JP2563899Y2 - 包装ラベル付き細口瓶 - Google Patents

包装ラベル付き細口瓶

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JP2563899Y2
JP2563899Y2 JP1990106388U JP10638890U JP2563899Y2 JP 2563899 Y2 JP2563899 Y2 JP 2563899Y2 JP 1990106388 U JP1990106388 U JP 1990106388U JP 10638890 U JP10638890 U JP 10638890U JP 2563899 Y2 JP2563899 Y2 JP 2563899Y2
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Japan
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bottle
heat
label
shrinkable film
film
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明 片山
昌弘 中村
勝昌 石原
利美 大島
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Lintec Corp
Iwata Label Co Ltd
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Lintec Corp
Iwata Label Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、細口瓶用に用いる包装兼用ラベル付き細口
瓶に関するものであり、包装材料として、印刷された熱
収縮フイルムを使用するものである。
[従来の技術] 従来より、熱収縮フイルムは、被包装体の形状のまま
に包装できる利点があるので、包装用に使用されてい
た。
瓶用、特に、薬瓶などの包装に熱収縮フイルムを使用
して、栓の封印、すなわちバージンシールと、瓶全体の
包装とを兼用した場合には、栓の封印を破り栓を開けた
場合に、瓶の胴体部分の包装も瓶から外れてしまう。も
し、瓶の内容物の表面表示を包装に記載していた場合に
は、瓶の開封とともに、瓶の内容物の表示も落ちて、瓶
の内容物が不明又は明確でなくなる。このようなこと
は、薬瓶では、特に深刻な問題となる。
このような問題を解決するために、本考案者の一部
は、熱収縮フイルムの裏に接着剤を塗布して、表示部分
が脱落しないラベルを開発したが、これをより大きな曲
面をもと細口瓶に使用すれば、瓶の栓・肩の部分(以
下、栓部分と称す)の密着性が不十分であり、栓部分の
フイルムや印刷箇所に皺ができて、包装が運送中に破れ
やすい上に体裁が悪い。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、栓の開封によっても、表示が脱落しない上
に、栓部分に皺のない体裁がよく包装された包装ラベル
付き細口瓶を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案者らは、細口瓶用の包装のためには、熱収縮率
の大きいフイルムを使用する必要があり、しかも、その
収縮方向に異方性を持たせ、縦方向を45%以上として、
横方向を10%以下とすれば、前記のような問題点を解決
できることを見い出し、本考案を完成した。
すなわち、本考案は、表面の細口瓶の胴部に相当する
位置に印刷層があり、裏面に感圧接着剤を塗布した熱収
縮フイルムであって、該熱収縮フイルムに紫外線吸収剤
を含有若しくは塗布し、縦方向の100℃における収縮率
が45%以上であり、横方向の100℃における伸縮率が10
%以下である熱収縮フイルムの瓶の胴部分に対応する部
分と瓶の栓部分に対応する部分との間にミシン目を設け
た包装ラベルを細口瓶の胴部に感圧接着剤層で接着させ
たのち、熱収縮により栓部分に熱収縮フイルムを密着さ
せたことを特徴とする包装ラベル付き細口瓶を提供する
ものである。
本考案に用いる熱収縮フイルムは、70℃以上の熱収縮
温度を有する熱収縮フイルム、すなわち熱可塑性樹脂、
例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリエステルなどの一軸延伸フイル
