JP3453126B2 - 通信制御装置 - Google Patents
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- JP3453126B2 JP3453126B2 JP2001016865A JP2001016865A JP3453126B2 JP 3453126 B2 JP3453126 B2 JP 3453126B2 JP 2001016865 A JP2001016865 A JP 2001016865A JP 2001016865 A JP2001016865 A JP 2001016865A JP 3453126 B2 JP3453126 B2 JP 3453126B2
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Description
にデジタル回線を接続してファクシミリ通信を行う通信
制御装置に関する。
シミリ通信を行うG3ファクシミリ装置間において、ア
ナログ回線の中間にデジタル回線を用い、分割多重通信
システム(TDM)を接続したファクシミリ通信が行わ
れている。この際、アナログ回線ではファクシミリ通信
手順に基づくアナログ信号が用いられ、デジタル回線で
はデータ通信手順(例えばEIA−578等)に基づく
デジタル信号が用いられる。このためTDMにはアナロ
グ信号とデジタル信号をそれぞれの通信手順に基づいて
変換処理する通信制御装置を設け、アナログ回線とデジ
タル回線とを接続してファクシミリ通信を行っている。
回線の中間にデジタル回線が接続されているため、アナ
ログ回線を用いる通常のファクシミリ通信とは異なる特
殊な問題が発生する。
て、アナログ回線とデジタル回線という性質の異なる回
線が存在するため、回線上の遅延が生じやすく、その結
果通信が中断し易いという問題が発生していた。即ち、
発呼側のファクシミリ装置では被呼側のファクシミリ装
置へ制御信号を送出すると、所定時間被呼側のファクシ
ミリ装置からの応答を待つが、所定時間を経過しても応
答がない場合、制御信号の再送を繰り返す。一方被呼側
のファクシミリ装置は、送信されてくる制御信号に対し
て応答の制御信号を送出しているが、回線上の遅延によ
って、所定時間内に発呼側へ届かない場合がある。この
ため発呼側と被呼側の双方のファクシミリ装置から制御
信号が回線上に送出されたことになり、両制御信号が回
線上で衝突し、相手側へ到達できなくなる。これにより
発呼側と被呼側の双方のファクシミリ装置において、フ
ァクシミリ通信上の所定待機時間がタイムオーバーして
通信が中断するという事態が発生していた。
上でバーストエラーもしくは回線断が生じた場合、この
デジタル回線上の異常を相手側ファクシミリ装置に通知
できない。つまり、G3ファクシミリ装置では制御信号
はHDLC(ハイレベルデータリンク制御手順)フレー
ムで構成され、アナログ回線上で発生した誤りを受信側
でチェックできるフレームチェッキングシーケンス(F
CS)の欄を設けている。しかしデジタル回線ではデー
タを転送する形態がHDLCフレームではないため、デ
ジタル回線上で発生したエラーを受信側でチェックでき
ない。このため、送信側のファクシミリ装置が送信した
制御信号の内容がエラーにより変わってしまっても受信
側のファクシミリ装置はエラーと認識できず正しいもの
とするため、制御信号の内容が変わってしまうという事
態が発生する。この状態で通信を行うと通信機能が異な
った状態で送信側のファクシミリ装置と受信側のファク
シミリ装置との間で通信が行われることになり、その結
果通信が不能になるという事態が発生していた。
場合にエコーが発生すると通信が中断するという事態が
発生し問題となっていた。すなわち、上述の通信におい
てデジタル回線上で通信上の主導権は常に発呼側の通信
制御装置にあるため、ポーリング通信の場合も通信上の
主導権は発呼側の通信制御装置にある。ポーリング通信
により発呼側の通信制御装置から被呼側の通信制御装置
に画像データの送信を要求した場合、コマンドのやりと
りの後、最後に被呼側の通信制御装置よりトレーニング
チェックTCFが送信され、これに対し発呼側の通信制
御装置より被呼側の通信制御装置に受信準備確認信号C
