JP3453097B2 - 計量充填装置 - Google Patents

計量充填装置

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JP3453097B2
JP3453097B2 JP2000030109A JP2000030109A JP3453097B2 JP 3453097 B2 JP3453097 B2 JP 3453097B2 JP 2000030109 A JP2000030109 A JP 2000030109A JP 2000030109 A JP2000030109 A JP 2000030109A JP 3453097 B2 JP3453097 B2 JP 3453097B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定量の粉体等を
袋内に高速で正確に計量充填できる計量充填装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、円周上に給袋位置、1次乃至3次
計量充填位置、真空脱気位置及び袋排出位置を配置し、
間欠回転する回転テーブルに、給袋位置、1次乃至3次
計量充填位置、真空脱気位置及び袋排出位置にそれぞれ
対応すると共に、その下方において順次停止する重量計
量装置付き旋回シュートを設け、これら旋回シュート
に、給袋位置で袋を把持すると共に、袋排出位置で袋を
解放するクランプ装置をそれぞれ設けた計量包装装置が
特公平7−9416号公報に開示されている。
【0003】この計量包装装置によって計量充填を行う
には、給袋位置においてクランプ装置で把持された袋を
円周に沿って1次計量充填位置に移送し、ここでタンク
から排出された粉体が袋内に高速度で粗充填され、次い
で2次計量充填位置に移送された袋内に粉体が中速度で
中量充填され、次に真空脱気位置に送られた袋内の余分
な空気が脱気され、さらに3次計量充填位置において低
速度で正確な充填量まで充填され、充填が終了した袋は
袋排出位置で旋回シュートから離れて次工程に向かって
移送される。
【0004】上記従来の計量包装装置は、比較的正確な
重量の粉体を短時間で袋内に充填することができ、袋は
円周上を移動するので場所もとらず、給袋位置において
クランプ装置で把持された袋は、袋排出位置で解放され
るまで受け渡しされないので、袋の位置が一定で姿勢が
安定するという利点を有する。しかし、このものは、6
個の旋回シュートに全て重量計量装置を設置しなければ
ならないので、構造が複雑で高価となり、しかも重量計
量装置が旋回シュート及び袋と共に移動するので、移動
による振動のために計量誤差が発生しやすく、重量計量
装置の故障の発生頻度も高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記従来
のものの長所を生かしたまま欠点を解消し、構造が簡単
で、重量計量の精度が高く、重量計が故障しにくくて耐
久性に富む計量充填装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の計量充填装置
は、円周上に複数の充填部を配置すると共に、前記複数
の充填部において順次停止するよう間欠回転する複数の
回転シュートを設け、これら回転シュートに、袋口を把
持する袋把持装置をそれぞれ取り付け、各充填部にそれ
ぞれ重量計を設置し、該重量計に、その下方で前記回転
シュート及び袋把持装置が停止した時、該回転シュート
及び袋把持装置に係合してこれらを上昇させ、計量充填
終了後に前記回転シュート及び袋把持装置を下降させて
解放する昇降装置をそれぞれ設ける。
【0007】袋口を把持した袋把持装置と回転シュート
とが、最初の充填部まで回転して停止すると、昇降装置
に係合して重量計に連結されると共に、袋内に高速度で
内容物が供給されて高速度で計量充填が行われる。その
後、回転シュート、袋把持部及び袋は下降して重量計か
ら離脱し、次の充填部まで回転して、前の充填部よりも
遅い速度で計量充填が行われる。全ての回転シュートに
重量計を設置する必要が無くなるので、構造が簡易化さ
れる。また、重量計が固定されており、移動によって衝
撃を受けないため、正確に計測することができると共
