JP3410122B2 - 両面読取圧縮伸張方法 - Google Patents

両面読取圧縮伸張方法

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JP3410122B2
JP3410122B2 JP27575092A JP27575092A JP3410122B2 JP 3410122 B2 JP3410122 B2 JP 3410122B2 JP 27575092 A JP27575092 A JP 27575092A JP 27575092 A JP27575092 A JP 27575092A JP 3410122 B2 JP3410122 B2 JP 3410122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面読取機能を有する
ファクシミリ装置の蓄積記録方法に関し、特にリアルタ
イムに圧縮しながらSAF蓄積を行ない、相手機の記録
機能に応じて読取方向を変更することが可能な両面読取
圧縮伸張方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面原稿を読み取る公知の技術と
しては、光学系を二つ持たせて同時に表面と裏面を読み
取らせる方式と、複写機のようにメカ的な原稿反転を行
ない表面と裏面を交互に読み取らせる方式とがある。前
者の場合、光学系が複雑になって高価なものとなり、後
者の場合はメカ的な反転を行なうため、ファクシミリ装
置のように原稿を長手方向にセットすると、画データの
記載方向が上下左右で反転してしまう。例えば、特開昭
62−254751号公報に記載されている装置では、
原稿を全ページ表面のみと裏面のみとに分けて片面ずつ
スキャンニングを行なう方法を採用している。また、特
開平3−268569号公報に記載されている装置で
は、上記のように光学系を二つ設けて表裏面を同時に読
み取らせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、光
学系を二つ持たせる場合、装置サイズが大くなってコス
トも高くなるという問題がある。また、機械的に原稿反
転を行なう場合、画データの記載方向が上下左右で反転
するという問題がある。なお、これを修正するために
は、1ページ分の画情報を回転して記載方向と合わせる
必要があるが、1ページ分のページメモリを持つ必要が
あり、コスト高となる。また、特開昭62−25475
1号公報に記載されている装置では、スキャンニングに
手間がかかるという問題がある。本発明の目的は、この
ような問題点を改善し、裏面読み取り時の生データを一
時蓄積するための蓄積装置の容量を削減し、リアルタイ
ムに圧縮しながらSAF蓄積することができ、相手機の
記録機能に応じて読取方向を変更することが可能な両面
読取圧縮伸張方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の両面読取圧縮伸張方法は、読取原稿を長手
方向に機械的に反転させる手段と、原稿情報を画データ
に変換するスキャナ装置と、読取後のデータを圧縮して
蓄積するためのメモリ(SAF)と、両面読み取りを指
示する両面読取キーとを備えたファクシミリ装置におい
て、読み取った画データを複数ライン分蓄積するための
トグル使用可能なラインバッファと、スキャナ装置から
ラインバッファまでの転送時に転送データの最上位ビッ
トと最下位ビットを転送データ単位に合わせてスワップ
するビットスワップ装置と、ラインバッファに蓄積され
た画データを圧縮する圧縮装置と、SAFに蓄積された
画データを伸張する伸張装置と、ラインバッファのデー
タ転送単位で圧縮・蓄積した画データのSAF蓄積アド
レスと蓄積バイト数を管理する蓄積ポインタ管理テーブ
ルとを備え、両面原稿を読み取って得た画データをSA
Fに蓄積する場合には、原稿裏面の画画データについて
1ラインでの左右および複数ラインでの画データ(生デ
ータ)の上下をスワップし、原稿表面の画データについ
てはスワップさせずに、圧縮・蓄積を行ない、SAFに
蓄積された画データを記録する場合には、蓄積ポインタ
管理テーブルを参照し、対象の画データが原稿表面デー
タであれば蓄積順にて、原稿裏面データであれば蓄積し
た逆順にて、複数ライン単位で伸張することに特徴があ
る。また、上記ファクシミリ装置において、読み取った
