JPS58203833A - 二重底容器ならびにその製造法 - Google Patents

二重底容器ならびにその製造法

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JPS58203833A
JPS58203833A JP57086409A JP8640982A JPS58203833A JP S58203833 A JPS58203833 A JP S58203833A JP 57086409 A JP57086409 A JP 57086409A JP 8640982 A JP8640982 A JP 8640982A JP S58203833 A JPS58203833 A JP S58203833A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は胴部が円筒形または円錐形の液体容器で、内底
板と外底板から成る二重底を具えたもの並びにその製造
法に関するもので、コンブ成形機に使われている機構と
略同じ機構を用いて内底板をとりつけることができるよ
うにしたものである。
而して前記内底板を胴部にとりつけるに当っては、内底
板の周縁部に設けた取付代を胴部の下端縁で包み込むよ
うになし、かつその内底板をアルミ箔を主体とした材料
で、内圧(減圧)により変形可能なように構成させ、更
に当該内底板を胴部にとりつけた後、その外側に比較的
剛性の高い板紙製の外底板を配設したことを特徴とする
液体容器と、この容器の製造法に係るものである。
ミルク、ジーース、酒等の液体を収容する容器には断面
角形のものも存在するが、胴部が円筒形または円錐形で
ある方が持ち易くもあり、体裁も優美で、しかも自動販
売機で取扱う際にも有利である。しかし乍ら、か\る形
態であると、内容物を後記のようにホット充填した場合
には内容物の体積収縮に伴って容器の胴部に凹みが生じ
、体裁を著しく損うという不具合が生ずる。本発明はこ
のような不具合を解消させると共に1容器を製造するに
当ってコツプ成形機の基本メカニズムをそのまま利用し
うるという利点をも発揮させるようにしたものである。
周知のように、常温流通の飲料用液体は概ね容器に充填
するに先立って、これを殺菌する必要があり、この処理
は容器の内壁に対しても施されるのが普通である。殺菌
処理には過酸化水素を用いる方法も知られているが、こ
の方法は殺菌薬剤の残留を皆無にすることが困難である
処から、最も安全な殺菌処理方法としては、液体を高温
で処理した後、高温のまま液体を容器に充填して(以下
これを「ホット充填」と略称する)からシールし、当該
液体の殺菌と、当該液体を介して容器の内壁を同時に殺
菌する方法が採用されている。このようにすれば、酸性
飲料まだはアルコール飲料に対しては、充分に常温での
長期保存が可能となる。
ところで容器内にホット充填を行った後、蓋を施して密
封シールしてから、これを冷却すると容器内における液
体の体積収縮、容器の上部空間における蒸気の凝固およ
び空気の体積収縮等により内容物の体積が減少する。容
器そのものがスチール缶のように剛性の高い材料でつく
らnているときには、缶内の減圧に耐えることができる
が、剛性の低いプラスチックやプラスチックをラミネー
トした板紙製の容器であると、減圧に伴って容器がへこ
むという問題点がある。容器が直方体などの多面体であ
る場合には、容器全体がへこんでもち了り外観を損うこ
とはないが、容器が円筒状、円錐状もしくはそれに類似
する形態の場合には、容器のへこみは外観を著しく損な
い、商品価値を減殺する。
従来この問題を解消せんとして、容器のトップ部(蓋部
)に比較的変形し易い薄いa箔または環状の襞を設けた
kt箔を施して、この部分を体積収縮に伴ってへこませ
たり、或いは%開昭56−23461号公報に示される
ように、容器の壁体を硬質材料と軟質材料の二重の材料
で構成させ、凌・つその一部を不接着部として残シの大
部分をW=させておき、不接着部に2ける内側の軟質材
のみを減圧時に内側にへこませるようにした事例が知ら
れている。しかしながら前者の方法はトップ部が著しく
へこんでしまうため、上から見たときの体裁を損ない、
一方、後者の方法は容器の製造過程で、面倒な手間を要
する以外に、次のような不具合があった。すなわち内容
物の冷却に伴う体積収縮分は、概ね、ホット充填時の体
