JP2002104323A - 整列装置 - Google Patents

整列装置

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JP2002104323A JP2000297173A JP2000297173A JP2002104323A JP 2002104323 A JP2002104323 A JP 2002104323A JP 2000297173 A JP2000297173 A JP 2000297173A JP 2000297173 A JP2000297173 A JP 2000297173A JP 2002104323 A JP2002104323 A JP 2002104323A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整列ホッパの着脱を簡単に行うことができる
ようにすること。 【解決手段】 棒状物品1を受け入れる第1の本体部2
7、及び第1のゲート28を有する上側整列ホッパ19
と、第1の本体部27の下側開口部より排出された棒状
物品1を受け入れる第2の本体部、及び第2のゲート2
2を有する下側整列ホッパ21と、各整列ホッパ19、
21に供給された棒状物品1が、鉛直方向に対して約4
5°以下の角度で起立するように各整列ホッパ19、2
1を水平方向に振動させる振動用モータ26と、を備
え、第1と第2の本体部27、38が連結板43を介し
て互いに連結し、第1及び第2のゲート28、22は、
連結板43に設けられている支点軸30、30により回
動自在に支持され、連結板43に設けられている係合棒
44を基台24に設けられている被係合部45に係脱自
在に係合させて、上側及び下側の整列ホッパ19、21
を基台24に取り付ける構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば食品用の
棒状菓子等の棒状物品を、例えば所定重量ずつ起立した
状態で整列させて容器に充填するための整列装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記従来の整列装置の一例を図13を参
照して説明する(特開平8−271327号参照)。こ
の整列装置は、従来公知の組合せ秤(図示せず)により
計量されて排出された複数の棒状物品1を所定の容器
(図示せず)に充填するためのものであり、この組合せ
秤に設けられている集合シュート2の出口の下方に設け
られ、集合シュート2から排出された棒状物品1の上部
の側面と当接して棒状物品1を起立状態で保持する揺動
ガイド筒3と、この揺動ガイド筒3を集合シュート2に
設けられている枢軸4を中心にして揺動させて、棒状物
品1を起立状態にして整列させる振動機構5と、揺動ガ
イド筒3の下方に設けられ、集合シュート2から排出さ
れた棒状物品1の下部の側面と当接して起立状態で保持
する固定ガイド筒6と、固定ガイド筒6の下方に設けら
れ、棒状物品1を受け止め、水平方向に移動してこの受
け止めた棒状物品1を下方に排出するゲート7、7と、
を備えている。なお、振動機構5は、モータ8と、この
モータ8の回転軸10に設けられている円板9と、一方
の端部が回転軸10と間隔を隔てて円板9と回動自在に
連結しているリンク11と、このリンク11の他方の端
部と回動自在に連結し、揺動ガイド筒3と結合するアー
ム12と、から成っている。
【0003】この整列装置によると、組合せ計量されて
集合シュート2の出口から排出された複数の棒状物品1
はゲート7、7上に落下して、起立した状態でその上部
側面が揺動ガイド筒3に保持され、下部側面が固定ガイ
ド筒6に保持される。そして、この状態で振動機構5が
駆動して揺動ガイド筒3を枢軸4を中心にして揺動させ
ることにより、図13に示すように、縦方向に重なった
状態の棒状物品1a、1bの上側の棒状物品1aをゲー
ト7、7上に落下させることができる。このようにし
て、棒状物品1を互いに隣合う状態で起立させて整列さ
せることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の整列装
置は、ゲート7、7上で縦方向に重なった状態の棒状物
品1a、1bの下側の棒状物品1bを左右の方向に揺動
させることによって上側の棒状物品1aをゲート7、7
上に落下させようとするものであるが、下側の棒状物品
1bを左右の方向に揺動させるだけでは下側の棒状物品
1bの上端部に上側の棒状物品1aの下端部が当接した
状態で、下側の棒状物品1bに上側の棒状物品1aが追
従して揺動することがある。従って、縦方向に重なった
状態の棒状物品1a、1bの上側の棒状物品1aをゲー
ト7、7上に確実に落下させることができないという問
題がある。これにより、例えば所定の重量又は本数の棒
状物品1を所定の容器に充填する場合、縦方向に重なっ
た状態の棒状物品1a、1bがその状態で容器に充填さ
れることがあり、このようなときは、その容器から棒状
物品1を溢れさせることがあるし、互いに隣合うように
して起立させた状態で充填することができず、見栄えが
悪くなることがある。
【0005】そして、従来の整列装置では、この整列装
置を洗浄するときに、揺動ガイド筒3を集合シュート2
とリンク11から取り外す必要があるし、固定ガイド筒
6、及びゲート7を基台120から取り外す必要があ
る。揺動ガイド筒3を集合シュート2から取り外すため
には、枢軸4に設けられている雄ねじ(図示せず)から
ナット(図示せず)を外す必要があるし、揺動ガイド筒
3をリンク11から取り外すためには、ピン121に設
けられている雄ねじ(図示せず)からナット(図示せ
ず)を外す必要がある。そして、固定ガイド筒6を基台
120から取り外すためには、ボルト122に螺合する
ナットを外す必要がある。更に、ゲート7、7を基台1
20から取り外すためには、ボルト123に螺合するナ
ットを外す必要がある。このようにして、ボルト又は雄
ねじからナットを取り外す作業を行うことは非常に手間
と時間が掛かるし、組み立て作業も同様の問題がある。
更に、ボルトやナットを紛失することがあるし、これら
の洗浄にも手間が掛かる。
【0006】本発明は、棒状物品の長さや充填重量に拘
わらず、整列ホッパ内に棒状物品を互いに隣合う状態で
綺麗に起立させることができ、この整列させた状態で容
器等に充填することができるようにすること、及びこの
整列装置の着脱を簡単に行うことができる整列装置を提
供することを目的の1つとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の棒
状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第1の本体
部、及びこの第1の本体部の下側開口部を開閉するため
の第1のゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ
内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が
鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するよう
に上記整列ホッパに対して水平方向の成分を有する振動
を行わせるホッパ駆動手段と、を備える整列装置におい
て、第1のゲートは、第1の本体部に設けられている支
点軸により回動自在に支持され、第1の本体部に設けら
れている係合部を上記整列装置の基台に設けられている
被係合部に係脱自在に係合させて、上記整列ホッパを上
記基台に取り付ける構成としたことを特徴とするもので
ある。
【0008】第2の発明は、複数の棒状物品を上側開口
部より受け入れる短筒状の第1の本体部、及びこの第1
の本体部の下側開口部を開閉するための第1のゲートを
有する上側整列ホッパと、第1の本体部の下側開口部よ
り排出された複数の棒状物品を上側開口部より受け入れ
る短筒状の第2の本体部、及びこの第2の本体部の下側
開口部を開閉するための第2のゲートを有する下側整列
ホッパと、上記上側及び下側の各整列ホッパ内に供給さ
れたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に
対して所定の角度以下の角度で起立するように上記上側
及び下側の各整列ホッパを同期させて水平方向の成分を
有する振動を行わせるホッパ駆動手段と、を備える整列
装置において、第1の本体部と第2の本体部が連結部を
介して互いに連結し、第1のゲートは、上記連結部、又
は第1の本体部に設けられている第1の支点軸により回
動自在に支持され、第2のゲートは、上記連結部、又は
第2の本体部に設けられている第2の支点軸により回動
自在に支持され、上記連結部に設けられている係合部を
上記整列装置の基台に設けられている被係合部に係脱自
在に係合させて、上記上側及び下側の整列ホッパを上記
基台に取り付ける構成としたことを特徴とするものであ
る。
【0009】第3の発明は、第1又は第2の発明に係る
整列装置において、上記係合部は、第1の棒状体又は下
側に向かって開口する係合溝であり、上記被係合部は、
第1の棒状体と係合可能な上側に向かって開口する被係
合溝又は上記係合溝と係合可能な第2の棒状体であるこ
とを特徴とするものである。第4の発明は、第1、第
2、又は第3の発明に係る整列装置において、上記ホッ
パ駆動手段は、上記基台に設けてあり、上記ホッパ駆動
手段が上記被係合部を振動させることを特徴とするもの
である。
【0010】第5の発明は、第1、第2、第3、又は第
4の発明に係る整列装置において、上記整列装置は、こ
の整列装置に計量済みの棒状物品を供給するための計量
装置、又は当該整列装置から棒状物品を受け入れて当該
整列済みの棒状物品を包装する包装機に対して接続させ
る位置に移動可能であり、当該整列装置と上記計量装
置、又は当該整列装置と上記包装機を互いに切り離す方
向に移動可能な形状及び大きさであって、移動手段を備
えていることを特徴とするものである。
【0011】第6の発明は、第1、第2、又は第3の発
明に係る整列装置において、第1の本体部に供給するた
めの棒状物品が予め定めた適正とされる範囲内のもので
あるか否かを判定手段により判定されて、その判定手段
により適正と判定された棒状物品を第1の本体部に供給
し、適正でないと判定された棒状物品を非適正物品の排
出位置に排出する振り分け手段を具備することを特徴と
するものである。
【0012】第7の発明は、第6の発明に係る整列装置
において、上記判定手段は、棒状物品が予め定めた許容
重量範囲内であるか否かを判定する重量判定手段と、棒
状物品に金属が混入しているか否かを判定する金属判定
手段と、を備えており、上記振り分け手段は、上記金属
