JP3452272B2 - リードフレーム搬送装置 - Google Patents

リードフレーム搬送装置

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JP3452272B2 JP25920293A JP25920293A JP3452272B2 JP 3452272 B2 JP3452272 B2 JP 3452272B2 JP 25920293 A JP25920293 A JP 25920293A JP 25920293 A JP25920293 A JP 25920293A JP 3452272 B2 JP3452272 B2 JP 3452272B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ダイボンダやワイヤボ
ンダ等において、リードフレームを搬送するリードフレ
ーム搬送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、トランジスタやダイオード等の半
導体部品を製造するダイボンダやワイヤボンダ等は、リ
ードフレーム搬送装置を備えている。こうしたリードフ
レーム搬送装置は図9に示すように、型抜き加工によっ
て複数のリードが形成されたリードフレーム1を、加熱
しつつ、送り機構により搬送路の供給側から送出側であ
る搬送方向(矢印A)へ向かって一定距離づつ間欠的に
移動させるものであって、一般的には、送り動作と上下
動作とを行う構成の組み合わせよりリードフレーム1を
間欠的に移動させている。 【0003】すなわち、リードフレーム搬送装置は、図
9、図11に示すように、リードフレーム1の搬送路と
平行して延在する送り機構10を有している。該送り機
構10は作動軸9を有しており、該作動軸9には、互い
に所定の間隔をおき複数のアーム2が取付部材11を介
して取り付けられている。該アーム2は、その一端側を
取付部材11に固定されるとともに、その先端部にはリ
ードフレーム1を移動するための爪2aが設けられてい
る。 【0004】そして、送り機構10においては、取付部
材11が延在方向及び回転方向に所定の順序、すなわ
ち、図10に示した〜の順序に従って作動されると
前記爪2aが、下降→送り→上昇→戻りの各動作を1サ
イクルとして作動される。すると、この間における下降
動作に伴って爪2aがリードフレーム1に存在する穴1
aに遊挿された後、その送り動作に伴って搬送路のリー
ドフレーム1が送出方向へ移動される。したがって、か
かる作動を繰り返し行わせることにより、リードフレー
ム1を間欠的に移動させることができるのである。 【0005】より具体的に説明すると、前記送り機構1
0は、図11、図12に示すように、リードフレーム搬
送装置に取り付けられた送りモーター3により、送りカ
ム4を回転させ(矢印B)第1リンク5を上下(矢印
C)に駆動させる。前記第1リンク5は図11に示すよ
うに、第2リンク6を左右(矢印D)に駆動し、腕部7
を介し第3リンク8へ伝える。これにより、第3リンク
8が前記搬送方向と同方向である左右(矢印E)に駆動
され、これに伴う作動軸9の作動により前記爪2aが、
送り・戻しの動作(矢印J)を行う。 【0006】また、このとき、図13に示すように、上
下用カム12が時計回り(矢印F)に回転され、第4リ
ンク13が、上下(矢印G)に駆動される。これによ
り、第5リンク14を介して、作動軸9が軸回り(矢印
H)に回動される。そして、図12に示すように、前記
爪2が、上昇・下降の動作を行うのである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリードフレーム搬送装置にあっては、製造す
る部品の種類の変更に伴い前記リードフレーム1が変更
されると、その場合、前記送り機構の送り量をその都
度、調節する必要がある。一方、その送り量は前記送り
カム4に依存している。したがって、リードフレームが
変更されるごとに前記送りカム4を交換し、送り量を変
更しなければならず、かかる際には、前記送りカム4の
交換する作業や、これに伴う装置全体の調整作業に多大
な労力及び時間を要していた。 【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、送りカムなどの部品の交換を必要
とせずに送り量の可変を可能としたリードフレーム搬送
装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、リードフレームを搬送路の供給側
から送出側へ当該リードフレームに対応した送り量ごと
間欠送りする送り機構と、該送り機構で搬送される前