積の /15〜115o程度に及ぶが、その分だけの容
積ロスについては、対応がとれないという不便があった
こ\において本発明は容器の胴部および蓋部等はこれを
剛性の高い材料、例えばプラスチック、板紙、金属板そ
の他これらの複合材料でつくシ、底部のみを二重底とし
て、そのうちの内底板を容器内の減圧により容易にへこ
むような可撓性材料、すなわちベローズ状に形成させる
か、或いは略球面状に形成させたAt箔を主体とした材
料で構成させた上で、この内底板の取付代を容器胴部の
下端縁で包み込むように固定してから、この内底板の外
側に、前記と同様な剛性の高い材料でつくった外底板を
後付けするようにしたもので、この外底板は添付図面に
も明示したように胴部折返部の内側に嵌着(無理ばめ又
は接着)するものである。
本発明において、内底板をAt箔とした理由は、後釦各
実施例に対応して詳しく述べるが、こXに略記するとA
t箔はガスバリヤ−性が高いばかりでなく、成形が容易
で、成形後の保形性にも優れているからである。またa
箔は加工し易く、熱伝導率も高いといった点に着目して
、その機能を十分に発揮させるようにしたためである。
また容器の胴部下端における折返部分に外底板を後づけ
するようにしたのは、前記構成の容器を製造するに当っ
て、予め胴部下端に内底板をとシつけておいた上で、内
容物をホット充填し、しかる後外底板をとりつけずに冷
却することによって冷却効率を高めることもできるから
である。また、外・底板を後づけとすることによって、
先づけした場合よりも内底板のヒートシール部に与える
影響を少なくして、前記シール部にピンホール等が発生
することを防ぎ、併せてこの外底板により輸送、保管時
等において容器が外部からの衝撃、変形をうけた場合で
も内底板に影響を与えないようにして当該内底板の剥離
を未然に防ぐように意図したものである。
以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する
が、それに先立って、本発明が解決をはかったホット充
填用容器における容積ロスの点について言及しておく。
第1図に示すように、直径並びに高さを一定とした容器
Cに対し、このものに液体を充填する場合、容器の高さ
一杯に内容物を充満させることができれば容積ロスはな
いといえるが、容器の上縁まで満杯になるようホット充
填したとしても、充填後の冷却により体積収縮が起るの
で、上部空間■が生ずる。実際問題としては満杯にまで
充填することはなく、一部は空気層とした−2ま冷却す
るので、この空間部は相当の高さを占める。か\る状態
で内容物が充填されているのが缶詰であって、缶体にあ
っては内部で減圧状態が生じてもそれに打ち勝つだけの
剛性を具えているので、外見には殆んど影響を与えない
。しかし金属に比べ、遥かに剛性の低い紙容器にあって
は、前記の減圧分は当然容器の胴部に影響を与えてこれ
をへこませてしまう。そこで、最近においては体積収縮
に伴う減圧作用を容器の底部に設けた可変底で吸収させ
ようとする試みが行われている。この可変底が本発明に
いう内底板に相当するが、可変底を設けようとすれば、
それだけ底部のシール構造が複雑となり、元来が金属缶
に較べて密封しにくい紙容器であるため、細心の配慮を
必要とする。
このようにホット充填用の紙容器には可変底を設ける必
要があったシ、或いはそのシール部が比較的複雑となる
等の事情から、底部には第2図および第3図に符号Hで
示す高さをもったスペースが必要となり、このスペース
には内容物を入れられないから、その部分は÷峠→→、
いわゆる容積ロスとなってしまう。
第3図の内底板Aは外底板Bと同じ位置でとりつけられ
ているため、第2図のように外底板よりも上方に内底板
をと9つけたものに較べ容積ロスは少ない。しかし乍ら
第3図のようにした場合にあっても外底板の取付は位置
は胴部Cの下端折返片りよりも上方に配設せざるを得な
いから、外底板の取付位置を折返片りの内側としたもの
に較べれば、容積ロスは大きいことになる。特に本発明
のような紙容器にあっては、液洩れのないようにシール
強度を高める必要から折返部りの5高さを8〜15謹程
度とする場合が多く、シたがって内容積に与える影響も
無視できない。換言すれば外底板の取付位置を低くする
ことができれば、それだけ容積ロスが小さくなり、惹い