FRが送られてくる。被呼側の通信制御装置はCFRを
自己とアナログ回線により接続されているファクシミリ
装置(被呼側ファクシミリ装置)に送信する。この後被
呼側の通信制御装置は発呼側の通信制御装置の指示によ
って被呼側ファクシミリ装置から画像データを受信すべ
くモデムを高速受信モードに切り換える。ところが被呼
側ファクシミリ装置へ送出したCFR信号が被呼側の通
信制御装置と被呼側ファクシミリ装置との間に存在する
構内交換機で反射してエコーとなって被呼側の通信制御
装置に戻ってくる場合が発生する。被呼側の通信制御装
置は高速受信モードにモデムを切り換えて待機している
ところへ300bpsで送信される制御信号CFRが入
ってきたので、通信上の主導権を握っている発呼側の通
信制御装置に対し、モードの違いを知らせて、発呼側の
通信制御装置からの制御コマンド待ち状態となる。この
際、デジタル回線上の遅延が大きいと発呼側の通信制御
装置から被呼側の通信制御装置に制御コマンドが伝達さ
れるまでに時間がかかる。一方被呼側のファクシミリ装
置はCFR信号を受信すると画像データを送信してくる
が、被呼側の通信制御装置は制御コマンドが発呼側の通
信制御装置より伝達されてこないため、この画像データ
を受信できず通信が中断する事態が発生していた。
ので、ポーリング通信の際に画像データを受信状態で待
機中の被呼側通信制御装置に制御信号が送信された場合
でも通信を続行できるようにすることを目的とする。
め、請求項1の発明は、第1ファクシミリ端末とアナロ
グ回線によりファクシミリ通信する第1入出力手段と、
第2ファクシミリ端末とアナログ回線によりファクシミ
リ通信するデータ端末に対しデジタル回線によりデータ
通信する第2入出力手段と、前記第1入出力手段の入出
力データを変復調するモデムと、このモデムと前記第2
入出力手段とを制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、前記データ端末からのポーリング通信の際、前記
データ端末からのCFR信号を受信すると前記モデムを
高速通信の受信モードに切り換え、この後ファクシミリ
制御信号の伝送速度である300bpsの信号を受信す
るとモデムを300bpsに切り換え、この受信した信
号がファクシミリ制御信号であることを認識すると、さ
らにエコーか否かを判断し、この判断に基づいて前記モ
デムの受信モードを設定する構成を採る。 また、請求項
2の発明では、第1ファクシミリ端末とアナログ回線に
よりファクシミリ通信する第1入出力手段と、第2ファ
クシミリ端末とアナログ回線によりファクシミリ通信す
るデータ端末に対しデジタル回線によりデータ通信する
第2入出力手段と、前記第1入出力手段の入出力データ
を変復調するモデムと、このモデムと前記第2入出力手
段とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前
記データ端末からのポーリング通信の際、前記データ端
末からのCFR信号を受信すると前記モデムを高速通信
の受信モードに切り換え、この後ファクシミリ制御信号
の伝送速度である300bpsの信号を受信するとモデ
ムを300bpsに切り換え、受信した前記300bp
sの信号の先頭フラグを識別できると、さらに前記受信
した300bpsの信号がエコーか否か判断し、前記受
信した300bpsの信号がエコーであると判断した場
合前記モデムの受信モードを高速通信の受信モードに切
り換える構成を採る。
グ通信の際、データ端末から画像データを受信する手順
が完了した旨のCFR信号を受信すると、制御手段は画
像データを受信する高速通信の受信モードにモデムを変
換する。ポーリング通信の場合、通信上の主導権は発呼
側となっているデータ端末にあるが、本発明では被呼側
となる制御手段側で以降の主導権を取り、デジタル回線
のディレイによるデータ端末からの指示遅れによる問題
発生を回避する。即ち、高速通信の受信モードに変換
後、300bpsの信号を受信するとモデムを300b
psの通信速度に切り換え、この信号がファクシミリ制
御信号であるか確認し、確認できない場合や、エコーで
ある場合は、画像データが第1ファクシミリ端末から送
られてくるとしてモデムを高速通信に再び切り換える。
また、エコーでないファクシミリ制御信号である場合
