JP3452605B2 - 床暖房構造 - Google Patents

床暖房構造

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JP3452605B2
JP3452605B2 JP12659193A JP12659193A JP3452605B2 JP 3452605 B2 JP3452605 B2 JP 3452605B2 JP 12659193 A JP12659193 A JP 12659193A JP 12659193 A JP12659193 A JP 12659193A JP 3452605 B2 JP3452605 B2 JP 3452605B2
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勲 金子
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は床暖房構造、更に詳し
くは、発熱体を内装した床暖房パネルを用いて、部屋の
床面中央にのみ方形状に床暖房を施したフローリング床
暖房の構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、床を加温することにより発生
する輻射熱によって、室内をより自然に暖めるという、
いわゆる床暖房が提供されてきた。従来の床暖房を表面
材の構造から分類すると、特公昭62−16515号に
示すユニット式床面暖房装置のように、内部に発熱体と
感熱部とを有する発熱ユニットを床の表面材として直接
使用する構造のものと、特開平2−20018号に示す
床暖房装置のように発熱体ユニットと表面材とを別々に
設け、それらの間には中間材を介在させて接着する構造
のものとに大別できる。 【0003】発熱体ユニットと表面材とを別々に設ける
構造のものは、中間材の存在によって表面材の温度を均
一化し易く、人気の高いフローリングの表面材も採用で
きるという利点があるものの、消費電力が大きいという
欠点があった。そこで、ユニット式床面暖房構造の一種
であって、さらに効率を高めるために必要な部分のみ床
暖房を施した構造、具体的には、発熱体を内装した床暖
房パネルの適宜枚数を、部屋の床面中央に配置させ、そ
の周囲には発熱体を有していない床パネルを敷き詰めて
形成することで、部屋の床面中央にのみ方形状に床暖房
を施した床暖房の構造が多く採用されるようになってき
た。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の床暖房
構造を用いて、人気の高いフローリング床暖房を構成さ
せようとすれば、床暖房を施すためのフローリング床暖
房パネルと、発熱体を有しない通常のフローリング床パ
ネルとの境目がはっきりと見えてしまい、このため、フ
ローリング床パネルを交互に敷き詰めることによって形
成されれば味わえるフローリングの美しさが半減してし
まうという欠点があった。 【0005】本発明は、上記問題に鑑みてされたもので
あり、その目的とするところは、部屋の床面中央にのみ
方形状に床暖房を施すにも関わらず、床暖房パネルの境
目を目立たなくしてフローリングの美しさを損なうこと
のない床暖房構造を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の床暖房構造は、天井側から見て、部
屋の床面中央に方形状の床暖房区域(H)が形成される
床暖房において、発熱体(15)を内装すると共に、上
面に表面材(30)を固定した長板状の床暖房パネル
(1,2)と、上記床暖房パネル(1,2)と同一外形
を有し発熱体を有していない長板状のボーダパネル
(5,6)とから構成される床暖房構造であって、前記
床暖房パネル(1,2)は、表面材(30)の全面を加
温可能な全ヒータパネル(1)と、その全ヒータパネル
(1)の同一の長手方向長さであって表面材(30)の
長手方向半面のみを加温可能な半ヒータパネル(2)と
からなり、上記床暖房パネル(1,2)或いはボーダパ
ネル(5,6)における長手方向端部が、隣接する床暖
