JP2574552Y2 - 熱収縮性フイルム包装体用ラベルシート - Google Patents
熱収縮性フイルム包装体用ラベルシートInfo
- Publication number
- JP2574552Y2 JP2574552Y2 JP1990089860U JP8986090U JP2574552Y2 JP 2574552 Y2 JP2574552 Y2 JP 2574552Y2 JP 1990089860 U JP1990089860 U JP 1990089860U JP 8986090 U JP8986090 U JP 8986090U JP 2574552 Y2 JP2574552 Y2 JP 2574552Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- sheet
- heat
- shrinkable film
- base sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ラベルシートに関するものである。
特に、熱収縮性フイルムに貼着して使用するラベルで
あって、熱収縮処理において、ラベルに皺が寄らないこ
とを特徴とするラベルシートに関するものである。
あって、熱収縮処理において、ラベルに皺が寄らないこ
とを特徴とするラベルシートに関するものである。
[従来の技術] 従来より、ハムなどの包装にナイロン、ポリエステル
などの積層収縮フイルムが使用されている。これらの包
装では、ハムなどを包装したのち、殺菌のため熱処理を
行い、この熱処理において包装フイルムが熱収縮して、
ハムの形状のままに包装することが行われている。
などの積層収縮フイルムが使用されている。これらの包
装では、ハムなどを包装したのち、殺菌のため熱処理を
行い、この熱処理において包装フイルムが熱収縮して、
ハムの形状のままに包装することが行われている。
また、殺菌を兼用しない、熱収縮包装も多く実施され
ている。
ている。
しかし、この包装フイルムにラベルを貼着している場
合は、熱処理によって、ラベルに皺が生じて商品として
体裁が悪くなる欠点があった。
合は、熱処理によって、ラベルに皺が生じて商品として
体裁が悪くなる欠点があった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、熱処理を受ける場合熱収縮性フイルムに貼
着した場合に皺にならないラベルを提供することを目的
とするものである。
着した場合に皺にならないラベルを提供することを目的
とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案者は、ラベルの中央部に接着剤を塗布せず、ラ
ベル周辺部にのみの接着剤層で包装フイルムに貼着すれ
ば中央部が自由になるため、包装フイルムが熱収縮して
もラベルに皺が寄らないことを見出し、この知見を実現
するために、熱可塑性プラスチックシートラベルと剥離
性表面を有する耐熱性シートの組み合わせによって、連
続工程により効率的に製造できる本考案ラベルシートを
完成するに至った。
ベル周辺部にのみの接着剤層で包装フイルムに貼着すれ
ば中央部が自由になるため、包装フイルムが熱収縮して
もラベルに皺が寄らないことを見出し、この知見を実現
するために、熱可塑性プラスチックシートラベルと剥離
性表面を有する耐熱性シートの組み合わせによって、連
続工程により効率的に製造できる本考案ラベルシートを
完成するに至った。
すなわち、本考案は次の各項の考案よりなる。
1 長尺の紙製又は耐熱性プラスチック製の剥離性表面
を有する台シートに多数の熱可塑性樹脂製ラベルが一定
間隔毎に貼着されていて、該ラベルが、周辺部にのみ設
けた感圧接着剤層を介して該台シートの剥離性表面に貼
着してなる、熱収縮処理前に包装体に該ラベルが貼着さ
れ、熱収縮処理後に該ラベルに皺が寄らないことを特徴
とする熱収縮性フイルム包装体用ラベルシート。
を有する台シートに多数の熱可塑性樹脂製ラベルが一定
間隔毎に貼着されていて、該ラベルが、周辺部にのみ設
けた感圧接着剤層を介して該台シートの剥離性表面に貼
着してなる、熱収縮処理前に包装体に該ラベルが貼着さ
れ、熱収縮処理後に該ラベルに皺が寄らないことを特徴
とする熱収縮性フイルム包装体用ラベルシート。
2 熱可塑性樹脂製ラベルが溶断周縁を有するものであ
る項1記載の熱収縮性フイルム包装体用ラベルシート。
る項1記載の熱収縮性フイルム包装体用ラベルシート。
本考案を実施例の図面によりさらに詳細に説明する。
第1図及び第2図は本考案のラベルシートの平面図及
び側面断面図である。これには長方形のラベル1が長尺
の台シート3の上に感圧接着剤2により貼着されてい
る。
び側面断面図である。これには長方形のラベル1が長尺
の台シート3の上に感圧接着剤2により貼着されてい
る。
ラベル1の形状は、長方形以外に正方形、円形、楕円
形など種々の形状のラベルにすることができる。
形など種々の形状のラベルにすることができる。
第1図では簡明のために台シート3にラベルを一列に
配列しているが実際にはラベルを2列以上の配列にする
ことができる。
配列しているが実際にはラベルを2列以上の配列にする
ことができる。
ラベル1は熱可塑性樹脂フイルムであり、熱によって
融解するため後述する加熱された凸状枠によって融断す
ることができる。
融解するため後述する加熱された凸状枠によって融断す
