタ等の配置要素の端子の結線要求に応じて各格子に
進む毎にコストを加算して配線経路コストを算出する迷
路法を用いて、配線経路を探索する配線経路探索方法で
あって、前記配置要素を移動可能とし、配線が不可能と
なった際、配線可能な格子が集中するように前記配置要
素を移動する移動処理と、前記移動処理の後に、配線経
路コストを再計算する再計算処理とを備えたことを特徴
とする。
【0030】請求項記載の発明の自動配線設計におけ
る配線経路探索方法は、LSI等の自動配線設計に際
し、行方向及び列方向に並ぶ複数の格子に分割された配
線領域において、前記配線領域に配置されたトランジス
タ等の配置要素の端子の結線要求に応じて各格子に進む
毎にコストを加算して配線経路コストを算出する迷路法
を用いて、配線経路を探索する配線経路探索方法であっ
て、前記配線領域の各格子行又は各格子列毎に、各格子
行又は各格子列が前記配置要素及び配線禁止領域により
分割された複数の部分領域を抽出する部分領域抽出処理
と、前記部分領域抽出処理で抽出された各部分領域毎
に、通過可能な配線本数と、既配線の通過本数とに応じ
た情報を生成する情報生成処理と、前記情報生成処理で
生成された情報に基いて、各格子に進む毎に加算するコ
ストを算出するコスト算出処理と、前記配置要素を移動
可能とし、配線が不可能となった際、配線可能な部分領
域が集中するように前記配置要素を移動する移動処理
と、前記移動処理の後に、前記情報生成処理及び前記コ
スト算出処理を再度行って、配線経路コストを再計算す
る再計算処理とを備えたことを特徴とする。
【0031】請求項記載の発明は、前記請求項2記載
の自動配線設計における配線経路探索方法において、前
記情報生成処理は、各部分領域毎に、部分領域を構成す
る格子の数から、既配線により使用された格子の数を減
算した余裕度を算出し、この余裕度を前記情報とするこ
とを特徴とする。
【0032】請求項記載の発明は、前記請求項1又は
請求項2記載の自動配線設計における配線経路探索方法
において、前記配置要素は、複数の格子列又は格子行に
跨ることを特徴とする。
【0033】請求項記載の発明は、前記請求項1又は
請求項2記載の自動配線設計における配線経路探索方法
において、前記移動処理の結果、既配線の通過本数が配
線可能な配線本数を越える部分領域があるか否かを判定
する判定処理と、前記判定処理の結果、既配線の通過本
数が配線可能な配線本数を越える部分領域があるとき、
この部分領域を通過する配線を再配線する再配線処理と
を備えたことを特徴とする。
【0034】請求項6記載の発明の自動配線設計におけ
る配線経路探索プログラムを記録した記録媒体は、コン
ピュータによるLSI等の自動配線設計に際し、行方向
及び列方向に並ぶ複数の格子に分割された配線領域にお
いて、前記配線領域に配置されたトランジスタ等の配置
要素の端子の結線要求に応じて各格子に進む毎にコスト
を加算して配線経路コストを算出する迷路法を用いて、
配線経路を探索する配線経路探索プログラムを記録した
記録媒体であって、配線が不可能となった際、配線可能
な格子が集中するように前記配置要素を移動し、前記配
置要素の移動後に、配線経路コストを再計算することを
特徴とする。
【0035】請求項記載の発明の自動配線設計におけ
る配線経路探索プログラムを記録した記録媒体は、コン
ピュータによるLSI等の自動配線設計に際し、行方向
及び列方向に並ぶ複数の格子に分割された配線領域にお
いて、前記配線領域に配置されたトランジスタ等の配置
要素の端子の結線要求に応じて各格子に進む毎にコスト
を加算して配線経路コストを算出する迷路法を用いて、
配線経路を探索する配線経路探索プログラムを記録した
記録媒体であって、前記配線領域の各格子行又は各格子
列毎に、各格子行又は各格子列が前記配置要素及び配線
禁止領域により分割された複数の部分領域を抽出し、前
記抽出された各部分領域毎に、通過可能な配線本数と、
既配線の通過本数とに応じた情報を生成し、前記生成さ
れた情報に基いて、各格子に進む毎に加算するコストを
算出し、配線が不可能となった際、配線可能な部分領域
が集中するように前記配置要素を移動し、前記配置要素
の移動後に、前記情報の生成及び前記コストの算出を再
度行って、配線経路コストを再計算することを特徴とす
る。
【0036】請求項記載の発明は、前記請求項7記載
の自動配線設計における配線経路探索プログラムを記録
した記録媒体において、前記情報の生成に際し、各部分
領域毎に、部分領域を構成する格子の数から、既配線に
より使用された格子の数を減算した余裕度を算出し、こ