記リードフレームを前記送り機構より小さな力で反搬送
方向へ付勢する前記送り機構より前記供給側に設けられ
た付勢機構と、前記送り機構及び前記付勢機構間に設け
られ前記搬送路上のリードフレームを下方から加熱する
ヒーターとを備えたリードフレーム搬送装置であって、
前記付勢機構を、トルクモータからの回転力で前記リー
ドフレームを前記反搬送方向へ付勢するテンションロー
ラと、該テンションローラと共に前記リードフレームを
挟む押えローラとで構成する一方、前記送り機構を、パ
ルスモータで回転作動するスプロケットローラと、該ス
プロケットローラ上の前記リードフレームを上方から前
記スプロケットローラ側へ付勢する押え部材とで構成
し、前記スプロケットローラに、前記リードフレームの
一側部に設けられた穴に順次係合する歯が周面に設けら
れたスプロケットと、前記リードフレームの他側部を支
持する案内ローラとを設けるとともに、前記押え部材
に、前記スプロケットの前記歯を挿入した状態で挟み込
む溝が外周部に形成された第1フレーム押えローラと、
前記リードフレームを前記案内ローラへ圧接する第2フ
レーム押えローラとを設けた。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【作用】前記構成において、前記送り機構は、リードフ
レームを送るスプロケットローラと、該スプロケットロ
ーラを回転駆動するパルスモータで構成されているた
め、前記パルスモータの駆動/停止を繰り返すことによ
り前記リードフレームを間欠的に送ることができる。し
たがって、前記パルスモータを駆動する時間を制御する
ことにより前記送り量を可変することができる。 【0014】また、前記スプロケットローラは、前記リ
ードフレームの穴と係合するを有しているため、滑り
などを防止し前記パルスモータの駆動力を効率良くリー
ドフレームへ伝達することができる。しかも、駆動源
パルスモータであるため、パルスモータへの位相制御に
より、前記送り量のより細かな制御が行える。 【0015】さらに、前記搬送路より前記供給側には、
前記送り機構より小さな力により前記リードフレームを
反搬送方向へ付勢する付勢機構が設けられているため、
リードフレームは、搬送方向と反搬送方向とに常に引張
された状態で搬送路上を搬送される。 【0016】加えて、前記付勢機構は、回転運動により
リードフレームを付勢するテンションローラと、該テン
ションローラを駆動するトルクモータとにより構成され
ているため、前記トルクモータの駆動力を変化させるこ
とによりリードフレームを付勢する力を制御することが
できる。 【0017】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1に示すように本発明に係るリードフレー
ム搬送装置は長尺状のリードフレームを搬送するもので
あって、搬送路15の供給側Pに付勢機構21が設けら
れ、搬送路15の送出側Qに送り機構18が設けられて
いている。また、前記搬送路15の中央下方側には、図
2に示すように、ヒーター24が設けられており、前記
搬送路15を通過する穴1aを有したリードフレーム1
を加熱する構成となっている。 【0018】前記送り機構18は、図3に示すように、
ベース25の相対向する壁25a,25bに設けられて
おり、一方の壁25aには、駆動源であるパルスモータ
20が、他方の壁25bには、第1回転軸27を回転自
在に支持したベアリング25cが取り付けられている。
そして、前記パルスモータ20の軸は、第1カップリン
グ26を介して前記第1回転軸27の一端に結合されて
いる。また、該第1回転軸27の他端には、回転部材と
してのスプロケットローラ19が結合されている。 【0019】該スプロケットローラ19は、断面円形の
結合部19aを中心に、該結合部19aより大径で同形
状のスプロケット30と案内ローラ32とをリードフレ
ームの幅に対応した間隔をおき連設し、形成されてい
る。また、前記スプロケット30は、前記第1回転軸2
7側に設けられており、その周縁には、係合部である複
数の歯30aを等間隔に有している。前記スプロケット
30の歯30aは、断面がインボリュート曲線状の側面
を有し、図8に示すように、前記リードフレーム1に設
けられた穴1aと順次係合可能なように、その間隔を設
定されている。 【0020】また、前記ベース25には、図3、図4に
示すように、該ベース25に突設された支持部25dに
枢支され、バネ25eにより、下方へ付勢された枢支部
材33aが設けられている。該枢支部材33aには、回
転自在な円柱状の押え部材33が設けられており、該押
え部材33は、前記スプロケットローラ19の上方に位
置されるとともに、バネ25eによって前記スプロケッ