は、300bpsの受信モードで受信する。
は、前記受信した300bpsの信号の先頭フラグを識
別できない場合は、前記受信した300bpsの信号を
エコーと判断する構成を採る。
信号がエコーか否か確実に判断できる。
は、前記データ端末からのCFR信号を受信すると、前
記第1ファクシミリ端末にCFR信号を送信すると共に
送信した前記CFR信号を記憶し、その後に受信した3
00bpsの信号がエコーか否か判断する際、前記受信
した300bpsの信号と記憶した前記CFR信号と比
較し、前記受信した300bpsの信号と前記記憶した
CFRの信号が一致した場合、前記受信した300bp
sの信号をエコーと判断する構成を採る。
信号が弱いエコーであったとしても、受信した300b
psの信号を確実にエコーと判断することができる。
て図面を参照して説明する。図1は実施の形態の通信シ
ステムを示す図である。アナログ回線よりなる公衆回線
2a,2bに接続されたファクシミリ端末(以下FAX
と称する)1a,1bは、構内交換機(PBX),3
a,3bを介しデジタル通信を行う時分割多重化装置
(TDM)4a,4bと接続されている。時分割多重化
装置4a,4bはデジタル回線6で接続されており、内
部にファクシミリモデム(以下FAXモデムと称する)
5a,5bが組み込まれている。FAXモデム5a,5
bはファクシミリ信号をアナログ信号からデジタル信号
に、またこの逆に変換し、通信制御を行う。なお、通信
制御装置、データ端末はいずれもFAXモデム5に該当
する。
一緒に組み込まれた音声コーデックを示す図である。音
声コーデックは電話の音声の符号化復号化を行う。デジ
タル側は16K又は8Kpbsでありアナログ側は64
Kpbsの場合を示す。FAXモデム4はデジタル回路
6に接続するシリアル入出力部(SIO)10、ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)11、読み出し専用メモリ
(ROM)12、モデムとCPUを内蔵する制御部1
3、およびアナログ回路とのインタフェース回路14か
ら構成されている。なお、シリアル入出力部10にはバ
ッファメモリが設けられている。
実施の形態を説明する。第1の実施の形態はデジタル回
線6上の遅れによりアナログ回線2で発生する制御信号
の衝突を回避する実施の形態である。図3は第1の実施
の形態の通信シーケンスを示し、図4は第1の実施の形
態の動作フロー図である。図5はG3ファクシミリに用
いられる制御信号のHDLCフレーム構成を示す図であ
る。
モデム5a,5bは図1に示す機器に対応する。図の状
態はFAX1bより発呼し、その応答をFAX1aが行
うところから表示している。図4はFAXモデム5aの
動作を表す。FAX1aより被呼端末識別信号CSI,
デジタル識別信号DISをFAXモデム5aは受信す
る。データ受信終了すると(S1)、図2で示した制御
部13内部ではCPUがモデムからの信号が切れたかを
検出する(S2)。モデムからの信号をキャリアと言
い、信号がきている状態をキャリアオン、切れた状態を
キャリアオフと言う。キャリアオフを検出することによ
りCPUは受信終了を認識する。キャリアオフを検出す
るとFAXモデム5aは、タイマーをスタートする(S
3)。タイマーはハードウェアで構成してもソフトウェ
アで構成してもよい。タイマーの設定時間はFAX1a
が応答を必要とする制御信号を発信後、応答がない場合
再発信するまでの時間より少し短い時間としている。
X1aより受信したCSI,DIS信号をデジタルに変
換してFAXモデム5bに送出する。FAXモデム5b
ではアナログデータに変換してFAX1bに伝送し、そ
の応答信号として送信端末識別信号TSIと、DIS信
号で示された標準機能の中から設定した機能を示すデジ
タル命令信号DCSを得ると、これを応答信号としてデ
ジタル回線でFAXモデム5aに送信するが、これが破
線で示すように送信される場合と、実線で示すようにさ
らに遅れて送信される場合がある。FAXモデム5aは
FAXモデム5bからの応答信号を待ち(S4)、受信
すると制御部13のCPUはモデムに対して通信速度3
00bpsでHDLCフレームで送信モードを起動させ
(S5)、FAXモデム5bからSIO10が受信する
