JP3449774B2 - 音声録音再生装置およびこれを備えたファクシミリ装置 - Google Patents

音声録音再生装置およびこれを備えたファクシミリ装置

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JP3449774B2 JP03801794A JP3801794A JP3449774B2 JP 3449774 B2 JP3449774 B2 JP 3449774B2 JP 03801794 A JP03801794 A JP 03801794A JP 3801794 A JP3801794 A JP 3801794A JP 3449774 B2 JP3449774 B2 JP 3449774B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声録音再生装置に関
し、詳しくは電話機、ファクシミリ装置等の音声応答、
音声メッセージサービスに好適な音声録音再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ等で使用される音声
録音再生装置については、特開昭62−269554号
公報記載の「ファクシミリ装置」が報告されている。こ
のものは、音声録音再生部7に対してDRAM(Dyn
amic Random Access Memor
y)8が音声データの専用メモリとして使用されいる。
【0003】また、特開平2−161697号公報記載
の「音声録音再生装置」が報告されている。このもの
は、メモリ制御部3に対してダイナミックRAM用エリ
ア4またはスタティックRAM/ROM(Read O
nly Memory)用エリアが音声データ専用のメ
モリとして設けられていた。また、特開平4−1206
00号公報記載の「音声録音再生回路」が報告されてい
る。このものは、音声メモリ3に記憶された音声データ
は外部制御回路1による制御のもとにMPU(Micr
o Processing Unit)システムバスを
介して音声データが外部記憶装置に記憶されていた。
【0004】このような従来の音声録音再生装置におい
ては、例えば図6に示すように、音声データ変換手段5
0および音声データ専用の音声録音再生メモリ51と、
図示しないシステム制御部との間に、アドレス送信用に
3ステートバッファ52および音声データの送受用に双
方向3ステートバッファ53を用いるのが通例であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音声録音装置にあっては、図6に示すように双方向3ス
テートバッファを使用しているため、音声録音再生LS
I(Large Scale Integrated
Circuit)50から音声録音再生専用メモリ51
に音声データを送出する場合には、一旦双方向3ステー
トバッファ53をハイインピーダンスにした後に、音声
データを送出する必要があった。また、音声録音再生専
用メモリ51からシステム側に音声データを送出するに
は、音声録音再生LSI50のデータ入出力用ポートを
ハイインピーダンスにした後に、音声データを送出する
必要があった。このように従来の音声録音再生装置にお
いては、音声データを音声録音再生LSI50と音声録
音再生専用メモリ51との間で送受する場合、および、
音声録音再生専用LSIとシステムメモリ部との間で送
受する場合には、双方向3ステートバッファ53および
音声声録音再生LSIの双方向3ステートポートのうち
どちらか一方をハイインピーダンスにして、電気的にデ
ータバスを切断したのち音声データを送受する必要があ
った。そのため、電気的なデータバス切換え動作が煩雑
になり、音声データを行うまえに非常に時間がかかると
いう問題点があった。
【0006】また、従来の音声録音再生装置にあって
は、音声データを記憶するための専用メモリを使用して
いるため、専用メモリを実装する広いスペースが必要と
なり、装置が大型化するとともに、装置のコストがアッ
プするといった問題点があった。 さらに、専用メモリ
としてDRAMを用いる場合には、記憶された音声デー
タを保持するために、少なくとも数msに一回の割合で、
メモリ内容を読出しては書込みを繰り返すリフレッシュ
と呼ばれる動作が必要という欠点があり、加えてメモリ
容量が増大してくると、このリフレッシュタイミングの
同期を取ることが難しいといった問題点があった。
【0007】さらに、近年、音声録音再生用LSIとし
て、それに接続されたデータバスを介してシステムメモ
リ部との間で音声データの送受を行うことができるもの
も存在するが、音声データのアクセス速度が非常に遅い
ために、音声データの送受に介在しているシステム制御
部がその音声データの送受にのみ占有されてしまうとい
う問題点があった。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、録音時用
として音声録音再生装置の音声データ変換手段とシステ
ム制御手段との間に先入先出型メモリを介在させること
により、上述のような不都合を解消するとともに、シス
テムメモリを共有化して、メモリの個数を削減し、コン
パクトで低コストの音声録音再生装置を提供することを
目的とする。
【0009】請求項2記載の発明は、再生用として音声
録音再生装置の音声データ変換手段とシステム制御手段
との間に先入先出型メモリを介在させることにより、上
述のような不都合を解消するとともに、システムメモリ
を共有化して、メモリの個数を削減し、コンパクトで低
コストの音声録音再生装置を提供することを目的とす
る。
【0010】請求項3記載の発明は、録音用として音声
録音再生装置の音声データ変換手段とシステム制御手段
との間に先入先出型メモリを介在させることにより、上
述のような不都合を解消するとともに、システムメモリ
を共有化して、メモリの個数を削減し、コンパクトで低
コストの音声録音再生装置を備えたファクシミリ装置を
提供することを目的とする。
【0011】請求項4記載の発明は、再生用として音声
録音再生装置の音声データ変換手段とシステム制御手段
との間に先入先出型メモリを介在させることにより、上
述のような不都合を解消するとともに、システムメモリ
を共有化して、メモリの個数を削減し、コンパクトで低
コストの音声録音再生装置を備えたファクシミリ装置を
提供することを目的とする。
【0012】請求項5記載の発明は、録音用および再生
用として音声録音再生装置の音声データ変換手段とシス
テム制御手段との間に一つの先入先出型メモリを介在さ
せることにより、メモリの使用個数を削減して、より一
層コンパクトで低コストの音声録音再生装置を提供する
ことを目的とする。請求項6記載の発明は、録音用およ
び再生用として音声録音再生装置の音声データ変換手段
とシステム制御手段との間に一つの先入先出型メモリを
介在させることにより、メモリの使用個数を削減して、
より一層コンパクトで低コストの音声録音再生装置を備
えたファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0013】請求項7記載の発明は、DMAを介して録
音用先入先出メモリ手段から音声データ記憶手段に音声
データの転送を行うことにより、さらに音声データの転
送時間の短縮化を図ることを目的とする。請求項8記載
の発明は、DMAを介して音声データ記憶手段から再生
用先入先出メモリ手段に音声データの転送を行うことに
より、さらに音声データの転送時間の短縮化を図ること
を目的とする。
【0014】請求項9記載の発明は、録音再生用先入先
出メモリ手段と音声データ記憶手段との間の音声データ
の転送をDMAを介して行うことにより、さらに一層の
メモリの個数の削減によるコストダウンと、音声データ
の送受時間の短縮を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、音声を入力して音声信号に変換す
る音声入力手段と、該音声入力手段により変換された音
声信号を音声データに変換する音声データ変換手段と、
該音声データ変換手段から出力された音声データを順次
に記憶し、記憶した順番に該音声データを順次に出力す
る録音用先入先出メモリ手段と、該録音用先入先出メモ
リ手段から出力された音声データを記憶するシステムメ
モリである音声データ記憶手段と、該録音用先入先出メ
モリ手段のメモリ使用量およびメモリ残量のうち少なく
ともどちらか一方の値を検出値として出力する録音用メ
モリ検出手段と、該録音用メモリ検出手段により出力さ
れた検出値が所定の値を超えた場合には、該録音用先入
先出メモリ手段に記憶された音声データを順番に読み出
し、音声データ記憶手段に記憶するように制御するシス
テム制御手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項2記載の発明は、音声データを記憶