画データの複数ライン分を1ブロックとして複数ブロッ
ク蓄積するためのリングバッファと、スキャナ装置から
リングバッファまでの転送時に転送データの最上位ビッ
トと最下位ビットを転送データ単位に合わせてスワップ
するビットスワップ装置と、リングバッファに蓄積され
た画データを圧縮する圧縮装置と、SAFに蓄積された
画データを伸張する伸張装置と、リングバッファのブロ
ック単位の圧縮データ、あるいは圧縮前の画データのS
AF蓄積アドレス、蓄積バイト数、および蓄積モードを
管理する蓄積ポインタ管理テーブルと、リングバッファ
の残量を管理するリングバッファポインタ管理装置とを
備え、両面原稿を読み取って得た画データをSAFに蓄
積する場合には、原稿裏面の画データについて1ライン
での左右および複数ラインでの上下データ(生データ)
をスワップし、原稿表面の画データについてはスワップ
させずに、圧縮・蓄積するとともに、リングバッファポ
インタ管理装置によってリングバッファの空きエリアを
監視し、その残量が所定量以下になると次ブロックより
圧縮せずに生データのまま(所定量以上になると再び圧
縮して)蓄積し、また、SAFに蓄積された画データを
記録する場合には、蓄積ポインタ管理テーブルを参照
し、対象の画データが原稿表面データであれば蓄積順に
て、原稿裏面データであれば蓄積した逆順にて読み出
し、圧縮データについては蓄積エリア単位で伸張するこ
とに特徴がある。また、上記両面読取圧縮伸張方法にお
いて、SAFに蓄積した画データをメモリ送信する場
合、SAFより読み出した圧縮データを伸張した後、相
手機の記録機能に合わせて再度、圧縮したり、さらに、
通信プロトコル上(例えばNSF信号)で相手機の記録
機能を知り、それに応じて、SAF内の原稿裏面データ
を読み取り時の元データに戻すか否か判断することに特
徴がある。
【0005】
【作用】本発明においては、両面原稿をSAFに蓄積す
る場合、トグルバッファ(ラインバッファ)、ビットス
ワップ装置等により、原稿裏面データについてのみ1ラ
インでの左右および複数ラインでの生データの上下をス
ワップして圧縮・蓄積し、記録する場合には、対象の画
データが原稿表面データであれば蓄積順にて、原稿裏面
データであれば蓄積した逆順にて、複数ライン単位で伸
張する。これにより、裏面読み取り時の生データを一時
蓄積する装置の容量を削減し、リアルタイムに圧縮しな
がらSAF蓄積することが可能である。また、メモリ送
信時には、蓄積データのSAF蓄積アドレス、蓄積バイ
ト数等を管理する蓄積ポインタ管理テーブルを参照し、
対象の画データが原稿表面データであれば蓄積順にて、
原稿裏面データであれば蓄積した逆順にて、複数ライン
単位で伸張し、相手機の記録機能に応じて、読取方向を
変更することができるため、相手機の記録時の方向に合
わせることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。 (第1の実施例)図2は、本発明の第1の実施例におけ
るファクシミリ装置の構成図である。図2において、1
01はCPUを搭載しシステム全体を制御するシステム
制御装置、102はファクシミリ装置のマンマシンイン
タフェース部であり、両面読み取りを指示する両面読取
キー、スタート/ストップキー、テンキー等を備えた操
作/表示装置、103は送信時の符号化変換、プロット
アウト時の伸張を行なう圧縮/伸張装置、104は原稿
情報をイメージデータに変換するスキャナ装置、105
は両面原稿処理装置、106は伸張された画データをプ
ロットアウトするプロッタ装置、107は相手ファクシ
ミリ装置とファクシミリ受信信号を交換し、ファクシミ
リ制御手順を実行する通信制御装置、108は送信信号
を変調し、受信信号を復調するモデム、109は自動発
・着呼処理を行なう網制御装置、110はワンタッチダ
イヤル等の登録情報や蓄積ポインタ管理テーブル等を記
憶する記憶装置、111は送信/受信の各画情報を保持
するためのSAFである。また、両面原稿処理装置10
5は図1のように構成されている。図1において、2
は、スキャナ装置104により出力されるイメージデー
タを転送データ単位にデータをスワップするビットスワ
ップ装置(BitSwap装置)、3は偶数ページか奇
数ページかによってラインバッファ4に入れるデータを
スワップ前のデータかスワップ後のデータかを選択する
