JP2006076661A - 筒状シュリンク材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】帯状のシュリンクフィルム10の長手方向における一端側から徐々にシュリンクフィルム10の幅方向における一端にシュリンクフィルム10の幅方向における他端が被さるように、シュリンクフィルム10をシュリンクフィルム10の長手方向における一端側から徐々にシュリンクフィルム10の幅方向に向けて丸める。丸められたシュリンクフィルム10の幅方向における一端および他端において対向した面のうちの少なくとも一方の面に塗工部材による粘着剤の直接塗工により粘着剤層を形成した後、丸められたシュリンクフィルム10の幅方向における一端および他端において対向した面を粘着剤層で連結して筒状にシュリンクフィルム10を形成する。
【選択図】図1
Description
そこで、鋭意研究の結果、本発明者は、かかる問題を解決する本発明に到達したものであり、本発明は、シュリンクフィルムを筒状にするためにフィルム端面の貼着の検認が容易で、人体に有害な溶剤を塗布しない筒状シュリンク材の製造方法を提供することを目的とする。
まず、シュリンクフィルム10を準備し、シュリンクフィルム10を長手方向に巻き戻し、徐々にその径が細くなるジグ101に挿入して、略U字状になるようにシュリンクフィルム10を丸める。
次に、シュリンクフィルム10の一端に、シュリンクフィルム10の長手方向端縁に沿って、一定の幅で粘着剤12aを、塗布機(塗工部材)102にて帯状に塗布(塗工)する。粘着剤を塗布してなる粘着部は、シュリンクフィルム10のどちらか一方の一端に形成すれば十分であるが、その両端に形成してもよい。さらに、シュリンクフィルム10に塗布された粘着剤層12に、シュリンクフィルム10の他端近傍を重ね合わせ、粘着剤層12の粘着力によってシュリンクフィルム10の一端と他端を連結し、筒状シュリンクフィルム14を形成する。
さらに、Rシールタイプのシュリンクラベル18の下端を直線状に形成するために、シュリンクフィルム10を下部加工部22で幅方向に切断する。最終的には、頭部加工部24で切断し不要なU字状加工部20を除去部として切り離すことになる。すなわち、先に進んでいる他のRシールタイプのシュリンクラベル18の下端を形成するために切断された部分と、後から進んでくるRシールタイプのシュリンクラベル18の頭部との間のU字状加工部20を捨てる。
もちろん、従来どおり、長い筒状シュリンクフィルム14を一旦ロール状に巻き取り巻回体としたのち、後の加工工程においてそれを巻き戻し、目的とするスリーブ状(筒状)シュリンクラベル16,Rシールタイプのシュリンクラベル18,プレフォームタイプのシュリンクラベル26を形成してもよい。
かかる両面粘着テープの幅は、望ましくは1.5〜15mm、さらに望ましくは3〜6mm、貼付位置はシュリンクフィルムの一端から1mm以内が望ましい。シュリンクフィルムの端面と両面粘着テープの端面をそろえる(貼付位置をシュリンクフィルムの一端から0mmにする)ためには、両面粘着テープ貼付後、両面粘着テープを貼ったシュリンクフィルムの一端を両面粘着テープごと切り落とすとよい。テープ幅が狭くなりすぎると、貼着強度が低下する傾向にあり、テープ幅が広くなりすぎると、シュリンクのむらが起きやすくなる。また、テープの貼付位置がシュリンクフィルムの内部に入りすぎると、貼着されていないシュリンクフィルムの端部において縮みしわが目立つようになるおそれがある。
両面粘着テープを貼付することは、両面粘着テープが切断しない限り、両面粘着テープは確実に貼付され、また、両面粘着テープが厚みをもつため、無色透明の溶剤に比べ、接着を行う材料のシュリンクフィルム上における存在の検認は容易であるという効果がある。両面粘着テープに文字等をあらかじめ記入しておけば、検認はさらに容易になる。
塗工される粘着剤は、シュリンクフィルムの一端面に約15mm幅までが望ましく、さらに望ましくは約6mm幅までであり、少なくとも、1.5mm幅が望ましく、さらに望ましくは3mmの幅に塗工する。塗工位置は、シュリンクフィルムの一端縁から1mm以内が望ましい。
塗工幅が狭くなりすぎると、貼付強度が低下する傾向にあり、塗工幅が広くなりすぎると、熱収縮のむらが起きやすくなる。また、塗工位置がシュリンクフィルムの内部に入りすぎると、粘着部で貼着されていないシュリンクフィルムの端部において縮みしわが目立つようになるおそれがある。
さらに、両面粘着テープや粘着剤を用いた場合には、その貼着部において剥し易くなることから、溶剤を使用した場合のようにミシン目をいれなくても、容易にシュリンクフィルムを除去することができるという効果も奏する。また、分別回収にも好都合である。
10 シュリンクフィルム
12 粘着剤層
12a 粘着剤
14 筒状シュリンクフィルム
16 スリーブ状(筒状)シュリンクラベル
18 Rシールタイプシュリンクラベル
20 U字状加工部
22 下部加工部
24 頭部加工部
26 プレフォームシュリンクラベル
101 ジグ
102 塗布機(塗工部材)
103 截頭円錐状型
Claims (1)
- 帯状のシュリンクフィルムの長手方向における一端側から徐々に前記シュリンクフィルムの幅方向における一端に前記シュリンクフィルムの幅方向における他端が被さるように、前記シュリンクフィルムを前記シュリンクフィルムの長手方向における一端側から徐々に前記シュリンクフィルムの幅方向に向けて丸め、
前記丸められたシュリンクフィルムの幅方向における一端および他端において対向した面のうちの少なくとも一方の面に塗工部材による粘着剤の直接塗工により粘着剤層を形成した後、前記丸められたシュリンクフィルムの幅方向における一端および他端において対向した面を前記粘着剤層で連結して筒状にシュリンクフィルムを形成することを特徴とする、筒状シュリンク材の製造方法。
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