JPH0744619Y2 - シュリンク包装材 - Google Patents

シュリンク包装材

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JPH0744619Y2
JPH0744619Y2 JP11541388U JP11541388U JPH0744619Y2 JP H0744619 Y2 JPH0744619 Y2 JP H0744619Y2 JP 11541388 U JP11541388 U JP 11541388U JP 11541388 U JP11541388 U JP 11541388U JP H0744619 Y2 JPH0744619 Y2 JP H0744619Y2
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JP
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film
heat
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wrapping material
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JP11541388U
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一彦 永田
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Fuji Seal Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は瓶容器等の物品の外周に商品名等を印刷したラ
ベルを付す様な場合に使用されるシュリンク包装材に関
する。
(従来の技術) 周知の如く、瓶容器の外周にラベルを付す様な場合に
は、例えば実開昭54-143380号公報に所載の如く、所望
の印刷を施した筒状のシュリンク包装材を瓶容器に外嵌
させてこれを加熱収縮させることにより瓶容器の表面に
密着巻装させる手段が慣用されている。また、従来では
この瓶容器を販売後等に回収して再使用を図る場合が多
々あるが、この様な場合には新たなラベルを付け直すた
めに先のシュリンク包装材(ラベル)を瓶容器から剥離
させる必要がある。
そこで、従来ではこのシュリンク包装材を剥離させる手
段として、当該包装材に高温の熱風を吹付けてその溶融
断裁を行ったり、或いは高圧水の噴射により包装材の切
断を行う様な作業が行われていたのが実情であった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の前者の手段では、包装材が巻
装された瓶容器が耐熱性に劣る合成樹脂製等の場合には
適用できない。又、後者の手段に於いても高圧水を容器
に噴射させることはその衝撃により容器に破損を生じさ
せる虞れがあり、適用できる容器等の種類が狭く限定さ
れる問題点を有していた。
しかも、前記従来の何れの手段に於いても、包装材を切
断し得る程度の高温の熱風発生装置や高圧水の噴射設備
を要するために、その設備が大掛かりとなって設備費用
が嵩み、経済面に於いても難点を生じていたのである。
尚、従来では例えば実開昭61-110560号公報所載のシュ
リンク包装材が存在する。この包装材は第6図の如く、
フィルム2eの両端を感圧性等の接着剤3eで重合接着させ
て、その接続部に破断開封用の摘み部6を設けてフィル
ム2eの破断を容易にしたものである。しかるに、当該手
段では接着剤3eで強固に接着された接続部を容易に剥離
させることは到底困難で、あく迄も手作業で摘み部6を
把持してフィルム2eを破断させねばならない。この作業
を機械化させることは技術面と経済面の観点から困難で
ある。よって、当該シュリンク包装材を使用する場合で
あっても、結局は機械作業処理を行う場合には上述の高
温熱風装置等を使用する必要が生じて、上記従来の問題
点を解決するには至らないのである。
それ故、本考案は容器等の被巻装物へ適正な装着が行え
ることは勿論のこと、その装着後の剥離作業を従来より
も容易に行うことができる新規且つ有用なシュリンク包
装材を世に提供することを、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は瓶容器等への被巻装物への装着の際にはフィル
ムの筒状状態を確実に維持する一方で、被巻装物から取
り外す際にはその筒状状態を容易に解除させ得る様にフ
ィルムの両端部を接着する接着剤を適用することによ
り、上記従来の課題を解決せんとして構成されたもので
ある。
すなわち、本考案は、熱収縮性を有するフィルム2の両
端部が接着剤3を介して相互に接着されて筒状に形成さ
れるシュリンク包装材であって、前記接着剤3は、フィ
ルム2の熱収縮開始温度よりも高温の温度条件において
その接着力が低下する感熱性接着剤とした、シュリンク
包装材である。
(作用) 上記構成を特徴とするシュリンク包装材に於いては、感
熱性接着剤3を介してフィルム2の両端部を接着させて
筒状にした状態で被巻装物4に外嵌させ、その後フィル