セレクタ装置、4はラインバッファ(LineBuff
er(No.1)および(No.2):64ライン分のトグル
バッファ)、5は、ラインバッファ4のデータをコーデ
ィングするための圧縮装置、6は、スキャナ装置104
よりラインバッファ4にデータ転送するためのデータ転
送装置、7は、ラインバッファ4より圧縮装置5にデー
タ転送するためのデータ転送装置である。また、上記蓄
積ポインタ管理テーブルの構成は図3に示され、ファイ
ルごとの蓄積モード(MH/MR)やMR圧縮時のKパ
ラメータ等と、各ページのページ番号、蓄積エリアN
o.、蓄積エリアの先頭アドレス、蓄積データ数等が登録
されている。
【0007】ここで、両面原稿を読み取ってSAF11
1に蓄積するまでの手順について述べる。本実施例で
は、両面原稿を読み取ってSAF8に蓄積するまでの間
に裏面データのみ1ページ分のデータの上下左右をスワ
ップさせる。例えば、A4,8pel/mmの原稿をスキ
ャンした場合、スキャンニング方向は、図4のようにな
り、左から右にスキャンされ左端よりバイト単位(バイ
トアクセス場合)に転送されることになるが、原稿表面
データの場合は、ビットスワップ装置2を介さず、図5
のようにスキャンニング順にラインバッファ4に一時蓄
積する。また、裏面データの場合は、ビットスワップ装
置2を介し、図6のようにスキャンニングと逆順にライ
ンバッファ4に一時蓄積する。これは、読取原稿を長手
方向にメカ的に反転させて裏面読み取りを行なう場合、
図7のように原稿の表面と裏面で読取時の主走査、副走
査方向が異なり、裏面を読み取ったデータは上下左右が
反転してしまうので、読み取ったデータの方向性を合わ
せるためには、裏面読み取り時にのみ、左右/上下のデ
ータのスワップを行なう必要があることによる。また、
本実施例では、ラインバッファ4を64ライン分のトグ
ルバッファとしているが、これは、次に圧縮装置5にて
圧縮する際のMR圧縮時のKパラメータの値となり、圧
縮装置5の構成に応じて変更する。なお、MH圧縮を行
なう場合であれば、任意の値とする。また、ラインバッ
ファ4をトグルバッファとするのは、書き込み/読み出
しをリアルタイムに行なうためである。上記のように、
ラインバッファ4に一時蓄積された複数ラインのデータ
(本実施例では64ライン)を読み出す場合、原稿表面
データ、裏面データの何れであっても、ラインバッファ
4の先頭アドレスより読み出し(蓄積順に読み出し)、
圧縮装置5に転送する。圧縮装置5では、MR圧縮であ
ればラインバッファ4のライン数と同じKパラメータに
て圧縮を行ない、MH圧縮であれば各ライン単位に圧縮
を行なう。圧縮後のデータは各ラインバッファの容量単
位に圧縮されたブロックとして、図3に示した蓄積ポイ
ンタ管理テーブルに従い、SAF111に蓄積される。
【0008】次に、SAF111に蓄積された画データ
を伸張して印刷あるいは送信する場合について述べる。
本実施例では、SAF111に蓄積された画データをプ
ロットアウトする場合、原稿表面データであれば、図3
に示した蓄積ポインタ管理テーブルに従い、蓄積エリア
No.の小さい順に、また、原稿裏面データであれば、蓄
積エリアNo.の大きい順に伸張を行ない、プロッタ装置
106にてプロットアウトする。一方、メモリ送信時に
は、SAF111に蓄積された画情報を蓄積ポインタ管
理テーブルに従い、圧縮/伸張装置103にて伸張す
る。この時、奇数ページ(表面データ)の画情報は蓄積
ポインタ管理テーブルの蓄積エリアNo.の小さい順に、
また、偶数ページ(裏面データ)の画情報は蓄積エリア
No.の大きい順に、相手機に合わせて圧縮/伸張装置1
03にて伸張する。こうして伸張されたデータは、相手
機の記録紙サイズに合わせて変倍され、再度、相手機に
合わせて圧縮/伸張装置103にて圧縮された後、通信
制御装置107、モデム108、網制御装置109を介
して送信される。さらに、図8を用いて、メモリ送信
時、画データの記載方向を相手機に合わせた形で送信す
るための制御手順について述べる。なお、本実施例で
は、NSF信号にて相手機の記録方式が通知されるもの
とする。本実施例では、まず、相手機に対する発呼(ス
テップ801)の後のプロトコル手順において、相手機
の記録方式をNSF信号にて把握する(ステップ80
2)。その結果、相手機が機械的な長手方向の反転を行
