JP2002031397A - ダクトの接合構造 - Google Patents

ダクトの接合構造

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JP2002031397A
JP2002031397A JP2000214104A JP2000214104A JP2002031397A JP 2002031397 A JP2002031397 A JP 2002031397A JP 2000214104 A JP2000214104 A JP 2000214104A JP 2000214104 A JP2000214104 A JP 2000214104A JP 2002031397 A JP2002031397 A JP 2002031397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練者でなくても短い作業時間で熱歪み無
く、かつコスト安にダクトを製造できるようにする。 【解決手段】 外側部品7Aと内側部品7Bの中間部を
接合してなる接合用部品7を用意して、この接合用部品
7の両側部7cのスリット7dにパネル6の縁部6aを
それぞれ差し込んだ後に、接合用部品7の両側部7cと
パネル6の縁部6aとを接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調用若しくは排
煙用のダクトに最適なダクトの接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、空調用若しく
は排煙用のダクト1は、4枚の鉄系金属製のパネル2を
四角筒状に突き合わせて組み立てて、相対向する縁部同
士を連続溶接aをして接合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなダクト1を製造する場合、例えば上記パネル2の
板厚が1.6mmで、ダクト1の口径が1000mm×
500mmで長さが2000mもあるような場合、各パ
ネル2の4縁部の外側をそれぞれ途切れなく連続溶接し
なければならないとともに、このような溶接部分は納入
時の外観性が悪いのでサンダー仕上げを必要とすること
から、溶接・仕上げ作業に時間がかかっていた。
【0004】また、連続溶接によって各パネル2に熱歪
みが生じると商品価値が悪くなるので、このような熱歪
みの無い溶接・仕上げ作業には熟練者が必要であること
から、製造コストが高くなるという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、熟練者でなくても短い作業時間で熱
歪み無く、かつコスト安にダクトを製造することができ
るダクトの接合構造を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ダクトを形成するパネルの相対向する縁
部同士を接合する構造であって、上記パネルの相対向す
る縁部における外側に沿って長さ方向に延在する外側部
品と内側に沿って長さ方向に延在する内側部品とを有
し、この両部品の幅方向の中間部が接合されて両側部に
パネルの縁部の差し込み用スリットがそれぞれ形成され
てなる接合用部品が設けられ、この接合用部品の両スリ
ットに上記パネルの縁部がそれぞれ差し込まれて、接合
用部品の両側部とパネルの縁部とが接合されてなること
を特徴とするダクトの接合構造を提供するものである。
【0007】本発明によれば、外側部品と内側部品の中
間部を接合してなる接合用部品を用意して、この接合用
部品の両側部のスリットにパネルの縁部をそれぞれ差し
込んだ後に、接合用部品の両側部とパネルの縁部とを接
合するだけでダクトを製造できるようになる。
【0008】請求項2のように、上記パネル及び両部品
は鉄系金属製であり、この両部品の中間部が長さ方向に
所定のピッチでスポット溶接により接合されて接合用部
品が構成されるとともに、上記接合用部品の両側部とパ
ネルの縁部とが長さ方向に所定のピッチでスポット溶接
により接合されている構成が好適である。
【0009】請求項3のように、上記ダクトは、空調用
若しくは排煙用のダクトであるのが好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0011】図1に示すように、空調用若しくは排煙用
の四角筒状ダクト5は、4枚の鉄系金属製パネル6と、
4本の鉄系金属製接合用コーナー部品7とで構成されて