房パネル(1,2)或いはボーダパネル(5,6)の何
れかのパネルの長手方向ほぼ中央部分に位置するよう
に、互いにずらしながら床面全体に敷き詰め、上記床暖
房区域(H)の縦側端部で全ヒータパネル(1)と半ヒ
ータパネル(2)とを組み合わせることによって、全体
としてほぼ方形状の床暖房区域(H)が形成されてお
り、前記床暖房区域(H)は、前記全ヒータパネル
(1)と前記半ヒータパネル(2)における加温される
部分とによって構成され、前記床暖房区域(H)の周囲
に位置する非床暖房区域は、前記ボーダパネル(6)と
前記半ヒータパネル(2)における加温されない部分と
によって構成されていることを特徴とする。 【0007】 【作 用】床暖房区域(H)は、全ヒータパネル(1)
の表面材(30)と半ヒータパネル(2)の表面材(3
0)における加温可能な部分とを、発熱体(15)によ
って加温することによって暖房がなされる。なお、非暖
房区域は、半ヒータパネル(2)の表面材(30)にお
ける加温されなかった部分とボーダパネル(5,6)と
からなる。 【0008】請求項1記載の床暖房構造によれば、天井
側から見ると、部屋の中央に、床暖房を方形状に施した
床暖房構造であるにも関わらず、通常のフローリング構
造と同様に、長板状パネルの適宜枚数を、その長手方向
端部が、隣接する何れかのパネルの長手方向ほぼ中央部
分に位置するように、互いにずらしながら床面全体に敷
き詰めて形成することを可能としている。 【0009】 【実施例】図1乃至図6は、本発明の実施例を示すもの
であり、図1は本発明に係る床暖房構造の設置例の説明
図、図2は全ヒータパネルの裏面図、図3は全ヒータパ
ネルの階層斜視図、図4は全ヒータパネルの中央断面構
造図、図5及び図6は半ヒータパネルの裏面図をそれぞ
れ示す。なお、図1において、同一部材の記号及び説明
は省略する。 【0010】図1に示す本発明に係る床暖房構造の表面
は、天井側からみると、通常のフローリング構造と同様
に、長板状パネルの適宜枚数を、その長手方向端部が、
隣接する何れかのパネルの長手方向の中央部分に位置す
るように、互いにずらしながら床面全体に敷き詰めて形
成されている。この床暖房構造は、部屋の中央に位置
し、いわゆる床暖房を施した方形状の床暖房区域Hと、
当該床暖房区域Hの周囲に位置し、家具等を置くために
床暖房を施していない非床暖房区域とからなる。なお、
図1において、床暖房区域Hは破線で囲んで示し、非床
暖房区域の記号は省略した。 【0011】上記床暖房区域Hは、発熱体を内装すると
共に、上面に表面材を固定した同一外形の床暖房パネ
ル、具体的には、表面材の全面が加温される全ヒータパ
ネル1と、表面材の長手方向半面のみが加温可能な半ヒ
ータパネル2とからなる。また、半ヒータパネル2に
は、パネルを組んでゆくための構造の違いから、2種類
の半ヒータパネルがある。即ち、長手方向の一側面を基
準とした場合に一端側の半面が加温される半ヒータパネ
ル3と、半ヒータパネル3とは反対端側の半面が加温さ
れる半ヒータパネル4との2種類が用いられている。 【0012】図1に示すように、床暖房区域Hの構成
は、14枚の全ヒータパネル1を、その長手方向端部
が、隣接するいずれかのパネルの長手方向ほぼ中央部分
に位置するように、互いにずらしながら床暖房区域Hの
全面に配置する。そして、図1における床暖房区域Hの
上端部に半ヒータパネル3の加温部分を、下端部に半ヒ
ータパネル4の加温部分を一列置きに各々4枚づつ挿入
することにより、方形状の床暖房区域Hが構成されてい
る。なお、図1には示していないが、全ヒータパネルの
うち、その1枚は、温度制御をするためのセンサーを内
蔵したヒータパネルである。 【0013】非床暖房区域は、発熱体を有していないボ
ーダパネル5,6と、床暖房区域Hを構成する半ヒータ
パネル3,4における加温されない部分とからなる。な
お、ボーダパネル5は、全ヒータパネル1と同一外形を
有し、ボーダパネル6は、そのボーダパネル5の半分の
長さにて形成された板材である。前記非暖房区域の構成
