JP3450888B2 - 感熱性接着ラベルの貼着方法 - Google Patents

感熱性接着ラベルの貼着方法

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JP3450888B2 JP31807793A JP31807793A JP3450888B2 JP 3450888 B2 JP3450888 B2 JP 3450888B2 JP 31807793 A JP31807793 A JP 31807793A JP 31807793 A JP31807793 A JP 31807793A JP 3450888 B2 JP3450888 B2 JP 3450888B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱接着剤が塗布され
たラベルを瓶等の被接着物に装着する感熱性接着ラベル
の貼着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ガラス瓶やプラスチック
容器等の被接着物には、文字や絵柄等の印刷されたラベ
ルが接着剤を介して貼着されているのが一般的である。
このラベルを貼着する手段としては、熱可塑性のプラス
チックフィルムの片面に所定温度で粘性を発揮すべく活
性化する感熱接着剤を塗布し、ラベルに塗布された感熱
接着剤を加熱装置で加熱することにより活性化させ、該
活性化した感熱接着剤を介してラベルを被接着物に貼着
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ラ
ベルの感熱接着剤を加熱装置で加熱しているため、この
加熱時にプラスチック基材も加熱されることとなり、ラ
ベルが貼着以前に湾曲してしまったり、軟化変形や収縮
等してしまい、ラベル貼着時の取扱いが困難となる欠点
があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、ラベル側を加熱するのではなく、被接着物
側の熱により感熱接着剤を活性化させることにより、ラ
ベルのプラスチック基材が湾曲等するのを防止すること
でラベルの貼着時の取扱いが容易となり、その貼着形態
の向上を図ることを課題とする。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記課題を解
決するために感熱性接着ラベルの貼着方法としてなされ
たもので、 片面に所定温度で粘性を発揮すべく活性化す
る感熱接着剤6が塗布された自己伸縮性を有するストレ
ッチフィルムからなるラベル基材5とするラベル2の一
端部2aを、該感熱接着剤6の活性化温度以上の温度を有
するブロー成形により成形された被接着物1に感熱接着
剤6を介して貼着し、更に、被接着物1を回転させ且つ
該ラベル2を緊張させながら、該ラベル2を順次被接着
物1に貼着することにある。
【0007】
【作用】上記本発明の感熱性接着ラベルの貼着方法にお
いて、感熱接着剤6の塗布されたラベル2の一端部2a
を、被接着物1に押圧させると、感熱接着剤6は被接着
物1が持つ熱により活性化し粘性を発揮するため、一端
部を被接着物1に貼着することができる。更に、ラベル
2を被接着物1に順次巻き付けることにより、感熱接着
剤6を活性化させ、ラベル2を湾曲等することなく被接
着物1に貼着させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従っ
て説明する。図1及び図2は本発明の第1実施例を示
し、1は金属容器、ガラス瓶またはプラスチック瓶等の
耐熱性を有する被接着物で、その胴部3には文字,絵柄
等が印刷されたラベル2が貼着されている。
【0009】ラベル2は被接着物1の胴部3の周方向の
略半分の大きさで、且つラベル基材5の内面全面に感熱
接着剤6が塗布されたものである。ラベル基材5はポリ
エチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリブタ
ジエン等よりなる厚みが20μm〜100μm程度の自己伸
縮性を有するプラスチックフィルムからなる。
【0010】感熱接着剤6としては、加熱することによ
り活性化するホットメルト接着剤や常温では粘着性はな
いが加熱により粘着性が生じ、それが冷却後もかなりの