するシステムメモリである音声データ記憶手段と、該音
声データ記憶手段から出力された音声データを順次に記
憶し、記憶した順番に該音声データを出力する再生用先
入先出メモリ手段と、該再生用先入先出メモリ手段のメ
モリ使用量およびメモリ残量のうち少なくともどちらか
一方の値を検出値として出力する再生用メモリ検出手段
と、該再生用メモリ検出手段により出力された検出値が
所定の値を下回った場合には、該音声データ記憶手段に
記憶された音声データを読み出し、該再生用先入先出メ
モリ手段に記憶するように制御するシステム制御手段
と、音声データを音声信号に変換する音声データ変換手
段と、該音声データ変換手段から出力された音声信号を
音声に変換する音声出力手段と、を備えたことを特徴と
するものである。
【0017】請求項3記載の発明は、音声を入力して音
声信号に変換する音声入力手段と、該音声入力手段によ
り変換された音声信号を音声データに変換する音声デー
タ変換手段と、該音声データ変換手段から出力された音
声データを順次に記憶し、記憶した順番に該音声データ
を順次に出力する録音用先入先出メモリ手段と、該録音
用先入先出メモリ手段から出力された音声データを記憶
するシステムメモリである音声データ記憶手段と、該録
音用先入先出メモリ手段のメモリ使用量およびメモリ残
量のうち少なくともどちらか一方の値を検出値として出
力する録音用メモリ検出手段と、該録音用メモリ検出手
段により出力された検出値が所定の値を超えた場合に
は、該録音用先入先出メモリ手段に記憶された音声デー
タを順番に読み出し、音声データ記憶手段に記憶するよ
うに制御するシステム制御手段と、を有する音声録音再
生装置を備えたことを特徴とするものである。
【0018】請求項4記載の発明は、音声データを記憶
するシステムメモリである音声データ記憶手段と、該音
声データ記憶手段から出力された音声データを順次に記
憶し、記憶した順番に該音声データを出力する再生用先
入先出メモリ手段と、該再生用先入先出メモリ手段のメ
モリ使用量およびメモリ残量のうち少なくともどちらか
一方の値を検出値として出力する再生用メモリ検出手段
と、該再生用メモリ検出手段により出力された検出値が
所定の値を下回った場合には、該音声データ記憶手段に
記憶された音声データを読み出し、該再生用先入先出メ
モリ手段に記憶するように制御するシステム制御手段
と、音声データを音声信号に変換する音声データ変換手
段と、該音声データ変換手段から出力された音声信号を
音声に変換する音声出力手段と、を有する音声録音再生
装置を備えたことを特徴とするものである。
【0019】請求項5記載の発明は、音声を入力して音
声信号に変換する音声入力手段と、該音声入力手段によ
り変換された音声信号を音声データに変換し、かつ、音
声データを音声信号に変換する音声データ変換手段と、
該音声データ変換手段から出力された音声信号を音声に
変換する音声出力手段と、音声データを記憶するシステ
ムメモリである音声データ記憶手段と、録音時には、該
音声データ変換手段から出力された音声データを順次に
記憶し、記憶した順番に該音声データを順次に出力する
とともに、再生時には、該音声データ記憶手段から出力
された音声データを順次に記憶し、記憶した順番に該音
声データを順次に出力する録音再生用先入先出メモリ手
段と、該録音再生用先入先出メモリ手段のメモリ使用量
およびメモリ残量のうち少なくともどちらか一方の値を
検出値として出力する録音再生用メモリ検出手段と、録
音時には、該録音再生用メモリ検出手段により出力され
た検出値が所定の値を超えた場合には、該録音再生先入
先出メモリ手段に記憶された音声データを順番に読み出
し、音声データ記憶手段に記憶するように制御するとと
もに、再生時には、該録音再生用メモリ検出手段により
出力された検出値が所定の値を下回った場合には、該音
声データ記憶手段に記憶された音声データを読み出し、
該再生用先入先出メモリ手段に記憶するように制御する
システム制御手段と、を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0020】請求項6記載の発明は、音声を入力して音
声信号に変換する音声入力手段と、該音声入力手段によ
り変換された音声信号を音声データに変換し、かつ、音
声データを音声信号に変換する音声データ変換手段と、
該音声データ変換手段から出力された音声信号を音声に
変換する音声出力手段と、音声データを記憶するシステ
ムメモリである音声データ記憶手段と、録音時には、該
音声データ変換手段から出力された音声データを順次に
記憶し、記憶した順番に該音声データを順次に出力する
とともに、再生時には、該音声データ記憶手段から出力
された音声データを順次に記憶し、記憶した順番に該音
声データを順次に出力する録音再生用先入先出メモリ手
段と、該録音再生用先入先出メモリ手段のメモリ使用量
およびメモリ残量のうち少なくともどちらか一方の値を
検出値として出力する録音再生用メモリ検出手段と、録
音時には、該録音再生用メモリ検出手段により出力され
た検出値が所定の値を超えた場合には、該録音再生先入
先出メモリ手段に記憶された音声データを順番に読み出
し、音声データ記憶手段に記憶するように制御するとと
もに、再生時には、該録音再生用メモリ検出手段により
出力された検出値が所定の値を下回った場合には、該音
声データ記憶手段に記憶された音声データを読み出し、
該再生用先入先出メモリ手段に記憶するように制御する
システム制御手段と、を有する音声録音再生装置を備え
たことを特徴とするものである。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、DMA手段を設け、前記録音用先入先出メ
モリ手段から前記音声データ記憶手段への音声データの
送出を前記システム制御手段を介さずに行うことができ
るようにしたことを特徴とするものである。請求項8記
載の発明は、請求項2記載の発明において、DMA手段
を設け、前記音声データ記憶手段から前記再生用先入先
出メモリ手段への音声データの送出を前記システム制御
手段を介さずに行うことができるようにしたことを特徴
とするものである。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項5記載の発
明において、DMA手段を設け、前記録音再生用先入先
出メモリ手段と前記音声データ記憶手段との間の音声デ
ータの送受を前記システム制御手段を介さずに行うこと
ができるようにしたことを特徴とするものである。
【0023】
【作用】請求項1記載の発明では、音声入力手段が入力
した音声を音声信号に変換した後、音声データ変換手段
が該音声信号を音声データに変換する。次いで、録音用
先入先出メモリ手段が該音声データを順次に記憶すると
ともに、録音用メモリ検出手段は該録音用先入先出メモ
リ手段のメモリ使用量およびメモリ残量のうち少なくと
もどちらか一方の値を検出して検出値として出力する。
システム制御手段は、その検出値が所定の値を超えてい
るか否かを判断し、所定の値を超えた場合には録音用先
入先出メモリ手段に記憶された音声データを順番に読み
出し、音声データ記憶手段に書き込み、記憶させる。し
たがって、音声データ記憶手段として装置のシステムメ
モリを使用すれば、音声データ専用のメモリが不要とな
り、システムメモリを音声データ用メモリとして共有す
ることができるとともに、システムメモリと音声データ
変換手段との間の音声データの送受を速くすることがで
きる。
【0024】請求項2記載の発明では、音声データ記憶
手段が音声データを出力すると、再生用先入先出メモリ
手段はその音声データを順次に記憶するとともに、再生
用メモリ検出手段は該再生用先入先出メモリ手段のメモ
リ使用量およびメモリ残量のうち少なくともどちらか一
方の値を検出して検出値として出力する。システム制御
手段は、その検出値が所定の値を下回っているか否かを
判断し、所定の値を下回った場合には、音声データ記憶
手段に記憶された音声データを読み出し、再生用先入先
出メモリ手段に順次に書き込み記憶させる。さらに再生
用先入先出メモリ手段は記憶した順番に音声データを出
力する。音声データ変換手段が音声データを音声信号に
変換すると、音声出力手段はその音声信号を音声に変換
する。したがって、音声データ記憶手段として装置のシ
ステムメモリを使用すれば、音声データ専用のメモリが
不要となり、システムメモリを音声データ用メモリとし
て共有することができるとともに、システムメモリと音
声データ変換手段との間の音声データの送受を速くする
ことができる。
【0025】請求項3記載の発明では、音声入力手段が
入力した音声を音声信号に変換した後に、音声データ変
換手段が該音声信号を音声データに変換する。次いで、