ム2の熱収縮開始温度よりも考案で且つ加熱によるフィ
ルム収縮張力が当該温度条件での感熱性接着剤3の接着
力を上回らない温度条件で前記フィルム2を加熱して収
縮させれば被巻装物4への適正な装着が行える。
而して、その取外しを行う場合に於いて、シュリンク包
装材を巻装した被巻装物4を先の加熱温度よりも高温に
加熱させれば、感熱性接着剤3の接着力が低下すると同
時に、フィルム2は更に熱収縮を行ってその両端部には
収縮に伴う張力が作用する。その結果、これらの相乗作
用によってフィルム2の両端部を容易に剥離させること
ができるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
〔第1実施例〕 第1図は本実施例のシュリンク包装材1を示し、矩形の
帯状に形成されて表面部に所望の印刷等を施した熱収縮
性の合成樹脂製フィルム2の一端部に、例えば塩素化ポ
リプロプレン系の感熱性接着剤3を一定幅で塗着したも
のである。
前記フィルム2としては、例えば熱収縮開始温度が約60
℃で、100℃での収縮率が50%程度のポリプロピレンの
熱収縮性フィルムが適用される。
また、前記感熱性接着剤3は例えば80℃程度以下では充
分な接着力を発揮維持するが、それ以上の高温例えば90
℃程度以上となるとその接着力がかなり低下するもので
ある。
以上の構成からなるシュリンク包装材1は、その使用に
際して、先ず第2図の如く、フィルム2の両端部を相互
に重合させて感熱性接着剤3を介して接着させることに
より筒状に形成する。この接着作業は当該接着剤3の塗
着部位を70℃程度で加熱圧着して行う。
その後、該筒状の包装材1を所定の瓶容器4に外嵌さ
せ、第3図の如くヒーター等でフィルム2を70℃〜80℃
程度に加熱して収縮させ、これにより該フィルム2を瓶
容器4に密着させる。尚、その際感熱性接着剤3も同温
度に加熱されるが、当該温度ではフィルム2の両端部を
確実に接着させており、該フィルム2が瓶容器4から剥
離を生じる様なことはない。
次に、前記瓶容器4の再使用を図るべく前記包装材1を
取外すには、例えば当該瓶容器4を前回の加熱温度より
も高温の90℃程度に加熱させればよい。この加熱作業は
例えば第4図の如く瓶容器4を熱湯5内に浸漬させる等
して簡易に行えるものである。
この加熱によって、感熱性接着剤3の接着力は大幅に低
下すると同時に、フィルム2は瓶容器4への巻装時より
も高温に加熱されるために再収縮を行う。その結果、該
フィルム2の収縮張力Tがフィルム2の両端の接着状態
を解除すべく作用して、フィルム2の両端部が相互に剥
離し、元の矩形帯状に展開されたフィルム2は瓶容器4
から容易に離脱するのである。
〔第2実施例〕 次に、本考案の第2実施例をその説明便宜上、前記第1
図乃至第4図を援用して説明する(参照符号も同一符号
を使用する)。
本実施例は、第1図に示すシュリンク包装材1に於い
て、感熱性接着剤3としてディレードタック3を用い、
又フィルム2として例えば熱収縮開始温度が約60℃で、
90℃での収縮率が50%程度のポリ塩化ビニールの熱収縮
性フィルムを適用したものである。前記ディレードタッ
ク3は例えば50℃程度以下では充分な接着力を発揮維持
するが、それ以上の高温例えば50〜70℃程度でディレー
ドタック3自身に含まれる可塑剤が順次溶融することに
より活性化して粘着力(接着力)が生じ、更に、80℃以
上の高温になると流動性が生じて、その接着力が低下す
るものである。その一例としては東洋インキ製造株式会
社製の商品名オリバイン等が適用される。
上記構成のシュリンク包装材1では、先ずフィルム2の
筒状化を図るべく両端部を重合してディレードタック3
を介して接着させるには、当該接着部位を50〜60℃程度
に加熱したり、或いは有機溶剤をディレードタック3に
塗布して活性化を図ることにより行える。その後、該筒
状の包装材1を瓶容器4に外嵌した後にフィルム2を60
〜70℃程度に加熱して収縮させればその装着が行えるの
である。この加熱温度条件ではディレードタック3は未
だ充分な粘着力を有しフィルム2の両端部を確実に接着
させている。
また、前記瓶容器4を第4図の如く80℃〜100℃程度の
熱湯5内に浸漬させて再加熱すれば、ディレードタック
3には流動性がでてその接着力が低下し、これと同時に
フィルム2は再収縮を行う。従って、当該実施例の場合
にあってもフィルム2の収縮張力Tがフィルム2の両端
のディレードタック3の接着力よりも大きくなって、フ
ィルム2の両端部が相互に剥離して瓶容器4から離脱す
るのである。
この包装材1の剥離は100℃以下の温度条件で行えるか
ら、瓶容器4が合成樹脂製の比較的熱い弱い材質のもの
であっても、広くこの剥離方法が適用できることとな
る。更に、大量の瓶容器を処理する場合にこれら瓶容器
を熱湯内に同時に或いは順次連続して浸漬させればよ
く、その作業が非常に能率良く行えることとなる。
〔他の実施例〕
尚、上記各実施例では、フィルム2の材質としてポリプ
ロピレンやポリ塩化ビニールを用いたが本考案は決して
これに限定されない。具体的な熱収縮開始温度や熱収縮
率等は問わず、その具体的な材質は使用用途等に応じて
任意に変更自在である。又、フィルム2は単体の材質か
らなるものに限定されず、例えば第5図の如く熱収縮性