判定手段により金属が混入していないと判定され、か
つ、上記重量判定手段により許容重量範囲内でないと判
定された棒状物品を許容重量範囲外の排出位置に排出
し、金属判定手段により金属が混入していると判定され
た棒状物品を金属混入物品の排出位置に排出することを
特徴とするものである。
【0013】第8の発明は、複数の棒状物品を上側開口
部より受け入れる短筒状の第1の本体部、及びこの第1
の本体部に設けられ第1の本体部の下側開口部を開閉す
るための第1のゲートを有する整列ホッパと、この整列
ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心
軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立す
るように上記整列ホッパを振動させるホッパ駆動手段
と、を備える整列装置において、上記ホッパ駆動手段
は、バネによって所定位置に支持されている上記整列ホ
ッパを、中心軸線が鉛直方向と略平行する螺旋の一部を
成す経路に沿って往復移動させて上記整列ホッパを振動
させることを特徴とするものである。
【0014】本発明によると、複数の棒状物品が整列ホ
ッパに供給された状態で、この整列ホッパの全体を振動
させることにより、整列ホッパ内に供給されたそれぞれ
の棒状物品を、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の
角度以下の角度で起立させることができる。そして、第
1のゲートを開放することにより、棒状物品を整列した
状態で排出することができる。
【0015】第1の発明によると、第1のゲートを第1
の本体部に設けてあるので、第1の本体部に設けられて
いる係合部を整列装置の基台に設けられている被係合部
に係合させることにより、互いに連結する第1の本体部
と第1のゲートを基台に同時に取り付けることができ
る。そして、係合部を被係合部から取り外すことによ
り、第1の本体部と第1のゲートを基台から同時に取り
外すことができる。
【0016】第2の発明によると、第1の本体部と第1
のゲートを互いに結合させると共に、第2の本体部と第
2のゲートを互いに結合させてあり、そして、第1の本
体部と第2の本体部を連結部を介して互いに連結させて
あるので、連結部に設けられている係合部を整列装置の
基台に設けられている被係合部に係合させることによ
り、第1の本体部等を備える上側整列ホッパと、第2の
本体部等を備える下側整列ホッパとを、基台に同時に取
り付けることができる。そして、係合部を被係合部から
取り外すことにより、互いに一体を成す上側整列ホッパ
と下側整列ホッパを基台から同時に取り外すことができ
る。
【0017】第3の発明によると、係合部である第1の
棒状体又は係合溝と、被係合部である被係合溝又は第2
の棒状体と、を互いに対応するものどうしを係合、又は
離脱させることにより、整列ホッパを基台に対して着脱
することができる。第4の発明によると、ホッパ駆動手
段を基台に設けてあり、このホッパ駆動手段により基台
に設けられている被係合部を振動させることにより整列
ホッパ、又は上側及び下側の整列ホッパを振動させるこ
とができる。
【0018】第5の発明によると、整列装置が移動可能
であり、この整列装置を移動させることにより、この整
列装置を計量装置又は包装機に対して接続させる位置に
移動させることができる。そして、整列装置と計量装
置、又は整列装置と包装機を互いに切り離す方向にこの
整列装置を移動させることができる。第6の発明による
と、第1の本体部に供給するための棒状物品が予め定め
た適正とされる範囲内のものであると判定手段により判
定されたときは、その棒状物品を振り分け手段により第
1の本体部に供給し、適正でないと判定されたときは、
その棒状物品を振り分け手段により非適正物品の排出位
置に排出することができる。
【0019】第7の発明によると、金属判定手段により
金属が混入していないと判定され、かつ、重量判定手段
により許容重量範囲内でないと判定された棒状物品を許
容重量範囲外の排出位置に排出し、金属判定手段により
金属が混入していると判定された棒状物品を金属混入物
品の排出位置に排出することができる。このように、金
属が混入しておらず、かつ、許容重量範囲外の棒状物品
と、金属混入物品と、を別々の位置に排出することがで
きる。第8の発明によると、ホッパ駆動手段は、バネに
よって所定位置に支持されている整列ホッパを中心軸線
が鉛直方向と略平行する螺旋の一部を成す経路に沿って
往復移動させて整列ホッパを振動させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る整列装置を充填装置
に適用した第1実施形態を各図を参照して説明する。図
6に示す68は、予め設定された重量の棒状物品(棒状
菓子)1を計量して排出する組合せ秤である。この組合
せ秤68により計量された計量済み棒状物品1は、集合
シュート69、及び整列シュート70を経て集合ホッパ
71に投入される。この集合ホッパ71に投入された棒
状物品1は、図5に示す2つの第1及び第2の振り分け
シュート72、73に交互に振り分けられて第1の溜め
ホッパ17及び第2の溜めホッパ74に溜められる。第
1及び第2の各溜めホッパ17、74に収容されている
計量済み棒状物品1は、所定のタイミングで各溜めホッ
パ17、74の内側ゲート18、75が開くことによ
り、各溜めホッパ17、74と対応して下方に設けられ
ている投入シュート20、20を介して第1及び第2の
それぞれの充填機構部14、14の上側整列ホッパ1
9、19に供給される。第1及び第2の各充填機構部1
4、14は、それぞれの下方の所定の充填位置に、コン
ベア16により順次搬送されてくる空のカップ(包装用
容器)15、15に計量済み棒状物品1を順次充填する
ことができる。そして、コンベア16は、これら計量済
み棒状物品1が充填されたカップ15、15を所定の取
り出し位置に順次搬送するようになっている。
【0021】組合せ秤68は従来公知のものであり、複
数の計量ホッパ(図示せず)を有し、各計量ホッパに供
給された棒状物品1の重量を計量し、組合せ演算部(図
示せず)がそれら計量された各棒状物品1の重量を種々
に組合わせて合計重量が所定の目標重量に等しいか若し
くは近い組合せを選択する。そして、組合せ演算部によ
り選択された組の合計重量が予め設定されている許容重
量範囲内であるとき、その組の棒状物品1を対応する各
計量ホッパから排出するものである。これら各計量ホッ
パから排出された計量済みの棒状物品1は、上記のよう
に、集合シュート69と整列シュート70を通って上記
の第1及び第2の各溜めホッパ17、74に交互に投入
される。
【0022】各上側整列ホッパ19、19に供給された
棒状物品1は、図5に示すそれぞれの下方に設けられて
いる各下側整列ホッパ21、21に供給される。そし
て、各下側整列ホッパ21、21に供給された棒状物品
1は、各下側整列ホッパ21、21の下方の所定の充填
位置にカップ15、15がコンベア16により搬送され
た時に、各下側整列ホッパ21、21に設けられている
第2のゲート22、22が開閉して、2つの各排出シュ
ート23、23を介して各カップ15、15に充填され
る。棒状物品1が充填されたカップ15、15は、コン
ベア16により搬送されてこの搬送中に蓋がシールされ
て所定の取り出し位置で取り出される。カップ15に蓋
をシールするのが包装機(図示せず)である。また、こ
のコンベア16には、空のカップ15が順次供給されて
おり、これらの空のカップ15に上記のようにして所定
の重量の棒状物品1が順次充填されていく。なお、棒状
物品1は、例えば直径が約5mm、長さが約60mmで
ある。カップ15は、例えば上側開口部の直径が約68
mm、底部の直径が約52mm、高さが約74mmであ
る。そして、各カップ15に充填される棒状物品1の本
数は例えば27本程度である。
【0023】図5に示す2組の第1及び第2の充填機構
部14、14は、基台24(図1及び図6参照)に固定
して取り付けてあり、この充填機構部14、14の下方
にコンベア16を配置してある。コンベア16は、移動
と停止を繰り返すようにモータにより間欠的に駆動され
ており、図5の紙面に対して垂直方向に、カップ15を
2列で搬送している。コンベア16上の2列に並んだカ
ップ15のうち、隣合う2つのカップ15が図1及び図
5に示す充填位置に搬送されて停止したときに、その2
つの各カップ15、15に所定重量の棒状物品1がそれ
ぞれ充填される。
【0024】次に、充填機構部14を説明する。2台の
第1及び第2の各充填機構部14は、それぞれ同一のも
のであるので、図5に示す左側の第1の充填機構部14
を説明し、右側の第2の充填機構部14の説明を省略す
る。第1の充填機構部14は、上側整列ホッパ19及び
下側整列ホッパ21を水平方向に振動させることによっ
て、上側及び下側の各整列ホッパ19、21に供給され
た互いに絡み合う複数の棒状物品1を、互いに隣合う状
態で起立させて整列させることができ、下側整列ホッパ
21内で整列させた棒状物品1を、この整列させた状態
でカップ15に充填することができるものである。図1
は、充填機構部14の正面図、図2は充填機構部14の
平面図、図3は充填機構部14から取り外した上側及び
下側の整列ホッパ19、21の拡大正面図であり、図4
は上側及び下側の整列ホッパ19、21が取り外された
充填機構部14の拡大正面図である。
【0025】第1の充填機構部14は、図1に示すよう
に、上側整列ホッパ(第1の整列ホッパ)19、下側整
列ホッパ(第2の整列ホッパ)21、振動機構部25、
及び振動用モータ(駆動部)26を備えている。上側整
列ホッパ19は、棒状物品1を上側開口部より受け入れ
る短円筒形の第1の本体部27と、この第1の本体部2
7の下側開口部を開閉するための第1のゲート28と、
第1の本体部27内に設けられている第1の仕切り部材
29と、を備えている。第1の仕切り部材29は、図7
に示すように、長方形の背の高い1枚の仕切り部材29
aと、仕切り部材29aよりも背の低い長方形の2枚の
仕切り部材29bと、から成っており、第1の本体部2
7の筒方向と平行し、第1の本体部27の中心を通る位
置に配置してある。仕切り部材29a、29bは、図8
(a)の平面図に示すように、十字を形成するように鉛
直方向に立てた状態で設けてある。そして、第1の仕切
り部材29の下縁は、図7に示すように、第1の本体部
27の下側開口縁部に一致させてある。なお、各部のそ
れぞれの寸法は、例えば、第1の本体部27は、直径が
約70mm、高さが約150mmである。仕切り部材2
9aと29bの高さは約80mmと約70mmである。
【0026】第1の仕切り部材29を設けている理由
