JP3452875B2 - ダクトの固定構造 - Google Patents

ダクトの固定構造

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JP3452875B2 JP2000214104A JP2000214104A JP3452875B2 JP 3452875 B2 JP3452875 B2 JP 3452875B2 JP 2000214104 A JP2000214104 A JP 2000214104A JP 2000214104 A JP2000214104 A JP 2000214104A JP 3452875 B2 JP3452875 B2 JP 3452875B2
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功 村川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調用若しくは排
煙用のダクトに最適なダクトの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、空調用若しく
は排煙用のダクト1は、4枚の鉄系金属製のパネル2を
四角筒状に突き合わせて組み立てて、相対向する縁部同
士を連続溶接aをして固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなダクト1を製造する場合、例えば上記パネル2の
板厚が1.6mmで、ダクト1の口径が1000mm×
500mmで長さが2000mもあるような場合、各パ
ネル2の4縁部の外側をそれぞれ途切れなく連続溶接し
なければならないとともに、このような溶接部分は納入
時の外観性が悪いのでサンダー仕上げを必要とすること
から、溶接・仕上げ作業に時間がかかっていた。
【0004】また、連続溶接によって各パネル2に熱歪
みが生じると商品価値が悪くなるので、このような熱歪
みの無い溶接・仕上げ作業には熟練者が必要であること
から、製造コストが高くなるという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、熟練者でなくても短い作業時間で熱
歪み無く、かつコスト安にダクトを製造することができ
るダクトの固定構造を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1は、ダクトを形成する金属製のパ
ネルの相対向する縁部同士を固定する構造であって、上
記パネルの相対向する縁部における外側に沿って長さ方
向に延在する外側部品と内側に沿って長さ方向に延在す
る内側部品とを有し、この金属製の外側部品と内側部品
とはコーナー形状にそれぞれ折り曲げられて、上記内側
部品の折り曲げ部が外方へU字状に突出されて突出部が
形成され、この突出部が外側部品の折り曲げ部の内面に
当てがわれて、長さ方向に所定のピッチでスポット溶接
されることにより、外側部品と内側部品の両側部の間に
パネルの縁部を差し込み可能なスリットが形成されてな
る金属板製のコーナー部品が設けられ、このコーナー部
品のスリットに上記パネルの縁部が差し込まれて、コー
ナー部品とパネルとが長さ方向に所定にピッチでスポッ
ト溶接されていることを特徴とするダクトの固定構造を
提供するものである。
【0007】本発明の請求項2は、ダクトを形成する金
属製のパネルの相対向する縁部同士を固定する構造であ
って、上記パネルの相対向する縁部における外側に沿っ
て長さ方向に延在する外側部品と内側に沿って長さ方向
に延在する内側部品とを有し、この金属製の外側部品と
内側部品とはコーナー形状にそれぞれ折り曲げられて、
上記外側部品の折り曲げ部が内方へU字状に突出されて
突出部が形成され、この突出部が内側部品の折り曲げ部
の外面に当てがわれて、長さ方向に所定のピッチでスポ
ット溶接されることにより、外側部品と内側部品の両側
部の間にパネルの縁部を差し込み可能なスリットが形成
されてなる金属板製のコーナー部品が設けられ、このコ
ーナー部品のスリットに上記パネルの縁部が差し込まれ
て、コーナー部品とパネルとが長さ方向に所定にピッチ
でスポット溶接されていることを特徴とするダクトの固
定構造を提供するものである。
【0008】本発明によれば、請求項1では、内側部品
の突出部を外側部品にスポット溶接してなる金属板製の
コーナー部品を用意し、請求項2では、外側部品の突出
部を内側部品にスポット溶接してなる金属板製のコーナ
ー部品を用意し、このコーナー部品の両側部のスリット
にパネルの縁部をそれぞれ差し込んだ後に、コーナー部
品の両側部とパネルの縁部とをスポット溶接するだけで
ダクトを製造できるようになる。
【0009】請求項3のように、上記ダクトは、空調用