ない記録する方式でなければ、次に送信ページが奇数ペ
ージか否かを判断し(ステップ803)、奇数ページで
あればSAF111への蓄積順(蓄積エリアNo.の小さ
い順)に蓄積データを伸張し(ステップ804)、奇数
ページでなければSAF111への蓄積順と逆順(蓄積
エリアNo.の大きい順)に蓄積データを伸張する(ステ
ップ805)。次に、相手機に合わせて変倍および圧縮
を行ない(ステップ806)、画データ送信を行なう
(ステップ807)。1ページ分の画データを送信後、
次のページの有無を確認し(ステップ808)、次ペー
ジがあればそのページが奇数ページが否かを再度確認
し、なければ終了する。また、相手機が長手方向の反転
を行ない記録する方式であれば、次に送信ページが奇数
ページか否かを判断し(ステップ809)、奇数ページ
であればSAF111への蓄積順(蓄積エリアNo.の小
さい順)に蓄積データを伸張後(ステップ810)、相
手機に合わせて変倍および圧縮を行なう(ステップ81
3)。また、奇数ページでなければSAF111への蓄
積順(蓄積エリアNo.の小さい順)に蓄積データを伸張
後(ステップ811)、蓄積エリア内のデータのスワッ
プおよびラインのスワップ(ステップ812)と相手機
に合わせた変倍および圧縮を行なう(ステップ81
3)。次に、1ページ分の画データを送信し(ステップ
814)、送信終了後、次のページの有無を確認し(ス
テップ815)、次のページがあれば、そのページが奇
数ページか否かを再度確認し、なければ終了する。本実
施例によれば、通信時に上記の処理を行なうことによ
り、SAF111に入った画情報を記載方向に合わせて
送信することができる。特に、プロトコル上で相手機の
記録方式を判断し、その記録方式に応じた画データに並
べ変えることにより、相手機に合わせた送信を行なうこ
とが可能となる。また、1ページ分のメモリを持つこと
なく、リアルタイムに圧縮処理を行なうことができる。
【0009】(第2の実施例)図9は、本発明の第2の
実施例におけるファクシミリ装置の構成図である。図9
において、101はCPUを搭載しシステム全体を制御
するシステム制御装置、102はファクシミリ装置のマ
ンマシンインタフェース部である操作/表示装置、10
3は送信時の符号化変換、プロットアウト時の伸長を行
なう圧縮/伸張装置、104は原稿情報をイメージデー
タに変換するスキャナ装置、105aは両面原稿処理装
置、106は伸長された画データをプロットアウトする
プロッタ装置、107は相手ファクシミリ装置とファク
シミリ制御信号を交換し、ファクシミリ制御手順を実行
する通信制御装置、108は送信信号を変調し、受信信
号を復調するモデム、109は自動発・着呼処理を行な
う網制御装置、110はワンタッチダイヤル等の登録情
報や上記実施例で述べた蓄積ポインタ管理テーブル等を
記憶する記憶装置、111はSAFである。また、両面
原稿処理装置105aは図10のように構成されてい
る。図1において、2はビットスワップ装置(BitS
wap装置)、3はセレクタ装置、12は複数ライン分
のデータをライン単位にスワップさせ複数ラインを1ブ
ロックとした数ブロックを一時蓄積するリングバッファ
(RingBuffer)、8〜11はデータ転送装
置、5は圧縮装置、13はリングバッファ12の使用状
態を管理するリングバッファポインタ管理装置である。
また、上記蓄積ポインタ管理テーブルの構成は図11に
示され、ファイルの各ページごとの蓄積エリアNo.、そ
のエリアのパラメータ(蓄積モード(生/MH/M
R)、MR時のパラメータ等)、先頭アドレス、蓄積デ
ータ数が登録されている。
【0010】ここで、両面原稿を読み取ってSAF11
1に蓄積するまでの手順について述べる。本実施例にお
いても、第1の実施例と同様に、上読み取ったデータの
方向性を合わせるため、裏面読み取り時にのみ、左右/
上下のデータのスワップを行なう。さらに、圧縮時間が
長くなった場合、リングバッファ12がオーバフローし
てしまい、間欠動作により読み取り動作を一時ストップ
しなければならなくなるため、SAF蓄積するまでの間
に裏面データのみ1ページ分のデータの上下左右をスワ
ップするとともに、表面裏面に係わらず圧縮速度により
圧縮を行なうか否かを切り換える。すなわち、原稿表面
データの場合は、ビットスワップ装置2を介さず、第1