に、重量計の故障や破損を防止できる。
【0008】充填部の内、少なくとも最後の充填部の下
方に、回転シュート及び袋把持装置が停止した時、袋把
持装置が把持する袋の両側面に接触して静止させる1対
の袋押さえ板を設けることが可能である。これにより、
移動によって生じた袋の振動を停止させて、重量計測の
精度をさらに高めることができる。内容物の投入指令を
出す充填指示計を各重量計にそれぞれ接続し、第1の充
填部の重量計によって計量された風袋重量を、該第1の
充填部の重量計に接続された計量指示計から他の充填指
示計に伝送し、他の充填指示計はこの風袋重量を記憶す
るようにしても良い。この構成により、袋ごとの風袋重
量を差し引いて正確な充填を行うことができ、計量され
た風袋重量に対する情報を、回転側と固定側との間で伝
達し合う煩雑さを無くすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の計量充填装置は、図
1乃至図3に示すように、円周上にほぼ等間隔でこの順
に配置された給袋部1、第1の充填部2、第2の充填部
3、第1の脱気部4、第3の充填部5及び袋排出部6
と、第1乃至第3の充填部2,3,5にそれぞれ設置さ
れた重量計7,8,9と、重量計7,8,9の下方にお
いて間欠回転する回転テーブル10と、回転テーブル1
0に設けられると共に、給袋部1、第1の充填部2、第
2の充填部3、第1の脱気部4、第3の充填部5及び袋
排出部6にそれぞれ対応して、その位置で順次停止する
6個の回転シュート11と、回転シュート11の下部両
側にそれぞれ取り付けられ、給袋部1の下方で充填用の
袋Aの袋口を把持すると共に、袋排出部6の下方で袋口
を解放する袋把持装置12とを備える。
【0010】計量充填装置を支持する架台13の中心上
方に粉体が貯留された図示しない貯留タンクが設置され
る。図2に示すように、給袋部1には袋供給装置14が
接続され、袋排出部6からは袋搬出路15がシール工程
等の次工程に向かって延出されており、袋搬出路15の
基端部に第2の脱気部16が設けられている。そして、
給袋部1に回転シュート11及び袋把持装置12が停止
すると、袋供給装置14から給袋部1に袋Aが起立状態
で供給され、この供給された袋Aの袋口の両側部を袋把
持装置12が把持する。また、給袋部1には、特公昭4
9−2309号公報等に開示されているような、接離自
在の1対の真空吸着盤より成る袋開口装置が設置され、
袋把持装置12によって把持された袋Aの袋口の中央部
両側面に真空吸着盤が吸着した後、離間して袋Aを開口
するようになっている。
【0011】図3に示すように、第1乃至第3の充填部
2,3,5において、架台13にはそれぞれ固定シュー
ト17が取り付けられ、これらの固定シュート17はそ
れぞれスクリューフィーダ18によって貯留タンクに連
結されている。また、固定シュート17の下端の内容物
排出口19の外側には、間隔を開けて同心状の外管20
が嵌装されると共に、内容物排出口19と外管20との
間隙に吸引管21が接続され、内容物を袋Aに投入した
ときに舞い上がる微粉を吸引するようになっている。
【0012】図4に示すように、各固定シュート17を
囲んだ位置において、架台13に複数の(図に示す例で
は3個の)吊り環22が装着され、吊り環22から下方
に延びるネジ軸23を介してロードセルベース24が外
管20を囲むように吊り下げられている。第1乃至第3
の充填部2,3,5に設置されたロードセルベース24
には、それぞれロードセルより成る重量計7,8,9が
取り付けられ、重量計7,8,9は、架台13の外方に
設置された充填指示計35,36,37にそれぞれ接続
されている。また、充填指示計35,36,37は制御
装置40に接続されている(図1)。更に、制御装置4
0は、固定シュート17に続くスクリューフィーダ18
のダンパに接続され、投入等のシーケンス制御を行って
いる。
【0013】また、図4に示すように、各ロードセルベ
ース24の両側から下方に向けて、1対のシリンダ軸2
5より成る昇降装置が進退自在に設けられる。1対のシ
リンダ軸25の下端にはそれぞれ断面略コ字形の係止部
26が、その上下片間に形成された開口部26’が対向