録音用先入先出メモリ手段が該音声データを順次に記憶
するとともに、録音用メモリ検出手段は該録音用先入先
出メモリ手段のメモリ使用量およびメモリ残量のうち少
なくともどちらか一方の値を検出して検出値として出力
する。システム制御手段は、その検出値が所定の値を超
えているか否かを判断し、所定の値を超えた場合には、
録音用先入先出メモリ手段に記憶された音声データを順
番に読み出し、音声データ記憶手段に書き込み、記憶さ
せる。したがって、音声データ記憶手段としてファクシ
ミリ装置のシステムメモリを使用すれば、音声データ専
用のメモリが不要となり、システムメモリを音声データ
用メモリとして共有することができるとともに、システ
ムメモリと音声データ変換手段との間の音声データの送
受を速くすることができる。
【0026】請求項4記載の発明では、音声データ記憶
手段が音声データを出力すると、再生用先入先出メモリ
手段はその音声データを順次に記憶するとともに、再生
用メモリ検出手段は該再生用先入先出メモリ手段のメモ
リ使用量およびメモリ残量のうち少なくともどちらか一
方の値を検出して検出値として出力する。システム制御
手段は、その検出値が所定の値を下回っているか否かを
判断し、所定の値を下回った場合には、音声データ記憶
手段に記憶された音声データを読み出し、再生用先入先
出メモリ手段に順次に書き込み記憶させる。さらに再生
用先入先出メモリ手段は記憶した順番に音声データを出
力する。音声データ変換手段が音声データを音声信号に
変換すると、音声出力手段はその音声信号を音声に変換
する。したがって、音声データ記憶手段としてファクシ
ミリ装置のシステムメモリを使用すれば、音声データ専
用のメモリが不要となり、システムメモリを音声データ
用メモリとして共有することができるとともに、システ
ムメモリと音声データ変換手段との間の音声データの送
受を速くすることができる。
【0027】請求項5記載の発明では、録音時には、音
声入力手段が入力した音声を音声信号に変換した後に、
音声データ変換手段が該音声信号を音声データに変換す
る。次いで、録音再生用用先入先出メモリ手段が該音声
データを順次に記憶するとともに、録音再生用メモリ検
出手段は該録音再生用先入先出メモリ手段のメモリ使用
量およびメモリ残量のうち少なくともどちらか一方の値
を検出して検出値として出力する。システム制御手段
は、その検出値が所定の値を超えているか否かを判断
し、所定の値を超えた場合には、録音用先入先出メモリ
手段に記憶された音声データを順番に読み出し、音声デ
ータ記憶手段に書き込み、記憶させる。再生時には、音
声データ記憶手段が音声データを出力すると、録音再生
用先入先出メモリ手段はその音声データを順次に記憶す
るとともに、録音再生用メモリ検出手段は該録音再生用
先入先出メモリ手段のメモリ使用量およびメモリ残量の
うち少なくともどちらか一方の値を検出して検出値とし
て出力する。システム制御手段は、その検出値が所定の
値を下回っているか否かを判断し、所定の値を下回った
場合には、音声データ記憶手段に記憶された音声データ
を読み出し、録音再生用先入先出メモリ手段に順次に書
き込み記憶させる。さらに録音再生用先入先出メモリ手
段は記憶した順番に音声データを出力する。音声データ
変換手段が音声データを音声信号に変換すると、音声出
力手段はその音声信号を音声に変換する。したがって、
音声データ記憶手段として装置のシステムメモリを使用
すれば、音声データ専用のメモリが不要となり、システ
ムメモリを音声データ用メモリとして共有することがで
きるとともに、システムメモリと音声データ変換手段と
の間の音声データの送受を速くすることができる。
【0028】請求項6記載の発明では、録音時には、音
声入力手段が入力した音声を音声信号に変換した後に、
音声データ変換手段が該音声信号を音声データに変換す
る。次いで、録音再生用用先入先出メモリ手段が該音声
データを順次に記憶するとともに、録音再生用メモリ検
出手段は該録音再生用先入先出メモリ手段のメモリ使用
量およびメモリ残量のうち少なくともどちらか一方の値
を検出して検出値として出力する。システム制御手段
は、その検出値が所定の値を超えているか否かを判断
し、所定の値を超えた場合には、録音用先入先出メモリ
手段に記憶された音声データを順番に読み出し、音声デ
ータ記憶手段に書き込み、記憶させる。再生時には、音
声データ記憶手段が音声データを出力すると、録音再生
用先入先出メモリ手段はその音声データを順次に記憶す
るとともに、録音再生用メモリ検出手段は該録音再生用
先入先出メモリ手段のメモリ使用量およびメモリ残量の
うち少なくともどちらか一方の値を検出して検出値とし
て出力する。システム制御手段は、その検出値が所定の
値を下回っているか否かを判断し、所定の値を下回った
場合には、音声データ記憶手段に記憶された音声データ
を読み出し、録音再生用先入先出メモリ手段に順次に書
き込み記憶させる。さらに録音再生用先入先出メモリ手
段は記憶した順番に音声データを出力する。音声データ
変換手段が音声データを音声信号に変換すると、音声出
力手段はその音声信号を音声に変換する。したがって、
音声データ記憶手段としてファクシミリ装置のシステム
メモリを使用すれば、音声データ専用のメモリが不要と
なり、システムメモリを音声データ用メモリとして共有
することができるとともに、システムメモリと音声デー
タ変換手段との間の音声データの送受を速くすることが
できる。
【0029】請求項7記載の発明では、録音用先入先出
メモリ手段から音声データ記憶手段への音声データの送
出をDMA手段が介在して行う。したがって、音声デー
タの送出をシステム制御部を介さずに行うことができ、
より一層高速な音声データの送受が可能となる。請求項
8記載の発明では、音声データ記憶手段から録音用先入
先出メモリ手段への音声データの送出をDMA手段が介
在して行う。したがって、音声データの送出をシステム
制御部を介さずに行うことができ、より一層高速な音声
データの送受が可能となる。
【0030】請求項9記載の発明では、録音再生用先入
先出メモリ手段から音声データ記憶手段への音声データ
の送出および音声データ記憶手段から録音用先入先出メ
モリ手段への音声データの送出をDMA手段が介在して
行う。したがって、音声データの送出をシステム制御部
を介さずに行うことができ、より一層高速な音声データ
の送受が可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。 (実施例1)図1は請求項1、2、5記載の発明に係る
音声録音再生装置の一実施例の全体構成を示す図であ
り、図2は請求項1、2記載の発明に係る音声録音再生
装置の一実施例の要部詳細を示す図である。図3は請求
項3、4、6記載のファクシミリ装置の一実施例の全体
構成を示す図である。
【0032】まず、構成を説明する。音声録音再生装置
は、図1に示すように、システム制御部1(システム制
御手段)、システムメモリ部2(音声データ記憶手
段)、操作部3、音声録音再生部4、音声入力部5(音
声入力手段)、音声出力部6(音声出力手段)、I/O
(Input/Output)ポート部7およびシステ
ムバス8から構成されている。
【0033】システム制御部1は、CPU(Centr
al Processing Unit)等を有し、シ
ステムメモリ部2に予め記憶された制御プログラムに従
い、操作部3からの指令信号や各種センサ情報等に基づ
いて所定の処理を実行し、音声録音再生装置全体の制
御、外部機器とのデータ通信の制御等を行う。このシス
テム制御部1から出力されたコマンドは、システムバス
8またはI/Oポート部7を介して音声録音再生LSI
26に入力され、音声録音再生LSI26を制御する。
システムメモリ部2は、システム制御に必要なデータお
よびプログラム等を記憶する。操作部3は、液晶表示
部、テンキー、選択ボタン等を有し、操作者は選択ボタ
ン等を操作して、希望のモードを選択することができ
る。音声録音再生部4は、マイク等の音声入力部5から
入力された音声メッセージ等を録音するとともに、再生
した音声をスピーカ等の音声出力部6から出力するよう
になっている。I/Oポート部7は、システム制御部1
からの命令に従って音声録音再生部4等の制御を行う。
システムバス8は、メモリやI/Oデバイスの選択等を
行うアドレスバスと、CPU、メモリ、I/Oデバイス
等の各構成要素間でデータを交換し、入力と出力とでラ
インを共有するデータバスと、データの入出力、メモ
リ、I/Oデバイスの選択等のシステムとしての動作を
制御するためのコントロールバスとからなっている。
【0034】図2において、音声録音再生部4は、シス
テム制御部インターフェース部20、再生用FIFOメ
モリ部21(再生用先入先出メモリ手段)、録音用FI
FOメモリ部22(録音用先入先出メモリ手段)、再生