は、上側整列ホッパ19内に供給される棒状物品1の長
さ(約60mm)が上側整列ホッパ19の第1の本体部
27の内径(約70mm)よりも短いので、第1の仕切
り部材29が設けられていなければ棒状物品1が第1の
ゲート28上で横倒しの状態になるが、図9に示すよう
に、第1の仕切り部材29を設けることによって、棒状
物品1を、その中心軸線が鉛直方向に対して予め設計し
た所定の45°以下の角度θを成す範囲内で起立させて
保持することができるからである。従って、第1の仕切
り部材29の高さ、枚数、及び配置は、棒状物品1を鉛
直方向に対して45°以下の角度を成す範囲内で起立さ
せて保持することができるように定めてある。このよう
に、棒状物品1の長さに応じた形状の第1の仕切り部材
29を設けることにより、比較的短い長さの棒状物品1
でも、これら棒状物品1を上側整列ホッパ19内で互い
に隣合う状態で起立するように整列させることができ、
この整列させた状態でこれらの棒状物品1を下方に設け
られている下側整列ホッパ21に充填することができ
る。
【0027】そして、第1の仕切り部材29は、第1の
本体部27の筒方向と略平行し、第1の本体部27の略
中心を通る位置に配置したことにより、棒状物品1を第
1の本体部27の上側開口部の略中心に投入することに
より、棒状物品1を第1の仕切り部材29により仕切ら
れている第1の本体部27の各部屋27a(図8参照)
に満遍なく供給することができる。これにより、或る部
屋27aに多数の棒状物品1が投入されたためにその部
屋27a内で棒状物品1が詰まるという現象が起こらな
いようにすることができる。
【0028】また、第1の本体部27の筒方向の長さ
(約150mm)は、棒状物品1の長さ(約60mm)
の2倍以上としてあるので、例えば棒状物品1がこの上
側整列ホッパ19に投入されたときに、2本の棒状物品
1が起立した状態で縦方向に重なった場合でも、上側の
棒状物品1の上端部が第1の本体部27の上側開口縁部
から上方に露出しないようにすることができ、これによ
り、上側の棒状物品1の上端部が、上側整列ホッパ19
の上方に設けられている投入シュート20の出口側縁部
に引っ掛かり、この棒状物品1が破損しないようにする
ことができる。
【0029】第1のゲート28は、図2の平面図に示す
ように、支点軸30を中心にして水平面内で回動自在に
支持されており、図2に示す閉位置で上側整列ホッパ1
9内の棒状物品1を保持し、二点鎖線で示す開位置で上
側整列ホッパ19内の棒状物品1を下方の下側整列ホッ
パ21に排出することができる。支点軸30は、図1に
示す第1の本体部27に設けられている第1の本体取付
部31の下縁に設けられている取付板31aに締め付け
固定されている。図1及び図2に示す32は、第1のゲ
ート駆動部である。この第1のゲート駆動部32は、エ
アーシリンダであり、図2に示すように、振動機構部2
5の振動部42に取付板42aを介して1台設けてあ
る。この第1のゲート駆動部32は、伸縮動作して、上
側整列ホッパ19の第1のゲート28を開閉させること
ができるものである。図2に示す33は、ゴム製のパッ
ドである。このパッド33は、第1のゲート28上に設
けてある。34は引っ張りコイルばねである。このばね
34は、開位置にある第1のゲート28を閉位置に戻す
ためのものであり、一方の端部が第1のゲート28と連
結し、他方の端部が第1の本体部27の下縁に固着して
いる鍔状部35と連結している。36は、係止部であ
る。この係止部36は、第1のゲート28が開位置から
閉位置に回動したときに、鍔状部35に設けられている
ゴム製のストッパ37と当接して第1のゲート28を閉
位置で停止させるためのものである。
【0030】下側整列ホッパ21は、棒状物品1を上側
開口部より受け入れる短円筒形の第2の本体部38と、
この第2の本体部38の下側開口部を開閉するための第
2のゲート22と、第2の本体部38内に設けられてい
る第2の仕切り部材39と、を備えている。この第1の
本体部27と第2の本体部38は、それぞれの筒方向の
中心軸線が互いに一致するように配置してある。第2の
仕切り部材39は、図3に示すように、第2の本体部3
8の上側開口縁部から下側開口縁部に亘って形成してあ
り、4枚(図には3枚現れている。)の長方形の仕切り
部材39から成っている。これら4枚の仕切り部材39
は、第1の仕切り部材29と同様に、第2の本体部38
の筒方向と平行し、第2の本体部38の中心を通る位置
に配置してある。そして、図8(a)の平面図に示すも
のと同様に、十字を形成するように鉛直方向に立てた状
態で設けてある。また、この第2の仕切り部材39によ
り形成された第2の本体部38内の4つの各部屋38a
は、第1の本体部27内に形成されているそれぞれと対
応する4つの各部屋27aの真下に配置してある。これ
により、第1の本体部27の4つの各部屋27aに略同
じ本数ずつ満遍なく投入されて収容されているそれぞれ
の棒状物品1を、それら各部屋27aと対応する第2の
本体部38の4つの各部屋38aに、そのままの本数を
維持して移し換えることができる。なお、各部のそれぞ
れの寸法は、例えば、第2の本体部38は、直径が約8
0mm、高さが約100mmである。従って、第2の仕
切り部材39の高さは約100mmである。
【0031】第2の仕切り部材39を設けている理由
は、上側整列ホッパ19に設けられている第1の仕切り
部材29と同様に、下側整列ホッパ21内に供給される
棒状物品1の長さ(約60mm)が下側整列ホッパ21
の第2の本体部38の内径(約80mm)よりも短い場
合でも、これら棒状物品1を下側整列ホッパ21内で互
いに隣合う状態で起立するように整列させることがで
き、この整列させた状態でこれらの棒状物品1を下方の
充填位置に搬送されてくるカップ15に充填することが
できるようにするためである。
【0032】そして、第2の本体部38に設けられてい
る第2の仕切り部材39は、第2の本体部38の上側開
口縁部から下側開口縁部に亘って形成してあるので、上
側整列ホッパ19内から排出されて下側整列ホッパ21
内に供給された棒状物品1が、第2の仕切り部材39に
より仕切られて形成されている各部屋38aと38a間
の移動を確実に防止することができる。そして、棒状物
品1が第2の本体部38に設けられている第2の仕切り
部材39の上縁に引っ掛からないように下側整列ホッパ
21に供給することができる。これにより、上側整列ホ
ッパ19内で整列した棒状物品1をその整列した状態で
下側整列ホッパ21内に供給することができる。
【0033】また、第2の本体部38の筒方向の長さ
(約100mm)は、棒状物品1の長さ(約60mm)
よりも十分に長くしてあるので、例えば棒状物品1がこ
の下側整列ホッパ21に投入されたときに、万一、いず
れかの棒状物品1が他の棒状物品1の側面の上に重なり
あった状態となり、上側の棒状物品1の上端部が少し競
り上がった状態となった場合でも、その上端部が第2の
本体部38の上側開口縁部から上方に露出しないように
することができ、これにより、上側の棒状物品1の上端
部が、第1のゲート28に引っ掛かり、この棒状物品1
が破損しないようにすることができる。
【0034】第2のゲート22は、図2の平面図に示す
第1のゲート28と同等のものであり、説明を省略す
る。なお、第2のゲート22の支点軸30は、図1に示
す第2の本体部38に設けられている第2の本体取付部
40の下縁に設けられている取付板40aに締め付け固
定されている。第2のゲート駆動部41は、図1に示す
ように、振動機構部25の振動部42に取付板42bを
介して1台設けてある。この第2のゲート駆動部41
は、伸縮動作して、下側整列ホッパ21の第2のゲート
22を開閉させることができるものである。そして、こ
れ以外のパッド33、引っ張りコイルばね34、係止部
36、及びストッパ37も、第1のゲート28に設けら
れているものと同等であり、同一の図面符号で示し詳細
な説明を省略する。また、図1に示すように、第1の本
体取付部31と第2の本体取付部40は、互いに略平行
する2枚の連結板(請求項2に記載の連結部)43、4
3を介して互いに連結しており、従って、この連結板4
3、43は、第1のゲート28を備える上側整列ホッパ
19と、第2のゲート22を備える下側整列ホッパ21
と、を互いに結合している。更に、この連結板43と4
3の間には2本の係合棒(棒状体)44、44を設けて
あり、2本の係合棒44、44のそれぞれの両端部が各
連結板43、43に結合している。この2本の係合棒4
4は、上下方向に互いに所定の間隔を隔てて配置されて
いる。更に、振動部42には、図1、図2、及び図4に
示すように、上部に2つの被係合部45、45を互いに
間隔を隔てて横に並べて設けてあり、下部にも2つの被
係合部45、45を互いに間隔を隔てて横に並べて設け
てある。上部の2つの被係合部45、45、及び下部の
2つの被係合部45、45は、それぞれ上側に開口する
U字形の被係合溝を備えている。そして、上側の係合棒
44を、振動部42に形成されている上側の2つの被係
合部45、45に係合させると共に、下側の係合棒44
を、振動部42に形成されている下側の2つの被係合部
45、45に係合させることにより、互いに結合する上
側及び下側の整列ホッパ19、21を振動部42に対し
て着脱自在に取り付けることができる構成となってい
る。更に、上側及び下側の各係合棒44を上方に持ち上
げることにより、それぞれが係合する合計4つの被係合
部45から取り外すことができ、これにより、互いに結
合する上側及び下側の整列ホッパ19、21を振動部4
2から取り外すことができる構成となっている。
【0035】上記のように構成された上側整列ホッパ1
9、及び下側整列ホッパ21によると、図1に示すよう
に、第1の本体部27と第1のゲート28を、第1の本
体取付部31、取付板31a、及び支点軸30を介して
互いに結合してあると共に、第2の本体部38と第2の
ゲート22を、第2の本体取付部40、取付板40a、
及び支点軸30を介して互いに結合してあり、そして、
第1の本体部27と第2の本体部38を連結板43を介
して互いに連結してある。従って、図3に示す互いに連
結する上側及び下側の整列ホッパ19、21を、図4に
示す振動部42に取り付けるときは、この互いに連結す
る上側及び下側の整列ホッパ19、21を作業者が手で
持って上方から下方に向かって移動させて、連結板43
に設けられている2本の係合棒44、44を、4つの各
被係合部(被係合溝)45に係合させればよい。これに
より、互いに連結する上側及び下側の整列ホッパ19、
21を、工具なしで振動部42に同時に簡単に取り付け
ることができる。そして、図3に示す互いに連結する上