するよう装着されると共に、係止部26の下片の前後部
上面にそれぞれ半球状の突起27が形成されている。そ
して、係止部26に係止して1対のシリンダ軸25間に
吊り下げられた物品の重量が、重量計7,8,9によっ
て計量されるようになっている。
【0014】最終的な充填を行う第3の充填部5では、
特に高度な計量精度が要求されるので、図5に示すよう
に、その固定シュート17の直下を挟む位置に1対の袋
押さえ板38が配置される。1対の袋押さえ板38は、
水平方向に進退するピストンロッド39の内側端部に対
向して装着され、ピストンロッド39の進退に伴って接
離する。そして、第3の充填部5に袋Aが移動してくる
と、1対の袋押さえ板38が揺れている袋Aの両側面に
接触して静止させ、正確に重量を計量できるようになっ
ている。なお、袋押さえ板38は、第1の充填部2及び
第2の充填部3にも設置することができる。架台13の
上方において、第1の脱気部4及び第2の脱気部16に
は、それぞれ昇降自在の脱気棒を有する真空脱気装置が
設置され、第1の脱気部4に停止した袋把持装置12で
把持された袋A及び第2の脱気部16に受け渡された袋
Aの内部に脱気棒が挿入されて、脱気が行われる。
【0015】図2に示すように、回転テーブル10は六
角形をなし、駆動モータ28によって図の左回りに60
度づつ間欠回転される。回転テーブル10は、給袋部
1、第1の充填部2、第2の充填部3、第1の脱気部
4、第3の充填部5及び袋排出部6における作業が全て
終了すると自動的に回転を開始し、60度回転して回転
シュート11及び袋把持装置12が所定の位置に達した
ことをセンサが感知すると停止するようになっている。
【0016】また、回転テーブル10の各辺の両端部か
ら外側に張り出すアーム29,29間にそれぞれ支持台
30が設けられる。図4及び図6に示すように、支持台
30の下面両側寄りの前後端部には、それぞれガイド杆
31が垂下され、このガイド杆31がアーム29,29
の両端寄りに設けられた筒部32に昇降自在に挿入され
ている。従って、支持台30を下降させてガイド杆31
を完全に筒部32に没入させると、支持台30の下面が
筒部32の上端に当接して支持される。一方、支持台3
0を上昇させると、ガイド杆31が筒部32内を上方に
摺動するが、完全に筒部32から抜け出すことはなく、
次に支持台30を下降させたときに正確に元の位置に戻
るようになっている。
【0017】図5に示すように、支持台30は、シリン
ダ軸25の下端に設けられた1対の係止部26の開口部
26’間に挿入される幅に形成され、ガイド杆31及び
筒部32は、その回転軌道が係止部26と干渉しない位
置に設けられる。また、図4に示すように、アーム2
9,29は、シリンダ軸25を伸張した時の係止部26
よりも低い位置に張り出される。さらに、支持台30が
アーム29,29によって支持された状態では、シリン
ダ軸25を伸張した時の係止部26の開口部26’と支
持台30とがほぼ同じ高さになるよう、筒部32の長さ
が設定される。従って、シリンダ軸25を伸張させると
共に、支持台30をアーム29,29によって支持した
状態で回転テーブル10を回転させると、支持台30は
1対のシリンダ軸25の下端に設けられた係止部26の
開口部26’の間を通過し、アーム29,29は、係止
部26の下方を通過する。
【0018】図4及び図6に示すように、支持台30の
下面において、両側部の中央よりやや前後寄りにそれぞ
れ受け部33が設けられると共に、受け部33の下面に
半球状の凹部34が形成される。これらの凹部34は、
係止部26の突起27と係合可能な形状に形成される。
また、回転テーブル10が停止したとき、第1乃至第3
の充填部2,3,5に対応する支持台30の凹部34
は、係止部26の突起27の直上に停止するようになっ
ている。
【0019】図3乃至図5に示すように、支持台30の
中央部を貫通して、回転シュート11が取り付けられ
る。これらの回転シュート11は、回転シュート10が
停止したとき、給袋部1、第1の充填部2、第2の充填
部3、第1の脱気部4、第3の充填部5及び袋排出部6
に対応した位置で停止する。また、この時、第1の充填
部2、第2の充填部3及び第3の充填部5に対応する回