の余裕度を前記情報とすることを特徴とする。
【0037】請求項記載の発明は、前記請求項6又は
請求項7記載の自動配線設計における配線経路探索プロ
グラムを記録した記録媒体において、前記配置要素の移
動の結果、既配線の通過本数が配線可能な配線本数を越
える部分領域があるか否かを判定し、その判定の結果、
既配線の通過本数が配線可能な配線本数を越える部分領
域があるとき、この部分領域を通過する配線を再配線す
ることを特徴としている。
【0038】以上により、請求項1及び請求項2記載の
発明では、複数の格子に跨るトランジスタ等の配置要素
が存在することを前提として、配線不能が生じた際に
は、前記配置要素を移動させる。これにより、配線可能
な個々の格子同士が集中し、これ等格子が行又は列方向
に連続して並ぶので、配線不能な配線がこれ等格子を使
用して配線可能になる。
【0039】特に、請求項2記載の発明では、配置要素
又は配線禁止領域が位置する各格子列又は格子行では、
その各格子行又は各格子列毎に複数の部分領域が抽出さ
れ、これ等複数の部分領域について、配線の余裕を示す
情報が生成されるので、本出願人が提案した各格子行又
は格各子列別に1つの余裕度を算出する場合に比して、
余裕度等の配線の余裕を示す情報が配線領域で多数得ら
れる。従って、配線領域に高さ制約又は横幅制約が与え
られた場合であっても、その制約を満足しながら、全て
の配線を完了できる可能性が高くなる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0041】(第1の実施の形態) 図1は本発明の第1の実施の形態の配線経路探索方法の
処理手順を示すフローチャートを示す。このフローチャ
ートである配線経路探索プログラムは、コンピュータに
より読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータ
によりLSI等を配線設計するために使用される。
【0042】同図において、入力処理S1は、配線領域
の高さ制約及び結線情報を入力する。これ等の高さ制約
及び結線情報を図2を用いて具体的に説明する。
【0043】図2において、配線領域20は列及び行方
向に並ぶ多数の格子30に分割される。配線領域20内
には、トランジスタ等の形状が固定された配置要素21
A、21B及び端子10が存在する。前記配置要素21
Aは3つの格子列及び3つの格子行に跨り、配置要素2
1Bは3つの格子列及び2つの格子行に跨る。前記端子
10は配置要素21Aに備える2個の端子、及び配置領
域20の端部に配置されて外部との接続を行うための外
部端子とからなる。配置要素21A、21Bの他、配線
禁止領域が配線領域内に設けられていても良い。
【0044】前記配線領域20には、列方向の格子数
が"9"である高さ制約101が与えられている。本実施
の形態では横幅制約は与えられないが、これを与えても
良いのは勿論である。
【0045】端子10に付与された記号A〜Eはネット
番号を示し、同じネット番号の端子同士を結線する。以
下の説明では、理解を容易にするために、ネットA、
B、D、Eは既に配線を完了し、ネットCの配線を行な
う場合について説明する。尚、本実施の形態では、配線
層は1層とする。また、図2において、配置要素21A
の端部に位置する2個の端子B、Bを接続する配線は、
配置要素21A内に配置された内部配線である。
【0046】図1において、前記入力処理S1の後は、
探索可能格子及び部分領域抽出処理(部分領域抽出処
理)S2を行う。この処理S2では、既述した従来例の
図6の探索可能格子抽出処理S20と同様に、現時点に
おける探索可能な格子を抽出すると共に、各格子列が配
置要素によって区分された部分領域を抽出する。この部
分領域の抽出は、例えば、図3では次のように行われ
る。即ち、配置要素21A、21Bが位置する3つの格
子列80、81、82について、格子列80では3つの
部分領域31、32、33を、格子列81では部分領域
34、35、36を、格子列82では部分領域37、3
8、39を各々抽出する。
【0047】その後、図1の余裕度算出処理(情報生成
処理)S3を行う。この処理S3では、配線の余裕度を
各部分領域毎に算出する。この余裕度は、通過可能な配
線本数(即ち、部分領域を構成する格子の数)と、既配
線の通過本数(即ち、既配線により使用された格子の
数)とに応じた情報の一種であって、次式1で定義され
る。
【0048】余裕度=部分領域の格子数−配線が占める
格子の数 ---式1 例えば、図3において、部分領域32には、2個の格子
が存在し、且つネットDの配線が1本通過している。従
