JP2009048147A - 熱収縮性ラベルおよびその貼り合わせ方法 - Google Patents

熱収縮性ラベルおよびその貼り合わせ方法 Download PDF

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Sachiko Kagawa
幸子 香川
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Abstract

【課題】ペットボトルをはじめとするプラスチックボトルやガラスびんの胴部等の全周にフィルム基材の熱収縮力により密着される熱収縮性ラベルにおいて、ボトル等の容器から分離し易い熱収縮性ラベルを提供する。
【解決手段】1枚の熱収縮性フィルムの始端部外面と終端部内面を重ね合わせ接合された重ね合わせ部を有する筒状のフィルム1を、プラスチックボトルやガラス瓶等の容器の外周面に装着し、熱収縮して容器に密着させて用いる熱収縮性ラベルであって、重ね合わせ部の終端部とラベル胴部の接合面に少なくとも一部の未接着箇所が設けられ、重ね合わせ部のフィルム始端部と終端部の接合界面には、インキコーティング層2が介在している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ペットボトルをはじめとするプラスチックボトルやガラスびんの胴部等の全周にフィルム基材の熱収縮力により密着される熱収縮性ラベル分野に関し、特に、ボトル等の容器から分離し易い熱収縮性ラベルに関する。
現在、ペットボトルをはじめとするプラスチックボトルやガラスびん等の容器の胴部の全周に熱収縮力により密着させた熱収縮性ラベルが広く使用されている。 この熱収縮性ラベルは、ラベルとボトルの間に接着層が介在せず、ボトル表面の状態によるラベリング適性への影響が非常に小さく、またラベルとボトルを分離廃棄し易いことから、水や清涼飲料に適した容器として広く流通している。
以下に公知の文献を記す。
特開2007−15732号公報 特開2004−212758号公報
一方、近年の地球環境保護意識の高まりと共に、熱収縮性ラベルが容器の全周に巻かれたペットボトル等の容器についてもゴミの分別廃棄への更なる適応化が望まれており、使用後の容器廃棄の際に熱収縮性ラベルと容器を簡単に分離可能とする技術の必要性が高まっている。
この課題を改善する方法の一つとして、特許文献1に記載の技術がある。この技術は2本のミシン目の間に、剥離開始部となるような切り込みを断続的に設けたものである。しかしながらこの技術の場合、剥離開始部はボトル表面に密着しており、この切り込みをきっかけとして剥離開始する為には切り込みに爪を挿入せねばならず、爪と指の間にフィルムが入り込み、指先をフィルム端部で傷める可能性がある。また、ラベルの絵柄に合わせたピッチで切り込みを設けねばならず、設備上の制約がある。そして分離後のラベルはミシン目部とラベル本体との2つに分かれる為、ラベルごみが散乱し易い等の問題がある。
また別の先行技術として特許文献2に記載の技術がある。この技術は筒状ラベルの接合部分に未接合部分を設け、この未接合部を剥離開始点として接合部を開くものだが、接合部の剥離箇所は溶媒で溶着したフィルム界面もしくはフィルム表面破壊によるものである為、接合部剥離強度はフィルム構造により大きく影響を受け、安定した強度を得るためには多層フィルムを用いることが必須でありコストアップとなる。
本発明は係る課題を解決するものであり、請求項1に記載の発明は、1枚の熱収縮性フィルムの始端部外面と終端部内面を重ね合わせ接合された重ね合わせ部を有する筒状のフィルムを、プラスチックボトルやガラス瓶等の容器の外周面に装着し、熱収縮して容器に密着させて用いる熱収縮性ラベルであって、重ね合わせ部の終端部とラベル胴部の接合面に少なくとも一部の未接着箇所が設けられ、重ね合わせ部のフィルム始端部と終端部の接合界面には、インキコーティング層が介在していることを特徴とする熱収縮性ラベルとしたものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、熱収縮性ラベル接合部の貼り合わせ手法であって、接合面である始端部もしくは終端部に前記インキコーティング層を絵柄印刷でコーティングし、貼り合わせ時のインキコーティング部対面となる箇所に、MEK、酢酸エチル、IPA、テトラヒドロフランなどの環状エーテル系溶媒を塗工して、フィルム基材表面および対面のインキコーティング層表面を溶解しながら筒状に製袋することを特徴とする、請求項1に記載の熱収縮性ラベルの貼り合わせ方法としたものである。
本発明の熱収縮性ラベルは、フィルム基材の重ね合わせ部の終端部とラベル胴部の接合面に少なくとも一部の未接着箇所が設け、接合部分にインキコーティング層を設け、接合強度を調整することを特徴とした熱収縮性ラベルである。この熱収縮性ラベルを密着させた容器は、インキコーティング層が適度な強度を持って凝集破壊または基材との界面剥離可能であることから、ラベル端部より容易に接合部分を縦方向に分割し、ラベルと容器本体を分離することが可能である。
この接着部インキコーティング層の塗工に関しては絵柄色インキと同時に印刷することも可能であり、設備上の制約も少ない。また、ディレードタック剤やヒートシール剤を使用した接着手法ではない為、接合部よりはみ出した接着剤によるブロッキングや、熱収縮性装着時の加温により接着剤の粘着性が再度発現し接合部の強度が低下する、滑り性変化してラベル詰まりするなどの不具合もなく、加工工程、熱収縮性供給工程でも従来のラベル材と同様に扱うことが可能で、極めて実用的である。
