JP3449624B2 - 化粧料および燕窩抽出物の製造方法 - Google Patents

化粧料および燕窩抽出物の製造方法

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JP3449624B2 JP52589399A JP52589399A JP3449624B2 JP 3449624 B2 JP3449624 B2 JP 3449624B2 JP 52589399 A JP52589399 A JP 52589399A JP 52589399 A JP52589399 A JP 52589399A JP 3449624 B2 JP3449624 B2 JP 3449624B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は化粧料および燕窩抽出物の製造方法に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、スキンケア成分とし
て、皮膚細胞におけるコラーゲン合成促進作用や保湿作
用を有するとともに、皮膚に対して無害な燕窩の含水溶
剤抽出物を含有するものであって、肌にしわやたるみの
予防・改善、肌への弾力や張りの付与などの美容・美顔
効果を有し、皮膚用として好適な化粧料、および上記燕
窩の含水溶剤抽出物を効率よく製造する方法に関するも
のである。
背景技術 近年、オゾン層破壊に伴う有害紫外線の増大や、年間
を通じたエアコンによる乾燥など、肌が直接影響を受け
る環境変化が着実に進みつつある。
このような環境変化は、様々な影響から生体を守る役
割(バリア機能)を果たしている肌の機能を弱体化する
とともに、各種の肌トラブルを一層進行させることにも
なり、より高機能をもつ化粧料が求められている。
現在、化粧品業界では、美白、老化、育毛が大きな開
発テーマとなっており、中でも老化は、環境要因と加齢
要因という二重の要因によって、肌にしわ、しみ、くす
み、たるみ、かさつき、はりの低下など、様々なトラブ
ルを引き起こす。とりわけ、環境要因は、肌にとって一
層過酷なものになってきているだけに、スキンケアの重
要性はますます強まっている。
このような事情から、近年、皮膚老化防止用化粧料の
開発研究が盛んに行われており、種々の商品が上市され
ている。最近の皮膚科学の研究から、皮膚の老化は、加
齢に伴い保湿機能の低下、紫外線などによる外的刺激の
蓄積および皮膚細胞の機能低下によってもたらされるこ
とが知られている。これらの中で、特に加齢に伴う保湿
機能の低下に対処するには、皮膚のモイスチャーバラン
スを保持することが重要である。このモイスチャーバラ
ンスを保持するとは、加齢によって減少する水分やNMF
(天然保湿因子)、脂質に相当する物質を補うことによ
って、皮膚保湿の恒常性維持機能を保つことである。
したがって、皮膚の保湿剤としては、これまで、例え
ばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
などのポリエーテル類や、グリセリン、ソルビトールな
どが利用されてきたが、近年、天然保湿因子(NMF)と
呼ばれるアミノ酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、
尿素、乳酸ナトリウム、あるいはヒアルロン酸やコンド
ロイチン硫酸などのムコ多糖類、コラーゲンやエラスチ
ンなどのタンパク質などが使用されるようになり、さら
に最近では種々のものが研究されている。
しかしながら、従来、使用されていたポリエーテル類
や、グリセリン、ソルビトールなどの保湿剤は皮膚科学
的に異質であるという欠点を有しており、また、近年使
用されるようになったNMF類は天然物由来物質である
が、使用感が悪かったり、保湿効果に劣ったり、あるい
はヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸のように保湿性に
優れているものの、高価であるなどの欠点を有し、必ず
しも充分に満足しうるものではなかった。
また、肌のしわは、皮膚が水分を保持できなくなると
コラーゲンやエラスチンが減少することで発生すること
が知られている。したがって、皮膚細胞におけるコラー
ゲンの合成促進物質や、過剰なエラスチン分解酵素の産
生を抑制する物質は、前記保湿剤とともに、皮膚の老化
を防止するのに有効である。
したがって、優れた保湿性を有し、かつコラーゲンの
合成促進作用などを有する上、皮膚に対して害のない新