用FIFOデータカウント部23(再生用メモリ検出手
段)、録音用FIFOデータカウント部24(録音用メ
モリ検出手段)、音声録音再生LSIインターフェース
部および音声録音再生LSI26(音声データ変換手
段)から構成されるとともに、各部の間はデータバス、
アドレスバスおよび信号ライン等で接続されている。
【0035】システム制御部インターフェース部20
は、録音時には、システム制御部1からの指令信号に基
づいて、録音用FIFOメモリ部22から音声データの
読み出すとともに、その読み出しに伴って録音用FIF
Oデータカウント部24へカウントダウンクロックを出
力する。再生時には、システム制御部1からの指令信号
に基づいて、システムメモリ部2から送出されてきた音
声データを再生用FIFOメモリ部21に書き込むとと
もに、その書き込みに伴って再生用FIFOデータカウ
ント部23へカウントアップクロックを出力する。ま
た、録音用FIFOデータカウント部24および再生用
FIFOデータカウント部23のカウンタ値を読み込
み、システム制御部1へ送出する。また、このシステム
制御部インターフェース部20は、システム制御部1の
音声データへのアクセスタイミングに合わせて、再生用
FIFOメモリ部21への音声データの書き込みおよび
録音用FIFOメモリ部22からの音声データの読み出
す。
【0036】再生用FIFOメモリ部21は、システム
メモリ部2から出力された音声データをシステム制御部
インターフェース部20を介して順次に書き込ませて記
憶するとともに、記憶された音声データを音声録音再生
LSI26からの読み出し要求に対して、記憶された順
番に音声録音再生LSI26に順次に出力する。なお、
この再生用FIFOメモリ部21には先入先出型メモリ
を使用している。
【0037】録音用FIFOメモリ部22は、音声録音
再生用LSI26で圧縮、変調された音声データを順次
に書き込んで記憶するとともに、システム制御部1から
の読み出し要求に対して、記憶された順番に音声データ
をシステム制御部インターフェース部20に出力する。
なお、この録音用FIFOメモリ部22も先入先出型メ
モリを使用している。
【0038】再生用FIFOデータカウント部23は、
システム制御部インターフェース部20から出力された
カウントアップクロックに従ってその内部カウンターの
カウンタ値(検出値)のカウントアップを行うととも
に、音声録音再生LSIインターフェース部25から出
力されたカウントダウンクロックに従ってカウンタ値の
カウントダウンを行って、再生用FIFOメモリ部21
のメモリ使用量およびメモリ残量のうちどちらか一方に
対応するカウンタ値を出力する。
【0039】録音用FIFOデータカウント部24は、
システム制御部インターフェース部20から出力された
カウントダウンクロックに従ってその内部カウンターの
カウンタ値(検出値)のカウントダウンを行うととも
に、音声録音再生LSIインターフェース部25から出
力されたカウントアップクロックに従ってカウンタ値の
カウントアップを行って、録音用FIFOメモリ部22
のメモリ使用量およびメモリ残量のうちどちらか一方に
対応するカウンタ値を出力する。
【0040】音声録音再生LSIインターフェース部2
5は、録音時には、音声録音再生LSI26からの指令
信号に基づいて、音声録音再生LSI26から出力され
た音声データを録音用FIFOメモリ部22へ送出する
とともに、その音声データの録音用FIFOメモリ部2
2への書き込みに同期して録音用FIFOデータカウン
ト部24へカウントアップクロックを出力する。再生時
には、音声録音再生LSI26からの指令信号に基づい
て、再生用FIFOメモリ部21から読み出された音声
データを音声録音再生LSI26に送出するとともに、
再生用FIFOメモリ部21からの音声データの読み出
しに同期して再生用FIFOデータカウント部23へカ
ウントダウンクロックを出力する。この音声録音再生L
SIインターフェース部25は、音声録音再生LSI2
6のメモリアクセスタイミングに合わせて再生用FIF
Oメモリ部21および録音用FIFOメモリ部22へ書
き込みあるいは読み出しを行う。
【0041】音声録音再生LSI26は、マイク5から
入力された音声メッセージ等を圧縮、変調して音声デー
タとして音声録音再生LSIインターフェース部25を
介して録音用FIFOメモリ部22に出力するととも
に、音声録音再生LSIインターフェース部25を介し
て再生用FIFOメモリ部21から送出された音声デー
タを、伸長、復調してスピーカ6に出力するとともに、
後述するNCU部に出力するものである。
【0042】なお、本実施例ではシステム制御部インタ
ーフェース部20および音声録音再生LSIインターフ
ェース部25を独立の構成としたが、システム制御部イ
ンターフェース部20の機能を再生用FIFOメモリ部
21、録音用FIFOメモリ部22、再生用FIFOデ
ータカウント部23および録音用FIFOデータカウン
ト部24あるいはシステム制御部1に、音声録音再生L
SIインターフェース部25の機能を再生用FIFOメ
モリ部21、録音用FIFOメモリ部22、再生用FI
FOデータカウント部23および録音用FIFOデータ
カウント部24にそれぞれもたせることができるので、
システム制御部インターフェース部20および音声録音
再生音声LSIインターフェース部25は必ずしも必要
という訳ではない。
【0043】また、図3において、NCU部9は、通信
回線を介して結合された複数のファクシミリ端末機器間
において、特定の通信プロトコルに基づいて、自機と他
の複数の端末のうちの任意の一端末を選択して、通信回
線の接続や切断を行う。モデム部10は、画像メモリ部
12から送られた画像情報を変調してNCU部9に送出
するとともに、NCU部9から送られた画像情報を復調
して画像メモリ部12に送出する。例えばプロトコル信
号や画像情報をCCITT勧告V.21やV.17等の
規格に基づいて変復調を行っている。符号化・復号化部
11は、送信する画像データを圧縮された画像情報に符
号化するとともに、相手方端末から送られた圧縮された
画像情報を元の画像データに復元するものである。読み
取り部12は、画像が記載された原稿を、給紙機構の上
に載せ、システム制御部1によるシステム制御のもとに
原稿検知センサ等で原稿の有無を確認しながら、画像信
号を画像データに変換して取り込む。画像メモリ部13
は、読み取り部12で読み取られた原稿の画像データを
記憶したり、相手方端末から送られた画像データを記憶
したりする。記録部14は、記録紙、記録紙搬送機構、
記録紙カッター等で構成され、画像メモリ部13に記憶
された相手方端末から受信した画像データを、物理的に
記録紙上に印字するものである。
【0044】次に、その作用を説明する。システム制御
部1から出力されたコマンドは、システムバス8または
I/Oポート部7を介して音声録音再生LSI26に入
力され、音声録音再生LSI26を制御する。以下の説
明においては、I/Oポート部7を介した動作説明を行
うが、システム制御部1からシステムバス8を介して制
御する場合も同様である。
【0045】音声データを録音する場合には、まずシス
テム制御部1から音声録音再生LSI26に音声データ
の転送速度のビットレート設定のコマンド入力を行う。
次いで、録音待機状態設定コマンドを入力した後に、ス
タートコマンドを入力して録音を開始する。録音が開始
されると音声録音再生LSI26はマイク5から入力さ
れた音声メッセージの圧縮、変調を行い、音声データと
して出力する。音声データの出力のタイミングは、その
音声録音再生LSI26に接続可能なメモリのタイプに
よって異なり、SRAMやDRAMタイプのものが一般
的であるが、以下の説明においてはDRAM接続タイプ
の場合を説明する。
【0046】音声録音再生LSI26が音声データを所
定のタイミングで出力すると、音声録音再生LSIイン
ターフェース部25はその出力に同期して録音用FIF
Oメモリ部22へ書き込むとともに、録音用FIFOデ
ータカウント部24へカウントアップクロックを出力す
る。次いで、この音声録音再生FIFOインターフェー
ス部20からのカウントアップクロックに同期して録音
用FIFOデータカウント部24のカウンタ値がインク
リメントされる。このとき、システム制御部1は録音用
FIFOデータカウント部24のカウンタ値をシステム
制御部インターフェース部20を介して定期的に読み取
っており、カウンタ値が所定の閾値を超えるとシステム
制御部インターフェース部20を介して録音用FIFO
メモリ部22から音声データを読み込み、システムメモ
リ部2の所定の記憶部分に転送する。なお、ここでシス
テム制御部1は録音用FIFOデータカウント部24の
カウンタ値を定期的に読み取って閾値を超えているか否