を更に詳しく説明する。図1における床暖房区域Hの左
右両側に、各々5枚のボーダパネル5を、その長手方向
端部が、隣接する何れかのパネルの長手方向ほぼ中央部
分に位置するように、互いにずらしながら配置させると
共に、図1における床暖房区域Hの上下外側には、ボー
ダパネル6を一列置きに各々7枚づつ挿入して敷き詰め
ることにより、非暖房区域の全体が構成されている。 【0014】続いて、図2乃至図4に基づいて、全ヒー
タパネル1の細部を説明する。全ヒータパネル1は、当
該床暖房構造の最表面に位置し、表面仕上げが施された
長板状の化粧板30と、この化粧板30を裏から暖めて
床暖房を行うために、化粧板30の裏面に張り合わせる
ように位置した、化粧板30より一回り小さな長板状の
全ヒータ部材10と、全ヒータ部材10をその長手方向
から挟んで固定するために、全ヒータ部材10の各長手
側面に沿って化粧板30の裏面に各々固定された雄枠木
40及び雌枠木50と、これら雄枠木40及び雌枠木5
0と若干の距離を置いた化粧板30の裏面の各短辺に沿
った位置に、互いに若干の距離を置いて化粧板30の裏
面に各々固定された配線取出し枠60乃至63とからな
る。 【0015】上記配線取出し枠60乃至63について具
体的に説明する。化粧板30の裏面の一方短辺に沿っ
て、雄枠木40側に配線取出し枠60が、雌枠木50側
に配線取出し枠61が、各々化粧板30の裏面に固定さ
れている。また、化粧板30の裏面の他方短辺に沿って
は、雄枠木40側に配線取出し枠62が、雌枠木50側
に配線取出し枠63が、それぞれ化粧板30の裏面に固
定されている。このようにして全ヒータ部材10を囲む
ように位置した配線取出し枠60乃至63と、雄枠木4
0と、雌枠木50とは、化粧板30の表面側に対して人
や物から受ける衝撃から全ヒータ部材10を保護するた
めのものである。 【0016】全ヒータ部材10の両短側面からは、ヒー
タ線15及びアース線19が、全ヒータ部材10の外部
に各々引き出されている。化粧板30の裏面の各短辺の
中央付近には、配線取出し枠60,61同士、或いは配
線取出し枠62,63同士の間隔により形成された、配
線取出し口A,Aが各々設けられている。図2において
は、この配線取出し口A,Aを介して、上記ヒータ線1
5及びアース線19は全ヒータパネル1の縦方向どちら
にも引き出されている。 【0017】これに対し、化粧板30の裏面の各長辺の
両端付近には、雄枠木40又は雌枠木50と、配線取出
し枠60乃至63との間隔により形成された、配線取出
し口Bが計4カ所に設けられている。当該全ヒータパネ
ル1の配置の際の、配線の都合に応じて、前記ヒータ線
15及びアース線19は、この配線取出し口Bを介し
て、全ヒータパネル1の横方向どちらにも引き出すこと
ができる。 【0018】前記雄枠木40,雌枠木50,及び全ヒー
タ部材10の裏面全体は、図4にも示すように、熱硬化
性樹脂含浸紙からなり、全ヒータ部材10を裏から保護
するための裏面シート11により覆われている。以下、
全ヒータパネル1の各部について、更に詳細に説明す
る。前記全ヒータ部材10は、図3及び図4に示すよう
に、2本の角棒状のヒータ枠13,13を雄枠木40及
び雌枠木50の内側壁に接して各々位置させ、それらの
間隔内に発熱体であるヒータ線15を折り返し配置させ
た後、これらヒータ枠13,13とヒータ線15とを、
雄枠木40及び雌枠木50の内側壁に接した各々2層の
部材で上下から挟んだような形状を有している。 【0019】この上下2層の部材について具体的に説明
すると、ヒータ線15から放熱された熱をパネルの表面
側に均一に伝えるためのアルミ製の均熱板17が、ヒー
タ枠13,13の化粧板30側の面に固定され、さらに
その化粧板30側には、衝撃を緩和するためのポリエス
テル不織布製の緩衝シート18が、均熱板17に張り合
わせるように固定されている。また、ヒータ線15の反
化粧板30側には、ヒータ線15直下の熱を横方向に伝
えるためのアルミ箔の均熱シート14が、ヒータ枠1
3,13の反化粧板30側の面に固定され、さらにその