規な高機能スキンケア物質の開発が望まれていた。
他方、燕窩は、アマツバメ科(Apodidae)のアナツバ
メ属(Collocalia)に属すツバメ類が唾液または唾液と
羽毛などを混ぜて固めた巣窩であって、従来、漢方薬の
原料として、あるいは中華料理における食用素材として
広く使用されており、また、近年では、燕窩を原料に用
いた健康食品なども開発されている。しかしながら、こ
の燕窩は、上述のように、いずれも経口利用であり、外
用剤あるいは化粧料などに利用された例は、これまで知
られていない。
発明の開示 本発明は、このような事情のもとで、保湿作用および
コラーゲン合成促進作用などを有するとともに、皮膚に
対して害のない新規な高機能スキンケア成分を含有し、
肌のしわや、たるみの予防・改善、肌への弾力や張りの
付与などの美容・美顔効果を発揮する皮膚用として好適
な化粧料を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を
重ねた結果、従来外用剤や化粧料などに利用されていな
い燕窩の含水溶剤抽出物が、保湿作用及びコラーゲン合
成促進作用などを有するとともに、皮膚に対して無害で
あって、これをスキンケア成分として含有する化粧料
が、その目的に適合しうること、そして、上記抽出物
は、燕窩乾燥物の粉砕品を、それに対して所定の割合の
含水溶剤中において、所定の温度で抽出処理したのち、
必要に応じ、濃縮処理や乾燥処理することにより、効率
よく製造しうることを見出し、この知見に基づいて本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、燕窩の含水溶剤抽出物をスキン
ケア成分として含有することを特徴とする化粧料、並び
に、燕窩乾燥物の粉砕品を、1〜1000倍重量の含水溶剤
中において、0〜180℃の温度で10分〜50時間抽出処理
し、次いで場合により濃縮処理や乾燥処理することを特
徴とする燕窩の含水溶剤抽出物からなるスキンケア剤ま
たは化粧料の素材の製造方法を提供するものである。
発明を実施するための最良の形態 本発明の化粧料において、スキンケア成分として用い
られる燕窩の含水溶剤抽出物(以下、単に燕窩抽出物と
いうこともある。)の原料である燕窩は、前述のように
アマツバメ科(Apodidae)のアナツバメ属(Collocali
a)に属するツバメ類が唾液でまたは唾液と羽毛などを
混ぜて固めた巣窩であって、その他にエンカ、アンオ
ー、エンカサイ、エンソサイ、エンサイ、ツバメの巣、
食用鳥の巣、鳥の巣などの名称で呼ばれる。この燕窩を
作るツバメ類としては、例えばApodidae Collocalia fr
ancica、Apodidae Collocalia salangana、Apodidae Co
llocalia fuciphaga、Apodidae Collocalia inexpectat
a、Apodidae Collocalia vestita、Apodidae Collocali
a esculentaなどが挙げられるが、もちろん、これらに
限定されるものではない。
本発明で用いられる燕窩の含水溶剤抽出物は、下記の
ようにして製造することができる。
まず、燕窩を粉砕しやすいように乾燥したのち、抽出
が容易に行われるように、できるだけ細かく粉砕する。
次いで、この燕窩乾燥物の粉砕品を、1〜1000倍重量、
好ましくは5〜500倍重量、より好ましくは10〜100倍重
量の含水溶剤中において、0〜180℃、好ましくは室温
〜120℃の範囲の温度において、10分〜50時間、好まし
くは1〜8時間抽出処理する。この抽出処理は、常圧下
および加圧下のいずれで行ってもよい。抽出装置として
は、例えば加熱抽出機、高圧加熱抽出機、超臨界抽出装
置、ソックスレー型抽出機、超音波抽出装置、マイクロ
波抽出装置などが利用できる。
この抽出処理に用いる含水溶剤としては、例えば、水
を始め、水と水混和性有機化合物との混合物が用いられ
る。ここで、水混和性有機化合物としては、例えばメタ
ノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール
などのアルコール類、アセトン、ジメチルケトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジ
プロピルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル
