JP2669001B2 - リードフレームの間欠搬送装置 - Google Patents

リードフレームの間欠搬送装置

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JP2669001B2
JP2669001B2 JP27482588A JP27482588A JP2669001B2 JP 2669001 B2 JP2669001 B2 JP 2669001B2 JP 27482588 A JP27482588 A JP 27482588A JP 27482588 A JP27482588 A JP 27482588A JP 2669001 B2 JP2669001 B2 JP 2669001B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リードフレームの間欠搬送装置に係り、チ
ップがボンディングされるリードフレームを、所定のピ
ッチにより移送ヘッドへ向って間欠的にピッチ送りする
ための手段に関する。
(従来の技術) リードフレームは、間欠的に搬送されながら、移送ヘ
ッドにより所定ピッチ毎にチップがボンディングされ
る。このようにリードフレームを移送ヘッドへ向って間
欠的にピッチ送りする装置として、リードフレームの縁
部をクランプ部材によりクランプして搬送するようにし
たものが知られている(特開昭61−287640号公報)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記従来装置は、シリンダによりクラン
プ部材を駆動して、リードフレームを上下からクランプ
するものであるので、リードフレームを挟みつけるクラ
ンプ部材の先端位置、すなわちクランプ位置がばらつき
やすく、このためクランプ状態でのリードフレームの姿
勢が一定せず、正確にピッチ送りできない問題があっ
た。
したがって本発明は、リードフレームを正確にピッチ
送りできる手段を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) このために本発明は、モータに駆動されて往復動する
往復動子と、この往復動子に駆動されて往復動すること
により、リードフレームを上下からクランプして移送ヘ
ッドへピッチ送りする上下一対のクランプ部材とから構
成している。そして、このクランプ部材のクランプ駆動
手段を、上記と同じモータにより駆動されるカムと、こ
のカムに駆動されて回転する回転子とから構成し、この
回転子の両端部に上記上下一対のクランプ部材を連結す
ることにより、同一モータによりリードフレームのピッ
チ送りとクランプとを行うようにしたものである。
(作用) 上記構成において、モータに駆動されて往復動子が往
復動すると、これに駆動されてクランプ部材は往復動す
る。また上記モータと同じモータにより、クランプ駆動
手段のカムが駆動されて回転子が回転することにより、
リードフレームはクランプ部材により上下からクランプ
され、その状態で上記のようにクランプ部材が往復動す
ることにより、リードフレームは移送ヘッドへ向ってピ
ッチ送りされる。
(実施例) 次に図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
第1図はリードフレームの間欠搬送装置の全体斜視図
であって、この搬送装置は、移送ヘッドHのノズルに吸
着されたチップdを、リードフレームLFのボンディング
地点Pに所定ピッチ毎にボンディングするために、リー
ドフレームLFを移送ヘッドHの直下へ向って間欠的にピ
ッチ送りするものである。Mはモータであって、その回
転はタイミングベルト1及びプーリ2を介して、リード
フレームLFをピッチ送りするための駆動部3に伝達され
る。次に第2図と第3図を併せて参照しながら、駆動部
3の詳細を説明する。
4はプーリ2により駆動されるドラム型のカムであっ
て、ボックス5に収納されており、カム4の周胴面には
ガイドリブ4aが突設されている。6,6はガイドリブ4aに
当接するカムフォロアである。このカムフォロア6,6は
回転板7に支持されており、この回転板7の回転軸8に
はギヤ10が連結されている。モータMに駆動されてカム
4が回転すると、カムフォロア6,6はガイドリブ4aに案
内されて回転軸8を中心に回動し、ギヤ10は矢印N1方向
に往復回転する。11はギヤ10に駆動されるギヤであっ
て、180゜往復回転する。12はギヤ11の回転軸13に装着
された回転体であって、その前面に回動子14が装着され
ており、モータMが駆動してギヤ11が回転すると、回動
子14は回転軸13を中心に回動半径R(第3図参照)にて
矢印N1方向に180゜往復回動する。
第1図において、16は長板状の往復動子、17はその支
持部材であって、往復動子16の背面に突設されたガイド
材18は、支持部材17の前面に突設されたガイド材19に嵌
合している。21は往復動子16を上記移送ヘッドH側へ付
勢するばね材、22は往復動子16の端部に装着された係合
部であって、この係合部22はばね材21のばね力に付勢さ
れて上記回動子14に圧接されてる。したがって回動子14
が上述のようにN1方向に往復回動すると、往復動子16は
この回動子14の回動に駆動されて、N2方向すなわちリー
ドフレームLFの搬送方向に往復動する。後に詳述するよ
うに、リードフレームLFは、クランプ部材に挟持された
状態で、往復動子16がこのように往復動することによ