反化粧板30側には、ヒータ線15から下方に放熱され
た熱を遮断することで床暖房全体の熱効率を高めるため
の比較的厚めの硬化発砲ウレタン製の断熱材12が、均
熱シート14に固定されている。この均熱シート14
は、熱を均一に遮断材12に伝えることによって断熱効
果を高める役目を果たすものである。さらに、全ヒータ
部材10の中央付近のヒータ線15の折り返し空間内に
は、小箱状の温度過昇防止装置16が配設されており、
その温度過昇防止装置16の雄枠木40側の側面からは
2本の信号線が引き出され、これらは温度制御をするた
めのセンサーを内蔵したヒータパネル(記号なし)に結
線されるものである。 【0020】前記化粧板30の表面には、図3に一部示
したように、4列の細長いパネルが交互に敷き詰められ
たような表面仕上げが施されている。前記雄枠木40
は、図3及び図4に示すように、細長い角状の突部40
aを有した断面L字状の角棒である。そして、その突部
40aが化粧板30の長側縁よりも外側に突出するよう
に、化粧板30に固定されている。 【0021】前記雌枠木50は、上記雄枠木40と同様
な断面L字状の角棒であり、全ヒータパネル1の長側面
に細長い角状の溝部50bが形成されるように化粧板3
0に固定されている。この溝部50bは、上記突部40
aと係合可能な形状を有している。前記配線引出し枠6
0,61は、比較的幅広の断面L字状の角棒であり、全
ヒータパネル1の一端側面に角状の溝部60b,61b
が形成されるように、化粧板30に各々固定されてい
る。また、配線引出し枠61の外側端面にも、溝部61
bが廻り込むように形成されているのに対し、配線引出
し枠60の外側端面には、前記突部40aと同様な断面
形状の突部60aが設けられている。さらに、配線引出
し枠60,61同士の対向端は、前記ヒータ線15及び
アース線19を全ヒータパネル1の横方向に引き出す場
合の曲げ空間を形成するために、内側に広くなるよう斜
めに切られた形状を各々有している。 【0022】前記配線引出し枠62,63も、配線引出
し枠60,61と同様に比較的幅広の断面L字状の角棒
であり、前記溝部60b,61bと係合可能に形成され
た突部62a,63aが、化粧板30の他端側縁よりも
外側に突出するように各々設けられている。また、配線
引出し枠62の外側端面に突部62aが廻り込むように
設けられているのに対し、配線引出し枠63の外側端面
には、前記した雌枠木50の溝部50bと同様な断面形
状の溝部63bが形成されている。さらに、配線引出し
枠62,61同士の対向端は、前記配線引出し枠60、
61と同様に、斜めに切られた形状を各々有している。 【0023】次に、図5に基づいて半ヒータパネル3に
ついて説明する。半ヒータパネル3は、前記した化粧板
30と、その化粧板30よりも短い長さの半ヒータ部材
20と、その半ヒータ部材20をその長手方向から挟ん
で固定するための雄枠木41及び雌枠木51と、化粧板
30の裏面に貼り合わせて固定された埋込み板100
と、前記全ヒータパネル1と同様な位置に設けられた、
同形の配線取出し枠62,63とからなる。 【0024】ここで半ヒータ部材20は、化粧板30の
長手方向半面を裏から暖めて床暖房を行うための部材で
あって、化粧板30の裏面の一端付近から裏面中心に向
かって位置し、前記全ヒータ部材10と同様な断面階層
構造を有する。雄枠木41及び雌枠木51は、化粧板3
0の裏面において、半ヒータ部材20の各長手側面に沿
って各々固定されている。埋込み板100は、半ヒータ
部材20の他端側に若干距離を置いて位置するととも
に、化粧板30の裏面全体を覆うように化粧板30の裏
面に貼り合わせて固定されている。 【0025】上記埋込み板100と配線取出し枠60,
61とは、上述したように半ヒータ部材20を囲むよう
に位置して、化粧板30の表面側に対して人や物から受
ける衝撃から半ヒータ部材20を保護するためのもので
ある。前記半ヒータ部材20の両短側面からは、前記全
ヒータ部材10と同様に、ヒータ線15及びアース線1