類などが挙げられる。なお、後で説明するように、抽出
を乾燥処理し、粉末として用いる場合には、上記の水混
和性有機化合物としては、揮発性であればよく、特に制
限はないが、濃縮物などの液状品として用いる場合に
は、化粧料添加剤として認可されている水混和性有機化
合物を用いることが肝要である。
本発明における燕窩の含水溶剤抽出物としては、特に
熱水抽出物が好適である。
このようにして得られた抽出物は、固形分を取り除い
たのち、必要に応じ濃縮し、液体の形でスキンケア成分
として供してもよいし、直接乾燥処理または濃縮後乾燥
処理し、粉末の形でスキンケア成分として供してもよ
い。上記濃縮処理としては、通常減圧濃縮法が好ましく
採用される。一方乾燥処理としては、通常凍結乾燥法や
噴霧乾燥法が採用されるが、特に凍結乾燥法が好適であ
る。
また該抽出物は、固形分を除去後、必要ならば活性炭
やイオン交換樹脂などを用いる公知の方法によって脱色
したのち、前記濃縮処理や乾燥処理を行うことができ
る。
このようにして得られた燕窩抽出物の乾燥品は、通常
白色、黄白色または褐色の粉末、あるいは結晶性粉末で
ある。
この燕窩の含水溶剤抽出物中には、固形分換算で、通
常タンパク質が40〜80重量%、糖質が20〜60重量%およ
びシアル酸が0.1〜15重量%の割合で含有されている。
上記のタンパク質および糖質の多くは、糖タンパク質と
して存在しており、そしてシアル酸は、通常遊離の状態
では存在せず、N−アセチルノイラミン酸としてシアリ
ルオリゴ糖を形成し、糖、タンパク質の糖鎖に含まれて
いる。すなわち、タンパク質の少なくとも一部と糖質の
少なくとも一部とシアル酸とが糖タンパク質の形で抽出
物中に含まれており、そして、この糖タンパク質の糖鎖
には、N−アセチルガラクトサミン、ガラクトースおよ
びN−アセチルノイラミン酸を構成要素とするシアリル
オリゴ糖が少なくとも含まれている。なお、該シアリル
オリゴ糖は、分子量が900〜2700程度であって、末端に
N−アセチルノイラミン酸が配位し、2本鎖以上に分岐
したヘテログリカンである。
また、前記タンパク質は、通常プロリン、セリン、ロ
イシン、スレオニン、バリン、フェニルアラニン、チロ
シンなどの中性アミノ酸60〜75重量%、アスパラギン
酸、グルタミン酸の酸性アミノ酸15〜25重量%、アルギ
ニン、リジン、ヒスチジンなどの塩基性アミノ酸5〜15
重量%を含有しており、その他メチオニンやシスチンな
どの含硫アミノ酸を1重量%以下の割合で含有してい
る。
この燕窩抽出物は、前記のタンパク質および糖質を主
成分とし、脂質および繊維の含有量は極めて少ない。ま
た、微量の灰分が含まれており、そして、この灰分はリ
ン、鉄、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどから構
成されている。
この燕窩抽出物は、優れた保湿作用を有するととも
に、皮膚細胞におけるコラーゲン合成促進作用を有して
おり、これらの相乗効果によって、肌のしわやたるみの
予防・改善、肌への弾力や張りの付与などの効果を発揮
するとともに、肌にしっとり感を付与する。また、良好
な皮膜形成能を有しており、しかも皮膚に対して極めて
安全性が高い。
本発明に係る燕窩抽出物は、このような優れた機能を
有することから、化粧料のスキンケア成分として、極め
て有用である。
本発明の化粧料は、前記燕窩抽出物をスキンケア成分
として含有するものであり、その含有量としては、特に
制限はなく、化粧料の形態により異なるが、一般には固
形分として、0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜5重量
%の範囲で、化粧料の形態に応じて適宜選ばれる。
本発明の化粧料は、特に皮膚用化粧料として好適に用
いられる。この化粧料には、所望に応じ、化粧料に慣用
されている各種成分、例えば保湿剤、油分多価アルコー
ル、低級アルコール、界面活性剤、乳化剤、乳化安定
剤、防腐防菌剤、香料、増粘剤、酸化防止剤、キレート
剤、pH調整剤、色素、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ビ
タミン類、アミノ酸類、美白剤、抗炎症剤、収斂剤、水
などを配合することができる。
前記保湿剤としては、例えばポリエチレングリコール
やポリプロピレングリコールなどのポリエーテル類、グ
リセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリ
コール、ソルビトールなどの多価アルコール類、さらに
はNMF類、具体的にはアミノ酸、尿素、乳酸ナトリウ
ム、ピロリドンカルボン酸ナトリウムや、ヒアルロン
酸、コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類、コラーゲン
やエラスチンなどのタンパク質などが挙げられる。
油分としては、例えばヒマシ油、オリーブ油、ホホバ
油、椿油などの液体油脂、硬化ヒマシ油などの固体油
脂、ラノリン、鯨ロウ、蜜ロウ、カルナウバロウ、キャ
ンデリラロウなどのロウ類、スクワラン、ワセリン、流
動パラフィン、セリシン、パラフィンなどの炭化水素類
などが挙げられる。
多価アルコールとしては、例えばグリセリン、ポリグ
リセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリストリ
ール、ジペンタエリスリトール、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、さ
らにはグルコース、マルトース、ママンノース、ラクト
ース、D−グルクロン酸、ウロン酸、サッカロース、D
−マンニット、D−ソルビット、ソルビタン、グリコラ
クトン、セルロース、デンプン、グルコースリン酸エス
テルなどの単糖類、多糖類及びこれらの誘導体などが挙
げられる。また、低級アルコールとしては、例えばエチ
ルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアル
コールなどが挙げられる。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレン(PO
E)ソルビタンモノオレエートなどのPOEソルビタンエス
テル、ソルビタンモノオレエートなどのソルビタンエス
テル、POE−グリセリンモノオレエートなどのPOE−グリ
セリン脂肪酸エステル、グリセリンモノオレエートなど
のグリセリン脂肪酸エステル、POE−モノオエレートな
どのPOE−モノオエレートなどのPOE−脂肪酸エステル、
POE−ラウリルエーテルなどのPOE−アルキルエーテル、
POE−オクチルドデシルエーテルなどのPOE−分岐アルキ
ルエーテル、POE−ノニルフェニルエーテルなどのPOE−
アルキルフェニルエーテル、グリセロールモノイソステ
アレートなどのグリセロールエステル、POE−グリセロ
ールモノイソステアレートなどのPOE−グリセロールエ
ステル、ジグリセリルモノステアレートなどのポリグリ
セリン脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤、ス
テアリン酸などの高級脂肪酸のナトリウム塩やカリウム
塩などの脂肪酸石ケン、ラウリル硫酸ナトリウムなどの
高級アルキル硫酸エステル塩、POE−ラウリル硫酸トリ
エタノールアミンなどのアルキルエーテル硫酸エステ
ル、ラウロイルサルコシンナトリウムなどのN−アシル
サルコシン酸塩、N−ミリストイル−N−メチルタウリ
ンナトリウムなどの高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、リ
ニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアル
キルベンゼンスルホン酸ナトリウム、N−ステアロイル
グルタミン酸ジナトリウムなどのN−アシルグルタミン
酸塩などの陰イオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、
POE−アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、ア
ルキルピリジウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、ア
ルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソ
キノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、塩化ベン
ゼトニウムなどの陽イオン性界面活性剤、ベタイン系、
イミダゾリン系、アミンオキシド系などの両性界面活性
剤が挙げられる。
乳化剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪
酸エステル、大豆リン脂質などが挙げられ、香料として
は、例えば香精などの植物性天然香料、動物性天然香