本発明の熱収縮性ラベルを一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の熱収縮性ラベルの一例を斜視で見た説明図である。本発明の熱収縮性ラベルは、1枚の熱収縮性フィルム(1)の両端部分が始端部外面と終端部内面を重ね合わせ接合された重ね合わせ部を有する筒状のフィルムを、プラスチックボトルやガラス瓶等の容器の外周面に装着し、熱収縮して容器に密着させて用いる熱収縮性ラベルである。そして、重ね合わせ部の終端部とラベル胴部の接合面に少なくとも一部の未接着箇所が設けられ、重ね合わせ部のフィルム始端部と終端部の接合界面には、インキコーティング層(2)が介在しているものである。
熱収縮性ラベルに使用される熱収縮性フィルム(1)には、横一軸延伸ポリスチレン(OPS)フィルム、横一軸延伸ポリエチレンテレフタレート(OPET)フィルム、横一軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム、横一軸延伸ポリ塩化ビニル(OPVC)フィルム、横一軸延伸ポリ乳酸(OPLA)フィルムなどが列記できる。フィルム基材は単層または多層の構造をしており、層構成はコスト、収縮率、層間強度などの適性により設計される。この熱収縮性フィルムは一般的に40〜60μm程度の厚さのものが好ましく用いられる。
熱収縮性フィルム(1)には、あらかじめ必要な絵柄、文字等を表裏面への印刷加工により設けておくことが一般的である。絵柄インキ層(図示せず)を設けた場合、絵柄インキ層の上面には傷防止用のオーバーコートニス(図示せず)を塗布することが望ましい。
本例の熱収縮性ラベルのインキコーティング層(2)はグラビア、フレキソ、シルクスクリーン、ホットガン等によって塗布するものであり、絵柄インキ層をフィルム上に積層する際に同時に印刷加工することが望ましく、必ずしも端部全域に設ける必要はなく、例えば格子状、斑点状等として部分的に設けても何ら構わない。このインキ層にはバインダ
ー樹脂と無機系顔料が体積分率80/20〜80/20の範囲内で構成されており、バインダー樹脂成分としてウレタン樹脂成分を60%以上含み、無機系顔料成分は酸化チタンを主成分とした粒径0.01〜1μm範囲内の顔料である。この条件に適合するインキ材としては東洋インキ製造(株)のN740ファインスター631白(ウレタン/塩酢ビ=9/1,固形分中酸化チタン50%含有)などがある。またインキコーティング層には、ブロッキング防止剤としてインキコーティング層体積の10%以下の範囲内で粒径が1〜10μmの多孔質シリカ粒子を含むことができる。尚、インキ材の具体的な種類、上記記述以外の具体的なインキ成分、コーティングの方法等は何ら上記実施例に限定されるものではない。
筒状ラベル接合部の貼り合わせ手法としては、接合面である始端部もしくは終端部に前記インキコーティング層(2)を絵柄印刷と共に表裏刷りで積層し、貼り合わせ時のインキコーティング部対面となる箇所に、熱収縮性フィルム(1)およびインキコーティング層(2)に適度に溶解性を有する溶剤、例えば、MEK、酢酸エチル、IPA、テトラヒドロフランなどの環状エーテル系溶媒をグラビア、フェルト塗布等の手法で塗布し、フィルム基材表面および対面のインキコーティング層表面を溶解しながらラベルの両端部を相互に連結させて筒状に製袋するものである。その際、最終製品ラベルの上端または下端、もしくは上下両端の何れかに未接着部を有するよう、溶媒をパートコートして筒状形状に形成して巻き取る。尚、巻き取らずに断裁して、枚葉式の熱収縮性ラベル用スリーブとしても良い。こうして出来上がった筒状ラベル材の貼り合わせ部の剥離強度はインキコーティング層(2)の凝集破壊もしくはインキコーティング層(2)とフィルム基材(1)の界面剥離で10N/15mm以下の強度で剥離可能となる。
次に、出来上がった熱収縮性ラベル用スリーブの巻き取りから製品長さとして適当な長さに断裁し、筒状のラベルを得る。当該のラベルを容器に外嵌させた状態で、熱風やスチームの送風、吹付け、或いは電熱ヒーターによる加熱を行い、ラベルを熱収縮させて容器表面に密着させて装着する。
出来上がった熱収縮性ラベルを密着させた容器は、基材接合部に未接着部を設けていることからこの未接着部を剥離開始点として、ラベルを縦方向に接着界面に沿って手で容易に剥離することが出来、ラベルと容器本体を分離するものである。
本発明の熱収縮性ラベルの一例を斜視で見た説明図である。
符号の説明
1・・・フィルム基材
2・・・インキコーティング層

Claims (2)

  1. 1枚の熱収縮性フィルムの始端部外面と終端部内面を重ね合わせ接合された重ね合わせ部を有する筒状のフィルムを、プラスチックボトルやガラス瓶等の容器の外周面に装着し、熱収縮して容器に密着させて用いる熱収縮性ラベルであって、重ね合わせ部の終端部とラベル胴部の接合面に少なくとも一部の未接着箇所が設けられ、重ね合わせ部のフィルム始端部と終端部の接合界面には、インキコーティング層が介在していることを特徴とする熱収縮性ラベル。
  2. 熱収縮性ラベル接合部の貼り合わせ手法であって、接合面である始端部もしくは終端部に前記インキコーティング層を絵柄印刷でコーティングし、貼り合わせ時のインキコーティング部対面となる箇所に、MEK、酢酸エチル、IPA、テトラヒドロフランなどの環状エーテル系溶媒を塗工して、フィルム基材表面および対面のインキコーティング層表面を溶解しながら筒状に製袋することを特徴とする、請求項1に記載の熱収縮性ラベルの貼り合わせ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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