ることができる。
台シート3は、表面にシリコーン処理した紙製であ
り、ラベル1を凸状枠で融断しても紙製であるので台シ
ートまで融断されることはない。
り、ラベル1を凸状枠で融断しても紙製であるので台シ
ートまで融断されることはない。
台シート3は、紙製が耐熱性の点で望ましいが、ラベ
ルシートの材質に使用される樹脂の融点より高い融点の
樹脂シートも好適に使用することができる。この高融点
樹脂の台シート3を使用した場合は、樹脂の種類によっ
ては、シリコーンなどの剥離剤を塗布しなくとも剥離性
表面にすることができる。
ルシートの材質に使用される樹脂の融点より高い融点の
樹脂シートも好適に使用することができる。この高融点
樹脂の台シート3を使用した場合は、樹脂の種類によっ
ては、シリコーンなどの剥離剤を塗布しなくとも剥離性
表面にすることができる。
本考案の剥離性表面とは、感圧接着剤接着剤層を介し
てラベル1と台シート3が接着している場合において、
これを指などで簡単に剥離することができて、しかも、
感圧接着剤層が完全にラベル1の面に移行する表面の性
状をいう。
てラベル1と台シート3が接着している場合において、
これを指などで簡単に剥離することができて、しかも、
感圧接着剤層が完全にラベル1の面に移行する表面の性
状をいう。
本考案ラベルは、第2図に示すように、ラベルの周辺
部のみで台シート3に貼着されていて、中央部4は接着
剤層2が存在しないので台シート3とラベル1は遊離し
ている。
部のみで台シート3に貼着されていて、中央部4は接着
剤層2が存在しないので台シート3とラベル1は遊離し
ている。
本実施例においては、長尺のラベル用シートから、ラ
ベル部分を融断によって打ち抜かれた余白部分は、台シ
ート3から引き剥がされて除去されている。
ベル部分を融断によって打ち抜かれた余白部分は、台シ
ート3から引き剥がされて除去されている。
しかし、該余白部分を貼着したままのシートも本考案
のラベルシートである。
のラベルシートである。
本考案ラベルシートは、長尺のラベル用シートLに一
定間隔毎にラベル模様の印刷を施工し、ついで、該印刷
面の裏面の中央部分に相当する部分を残して、第3図の
ように感圧接着剤を塗布して、ドライトンネルを通過さ
せて接着剤層を乾燥してから、これを長尺の台シート3
の上に連続的に第4図のように貼り合わせる。
定間隔毎にラベル模様の印刷を施工し、ついで、該印刷
面の裏面の中央部分に相当する部分を残して、第3図の
ように感圧接着剤を塗布して、ドライトンネルを通過さ
せて接着剤層を乾燥してから、これを長尺の台シート3
の上に連続的に第4図のように貼り合わせる。
長尺のラベル用シートは、熱可塑性樹脂であるので、
接着剤塗布及び乾燥工程を通じて、シートの収縮が少な
く、紙製シートを使用する場合より円滑に施工すること
ができる。
接着剤塗布及び乾燥工程を通じて、シートの収縮が少な
く、紙製シートを使用する場合より円滑に施工すること
ができる。
また、別法としては、台シート3の上に第3図のよう
なパターンで接着剤を塗布して、これを乾燥してから、
印刷されたラベル用シートLに印刷模様を合わせながら
貼り合わせることもできる。
なパターンで接着剤を塗布して、これを乾燥してから、
印刷されたラベル用シートLに印刷模様を合わせながら
貼り合わせることもできる。
本考案における感圧接着剤層の塗布は、ラベル周縁部
の形状の枠状にして、余白部分には塗布しないようにす
ることができる。
の形状の枠状にして、余白部分には塗布しないようにす
ることができる。
ついで、ラベル印刷模様5の周縁と同じ形状の凸状枠
7を有する加熱ロール8(第5図)をラベル模様印刷の
上に押し付けて、ラベル用シートLを模様部分と余白部
分6に分離する。ついで、余白部分6を台シート3から
引き剥がす。余白部分6は連続しているので、この引き
剥がしは円滑に行うことができる。この引き剥がしにお
いて、ラベル周縁部分以外の感圧接着剤層は、全部余白
部分6のラベル用シートLの裏面に移行して除去され
る。
7を有する加熱ロール8(第5図)をラベル模様印刷の
上に押し付けて、ラベル用シートLを模様部分と余白部
分6に分離する。ついで、余白部分6を台シート3から
引き剥がす。余白部分6は連続しているので、この引き
剥がしは円滑に行うことができる。この引き剥がしにお
いて、ラベル周縁部分以外の感圧接着剤層は、全部余白
部分6のラベル用シートLの裏面に移行して除去され
る。
本考案のラベルシートは、これを連続的に自動ラベラ
ー機に供給して、商品の包装袋などの上に連続自動的に
貼着することができる。
ー機に供給して、商品の包装袋などの上に連続自動的に
貼着することができる。
本考案に用いる感圧接着剤は、圧力によって接着し
て、剥離可能な通常の感圧接着剤、ホットメルト接着剤
であれば特に制限なく使用することができ、耐熱性特に
耐熱水性に優れたものが好ましい。
て、剥離可能な通常の感圧接着剤、ホットメルト接着剤
であれば特に制限なく使用することができ、耐熱性特に
耐熱水性に優れたものが好ましい。
本考案の態様として、包装袋に熱収縮の際の空気抜き
穴を設ける場合は、この空気穴をラベルの裏面の中央部
分に設け、空気穴を隠すことができる。
穴を設ける場合は、この空気穴をラベルの裏面の中央部
分に設け、空気穴を隠すことができる。
この場合においては、前記ラベル周縁部の接着剤層に
欠落部分を設け、空気の抜け道とすることが望ましい。