若しくは排煙用のダクトであるのが好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0011】図1に示すように、空調用若しくは排煙用
の四角筒状ダクト5は、4枚の鉄系金属製パネル6と、
4本の鉄系金属製接合用コーナー部品7とで構成されて
いる。なお、鉄系金属としては、鉄板、亜鉛引き鉄板、
ステンレス板などがあるがこれらに限られるものではな
い。
【0012】上記コーナー部品7は、図2及び図3に詳
細に示すように、上記パネル6の相対向する縁部6aに
おける外側に沿って長さ方向に延在する90度折り曲げ
の外側部品7Aと、内側に沿って長さ方向に延在する9
0度折り曲げの内側部品7Bとを有している。
【0013】そして、この内側部品7Bの幅方向の中間
に位置する折り曲げ部分が外方へU字状に突出され、こ
の突出部7bの外面を、幅方向の中間に位置する外側部
品7Aの折り曲げ部7aの内面に当てがって、この当て
がい部分を長さ方向に所定のピッチP(例えば30c
m)でスポット溶接bをする。これにより、外側部品7
Aと内側部品7Bの両側部7cの間に上記パネル6の縁
部6aを差し込み可能な差し込み用スリット7dがそれ
ぞれ形成されてなる金属板製のコーナー部品7が製造さ
れるようになる。
【0014】この金属板製のコーナー部品7は、長寸の
ものを予め製造しておいて、ダクト5の長さに合わせて
適宜に切断して用いることができる。
【0015】そして、図4(a)に示すように、4本の
コーナー部品7の両側部7cの各差し込み用スリット7
dに4枚のパネル6が四角筒状となるように、各パネル
6の縁部6aをそれぞれ差し込んだ後に、コーナー部品
7の両側部7cとパネル6の縁部6aとを長さ方向に所
定のピッチP(例えば30cm)でスポット溶接cをす
る。これにより、パネル6の相対向する縁部6a同士を
コーナー部品7で固定してなるダクト5が製造されるよ
うになる。
【0016】上記のように、外側部品7Aと内側部品7
Bの中間部をスポット溶接bで固定してなる金属板製の
コーナー部品7を用意して、このコーナー部品7の両側
部7cの差し込み用スリット7dにパネル6の縁部6a
をそれぞれ差し込んだ後に、コーナー部品7の両側部7
cとパネル6の縁部6aとをスポット溶接cで固定する
だけでダクト5を製造できるようになるから、従来のよ
うに、パネル6の縁部6aの外側をそれぞれ途切れなく
連続溶接する必要が無くなるとともに、溶接部分をサン
ダー仕上げする必要もないので、溶接作業が短時間に行
えるようになる。
【0017】また、パネル6の縁部6aとコーナー部品
7の両側部7cとは連続溶接する必要がなく、スポット
溶接cのような部分固定で良いので、パネル6に熱歪み
が生じにくくなって、熟練者でなくても短い作業時間で
熱歪み無く、かつコスト安にダクト5を製造できるよう
になる。
【0018】さらに、ダクト5のコーナーがコーナー部
品7で補強されるので、頑丈なダクト5が得られるよう
になる。
【0019】上記パネル6の縁部6aとコーナー部品7
の両側部7cとはスポット溶接cであるから、この部分
からの空気漏れが懸念されたが、実際にはパネル6の縁
部6aがコーナー部品7の差し込み用スリット7dにほ
とんど隙間無く差し込まれるので、空気漏れは確認でき
なかった。
【0020】上記実施形態では、ダクト5は、図4
(a)のような四角筒状であったが、図4(b)に示す
ような六角筒状、あるいは図示しないが五角筒状や八角
筒状のような多角筒状でも良く、また、図4(c)に示
すような円筒状、あるいは図示しないが楕円筒状でも良
い。
【0021】上記実施形態ではダクト5のみを示した
が、実際にはダクト5の両端部にフランジ8(図5参
照)をそれぞれ取付けて、相対向するフランジ同士をボ
ルトで連結することによってダクト長さを得るようにし
ている。
【0022】上記実施形態では、ダクト5は同口径のス
トレート状であったが、図5(a)に示すように、大口
径のストレート状前ダクト5Aと小口径のストレート状
後ダクト5Bとの間を連結するために、前側が大口径で
後側が小口径のコーン状中間ダクト5Cであっても良
い。また、図5(b)(c)に示すように、90度で配
置された前ダクト5Aと後ダクト5Bとの間を連結する
ために、直角状中間ダクト5Cや湾曲状中間ダクト5C
にも適用することができる。
【0023】上記実施形態では、コーナー部品7の内側
部品7Bの幅方向の中間に位置する折り曲げ部分を外方
へU字状に突出させて、この突出部7bの外面を、幅方
向の中間に位置する外側部品7Aの折り曲げ部7aの内
面に当てがってスポット溶接bをしたが、図6(a)に
略画的に示すように、コーナー部品7の外側部品7Aの
幅方向の中間に位置する折り曲げ部分を内方へU字状に
突出させて、この突出部7bの外面を、幅方向の中間に
位置する内側部品7Bの折り曲げ部7aの外面に当てが