データをモデムへ転送し、アナログ回線によりFAX1
aに送出する(S6)。
なったときは(S7)、CPUはプリアンブルの先出
し、タイマーのスタートを定め(S8)、モデムに対し
てプリアンブルを送出する(S9)。モデムはFAX1
aへプリアンブルの送出を開始する。プリアンブルはH
DLCフレームに先立って送信するもので、後に続くH
DLCフレーム(制御信号)が損なわれずに伝送される
ように送出されるものである。しかし、この場合後に続
く制御信号が確定しない状態で送出するので先出しと称
する。このプリアンブルの送出中に図3の破線で示す応
答信号がきたときは(S10)、この応答信号をSIO
10で受信し、モデムへ転送し、モデムよりプリアンブ
ルに続けてFAX1aに送出する(S6)。
ウトしたときは(S11)、コマンド再送信号CRPの
HDLCフレームのFCS欄にエラー表示をしてFAX
1aに送出する(S12)。FAX1aは、T4タイム
アウト(ITUT30規格)により、CSI,DISを
再送する。なお、実線で示す遅れてFAXモデム5aに
着信した応答信号TSI,DCSはFAX1aには転送
せず、FAX1aより再送されたCSI,DIS信号に
基づいて通信を再開する。これにより通信を続行するこ
とができる。
ある。フラグ20,26は8ビットからなり最初と終わ
りに配置され、フレームの始まりおよび終わりを示す。
そのフォーマットは「0111 1110」で16進数
で7Eを表す。アドレス21は8ビットからなり、一般
電話交換網の1対1ファクシミリ伝送の場合「1111
1111」に限定される。制御22は8ビットからな
りデータリンクを制御するための命令や応答に使われ
る。ファクシミリ制御23は8ビットからなりDISと
かCSIなどの制御信号を表す。ファクシミリ情報24
は32ビットからなりファクシミリ制御23の付加情報
を表す。フレームチェッキングシーケンス25(FC
S)は16ビットからなり受信側で伝送誤りをチェック
するためのシーケンスである。このFCSにエラーを表
示し、ファクシミリ制御23にCRPを入れた制御信号
がFAXモデム5aよりFAX1aに送出される。
の形態はデジタル回線6で発生したエラーを受信側のF
AXモデム5で検出できるようにしたものである。G3
ファクシミリ装置では制御信号はHDLCフレームで構
成され、アナログ回線に送出されアナログ回線上で発生
した誤りを受信側でFCS欄をチェックすることにより
検出できるようにしているが、デジタル回線ではデータ
を転送する形態がHDLCフレームでないため、このよ
うなチェックがなされないので本実施の形態はこれに代
わるチェック方式を設けたものである。つまり、図1に
示すFAX1bが図5で示したHDLCフレームの制御
信号を送出するとFAXモデム5bはこれを受信し、デ
ジタルデータに変換するときアドレス21からファクシ
ミリ情報24までのデータ(これらは0と1で表されて
いる)を1バイト毎に数字で表し、この数字を加算する
サム演算を行い、このサム演算値も共にFAXモデム5
aに送出する。FAXモデム5aでも同様に受信したデ
ータのサム演算を行い、受信したサム演算値と自己が算
出したサム演算値を比較し、一致していればデジタル回
線上でエラーは発生しなかったものとし、不一致の場合
はエラーが発生したものとする。そしてFAX1aにH
DLCフレームで送出するとき、FCS欄にエラー表示
しておくことによりFAX1aはその制御信号をエラー
と認識する。
ロー図を示し、図7は受信側のFAXモデム5aの動作
フロー図を示す。図1においてFAX1bを制御信号発
信側、FAX1aを受信側として説明する。この際、両
FAX1a,1bは対等なのでこの逆でもよい。図6に
おいて、FAXモデム5bの制御部13では、モデムを
制御信号の伝送速度である300bpsで送られてくる
HDLCフレームの受信モードにする(S20)。FA
X1bより制御信号が送信されてくると、図5で示した
HDLCフレームの先頭フラグ20を検出することによ
り制御信号の着信を検出し(S21)、モデムがデータ
を受信し(S22)、復調を行い、CPUでデジタルデ
ータに変換し、1バイト毎にSIO10にデータを転送
してゆく(S23)。それと共にCPUは、図5に示す