側及び下側の整列ホッパ19、21を、図4に示す振動
部42から取り外すときは、この互いに連結する上側及
び下側の整列ホッパ19、21を作業者が手で持って上
方に移動させて、2本の係合棒44を被係合部45から
取り外すことにより、互いに一体を成す上側及び下側の
整列ホッパ19、21を、工具なしで振動部42から同
時に簡単に取り外すことができる。このように、棒状物
品1の形状の変更や、各整列ホッパ19、21に供給さ
れる棒状物品1の重量の変更の際に行われる上下の整列
ホッパ19、21の取り替えの手間を軽減することがで
き、取り替え時間を短縮することができる。これによ
り、整列ホッパの清掃も更に簡単に行うことができる。
【0036】そして、係合棒44を棒状体として形成
し、被係合部45を被係合溝として形成してあるので、
これらの構造が簡単であり、比較的高い強度が得られ、
洗浄が容易である。また、係合棒44及び被係合部45
にボルトやナットを使用していないので、これらの紛失
を防止することができる。
【0037】次に、振動機構部25を説明する。振動機
構部25は、図1乃至図4に示すように、水平方向に振
動する水平振動板46を備えている。この水平振動板4
6の側面には、ガイドレール47を設けてある。このガ
イドレール47の上下の各側面、及び背面には水平方向
に形成した案内溝48を合計3つ設けてある。各案内溝
48には、この案内溝48の側面と当接して転がり、対
応する各案内溝48に沿って相対的に水平移動自在であ
るローラ(カムフォロア)49が係合している。各ロー
ラ49は、ローラ軸により回動自在に支持されており、
各ローラ軸は支持板50、及びこの支持板50と結合す
る支持部材にネジ止めしてある。支持板50は、図1に
示すように、基台24に設けてあり、この基台24にブ
ラケット51を介して振動用モータ26を取り付けてあ
る。振動用モータ26は、ステッピングモータである。
この振動用モータ26の回転軸26aは、回転リンク5
2の一方の端部と結合しており、この回転リンク52の
他方の端部に偏心軸53を設けてある。この偏心軸53
は、振動用リンク54の一方の端部と回動自在に連結し
ている。振動用リンク54の他方の端部には、従動軸5
5が回動自在に連結している。この従動軸55は、水平
振動板46にネジで固定してある。
【0038】また、図1及び図2に示すように、水平振
動板46には、2本の連結部材56を設けてある。この
2本の連結部材56は、互いに所定の間隔を隔てて水平
に配置されており、各基端部が水平振動板46と結合
し、各先端部が振動部42に対してネジで締め付けられ
て結合している。振動部42には、上述したように、4
つの被係合部45を設けてある。
【0039】上記のように構成された振動機構部25に
よると、振動用モータ26が駆動して回転軸26aが所
定の方向に回転すると、回転リンク52が回転して、こ
の回転リンク52の回転運動が偏心軸53、振動用リン
ク54、及び従動軸55等により水平運動に変換され
て、水平振動板46を矢印57の方向に水平方向に振動
させることができる。これにより、この水平振動板46
と連結する第1及び第2のゲート駆動部32、41、並
びに第1及び第2のゲート28、22を備える上側及び
下側の整列ホッパ19、21を、この水平振動板46と
同期して水平方向に振動させることができる。
【0040】そして、基台24に設けられている振動用
モータ26により同じく基台24に設けられている被係
合部45を振動させることにより、上側及び下側の整列
ホッパ19、21を振動させる構成としたので、棒状物
品1の形状が異なる品種への変更等の際には、互いに連
結する上側及び下側の整列ホッパ19、21を取り替え
るだけでよく、振動用モータ26は基台24に取り付け
たままでよく取り替える必要がない。従って、棒状物品
1の品種の変更等の際の作業を軽減することができる。
そして、振動用モータ26は、異なる上側及び下側の整
列ホッパ19、21の組ごとに用意しておく必要がな
く、上側及び下側の整列ホッパ19、21の各組に対し
て共用することができるので、振動用モータ26の費用
の低減を図ることができる。
【0041】次に、図5及び図6を参照して集合シュー
ト69の出口と接続する整列シュート70等を説明す
る。整列シュート70は、図6に示すように、組合せ秤
68が設置されている架台77に約45°の角度で傾斜
させた状態で設けてあり、集合シュート69の出口から
排出された各組を構成する棒状物品1を、滑落方向に平
行させて整列させた状態で集合ホッパ71に投入するた
めのものである。集合ホッパ71は、図5に示すよう
に、整列シュート70から送り込まれた棒状物品1を受
け入れるための上側開口部と、2つの排出ゲート78、
79を備えている。左側の排出ゲート78を開閉するこ
とにより、集合ホッパ71内の棒状物品1を左側の振り
分けシュート72を介して左側の第1の溜めホッパ17
に投入することができる構成となっている。そして、右
側の排出ゲート79を開閉することにより、集合ホッパ
71内の棒状物品1を右側の振り分けシュート73を介
して右側の第2の溜めホッパ74に投入することができ
る構成となっている。
【0042】左側の第1の溜めホッパ17は、図5に示
すように、左側の振り分けシュート72からの棒状物品
1を受け入れるための上側開口部と、2つの排出ゲート
80、18を備えている。右側の排出ゲート18を開閉
することにより、第1の溜めホッパ17内の棒状物品1
を左側の投入シュート20を介して左側の第1の充填機
構部14の上側整列ホッパ19に投入することができる
構成となっている。そして、左側の排出ゲート80を開
閉することにより、第1の溜めホッパ17内の棒状物品
1を第1の排出シュート81上に排出することができる
構成となっている。右側の第2の溜めホッパ74は、右
側の振り分けシュート73からの棒状物品1を受け入れ
るための上側開口部と、2つの排出ゲート75、82を
備えている。左側の排出ゲート75を開閉することによ
り、第2の溜めホッパ74内の棒状物品1を右側の投入
シュート20を介して右側の第2の充填機構部14の上
側整列ホッパ19に投入することができる構成となって
いる。そして、右側の排出ゲート82を開閉することに
より、第2の溜めホッパ74内の棒状物品1を第2の排
出シュート83上に排出することができる構成となって
いる。
【0043】また、組合せ秤68には、重量選別装置と
金属検出装置を設けてある。重量選別装置は、計量ホッ
パから生成された計量信号に基づいて、集合ホッパ71
に投入される棒状物品1の組合わせ合計重量が許容重量
範囲内であるか否かを判定して、重量判定信号を生成す
るものである。金属検出装置は、金属検出器84から生
成された金属検出信号に基づいて、棒状物品1に異物と
しての金属が混入しているか否かを判定して金属判定信
号を生成するものである。重量選別装置は、重量判定手
段を備えている。重量判定手段は、組合せ秤68に設け
られている演算制御部(図示せず)によって構成されて
いる。この組合せ秤68に設けられている演算制御部
と、充填装置76の振り分け装置に設けられている演算
制御部とは、所定の接続線を介して電気的に接続してい
る。この重量判定手段によると、各計量ホッパから排出
されて集合ホッパ71に投入される棒状物品1の組合わ
せ合計重量が許容重量内であるか否かを判定して、その
重量判定信号を振り分け装置に設けられている演算制御
部に出力するようになっている。金属検出装置は、金属
検出器84と金属判定手段とを備えている。金属検出器
84は、図6に示す整列シュート70に設けてあり、整
列シュート70を滑落する棒状物品1に異物としての金
属が混入している場合に所定の金属検出信号を生成して
金属判定手段に出力するものである。金属判定手段は、
組合せ秤68に設けられている演算制御部(図示せず)
によって構成されている。この金属判定手段によると、
金属検出器84が生成した金属検出信号に基づいて、集
合ホッパ71に投入される棒状物品1に異物としての金
属が混入しているか否かを判定して、その金属判定信号
を振り分け装置に設けられている演算制御部に出力する
ようになっている。
【0044】充填装置76に設けられている振り分け装
置は、集合ホッパ71に投入された棒状物品1に関する
重量判定信号と金属判定信号が下記の3つの条件のうち
のいずれの条件に該当するかを判定し、その判定結果に
基づいて棒状物品1を、上側整列ホッパ19、19、並
びに第1及び第2の排出シュート81、83のうちのい
ずれかに振り分けるための装置である。従って、この振
り分け装置は、集合ホッパ71に投入された棒状物品1
を、この棒状物品1と対応する上記上側整列ホッパ19
等の各振り分け位置に振り分けるために、集合ホッパ7
1、並びに第1及び第2の溜めホッパ17、74に設け
られている各排出ゲートを予め定めたプログラムに従っ
て開閉させるようになっている。このプログラムは記憶
部(図示せず)に記憶されている。各排出ゲート78、
79、80、18、75、82は、各排出ゲートごとに
設けられているゲート駆動部(図示せず)が充填装置7
6の演算制御部から出力される制御信号によって動作す
ることにより開閉するようになっている。
【0045】この振り分け装置によると、組合せ秤68
の演算制御部から出力された重量判定信号と金属判定信
号に基づいて、集合ホッパ71に投入される棒状物品1
の組合わせ合計重量が予め設定されている許容重量範囲
内であり、かつ、異物としての金属を混入していないと
判定したときは(第1の条件)、その棒状物品1の組合
わせを図5に示す集合ホッパ71から排出させて第1及
び第2の充填機構部14、14の各上側整列ホッパ1
9、19に交互に投入するようになっている。そして、
集合ホッパ71に投入される棒状物品1の組合わせ合計
重量が許容重量範囲外であり、かつ、異物としての金属
を混入していないと判定したときは(第2の条件)、そ
の棒状物品1の組合わせを集合ホッパ71から排出させ
て第1の排出シュート81上に排出するようになってい
る。また、集合ホッパ71に投入される棒状物品1の組
合わせ合計重量が許容重量範囲内であるか否かに拘わら
ず、異物としての金属を混入していると判定したときは
(第3の条件)、その棒状物品1の組合わせを集合ホッ
パ71から排出させて第2の排出シュート83上に排出
するようになっている。
【0046】上記のように構成された振り分け装置によ
ると、集合ホッパ71に投入される棒状物品1の組合わ
せ合計重量が予め設定されている許容重量範囲内であ
り、かつ、異物としての金属を混入していないと判定し
たときにその棒状物品1を充填機構部14、14の上側
整列ホッパ19、19に投入するので、この充填機構部