ては輸送、保管の効率も高められるから、この種の紙容
器にあってはゆるがせに出来ない重要課題である。
本発明者らが先に提案した二重底容器(昭和57年3月
15日付出願)は第2図および第3図に示すような構成
であったから、容積ロスという点では前述の理由から必
らずしも満足のゆくものでなかった。この点に鑑み本発
明は外底板のとυつけを内底板の取付後として、外底板
の取付位置を可及的に低くしたものである。すなわち第
4図に示す如く外底板Bを胴部折返部りの内側において
後づけとすることによシ符号り分だけ、その位置を低め
ることができるようにしたもので第5図のように断面コ
字形の外底板を用いたときも同様である。
また第6図のように外底板Bとして断面コ字形の部材を
用い、かつこれを上向きにと)っけて、外底板の上面に
積極的にポケットEを形成させておけば、よシ一層高い
効果が得られ、容積ロスをなくすことができるのである
その池水発明によれば、単に容積ロスを少なくすること
ができるだけでなく、シール効果も高まる等、種々の利
点を発揮する。以下これらの点につき、図について具体
的に説明する。第7図において符号(1)は容器の胴部
にして、−例として厚さ450μの紙(1a)と厚さ1
0μのAt箔(1b)とをはシ合せ、その両面にポリエ
チレン(1c)を30μの厚さでラミネートしたものを
用いたが、その素材としては耐水性を有し、かつ剛性の
高い材料であればよく、特に′材質を問わないが、少く
とも厚さ200μ以上の板紙を用いるのを可とする。蓋
(2)についても同様である。すなわち本発明にあって
は、胴部fllの下端部に第8〜10図に示すような手
順で、−例として第11図の如く略球面状に成形した内
底板(3)の周囲に延長させた取付代(5)をヒートシ
ール法によって固着する。すなわち厚さ20〜30μの
At箔(3a) Kラミネートした熱可塑性樹脂膜(3
c)が胴部(1)の内壁に接するように配設して、その
接触面をヒートシールする。次いで胴部延長端(4)を
第9図に示すように内側に折返して、その折返部(4a
)を再びヒートシールして前記内底板(3)の取付代(
5)を両面から包み込むようKして接着させる。なお本
発明においては当初から第9図のように内底板の取付代
(5)を胴部延長端で包み込んだ後に、−挙にこれらを
ヒートシールしても差支えない。内底板(3)の材質と
しては、 At箔にポリエチレンフィルム等の合成樹脂
をコートまたはラミネートし、もしくは薄葉紙を貼合せ
たものでもよく、また場合によっては合成樹脂フィルム
にAtを蒸着させたものを用いてもよい。符号(3b)
はAt箔の腐食を防ぐラッカ層または熱可塑性合成樹脂
膜である。
なお前記内底板(3)を第9図のようにとりつけたなら
ば、次いで当該内底板を第10図の実線で示すように下
向きに変形させてから、内容物を充填するように運用す
る場合がある。このように使用する際は同図にも示すと
おり内底板(3)を下向きに変形させた後に外底板(6
)を嵌着するが、上向きのまま内容物を充填し、その重
量によシ内底板を下向きに変形させてもよい。
ちなみに前記内底板(3)の形状は略球面状であると説
明したが、文字どおシの球面であっても、あるいは非球
面であってもよい。例えば卵のような曲面としてもよく
、また頂部のみが平面で、残シの部分が曲面である等、
その曲率および曲面の均−性等には制限なく、要するに
容器内の減圧作用によって変形可能な形態であればよい
ところで本発明にあっては、上記のようにして容器内に
内容物を充填してから、外底板(6)をとりつけてもよ
いが(後記実施例参照)、内底板の取付後に直ちに外底
板(6)を嵌着してもよい。すなわち第10:図に示す
ように、胴部延長端の折返部分(4a)の内面に外底板
(5)を無理はめするか、或いは第12図に符号(7)
で示すように、ホットメルト系または酢酸ビニール系の
接着剤を用いてこれを接着させてもよい。何れの場合に
あっても、本発明によれば、外底板(6)が、胴部折返
片(4a)を介在させた上で取付けられることになるの
で、前記折返片の内側に位置する内底板(3)の取付代
(5)に対しては、直接熱が加わらず、また外底板を加
熱接着させた場合でも、その熱は折返片(4a)の断熱
作用によって内底板の取付部には及ばないので、前記取
付部が再加熱によってピンホールが生ずる等の要因はと