アドレス21よりファクシミリ情報24までの各欄のデ
ータについて1バイト毎に数字として表し、その数字を
加算するサム演算を行う(S24)。このようにして、
FAX1bからの制御信号のデータをモデムが受信終了
した後(S25)、サム演算値をSIO10に転送し
(S26)、このサム演算値も制御信号のデータと共に
FAXモデム5aにデジタル回線で送出する。
3のCPUの動作を説明する。CPUは図7に示すよう
に、モデムをFAX1aに制御信号を送信する送信モー
ドにする(S30)、次にモデムはCPUに対し、送信
してもよい旨を示すCS(Clear to Send )onを伝送
し、CPUはこれを検出する(S31)。SIO10に
はデジタル回線より制御信号が入力されてくるのでこれ
を受信する(S32)。CPUはこの受信データを1バ
イト毎にモデムに転送するが(S33)、その際送信側
のFAXモデム5bで行ったサム演算をアドレス21か
らファクシミリ情報24について実施してゆく(S3
4)。制御信号のデータ受信が終了すると(S35)、
送信されてきたサム演算値と、自己が計算したサム演算
値とを比較し(S36)、一致している時はモデムに対
してFCS欄に正常である旨表示するように要求し(S
37)、一致しない時はFCS欄にエラーがある旨表示
するよう要求する(S38)。
3のモデムの動作フロー図である。モデムは図7の(S
30)で起動すると(S40)、FAX1aに対し、制
御信号に先立って送るプリアンブルを送出し(S4
1)、送出する制御信号があるか調べ(S42)、あれ
ばこれをHDLCフレームに構成してFAX1aに対し
送出し(S43)、最終データまで送出してゆく(S4
4)。この際、図5で示したFCS欄では図7でCPU
よりFCS正常を示すFCS OKの要求がきているか
調べ(S45)、FCS OKの要求であれば、FCS
欄にFCSエラーなしを表示してFAX1aに送出し、
FCSにエラーありを示すFCS NGの要求がきてい
れば、FCS欄にFCSエラーありの表示をしてFAX
1aに送出する(S47)。そして最後に図5に示す後
方のフラグ26を送出して制御信号の終了を示す(S4
8)。モデムはこのようにFCS欄にエラーの有無を表
示してHDLCフレームを作成し、FAX1aに送出す
る。FAX1aではFCS欄にエラー表示があれば、こ
の制御信号を無効とし、再送要求をFAXモデム5a,
5bを介しFAX1bに行う。これによりデジタル回線
上でエラーが発生しても検出できるので、従来のように
エラーを検出できないため、通信不能状態に落ちること
を防止できる。
の形態はポーリング通信の際、画像データの受信状態に
入った被呼側のFAXモデム5aにFAX1a側より制
御信号が入力された場合、通信上の主導権を発呼側のF
AXモデム5bから被呼側のFAXモデム5aに移し、
被呼側のFAXモデム5aの判断により通信を行うよう
にする。これにより従来、被呼側のFAXモデム5aか
ら発呼側のFAXモデム5bに判断を仰ぎ、その回答が
デジタル回線上のディレイにより遅れ、この間に被呼側
のFAXモデム5aにFAX1aからの信号が届くよう
な場合、この処理ができず通信断となる事態を防止す
る。なお、本実施の形態はFAXモデム5aを中心に説
明するが、発呼端末がFAX1bよりFAX1aに変わ
ればFAX5bについても同様に成立する。
FAX1bよりFAX1aに画像データの要求が出され
た時、FAXモデム5bが発呼側となりポーリング通信
を被呼側となるFAXモデム5aに対して行うときの通
信シーケンス図を示し、FAX1aよりトレーニングチ
ェック信号TCFが送出されたときからの状態で、正常
に通信が行われた場合を示す。図10はFAXモデム5
aの動作フロー図、図11はFAXモデム5bの動作フ
ロー図で、正常な場合と、後述するエコー等が生じた異
常時の状態も含めた動作フロー図を示す。
TCF信号はアナログ回線2aによりFAXモデム5a
に送信され、FAXモデム5aによりデジタル信号に変
換されてデジタル回線6によりFAXモデム5bに伝送
される。FAXモデム5aはTCF信号の送出が終わる
と、終了を示すNO CARRIER信号を送出する。
FAXモデム5bではTCF信号をアナログデータに変
換し、FAX1bに送出する。FAX1bではトレーニ