14、14により適正な品質の棒状物品1のみをカップ
15、15に充填することができる。
【0047】そして、異物としての金属が混入していな
い許容重量範囲外である棒状物品1と、異物としての金
属が混入している棒状物品1と、を別々の第1と第2の
各排出シュート81、83に排出することができるの
で、第1の排出シュート81上に排出された金属が混入
していない許容重量範囲外の棒状物品1を、再度金属の
混入の有無を検査する手間をかけずに、例えばそのまま
組合せ秤68に戻してカップ15に充填することができ
る。
【0048】次に、充填機構部14、14の下方に配置
されている排出シュート23、23を図1及び図2を参
照して説明する。排出シュート23、23は、一対の各
下側整列ホッパ21、21に設けられている第2のゲー
ト22、22を開放することにより、各下側整列ホッパ
21、21の下側開口部から排出された棒状物品1を、
上側開口部から受け入れて下側開口部から排出し、その
下方の所定の充填位置に停止するカップ15、15に供
給するためのものであり、一対の各下側整列ホッパ2
1、21の下方にそれぞれ設けてある。この2つの排出
シュート23、23には、取付板62を略水平に配置し
て設けてある。この取付板62は、例えば上側整列ホッ
パ19内に供給されずにこぼれ落ちた棒状物品1や、上
側整列ホッパ19と下側整列ホッパ21との隙間からこ
ぼれ出た粉状物品を保持することができる受け皿として
形成してあり、一対の下側整列ホッパ21、21の下方
に比較的広い範囲に亘って形成してある。
【0049】次に、図6に示すように、充填装置76を
床に固定して設置されている組合せ秤68及びコンベア
16に対して連結することができ、及び充填装置76を
組合せ秤68及びコンベア16から切り離すことができ
る構成について説明する。つまり、組合せ秤68からそ
れよりも下方に配置されている整列シュート70までの
部分は、架台77に設けてある。そして、図5に示す充
填機構部を含み、集合ホッパ71からそれよりも下方に
配置されている排出シュート23、23までの部分は、
基台24に設けてある。図6に示す状態は、整列シュー
ト70の出口と集合ホッパ71の上側開口部とが互いに
接近して向かい合っており、この状態で架台77の下側
枠85と基台24の上側枠86とを例えばボルトとナッ
トにより締め付けて互いに結合してある。そして、基台
24はジャッキ87、・・・により支持されている。ま
た、充填装置76の排出シュート23、23の各出口
が、コンベア16上の充填位置で停止するカップ15、
15の上側開口部と一致するように、充填装置76とコ
ンベア16とを例えばボルトとナットにより締め付けて
互いに結合してある。このように、充填装置76の基台
24は、組合せ秤68及びコンベア16に対して結合さ
せたり、切り離す方向に移動可能な形状及び大きさに形
成してある。
【0050】次に、充填装置76を、図6に示す床88
に固定して設置されている組合せ秤68及びコンベア
(包装機)16から切り離して、例えば図6に示す組合
せ秤68及びコンベア16以外の別の組合せ秤68及び
コンベア(包装機)16に接続して使用する場合は、ま
ず、充填装置76と、組合せ秤68及びコンベア16
と、を互いに結合させているボルトとナットを取り外
す。そして、基台24のジャッキ87を調節して床88
面から切離し、基台24に設けられているキャスター
(移動手段)89・・・を床88に接触させる。次に、
キャスター89によりこの充填装置76が設けられてい
る基台24を支持させた状態で基台24を所望の組合せ
秤68及びコンベア16が設置されている位置に移動さ
せる。しかる後に、基台24の上側枠86を当該組合せ
秤68の下側枠85に対してボルトとナットにより締め
付けて結合すると共に、基台24を当該コンベア16に
対してボルトとナットにより締め付けて結合する。
【0051】上記のように構成された充填装置76によ
ると、充填装置76がキャスター89により移動可能で
あり、充填装置76と組合せ秤68、又は充填装置76
とコンベア16を互いに切り離す方向にこの充填装置7
6を移動させることができる。そして、充填装置76を
移動させることにより、充填装置76を所望の組合せ秤
68又はコンベア16(包装機)に接続するための位置
に移動させて接続することができる。これにより、充填
装置76を複数台の各組合せ秤68に対して共用して使
用することができるので経済的である。そして、充填装
置76を組合せ秤68に接続させて使用しない場合は、
充填装置76を他の場所に移動させることができるの
で、手間と時間をかけずに作業内容の変更を簡単に行う
ことができる。また、コンベア16(包装機)を水で洗
浄できない場合は、充填装置76をコンベア16から切
り離して水で洗浄することができるので、充填装置76
の洗浄を簡単に行うことができる。
【0052】次に、水平方向に振動する上側及び下側の
整列ホッパ19、21を所定の原点位置で停止させるた
めの停止制御部(図示せず)を説明する。この停止制御
部は、下側整列ホッパ21の筒方向の中心軸線を排出シ
ュート23の上側の開口部の中心に一致させた状態で確
実に停止させるためのものである。このように、下側整
列ホッパ21の筒方向の中心軸線が排出シュート23の
上側開口部の中心に一致する所定の充填位置(原点位
置)にこの下側整列ホッパ21を停止させた状態で第2
のゲート22を開放することにより、各下側整列ホッパ
21、21内に起立して整列した状態で収容されている
複数の棒状物品1を、その下方の所定の充填位置で停止
している対応する各カップ15、15内にその整列した
状態を乱すことなく充填することができる。この停止制
御部は、原点検出センサ65と、平均時間算出手段と、
振動数変更手段と、停止手段と、を備えている。これら
平均時間算出手段、振動数変更手段、及び停止手段は、
制御部と、この制御部と接続する記憶部(図示せず)に
記憶されている所定のプログラムと、により構成されて
いる。図10は、この停止制御部による制御を示すタイ
ミングチャートである。
【0053】原点検出センサ65は、透過型フォトセン
サであり、図1に示すように、基台24に固定して設け
てあり、制御部と接続している。この原点検出センサ6
5は、振動用モータ26の回転軸26aに設けられてい
る遮光板66を検出したときに、図10に示す原点検出
信号67、・・・を生成して制御部に出力するようにな
っている。原点検出センサ65が原点検出信号67を生
成した時は、下側整列ホッパ21が上記所定の充填位置
(原点位置)にある時である。平均時間算出手段は、予
め設定されている比較的高速度で回転する振動用モータ
26の回転軸26aが1回転するのに掛かる時間の平均
時間th を算出するための手段である。この平均時間t
h は、原点検出センサ65が原点検出信号67を生成し
た時間間隔を平均することで算出している。この平均時
間th は、この実施形態では約180msである。振動
用モータ26を所定の高速度で回転させることにより、
上側及び下側の各整列ホッパ19、21に収容されてい
る棒状物品1を短時間で確実に整列させることができ
る。振動数変更手段は、回転軸26aが原点位置(第1
の回転位置)を通過したことを原点検出センサ65が検
出した時から平均時間th よりも短い所定の調整時間t
1 (=170ms)が経過した時の回転軸26aの回転
位置を第2の回転位置(図10参照)として、この第2
の回転位置で回転軸26aを停止、又は減速させるため
の手段である。調整時間t1 は、平均時間th に基づい
て振動数変更手段が算出したものであり、図10に示す
第1のタイマが測定している。停止手段は、振動数変更
手段により制御されて第2の回転位置で回転が停止、又
が減速した回転軸26aを、予め設定されている比較的
低速度で回転させて、回転軸26aを原点位置(第1の
回転位置)で停止させるための手段である。この第2の
回転位置にある回転軸26aを低速度で回転させて原点
位置で停止させる方法は、振動用モータ26であるステ
ッピングモータが備えている機能により、所定の電気パ
ルスを入力として、パルス数に対応した機械角度を回転
させることにより上記原点位置で停止させるようにして
いる。
【0054】停止制御部によると、まず、上側及び下側
の各整列ホッパ19、21内の棒状物品1を整列させる
ために、比較的高速度で回転する振動用モータ26の回
転軸26aが1回転するのに掛かる時間の平均時間th
を平均時間算出手段が算出する。次に、上側及び下側の
整列ホッパ19、21の振動を停止させて、下側整列ホ
ッパ21内の棒状物品1をカップ15内に充填するとき
は、振動数変更手段により、回転軸26aに設けられて
いる遮光板66が原点位置(第1の回転位置)を通過し
た時に、その遮光板66を原点検出センサ65が検出し
た時から平均時間th よりも短い所定の調整時間t1
経過した時の回転軸26aの回転位置を第2の回転位置
として、回転軸26aをその第2の回転位置で停止、又
は減速させる。そして、停止手段により、振動数変更手
段により制御されて第2の回転位置で回転が停止、又が
減速した回転軸26aを、予め設定されている比較的低
速度で回転させて、回転軸26aを原点位置(第1の回
転位置)で停止させることができる。このように、下側
整列ホッパ21内の整列した棒状物品1をカップ15に
充填するときは、上側及び下側の整列ホッパ19、21
を比較的低い振動数で振動させた状態にして停止させて
いるので、上側及び下側の整列ホッパ19、21の慣性
力を小さくすることができ、これにより、振動する下側
整列ホッパ21、21を予め定めた所定の充填位置に確
実に停止させることができる。そして、上側及び下側の
整列ホッパ19、21の振動数を低下、又は振動を停止
させるための第2の回転位置を、回転軸26aの遮光板
66が原点位置(第1の回転位置)を通過したことを原
点検出センサ65が検出した時から調整時間t 1 が経過
した時点を第1のタイマにより計測することにより検出
することができ、このようにしたことにより、第2の回
転位置を検出するために例えばステッピングモータのス
テップ数をカウントするような複雑な制御が不要であ
り、この充填装置76の構造を簡単にすることができる
し、費用の低減を図ることができる。
【0055】次に、図10を参照して充填機構部14、
14(充填装置76)の充填サイクルを説明する。図5
において、今、組合せ秤68により所定の重量ずつ計量
された複数本の棒状物品1がそれぞれ溜めホッパ17、
74に投入されているとする。ここで、組合せ秤68、
充填機構部14、及びカップ15を包装するための包装
機を連動して稼働させるための自動運転のスイッチをO
Nにする(ステップ10)。すると、各振動用モータ2