かを判断したが、閾値を超えたところで録音用FIFO
データカウント部24が割り込み信号を発生させてシス
テム制御部1に通知してもよい。
【0047】次いで、システム制御部インターフェース
部20は、システム制御部1のデータ読み込みタイミン
グに同期して録音用FIFOメモリ部22から音声デー
タを読み出して、システム制御部1へ出力するととも
に、録音用FIFOデータカウント部24へカウントダ
ウンクロックを出力する。次いで、システム制御部イン
ターフェース部20からのカウントダウンクロックに同
期して録音用FIFOデータカウント部24のカウンタ
値はデクリメントされる。次いで同様に録音用FIFO
データカウント部24のカウンタ値により録音用FIF
Oメモリ部22のメモリ使用量およびメモリ残量のうち
どちらか一方を定期的に監視して、録音用FIFOメモ
リ部22がオーバーフローしないように同期を取りなが
ら、録音の終了まで同様の動作を繰り返す。録音の終了
はシステム制御部1から音声録音再生LSI26へのス
トップコマンドの入力により行われるが、音声録音再生
LSI26のアクセス可能な最大アドレスに到達した場
合にも終了するようになっている。
【0048】音声データの再生を行う場合には、まず、
録音時にシステムメモリ部2の所定記憶部分に記憶され
た音声データを、システム制御部1の再生用FIFOメ
モリ部21への音声データ書き込みタイミングに同期し
てシステム制御部インターフェース部20が再生用FI
FOメモリ部21へ音声データを書き込むとともに、シ
ステム制御部インターフェース部20は再生用FIFO
データカウント部23へカウントアップクロックを出力
する。システム制御部インターフェース部20からのカ
ウントアップクロックに同期して再生用FIFOデータ
カウント部23のカウンタ値はインクリメントされる。
同様にして再生用FIFOデータカウント部23のカウ
ンタ値が所定の最大設定値になるまで音声データがシス
テムメモリ部2から再生用FIFOメモリ部21に転送
される。
【0049】再生用FIFOメモリ部21のメモリが一
杯になると、音声録音再生LSI26は音声録音再生L
SIインターフェース部25に対して所定のタイミング
で音声データの読み出しを行う。音声録音再生LSIイ
ンターフェース部25は、音声録音再生LSI26の音
声録音再生LSIインターフェース部25への読み出し
タイミングに同期して再生用FIFOメモリ部21から
音声データの読み出しを行って音声録音再生LSI26
へ出力するとともに、再生用FIFOデータカウント部
23へカウントダウンクロックを出力する。
【0050】次いで、音声録音再生LSIインターフェ
ース部25からのカウントダウンクロックに同期して再
生用FIFOデータカウント部23のカウンタ値はデク
リメントされる。このとき、システム制御部1は、再生
用FIFOデータカウント部23のカウンタ値を定期的
に読み出しており、そのカウンタ値が所定の閾値を下回
るとシステム制御部インターフェース部20を介してシ
ステムメモリ部2に記憶された音声データを再生用FI
FOメモリ部21へ書き込み、再生用FIFOメモリ部
21に記憶されている音声データがなくならないようよ
うに制御する。なお、ここでシステム制御部1は再生用
FIFOデータカウント部23のカウンタ値を定期的に
読み出して、閾値を超えたかどうか判断するとしたが、
閾値を下回った時点で再生用FIFOデータカウント部
23がシステム制御部1に割り込み信号を発生させて通
知してもよい。
【0051】次いで同様に、再生用FIFOデータカウ
ント部23のカウンタ値により再生用FIFOメモリ部
21のメモリ使用量およびメモリ残量のうちどちらか一
方を定期的に監視して、再生用FIFOメモリ部21の
メモリが空にならないようように同期を取りながら、再
生の終了まで同様の動作を繰り返す。再生の終了はシス
テム制御部1から音声録音再生LSIへのストップコマ
ンドの入力により行われるが、音声録音再生LSI26
の録音時にアクセスした最大アドレスに到達した場合に
も終了する。
【0052】このように、本実施例においては、システ
ム側と音声録音再生LSI26との間に再生用FIFO
メモリ部21および録音用FIFOメモリ部22と、再
生用FIFOメモリ部21のメモリ使用状況を検出する
再生用FIFOデータカウント部23および録音用FI
FOメモリ部22のメモリ使用状況を検出する録音用F
IFOデータカウント部24とを設け、録音時には、音
声録音再生LSI26から出力された音声データを録音
用FIFOメモリ部22に、録音用FIFOデータカウ
ント部24からのカウンタ値に基づいて録音用FIFO
メモリ部がオーバーフローしないように記憶した後に、
システムメモリ部2へ送出する。
【0053】一方、再生時には、システムメモリ部2か
ら出力された音声データを再生用FIFOメモリ部21
に、再生用FIFOデータカウント部23からのカウン
タ値に基づいて再生用FIFOメモリ部21がオーバー
フローしないように記憶した後に、音声録音再生LSI
26に送出するので、音声データを一時的に再生用FI
FOメモリ部21および録音用FIFOメモリ部22に
記憶させることができ、システムメモリ部2を音声デー
タのメモリとして共有することができる。したがって、
音声データ専用のメモリが不要となって、コスト的に安
価になるばかりか、広い実装スペースを必要とせず、装
置をコンパクトにすることができる。
【0054】また、再生用FIFOメモリ部21および
録音用FIFOメモリ部22に先入先出型メモリを用い
たので、音声データの転送速度を速くすることができ、
システム制御部の音声データの送受による大きな時間の
占有がなくなるので、システム制御部は分散処理がで
き、使い勝手のよい音声録音再生装置およびこれを備え
たファクシミリ装置を提供することができる。
【0055】(実施例2)図4は請求項5記載の発明に
係る音声録音再生装置の一実施例の要部詳細を示す図で
ある。なお、以下の説明において先に説明したものと同
一の構成については、同一符号を付してその具体的な説
明を省略する。音声録音再生部4は、システム制御部イ
ンターフェース部30、録音再生用FIFOメモリ部3
1(録音再生用先入先出メモリ手段)、録音再生用FI
FOデータカウント部32(録音再生用メモリ検出手
段)、音声録音再生LSIインターフェース部33およ
び音声録音再生LSI26(音声データ変換手段)によ
って構成されるとともに、各部の間はデータバス、アド
レスバスおよび信号ライン等で接続されている。
【0056】システム制御部インターフェース部30
は、システム制御部1からのモード設定によりモード選
択信号を出力し、録音モードの場合には、システム制御
部1のアクセスタイミングに同期して、録音再生用FI
FOメモリ部31から出力された音声データの読み出
し、かつ、システムメモリ部2にその読み出した音声デ
ータを送出するとともに、録音再生用FIFOメモリ部
31からの音声データの読み出しに並行して録音再生用
FIFOデータカウント部32へ読み出した音声データ
の量に対応したカウントダウンクロックを出力する。再
生モードの場合には、システムメモリ部2から出力され
た音声データを録音再生用FIFOメモリ部31へ書き
込むとともに、録音再生用FIFOメモリ部31への音
声データの書き込みに並行して録音再生用FIFOデー
タカウント部32へ書き込んだ音声データの量に対応し
たカウントアップクロックを出力する。また、このシス
テム制御部インターフェース部30はモードに関わらず
録音再生用FIFOデータカウント部32のカウンタ値
の読み出しを行い、録音再生用FIFOメモリ部31お
よび録音再生用FIFOデータカウント部32とシステ
ム制御部1とのインターフェースの役割を行う。
【0057】録音再生用FIFOメモリ部31は、再生
モードの場合には、システムメモリ部2から出力された
音声データを順次に書き込まれ、音声録音再生LSI2
6からの読み出しに対して、初めに書き込まれた音声デ
ータから順番に音声録音再生LSI26へ出力する。一
方、録音モードの場合には、音声録音再生LSI26で
圧縮、変調された音声データが順次に書き込まれ、シス
テム制御部1からの読み出し命令に対して、初めに書き
込まれた音声データから順次に出力する。なお、この録
音再生用FIFOメモリ部31には、1個の先入先出型
メモリが使用されている。
【0058】録音再生用FIFOデータカウント部32
は、再生モードの場合には、システム制御部インターフ
ェース部30から出力されるカウントアップクロックに
従ってその内部カウンターのカウンタ値(検出値)をカ
ウントアップするとともに、音声録音再生LSIインタ
ーフェース部33から出力されるカウントダウンクロッ
クに従ってカウンタ値のカウントダウンを行う。一方、
録音モードの場合には、システム制御部インターフェー