ング結果が良好なので画像データ受け入れ可を示すCF
R信号をTCF信号に対する応答信号としてFAXモデ
ム5bに送出する。FAXモデム5bは、FAXモデム
5aの送信速度を300bpsにすることを示すAT+
FTH=3の信号をFAXモデム5aに送出し、次いで
CFR信号をデジタル回線で送出する。FAXモデム5
aは指定された通信速度300bpsでCFRをFAX
1aに送出する。その後、FAXモデム5aはCFRの
送信が正常に行われたことを示すOK信号をFAXモデ
ム5bに送出すると、FAXモデム5bは、受信速度を
画像データの受信速度である高速度に切り換えるよう指
示するAT+FRM=145,1の信号をFAXモデム
5aに送出する。
行われ、画像データでは高速度で行われる。高速度とし
ては通常2400,4800,7200,9600bp
sなどが用いられ、最近はこれ以上の速度も用いられ
る。FAXモデム5aは制御信号CFRを送出した30
0bpsの送信モードから高速度受信モードに切り換え
て待機する。FAX1aはCFR信号を受信すると画像
データ(PIX)を送出する。FAXモデム5aは画像
データを受信すると、画像データの送信を開始する旨の
CONNECT信号をFAXモデム5bに送出し、それ
に続いて画像データPIXを送出する。FAXモデム5
bは画像データを受信するとFAX1bに送出する。
了すると、終了を示すNO CARRIER信号をFA
Xモデム5bに送出する。これに応答してFAXモデム
5bは、FAX1aからの受信速度を300bpsにす
るよう指示するAT+FRH=3信号を送出する。FA
Xモデム5aはこの指示により300bpsの受信モー
ドにする。FAX1aより手順終了を示す制御信号EO
P信号が送信されてくると、FAXモデム5aは送信を
行う旨のCONNECT信号をFAXモデム5bに送出
した後EOPを送出する。FAXモデム5bはEOPを
FAX1bに送出する。
ローを図10,図11で説明する。図10において、F
AXモデム5aがAT+FRM=145,1信号により
高速受信モードにモデムを切り替える(S50)。その
後FAX1aより画像データ(PIX)が着信すると
(S51)、FAXモデム5bへCONNECT信号を
送出し(S52)、続いて画像データ(PIX)を送出
する(S53)。図11においてFAXモデム5bは、
CONNECT信号を受信すると(S70)、FAX1
bへ画像データ(PIX)を送出する(S71)。
FR信号がPBX2aで反射し弱いエコーとなってFA
Xモデム5aに戻ってきた場合の通信シーケンス図であ
る。FAXモデム5aは受信した信号が制御信号である
か否かを図5に示したHDLCフレームの先頭フラグ2
0のパターンで判断する。先頭フラグ20は先に説明し
たように7E(0111 1110)であるのでこれが
識別できる場合を強いエコーとし、識別できない場合を
弱いエコーとする。図12でFAXモデム5aは破線で
示すようにPBX2aよりCFR信号の弱いエコーを受
信する。このときは既に高速受信モードで画像データ待
ちの状態とする。この弱いエコー受信から画像データ
(PIX)受信まで区間Aに於ける動作を図10で説明
する。
しており(S50)、高速信号の着信はないが(S5
1)、弱いエコーの300bpsの制御信号の着信を検
出する(S54)。300bpsの信号を検出するとモ
デムを300bpsの受信モードに切り換え(S5
5)、受信したフレームの先頭フラグ20を認識しよう
とするが弱いエコーであるため「7E」を検出できない
(S56)。この場合は弱いエコーとし、制御信号では
ないとして再びモデムを高速受信モードに切り換えFA
X1aからの画像データ(PIX)の着信を待つ(S5
0)。これにより弱いエコーによる通信の混乱を回避す
ることができる。なお、上記以外は図9のシーケンスと
同一である。
FR信号がPBX2aで反射して強いエコーとなって戻
ってきた場合の通信シーケンス図である。破線はCFR
信号のエコーを示す。この場合のB部の動作を図10を
用いて説明する。FAXモデム5aのモデムは高速受信
モードで待機している(S50)。このときCFRのエ
コーが300bpsの制御信号として検出される(S5
4)。これによりモデムを300bpsの受信に切り換