ムを好適に使用することができる。
本考案に用いるフイルムに印刷する場合に、60℃程度
までフイルムが加熱されることがあるので、熱収縮開始
温度は70℃以上、特に80℃以上が好ましい。
本考案に使用する熱収縮フイルムは、ラベルとして使
用した場合の縦方向の熱収縮率は100℃において45%以
上、好ましくは55%以上であり、横方向の熱伸縮率は10
%以下、好ましくは5%以下、さらに好ましくは2%以
下である。
この縦方向の熱収縮率が45%未満の場合は、細口栓の
部分の包装が密着しなかったり、皺ができたりする。
また、横方向の熱伸縮率が10%以上になるとラベルの
表示が熱収縮によって変形する可能性がある。
本考案ラベルは、上記熱収縮フイルムの瓶胴体部分に
対応する表面又は裏面に印刷が施工されていて、さらに
接着剤は、該フイルムの裏面の全部、若しくは瓶の形状
・用途によっては、一例として瓶胴部分に接する下方部
分のみ塗布するなど、部分塗布されている。
本考案の熱収縮フイルムの印刷は表面又は裏面に施工
することができる。
本考案ラベルの裏面に用いる接着剤は、感圧接着剤、
感熱接着剤などを使用することができる。
本考案に紫外線吸収剤を使用する場合は、フイルム製
造時にブレンドすることができる。別法として、熱収縮
フイルムの表面又は裏面に紫外線吸収剤を含有するイン
キを塗布することができる。また、接着剤若しくは印刷
インキに紫外線吸収剤をブレンドすることもできる。
[考案の作用] 本考案ラベルは、細口瓶の胴体部分に殆ど密着させて
巻き付けて使用する。そのため、胴部分に関しては、ラ
ベルの皺をとることができる程度の熱収縮率があれば十
分である。
しかし、細口瓶の栓部分を密着包装するためには、45
%以上の熱収縮率が必要となる。
本考案のように、ラベルと包装とを収縮フイルムで兼
用する場合には、熱収縮率が大きいと、ラベルの表示が
変形して商品としての体裁を著しく損なう。
本考案においては、瓶の周囲に回した熱収縮フイルム
の両端を固定して熱収縮させるとき、瓶の胴体部分によ
って支えられるので、縦方向の熱収縮はラベル印刷の皺
を除去する程度に僅かの収縮をするだけであり、印刷の
見栄えがよくなることはあっても熱収縮による印刷の変
形は実質的にはない。
また、本考案においては、横方向とは瓶の栓を上にし
て瓶を垂直に立てた場合に、これに貼着したラベルの垂
直方向をいい、従って収縮の際の熱収縮フイルムの横方
向は、瓶の胴回り寸法によって支えられる機構は存在し
ないが、横方向の熱伸縮率が5%以下と小さいため、接
続剤でフイルムが固定されている場合は、横方向の印刷
の変形も殆ど起こらない。しかし、熱伸縮率が大きくな
ると、熱収縮力も大きくなり、接着剤による固定では支
えきれなくなり、10%を超えるとラベル印刷が変形して
くる恐れがあるので、横方向の熱伸縮率は小さいほど望
ましい。
本考案の熱収縮フイルムに、紫外線吸収剤を塗布もし
くはフイルム内にブレンドしたものを使用することがで
きる。塗布する場合は、熱収縮フイルムの表面又は裏面
のいずれにも塗布することができる。この紫外線吸収剤
の作用によって、紫外線を遮断できるので、瓶の内容物
の紫外線による変質を防止することができる。本考案に
用いる紫外線吸収剤は紫外線を吸収して内容物の変質を
防止するものであり、例えばヒドロキシベンゾフェノン
類、ベンゾトリアゾール類、サリチル酸エステル類及び
アクリロニトリル誘導体類などを好適に使用することが
できる。
紫外線吸収剤を使用すれば、瓶を例えば茶色に着色す
る必要がなく、内容物を透明な瓶の外から確認すること
ができる利点がある。
本考案の構成及び作用を実施例の図面によってさらに
詳細に説明する。
第1図は、本考案ラベルの典型的な実施態様であり、
直径3cmで胴部の高さ3cmで肩部分から栓の上縁まで1cm
の寸法である瓶用包装ラベルの平面図であり、第2図は
その断面図である。
本実施例は、ポリ塩化ビニル樹脂製熱収縮フイルム1
に印刷層3を印刷して、その裏面に感圧接着剤層2を塗
布したものである。このフイルムの100℃の熱収縮率
は、縦方向で58%であり、横方向は−1.0%であった。
印刷層3は、瓶の胴部分に相当する位置に設けられて
いる。
瓶の栓部分に対応する位置の下法に横水平ミシン目4
が設けてある。
この包装ラベルは、第4図のように、上下を瓶の縦の
長さより余して円筒状に瓶の胴部分に密着させて巻き付