転シュート11は、固定シュート17の内容物排出口1
9の直下に停止する。
【0020】図4及び図6に示すように、支持台30の
下方において、回転シュート11の両側には、それぞれ
下端部が接離するよう揺動する2対の揺動アームより成
る袋把持装置12が昇降可能に装着される。そして、袋
把持装置12が給袋部1に停止した時、袋把持装置12
を下降させると共に離間させておき、袋供給装置14か
ら袋Aが供給されたら袋口の両側を把持し、さらに上記
した袋開口装置によって袋口の中央部を開口した後、袋
把持装置12を上昇させて、袋Aの袋口を回転シュート
11の下端部外周に被せるようになっている。
【0021】なお、両側の揺動アームの接触面及び回転
シュート11の中心を通る直線aは、回転シュート11
の中心が描く円軌道の接線bに対して角度(図に示す例
では30度)をもって交差している。また、図2に示す
ように、袋搬出路15は、回転シュート11及び袋把持
装置12が袋排出部6に停止したときの直線aの延長上
に設置される。このため、袋排出部6に達した袋Aの幅
方向は、袋搬出路15の軸線に沿っているので、袋Aの
姿勢を変えることなく、そのまま袋搬出路15に載せて
搬出することができる。
【0022】この計量充填装置は、次のように計量充填
を行う。予め、シリンダ軸25を伸張させ、支持台30
をアーム29の筒部32に載置しておく。回転テーブル
10を停止した状態で、袋供給装置14から給袋部1に
袋口を上にして起立した袋Aが供給されると、袋把持装
置12が袋口の両側を把持すると共に、袋開口装置が袋
口を開く。次に、駆動モータ28が作動して回転テーブ
ル10が60度左に回転し、回転シュート11及び袋把
持装置12が1/6位相を変えて、給袋部1において把
持された袋Aが第1の充填部2の下方に達する。
【0023】次いで、シリンダ軸25が退縮され、係止
部26の突起27が支持台30の凹部34に係合する。
さらにシリンダ軸25の退縮を継続すると、支持台30
が筒部32から浮き上がって、支持台30、回転シュー
ト11、袋把持装置12及び袋Aの重量が全て重量計7
に加わる。また、回転シュート11の上部開口端が固定
シュート17の内容物排出口19に接続される。なお、
この時、次の回転シュート11及び袋把持装置12は給
袋部1に達し、袋供給装置14から袋Aを受け取る。
【0024】シリンダ軸の退縮が終了したら、重量計7
に接続された充填指示計35が発する投入指令によっ
て、重量計7が支持台30、回転シュート11、袋把持
装置12及び袋Aの合計重量である風袋重量を計量した
後、その風袋重量をメモリに記憶し、さらに、固定シュ
ート14に通ずるスクリューフィーダ18のダンパが開
いて、高速度で1次充填を開始する。充填指示計35
は、メモリに記憶した風袋重量を除いた内容物の重量が
所定重量に達したら固定シュート17からの内容物の供
給を停止する。
【0025】第1の充填部2において計測された風袋重
量は第2の充填部3の充填指示計36及び第3の充填部
5の充填指示計37に送信され、それぞれメモリに記憶
される。なお、この状態では、第2の充填部3、第1の
脱気部4及び第3の充填部5には袋Aが達しておらず、
このことは袋設置位置にセンサを設けることによって簡
単に判別できるので、センサが袋Aの到達を検知しない
限り充填指示計36,37からの投入指令は発信され
ず、第2の充填部3及び第3の充填部における充填は行
われない。また、第1の脱気部4における脱気も行われ
ない。1次充填が終了したら、シリンダ軸25を伸張し
て係止部26を下降させ、支持台30、回転シュート1
1、袋把持装置12及び袋Aを回転テーブル10のアー
ム29に戻す。
【0026】その後、回転テーブル10がさらに60度
左に回転し、最初の袋A(1次充填された袋A)は第2
の充填部3に停止する。すると、重量計8に接続された
シリンダ軸25が退縮して、支持台30、回転シュート
11、袋把持装置12及び袋Aを支持する。そして、第
2の充填部3の計量支持計36が投入指令を発信し、中
速度で2次投入を開始する。この時、第1の充填部2及
び給袋部1においては、後続の回転シュート11、袋把
持装置12及び袋Aに対してそれぞれ上記と同様の作業
を行う。