トローラ19に押さえ付けられている。 【0021】前記押え部材33には、相対向する同径で
円柱状の第1フレーム押えローラ34と第2フレーム押
えローラ45と、各押えローラ34,45と連設した、
これらより小径の結合部33bにより一体的に形成され
ている。 【0022】前記第1フレーム押えローラ34は、その
外周に溝を有しており、前記歯30aを挟み込むよう
に、前記スプロケット30に圧接されている。また、前
記第2フレーム押えローラ45は、前記案内ローラ32
に圧接されている。 【0023】一方、前記付勢機構21は、図5に示すよ
うに、ベース25jの前記供給側Pにおいて相対向して
突設された壁25f,25gに設けられており、一方の
壁25fにはトルクモータ23が、他方の壁25gに
は、第2回転軸37を回転自在に係合したベアリングが
取り付けられている。前記トルクモータ23の軸は、第
2カップリング36を介して、前記第2回転軸37の一
端に結合されている。また、該第2回転軸37の他端に
は、付勢部材としてのテンションローラ22が結合され
ている。該テンションローラ22は、リードフレームの
幅に対応した間隔をおき、相対向する同径で円柱状のロ
ーラ40,40と、各ローラ40,40を連結する、こ
れらよりも小径の結合部4bとによって、形成されてい
る。 【0024】また、前記ベース25g側には、図6、図
7に示すように、第2枢支部材41aが回動自在に設け
られている。該第2枢支部材41aには、円柱状の一対
の押え部42a,42aを有する押えローラ42が回動
自在に設けられており、該押えローラ42は前記テンシ
ョンローラ22の上方に配置されている。そして、前記
各押え部42a,42aは、図5に示すように、前記ロ
ーラ40,40と夫々摺動自在に係合している。なお、
前記付勢機構21のトルクモータ23は、前記パルスモ
ータ20のトルクより弱いトルクに設定されている。 【0025】以上の構成からなる本実施例において、リ
ードフレームを搬送する際には、長さ方向に等間隔の穴
1aを有した長尺状のリードフレーム1の先端部を、前
記テンションローラ22の各ローラ40,40と前記押
えローラ42の押え部42a,42aとの間を通す。そ
して、リードフレーム1を前記搬送路15上に延在さ
せ、先端部を、前記スプロケットローラ19のスプロケ
ット30、案内ローラ32と押え部材33の各押えロー
ラ34,45とにより挟む。次に、前記ヒーター24へ
通電して過熱し、前記各モータ20,23へ通電してス
プロケットローラ19を回転させる。これにより、リー
ドフレーム1が供給側Pから送り側Qへ搬送される(矢
印K)。 【0026】このとき、スプロケット30の歯30aが
前記穴1aに挿入されリードフレーム1と係合されるの
で、駆動力を確実にリードフレーム1へ伝達することが
できる。また、前記搬送時には、パルスモータ20の回
転が制御され、リードフレーム1が定められた送り量ご
とに間欠的に移動される。このため、パルスモータ20
への位相を制御することにより、細かな回転制御、すな
わちリードフレーム1の送り制御を精密に行うことがで
きる。さらに、送り量の調節を任意にかつ正確に設定す
ることができる。しかも、スプロケットローラ19の回
転運動により、直接リードフレーム1を送るため、送り
動作に不必要な工程がなく、送り動作のスピードアップ
につながる。 【0027】さらに、前記搬送時には、搬送路の供給側
に設けられたトルクモータ23が、リードフレーム1が
前記供給側Pへ戻る方向(矢印L)へ前記テンションロ
ーラ22が回転される。これにより、図2に示すよう
に、リードフレーム1が反搬送方向(矢印M)へ付勢さ
れる。ここで、前記トルクモータ23が、前記パルスモ
ータ20よりも弱いトルクに設定されているため、前記
リードフレーム1は搬送方向(矢印N)と反搬送方向
(矢印M)とから引張されつつ、搬送方向(矢印N)へ
送られる。よって、前記リードフレーム1の穴1aと前
記歯30aとのバックラシュが防止でき、前記送り量を
常に一定に保つことができる。また、搬送路15上で
の、たるみの発生も防止でき、搬送路15上にてリード
フレーム1をムラなく加熱することができる。さらに、
トルクモータ23の駆動力を変化させることにより前記
リードフレーム1を付勢する力を制御することができる
ため、引っ張り強度の異なるリードフレーム1に対して
も容易に対応できる。 【0028】そして、本実施例においては、リードフレ
ーム1の変更に伴い前記送り量が変わった場合でも、前
記パルスモータ20への位相の制御を変更するだけで良
い。よって、従来のようにリードフレーム搬送装置のカ
ムなどの部品を交換する場合に比べ、容易にかつ短時間