ス部30から出力されるカウントダウンクロックに従っ
てカウンタ値のカウントダウンを行い、音声録音再生L
SIインターフェース部33から出力されるカウントア
ップクロックに従ってカウンタ値のカウントアップを行
う。
【0059】音声録音再生LSIインターフェース部3
3は、システム制御部インターフェース部30からのモ
ード選択信号に従ってモード選択を行い、録音モードの
場合には、音声録音再生LSI26のアクセスタイミン
グに同期して、録音再生用FIFOメモリ部31へ音声
データを書き込み、かつ、それに並行して録音再生用F
IFOデータカウント部32へ書き込まれた音声データ
の量に対応したカウントアップクロックを出力する。一
方、再生モードの場合には、録音再生用FIFOメモリ
部31から音声データを読み出し、かつ、それに並行し
て録音再生用FIFOデータカウント部32へ読み出さ
れた音声データの量に対応したカウントダウンクロック
を出力し、録音再生用FIFOメモリ部31および録音
再生用FIFOデータカウント部32と音声録音再生L
SI26とのインターフェースを行う。
【0060】システム制御部1から出力されたコマンド
は、システムバス8またはI/Oポート部7を介して音
声録音再生LSI26に入力され、音声録音再生LSI
26を制御する。以下の説明においては、I/Oポート
部7を介した動作説明を行うが、システム制御部1から
システムバス8を介して制御する場合も同様である。音
声データを録音する場合には、まずシステム制御部1か
らシステム制御部インターフェース部30にコマンドを
送出し、モードが録音モードであることを設定する。シ
ステム制御部インターフェース部30では録音モードに
設定されると音声録音再生LSIインターフェース部3
3に録音モードに設定されたことを表わすモード選択信
号を出力する。次に、音声録音再生LSI26に音声デ
ータの転送速度を決めるビットレート設定のコマンド入
力を行う。次いで、録音待機状態設定コマンド入力を行
った後に、スタートコマンドを入力して録音を開始す
る。録音が開始されると音声録音再生LSI26はマイ
ク5から入力された音声メッセージの圧縮、変調を行
い、音声データとして出力する。音声データの出力のタ
イミングは、その音声録音再生LSIに接続可能なメモ
リのタイプによって異なり、SRAMやDRAMタイプ
のものが一般的であるが、以下の説明においてはDRA
M接続タイプの場合を説明する。
【0061】音声録音再生LSIインターフェース部3
3は、モード選択信号から録音モードに設定されている
ことが認識できるので、録音モードの場合は、音声録音
再生LSI26が音声データをDRAM書き込みタイミ
ングで出力すると、音声録音再生LSIインターフェー
ス部33はその出力に同期して録音再生用FIFOメモ
リ部31へ書き込むとともに、録音再生用FIFOデー
タカウント部32に書き込まれた音声データの量に対応
したカウントアップクロックを出力する。次いで、この
音声録音再生LSIインターフェース部30からのカウ
ントアップクロックに同期して録音再生用FIFOデー
タカウント部32のカウンタ値がインクリメントされ
る。このとき、システム制御部1は録音再生用FIFO
データカウント部32のカウンタ値をシステム制御部イ
ンターフェース部30を介して定期的に読み取ってお
り、カウンタ値が所定の閾値を超えるとシステム制御部
インターフェース部30を介して録音再生用FIFOメ
モリ部31から音声データを読み込み、システムメモリ
部2の所定記憶部分に送出する。なお、ここでシステム
制御部1は録音再生用FIFOデータカウント部32の
カウンタ値を定期的に読み取って閾値を超えているか否
かを判断したが、閾値を超えたところで録音再生用FI
FOデータカウント部32が割り込み信号を発生させて
システム制御部1に通知してもよい。
【0062】次いで、システム制御部インターフェース
部30は、録音モードの場合には、システム制御部1の
データ読み出しタイミングに同期して録音再生用FIF
Oメモリ部31から音声データを読み出して、システム
制御部1へ出力するとともに、録音再生用FIFOデー
タカウント部32へ読み出した音声データの量に対応し
たカウントダウンクロックを出力する。次いで、音声録
音再生LSI26からのカウントダウンクロックに同期
して録音再生用FIFOデータカウント部32のカウン
タ値はデクリメントされる。このように録音再生用FI
FOデータカウント部32によって録音再生用FIFO
メモリ部31がオーバーフローしないように同期を取り
ながら、録音の終了まで同様の動作を繰り返す。録音の
終了はストップコマンドを入力して行われるが、音声録
音再生LSIのアクセス可能な最大アドレスに到達した
場合にも終了するようになっている。
【0063】一方、音声データの再生を行う場合には、
まず、システム制御部1からシステム制御部インターフ
ェース部30にコマンドを送出し、モードが再生モード
であることを設定する。システム制御部インターフェー
ス部30は再生モードに設定されると音声録音再生LS
Iインターフェース部33に再生モードに設定されたこ
とを表わすモード選択信号を出力する。次に、録音時に
システムメモリ部2の所定の記憶部分に記憶された音声
データを、システム制御部1のデータ書き込みタイミン
グに同期してシステム制御部インターフェース部30を
介して録音再生用FIFOメモリ部31へ音声データを
書き込むとともに、録音再生用FIFOデータカウント
部32へ書き込まれた音声データの量に対応したカウン
トアップクロックを出力する。システム制御部インター
フェース部30からのカウントアップクロックに同期し
て録音再生用FIFOデータカウント部32のカウンタ
値はインクリメントされる。同様にして録音再生用FI
FOデータカウント部32のカウンタ値が最大になるま
で音声データがシステムメモリ部2から録音再生用FI
FOメモリ部31に送出される。
【0064】音声録音再生LSIインターフェース部3
3は、モード選択信号から再生モードに設定されている
ことが認識できるので、再生モードの場合は、音声録音
再生LSI26のアクセスタイミングに合わせて音声録
音再生LSIインターフェース部33は、その読み出し
タイミングに同期して録音再生用FIFOメモリ部31
から音声データの読み出して音声録音再生LSI26へ
出力するとともに、録音再生用FIFOデータカウント
部32へ読み出された音声データの量に対応したカウン
トダウンクロックを出力する。
【0065】次いで、音声録音再生LSIインターフェ
ース部33からのカウントダウンクロックに同期して録
音再生用FIFOデータカウント部32のカウント値は
デクリメントされる。このとき、システム制御部1は、
録音再生用FIFOデータカウント部32のカウンタ値
を定期的に読み出しており、そのカウンタ値が所定の閾
値を下回るとシステム制御部インターフェース部30を
介してシステムメモリ部2に記憶された音声データを録
音再生用FIFOメモリ部31へ書き込み、録音再生用
FIFOメモリ部31の音声データがなくならないよう
に制御する。なお、ここでシステム制御部1は録音再生
用FIFOデータカウント部31のカウンタ値を定期的
に読み出して、閾値を超えたか否かを判断したが、閾値
を下回った時点で録音再生用FIFOデータカウント部
32が割り込み信号を発生させてシステム制御部1に通
知してもよい。
【0066】このように録音再生用FIFOデータカウ
ント部32によって録音再生用FIFOメモリ部31の
メモリが空にならないようように同期を取りながら、再
生の終了まで同様の動作を繰り返す。再生の終了は音声
録音再生LSI26へのストップコマンドの入力により
行われるが、音声録音再生LSI26の録音時にアクセ
スした最大アドレスに到達した場合にも終了する。
【0067】このように本実施例においては、システム
メモリ部2と音声録音再生LSI2との間にシステム制
御部インターフェース部30、録音再生用FIFOメモ
リ部31、録音再生用FIFOデータカウント部32お
よび音声録音再生LSIインターフェース部33を設
け、録音時には、音声録音再生LSI26から出力され
た音声データを音声録音再生LSIインターフェース部
33を介して録音再生用FIFOメモリ部31に、録音
再生用FIFOデータカウント部32からのカウンタ値
に基づいてメモリがオーバーフローしないよう記憶した
後に、システム制御部インターフェース部30を介して
システムメモリ部2へ送出する。
【0068】一方、再生時には、システムメモリ部2か
ら出力された音声データをシステム制御部インターフェ
ース部30を介して録音再生用FIFOメモリ部31
に、録音再生用FIFOデータカウント部32からのカ
ウンタ値に基づいて録音再生用FIFOメモリ部31が