6が高速度で回転し(ステップ12)、回転軸26aが
1回転するごとに原点検出センサ65が原点検出信号を
生成する(ステップ14)。更に、第2のタイマが予め
設定されている振動時間t2 の測定を開始すると共に
(ステップ16)、この充填機構部14が組合せ秤68
に対して物品投入信号を送信する(ステップ18)。物
品投入信号を組合せ秤68に送信すると、一対の各溜め
ホッパ17、74の内側ゲート18、75を開放して、
棒状物品1を対応する一対の各上側整列ホッパ19内に
供給することができる。なお、物品投入信号を組合せ秤
68に送信することにより、所定のタイミングで計量済
み棒状物品1が集合ホッパ71に投入される。第2のタ
イマは、上側及び下側の各整列ホッパ19、21内に棒
状物品1が投入されている状態で、予め設定されている
振動時間t2 だけ振動用モータ26を高速度で回転させ
るためのものである。そして、振動時間t2 は、この時
間だけ振動用モータ26を高速度で回転させることによ
り、下側整列ホッパ21内の棒状物品1をカップ15に
充填する際に、この棒状物品1が起立して整列している
ように設定されている。ただし、図10に示すように、
上側整列ホッパ19内に棒状物品1が投入されている
が、下側整列ホッパ21内に棒状物品1が投入されてい
ない状態では、振動時間t2 が経過した後も(ステップ
20)、振動用モータ26を停止させずに、上側整列ホ
ッパ19内の棒状物品1を下側整列ホッパ21内に投入
すると共に、上側整列ホッパ19に次の棒状物品1を投
入するようにしている。
【0056】また、振動用モータ26が高速度で回転し
て、上側及び下側の整列ホッパ19、21を高い振動数
で水平方向に振動している状態で各上側整列ホッパ19
内に棒状物品1が投入されるように投入のタイミングが
決められている。つまり、上側整列ホッパ19の第1の
本体部27に第1の仕切り部材29を設けたことによ
り、上側整列ホッパ19に投入された棒状物品1を起立
させた状態で保持することができるが、上側整列ホッパ
19に棒状物品1を投入する際に、棒状物品1がこの第
1の仕切り部材29の上縁に引っ掛かる恐れがあるの
で、上側整列ホッパ19を振動させている状態で棒状物
品1を第1の本体部27に投入することにより、棒状物
品1が第1の仕切り部材29に引っ掛からないようにす
ることができる。
【0057】次に、第2のタイマの振動時間t2 がタイ
ムアップすると(ステップ20)、一対の各上側整列ホ
ッパ19の第1のゲート28を開閉して(ステップ2
2)、各上側整列ホッパ19内の棒状物品1を各下側整
列ホッパ21内に投入し、投入信号を生成する(ステッ
プ24)。この投入信号によって、一対の各上側整列ホ
ッパ19内に次の棒状物品1が投入され、2組の上側及
び下側の各整列ホッパ19、21に棒状物品1が投入さ
れた状態となる。この時、第2のタイマが振動時間t2
の測定を開始する(ステップ26)。このように、上側
及び下側の両方の整列ホッパ19、21を同期させて振
動させている状態で、上側整列ホッパ19内の棒状物品
1を下側整列ホッパ21に投入することができるので、
棒状物品1が上側及び下側の各整列ホッパ19、21に
設けられているそれぞれの仕切り部材に引っ掛からない
ように、棒状物品1を下側整列ホッパ21に供給するこ
とができる。
【0058】次に、第2のタイマの振動時間t2 がタイ
ムアップすると(ステップ28)、停止制御部による制
御が行われる。つまり、第2のタイマがタイムアップし
た後に最初に原点検出信号67が制御部に入力した時に
(ステップ30)、第1のタイマが調整時間t1 の測定
を開始する(ステップ32)。この調整時間t1 は、回
転軸26aが高速度で回転しているときに、振動数変更
手段が平均時間th を自動的に算出してこの平均時間t
h に基づいて自動的に算出したものである。そして、振
動数変更手段は、第1のタイマの調整時間t1 がタイム
アップすると(ステップ34)、回転軸26aをそのタ
イムアップした時の回転位置(第2の回転位置)で停
止、又は減速させる。そして、停止手段は、振動数変更
手段により制御されて第2の回転位置で回転が停止、又
が減速した回転軸26aを、予め設定されている比較的
低速度で回転させて、回転軸26aを原点位置(第1の
回転位置)で確実に停止させることができる(ステップ
36)。この状態では、一対の各下側整列ホッパ21内
に収容されている棒状物品1は、互いに隣り合わせの状
態で、きちんと起立して整列した状態となっている。な
お、振動用モータ26は、図10に示すステップ12で
回転を開始したときから第1のタイマがタイムアップす
る第2の回転位置となるまでは高速度で所定の方向に回
転し、第2の回転位置から原点位置(第1の回転位置)
までの1回転未満の所定の角度範囲は低速度で同方向に
回転し、しかる後に、原点位置で停止する。
【0059】次に、充填機構部14が排出準備完了信号
を生成する(ステップ38)。この時、包装機からこの
充填機構部14に対して既に排出要求信号が送信されて
いるので、この排出要求信号を確認した後に(ステップ
40)、一対の各下側整列ホッパ21の振動が停止した
状態で各第2のゲート22を開閉すると共に(ステップ
42)、第1のゲート用ディレイタイマのディレイ時間
の測定を開始する(ステップ44)。このように、各下
側整列ホッパ21の第2のゲート22を開閉することに
より、充填位置に停止している2つの各カップ15にそ
れぞれ所定の重量の棒状物品1を綺麗に隣り合わせに整
列した状態で充填することができる。棒状物品1が充填
された各カップ15は、コンベア16により後段に搬送
されて、蓋がシールされて包装される。そして、第1の
ゲート用ディレイタイマのディレイ時間がタイムアップ
すると(ステップ46)、第1のゲート28を開閉して
(ステップ48)、各上側整列ホッパ19内の棒状物品
1を空の各下側整列ホッパ21内に投入し、投入信号を
生成する(ステップ50)。この投入信号によって、一
対の各上側整列ホッパ19内に次の棒状物品1が投入さ
れ、2組の上側及び下側の各整列ホッパ19、21に棒
状物品1が投入された状態となる。また、一対の各下側
整列ホッパ21の第2のゲート22が閉じた時に、振動
用モータ26を高速度で回転させているので(ステップ
52)、上側及び下側の整列ホッパ19、21を高い振
動数で振動させている状態で、各第1のゲート28を開
閉して各上側整列ホッパ19内の棒状物品1を各下側整
列ホッパ21内に投入することができるし、各上側整列
ホッパ19に棒状物品1を投入することができる。ま
た、一対の各下側整列ホッパ21の第2のゲート22が
閉じた時に、第2のタイマが振動時間t2 の測定を開始
する(ステップ54)。第2のタイマの振動時間t2
タイムアップすると(ステップ56)、上記と同様に、
停止制御部による制御が行われて回転軸26aが原点位
置で停止する(ステップ28〜36)。そして、各下側
整列ホッパ21内の棒状物品1が対応する各カップ15
に充填することができ(ステップ38〜42)、更に、
2組の上側及び下側の整列ホッパ19、21を高い振動
数で振動させている状態で、上側及び下側の各整列ホッ
パ19、21内に棒状物品1を投入することができる
(ステップ44〜56)。このように、ステップ28〜
56で説明した制御を順次行うことにより、順次充填位
置に搬送されてくる各カップ15に棒状物品1を充填す
ることができる。
【0060】上記のように構成された充填機構部14に
よると、上側及び下側の各整列ホッパ19、21内に供
給されたそれぞれの棒状物品1を互いに隣合う状態で起
立させるように水平方向に振動させて、下側整列ホッパ
21から排出する段階で、この下側整列ホッパ21内の
棒状物品1を互いに隣合う状態で起立させることができ
る。これにより、棒状物品1をこのように整列した状態
で排出することができるので、例えば所定の重量又は本
数の棒状物品1をカップ15等にに充填する場合、その
カップ15内から溢れさせることなく、見栄え良く互い
に隣合うようにして起立させた状態で充填することがで
きる。
【0061】そして、上側と下側の2つの整列ホッパ1
9、21を振動させて、この振動により整列させた棒状
物品1を、下側整列ホッパ21から排出してカップ15
に充填することができるので、所定時間当たりに整列済
みの棒状物品1をカップ15に充填する回数を、1つの
整列ホッパにより整列させて充填する場合の約2倍にす
ることができる。これにより、棒状物品1の高速充填を
実現することができる。
【0062】次に、本発明に係る整列装置を充填装置に
適用した第2実施形態を図11及び図12を参照して説
明する。第1実施形態と第2実施形態の充填装置76と
90が相違するところは、上側及び下側の整列ホッパ1
9、21を振動させる振動機構部25と振動用モータ2
6の構成である。これ以外は、第1実施形態と同等であ
るので、同一部分を同一の図面符号で示し、それらの詳
細な説明を省略する。この実施形態の充填装置90は、
図11及び図12に示す充填機構部91を2組備えてい
る。この2組の充填機構部91、91は、図5に示す第
1実施形態の充填機構部14、14と同様に、所定の間
隔を隔てて互いに平行し、同じ高さに設けてある。そし
て、この2組の充填機構部91、91は、同一のもので
あるので一方を説明し、他方の説明を省略する。充填機
構部91は、振動機構部92と振動駆動部(ホッパ駆動
手段)93を備えており、この1組の振動機構部92と
振動駆動部93に対して、第1実施形態と同様に1組の
上側及び下側の整列ホッパ19、21を取り付けてあ
る。振動機構部92は、図11に示すように、円板状の
固定台94を有している。固定台94は、この固定台9
4の振動を吸収するための複数のコイルバネ95、・・
・を介して基台24に設置されている。固定台94の上
面には、3枚の板ばね96を介して円板状の振動板97
を取り付けてあり、この振動板97は3枚の板ばね96
により支持されている。振動板97の上面には支持部材
98を設けてあり、この支持部材98の先端部に振動部
42を設けてある。この振動部42には、第1実施形態
と同等の被係合部45を上下の各位置に2つずつ設けて
あり、第1実施形態と同様に、この被係合部45に2本
の各係合棒44が係合し、これによって互いに結合する
1組の上側及び下側の整列ホッパを振動部42に取り付
けてある。3枚の板ばね96は、振動板97の外周に沿
って約120°おきに配置してあり、それぞれの上端部
を振動板97の下面にボルト99により締め付けて結合
してあり、それぞれの下端部を固定台94の上面にボル
ト100により締め付けて結合してある。また、3枚の
各板ばね96は、図11に示すように、固定台94の外
側から見て、下端部から左斜め上方に向かって伸延して
