JPH0710375Y2 - ストレッチチューブラベル装着容器 - Google Patents

ストレッチチューブラベル装着容器

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JPH0710375Y2
JPH0710375Y2 JP1987143397U JP14339787U JPH0710375Y2 JP H0710375 Y2 JPH0710375 Y2 JP H0710375Y2 JP 1987143397 U JP1987143397 U JP 1987143397U JP 14339787 U JP14339787 U JP 14339787U JP H0710375 Y2 JPH0710375 Y2 JP H0710375Y2
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JP
Japan
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container
label
tube
stretch
tube label
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Application number
JP1987143397U
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JPS6449880U (ja
Inventor
一彦 永田
Original Assignee
富士シール工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はストレッチフィルムからなるチューブラベルが
装着された容器に関する。
〔従来の技術〕
飲料、その他の商品の包装容器であるガラス瓶やプラス
チックボトル等に装着される商品表示ラベルとして、熱
収縮性プラスチックフィルム(熱収縮性フィルム)を筒
形状に成形したチューブラベル(熱収縮性チューブラベ
ル)が従来より広く使用されている。
熱収縮性チューブラベルは、対象容器に被せ易いよう
に、容器の断面径より大きい口径(チューブ径)に成形
され、これを容器に被せたうえ、熱風吹付け、赤外線照
射等の加熱処理により熱収縮(チューブ径の縮小)を生
じさせて容器表面に密着させるものである。
このように熱収縮性チューブラベルは、簡単な加熱処理
で容器表面に密着した装着状態に仕上げることができる
が、その密着力は必ずしも十分でなく、商品流通過程や
消費者の使用過程での取扱い時に、ラベルの空廻り、位
置ずれ、抜け落ち等を生じることがある。
この対策として、近時はチューブの内側面または容器表
面に熱可塑性接着剤(感熱性接着剤)を塗布しておき、
加熱処理によりチューブを熱収縮させると共に、接着剤
を活性化し、その接着力で容器表面にラベルを接着固定
させることが行われ、またその装着作業の効率化のため
に、加熱媒体として熱風等に代え、熱量の大きい加熱蒸
気を使用することも行われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記装着方法は、熱収縮性チューブラベルを熱収縮させ
て容器表面に密着させるための加熱媒体を、接着剤の活
性化に必要な加熱媒体として巧みに利用したものである
が、対象容器が熱による変形・劣化を生じ易い材種であ
る場合や、容器に収納された内容物が熱影響による品質
変化を生じ易いものである場合には適用することができ
ない。
また、飲料等が充填された容器に装着する場合は、容器
表面との接触によりラベルや接着剤の熱が奪われ易いた
め、ラベルの熱収縮や接着剤の活性化が十分に行われ
ず、容器表面にラベルを強固に接着することが困難であ
る。
加熱媒体として加熱蒸気を使用する装着操業では、豊富
な熱量の供給が可能ではあるが、チューブラベルと容器
表面との間に結露水の付着を生じ易く、結露水の付着に
起因してラベルの熱収縮のムラや接着剤の接着力のムラ
を生じることがあり、これを防止するには特別の措置を
講じなければならない。
本考案は、チューブラベルの装着に関する上記問題を解
決するためになされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のチューブラベル装着容器は、ゴム状弾性体であ
るストレッチフィルムからなる、容器断面径より小さい
チューブ径を有するストレッチチューブラベルが、弾性
締付力により容器表面に密着していると共に、ラベルの
内側面と容器表面との界面は感湿接着剤により接合され
ていることを特徴としている。
〔作用〕