フィルム2aと非熱収縮性フィルム2bとを接続したもので
もよく、要は全体として熱収縮性を有しておればよい。
更に、本考案に係るシュリンク包装材は瓶容器のラベル
として使用されるもの以外として、例えば硝子瓶の破損
防止等を目的として使用されるものにも適用できるもの
で、その具体的な使用用途,使用態様は問わない。巻装
対象となる物品としては瓶容器以外の容器類は勿論のこ
とその他の様々な物品に適用できるものである。よっ
て、フィルム2の具体的な形状やサイズ等はその使用用
途に応じて任意に設計変更自在である。
更に、本考案に係る感熱性接着剤3の具体的な成分等も
特定されない。要は、フィルム2の両端部の接着に使用
されて、当該フィルム2の熱収縮開始温度よりも高温の
熱収縮温度に加熱した際にその収縮張力により該フィル
ム2の両端部を相互に剥離可能とすべくフィルム2の熱
収縮開始温度よりも高温の温度条件においてその接着力
が低下する感熱性の接着剤であればよい。その具体的な
接着特性はフィルム2の熱収縮特性に応じてににに変更
自在である。
その他、本考案は各部の具体的な構成は全て本考案の意
図する範囲内で任意に設計変更自在であり、又当然なが
ら被巻装物への具体的な装着脱手段を一切問うものでは
ない。シュリンク包装材の剥離作業に際しての加熱手段
としては、上記の熱湯浴以外として、温風送風やスチー
ムの吹付け等を適用してもよい。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案は熱収縮性のフィルムの両端部を、
該フィルムの熱収縮温度よりも高温の温度条件において
その接着力が低下する感熱性接着剤によって接着させて
いるので、瓶容器等の被巻装物にフィルムを装着する場
合には、フィルムを感熱性接着剤の接着力が低下しない
熱収縮開始温度条件で加熱して収縮させることにより適
切に行えることは勿論のこと、フィルムを被巻装物から
取り外す場合には、フィルムを更に加熱することによ
り、感熱性接着剤の接着力の低下とフィルムの収縮力と
の相乗作用を利用してフィルムの両端部を相互に剥離さ
せることが可能となる。
その結果、従来の如くフィルムを溶融裁断させる程高温
に加熱させる必要がなく、これよりも格段低い温度で加
熱させてフィルムを再収縮させるだけでよいこととな
り、フィルムを被巻装物から取外す際に瓶容器等の被巻
装物を高温や高圧水によって不用意に損傷させる虞れを
適切に解消できて、従来では適用できなかった耐熱性,
耐衝撃性に劣る被巻装物の場合であっても非常に簡易な
設備により容易にその取外作業が行え、被巻装物の再利
用等に益する格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシュリンク包装材の一実施例を示
す正面図。 第2図乃至第4図はその使用例を示す説明図。 第5図は本考案の他の実施例を示す斜視図。 第6図は従来例を示す斜視図。 2……フィルム、3……感熱性接着剤、4……被巻装物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱収縮性を有するフィルム2の両端部が接
    着剤3を介して相互に接着されて筒状に形成されて、瓶
    容器等の被巻装物4の外周に巻装されて加熱収縮される
    シュリンク包装材であって、前記接着剤3は、フィルム
    2の熱収縮開始温度よりも高温の温度条件においてその
    接着力が低下する感熱性接着剤であることを特徴とする
    シュリンク包装材。
  2. 【請求項2】感熱性接着剤がディレードタックである実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のシュリンク包装材。
JP11541388U 1988-08-31 1988-08-31 シュリンク包装材 Expired - Lifetime JPH0744619Y2 (ja)

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JP11541388U JPH0744619Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 シュリンク包装材

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JPH0237837U JPH0237837U (ja) 1990-03-13
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JPH0359993U (ja) * 1989-10-13 1991-06-12
GB0023927D0 (en) * 2000-09-29 2000-11-15 Dupont Teijin Films Us Ltd Multilayer polymeric film

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JPH0237837U (ja) 1990-03-13

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