って、部分領域32の余裕度は"1"( =2−1)とな
る。同様にして求めた各部分領域31〜39の余裕度を
図3に示す。
【0049】続いて、図1の配線経路探索処理S4を行
う。この処理は、既述した迷路法を用いて順次ネットを
配線するための格子を順次探索するものである。図1の
未配線の有無判定処理S5では、配線経路を探索してい
ない未配線が有るか否かを判定し、未配線がある場合に
は部分領域通過コスト加算処理S9に進む一方、未配線
がない場合には余裕度集中のための配置要素移動処理S
6に進む。当初は未配線が有るので、以下、部分領域通
過コスト加算処理S9以降を先ず説明する。
【0050】前記部分領域通過コスト加算処理(コスト
算出処理)S9は、部分領域に進む毎に所定の部分領域
通過コストを加算して、配線経路コストを算出する。こ
の処理の詳細を以下に説明する。即ち、前記探索可能格
子及び部分領域抽出処理S2で求めた探索可能格子に探
索を進める場合に、探索可能格子が属する前記部分領域
に関し、前記余裕度算出処理S3で求めた部分領域の余
裕度に基づく部分領域通過コストを加算する。余裕度が
Sである部分領域を通過する場合の部分領域通過コスト
を次式2で定義する。
【0051】 部分領域通過コスト=100 (S<=0の場合) 部分領域通過コスト=0 (S >0の場合) --
-式2 ここに、S<=0の場合の部分領域通過コストは、他の配
線経路が選択されるように高い値であればよく、"10
0"に限定されない。尚、詳述しないが、本実施の形態
においても、配線長コストも従来と同様に課され、各格
子に進む毎にコスト"1"が加算される。また、配線経路
が2層間のコンタクトを通過する場合にはコンタクトコ
ストが加算される。このようにして配線長コスト及び前
記部分領域通過コスト等を加算して配線経路コストが得
られる。
【0052】続いて、図1の目標到達処理S10を行
う。この処理S10は、各ネットの配線について配線経
路の探索が目標端子の位置する格子に到達したか否かを
判定する処理であって、到達していない場合には、前記
探索可能格子及び部分領域抽出処理S2に戻る。一方、
目標端子の位置する格子に到達した場合には、コスト最
小経路選択処理S11において、探索された複数の配線
経路のうち配線経路コストが最小の配線経路を選択し、
前記探索可能格子及び部分領域抽出処理S2に戻って、
全てのネットに対する配線経路探索及び最小配線経路コ
ストの配線経路の選択が終われば、終了する。
【0053】一方、前記余裕度集中のための配置要素移
動処理(移動処理)S6は、前記余裕度算出処理S3及
び配線探索処理S4において、配線不能な、即ち配線経
路が発見できないネットがある場合に、配置要素21A
又は21Bの移動を試みる処理である。即ち、トランジ
スタ等の配置要素の配置位置は、従来では固定される
が、本発明では、配線不能が生じたために、その配線を
可能にする目的で配置要素の移動が行われる。図3の例
では、ネットCの配線経路は発見されない。
【0054】ここで、図3において、配置要素21Aに
着目すると、配置要素21Aの下方に位置する部分領域
32、35には、各々配線可能な1個の格子85、86
が存在した余裕度"1"があり、配置要素21Aの上方に
位置する部分領域37にも、配線可能な1個の格子87
が存在した余裕度"1"がある。従って、図4に示すよう
に、配置領域21Aを上方に1格子分だけ移動すると、
その配置領域21Aの下方に位置する部分領域32、3
5、38には、各々、配線可能な1個の格子88、8
9、90が存在する余裕度"1"が生まれて、これ等の配
線可能な格子88、89、90が並んで同一行に集中
し、現在配線不能となっているネットCの配線を行方向
に通過させることができる可能性が生じる。このような
状況から、本移動処理S6では、配置要素21Aを同一
列上で真上に1格子分移動させると共に、前記部分領域
32、35、38の配線可能な格子88、89、90を
使用してネットCを配線する。
【0055】その後は、図1において、余裕度がマイナ
スとなる部分領域の有無の判定処理(判定処理)S7を
行う。この処理S7では、前記余裕度集中のための配置
要素移動処理S6により配置要素を移動した結果、何れ
かの部分領域の余裕度がマイナスとなるか否か、即ち、
既配線の通過本数である使用済格子数が配線可能な配線
本数(使用可能格子数)を越えるか否かを判定する。図
3の例では、ネットA及びネットBの配線について、部
分領域31、34では余裕度は"0"であるが、図4で
は、配置要素21Aの上方移動の結果、この配置要素2