上端部が振動板97と結合するように配置してある。
【0063】振動駆動部93は、電磁石であり、固定台
94の上面の中央部に配置してある。振動駆動部93の
上面には吸引部101を設けてあり、この吸引部101
と所定の隙間を隔ててその上方に被吸引部102を配置
してある。この被吸引部102は、振動板97の下面の
中央部に設けてある。振動駆動部93は、直流電源によ
り駆動されるものであり、この充填装置90に設けられ
ている所定の駆動基板(図示せず)により生成される駆
動パルスが入力することにより駆動して吸引力を発生
し、被吸引部102を吸引することができる。従って、
駆動基板により生成される駆動パルスの時間当たりの発
生パルス数を変更することにより吸引力の時間当たりの
発生回数を変更することができる。これにより、振動板
97の振動の振幅と振動周波数を変更することができ
る。また、駆動パルスのパルス幅を変更することによっ
て振動板97の振動の振幅を変更することができる。
【0064】上記のように構成された振動機構部92と
振動駆動部93によると、振動駆動部93に吸引力が働
くと、この吸引力により振動板97が3枚の板ばね96
のバネ力に抗して吸引部101側の下方に向かって移動
する。この時、3枚の各板ばね96は、図11に示すよ
うに、上端部が下端部を中心にして反時計方向に撓むこ
とにより振動板97が上方から見て時計方向に所定の角
度だけ回転する。そして、振動駆動部93の吸引力が解
除されると、振動板97が3枚の板ばね96のバネ力に
よって吸引部101から離れる方向の上方に向かって移
動する。この時、3枚の各板ばね96は、図11に示す
ように、上端部が下端部を中心にして時計方向に撓むこ
とにより振動板97が上方から見て反時計方向に所定の
角度だけ回転する。このようにして、振動駆動部93の
吸引力の発生と解除を高速に繰り返すことにより、振動
板97に取り付けられている上側及び下側の整列ホッパ
19、21を、中心軸線が振動板97の中心を通り鉛直
方向と略平行する螺旋の一部を成す所定の経路に沿って
往復移動させて振動させることができる。
【0065】そして、振動駆動部93の吸引力が解除さ
れると、上側及び下側の整列ホッパ19、21が3枚の
板ばね96によって図11に示す所定の上昇位置に支持
された状態となるので、下側整列ホッパ21内の棒状物
品1を排出するために第2のゲート22を開放すると、
下側整列ホッパ21の下方の所定の充填位置に停止して
いるカップ15に棒状物品1を充填することができる。
つまり、下側整列ホッパ21内の棒状物品1を所定の充
填位置にあるカップ15内に充填するためには、振動す
る上側及び下側の整列ホッパ19、21をカップ15の
充填位置と対応する所定の位置に停止させる必要がある
が、振動駆動部93の吸引力が解除されると、上側及び
下側の整列ホッパ19、21が3枚の板ばね96によっ
て所定の位置に自動的に支持されて停止した状態とな
り、棒状物品1を各カップ15に確実に充填することが
できる。これにより、第1実施形態の充填装置76に設
けられている、上側及び下側の整列ホッパ19、21を
所定の充填位置に停止させるための停止制御部を省略す
ることができる。
【0066】ただし、上記各実施形態では、上側及び下
側の各整列ホッパ19、21に設けられている第1及び
第2の仕切部材29、39を、図8(a)の平面図に示
すように、十字を形成するように鉛直方向に立てた状態
で設けたが、これに代えて、第1及び第2の本体部2
7、38の各内径と棒状物品1の長さに応じて図8
(b)の平面図に示すように、各本体部の中心から3方
向に放射状に伸延するように鉛直方向に立てた状態で設
けてもよい。また、上記各実施形態では、組合せ秤68
により計量した棒状物品1を各上側整列ホッパ19に供
給したが、組合せ秤68以外の計量装置により計量した
棒状物品1を各上側整列ホッパ19に供給してもよい。
【0067】更に、上記各実施形態では、上側整列ホッ
パ19と下側整列ホッパ21を備える構成としたが、こ
れに代えて、下側整列ホッパ21を省略し、上側整列ホ
ッパ19により整列させた棒状物品1をカップ15に充
填する構成としてもよい。そして、上記各実施形態で
は、図3に示すように、上側と下側の整列ホッパ19、
21を互いに連結させている連結板43に2本の係合棒
44を設け、そして、図4に示すように、振動部42に
は上側に開口する被係合溝である被係合部45を設けた
が、これに代えて、図には示さないが、連結板43の上
部と下部に下側に開口する被係合溝である被係合部を2
つずつ設け、そして、振動部42の上部と下部に第1実
施形態と同等の係合棒44を1本ずつ設けた構成として
もよい。この構成とすることにより、連結板43に設け
た各被係合部(被係合溝)を振動部42に設けた対応す
る2本の各係合棒に係合させることにより上側及び下側
の整列ホッパ19、21を振動部42に工具なしで簡単
に取り付けることができるし、上側及び下側の整列ホッ
パ19、21を振動部42から工具なしで簡単に取り外
すことができる。
【0068】また、上記各実施形態では、上側及び下側
の整列ホッパ19、21を1台の振動用モータ26、又
は振動駆動部93により駆動して振動させる構成とした
が、これに代えて、上側及び下側の整列ホッパ19、2
1をそれぞれ別々の振動用モータ26、又は振動駆動部
93により駆動して振動させる構成としてもよい。この
場合、上側整列ホッパ19内の棒状物品1を下側整列ホ
ッパ21内に投入するときには、上側及び下側の整列ホ
ッパ19、21のそれぞれの中心軸線を略一致させる。
そして、下側整列ホッパ21内の棒状物品1をカップ1
5に充填するときは、下側整列ホッパ21と排出シュー
ト23の上側開口部のそれぞれの中心軸線を略一致させ
る。
【0069】また、第1実施形態では、振動数変更手段
は、回転軸26aが原点位置(第1の回転位置)を通過
したことを原点検出センサ65が検出した時から平均時
間t h よりも短い調整時間t1 が経過した時の回転軸2
6aの回転位置を第2の回転位置として回転軸26aを
停止、又は減速させたが、これに代えて、回転軸26a
が原点位置(第1の回転位置)を通過したことを原点検
出センサ65が検出した時から平均時間th に等しい調
整時間、又は平均時間th よりも長い調整時間が経過し
た時の回転軸26aの回転位置を第2の回転位置として
回転軸26aを停止、又は減速させて、しかる後に、上
記と同様に、回転軸26aを所定の低速度で回転させて
原点位置で停止させてもよい。
【0070】更に、上記各実施形態では、上側及び下側
の各整列ホッパ19、21の第1及び第2の本体部2
7、38を、断面形状が円形の筒状体としたが、これに
代えて、断面形状が略正方形の筒状体としてもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明によると、整列ホッパ内に供給さ
れたそれぞれの棒状物品を互いに隣合う状態で起立させ
ることができるので、棒状物品をこのように整列した状
態で排出することができる。これにより、例えば所定の
重量又は本数の棒状物品を所定の容器に充填する場合、
その容器内から溢れさせることなく、見栄え良く互いに
隣合うようにして起立させた状態で充填することができ
る。
【0072】第1の発明によると、第1の本体部に設け
られている係合部を整列装置の基台に設けられている被
係合部に係合させることにより、互いに連結する第1の
本体部と第1のゲートを基台に同時に取り付けることが
できるし、係合部を被係合部から取り外すことにより、
第1の本体部と第1のゲートを基台から同時に取り外す
ことができる。従って、棒状物品の形状が変更する品種
への変更や、整列ホッパに供給される棒状物品の重量の
変更の際に行われる整列ホッパの取り替えの手間を軽減
することができ、取り替え時間を短縮することができ
る。これにより、整列ホッパの清掃も簡単に行うことが
できる。
【0073】第2の発明によると、連結部に設けられて
いる係合部を整列装置の基台に設けられている被係合部
に係合させることにより、互いに連結して一体を成す上
側整列ホッパと下側整列ホッパを基台に同時に取り付け
ることができるし、係合部を被係合部から取り外すこと
により、上側整列ホッパと下側整列ホッパを基台から同
時に取り外すことができる。このように、互いに連結し
て一体を成す2つの整列ホッパを同時に基台に対して着
脱することができるので、棒状物品の形状が変更する品
種への変更や、各整列ホッパに供給される棒状物品の重
量の変更の際に行われる整列ホッパの取り替えの手間を
軽減することができ、取り替え時間を短縮することがで
きる。これにより、上側及び下側の2つの整列ホッパの
清掃も更に簡単に行うことができる。
【0074】第3の発明によると、係合部を第1の棒状
体又は係合溝として形成し、被係合部を被係合溝又は第
2の棒状体として形成してあるので、係合部と被係合部
との係脱の作業を工具を使用せずに簡単に行うことがで
きる。また、構造が簡単であり、比較的高い強度が得ら
れ、洗浄が容易である。更に、係合部及び被係合部にボ
ルトやナットを使用していないので、これらの紛失を防
止することができる。
【0075】第4の発明によると、基台に設けられてい
るホッパ駆動手段により同じく基台に設けられている被
係合部を振動させることにより、整列ホッパ、又は上側
及び下側の整列ホッパを振動させる構成としたので、棒
状物品の形状が変更する品種への変更等の際には、整列
ホッパ、又は上側及び下側の整列ホッパを取り替えるだ
けでよく、ホッパ駆動手段を取り替える必要がない。従
って、棒状物品の形状が変更する品種への変更等の際の
手間を軽減することができる。そして、ホッパ駆動手段
は、異なる整列ホッパ、又は上側及び下側の整列ホッパ
ごとに用意しておく必要がなく、各整列ホッパ等に対し
て共用することができるので、ホッパ駆動手段の費用の
低減を図ることができる。
【0076】第5の発明によると、例えば複数台の計量
装置が固定して設置されている場合、整列装置を必要と
する計量装置の場所まで移動させてこの整列装置を接続
させて使用することができる。つまり、整列装置を複数
台の各計量装置に対して共用して使用することができる
ので経済的である。そして、整列装置を計量装置に接続
させて使用しない場合は、この整列装置を他の場所に移
動させることができるので、手間と時間をかけずに作業
内容の変更を行うことができる。また、包装機を水で洗
浄できない場合は、整列装置を包装機から切り離して水
で洗浄することができるので、整列装置の洗浄を簡単に
行うことができる。
【0077】第6の発明によると、判定手段により適正
であると判定された棒状物品を、振り分け手段により第
1の本体部に供給し、適正でないと判定された棒状物品