時間持続するようなディレイドタック接着剤が好適であ
る。
【0011】次に、上記ラベル2を被接着物1に貼着す
る方法について説明する。先ず、被接着物1を所定の温
度(前記感熱接着剤6が活性化する温度以上の温度)に
加熱する。この被接着物1を加熱する手段としては、被
接着物1をコンベアで順次搬送する間に、加熱トンネル
を通過させることにより加熱したり、温水内に被接着物
1を浸しておく等して適宜被接着物1を加熱する。
【0012】次に、加熱されている被接着物1の胴部3
に、例えば長尺状のラベル連続体を所定の形状に切断し
たラベル2の一端部1aを当接させる。一端部2aの感熱接
着剤6は被接着物1が加熱されていることにより、その
熱で加熱されて活性化し、一端部1aが被接着物1に貼着
可能となる。尚、この一端部2aを弾性力を有する押圧ロ
ーラ9で被接着物1側に押圧すると効果的である。
【0013】次に、ラベル2を緊張させた状態で被接着
物1を矢印A方向に回転させる(図2(イ)参照)。こ
の被接着物1の回転時に、ラベル2は1〜10%伸長され
た状態にあり、その内面が順次被接着物1に沿って巻か
れる(図2(ロ)参照)。このラベル2の巻き付け時に
は、ラベル2を直接加熱していないため、ラベル基材5
が軟化することはなく、ラベル2に張力を付与し易く、
しかも、押圧ローラ9はラベル2を被接着物1に押圧す
るので、仮に、図3に示すように被接着物1の表面にゆ
るやかな曲面12があっても、ラベル2全体を密着状に貼
着することかできるのである。
【0014】更に、図4及び図5は本発明の第2実施例
を示し、上記実施例では被接着物1を別途加熱する構成
を例示したが、本実施例では、被接着物1がプラスチッ
ク製の瓶からなり、この被接着物1をブロー成形または
射出成形により形成した際に被接着物1が有する熱を利
用してラベル2を貼着する構成である。
【0015】即ち、ラベル2の両端部2a,2bにホットメ
ルト接着剤6が塗布され、その一端部2aを、成形機から
排出されまだ熱が残っている被接着物1に貼着し(図4
(イ)参照)、該ラベル2を緊張させた状態で被接着物
1を矢印A方向に回転させる。この被接着物1の回転時
に、ラベル2は上記と同様に伸長された状態にあり、順
次被接着物1に沿って巻かれる(図4(ロ)及び図5
(イ)参照)。
【0016】更に、ラベル2を被接着物1の胴部3全周
に巻き付け、その他端部2bをホットメルト接着剤6を介
して前記一端部2aの表面に重合させ、両端2a,2bの接合
部分を冷却用押圧バー13にてホットメルト接着剤6が冷
えて固化するまで押圧する(図4(ハ)及び図5(ロ)
参照)。
【0017】ホットメルト接着剤6が固化した後に、該
冷却用押圧バー9をラベル2から離間させると、ラベル
2は自己収縮力による締め付け力により被接着物1との
間に摩擦力が生じ、被接着物1に密着状態で装着させる
ことが可能となる。
【0018】更に、例えばブロー成形により成形された
被接着物1は、成形後、約24〜48時間で約1〜2%程度
収縮することがあるが、緊張状態にあるラベル2はこの
被接着物1の収縮に追従して収縮するため弛むことはな
く、しかも、ラベル2は常時緊張状態が維持されている
ので、皺が発生するおそれもない。
【0019】図6は本発明の第3実施例を示し、ラベル
基材5の他端部2bにはホットメルト接着剤6aが塗布さ
れ、該ホットメルト接着剤6bの塗布された以外の内面に
は、ディレイドタック接着剤6aが塗布されている。
【0020】従って、このラベル2は、例えば、ブロー
成形により成形された被接着物1に装着するのに最適で
ある。即ち、ブロー成形により形成された被接着物1
は、上記の如く時間の経過と共に収縮するのであるが、
該ラベル2のホットメルト接着剤6は冷却により固化し
てラベル2の両端を接着し、ディレイドタック接着剤6a
はホットメルト接着剤6bの固化後も依然として粘着力を
維持しているため、被接着物1の収縮に対してラベル2
の収縮追従を許容することとなり、皺や弛みが発生する
ことなく、密着状態を維持させることが可能となり、ま
た、ディレイドタック接着剤6aの硬化後は、ラベル2が
被接着物1全周にわたって密着固定されるため、ラベル
2がずれたりすることもない。
【0021】本発明は上記の実施例に限定されるもので