ってスポット溶接bをしても良い。また、上記実施形態
では、2個以上のコーナー部品7を用いたが、図6
(b)(c)にそれぞれ示すように、1個のコーナー部
品7であっても可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、請求項1では、内側部品の突出部を外側部品にス
ポット溶接してなる金属板製のコーナー部品を用意し、
請求項2では、外側部品の突出部を内側部品にスポット
溶接してなる金属板製のコーナー部品を用意し、このコ
ーナー部品の両側部のスリットにパネルの縁部をそれぞ
れ差し込んだ後に、コーナー部品の両側部とパネルの縁
部とをスポット溶接するだけでダクトを製造できるよう
になる。
【0025】したがって、従来のように、パネルの縁部
の外側をそれぞれ途切れなく連続溶接する必要が無くな
るとともに、溶接部分をサンダー仕上げする必要もない
ので、固定作業が短時間に行えるようになる。
【0026】また、パネルの縁部とコーナー部品の両側
部とは連続溶接する必要がなく、スポット溶接のような
部分固定で良いので、パネルに熱歪みが生じにくくなっ
て、熟練者でなくても短い作業時間で熱歪み無く、かつ
コスト安にダクトを製造できるようになる。
【0027】さらに、ダクトのコーナーがコーナー部品
で補強されるので、頑丈なダクトが得られるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるダクトの斜視図である。
【図2】 ダクトの要部分解斜視図である。
【図3】 コーナー部品とパネルの断面図である。
【図4】 (a)(b)(c)は、それぞれダクト形状
の例を示す断面図である。
【図5】 (a)(b)(c)は、それぞれダクト接続
の例を示す断面図である。
【図6】 (a)はコーナー部品の変形例の略画的断面
図、(b)(c)は、コーナー部品の使用変形例の断面
図である。
【図7】 従来のダクトであり、(a)は斜視図、
(b)はダクトの要部断面図である。
【符号の説明】
5(A〜C) ダクト 6 パネル 7 コーナー部品 7A 外側部品 7B 内側部品 7a 折り曲げ部 7b 突出部 7c 両側部 7d 差し込み用スリット b,c スポット溶接 P ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/00 - 13/16 F16L 9/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトを形成する金属製のパネルの相対
    向する縁部同士を固定する構造であって、 上記パネルの相対向する縁部における外側に沿って長さ
    方向に延在する外側部品と内側に沿って長さ方向に延在
    する内側部品とを有し、この金属製の外側部品と内側部
    品とはコーナー形状にそれぞれ折り曲げられて、上記内
    側部品の折り曲げ部が外方へU字状に突出されて突出部
    が形成され、この突出部が外側部品の折り曲げ部の内面
    に当てがわれて、長さ方向に所定のピッチでスポット溶
    接されることにより、外側部品と内側部品の両側部の間
    にパネルの縁部を差し込み可能なスリットが形成されて
    なる金属板製のコーナー部品が設けられ、このコーナー
    部品のスリットに上記パネルの縁部が差し込まれて、コ
    ーナー部品とパネルとが長さ方向に所定にピッチでスポ
    ット溶接されていることを特徴とするダクトの固定
    造。
  2. 【請求項2】 ダクトを形成する金属製のパネルの相対
    向する縁部同士を固定する構造であって、 上記パネルの相対向する縁部における外側に沿って長さ
    方向に延在する外側部品と内側に沿って長さ方向に延在
    する内側部品とを有し、この金属製の外側部品と内側部
    品とはコーナー形状にそれぞれ折り曲げられて、上記外
    側部品の折り曲げ部が内方へU字状に突出されて突出部
    が形成され、この突出部が内側部品の折り曲げ部の外面
    に当てがわれて、長さ方向に所定のピッチでスポット溶
    接されることにより、外側部品と内側部品の両側部の間
    にパネルの縁部を差し込み可能なスリットが形成されて
    なる金属板製のコーナー部品が設けられ、このコーナー
    部品のスリットに上記パネルの縁部が差し込まれて、コ
    ーナー部品とパネルとが長さ方向に所定にピッチでスポ
    ット溶接されていることを特徴とする ダクトの固定
    造。
  3. 【請求項3】 上記ダクトは、空調用若しくは排煙用の
    ダクトである請求項1または2記載のダクトの固定
    造。
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