を、振り分け手段により非適正物品の排出位置に排出す
る構成であるので、整列装置から適正な品質の棒状物品
のみを排出させることができる。第7の発明によると、
金属が混入しておらず許容重量範囲外である棒状物品
と、金属混入物品と、を別々の位置に排出することがで
きるので、所定の排出位置に排出されている金属が混入
していない許容重量範囲外の棒状物品を、再度金属の混
入の有無を検査する手間をかけずに、例えばそのまま計
量装置に戻して利用することができる。
【0078】第8の発明によると、ホッパ駆動手段が停
止すると、整列ホッパがバネによって所定位置に支持さ
れた状態となるので、第1の本体部内の棒状物品を排出
するために第1のゲートを開放すると、第1の本体部の
下方の所定の位置に棒状物品を排出することができる。
つまり、整列ホッパ内の棒状物品を所定位置にある容器
内に排出するためには、振動する整列ホッパを所定の位
置に停止させる必要があるが、ホッパ駆動手段が停止す
ると、整列ホッパがバネによって所定位置に自動的に支
持された状態となるので、整列ホッパを所定の位置に停
止させるための装置が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る充填装置の正面
図である。
【図2】同第1実施形態に係る充填装置の一部省略平面
図である。
【図3】同第1実施形態に係る充填装置の上側及び下側
の整列ホッパの拡大正面図である。
【図4】同第1実施形態に係る充填装置の振動機構部及
び被係合部の拡大正面図である。
【図5】同第1実施形態に係る集合ホッパ、一対の溜め
ホッパ、及び充填装置等を示す側面図である。
【図6】同第1実施形態に係る組合せ秤及び充填装置の
全体を示す図である。
【図7】同第1実施形態の上側整列ホッパに設けられて
いる第1の仕切り部材を示す斜視図である。
【図8】(a)同第1実施形態の上側整列ホッパに設け
られている第1の仕切り部材を示す平面図、(b)は同
発明の他の実施形態の仕切り部材を示す平面図である。
【図9】同第1実施形態の上側整列ホッパに供給された
棒状物品が第1の仕切り部材に凭れかけた状態を示す断
面図である。
【図10】同第1実施形態の充填装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図11】同発明の第2実施形態に係る充填装置の振動
機構部及び振動駆動部を示す正面図である。
【図12】同第2実施形態に係る充填装置の振動機構部
及び振動駆動部を示す平面図である。
【図13】従来の充填装置の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 棒状物品 14、91 充填機構部 15 カップ 19 上側整列ホッパ 20 投入シュート 21 下側整列ホッパ 22 第2のゲート 23 排出シュート 25、92 振動機構部 26 振動用モータ 27 第1の本体部 28 第1のゲート 29 第1の仕切部材 32 第1のゲート駆動部 38 第2の本体部 39 第2の仕切部材 41 第2のゲート駆動部 65 原点検出センサ 67 原点検出信号 68 組合せ秤 71 集合ホッパ 76、90 充填装置 81 第1の排出シュート 83 第2の排出シュート 84 金属検出器 89 キャスター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 47/14 B65G 47/14 A 65/40 65/40 A (72)発明者 渋谷 寿生 兵庫県明石市茶園場町5番22号 大和製衡 株式会社内 (72)発明者 高柳 一夫 兵庫県明石市茶園場町5番22号 大和製衡 株式会社内 (72)発明者 寺本 墾 兵庫県明石市茶園場町5番22号 大和製衡 株式会社内 Fターム(参考) 3E018 AA02 AB10 BA05 BB01 BB03 DA02 DA04 DA10 EA10 3E043 AA01 BA09 CA04 DA07 DA08 DA09 DB02 EA07 FA01 GA02 GA04 3E054 AA05 BA01 BA04 BA06 BA07 CA01 DA05 DA08 EA03 FA07 GA01 GA03 GB04 GB10 GC03 HA02 HA07 JA02 3F075 AA03 BA01 BB03 CA02 CA09 CB13 CD11 DA08 3F080 AA05 AA45 BC01 BC03 BC08 DA15 EA14 FA01 FB01 FB04 FB08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の棒状物品を上側開口部より受け入
    れる短筒状の第1の本体部、及びこの第1の本体部の下
    側開口部を開閉するための第1のゲートを有する整列ホ
    ッパと、この整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状
    物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以
    下の角度で起立するように上記整列ホッパに対して水平
    方向の成分を有する振動を行わせるホッパ駆動手段と、
    を備える整列装置において、 第1のゲートは、第1の本体部に設けられている支点軸
    により回動自在に支持され、第1の本体部に設けられて
    いる係合部を上記整列装置の基台に設けられている被係
    合部に係脱自在に係合させて、上記整列ホッパを上記基
    台に取り付ける構成としたことを特徴とする整列装置。
  2. 【請求項2】 複数の棒状物品を上側開口部より受け入
    れる短筒状の第1の本体部、及びこの第1の本体部の下
    側開口部を開閉するための第1のゲートを有する上側整
    列ホッパと、第1の本体部の下側開口部より排出された
    複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第
    2の本体部、及びこの第2の本体部の下側開口部を開閉
    するための第2のゲートを有する下側整列ホッパと、上
    記上側及び下側の各整列ホッパ内に供給されたそれぞれ
    の棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の
    角度以下の角度で起立するように上記上側及び下側の各
    整列ホッパを同期させて水平方向の成分を有する振動を
    行わせるホッパ駆動手段と、を備える整列装置におい
    て、 第1の本体部と第2の本体部が連結部を介して互いに連
    結し、第1のゲートは、上記連結部、又は第1の本体部
    に設けられている第1の支点軸により回動自在に支持さ
    れ、第2のゲートは、上記連結部、又は第2の本体部に
    設けられている第2の支点軸により回動自在に支持さ
    れ、上記連結部に設けられている係合部を上記整列装置
    の基台に設けられている被係合部に係脱自在に係合させ
    て、上記上側及び下側の整列ホッパを上記基台に取り付
    ける構成としたことを特徴とする整列装置。
  3. 【請求項3】 上記係合部は、第1の棒状体又は下側に
    向かって開口する係合溝であり、上記被係合部は、第1
    の棒状体と係合可能な上側に向かって開口する被係合溝
    又は上記係合溝と係合可能な第2の棒状体であることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の整列装置。
  4. 【請求項4】 上記ホッパ駆動手段は、上記基台に設け
    てあり、上記ホッパ駆動手段が上記被係合部を振動させ
    ることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の整列
    装置。
  5. 【請求項5】 上記整列装置は、この整列装置に計量済
    みの棒状物品を供給するための計量装置、又は当該整列
    装置から棒状物品を受け入れて当該整列済みの棒状物品
    を包装する包装機に対して接続させる位置に移動可能で
    あり、当該整列装置と上記計量装置、又は当該整列装置
    と上記包装機を互いに切り離す方向に移動可能な形状及
    び大きさであって、移動手段を備えていることを特徴と
    する請求項1、2、3、又は4に記載の整列装置。
  6. 【請求項6】 第1の本体部に供給するための棒状物品
    が予め定めた適正とされる範囲内のものであるか否かを
    判定手段により判定されて、その判定手段により適正と
    判定された棒状物品を第1の本体部に供給し、適正でな
    いと判定された棒状物品を非適正物品の排出位置に排出
    する振り分け手段を具備することを特徴とする請求項
    1、2、又は3に記載の整列装置。
  7. 【請求項7】 上記判定手段は、棒状物品が予め定めた
    許容重量範囲内であるか否かを判定する重量判定手段
    と、棒状物品に金属が混入しているか否かを判定する金
    属判定手段と、を備えており、上記振り分け手段は、上
    記金属判定手段により金属が混入していないと判定さ
    れ、かつ、上記重量判定手段により許容重量範囲内でな
    いと判定された棒状物品を許容重量範囲外の排出位置に
    排出し、金属判定手段により金属が混入していると判定
    された棒状物品を金属混入物品の排出位置に排出するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の整列装置。
  8. 【請求項8】 複数の棒状物品を上側開口部より受け入
    れる短筒状の第1の本体部、及びこの第1の本体部に設
    けられ第1の本体部の下側開口部を開閉するための第1
    のゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ内に供
    給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方
    向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記
    整列ホッパを振動させるホッパ駆動手段と、を備える整
    列装置において、 上記ホッパ駆動手段は、バネによって所定位置に支持さ
    れている上記整列ホッパを、中心軸線が鉛直方向と略平
    行する螺旋の一部を成す経路に沿って往復移動させて上
    記整列ホッパを振動させることを特徴とする整列装置。
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