1Aの上方に位置する部分領域31、34では余裕度が
マイナス("-1")となる。従って、図3の例では、本
処理S7は、余裕度がマイナスとなる部分領域31、3
4が有ると判定する。余裕度がマイナスとなる部分領域
が無い場合は、直ちに前記部分領域通過コスト加算処理
S9に進む。一方、余裕度がマイナスとなる部分領域が
無い場合は、再配線処理S8に進む。
【0056】前記再配線処理S8では、前記余裕度がマ
イナスとなる部分領域31、34を通過するネットA及
びBの配線経路を再度探索して、部分領域通過コスト加
算処理(再計算処理)S9にて前記再配線処理S8の再
経路探索での部分領域通過コストの加算処理を再度行っ
て、配線経路コストを再計算する。その結果、図5の例
では、配置領域21Aの上方移動後にネットCの配線が
完結し、ネットAの配線を部分領域31、34、37を
使用して行い、ネットBの配線を部分領域32、35を
使用して行っている。尚、本処理S8では、無限ループ
に入らずにプログラムを終了させるために、配置要素の
移動の発生回数に最大値を外部から与え、その最大値を
超えないように制御する。
【0057】したがって、本実施の形態では、図3に示
すようにネットCの配線が不能となった際には、図4に
示すように配線要素21Aを移動させ、これにより配線
可能な格子88、89、90が行方向に並んだ状態に集
中させることができるので、列方向に格子を追加せずに
高さ制約101を満足しながら、これ等格子88、8
9、90を使用して前記配線不能なネットCを配線する
ことが可能である。
【0058】しかも、前記配線要素21Aの移動の結
果、余裕度がマイナスとなる部分領域31、34、37
が生じる場合には、これ等を使用していたネットA、B
の配線が他の経路に再配線されて、配線可能となるの
で、配線不能なネットの発生確率を低減して、全ての配
線の配線完了率を高くできる。
【0059】尚、本実施の形態では、配置要素21A、
21Bの位置する各格子列別に複数の部分領域を抽出し
て、その部分領域毎に余裕度を算出し、その後、配線不
能が生じた際に配置要素21Aを移動させたが、本願
求項1に係る発明はこれに限定されず、既述した本願出
願人の提案例のように各格子列毎に余裕度を算出し、そ
の後、配線不能が生じた際に配置要素を移動させる場合
も含む。
【0060】(第2の実施の形態) 次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0061】図12は、前記第1の実施の形態の配線経
路探索方法を用いて、他の結線情報を結線した場合の配
線の様子を示す図である。
【0062】同図では、2列の格子列に跨って配置され
2個の配置要素201A、201Bにより、格子列23
0は、3つの部分領域240A、240B、240Cに
分割される。ネットAの配線の結果、部分領域240A
の余裕度が"0"となるため、ネットBの配線220Bは
余裕度が"1"の部分領域240Bを使用して行われてい
る。
【0063】これに対し、既述した本出願人の提案例で
は、図13に示すように、格子列を単位として各格子列
毎に1つの余裕度を算出するため、格子列230では、
配線の通過本数は"4"、配線の通過可能本数も"4"であ
って、余裕度は"0"となるが、実際には、部分領域24
0Aでは1つの格子に2本の配線が通過しており、配線
の実現が不可能な解となるものの、本実施の形態によれ
ば、このような不都合はない。尚、図13において、配
置要素201A、201Bは2つの格子列に跨っている
が、1つの格子列にのみ位置する場合には、他の格子列
に対する影響はなく、配線後のコンパクションにより高
さ制約を満たす配線結果が得られる。
【0064】従って、本実施の形態では、格子列毎に、
配置要素により区画される部分領域240A〜240C
を抽出し、この各部分領域別に余裕度を算出したので、
配置要素201A、201Bの移動の有無に拘わらず、
配線不能なネットの発生確率を低減して、全ての配線の
配線完了率を高くできる。
【0065】尚、以上の説明では、配線領域に高さ制約
のみが与えられた場合を説明したが、本発明はこれに限
定されず、横幅制約のみ、又は高さ制約及び横幅制約の
双方が与えられた場合であっても、同様に適用できるの
は勿論である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし
求項9記載の発明によれば、配線の余裕を示す情報を配
線領域の各部分領域別に多数生成し、及び/又は、トラ
ンジスタ等の配置要素を配線不能な場合に移動させて、
配線可能な複数の格子を列方向又は行方向に連続させた