の実施例(図5)と同様に、スキャンニング順にリング
バッファ4に一時蓄積する。また、裏面データの場合
は、ビットスワップ装置2を介し、第2の実施例(図
6)と同様に、スキャンニングと逆順にリングバッファ
12に一時蓄積を行なう。なお、本実施例では、リング
バッファ内の1ブロックを64ライン分としているが、
これは、次に圧縮装置5にて圧縮する際のMR圧縮時の
Kパラメータの値となり、圧縮装置5の構成に応じて変
更する。また、MH圧縮を行なう場合であれば、任意の
値となる。次に、リングバッファ12に一時蓄積された
複数ラインのデータ(本実施例では64ライン)を読み
出す。この場合、原稿表面データ、原稿裏面データの何
れの場合もリングバッファ12内の指定ブロックの先頭
アドレスより行なう。こうして読み出されたデータはブ
ロック単位で圧縮装置5にて圧縮される。本実施例のリ
ングバッファ12は、圧縮する複数ラインを1ブロック
とした複数ブロックで構成され、各ブロック単位で圧縮
されるが、この際、リングバッファポインタ管理装置1
3にてリングバッファ12の空きエリアを監視し空きエ
リアが一定量以上となった場合、次のブロックより圧縮
を止め、データ転送装置8にて直接SAF111に転送
を行なう。一方、通常の圧縮処理を行なう場合は、リン
グバッファ12より圧縮装置5までデータ転送装置11
にてデータ転送を行ない、圧縮装置5にて圧縮されたで
データは、データ転送装置9にてSAF111に転送さ
れる。なお、圧縮装置5では、MR圧縮の場合、リング
バッファ12の1ブロックのライン数と同じKパラメー
タにて圧縮を行ない、MH圧縮であれば、各ライン単位
に圧縮を行なう。圧縮後のデータおよび生データは、各
リングバッファ12の1ブロックの容量単位に圧縮され
たブロックとして、図11に示した蓄積ポインタ管理テ
ーブルに従い、SAF111に蓄積される。
【0011】次に、SAF111に蓄積されたデータを
伸長して印刷あるいは送信する場合について述べる。本
実施例では、SAF111に蓄積されたデータをプロッ
トアウトする場合、図11に示した蓄積ポインタ管理テ
ーブルに従い、原稿表面データは蓄積エリアNo.の小さ
い順に、原稿裏面データは蓄積エリアNo.の大きい順に
伸長を行なう。また、生データの場合も前述のような順
番にてSAF111より読み出しを行なう。SAF11
1より読み出されて生データに戻された後、プロッタ装
置106にてプロットアウトする。一方、メモリ送信時
には、SAF111に蓄積された画データを図11の蓄
積ポインタ管理テーブルに従い、圧縮データであれば圧
縮/伸張装置103にて伸張を行ない、生データであれ
ばそのままの状態で読み出す。このとき、奇数ページの
画データ(原稿表面データ)は蓄積ポインタ管理テーブ
ルの蓄積エリアNo.の小さい順に、偶数ページの画デー
タ(原稿裏面データ)は蓄積エリアNo.の大きい順にS
AF111より画データを読み出し伸張を行なう。ま
た、生データはそのまま上記順番で読み出す。こうして
各蓄積エリア単位で生データに戻した後、相手機の記録
紙サイズに合わせて変倍し、再度、相手機に合わせて圧
縮/伸張装置103にて圧縮した後、通信制御装置10
7、モデム108、網制御装置109を介し、てSAF
111に入った画データを記載方向に合わせて送信す
る。さらに、図12を用い、メモリ送信時、画データの
記載方向を相手機に合わせた形で送信するための制御手
順について述べる。なお、本実施例では、NSF信号に
て相手機の記録方式が通知されるものとする。本実施例
では、まず、相手機に対する発呼(ステップ1201)
の後のプロトコル手順で相手機の記録方式をNSF信号
にて把握する(ステップ1202)。その結果、相手機
が機械的な長手方向の反転を行ない記録する方式でなけ
れば、次に送信ページが奇数ページか否かを判断し(ス
テップ1203)、奇数ページであればSAF111へ
の蓄積順(蓄積エリアNo.の小さい順)に蓄積データを
伸張し(ステップ1204)、奇数ページでなければS
AF111への蓄積順と逆順(蓄積エリアNo.の大きい
順)に蓄積データを伸張する(ステップ1205)。次
に、相手機に合わせて変倍および圧縮を行ない(ステッ
プ1206)、画データの送信を行なう(ステップ12
07)。1ページ分の画データを送信後、次のページの
有無を確認し(ステップ1208)、次ページがあれば