オーバーフローしないよう記憶した後に、音声録音再生
LSIインターフェース部33を介して前記録音再生用
先入先出メモリ手段に送出するので、音声データを一時
的に録音再生用FIFOメモリ部31に記憶させること
ができ、システムメモリ部2を音声データのメモリとし
て共有することができる。したがって、音声データ専用
のメモリが不要となって、コスト的に安価になるばかり
か、広い実装スペースを必要とせず、装置をコンパクト
にすることができる。しかも、本実施例の場合には、録
音再生用FIFOメモリ部31として一つの先入先出型
メモリで足りるので、より一層のコスト低下とコンパク
ト化ができる。
【0069】また、録音再生用FIFOメモリ部31に
先入先出型メモリを用いたので、音声データの転送速度
を速くすることができ、システム制御部の音声データの
送受による大きな時間の占有がなくなるので、システム
制御部は分散処理ができ、使い勝手のよい音声録音再生
装置およびこれを備えたファクシミリ装置を提供するこ
とができる。
【0070】(実施例3)図5は請求項7、8、9記載
の発明に係る音声録音再生装置の一実施例を示す図であ
る。図5において、DMA部40(DMA手段)は、D
MAコントローラを有し、システム制御部1に代わって
システムバス8をコントロールする能力をもっている。
このDMA部40により、録音時には、音声録音再生部
4内で一時的に記憶された音声データをシステム制御部
1を介さずにシステムメモリ部2へ転送することができ
るとともに、再生時には、システムメモリ部2から送出
された音声データをシステム制御部1を介さずに音声録
音再生部4に転送することができる。
【0071】このように本実施例においては、音声録音
再生部4とシステムメモリ部2との間にDMA部40を
介在させることにより、音声録音再生部4とシステムメ
モリ部2との間の音声データの転送をシステム制御部1
を介さずに行うことができる。従って、音声データの転
送を一層速くすることができ、転送時間の短縮化を図る
ことができる。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、録音用と
して音声録音再生装置の音声録音再生LSIとシステム
制御手段との間に先入先出型メモリを介在させるので、
音声データ専用のメモリを設置する必要がなくなり、装
置のシステムメモリ部を音声メモリとして共有すること
ができ、コストの低下を図ることができるとともに、実
装スペースを小さくすることができ、装置の小型化を図
ることができる。しかも、システムメモリ部と音声録音
再生LSIとの間の音声データの送受を速くすることが
でき、システム制御部の音声データの送受による大きな
時間の占有がなくなるので、システム制御部は分散処理
をすることができる。
【0073】請求項2記載の発明によれば、再生用とし
て音声録音再生装置の音声録音再生LSIとシステム制
御部との間に先入先出型メモリを介在させるので、音声
データ専用のメモリを設置する必要がなくなり、装置の
システムメモリ部を音声メモリとして共有することがで
き、コストの低下を図ることができるとともに、実装ス
ペースを小さくすることができ、装置の小型化を図るこ
とができる。しかも、システムメモリ部と音声録音再生
LSIとの間の音声データの送受を速くすることがで
き、システム制御部の音声データの送受による大きな時
間の占有がなくなるので、システム制御部は分散処理を
することができる。
【0074】請求項3記載の発明によれば、録音用とし
て音声録音再生装置の音声録音再生LSIとシステム制
御部との間に先入先出型メモリを介在させるので、音声
データ専用のメモリを設置する必要がなくなり、ファク
シミリ装置のシステムメモリ部を音声メモリとして共有
することができ、コストの低下を図ることができるとと
もに、実装スペースを小さくすることができ、ファクシ
ミリ装置の小型化を図ることができる。しかも、システ
ムメモリ部と音声録音再生LSIとの間の音声データの
送受を速くすることができ、システム制御部の音声デー
タの送受による大きな時間の占有がなくなるので、シス
テム制御部は分散処理ができ、使い勝手のよいファクシ
ミリ装置を提供することができる。
【0075】請求項4記載の発明によれば、再生用とし
て音声録音再生装置の音声録音再生LSIとシステム制
御部との間に先入先出型メモリを介在させるので、音声
データ専用のメモリを設置する必要がなくなり、ファク
シミリ装置のシステムメモリ部を音声メモリとして共有
することができ、コストの低下を図ることができるとと
もに、実装スペースを小さくすることができ、ファクシ
ミリ装置の小型化を図ることができる。しかも、システ
ムメモリ部と音声録音再生LSIとの間の音声データの
送受を速くすることができ、システム制御部の音声デー
タの送受による大きな時間の占有がなくなるので、シス
テム制御部は分散処理ができ、使い勝手のよいファクシ
ミリ装置を提供することができる。
【0076】請求項5記載の発明によれば、録音用およ
び再生用として音声録音再生装置の音声録音再生LSI
とシステム制御部との間に一つの先入先出型メモリを介
在させるので、音声データ専用のメモリを設ける必要が
なく、システムメモリ部を音声メモリとして共有するこ
とができ、より一層のコストの低下を図ることができる
とともに、実装スペースを小さくすることができ、装置
の小型化を図ることができる。しかも、システムメモリ
部と音声録音再生LSIとの間の音声データの送受を速
くすることができ、システム制御部の音声データの送受
による大きな時間の占有がなくなるので、システム制御
部は分散処理をすることができる。
【0077】請求項6記載の発明によれば、録音用およ
び再生用として音声録音再生装置の音声録音再生LSI
とシステム制御部との間に一つの先入先出型メモリを介
在させるので、音声データ専用のメモリを設ける必要が
なく、システムメモリ部を音声メモリとして共有するこ
とができ、より一層のコストの低下を図ることができる
とともに、実装スペースを小さくすることができ、ファ
クシミリ装置の小型化を図ることができる。しかも、シ
ステムメモリ部と音声録音再生LSIとの間の音声デー
タの送受を速くすることができ、システム制御部の音声
データの送受による大きな時間の占有がなくなるので、
システム制御部は分散処理ができ、使い勝手のよいファ
クシミリ装置を提供することができる。
【0078】請求項7記載の発明によれば、DMA部を
介して録音用FIFOメモリ部からシステムメモリ部に
音声データの転送を行うので、より一層高速に音声デー
タを転送することができ、転送時間の短縮化を図ること
ができる。請求項8記載の発明によれば、DMA部を介
してシステムメモリ部から再生用FIFOメモリ部に音
声データの転送を行うので、より一層高速に音声データ
を転送することができ、転送時間の短縮化を図ることが
できる。
【0079】請求項9記載の発明によれば、録音再生用
FIFOメモリ部とシステムメモリ部との間の音声デー
タの転送をDMA部を介して行うので、より一層高速に
音声データを転送することができ、転送時間の短縮化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2、5記載の発明に係る音声録音再
生装置の一実施例の全体構成図である。
【図2】請求項1、2記載の発明に係る音声録音再生装
置の一実施例の要部詳細図である。
【図3】請求項3、4、6記載の発明に係るファクシミ
リ装置の一実施例の全体構成図である。
【図4】請求項5記載の発明に係る音声録音再生装置の
一実施例の要部詳細図である。
【図5】請求項7、8、9記載の発明に係る音声録音再
生装置の一実施例の全体構成図である。
【図6】従来技術における音声録音再生装置の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 システム制御部(システム制御手段) 2 システムメモリ部(音声データ記憶手段) 4 音声録音再生部 5 音声入力部(音声入力手段) 6 音声出力部(音声出力手段) 21 再生用FIFOメモリ部(再生用先入先出メモ
リ手段) 22 録音用FIFOメモリ部(録音用先入先出メモ
リ手段) 23 再生用FIFOデータカウント部(再生用メモ
リ検出手段) 24 録音用FIFOデータカウント部(録音用メモ
リ検出手段) 26 音声録音再生LSI(音声データ変換手段) 30 システム制御部インターフェース部 31 録音再生用FIFOメモリ部(録音再生用先入
先出メモリ手段) 32 録音再生用FIFOデータカウント部(録音再
生用メモリ検出手段) 33 音声録音再生LSIインターフェース部 40 DMA部(DMA手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/82 H04M 11/00 - 11/10 G06F 12/00 - 12/06 G06F 13/16 - 13/18