ので、配線不能の生じる確率が大幅に減少して、全ての
配線が完了する配線成功率を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の配線経路探索方法
の処理手順を示すフローチャート図である。
【図2】同実施の形態の配線経路探索方法の高さ制約及
び結線情報を示す図である。
【図3】同実施の形態の配線経路探索方法における部分
領域余裕度算出処理を説明する図である。
【図4】同実施の形態の配線経路探索方法において配置
要素を移動した具体例を示す図である。
【図5】同実施の形態の配線経路探索方法の配線結果を
示す図である。
【図6】従来例の配線経路探索方法の処理手順を示すフ
ローチャート図である。
【図7】従来例の配線経路探索方法の探索経過を示す図
である。
【図8】(a)は従来例の配線経路探索方法の配線結果を
示す図、(b)は同結果をコンパクションした結果を示す
図である。
【図9】従来例の配線経路探索方法において、配線ピッ
チで均一に分割した格子を用いてスタンダードセルの配
線設計をした結果を示す図である。
【図10】同従来例の配線経路探索方法において、格子
数の不足により配線が完了しない様子を説明する図であ
る。
【図11】同従来例の配線経路探索方法において、配線
ピッチよりも狭い格子を設けて配線を完了する様子を説
明する図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における配線経路
探索方法の配線結果を示す図である。
【図13】同実施の形態の配線経路探索方法の配線結果
と比較される本願出願人提案の配線経路探索方法の配線
結果を示す図である。
【符号の説明】
10A、10a、10B、10b、 10C、10c 端子 20 配線領域 21A、21B 配置要素 30 格子 31〜39 部分領域 85〜87 分散している配線可能な格子 88〜90 集中した配線可能な格子 101 高さ制約 S2 探索可能格子及び部分領域抽出
処理 (部分領域抽出処理) S3 余裕度算出処理(情報生成処
理) S6 配置要素移動処理(移動処理) S7 判定処理 S8 再配線処理 S9 部分領域通過コスト加算処理 (コスト加算処理及び再計算処理)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−234883(JP,A) 特開 平4−160570(JP,A) 特開 平11−161694(JP,A) 特開 平5−205011(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 H01L 21/822 H01L 27/04 G06F 17/50

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LSI等の自動配線設計に際し、行方向
    及び列方向に並ぶ複数の格子に分割された配線領域にお
    いて、前記配線領域に配置されたトランジスタ等の配置
    要素の端子の結線要求に応じて各格子に進む毎にコスト
    を加算して配線経路コストを算出する迷路法を用いて、
    配線経路を探索する配線経路探索方法であって、 前記配置要素を移動可能とし、配線が不可能となった
    際、配線可能な格子が集中するように前記配置要素を移
    動する移動処理と、 前記移動処理の後に、配線経路コストを再計算する再計
    算処理とを備えたことを特徴とする自動配線設計におけ
    る配線経路探索方法。
  2. 【請求項2】 LSI等の自動配線設計に際し、行方向
    及び列方向に並ぶ複数の格子に分割された配線領域にお
    いて、前記配線領域に配置されたトランジスタ等の配置
    要素の端子の結線要求に応じて各格子に進む毎にコスト
    を加算して配線経路コストを算出する迷路法を用いて、
    配線経路を探索する配線経路探索方法であって、 前記配線領域の各格子行又は各格子列毎に、各格子行又
    は各格子列が前記配置要素及び配線禁止領域により分割
    された複数の部分領域を抽出する部分領域抽出処理と、 前記部分領域抽出処理で抽出された各部分領域毎に、通
    過可能な配線本数と、既配線の通過本数とに応じた情報
    を生成する情報生成処理と、 前記情報生成処理で生成された情報に基いて、各格子に
    進む毎に加算するコストを算出するコスト算出処理と、 前記配置要素を移動可能とし、配線が不可能となった
    際、配線可能な部分領域が集中するように前記配置要素