で、変更作業を行うことができる。加えて、リードフレ
ーム1がスプロケットローラ19のスプロケット30の
歯30aの基端まで挿入された係合状態を常時形成する
ことができ、スプロケットローラ19のスプロケット3
に対するリードフレーム1の浮きを防止することがで
きる。したがって、リードフレームより突出した歯に当
接して歯の離脱のみを防止する構造上、リードフレーム
と歯の係合状態が歯の基端から先端までの範囲内で変位
し得る場合と比較して、スプロケットローラ19による
搬送・位置決め精度を高めることができる。また、リー
ドフレーム1を、各フレーム押えローラ34,45で上
方からスプロケットローラ19側へ付勢し、かつリード
フレーム1をスプロケットローラ19のスプロケット3
の歯30aの基端まで挿入することによって、リード
フレーム1のスプロケットローラ19からの離脱を確実
に防止することができる。特に、間欠送りされる為に浮
き上がりが生じ易く、かつ反付勢方向Nへ付勢されてい
る本実施例であっても、リードフレーム1がスプロケッ
トローラ19から離脱した際に供給側Pへ戻されてしま
うといった独特の不具合を解決することができる。そし
て、リードフレーム1の一側部において、リードフレー
ム1の穴1aにスプロケット30の歯30aが基端まで
挿入された係合状態を常時形成することができ、リード
フレーム1の穴1aと歯30aの係合状態が歯30aの
基端から先端までの範囲内で変位し得る場合と比較し
て、スプロケットローラ19による搬送・位置決め精度
を高めることができる。一方、リードフレーム1の他側
部を、第2フレーム押さえローラ45によって案内ロー
ラ32に圧接した状態で保持することができる。このた
め、ヒーター24で加熱されリードフレーム1にうねり
が生じた場合であっても、他側部での離脱を防止しつつ
逃げを許容することができ、弛みの発生 を防止すること
ができる。したがって、両側部の穴にそれぞれ係合する
スプロケットローラを用いた場合と比較して、搬送路1
5上でのリードフレーム1の弛みの発生を防止し、搬送
路15上を搬送されるリードフレーム1をムラなく加熱
することができる。 【0029】なお、前記スプロケットローラ19を回転
駆動する駆動源をパルスモータ20としたが、パルスモ
ータ20でない場合でも、駆動/停止を繰り返し行うこ
とによりリードフレーム1を間欠的に送り、かつ送り量
を任意に設定することができる。また、前記付勢機構2
1は、テンションローラ22とトルクモータ23との構
成により、前記リードフレーム1を付勢したが、他の構
成により前記リードフレーム1を付勢しても良い。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のリードフ
レーム搬送装置においては、前記パルスモータの駆動/
停止を繰り返し、さらには、駆動する時間を制御するこ
とにより、リードフレームに対応した送り量を任意に設
定することができる。よって、製造する部品が変わりリ
ードフレームの変更に伴う前記送り量の変更にも、容易
に対応することができる。さらに、回転運動により、直
接リードフレームを送るため、送り動作に不必要な工程
がなく、送り動作のスピードアップにもつながる。 【0031】また、前記スプロケットローラのスプロケ
ットは、前記リードフレームと係合する歯を有している
ため、前記パルスモータの駆動力を効率良くリードフレ
ームへ伝達し、確実にリードフレームを搬送することが
できる。さらに、駆動源がパルスモータであるため、パ
ルスモータへの位相制御により、より細かな回転制御が
行える。よって、リードフレームの送り量をより細かく
設定でき、送り精度をより向上させることができ、さら
には、送り量の補正をも行うことができる。 【0032】さらに、前記リードフレームは、前記搬送
方向と前記反搬送方向とに常に引張されるため、送り機
構の前記スプロケットローラのスプロケットの歯とリー
ドフレームの穴とに生じ得るバックラシュが防止でき、
前記送り量を常に一定に保つことができる。加えて、搬
送路上での、たるみの発生が防止でき、搬送路上を搬送
されるリードフレームをムラなく加熱でき、ボンディン
グ作業での不良品の発生率を低下させることができる。
そして、リードフレームがスプロケットローラのスプロ
ケットの歯の基端まで挿入された係合状態を常時形成す
ることができ、スプロケットローラに対するリードフレ
ームの浮きを防止することができる。したがって、リー
ドフレームより突出した歯に当接して歯の離脱のみを防
止する構造上、リードフレームと歯の係合状態が歯の基
端から先端までの範囲内で変位し得る場合と比較して、
スプロケットローラによる搬送・位置決め精度を高める