ストレッチフィルム(熱収縮性フィルムに対し、自己伸
縮性フィルムとも称される)は、熱収縮性フィルムと異
なって、弾性伸縮変形量の大きいゴム状弾性体である。
これを対象容器の断面径より小さい口径(チューブ径)
に成形したストレッチチューブラベルを、強制的に弾性
拡張して容器に被せ、強制拡張力を除くと、もとのチュ
ーブ径に復帰しようとする弾性収縮力の作用で容器表面
に密着する。従って熱収縮性チューブラベルを使用する
場合と異なって加熱処理を必要としない。
しかも、その容器表面に対するチューブラベルの密着状
態は、加熱処理で密着させた熱収縮性チューブラベルの
密着状態とは異なっている。熱収縮性チューブラベル
(弾性伸縮変形に乏しいので、容器断面径より大きいチ
ューブ径に成形される)の「熱収縮」は、容器断面径よ
り大きい元のチューブ径から、容器表面に密着するチュ
ーブ径(容器断面径に等しい径)になるまでの収縮変形
であって、容器表面に密着するまで熱収縮して加熱処理
を終えたチューブラベルは、その密着状態を維持しては
いるが、容器表面に対して更にそれより小さいチューブ
径に収縮しようとする締付力を帯有している訳ではない
(ちなみに、炭酸飲料を充填したプラスチックボトルに
装着された熱収縮性チューブラベルは、ボトルの栓を抜
くと、内圧の減少に伴う容器断面径の僅かな減少によ
り、空廻り・ゆるみが生じ易くなる。) これに対し、ストレッチチューブラベル(容器断面径よ
り小さいチューブ径に成形されている)は、熱収縮性チ
ューブラベルと異なって、容器表面に密着した状態にお
いて、更にその容器断面径より小さい元のチューブ径に
戻ろうとする弾性力を容器表面に対する締付力として帯
有して容器表面に密着している。
そして、本考案ではストレッチチューブラベルと容器表
面との間に感湿性接着剤を付与しているので、これに湿
分を与えてスチレッチチューブラベルをその弾性締付力
で容器表面に密着させてやれば、接着剤層はチューブラ
ベルと容器表面との界面にムラなく挟圧され、チューブ
ラベルの弾性締付力と接着剤の接着作用の重畳効果とし
て、チューブラベルは容器表面に安定に結着固定され
る。
以下、本考案について具体的に説明する。
本考案のストレッチチューブラベルは、ストレッチフィ
ルムを巻き回して両端縁同士を重ね合わせ、重ね合わせ
面を適宜の接着剤を介して、またはフィルム自身の熱融
着性を利用して接合することにより、容器の断面径より
小さい口径を有する筒状体として成形される。
そのフィルムは、ポリエチレン系のもの等、公知のスト
レッチフィルムが適宜選択使用される。
チューブ径は、使用するフィルムの材種に応じて適宜決
めればよいが、容器の断面径に対し、約2〜4%程度小
さ目の径としてよい。
感湿接着剤は、湿分が付与されて接着作用を発現し、乾
燥固化することにより、部材間に安定な結着関係を形成
する。本考案における容器とストレッチチューブラベル
との間に介在される感湿接着剤は公知の各種材種(代表
的には、メチルセルロース系)が適宜選択使用される。
その感湿接着剤は、ストレッチチューブラベルの内面に
塗設してよく、あるいは容器表面に塗設してもよい。
ストレッチチューブラベルを装着した本考案の商品包装
容器が、その種類により、例えば保冷貯蔵されてその表
面に結露水が付着し、その水滴によりストレッチチュー
ブラベルと容器表面との結着状態にゆるみを生じるおそ
れがあるような場合は、感湿接着剤として、水(純水)
以外の水分、例えばアルカリ水溶液や酸水溶液に可解性
(接着作用を発現する)であるものを使用するとよい。
商品の流通過程またはその使用時の常態においては、ア
ルカリ水溶液や酸水溶液との接触状態に放置されること
はなく、従って接着剤が感湿性であることによるラベル
と容器表面との結着状態のゆるみを回避することができ
る。
また、本考案の容器が、高温多湿の環境におかれるよう
な場合には、感湿接着剤層のカビの発生およびそれに伴
う異臭の発生防止のため、必要に応じ防カビ剤や防臭剤
等を配合してものを使用するとよい。容器が金属缶であ
る場合には、所望により防錆剤を配合した感湿接着剤が
使用される。
第1図は、本考案におけるストレッチチューブラベルの
断面構造の例を示している。10は基材フィルム(ストレ
ッチフィルム)であり、20は商品表示内容を表す印刷イ
ンキ層、30は印刷インキ層20に積層された感湿接着剤層
である。
このストレッチチューブラベル1を、第2図(a)の容
器40(図はボトルの例)の胴部表面41に装着するには、
同図(b)に示すように、容器の胴部表面41に、水分50
をスプレー、ロール塗工、刷毛塗り、または浸漬等によ
り塗布する。水分の塗布は、ストレッチチューブラベル