    を移動する移動処理と、 前記移動処理の後に、前記情報生成処理及び前記コスト
    算出処理を再度行って、配線経路コストを再計算する再
    計算処理とを備えたことを特徴とする自動配線設計にお
    ける配線経路探索方法。
  3. 【請求項3】 前記情報生成処理は、各部分領域毎に、
    部分領域を構成する格子の数から、既配線により使用さ
    れた格子の数を減算した余裕度を算出し、この余裕度を
    前記情報とすることを特徴とする請求項2記載の自動配
    線設計における配線経路探索方法。
  4. 【請求項4】 前記配置要素は、複数の格子列又は格子
    行に跨ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    自動配線設計における配線経路探索方法。
  5. 【請求項5】 前記移動処理の結果、既配線の通過本数
    が配線可能な配線本数を越える部分領域があるか否かを
    判定する判定処理と、 前記判定処理の結果、既配線の通過本数が配線可能な配
    線本数を越える部分領域があるとき、この部分領域を通
    過する配線を再配線する再配線処理とを備えたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の自動配線設計にお
    ける配線経路探索方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータによるLSI等の自動配線
    設計に際し、行方向及び列方向に並ぶ複数の格子に分割
    された配線領域において、前記配線領域に配置されたト
    ランジスタ等の配置要素の端子の結線要求に応じて各格
    子に進む毎にコストを加算して配線経路コストを算出す
    る迷路法を用いて、配線経路を探索する配線経路探索プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 配線が不可能となった際、配線可能な格子が集中するよ
    うに前記配置要素を移動し、 前記配置要素の移動後に、配線経路コストを再計算する
    ことを特徴とする自動配線設計における配線経路探索プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 コンピュータによるLSI等の自動配線
    設計に際し、行方向及び列方向に並ぶ複数の格子に分割
    された配線領域において、前記配線領域に配置されたト
    ランジスタ等の配置要素の端子の結線要求に応じて各格
    子に進む毎にコストを加算して配線経路コストを算出す
    る迷路法を用いて、配線経路を探索する配線経路探索プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 前記配線領域の各格子行又は各格子列毎に、各格子行又
    は各格子列が前記配置要素及び配線禁止領域により分割
    された複数の部分領域を抽出し、 前記抽出された各部分領域毎に、通過可能な配線本数
    と、既配線の通過本数とに応じた情報を生成し、 前記生成された情報に基いて、各格子に進む毎に加算す
    るコストを算出し、 配線が不可能となった際、配線可能な部分領域が集中す
    るように前記配置要素を移動し、 前記配置要素の移動後に、前記情報の生成及び前記コス
    トの算出を再度行って、配線経路コストを再計算するこ
    とを特徴とする自動配線設計における配線経路探索プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記情報の生成に際し、 各部分領域毎に、部分領域を構成する格子の数から、既
    配線により使用された格子の数を減算した余裕度を算出
    し、この余裕度を前記情報とすることを特徴とする請求
    項7記載の自動配線設計における配線経路探索プログラ
    ムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記配置要素の移動の結果、既配線の通
    過本数が配線可能な配線本数を越える部分領域があるか
    否かを判定し、 その判定の結果、既配線の通過本数が配線可能な配線本
    数を越える部分領域があるとき、この部分領域を通過す
    る配線を再配線することを特徴とする請求項6又は請求
    項7記載の自動配線設計における配線経路探索プログラ
    ムを記録した記録媒体。
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