9が延びており、このうち一端側のヒータ線15及びア
ース線19は、前述したと同様にして一端側に設けられ
た配線取出し口Aを介して、半ヒータパネル2の一端側
から外部に引き出されている。 【0026】これに対し、化粧板30の裏面における反
半ヒータ部材20側の位置には、雄枠木41又は雌枠木
51と、埋込み板100との間隔により形成された2つ
の配線取出し口C,Cとが各々設けられている。これら
の配線取出し口C,Cは、半ヒータパネル3を設置する
場合に、半ヒータパネル3の長手方向端部を、隣接する
全ヒータパネル1の長手方向ほぼ中央部分に位置させた
ときに、配線取出し口Bと対向するように、その位置が
予め決められている。そして、半ヒータ部材20の他端
側から延びたヒータ線15及びアース線19は、この配
線取出し口Cを介して、半ヒータパネル3の横方向どち
らにも引き出し可能となっている。 【0027】前記雄枠木41及び雌枠木51は、前記雄
枠木40及び雌枠木50をそれぞれ短くした形状を有
し、同様に化粧板30の裏面に各々固定されており、そ
れらの裏面及び半ヒータ部材20の裏面全体は、前述し
た全ヒータパネル1と同様に、熱硬化性樹脂含浸紙から
なり、半ヒータ部材20を裏から保護するための裏面シ
ート11aにより覆われている。 【0028】前記埋込み板100は、化粧板30と同じ
幅の、より短い長さの長板であり、半ヒータパネル3の
雌枠木51側の長側面に、前記溝部51aと同様な断面
形状の溝部100bが形成されるように、化粧板30に
固定されている。これに対し、雄枠木41側の長側面及
び他端側面には、前記突部41aと同様な断面形状の突
部100aが設けられており、また一端側面は、配線の
曲げ空間を形成するために略三角形状に切り欠いた形状
を有している。 【0029】さらに、図6に基づいて、半ヒータパネル
4について説明する。半ヒータパネル4は、前記半ヒー
タパネル3とは対称的に他端側に半ヒータ部材20が、
一端側に埋込み板200が設けられていると共に、半ヒ
ータ部材20の長手側面に沿って雄枠木41及び雌枠木
51が、他端側に配線引出し枠62,63が各々化粧板
30の裏面に固定されている。 【0030】前記埋込み板200は、その一端側面に溝
部200bが形成されるように化粧板30の裏面に固定
されている他は、埋込み板100と同様な形状、具体的
には、埋込み板100の表裏及び左右を逆にしたような
形状を有する。次に、このように形成された床暖房パネ
ルを配置する際の、パネル同士の接続について述べる。 【0031】まず、床暖房パネルを敷き詰めるにあった
っては、前にも述べたように、全ヒータパネル1は、縦
横どちらの方向にも配線の取り出しが可能であると共
に、半ヒータパネル3,4に設けられた配線取出し口C
は、前述したように予めその位置が決められているの
で、全ヒータパネル1と半ヒータパネル3,4との配線
同士の結線が容易である。また、これら3種類の床暖房
パネルには、前にも述べたように、その側面に設けられ
た突部と溝部とが各々係合可能な形状を有しているの
で、この突部と溝部を係合させるようにパネルを順次接
続して床暖房区域Hを形成し、且つその周りに設置する
前記ボーダパネル5,6の側面にも、同様な突部及び溝
部を設けて用いることにより、パネル同士の隙間やぐら
つきを無くし、全体として一体性の高い床暖房が形成す
ることができる。 【0032】なお、上記の実施例にあっては、全ヒータ
パネル1は発熱体をその全面に有し、半ヒータパネル2
は、その半分の面に発熱体を有するとして説明した。し
かし、全面またはその半分の面を選択的に発熱させるこ
とができる万能ヒータパネルを用い、床暖房を構成する
際に、その万能ヒータパネルの発熱させる部分を選択
し、全ヒータパネルまたは半ヒータパネルとして使用す
れば、本発明の床暖房構造を提供することができる。 【0033】また、パネル同士の係合手段として、上記
説明に限らず、例えば係合金具等を用いることもでき
る。また、化粧板30の表面として、種々の模様を任意
に施すことは勿論、切り出された一枚板の自然のままの