欠落部分を設け、空気の抜け道とすることが望ましい。
[考案の効果] 本考案のラベルシートは、熱収縮性フイルムの包装に
使用した場合にラベルに皺が寄らないので、包装体の体
裁が良い利点がある上、ラベル部分の融断打ち抜き工程
により、連続的に製造することができる利点もあり、余
白部分を除去したラベルシートは、そのまま自動ラベラ
ー機にかけて、効率的に包装体にラベルを貼着すること
ができる。
使用した場合にラベルに皺が寄らないので、包装体の体
裁が良い利点がある上、ラベル部分の融断打ち抜き工程
により、連続的に製造することができる利点もあり、余
白部分を除去したラベルシートは、そのまま自動ラベラ
ー機にかけて、効率的に包装体にラベルを貼着すること
ができる。
さらに、所望によっては、熱収縮の際の空気抜き穴を
ラベルの裏面に隠して、体裁を良くするとともに該穴の
補強をすることができる。
ラベルの裏面に隠して、体裁を良くするとともに該穴の
補強をすることができる。
第1図は本考案の一実施例のラベルシートの平面図であ
り、第2図はその側断面図であり、第3図は同実施例の
感圧接着剤層の施工状態を示す平面図であり、第4図は
同実施例のラベルを融断分離する前の積層状態を示す側
断面図であり、第5図はラベルを融断分離する凸状枠を
有するロールの斜視図であり、第6図は、ラベル分離を
融断分離した後の積層状態を示す側断面図である。 図中の符号は、1;ラベル、2;感圧接着剤層、3;台シー
ト、4;非接着遊離部分、5;印刷模様部分、6;余白部分、
7;凸状枠、8;加熱融断ロールである。
り、第2図はその側断面図であり、第3図は同実施例の
感圧接着剤層の施工状態を示す平面図であり、第4図は
同実施例のラベルを融断分離する前の積層状態を示す側
断面図であり、第5図はラベルを融断分離する凸状枠を
有するロールの斜視図であり、第6図は、ラベル分離を
融断分離した後の積層状態を示す側断面図である。 図中の符号は、1;ラベル、2;感圧接着剤層、3;台シー
ト、4;非接着遊離部分、5;印刷模様部分、6;余白部分、
7;凸状枠、8;加熱融断ロールである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09F 1/00 - 5/04 B65D 67/00 - 79/02 B65D 81/18 - 81/30 B65D 81/38 Fターム(5C091,3E067)
Claims (2)
- 【請求項1】長尺の紙製又は耐熱性プラスチック製の剥
離性表面を有する台シートに多数の熱可塑性樹脂製ラベ
ルが一定間隔毎に貼着されていて、該ラベルが、周辺部
にのみ設けた感圧接着剤層を介して該台シートの剥離性
表面に貼着してなる、熱収縮処理前に包装体に該ラベル
が貼付され、熱収縮処理後に該ラベルに皺が寄らないこ
とを特徴とする熱収縮性フイルム包装体用ラベルシー
ト。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂製ラベルが溶断周縁を有する
ものである請求項1記載の熱収縮性フイルム包装体用ラ
ベルシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990089860U JP2574552Y2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 熱収縮性フイルム包装体用ラベルシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990089860U JP2574552Y2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 熱収縮性フイルム包装体用ラベルシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0448559U JPH0448559U (ja) | 1992-04-24 |
JP2574552Y2 true JP2574552Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=31824143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990089860U Expired - Lifetime JP2574552Y2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 熱収縮性フイルム包装体用ラベルシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574552Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6398573U (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-25 |
-
1990
- 1990-08-28 JP JP1990089860U patent/JP2574552Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0448559U (ja) | 1992-04-24 |
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