【0027】第2の充填部3の充填指示計36は、投入
指令があると、第1の充填部2の充填指示計35から送
信されてメモリに記憶されていた風袋重量を取り出し、
新たに第1の充填部2から送信された次の風袋重量をメ
モリに記憶する。また、メモリから取り出した風袋重量
を、重量計8によって計測された重量から差し引いた内
容物の重量が所定重量に達したら、固定シュート17か
らの内容物の供給を停止する。2次充填が終了すると、
シリンダ軸25が伸張して支持台30、回転シュート1
1、袋把持装置12及び袋Aを回転テーブル10に受け
渡す。また、この時、第3の充填部5においては、充填
は行われないが、先に送信された風袋重量と次に送信さ
れた風袋重量とがメモリに記憶される。
【0028】次に、回転テーブル10が左に60度回転
すると、1次充填及び2次充填の終了した袋Aが第1の
脱気部4に達して停止する。そして、第1の脱気部4の
脱気棒がこの袋A内に挿入されて脱気が行われる。同時
に、給袋部1、第1の充填部2及び第2の充填部3にお
いて、後続の回転シュート11及び袋把持装置12に対
して2次充填、1次充填及び袋供給が行われる。また、
第3の充填部5の充填指示計37に第1の充填部2の充
填指示計35から3番目の袋Aの風袋重量が送信され、
この風袋重量がメモリに記憶される。すなわち、第3の
充填部5には3個の袋Aの風袋重量が記憶されているこ
とになる。
【0029】次いで回転テーブル10が回転して停止す
ると、最初の袋Aが第3の充填部5に達する。すると、
第3の充填部5の固定シュート17の下方両側に設置さ
れたピストンロッド39が伸張して、1対の袋押さえ板
38が袋Aの両側面に接触し、揺れている袋Aを静止さ
せる。袋Aが静止したら、ピストンロッド39が退縮し
て、袋押さえ板38は袋Aから離れる。その後、シリン
ダ軸25が退縮して支持台30、回転シュート11、袋
把持装置12及び袋Aを上昇させ、回転シュート11を
固定シュート17に接続する。すると、第3の充填部5
の充填指示計37が投入指令を出し、低速度の3次充填
が開始される。
【0030】充填指示計37は、投入指令によって、メ
モリから最初の袋Aの風袋重量を取り出す。そして、第
3の充填部5の重量計9によって計測した重量が、メモ
リから取り出した風袋重量と最終的な充填量との合計に
達したら、固定シュート17からの内容物の排出が停止
する。また、充填指示計37は、メモリに記憶されてい
る2番目の風袋重量及び3番目の風袋重量を、1番目の
風袋重量及び2番目の風袋重量として1つづつシフト
し、新たに第1の充填部2から送信された風袋重量を3
番目の風袋重量として記憶する。さらに、シリンダ軸2
5が伸張して支持台30、回転シュート11、袋把持装
置12及び袋Aを回転テーブル10のアーム29に受け
渡す。
【0031】次に、回転テーブル10が60度回転して
止まり、最初の袋Aが袋排出部6に達すると、袋把持装
置12が下降して袋Aを載置台上に降ろした後、袋把持
装置12が開いて袋Aの袋口を解放する。載置台にはバ
イブレータが組み込まれており、解放された袋Aを振動
させてその内部に充填された内容物を均す。次いで、袋
Aは袋搬出路15の基端部に設けられた第2の脱気部1
6に移送され、計量充填装置から離脱する。第2の脱気
部16において脱気された袋Aは、袋搬出路15に載せ
られて次工程に搬送され、袋口のシール等が行われる。
なお、袋Aはその幅方向が袋搬出路15の搬出方向に沿
うよう載置台上に載せられるので、次工程での作業をし
やすいように袋Aの姿勢を整える必要がない。
【0032】充填の終了した袋Aが計量充填装置から離
脱すると、回転テーブル10が回転し、上記した工程を
順次繰り返す。なお、第3の充填部5の前方に、袋把持
装置12で吊り下げられた袋Aの下部を、1対の袋押さ
え板38の間に誘導するガイドプレートを設けると良
い。また、高速度充填と低速度充填との2段階充填を行
う場合は、第1の充填部と第2の充填部とを設ければ良
く、この場合、回転テーブル10には5組の回転シュー
ト11及び袋把持装置12を設置する。さらに、袋把持
装置、袋開口装置等は上記以外の公知のものを用いるこ
とができる。例えば、袋開口装置はバキューム式ではな
く、袋の両側面を掴んで開くタイプのものであっても良