え、HDLCフレームの先頭フラグ20を検出し(S5
5)、先頭フラグが7Eであることを検出する(S5
6)。これによりFAXモデム5aは受信した信号が3
00bpsの制御信号であり、待っていた画像データ
(PIX)ではないので、受信モードが指示された高速
受信モードと異なる旨を示す+F4信号をFAXモデム
5bに送出し(S57)、次に受信した制御信号がエコ
ーか否かを調べる(S58)、調査方法としては、FA
X1aに対して送信したCFR信号を記憶しておき、こ
れと受信した制御信号を比較し、一致した時エコーとす
る。エコーと判断するとFAXモデム5bに対し現在設
定している300bpsの受信モードは正しい受信モー
ドと異なっている旨を示す+F4コマンドを送出し(S
59)、再びモデムを高速受信モードにして待機する
(S50)。これによりFAX1aより送信されてくる
画像データ(PIX)を受信することができる。
デム5bの動作を図11で説明する。FAXモデム5b
はAT+FRM=145,1でFAXモデム5aに高速
受信モードを指示した後、CONNECT信号の受信を
待っているが(S70)、+F4信号を受信する(S7
2)。さらにCONNECT信号を待っているが(S7
3)、再び+F4信号を受信し(S75)、この後、C
ONNECT信号を受信して(S70)、画像データが
送信されてくることを認識し、この画像データを受信す
るとFAX1bに転送する(S71)。図13はB部以
外は図9と同じである。
したCFR信号がアナログ回線上でエラーとなった場合
について説明する。図14はこの状態を示し、PBX2
aとFAX1a間でCFR信号がつぶれた状態を示す。
FAX1aはこのような信号を受信するとエラー信号と
認識し、トレーニング信号が失敗したものとして再度ト
レーニング信号とTCF信号を送出するに先立って、既
にFAX1b側から受信しているDIS信号で表示され
る標準機能の中から設定される機能を示すデジタル命令
信号DCSを送出する。
受信モードで待っている所へ300bpsの制御信号を
受信する。これに対するFAXモデム5aのCで示され
る期間の動作を図10で説明する。高速受信モードで待
機中(S50)、300bpsの信号が着信したので
(S54)、モデムを300bpsに切り換えると共に
その信号の先頭フラグ20を検出し(S55)、7Eと
なっていることを検出する(S56)。これにより受信
した信号は制御信号であることが認識されたのでFAX
モデム5bに指示された高速受信モードとは異なってい
る旨の+F4信号を送出(S57)。さらに受信した制
御信号が先にFAX1aに送出したCFR信号と同一か
調べ同一でないのでエコーでないと判断し(S58)、
データを送信する旨のCONNECT信号をFAXモデ
ム5b送信し(S59)、続いて受信したDCS信号を
送信する。
作を図11で説明する。AT+FRM=145,1の信
号を送出した後、FAXモデム5aからのCONNEC
T信号の受信を待っている(S70)。すると+F4信
号を受信し受信モードが異なることを知らされ(S7
2)、次にCONNECT信号を受信し(S73)、続
いてDCS信号を受信する。これによりFAX1bに3
00bpsでDCS信号を送出する(S74)。
グ回路とデジタル回路を接続するデータ端末がポーリン
グ通信の際、被呼側となり、画像データ待ちの場合、通
信上の主導権を与えられて、制御信号やエコーが着信し
ても独自に処理できるようにしたので、デジタル回線上
の遅れによる指示の遅れで通信が中断するのを回避する
ことができる。
図
図
ス図
呼側FAXモデムの動作フロー図
呼側FAXモデムの動作フロー図
ーケンス図
ーケンス図
シーケンス図
Claims (4)
- 【請求項1】 第1ファクシミリ端末とアナログ回線に
よりファクシミリ通信する第1入出力手段と、第2ファ
クシミリ端末とアナログ回線によりファクシミリ通信す
るデータ端末に対しデジタル回線によりデータ通信する
第2入出力手段と、前記第1入出力手段の入出力データ
を変復調するモデムと、このモデムと前記第2入出力手
段とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前
記データ端末からのポーリング通信の際、前記データ端