料、合成香料などが挙げられる。
防腐防菌剤としては、例えばp−ヒドロキシ安息香酸
メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、デヒドロ酢
酸、サリチル酸、安息香酸、ソルビン酸、塩化ベンザル
コニウムなどが挙げられ、増粘剤としては、例えばアル
ギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウ
ム、マロメロ種子抽出物、トラガントガム、デンプンな
どの天然高分子物質、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、可溶性
デンプン、カチオン化セルロースなどの半合成高分子物
質、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール
などの合成高分子物質などが挙げられる。
また、酸化防止剤としては、例えばジブチルヒドロキ
シトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プ
ロピル、アスコルビン酸などが、キレート剤として、例
えばエデト酸二ナトリウム、エタンヒドロキシジホスフ
ェート、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、クエン
酸、酒石酸、グルコン酸などが、pH調整剤としては、例
えば水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、クエン
酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、リン酸−水
素ナトリウムなどが挙げられる。
さらに、紫外線吸収剤としては、例えば2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルp
−アミノベンゾエート、エチルヘキシルp−メトキシシ
ンナメートなどが、紫外線散乱剤としては、例えば酸化
チタン、カオリン、タルクなどが、ビタミン類として
は、例えばビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタ
ミンD、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミ
ンP、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、α−オリ
ザノール、α−リポ酸、オロット酸及びその誘導体など
が、アミノ酸類としては、例えばグリシン、アラニン、
バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トリオニ
ン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シ
スチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキ
シプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニ
ン、ヒスチジン、リジン及びこれらの誘導体などが挙げ
られる。
美白剤としては、例えばメラニン生成抑制剤であるア
ルブチン、コウジ酸、グラブリジン、フラボノイド含有
甘草抽出物、クワ抽出物、プラセンタエキス、エラグ
酸、ビタミンC誘導体などが挙げられる。
本発明の化粧料は、前記燕窩抽出物およびこれらの任
意成分を、公知の方法に従って適当に配合することによ
り、クリーム、乳液、化粧水、パック剤、ローション、
スキンミルクなどの種々の皮膚用製品形態として用いる
ことができる。なお、製品pHを中性付近に保つことは、
使用感および製品の安定性をより高める目的で有利であ
る。
本発明の化粧料は、このような皮膚用製品形態として
用いることにより、肌のしわやたるみを予防、改善する
ことができ、また肌に弾力や張り、しっとり感などを付
与することができる。
また、本発明の化粧料は、前記皮膚用以外にリップス
ティック、アイシャドウ、頬紅などのメーキャップ化粧
品あるいは日焼け止め用製品や防臭化粧品などの薬用化
粧品、シャンプーやヘアリンスなどの頭髪用化粧品、皮
膚洗浄剤や浴剤の浴用化粧品などとして用いることもで
きる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する
が、本発明は、これらの例によってなんら限定されるも