り除かれる。その上一般に、内底板のヒートシール部に
おける樹脂の軟化温度は130℃前後であ)、一方ホソ
トメルト系樹脂の軟化温度は90℃近辺であるから、そ
の間に相当の温度差があるので、内底板に対して熱によ
る悪影響を与えることがない。
第13図は本発明における内底板の別の実施例を示すも
ので、内底板(8)を見掛は上平面的に維持させた上で
、該平面上に断面波形の凹凸(8a)を同心円状に多数
形成させて、一種のベローズとした場合でるる。符号(
8b)はベローズ形内底板(8)の周縁に設けた取付代
である。ベローズタイプの内底板を第14図のようにと
シつけた場合には、ホット充填後の内容物が冷却に伴っ
て体積収縮すると、それに応じて同図に鎖線で示すよう
に該ベローズが上方に向って変形して、前記の体積収縮
を吸収する。
なおベローズタイプの内底板としては、第15図に示す
ように、エンボス加工によってa箔の表面に適宜の凹凸
模様を付したもの(9)を用いてもよい。
この場合にもその取付代(9a)を介して、このものを
胴部(11の下端に包みこむようにとりつける。
第16〜18図は容器本体の胴部に内底板(3)をと9
つけてから、引続いて外底板αりを後づけとした事例で
あり、しかもこの場合、外底板の形状を図示のように断
面コ字形にした上で、これを上向きにとりつける。しか
るときは、図に符号(10a)で示すように外底板αO
)の上方にポケットが形成されるので、内底板(3)が
変形するのに必要な空間が確保され、その分だけ容積ロ
スの少ない容器を得ることができる。また同図は外底板
αυをホントメルト系接着剤でと9つける際の接着剤の
適用の仕方をも示している。符号(7a)で示すように
、胴部折返部(4a)と外底板αQの両者のみを接着さ
せてもよいし、或いは前記両者と内底板(3)とを一体
に接着させてもよい。この場合には該接着剤により内底
板のシール部の隅が補強されるので、好ましい効果が得
られる。なお上記のようにしてホットメルト系接着剤を
使用するときは、予めスラリー状に溶融したホントメル
トワックス金外底板αCの周縁に余分に塗布しておいで
から、これを折返部(4a)の内側に嵌めつけて、該ワ
ックスを固化させるか、或いはスラリー状としたワック
スを折返部(4a)の上方にノズルを介して射出してお
いてから外底板を嵌めこんで固化させてもよい。何れの
場合にあっても該ワックスは折返部(4a)と外底板(
3)または(5)に浸透してこれらを強固に架橋する。
第18図は前記外底板叫を容器底にとりつけるに当って
距離tだけ突出させた場合であって、このようKしたと
きは、同図に鎖線で示すように、容器をスクッキング(
積上げ)するに当って、前記突出部を容器の大部に嵌込
むことができるので、荷崩れの虞れが少ない。
前記の各実施例にあっては、内底板(3)をとりつけた
後に外底板αlを後付けし、その後に容器内に内容物を
ホット充填して蓋(2)を施した後、冷却するものであ
るから、内容物の体積収縮に伴って内底板(3)を変形
させるに当っては、内底板と外底板との間が密封されて
いると内底板の変形に支障を来たす。外底板が板紙のみ
で構成されている場合には、それ自体通気性を有するの
で差支えないが、この板紙に合成樹脂皮膜(10b)等
カ1ラミネートされている場合には、第17図に示すよ
うに外底板に対して小孔Uυを穿設しておくのがよい。
もっとも膜のみに小孔を設けてもよい。また第19図に
示すように、外底板α1を折返部(4a)に接着させる
に当って、その円周上を局部的に接着させれば、それに
よって符号(10d)で示すような通気路が形成される
から、このようにして通気性を確保してもよい。
第20図は容器底にとりつける外底板α2の形状を断面
コ字形とし、かつこれを下向きに配設して、外底板の取
付代(12a)を下側に露出させた場合である。
このようKすると、取付代(12a)が外側に出ている
やで、ヒートシールによる接着が可能となる。したがっ
てこの場合には外底板の材料とL7ては板紙の内面に加
熱接着を許容する熱可塑性合成樹脂フィルム(12b)
を予めラミネートさせておく。前述のようにヒートシー
ルを行った場合でも、ヒートシール時の熱は内底板(3
)の取付代(5)の部分には直接伝わらず、厚手の折返
部(4a) Kよりa断されるので、この部、分が加熱
にょシ再溶融してピンホール等を生じさせることはない