1に塗布されている感湿接着剤30の接着作用を発現させ
るためであり、感湿接着剤層30がアルカリ水溶液、また
は酸水溶液により接着作用を発現する材種である場合
は、その材種に応じた水溶液を塗布する。
ついで、同図(c)に示すように、ストレッチチューブ
ラベル1をその弾性力に抗して強制的に拡開伸張させた
状態に保持(その拡開伸張は適宜の治具を用いて行えば
よい)して、容器40に被せたうえ、その拡開伸張力を除
き、元のチューブ径に戻ろうとする弾性収縮力により、
同図(d)に示すように容器40の胴部表面に密着させ
る。その操作は、感湿接着剤30の接着作用を発現させる
ために、容器40の胴部表面41が水分による浸潤状態を保
持している間に行う。
このように容器40にストレッチチューブラベル1を締着
させたうえ、感湿接着剤層30を乾燥固結させることによ
り、ストレッチチューブラベル1の装着を完了する。感
湿接着剤層の乾燥固結は、自然乾燥により、またはその
乾燥時間を短縮するために温風吹付け等により行われ
る。
上記説明では、感湿接着剤層30をストレッチチューブラ
ベルに設けているが、それに代えて容器40の表面に塗設
(例えば、スプレー、刷毛塗り等により)してもよい。
また、商品表示ラベルとして必要な印刷インキ層20は、
第1図のように基材フィルム10の内側面(容器40と向か
い合う側)でなく、外側面に設けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、容器表面に対するチューブラベルの装
着操作に加熱処理を必要とせず、ストレッチチューブラ
ベルの弾性締付力と感湿接着剤の接着作用との重畳効果
として、容器表面に対し、空回り、位置ずれ、抜け落ち
等を生じない安定した装着状態を確保することができ
る。
従って、容器およびその内容物が熱的影響、例えば容器
の熱変形や、内容物の品質劣化を生じ易いようなもので
ある場合にも、そのような不都合をきたすことなく商品
包装体を形成することができる。
また、ラベルの装着工程に加熱処理を必要としないこと
による熱経済性の改善効果も大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に使用されるストレッチラベルの例を
示す断面図、第2図(a)〜(d)は容器に対するスト
レッチラベルの装着工程の説明図である。 1:チューブラベル(ストレッチチューブラベル),10:ス
トレッチフィルム,20:印刷インキ層,30:感湿接着剤層,4
0:容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム状弾性体であるストレッチフィルムか
    らなる、容器断面径より小さいチューブ径を有するスト
    レッチチューブラベルが、弾性締付力により容器表面に
    密着していると共に、ラベルの内側面と容器表面との界
    面は感湿接着剤により接合されていることを特徴とする
    ストレッチチューブラベル装着容器。
JP1987143397U 1987-09-18 1987-09-18 ストレッチチューブラベル装着容器 Expired - Lifetime JPH0710375Y2 (ja)

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JP1987143397U JPH0710375Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 ストレッチチューブラベル装着容器

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JP1987143397U JPH0710375Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 ストレッチチューブラベル装着容器

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JPS6449880U JPS6449880U (ja) 1989-03-28
JPH0710375Y2 true JPH0710375Y2 (ja) 1995-03-08

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JP4846993B2 (ja) * 2004-06-03 2011-12-28 株式会社フジシールインターナショナル プラスチックラベル及びラベル付き容器
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