り、移送ヘッドHへ向って間欠的にピッチ送りされる。
25は送りピッチを無段階に調整するための回動子14の位
置調整装置であって、次にその詳細を説明する。
第2図において、26は上記回転体12の端部に装着され
たフレームであって、このフレーム26には回転体12の内
部に配設された送りねじ27が装着されている。28はこの
送りねじ27に沿って移動自在に螺着された送りナットで
あって、上記回動子14はこの送りナット28に装着されて
いる。29は送りねじ27の端部に装着された係合子であ
る。30は送りねじ27の駆動用モータであって、支持材31
に装着されている。この支持材31は、ガイド材32,33を
介してフレーム34に横方向に摺動自在に支持されてい
る。35はフレーム34に装着されたエアシリンダであっ
て、そのロッドは支持材31に連結されている。モータ30
の前面にはピン36が突設されており(第4図も併せて参
照)、また上記係合子29にはこのピン36が嵌入する孔部
37が形成されている。38はフレーム26に軸着された係合
子29のブレーキシュー、39はこのブレーキシュー38を係
合子29に圧接するためのばね材、38aはブレーキシュー3
8から突出するレバー、40はモータMの前面に突設され
た第2のピンである。次に調整装置25の動作を説明す
る。
エアシリンダ35が駆動すると、モータ30はガイド材3
2,33に案内されて前進し、ピン36は孔部37に嵌入すると
ともに、第2のピン40はレバー38aを押圧してブレーキ
シュー38を係合子29から切り離す(第4図鎖線参照)。
その状態でモータ30が回転すると、送りねじ27は回転
し、送りナット28に装着された回動子14は送りねじ27に
沿って摺動し、回動軸13を中心とする回動子14の回動半
径Rが調整される。調整が終了すると、再度エアシリン
ダ35を駆動してモータ30を後退させ、ピン36を孔部37か
ら離脱させるとともに、第2のピン40によるレバー38a
の押圧を解除し、ブレーキシュー38を係合子29の圧接す
る。このように回動子14の回動半径Rを調整することに
より、往復動子16の往復動ピッチL(第3図参照)すな
わちリードフレームLFの送りピッチが無段階で調整され
る。勿論、モータ30に換えてハンドルを設け、ハンドル
を手動操作することにより、送りねじ27を回転させて回
動子14の位置調整を行ってもよい。また特にこのもの
は、カム4を一定速度で回転させながら、その1回転で
回動子14を180゜往復回動させることにより、往復動子1
6を1往復させるものであり、この関係は回動半径Rを
変更しても変らないものであり、このことは、カム4の
回転制御を行うことなく、ガイドリブ4aのカム曲線を生
かしながら、自由かつ正確にリードフレームLFの送りピ
ッチを変更できることを意味している。次に第1図、第
5図、第6図を参照しながら、リードフレームLFのクラ
ンプ手段を説明する。
上記往復動子16の両端部にはスプライン軸41,42が貫
通しており、スプライン軸41とスプライン軸42の後端部
は、レバー43,44及びロッド45を介して連結されてい
る。46,47は一方のスプライン軸41の端部に装着された
レバー及び回転子であり、レバー46の下端部にはローラ
48が軸着されている。49はローラ48の接地プレートであ
って、その下方にはカム50とカムフォロア51が配設され
ており、これらの部材46〜51は、クランプ部材59,60
(後述)のクランプ駆動手段を構成している。54はプレ
ート49の昇降を案内するガイドロッドである。第1図に
おいて、9は上記プーリ2と同軸のプーリであり、その
回転はタイミングベルト23,24を介してカム50の回転軸5
5に伝達される。このようにこのカム50は、往復動子16
を駆動するモータMと同じモータMにより駆動される。
上記回転子47はその中央部をスプライン軸41に装着さ
れて上記往復動子16に連結されており、往復動子16と一
体的に往復動する。また回転子47の両側部にはローラ5
6,56が軸着されており(第6図参照)、このローラ56,5
6はガイドプレート57の上面と下面に沿って摺動する。
また上部のローラ56には、プレート58を介してクランプ
部材59がピン64により軸着されており、また下部のロー
ラ56にもクランプ部材60が装着されている。61はクラン
プ部材59を下方に付勢するばね材である。62,63はリー
ドフレームLFの支持材であって、リードフレームLFの搬
送用コンベヤ72と同じレベルに配設されており、クラン
プ部材59,60によるクランプ状態が解除されたリードフ
レームLFを一時的に支持する。
上記構成において、カム50が回転すると、プレート49
はカムフォロア51に押し上げられて昇降する。すると回
転子47はこれに連動してスプライン軸41を中心に矢印N3
方向に回転し(第6図参照)、上下一対のクランプ部材
59,60によりリードフレームLFの縁部を上下からクラン
プし、その状態で上述のように往復動子16が矢印N2方向
へ往復摺動することにより、リードフレームLFは移送ヘ
ッドHへ向って間欠搬送される。勿論、往復動子16が後
退するときは、カム50は更に回転してプレート49は下降
し、回転子47は逆方向に回転してクランプ部材59,60は
リードフレームLFのクランプ状態を解除する。このよう
に、クランプ駆動手段46〜51は、クランプ部材59,60が
リードフレームLFを移送ヘッドHへ向って搬送すべく往
動するときは、プレート49を押し上げてクランプ部材5