ところで本発明においては、容器胴部に内底板(31、
(81または(9)等をとりつけた上で、ホット充填し
てから冷却した後に外底板(6)またはQl等をとりつ
ける場合を包含する。そこで、この場合について詳細に
説明すると、第8〜9図に示すように、容器胴部の下端
に内底板(3)の取付代(5)を包み込むようにしてヒ
ートシールした後、外底板をとりつける前に、内容物を
ホット充填する。例えば上記の構成から成る内容量27
0CCの容器に、93℃に加熱したオレンジジ=−スを
2501充填した上でトップ部を板紙とアルミニウムと
ポリエチレンから成る比較的剛性の高い蓋(2)で密封
し、次いで20℃の冷水をシャワー状に20分間吹きつ
けて容器全体を内容物ごと冷却させた。充填時には第9
図に実線をもって示す位置にあった内底板(3)は、充
填後に2いては鎖線で示す位置まで下がるが、内容物が
冷却されるに従って体積収縮により上方に持ちあがるが
、体積収縮分は、すべて内底板が変動することで吸収さ
れてしまい、容器本体の胴部fil ′&よび蓋(2)
には何らのへこみもみられなかった。上記のようにして
内容物を充填した後の容器底には、後から第10図のよ
うに外底板(6)をとりつけるもので、その際、外底板
はこれを折返部(4a)の内側に圧入することによって
、いわゆる無理低めとしてもよいが、前述のようにして
ホントメルト系の樹脂で接着してもよい。
上記実施例においては、内容物が冷却した後に外底板を
とりつけるものであるから、その後は内底板(3)を変
形させる必要がない。したがって内底板と外底板との間
に空気が流通しないように、外底板を密封状態でとりつ
けることが可能となる。
このようにしたときは容器を把持して強く抑えこんだ場
合でも、容器がへこまず、正常な形を保持する点で有利
である。
上に説明したとおり、本発明は゛内底板をとりつけた後
にホット充填を行ってから冷却し、冷却に伴う体積収縮
を生じさせた上で、改めて外底板をとりつけるようKし
た方法を包含する。このようにした場合には内底板の材
質がAt箔を主体としたもので構成されていることもあ
って熱伝導率が高く、そのため冷却作業を効果的に遂行
することが可能となる。
本発明によれば、以上のような作用効果に加えて、その
構成から生ずる特有の作用効果として次の諸点をあげる
ことができる。
(1)  可撓性を有する内底板と剛性を具えた外底板
とを組合せたものにおいて、特に内底板の取付代を容器
胴部下端において両面から包みこむように固定させた後
、下端折返部の内側露出面に外底板を後づけするように
したから、外底板の取付けに当って、加熱が必要な場合
(ホントメルト系接着剤使用またはヒート7−ル)でも
、その熱は内底板の取付部位に影響を与えず、したがっ
て当該部位が加熱によシ再溶融してピンホールを発生さ
せるようなことがない。
(2)  内底板はAt箔を主体とした材料で構成され
ているから、可撓性を有しながらもある程度の硬さも保
有し、したがってこれを略球面状またはベローズ状に成
形した後も保形性に優れているので、加工し易く作業性
もよい。また熱伝導率も高く冷却効率の向上に寄与する
(3)  次に本発明の眼目の一つである液洩れ防止の
効果につき、データにあげて具体的に説明する。
すなわち添付図面第3図と第4図に示す構造の液体容器
において、胴部、蓋、内底板および外底板の材料を次の
とおりとして、このものにpH3,5のクエン酸液をホ
ット充填した後、1ケ月間放置した後、液洩れの有無を
測定した。
胴部材: PE30μ/板紙300 ?/PE 20μ
、/At 12μ/PE 30μの積層部材 内底板:PE30μ/At40μ/PE 30μ外底板
:PE30μ/板紙3o02 蓋部材: PE30μ/A7100μ/ラツ力−塗層測
定の結果によると、第3図に示す構成のものはxooo
fm中3個のピンホールを原因とする液洩れが発見され
たが、第4図のものには液洩れは全く発見されなかった
(4)その池水発明によれば、外底板を後づけとしたの
で容器の有効高さを大きくとることができ、したがって
容積ロスを極力少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は従来方式による液体容器の構成を示した略
図、第4〜6図は同じく本発明による容器の底部断面を
示す略図、第7〜10図は本発明によシ容器底部を構成