のではない。
実施例1 (1)燕窩の熱水抽出処理 燕窩(タイ産)の乾燥物40gを細かく粉砕して、蒸留
水1000mlに加え、加熱還流下に2時間抽出処理した。次
いで、温時にろ過し、残渣について、上記と同様にして
抽出処理を行ったのち、固形物をろ去した。抽出液を合
併して、減圧下に濃縮し、得られた濃縮物を凍結乾燥処
理することにより、黄白色の燕窩抽出物粉末3.6gを得
た。
(2)燕窩抽出物粉末の分析 上記(1)で得られた燕窩抽出物粉末について、下記
の分析方法に従って、分析を行った。
その結果、タンバク質含有量54.6重量%、糖質含有量
36.8重量%及びシアル酸含有量7.6重量%であり、その
他微量の灰分が含まれており、脂質と繊維の含有量は極
めて少なく、また、灰分中にはリン、鉄、カルシウム、
ナトリウム、カリウムなどが含まれていた。
タンパク質と糖質の多くは糖タンパク質として含有し
ており、この糖タンパク質の糖質には、分子量約2000の
シアリルオリゴ糖が含まれていた。該シアリルオリゴ糖
は、N−アセチルガラクトサミン、ガラクトースおよび
N−アセチルノイラミン酸を構成要素としかつ上記N−
アセチルノイラミン酸(シアル酸)が末端に配位してな
る2本鎖に分岐したヘテログリカンからなるものであっ
た。
また、タンパク質を構成するアミノ酸の種類と量は、
表1に示すとおりである。なお量はタンパク質当たりの
値である。
〈分析方法〉 各個別の具体的な方法は、日本薬学会編・衛生試験法
に従った。
タンパク質:ケルダール法にて窒素含量を求め、窒素
係数6.25を乗じて求めた。
糖質:式100−(タンパク質+脂質+繊維+灰分+水
分)により求めた。
(なお、脂質はソックスレー抽出法、繊維はヘンネベル
グ・ストーマン改良法、水分は常圧加熱乾燥法、灰分は
直接灰化法により求めた。) アミノ酸分析法:アミノ酸分析計法により求めた。
シアログリカン:常法に従い本品をアルカリ性下、ナ
トリウムボロハイドライドにて還元し、得られたシアル
酸含有物フラクションをイオン交換樹脂にて集めた。こ
の分画をカラムクロマトグラフィー、HPLCにより精製
し、得られたシアログルカンについて構成糖をHPLC法に
て求めNMR法にて結合様式を解析した。
試験例1 皮膜形成能試験 実施例1で得られた燕窩抽出物粉末の0.1、0.5および
1.0重量%水溶液を調製し、各濃度の水溶液1滴をガラ
ス板上に直径2〜3cmに塗布し、室温にて乾燥させた。
その結果、0.1、0.5、1.0重量%水溶液はいずれもガラ
ス板上に薄い皮膜を形成した。
試験例2 保湿性試験 実施例1で得られた燕窩抽出物粉末の1.0及び3.0%水
溶液0.1mlを濾紙に吸水させ、相対湿度65%、室温24℃
にて30分間放置し、乾燥減量を求めた。比較試験液に
は、溶媒に用いた精製水と3.0%グリセリン水溶液を用
いた。
乾燥減量(%) 試 験 例 3%燕窩抽出物溶液 73.3±0.6 〃 1%燕窩抽出物溶液 76.5±2.1 比較試験例 3%グリセン 88.8±0.5 〃 精製水 92.8±0.7 精製水ならびにグリセリン水溶液添加群では添加した
水分の大部分が乾燥したのに対し、燕窩抽出物溶液添加
群の乾燥減量はより低値であり、燕窩抽出物溶液の保湿
性が優れていることがわかる。
試験例3 スキンケア成分としての評価試験 実施例1で得られた燕窩抽出物粉末の0.5重量%水溶
液を調製し試験試料とた。成人男性5名および女性10名
(20〜45才)に洗顔後、試験試料を1日1回顔面に3日
間塗布させた。男性及び女性に共通した評価項目とし
て、使用後のしっとり感と肌のなめらかさについて、効
果有り、無変化、かさかさしたまたは荒れたの3点から
なる判定基準を用い、女性には化粧ののりについて、良
くなった、無変化、悪くなったの3点からなる判定基準
を加え自己評価させた。
結果を表2に示す。
燕窩抽出物を塗布した場合、肌の滑らかさおよび化粧
ののりに効果を認めた被試験者が多く、しっとり感につ
いても過半数以上の被試験者が効果が有ると回答した。
この結果から、燕窩抽出物の美容及び美顔効果が確認さ
れた。
試験例4 皮膚細胞におけるコラーゲン合成促進効果の
測定試験 実施例1で得られた燕窩抽出物粉末をダルベッコ変法
イーグル培地(DEME培地)に所定の濃度になるように加
え、121℃で15分間高圧蒸気滅菌を施したものを試験液
とした。
ラット胎児より常法に従い採取した皮膚線維芽細胞
を、10重量%牛胎児血清を含むDEME培地に浮遊させ、径