け、感圧接着剤層2で瓶の側面に熱収縮フイルム1を接
着させる。
この場合、熱収縮フイルム1の端は、約5mm程度重ね
て接合する。この接合は感圧接着剤によって接合するこ
とができるが、熱収縮フイルムの一方の端縁の裏面に接
着剤層を塗布しないで、該端縁を上にして両端を重ね
て、これにヒートローラを当ててこの両端を融着により
接合することもできる。
このようにして、包装すべき瓶の栓部分及び肩部分に
対応する熱収縮フイルムの上縁部分が瓶から遊離した状
態の包装体を作成してから、この包装体の熱収縮フイル
ムの接合部分を押圧しながら、100℃のシュリンクトン
ネルの中に入れて、熱収縮フイルム1の上方の瓶から遊
離している部分を熱収縮させて瓶に密着させる。シュリ
ンクトルネル内では、赤外線又は熱風によって1〜2分
間熱収縮温度で加熱する。
この熱収縮において、瓶の栓の上面及び底面には、熱
収縮フイルムの上下縁が回り込んで瓶を包むように収縮
する。
このような栓部分の包装によって、栓部が瓶とともに
包装されるので、いわゆるバージンシール的に封印され
たことになる。
この瓶を開封するときは、栓を強く捩れば、ミシン目
4の所から破れて、栓を瓶から外すことができる。
栓を開封すると、瓶の表面にある熱収縮フイルム1
は、瓶表面に感圧接着剤層で接着し、また熱収縮により
瓶表面に密着しているため、瓶の上に固定されて剥がれ
ることはなく、ラベルの表示が脱落することはない。
本実施例の熱収縮フイルムの代わりに縦方向の熱収縮
率40%のポリ塩化ビニルフイルムを使用して同様に熱収
縮により包装したが、栓部分の密着がなく、フイルムが
その部分から浮いて体裁よく封印することができなかっ
た。
[考案の効果] 本考案によれば、細口瓶の包装とラベル貼付が同時に
施工でき、しかも、熱収縮工程により栓部分が密着した
バージンシールを簡単に達成できる。さらに、開封後に
ラベルが瓶にしっかりと固定されているので、内容物の
ラベルの表示による識別が開封後も確実にできる利点が
ある。また、紫外線吸収剤を適用することができ、透明
な瓶の使用が可能となるので、内容物の変質の発見が容
易であり、かかる利点は薬瓶の包装ラベルにおいて特に
有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の包装ラベルの平面図であ
り、第2図はその断面図であり、第3図は本考案の包装
ラベル付き細口瓶を示す断面図であり、第4図は本実施
例の包装ラベルで瓶を包装する場合の途中の斜視図であ
る。 図中の符号は、1;熱収縮フイルム、2;感圧接着剤層、3;
印刷層、4;ミシン目、5;瓶底、6;熱収縮フイルム下縁、
7;熱収縮フイルム上縁、8;熱収縮フイルム接合部分、9;
瓶胴部分、10;瓶肩部分、11;瓶栓部分である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−155630(JP,A) 実開 昭64−55941(JP,U) 実開 昭64−20745(JP,U) 実開 昭63−378(JP,U) 実開 昭64−53067(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面の細口瓶の胴部に相当する位置に印刷
    層があり、裏面に感圧接着剤層を塗布した熱収縮フイル
    ムであって、該熱収縮フイルムに紫外線吸収剤を含有若
    しくは塗布し、縦方向の100℃における収縮率が45%以
    上であり、横方向の100℃における伸縮率が10%以下で
    ある熱収縮フイルムの瓶の胴部分に対応する部分と瓶の
    栓部分に対応する部分との間にミシン目を設けた包装ラ
    ベルを細口瓶の胴部に感圧接着剤層で接着させたのち、
    熱収縮により栓部分に熱収縮フイルムを密着させたこと
    を特徴とする包装ラベル付き細口瓶。
JP1990106388U 1990-10-09 1990-10-09 包装ラベル付き細口瓶 Expired - Lifetime JP2563899Y2 (ja)

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JPH0463483U JPH0463483U (ja) 1992-05-29
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