木目を、そのまま用いても何等差し支えない。 【0034】 【発明の効果】請求項1記載の床暖房構造によれば、天
井側からみると、部屋の床面中央にのみ、いわゆる床暖
房を方形状に施した床暖房構造であるにも関わらず、通
常のフローリング構造と同様に、長板状パネルの適宜枚
数を、その長手方向端部が、隣接する何れかのパネルの
長手方向ほぼ中央部分に位置するように、互いにずらし
ながら床面全体に敷き詰めて形成することを可能とした
ことで、発熱体を内装した床暖房パネルと発熱体を有し
ていないパネルとの境目を目立たなくして、通常のフロ
ーリング構造と見た目に同様な、美しい仕上げの床暖房
を提供することができた。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る床暖房構造の設置例の説明図であ
る。 【図2】全ヒータパネルの裏面図である。 【図3】全ヒータパネルの階層斜視図である。 【図4】全ヒータパネルの中央断面構造図である。 【図5】一端側の半面のみが加温される半ヒータパネル
の裏面図である。 【図6】他端側の半面のみが加温される半ヒータパネル
の裏面図である。 【符号の説明】 1 全ヒータパネル 2 半ヒータパネル 3,4 半ヒータパネル 5,6 ボーダパネル 10 全ヒータ部材 11 裏面シート 12 断熱材 13 ヒータ枠 14 均熱シ
ート 15 ヒータ線 16 温度過
昇温防止装置 16a 信号線 17 均熱板 18 緩衝シート 19 アース
線 20 半ヒータ部材 30 化粧板 40 雄枠木 40a 突部 41 雄枠木 41a 突部 50 雌枠木 50b 溝部 51 雄枠木 51b 溝部 60 配線取出し枠 60a 突部 60b 溝部 61 配線取出し枠 61b 溝部 62 配線取出し枠 62a 突部 63 配線取出し枠 63a 突部 63b 溝部 100 埋込み板 100a 突部 100b 溝部 200 埋込み板 200a 突部 200b 溝部 A〜C 配線取出し口 H 床暖房区域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−126348(JP,A) 実開 平2−20018(JP,U) 実開 昭61−189111(JP,U) 実開 平3−13022(JP,U) 特公 昭62−16515(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24D 13/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 天井側から見て、部屋の床面中央に方形
    状の床暖房区域が形成される床暖房において、 発熱体を内装すると共に、上面に表面材を固定した長板
    状の床暖房パネルと、上記床暖房パネルと同一外形を有
    発熱体を有していない長板状のボーダパネルとから構
    成される床暖房構造であって、 前記床暖房パネルは、表面材の全面を加温可能な全ヒー
    タパネルと、その全ヒータパネルの同一の長手方向長さ
    であって表面材の長手方向半面のみを加温可能な半ヒー
    タパネルとからなり、 上記床暖房パネル或いはボーダパネルにおける長手方向
    端部が、隣接する床暖房パネル或いはボーダパネルの何
    れかのパネルの長手方向ほぼ中央部分に位置するよう
    に、互いにずらしながら床面全体に敷き詰め、上記床暖
    房区域の縦側端部で全ヒータパネルと半ヒータパネルと
    を組み合わせることによって、全体としてほぼ方形状の
    床暖房区域が形成されており、 上記床暖房区域は、前記全ヒータパネルと前記半ヒータ
    パネルにおける加温される部分とによって構成され、 前記床暖房区域の周囲に位置する非床暖房区域は、前記
    ボーダパネルと前記半ヒータパネルにおける加温されな
    い部分とによって構成されている ことを特徴とする床暖
    房構造。
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