いる。なお、鉄系金属としては、鉄板、亜鉛引き鉄板、
ステンレス板などがあるがこれらに限られるものではな
い。
【0012】上記コーナー部品7は、図2及び図3
(a)に詳細に示すように、上記パネル6の相対向する
縁部6aにおける外側に沿って長さ方向に延在する90
度折り曲げの外側部品7Aと、内側に沿って長さ方向に
延在する90度折り曲げの内側部品7Bとを有してい
る。
【0013】そして、この内側部品7Bの幅方向の中間
に位置する折り曲げ部分が外方へU字状に突出され、こ
の突出部7bの外面を、幅方向の中間に位置する外側部
品7Aの折り曲げ部7aの内面に当てがって、この当て
がい部分を長さ方向に所定のピッチP(例えば30c
m)でスポット溶接bをする。これにより、外側部品7
Aと内側部品7Bの両側部7cの間に上記パネル6の縁
部6aを差し込み可能な差し込み用スリット7dがそれ
ぞれ形成されてなるコーナー部品7が製造されるように
なる。
【0014】このコーナー部品7は、長寸のものを予め
製造しておいて、ダクト5の長さに合わせて適宜に切断
して用いることができる。
【0015】そして、図4(a)に示すように、4本の
コーナー部品7の両側部7cの各差し込み用スリット7
dに4枚のパネル6が四角筒状となるように、各パネル
6の縁部6aをそれぞれ差し込んだ後に、コーナー部品
7の両側部7cとパネル6の縁部6aとを長さ方向に所
定のピッチP(例えば30cm)でスポット溶接cをす
る。これにより、パネル6の相対向する縁部6a同士を
コーナー部品7で接合してなるダクト5が製造されるよ
うになる。
【0016】上記のように、外側部品7Aと内側部品7
Bの中間部をスポット溶接bで接合してなるコーナー部
品7を用意して、このコーナー部品7の両側部7cの差
し込み用スリット7dにパネル6の縁部6aをそれぞれ
差し込んだ後に、コーナー部品7の両側部7cとパネル
6の縁部6aとをスポット溶接cで接合するだけでダク
ト5を製造できるようになるから、従来のように、パネ
ル6の縁部6aの外側をそれぞれ途切れなく連続溶接す
る必要が無くなるとともに、溶接部分をサンダー仕上げ
する必要もないので、溶接作業が短時間に行えるように
なる。
【0017】また、パネル6の縁部6aとコーナー部品
7の両側部7cとは連続溶接する必要がなく、スポット
溶接cのような部分接合で良いので、パネル6に熱歪み
が生じにくくなって、熟練者でなくても短い作業時間で
熱歪み無く、かつコスト安にダクト5を製造できるよう
になる。
【0018】さらに、ダクト5のコーナーがコーナー部
品7で補強されるので、頑丈なダクト5が得られるよう
になる。
【0019】なお、上記スポット溶接b,cに代えて、
接着剤でスポット接着又は連続接着することにより接合
することも可能であり、この場合には、鉄系金属製に代
えて、アルミ製やプラスチック製のパネル6やコーナー
部品7も可能となる。
【0020】上記パネル6の縁部6aとコーナー部品7
の両側部7cとはスポット溶接cであるから、この部分
からの空気漏れが懸念されたが、実際にはパネル6の縁
部6aがコーナー部品7の差し込み用スリット7dにほ
とんど隙間無く差し込まれるので、空気漏れは確認でき
なかった。
【0021】上記実施形態では、コーナー部品7を外側
部品7Aと内側部品7Bとの2部品で構成したが、図3
(b)に示すように、引き抜き成形などで一体部品とし
て製造することも可能である。
【0022】上記実施形態では、ダクト5は四角筒状で
あったが、図4(b)に示すような六角筒状、あるいは
図示しないが五角筒状や八角筒状のような多角筒状でも
良く、また、図4(c)に示すような円筒状、あるいは
図示しないが楕円筒状でも良い。
【0023】上記実施形態ではダクト5のみを示した
が、実際にはダクト5の両端部にフランジ8(図5参
照)をそれぞれ取付けて、相対向するフランジ同士をボ
ルトで連結することによってダクト長さを得るようにし
ている。
【0024】上記実施形態では、ダクト5は同口径のス
トレート状であったが、図5(a)に示すように、大口
径のストレート状前ダクト5Aと小口径のストレート状
後ダクト5Bとの間を連結するために、前側が大口径で
後側が小口径のコーン状中間ダクト5Cであっても良
い。また、図5(b)(c)に示すように、90度で配
置された前ダクト5Aと後ダクト5Bとの間を連結する
ために、直角状中間ダクト5Cや湾曲状中間ダクト5C
にも適用することができる。
【0025】上記実施形態では、コーナー部品7の内側