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声を入力して音声信号に変換する音声入
    力手段と、 該音声入力手段により変換された音声信号を音声データ
    に変換する音声データ変換手段と、 該音声データ変換手段から出力された音声データを順次
    に記憶し、記憶した順番に該音声データを順次に出力す
    る録音用先入先出メモリ手段と、 該録音用先入先出メモリ手段から出力された音声データ
    を記憶するシステムメモリである音声データ記憶手段
    と、 該録音用先入先出メモリ手段のメモリ使用量およびメモ
    リ残量のうち少なくともどちらか一方の値を検出値とし
    て出力する録音用メモリ検出手段と、 該録音用メモリ検出手段により出力された検出値が所定
    の値を超えた場合には、該録音用先入先出メモリ手段に
    記憶された音声データを順番に読み出し、音声データ記
    憶手段に記憶するように制御するシステム制御手段と、
    を備えたことを特徴とする音声録音再生装置。
  2. 【請求項2】音声データを記憶するシステムメモリであ
    音声データ記憶手段と、 該音声データ記憶手段から出力された音声データを順次
    に記憶し、記憶した順番に該音声データを出力する再生
    用先入先出メモリ手段と、 該再生用先入先出メモリ手段のメモリ使用量およびメモ
    リ残量のうち少なくともどちらか一方の値を検出値とし
    て出力する再生用メモリ検出手段と、 該再生用メモリ検出手段により出力された検出値が所定
    の値を下回った場合には、該音声データ記憶手段に記憶
    された音声データを読み出し、該再生用先入先出メモリ
    手段に記憶するように制御するシステム制御手段と、 音声データを音声信号に変換する音声データ変換手段
    と、 該音声データ変換手段から出力された音声信号を音声に
    変換する音声出力手段と、を備えたことを特徴とする音
    声録音再生装置。
  3. 【請求項3】音声を入力して音声信号に変換する音声入
    力手段と、 該音声入力手段により変換された音声信号を音声データ
    に変換する音声データ変換手段と、 該音声データ変換手段から出力された音声データを順次
    に記憶し、記憶した順番に該音声データを順次に出力す
    る録音用先入先出メモリ手段と、 該録音用先入先出メモリ手段から出力された音声データ
    を記憶するシステムメモリである音声データ記憶手段
    と、 該録音用先入先出メモリ手段のメモリ使用量およびメモ
    リ残量のうち少なくともどちらか一方の値を検出値とし
    て出力する録音用メモリ検出手段と、 該録音用メモリ検出手段により出力された検出値が所定
    の値を超えた場合には、該録音用先入先出メモリ手段に
    記憶された音声データを順番に読み出し、音声データ記
    憶手段に記憶するように制御するシステム制御手段と、
    を有する音声録音再生装置を備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  4. 【請求項4】音声データを記憶するシステムメモリであ
    音声データ記憶手段と、 該音声データ記憶手段から出力された音声データを順次
    に記憶し、記憶した順番に該音声データを出力する再生
    用先入先出メモリ手段と、 該再生用先入先出メモリ手段のメモリ使用量およびメモ
    リ残量のうち少なくともどちらか一方の値を検出値とし
    て出力する再生用メモリ検出手段と、 該再生用メモリ検出手段により出力された検出値が所定
    の値を下回った場合には、該音声データ記憶手段に記憶
    された音声データを読み出し、該再生用先入先出メモリ
    手段に記憶するように制御するシステム制御手段と、 音声データを音声信号に変換する音声データ変換手段
    と、 該音声データ変換手段から出力された音声信号を音声に
    変換する音声出力手段と、を有する音声録音再生装置を
    備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】音声を入力して音声信号に変換する音声入
    力手段と、 該音声入力手段により変換された音声信号を音声データ
    に変換し、かつ、音声データを音声信号に変換する音声
    データ変換手段と、 該音声データ変換手段から出力された音声信号を音声に
    変換する音声出力手段と、 音声データを記憶するシステムメモリである音声データ
    記憶手段と、 録音時には、該音声データ変換手段から出力された音声
    データを順次に記憶し、記憶した順番に該音声データを
    順次に出力するとともに、再生時には、該音声データ記
    憶手段から出力された音声データを順次に記憶し、記憶
    した順番に該音声データを順次に出力する録音再生用先
    入先出メモリ手段と、 該録音再生用先入先出メモリ手段のメモリ使用量および
    メモリ残量のうち少なくともどちらか一方の値を検出値
    として出力する録音再生用メモリ検出手段と、 録音時には、該録音再生用メモリ検出手段により出力さ
    れた検出値が所定の値を超えた場合には、該録音再生先
    入先出メモリ手段に記憶された音声データを順番に読み
    出し、音声データ記憶手段に記憶するように制御すると
    ともに、再生時には、該録音再生用メモリ検出手段によ
    り出力された検出値が所定の値を下回った場合には、該
    音声データ記憶手段に記憶された音声データを読み出
    し、該再生用先入先出メモリ手段に記憶するように制御
    するシステム制御手段と、を備えたことを特徴とする音
    声録音再生装置。
  6. 【請求項6】音声を入力して音声信号に変換する音声入
    力手段と、 該音声入力手段により変換された音声信号を音声データ
    に変換し、かつ、音声データを音声信号に変換する音声
    データ変換手段と、 該音声データ変換手段から出力された音声信号を音声に
    変換する音声出力手段と、 音声データを記憶するシステムメモリである音声データ
    記憶手段と、 録音時には、該音声データ変換手段から出力された音声
    データを順次に記憶し、記憶した順番に該音声データを
    順次に出力するとともに、再生時には、該音声データ記
    憶手段から出力された音声データを順次に記憶し、記憶
    した順番に該音声データを順次に出力する録音再生用先
    入先出メモリ手段と、 該録音再生用先入先出メモリ手段のメモリ使用量および
    メモリ残量のうち少なくともどちらか一方の値を検出値
    として出力する録音再生用メモリ検出手段と、 録音時には、該録音再生用メモリ検出手段により出力さ
    れた検出値が所定の値を超えた場合には、該録音再生先
    入先出メモリ手段に記憶された音声データを順番に読み
    出し、音声データ記憶手段に記憶するように制御すると
    ともに、再生時には、該録音再生用メモリ検出手段によ
    り出力された検出値が所定の値を下回った場合には、該
    音声データ記憶手段に記憶された音声データを読み出
    し、該再生用先入先出メモリ手段に記憶するように制御
    するシステム制御手段と、を有する音声録音再生装置を
    備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】DMA(Direct Memory A
    ccess)手段を設け、前記録音用先入先出メモリ手
    段から前記音声データ記憶手段への音声データの送出を
    前記システム制御手段を介さずに行うことができるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の音声録音再生装
    置。
  8. 【請求項8】DMA手段を設け、前記音声データ記憶手
    段から前記再生用先入先出メモリ手段への音声データの
    送出を前記システム制御手段を介さずに行うことができ
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載の音声録音
    再生装置。
  9. 【請求項9】DMA手段を設け、前記録音再生用先入先
    出メモリ手段と前記音声データ記憶手段との間の音声デ
    ータの送受を前記システム制御手段を介さずに行うこと
    ができるようにしたことを特徴とする請求項5記載の音
    声録音再生装置。
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