はなく、例えば、本発明に使用するプラスチックフィル
ムは前述の如く、特に大きな自己伸縮性(弾性伸縮)は
必要なく、3〜10%伸長させた場合の弾性復元力(収縮
力)が良いものでなれば良く、また、ストレッチフィル
ム以外の熱可塑性のフィルムを基材とすることも可能で
ある。
【0022】しかも、被接着物1の胴部3の断面形状は
円形、矩形状以外に任意のものが採用可能であり、その
材質もその他任意に設定自在である。更に、上記それぞ
れの実施例では、ラベル2を被接着物1に巻き付ける際
に、被接着物1を回転させたが、被接着物1を固定させ
ておいてラベル2を被接着物1に沿って巻き付けるよう
にしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の感熱性接着ラベル
の貼着方法は、片面に所定温度で粘性を発揮すべく活性
化する感熱接着剤が塗布され且つプラスチックフィルム
をラベル基材とするラベルの一端部を、該感熱接着剤の
活性化温度以上の温度を有する被接着物に貼着し、更
に、該ラベルの他端部側を被接着物に貼着するので、従
来のように感熱接着剤を活性化すべくラベル側を加熱す
る場合に比し、ラベルの収縮にともなってラベルが湾曲
してしまったり、軟化変形等してしまうおそれはなく、
ラベル貼着時にその取扱いが容易となり、ラベルの装着
態様を良好にできる利点がある。
【0024】更に、被接着物を回転し且つ該ラベルを緊
張させながら、該ラベルを順次被接着物に貼着すること
により、仮に被接着物の表面にゆるやかな曲面状であっ
ても、ラベル全体を被接着物に密着して貼着させること
が可能となる。
【0025】また、ラベル基材をストレッチフィルムか
ら構成し、前記感熱接着剤がディレイドタック接着剤と
ホットメルト接着剤とからなり、ラベルを緊張させなが
ら被接着物に貼着する場合には、特に該ラベルをブロー
成形被接着物で多少のゆるやかな曲面等のある被接着物
に貼着した場合であっても、ラベルは成形後に収縮変形
する被接着物に対して追従して収縮可能となり、ラベル
の被接着物への密着状態を効果的に維持することが可能
となり、皺や弛みの発生を防止して被接着物に装着する
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図。
【図2】(イ)及び(ロ)はラベルを被接着物に巻き付
ける状態の一部断面平面図。
【図3】表面にゆるやかな曲面を有する被接着物にラベ
ルを貼着した場合の一部断面正面図。
【図4】本発明の第2実施例を示し、(イ)〜(ハ)は
ラベルの被接着物への巻き付け工程をそれぞれ示す一部
断面平面断面図。
【図5】(イ)はラベルを被接着物に巻き付ける状態の
斜視図、(ロ)は同巻き付けた状態の斜視図。
【図6】本発明の第3実施例を示す一部断面平面図。
【符号の説明】
1…被接着物、2…ラベル、2a…一端部、2b…他端部、
5…ラベル基材、6…感熱接着剤、6a…ディレイドタッ
ク接着剤、6b…ホットメルト接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65C 3/00 B65C 9/25

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に所定温度で粘性を発揮すべく活性
    化する感熱接着剤(6)が塗布された自己伸縮性を有す
    るストレッチフィルムからなるラベル基材(5)とする
    ラベル(2)の一端部(2a)を、該感熱接着剤(6)の
    活性化温度以上の温度を有するブロー成形により成形さ
    れた被接着物(1)に感熱接着剤(6)を介して貼着
    し、更に、被接着物(1)を回転させ且つ該ラベル
    (2)を緊張させながら、該ラベル(2)を順次被接着
    物(1)に貼着することを特徴とする感熱性接着ラベル
    の貼着方法。
  2. 【請求項2】 前記感熱接着剤(6)が、ラベル基材
    (5)の略全面に設けられたディレイドタック接着剤
    (6a)と、ラベル基材(5)の他端部(2b)に設けられ
    たホットメルト接着剤(6b)とからなる請求項に記載
    の感熱性接着ラベルの貼着方法。
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