部品7Bの幅方向の中間に位置する折り曲げ部分を外方
へU字状に突出させて、この突出部7bの外面を、幅方
向の中間に位置する外側部品7Aの折り曲げ部7aの内
面に当てがってスポット溶接bをしたが、図6(a)に
略画的に示すように、コーナー部品7の外側部品7Aの
幅方向の中間に位置する折り曲げ部分を内方へU字状に
突出させて、この突出部7bの外面を、幅方向の中間に
位置する内側部品7Bの折り曲げ部7aの外面に当てが
ってスポット溶接bをしても良い。また、上記実施形態
では、2個以上のコーナー部品7を用いたが、図6
(b)(c)にそれぞれ示すように、1個のコーナー部
品7であっても可能である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、外側部品と内側部品の中間部を接合してなる接合
用部品を用意して、この接合用部品の両側部のスリット
にパネルの縁部をそれぞれ差し込んだ後に、接合用部品
の両側部とパネルの縁部とを接合するだけでダクトを製
造できるようになる。
【0027】したがって、従来のように、パネルの縁部
の外側をそれぞれ途切れなく連続溶接する必要が無くな
るとともに、溶接部分をサンダー仕上げする必要もない
ので、接合作業が短時間に行えるようになる。
【0028】また、パネルの縁部と接合用部品の両側部
とは連続溶接する必要がなく、スポット溶接のような部
分接合で良いので、パネルに熱歪みが生じにくくなっ
て、熟練者でなくても短い作業時間で熱歪み無く、かつ
コスト安にダクトを製造できるようになる。
【0029】さらに、ダクトのコーナーが接合用部品で
補強されるので、頑丈なダクトが得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるダクトの斜視図である。
【図2】 ダクトの要部分解斜視図である。
【図3】 コーナー部品とパネルであり、(a)は断面
図、(b)は変形例の断面図である。
【図4】 (a)(b)(c)は、それぞれダクト形状
の例を示す断面図である。
【図5】 (a)(b)(c)は、それぞれダクト接続
の例を示す断面図である。
【図6】 (a)はコーナー部品の変形例の略画的断面
図、(b)(c)は、コーナー部品の使用変形例の断面
図である。
【図7】 従来のダクトであり、(a)は斜視図、
(b)はダクトの要部断面図である。
【符号の説明】
5(A〜C) ダクト 6 パネル 7 コーナー部品(接合用部品) 7A 外側部品 7B 内側部品 7a 折り曲げ部 7b 突出部 7c 両側部 7d 差し込み用スリット b,c スポット溶接 P ピッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトを形成するパネルの相対向する縁
    部同士を接合する構造であって、 上記パネルの相対向する縁部における外側に沿って長さ
    方向に延在する外側部品と内側に沿って長さ方向に延在
    する内側部品とを有し、この両部品の幅方向の中間部が
    接合されて両側部にパネルの縁部の差し込み用スリット
    がそれぞれ形成されてなる接合用部品が設けられ、この
    接合用部品の両スリットに上記パネルの縁部がそれぞれ
    差し込まれて、接合用部品の両側部とパネルの縁部とが
    接合されてなることを特徴とするダクトの接合構造。
  2. 【請求項2】 上記パネル及び両部品は鉄系金属製であ
    り、この両部品の中間部が長さ方向に所定のピッチでス
    ポット溶接により接合されて接合用部品が構成されると
    ともに、上記接合用部品の両側部とパネルの縁部とが長
    さ方向に所定のピッチでスポット溶接により接合されて
    いる請求項1記載のダクトの接合構造。
  3. 【請求項3】 上記ダクトは、空調用若しくは排煙用の
    ダクトである請求項1又は請求項2記載のダクトの接合
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100648112B1 (ko) * 2006-02-28 2006-11-24 (주)대호엔지니어링 상하수관으로 사용하는 조립형 파이프
KR20120041230A (ko) 2009-07-31 2012-04-30 산요 고교 가부시키가이샤 바닥 아래 공조 덕트 구조

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