6cmのプラスチック製シャーレに分注した。37℃で、5
容量%の二酸化炭素を含有する空気下において3日間培
養した。次に培地を無血清のDEME培地に交換し、さらに
試験液をこのDEME培地に加えたのち、2日間培養した。
このようにして培養したそれぞれの細胞を試験管に採
取し、塩酸を加え、加熱して抽出した細胞内コラーゲン
中のヒドロキシプロリン量を、クロラミンT−エーリッ
ヒ比色法により定量した。
その結果、燕窩抽出物を加えていない培地使用したも
のは、ヒドロキシプロリン量が0.12±0.07μg/細胞106
個であるのに対し、燕窩抽出物粉末を10μg/mlおよび10
0μg/mlの濃度で培地に加えたものは、ヒドロキシプロ
リン量が、それぞれ0.23±0.05μg/細胞106個および0.2
9±0.06μg/細胞106個であった。
このように、燕窩抽出物添加群は、添加量に依存して
細胞内にヒドロキシプロリン量が増加しており、燕窩抽
出物が皮膚細胞におけるコラーゲン合成促進効果を得て
いることが明らかとなった。
試験例5 皮膚安全性試験 (1)モルモットにおける連続皮膚刺激性試験 体重約260〜290gのHartley系雄モルモットの側腹部の
皮膚に実施例1で得られた燕窩抽出物粉末の0.1重量%
および3.0重量%水溶液を1日1回、14日間にわたり反
復塗布し、皮膚に対する刺激性の有無を確認した。その
結果、2週間の投与期間中、燕窩抽出物粉末の0.1重量
%および3.0重量%塗布群には皮膚の発赤および浮腫な
どの刺激性は全く認められず、燕窩抽出物の皮膚刺激性
はないことが明らかになった。
(2)モルモットにおける皮膚感作性試験 Hartley系雄モルモットを用い、常法に従い実施例1
で得られた燕窩抽出物粉末の感作性についてマキシマイ
ゼーション(Maximization)試験を実施した。なお1次
感作、2次感作および惹起時のいずれの場合にも、燕窩
抽出物粉末はその3重量%水溶液を使用した。その結
果、燕窩抽出物感作群に、皮膚反応は全く観察されず、
燕窩抽出物の皮膚感作性は陰性であることが明らかとな
った。
実施例2 軟膏の調製 日本薬局方親水軟膏約10gと実施例1で得られた燕窩
抽出物粉末1gを十分に練り合わせた後、さらに上記親水
軟膏を加え、全質均等になるように練り合わせ全量を10
0gとし、1重量%の燕窩抽出物粉末を含む軟膏を調製し
た。
実施例3 ローションの調製 グリセリンモノステアレート3gを水浴上で加温して溶
かし、これに、加温したグリセリン25g、メチルセルロ
ース1gと実施例1で得た燕窩抽出物粉末1gを溶かした精
製水64gを加え、全質均一になるように十分に攪拌し、
ローションを調製した。
実施例4 栄養クリームの調製 (A) ステアリン酸 4.0重量部 セチルアルコール 3.0重量部 流動パラフィン 5.5重量部 ワセリン 10.0重量部 ステアリン酸モノグリセリド 3.0重量部 ソルビンタンモノステアレート 0.6重量部 (B) プロピレングリコール 6.0重量部 トリエタノールアミン 3.0重量部 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 0.4
重量部 水 64.4重量部 実施例1の燕窩抽出物粉末 0.1重量部 防腐剤 適 量 (C)香料 適 量 (A)油相成分および(B)水相成分をそれぞれ加熱
溶解したのち、(A)成分と(B)成分を混合して乳化
し、冷却途上にて(C)成分の香料を加えて混合し、室
温まで冷却して栄養クリームを調製した。
実施例5 乳液の調製 (A) ステアリン酸 5.0重量部 セチルアルコール 5.0重量部 流動パラフィン 2.0重量部 ステアリン酸モノグリセリド 1.5重量部 ソルビンタンモノオレエート 1.5重量部 (B) トリエタノールアミン 0.7重量部 プロピレングリコール 6.0重量部 ポリエチレンソルビタンモノオレエート 0.8重量部 水 77.0重量部 実施例1の燕窩抽出物粉末 0.5重量部 防腐剤 適 量 (C)香料 適 量 実施例4と同様にして乳液を調製した。
実施例6 化粧水の調製 実施例1の燕窩抽出物粉末 0.5重量部 プロピレングリコール 5.0重量部 1,3−ブチレングリコール 5.0重量部 クエン酸 0.1重量部 クエン酸ナトリウム 0.1重量部 水 89.3重量部 防腐剤 適 量 香料 適 量 各成分を均一に溶解して化粧水を調製した。
実施例7 バック剤の調製 (A) エタノール 10.0重量部 プルロニック型界面活性剤(旭電化工業(株)製)2.