させる際の順序を示す容器の一部縦断面図、第11図は
内底板の形状を示す斜視図、第12図は内底板と外底板
の取付部を示す一部の断面図、第13図は内底板の他の
実施例を示す斜視図、第14図は同上内底板の取付状態
を示す一部の断面図、第15図は別の態様の内底板を示
す斜視図、第16〜18図は外底板をホットメルト系接
着剤でとりつけた場合を示す説明図、第19図は第17
図のx−X線における横断平面図、第20図は本発明に
おいて外底板金ヒートシールによシとりつける場合の底
部構造を示す一部の断面図である。 (1):容器胴部     (2);蓋+31 +8)
 +9) :内底板    (la) :板紙(lb)
 (3a) : A1.箔 (Ie) (3c) :熱可塑性合成樹脂膜(4):胴
部延長端    (4a) :折返部(51(8b) 
(9a) :取付代  (6)Ql(La :外底板(
7) (7a) (7b) ’ホットメルト接着剤(8
a) :波形状凹凸   αυ;小孔本州製紙株式会社 螺入 芦田直衛 WJ1図   第2図 ■ 第4図    第5図 第8図 第3図 第6図 B 第9図 第7図 し、1−・ 第10図 0 第11図 3 \ 第13図 b 第15図 第12図 第14図 第19図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)容器の胴部を剛性を具えた板紙を主体とする材料
    で円筒形または円錐状に形成させた上で、その底部に可
    撓性を有する内底板と剛性を具えた外底板とを二重にと
    シつけた液体容器において、前記内底板の取付代を胴部
    の下端部へ接着することと、当該取付代を胴部下端縁の
    折返部によって包み込むこととを含み、かつ当該折返部
    を介在させた上で、その内側に外底板を後づけしたこと
    を特徴とする二重底容器。
  2. (2)  容器胴部ならびに外底板の材料として少くと
    も厚さ200μの板紙と厚さ20μの熱可塑性合成樹脂
    フィルムをラミネートさせたものを用いた特許請求の範
    囲第1項記載の二重底容器。
  3. (3)内底板として厚さ7〜120μのAt箔を主体と
    した材料を略球面状またはベローズ状に形成させたもの
    を用いた特許請求の範囲第1項または第2項記載の二重
    底容器。
  4. (4)外底板を胴部下端縁よシも突出させて取付けて成
    る特許請求の範囲第1項第2項または第3項記載の容器
  5. (5)  内底板をとりつけた胴部の下端部に、通気性
    を有しない外底板を接着させて、内底板と外底板との間
    を密封して成る特許請求の範囲第1項乃至第4項の何れ
    かに記載の二重底容器。
  6. (6)  剛性を具えた板紙を主体とする材料で円筒形
    または円錐形の容器胴部を形成させ、かつこの胴部下縁
    に7延長させた折返部を介して可撓性を有する材料でつ
    くった内底板の取付代をその両面を覆うようにして固着
    した後、内容物をホット充填してから密封冷却し、冷却
    に伴って内底板が変形してから剛性を有する外底板をと
    りつけるようにしたことを特徴とする二重底容器の製造
    法。
  7. (7)  At箔を主材とする材料を略球面状またはベ
    ローズ状に形成させた内底板を使用する特許請求の範囲
    第6項記載の方法。
  8. (8)剛性を有する外底板をホットメルト系接着剤また
    はヒートシール法によって接着して成る特許請求の範囲
    第6項または第7項記載の容器の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60118628U (ja) * 1984-01-20 1985-08-10 東洋製罐株式会社 包装容器
JPS60142722U (ja) * 1984-02-29 1985-09-21 大日本印刷株式会社 ホツトパツク容器
JPS60253532A (ja) * 1984-05-30 1985-12-14 大日本印刷株式会社 紙カツプの底部の形成方法
JPS62146712U (ja) * 1986-03-07 1987-09-16

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