い。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、回転シュ
ートに重量計を設置せず、充填部のみに重量計を設置す
れば良いので、重量計の数が少なくて済み、このため、
装置全体の構造が単純化され、コストも低廉となる。ま
た、重量計が固定されており、移動によって振動したり
衝撃を受けることがないため、計量精度が高まると共
に、重量計に故障や破損が発生するのを防ぐことができ
る。
【0034】請求項2に係る発明によれば、移動によっ
て生じた袋の振動を停止させて、重量計による計量精度
をさらに高めることができる。請求項3に係る発明によ
れば、袋ごとの風袋重量を差し引いて正確な重量の内容
物を充填することができ、しかも、袋を把持する回転側
と供給装置を有する固定側との間で、風袋重量を光伝送
等によって伝達し合う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る計量充填装置による充
填過程を示す模式図
【図2】計量充填装置の平面図
【図3】充填部及び回転シュートの縦断面図
【図4】重量計及び回転シュートの拡大側面図
【図5】第3の充填部及び袋押さえ部の側面図
【図6】支持台及び回転シュートの平面図
【符号の説明】
1 給袋部 2 第1の充填部 3 第2の充填部 4 第1の脱気部 5 第3の充填部 6 袋排出部 7,8,9 重量計 10 回転テーブル 11 回転シュート 12 袋把持装置 13 架台 14 袋供給装置 15 袋搬出路 16 第2の脱気部 17 固定シュート 18 スクリューフィーダ 19 内容物排出口 20 外管 21 吸引管 22 吊り環 23 ネジ軸 24 ロードセルベース 25 シリンダ軸 26 係止部 26’ 開口部 27 突起 28 駆動モータ 29 アーム 30 支持台 31 ガイド杆 32 筒部 33 受け部 34 凹部 35,36,37 充填指示計 38 袋押さえ板 39 ピストンロッド 40 制御装置
フロントページの続き (72)発明者 小野寺 勉 茨城県北相馬郡守谷町守谷甲2659−9 (72)発明者 原口 光信 兵庫県明石市茶園場町5番22号 大和製 衡株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−52001(JP,A) 特開 昭57−60222(JP,A) 特開 昭62−52002(JP,A) 特開 平8−334404(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 1/30 - 1/34 B65B 1/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周上に複数の充填部を配置すると共
    に、前記複数の充填部において順次停止するよう間欠回
    転する複数の回転シュートを設け、これら回転シュート
    に、袋口を把持する袋把持装置をそれぞれ取り付けた計
    量充填装置において、前記各充填部にそれぞれ重量計を
    設置し、該重量計に、その下方で前記回転シュート及び
    袋把持装置が停止した時、該回転シュート及び袋把持装
    置に係合してこれらを上昇させ、計量充填終了後に前記
    回転シュート及び袋把持装置を下降させて解放する昇降
    装置をそれぞれ設けたことを特徴とする計量充填装置。
  2. 【請求項2】 前記充填部の内、少なくとも最後の充填
    部の下方に、前記回転シュート及び袋把持装置が停止し
    た時、該袋把持装置が把持する袋の両側面に接触して静
    止させる1対の袋押さえ板を設けた請求項1に記載の計
    量充填装置。
  3. 【請求項3】 内容物の投入指令を出す充填指示計を前
    記各重量計にそれぞれ接続し、第1の充填部の重量計に
    よって計量された風袋重量を、該第1の充填部の重量計
    に接続された計量指示計から他の充填指示計に伝送し、
    他の充填指示計はこの風袋重量を記憶するものである請
    求項1又は2に記載の計量充填装置。
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