0重量部 グリセリン 7.0重量部 ポリビニルアルコール 12.0重量部 防腐剤 適 量 (B)水 68.8重量部 (C)実施例1の燕窩抽出物粉末 0.2重量部 (D)香料 適 量 (A)成分を均一に混合したのち、(B)成分を加
え、70℃で30分間加熱攪拌した。これに(C)成分を加
えて混和したのち、冷却し、60℃で(D)成分を加え、
40℃まで冷却してパック剤を調製した。
試験例6 実施例6において、実施例1の燕窩抽出物粉末を用い
ずに、かつ水の量を89.8重量部に変えた以外は、実施例
6と同様にして化粧水を調製し、下記の方法に従って、
実施例6の化粧水と比較試験を行った。
すなわち、成人女性(20〜45才)を50名ずつ2群に分
け、それぞれの群に別々の化粧水を3週間使用してもら
い、表3に示す評価項目について、非常に良い、かなり
良い、普通の3点からなる判定基準を用い、自己評価さ
せた。結果を表3に示す。
試験例7 実施例6で得られた化粧水について、人体閉鎖パッチ
テストを実施した。
健康な女子20名の前腕屈側部に閉鎖貼布し、48時間お
よび72時間経過後、貼布部位の状態変化を確認したとこ
ろ、いずれも、紅斑や浮腫などの刺激性の変化は全く認
められなかった。
産業上の利用可能性 本発明の化粧料は、スキンケア成分として、皮膚細胞
におけるコラーゲン合成促進作用を有するとともに、皮
膚に対して無害な燕窩抽出物を含有するものであって、
肌のしわやたるみの予防・改善、肌への弾力や張りを付
与するなどの美容・美顔効果を有し、皮膚用化粧料、具
体的にはクリーム、乳液、化粧水、パック剤、ローショ
ン、スキンミルクなどとして好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−301819(JP,A) 特開 平8−99860(JP,A) Comp.Biochem.Phys iol.,1987年,Vol.87B,N o.2,p.221−226 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 CA(STN)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燕窩の含水溶剤抽出物をスキンケア成分と
    して含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】燕窩の含水溶剤抽出物が熱水抽出物である
    請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】燕窩の含水溶剤抽出物が、固形分中に、タ
    ンパク質40〜80重量%、糖質20〜60重量%およびシアル
    酸0.1〜15重量%を含有するものである請求項1に記載
    の化粧料。
  4. 【請求項4】タンパク質の少なくとも一部と糖質の少な
    くとも一部とシアル酸とが糖タンパク質の形で抽出物中
    に含まれ、かつ該糖タンパク質は、N−アセチルガラク
    トサミン、ガラクトースおよびN−アセチルノイラミン
    酸を構成要素とするシアリルオリゴ糖を少なくとも糖鎖
    に含むものである請求項3に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】タンパク質が、中性アミノ酸60〜75重量
    %、酸性アミノ酸15〜25重量%および塩基性アミノ酸5
    〜15重量%を含有するものである請求項3に記載の化粧
    料。
  6. 【請求項6】燕窩の含水溶剤抽出物が乾燥粉末である請
    求項1に記載の化粧料。
  7. 【請求項7】乾燥粉末が凍結乾燥粉末である請求項6に
    記載の化粧料。
  8. 【請求項8】燕窩の含水溶剤抽出物が、皮膚細胞におけ
    るコラーゲン合成促進効果を有する請求項1に記載の化
    粧料。
  9. 【請求項9】燕窩の含水溶剤抽出物を、固形分として、
    0.01〜20重量%の割合で含有する請求項1に記載の化粧
    料。
  10. 【請求項10】皮膚用として用いられる請求項1に記載
    の化粧料。
  11. 【請求項11】製品形態がクリーム、乳液、化粧水、パ
    ック剤、ローションまたはスキンミルクである請求項10
    に記載の化粧料。
  12. 【請求項12】燕窩乾燥物の粉砕品を、1〜1000倍重量
    の含水溶剤中において、0〜180℃の温度で10分〜50時
    間抽出処理して燕窩の含水溶剤抽出物を得る工程を含む
    化粧料の製造方法。
  13. 【請求項13】抽出処理後、濃縮処理する請求項12に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】抽出処理後、乾燥処理するか、または、
    抽出処理後、濃縮処理したのち、乾燥処理する請求項12
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】乾燥処理が凍結乾燥処理である請求項14
    に記載の方法。
  16. 【請求項16】含水溶剤が水である請求項12に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】抽出物がスキンケア剤、化粧料素材であ
    る請求項12に記載の方法。
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