末からのCFR信号を受信すると前記モデムを高速通信
の受信モードに切り換え、この後ファクシミリ制御信号
の伝送速度である300bpsの信号を受信するとモデ
ムを300bpsに切り換え、この受信した信号がファ
クシミリ制御信号であることを認識すると、さらにエコ
ーか否かを判断し、この判断に基づいて前記モデムの受
信モードを設定することを特徴とする通信制御装置。 - 【請求項2】 第1ファクシミリ端末とアナログ回線に
よりファクシミリ通信する第1入出力手段と、第2ファ
クシミリ端末とアナログ回線によりファクシミリ通信す
るデータ端末に対しデジタル回線によりデータ通信する
第2入出力手段と、前記第1入出力手段の入出力データ
を変復調するモデムと、このモデムと前記第2入出力手
段とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前
記データ端末からのポーリング通信の際、前記データ端
末からのCFR信号を受信すると前記モデムを高速通信
の受信モードに切り換え、この後ファクシミリ制御信号
の伝送速度である300bpsの信号を受信するとモデ
ムを300bpsに切り換え、受信した前記300bp
sの信号の先頭フラグを識別できると、さらに前記受信
した300bpsの信号がエコーか否か判断し、前記受
信した300bpsの信号がエコーであると判断した場
合前記モデムの受信モードを高速通信の受信モードに切
り換えることを特徴とする通信制御装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記受信した300b
psの信号の先頭フラグを識別できない場合は、前記受
信した300bpsの信号をエコーと判断することを特
徴とする請求項2記載の通信制御装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記データ端末からの
CFR信号を受信すると、前記第1ファクシミリ端末に
CFR信号を送信すると共に送信した前記CFR信号を
記憶し、その後に受信した300bpsの信号がエコー
か否か判断する際、前記受信した300bpsの信号と
記憶した前記CFR信号と比較し、前記受信した300
bpsの信号と前記記憶したCFRの信号が一致した場
合、前記受信した300bpsの信号をエコーと判断す
ることを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016865A JP3453126B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 通信制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001016865A JP3453126B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 通信制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00639395A Division JP3229916B2 (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 通信制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001257856A JP2001257856A (ja) | 2001-09-21 |
JP3453126B2 true JP3453126B2 (ja) | 2003-10-06 |
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ID=18883161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP3453126B2 (ja) |
-
2001
- 2001-01-25 JP JP2001016865A patent/JP3453126B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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