9,60にリードフレームLFを挟持せしめ、クランプ部材5
9,60が復動するときは、クランプ状態を解除すべく、プ
レート49を下降させる。すなわちクランプ駆動手段46〜
51は、往復動子16の往復動に同期して、クランプ部材5
9,60が間欠的にリードフレームLFを挟持するようにこれ
を駆動する。またリードフレームLFをピッチ送りする往
復動子16と、その際リードフレームLFをクランプするク
ランプ部材59,60の駆動用のカム50を、同じモータMに
より駆動するようにしているので、ピッチ送りとクラン
プ動作の同期を正確にとることができる。次に、リード
フレームLFの横巾の変更にともなう支持材62,63の位置
調整手段の説明を行う。
第1図において、65,66は支持材62,63の支持台であっ
て、ガイド材67上に摺動自在に設置されている。68,69
はこの支持材62,63の両端部を貫通する送りねじ、70は
ナットであり、一方の支持台65は右ねじ68a,69aに、ま
た他方の支持台66は左ねじ68b,69bに螺合している。71
はモータであって、送りねじ68,69を駆動する。72はタ
イミングベルトである。したがって、モータ71を駆動す
ると、支持体65,66はN4方向に摺動し、リードフレームL
Fの横巾寸法の変更に対応して、支持材62,63間の間隔を
調整することができる。
このリードフレームの間欠搬送装置は上記のような構
成より成り、次に全体の動作を簡単に説明する。
モータMが回転すると、回転子47はプレート49に押し
上げられてN3方向へ回転し、リードフレームLFの縁部は
クランプ部材59,60に挟持される(第5図,第6図鎖線
参照)。またこれと同時に、回動子14は同じモータMに
駆動されて回転軸13を中心にN1方向に回動し、往復動子
16はばね材21のばね力に抗して前方(第1図において右
方)へ往動し、クランプ部材59,60に挟持されたリード
フレームLFを移送ヘッドHへ向ってピッチ送りする。移
送ヘッドHによりボンディング地点Pにチップdがボン
ディングされると、カム50は更に回転してクランプ部5
9,60による挟持状態は解除され、また回動子14が上記と
反対方向に回動することにより、往復動子16はばね材21
のばね力により後方へ復動し、クランプ部材59,60は原
位置に復帰する。以上の動作が繰り換されることによ
り、リードフレームLFは移送ヘッドHへ向って間欠的に
ピッチ送りされ、ボンディング地点Pにチップdが次々
とボンディングされる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、モータに駆動されて往
復動する往復動子と、この往復動子に駆動されて往復動
することにより、リードフレームを上下からクランプし
て移送ヘッドへピッチ送りする上下一対のクランプ部材
とから成り、このクランプ部材のクランプ駆動手段を、
上記と同じモータにより駆動されるカムと、このカムに
駆動されて回転する回転子とから構成し、この回転子の
両端部に上記上下一対のクランプ部材を連結することに
より、同一モータによりリードフレームのピッチ送りと
クランプとを行うようにしているので、リードフレーム
を正確に移送ヘッドに向ってピッチ送りしながら、ボン
ディング地点にチップをボンディングすることができ
る。またリードフレームをピッチ送りする往復動子と、
その際リードフレームをクランプするクランプ部材の駆
動用のカムを、同じモータにより駆動するようにしてい
るので、クランプ動作をピッチ送りを正確に同期させ
て、確実にリードフレームをピッチ送りすることができ
る。
【図面の簡単な説明】 図は本発明の実施例を示すものであって、第1図はリー
ドフレームの間欠搬送装置の斜視図、第2図は駆動部の
斜視図、第3図は同平面図、第4図はピッチ調整装置の
部分正面図、第5図,第6図はクランプ機構の側面図及
び部分正面図である。 16……往復動子 46〜51……クランプ駆動手段 47……回転子 50……カム 59,60……クランプ部材 H……移送ヘッド LF……リードフレーム M……モータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータに駆動されて往復動する往復動子
    と、この往復動子に駆動されて往復動することにより、
    リードフレームを上下からクランプして移送ヘッドへピ
    ッチ送りする上下一対のクランプ部材とから成り、この
    クランプ部材のクランプ駆動手段を、上記と同じモータ
    により駆動されるカムと、このカムに駆動されて回転す
    る回転子とから構成し、この回転子の両端部に上記上下
    一対のクランプ部材を連結することにより、同一モータ
    によりリードフレームのピッチ送りとクランプとを行う
    ようにしたことを特徴とするリードフレームの間欠搬送
    装置。
JP27482588A 1988-10-31 1988-10-31 リードフレームの間欠搬送装置 Expired - Lifetime JP2669001B2 (ja)

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KR100220288B1 (ko) * 1996-12-04 1999-09-15 윤종용 리드 프레임 이송장치
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