そのページが奇数ページが奇数ページか否かを再度確認
し、なければ終了する。また、相手機が長手方向の反転
を行ない記録する方式であれば、次に送信ページが奇数
ページか否かを判断し(ステップ1209)、奇数ペー
ジであればSAF111への蓄積順(蓄積エリアNo.の
小さい順)に蓄積データを伸張後(ステップ121
0)、相手機に合わせて変倍および圧縮を行なう(ステ
ップ1213)。また、奇数ページでなければSAF1
11への蓄積順(蓄積エリアNo.の小さい順)に蓄積デ
ータを伸張後(ステップ1211)、蓄積エリア内のデ
ータのスワップおよびラインのスワップ(ステップ12
12)と相手機に合わせた変倍および圧縮を行なう(ス
テップ1213)。次に、ページ分の画データを送信し
(ステップ1214)、送信終了後、次のページの有無
を確認し(ステップ215)、次のページがあれば、そ
のページが奇数ページか否かを再度確認し、なければ終
了する。本実施例によれば、1ページ分のメモリを持つ
ことなく、リアルタイムに圧縮処理を行なうことがで
き、特に、高速読み取り時にも間欠動作なしにSAF蓄
積することができる。また、プロトコル上で相手機の記
録方式を判断し、その記録方式に応じた画データに並べ
替えることにより、相手機に合わせた送信を行なうこと
ができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、裏面読み取り時の生デ
ータを一時蓄積するための蓄積装置の容量を削減し、リ
アルタイムに圧縮しながらSAF蓄積することが可能で
ある。また、相手機の記録機能に応じて(長手方向の機
械的な反転による両面記録か否か)、読取方向を変更す
ることが可能なため、相手機の記録時の方向に合わせる
ことができる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における両面原稿処理装
置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるファクシミリ装
置の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例における蓄積ポインタ管
理テーブルを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における両面原稿のスキ
ャンニング方向を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例における原稿表面読み取
り時のバッファリング方法を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例における原稿裏面読み取
り時のバッファリング方法を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例における両面原稿の読み
取り方向を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるメモリ送信時の
制御フローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例におけるファクシミリ装
置の構成図である。
【図10】本発明の第2の実施例における両面原稿処理
装置の構成図である。
【図11】本発明の第2の実施例における蓄積ポインタ
管理テーブルを示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例におけるメモリ送信時
の制御フローチャートである。
【符号の説明】
2 ビットスワップ装置 3 セレクタ装置 4 ラインバッファ 5 圧縮装置 6 データ転送装置 7 データ転送装置 8 データ転送装置 9 データ転送装置 10 データ転送装置 11 データ転送装置 12 リングバファ 13 リングバッファポインタ管理装置 101 システム制御装置 102 操作/表示装置 103 圧縮/伸張装置 104 スキャナ装置 105 両面原稿処理装置 105a 両面原稿処理装置 106 プロッタ装置 107 通信制御装置 108 モデム 109 網制御装置 110 記憶装置 111 SAF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/203 H04N 1/21 1/21 1/41 Z 1/41 1/20 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 G06T 1/00 420 G06T 1/60 450 G06T 3/60 H04N 1/20 H04N 1/21 H04N 1/41