ことができる。また、リードフレームを、押さえ部材の
第1及び第2フレーム押えローラで上方からスプロケッ
トローラ側へ付勢し、かつリードフレームをスプロケッ
トの歯の基端まで挿入することによって、リードフレー
ムのスプロケットローラからの離脱を確実に防止するこ
とができる。特に、間欠送りされる為に浮き上がりが生
じ易く、かつ反付勢方向へ付勢されている本願発明であ
っても、リードフレームがスプロケットから離脱した際
に供給側へ戻されてしまうといった独特の不具合を解決
することができる。加えて、リードフレームの一側部に
おいて、リードフレームの穴にスプロケットの歯が基端
まで挿入された係合状態を常時形成することができ、リ
ードフレームの穴と歯の係合状態が歯の基端から先端ま
での範囲内で変位し得る場合と比較して、スプロケット
ローラによる搬送・位置決め精度を高めることができ
る。一方、リードフレームの他側部を、第2フレーム押
さえローラによって案内ローラに圧接した状態で保持す
ることができる。このため、ヒーターで加熱されリード
フレームにうねりが生じた場合であっても、他側部での
離脱を防止しつつ逃げを許容することができ、弛みの発
生を防止することができる。 したがって、両側部の穴に
それぞれ係合するスプロケットローラを用いた場合と比
較して、搬送路上でのリードフレームの弛みの発生を防
止し、搬送路上を搬送されるリードフレームをムラなく
加熱することができる。 【0033】加えて、前記付勢機構は、回転運動により
前記リードフレームを付勢するテンションローラと、
テンションローラを駆動するトルクモータとにより構成
されているため、前記トルクモータの駆動力を変化させ
ることにより、前記リードフレームを付勢する力を制御
することができる。よって、引っ張り強度の異なるリー
ドフレームに対しても容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す要部平面図である。 【図2】同実施例を示す要部正面図である。 【図3】図1のR矢視図である。 【図4】図1のS矢視図である。 【図5】図1のT矢視図である。 【図6】同実施例の第2フレーム押えローラを示す拡大
図である。 【図7】図1のV矢視図である。 【図8】同実施例におけるリードフレームが搬送方向へ
送られる様子を示す説明図である。 【図9】従来例におけるリードフレームが搬送方向へ送
られる様子を示す説明図である。 【図10】同従来例の送り爪の動きを示す説明図であ
る。 【図11】同従来例の要部を示す図である。 【図12】図11のV矢視図である。 【図13】図11のO−O線断面図である。 【符号の説明】 1 リードフレーム 15 搬送路 18 送り機構 19 スプロケットロー 20 パルスモータ 21 付勢機構 22 テンションロー 23 トルクモータ 30 スプロケット 30a M 搬送方向 N 反搬送方向 P 供給側 Q 送出側

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 リードフレームを搬送路の供給側から送
    出側へ当該リードフレームに対応した送り量ごとに間欠
    送りする送り機構と、該送り機構で搬送される前記リー
    ドフレームを前記送り機構より小さな力で反搬送方向へ
    付勢する前記送り機構より前記供給側に設けられた付勢
    機構と、前記送り機構及び前記付勢機構間に設けられ前
    記搬送路上のリードフレームを下方から加熱するヒータ
    ーとを備えたリードフレーム搬送装置であって、 前記付勢機構を、トルクモータからの回転力で前記リー
    ドフレームを前記反搬送方向へ付勢するテンションロー
    ラと、該テンションローラと共に前記リードフレームを
    挟む押えローラとで構成する一方、 前記送り機構を、パルスモータで回転作動するスプロケ
    ットローラと、該スプロケットローラ上の前記リードフ
    レームを上方から前記スプロケットローラ側へ付勢する
    押え部材とで構成し、 前記スプロケットローラに、前記リードフレームの一側
    部に設けられた穴に順次係合する歯が周面に設けられた
    スプロケットと、前記リードフレームの他側部を支持す
    る案内ローラとを設けるとともに、前記押え部材に、前
    記スプロケットの前記歯を挿入した状態で挟み込む溝が
    外周部に形成された第1フレーム押えローラと、前記リ
    ードフレームを前記案内ローラへ圧接する第2フレーム
    押えローラとを設けた ことを特徴とするリードフレーム
    搬送装置。
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