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取原稿を長手方向に機械的に反転させ
    る手段と、原稿情報を画データに変換する読取手段と、
    読取後のデータを圧縮して蓄積するためのSAFと、両
    面読み取りを指示する手段とを備えたファクシミリ装置
    の蓄積記録方法において、読み取った画データを複数ラ
    イン分蓄積するためのトグル使用可能なラインバッファ
    と、前記読取手段からラインバッファまでの転送時に転
    送データのMSBとLSBを転送データ単位に合わせて
    スワップする手段と、該ラインバッファに蓄積された画
    データを圧縮する手段と、SAFに蓄積された画データ
    を伸張する手段と、該ラインバッファのデータ転送単位
    で圧縮・蓄積した画データのSAF蓄積アドレスと蓄積
    バイト数を管理するテーブルとを備え、両面原稿を読み
    取って得た画データをSAFに蓄積する場合には、原稿
    裏面の画データについて1ラインでの左右および複数ラ
    インでの上下データをスワップし、原稿表面の画データ
    についてはスワップせずに、圧縮・蓄積を行ない、SA
    Fに蓄積された画データを記録する場合には、前記テー
    ブルを参照し、該画データが原稿表面データであれば蓄
    積順にて、原稿裏面データであれば蓄積した逆順にて、
    複数ライン単位で伸張することを特徴とする両面読取圧
    縮伸張方法。
  2. 【請求項2】 読取原稿を長手方向に機械的に反転させ
    る手段と、原稿情報を画データに変換する読取手段と、
    読取後のデータを圧縮して蓄積するためのSAFと、両
    面読み取りを指示する手段とを備えたファクシミリ装置
    の蓄積記録方法において、読み取った画データの複数ラ
    イン分を1ブロックとして複数ブロック蓄積するための
    リングバッファと、前記読取手段からリングバッファま
    での転送時に転送データのMSBとLSBを転送データ
    単位に合わせてスワップする手段と、該リングバッファ
    に蓄積された画データを圧縮する手段と、SAFに蓄積
    された画データを伸張する手段と、リングバッファのブ
    ロック単位の圧縮データ、あるいは圧縮前の画データの
    SAF蓄積アドレス、蓄積バイト数、および蓄積モード
    を管理するテーブルと、該リングバッファの残量を管理
    する手段とを備え、両面原稿を読み取って得た画データ
    をSAFに蓄積する場合には、原稿裏面の画データにつ
    いて1ラインでの左右および複数ラインでの上下データ
    をスワップし、原稿表面の画データについてはスワップ
    せずに、圧縮・蓄積するとともに、前記リングバッファ
    管理手段によってリングバッファの空きエリアを監視
    し、該リングバッファの残量が所定量以下になると圧縮
    せずに蓄積し、SAFに蓄積された画データを記録する
    場合には、前記テーブルを参照し、該画データが原稿表
    面データであれば蓄積順にて、原稿裏面データであれば
    蓄積した逆順にて読み出し、圧縮データについては蓄積
    エリア単位で伸張することを特徴とする両面読取圧縮伸
    張方法。
  3. 【請求項3】 上記SAFに蓄積した画データをメモリ
    送信する場合、SAFより読み出した圧縮データを伸張
    した後、相手機の記録機能に合わせて再度、圧縮するこ
    とを特徴とする請求項1,2記載の両面読取圧縮伸張方
    法。
  4. 【請求項4】 上記メモリ送信時、通信プロトコル上で
    相手機の記録機能を知り、該記録機能に応じて、SAF
    内の原稿裏面データを読み取り時の元データに戻すか否
    か判断することを特徴とする請求項3記載の両面読取圧
    縮伸張方法。
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