JPH09175929A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH09175929A JPH09175929A JP7353907A JP35390795A JPH09175929A JP H09175929 A JPH09175929 A JP H09175929A JP 7353907 A JP7353907 A JP 7353907A JP 35390795 A JP35390795 A JP 35390795A JP H09175929 A JPH09175929 A JP H09175929A
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- JP
- Japan
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- safflower
- extract
- agent
- water
- moisturizing
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】べたつきのない官能特性および保湿性に優れた
化粧料を提供すること。 【解決手段】ベニバナ水抽出物またはその乾燥物を配合
することを特徴とする化粧料。
化粧料を提供すること。 【解決手段】ベニバナ水抽出物またはその乾燥物を配合
することを特徴とする化粧料。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、べたつきのない官
能特性および保湿性に優れた化粧料に関する。
能特性および保湿性に優れた化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】化粧品には、皮膚の恒常性維持や冬場の
乾燥から肌を守る等の目的で保湿剤が配合されている。
従来より用いられてきた保湿剤としては、グリセリン、
プロピレングリコールおよびソルビトールに代表される
水溶性多価アルコール、ヒアルロン酸およびキサンタン
ガムに代表される水溶性高分子、ピロリドンカルボン酸
塩およびアミノ酸に代表される天然保湿因子、セラミド
に代表される細胞間脂質等が挙げられる。
乾燥から肌を守る等の目的で保湿剤が配合されている。
従来より用いられてきた保湿剤としては、グリセリン、
プロピレングリコールおよびソルビトールに代表される
水溶性多価アルコール、ヒアルロン酸およびキサンタン
ガムに代表される水溶性高分子、ピロリドンカルボン酸
塩およびアミノ酸に代表される天然保湿因子、セラミド
に代表される細胞間脂質等が挙げられる。
【０００３】従来の保湿剤を配合した化粧料は、一定の
効果を有するものの、水溶性多価アルコールおよび水溶
性高分子は、塗布時および塗布直後にべたつき感を有す
るものが多く、官能特性上必ずしも満足すべきものでは
なかった。また、天然保湿因子および細胞間脂質の化粧
料への配合は、配合濃度および組成物剤型に制限を受け
充分に効果を発現しないことが多く、これらを改善した
化粧料の開発が求められていた。
効果を有するものの、水溶性多価アルコールおよび水溶
性高分子は、塗布時および塗布直後にべたつき感を有す
るものが多く、官能特性上必ずしも満足すべきものでは
なかった。また、天然保湿因子および細胞間脂質の化粧
料への配合は、配合濃度および組成物剤型に制限を受け
充分に効果を発現しないことが多く、これらを改善した
化粧料の開発が求められていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、べたつきのない官能特性および保湿性に優れた化粧
料を提供することにある。
は、べたつきのない官能特性および保湿性に優れた化粧
料を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】古くから、ベニバナは色
素として口紅を始め化粧品に配合されてきた。我々はベ
ニバナ熱水抽出したエキスについて、化粧品に配合し種
々の評価を行ったところ、官能評価において、皮膚に対
しべたつきがなく、保湿性に優れて、皮膚がしっとりと
することを見いだし、更には幅広い製剤に適用可能であ
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
素として口紅を始め化粧品に配合されてきた。我々はベ
ニバナ熱水抽出したエキスについて、化粧品に配合し種
々の評価を行ったところ、官能評価において、皮膚に対
しべたつきがなく、保湿性に優れて、皮膚がしっとりと
することを見いだし、更には幅広い製剤に適用可能であ
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【０００６】即ち、本発明は、ベニバナ水抽出物または
その乾燥物を配合することを特徴とする化粧料に関す
る。
その乾燥物を配合することを特徴とする化粧料に関す
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳細
に説明する。
に説明する。
【０００８】本発明に用いられるベニバナ水抽出物およ
びその乾燥物としては、以下の方法で調製されるものが
挙げられる。
びその乾燥物としては、以下の方法で調製されるものが
挙げられる。
【０００９】本発明に用いられるベニバナ（Ｃａｒｔｈ
ａｍｕｓ ｔｉｎｃｔｏｒｉｕｓＬｉｎｎｅ’（Ｃｏｍ
ｐｏｓｉｔａｅ））としては、通常の栽培方法によって
得られたもの、市販から入手できるものなどいずれでも
良く、特にベニバナの管状花を乾燥したもの、管状花を
水浸漬し、黄色色素を除去したもの、または管状花を四
角板状にプレスしたものが良い。
ａｍｕｓ ｔｉｎｃｔｏｒｉｕｓＬｉｎｎｅ’（Ｃｏｍ
ｐｏｓｉｔａｅ））としては、通常の栽培方法によって
得られたもの、市販から入手できるものなどいずれでも
良く、特にベニバナの管状花を乾燥したもの、管状花を
水浸漬し、黄色色素を除去したもの、または管状花を四
角板状にプレスしたものが良い。
【００１０】本発明に用いられるベニバナ水抽出物とし
ては、ベニバナを３〜１０倍量の水にて９０〜１００℃
の熱湯にて数回抽出、濾過し、６０℃以下で減圧濃縮し
て得られる物が挙げられる。
ては、ベニバナを３〜１０倍量の水にて９０〜１００℃
の熱湯にて数回抽出、濾過し、６０℃以下で減圧濃縮し
て得られる物が挙げられる。
【００１１】本発明に用いられるベニバナ水抽出物の乾
燥物としては、前記抽出物または濃縮物を噴霧乾燥した
物、更には乾燥物を篩過、整粒、混合して得られる均一
な粉末などが挙げられる。また市販の物でも良く、具体
的には、紅花エキス（日本粉末薬品製）などが挙げられ
る。
燥物としては、前記抽出物または濃縮物を噴霧乾燥した
物、更には乾燥物を篩過、整粒、混合して得られる均一
な粉末などが挙げられる。また市販の物でも良く、具体
的には、紅花エキス（日本粉末薬品製）などが挙げられ
る。
【００１２】本発明に用いられるベニバナ水抽出物およ
びその乾燥物の配合濃度としては、適応する化粧料の組
成物形態により異なるが、組成物の総量を基準として
０．００５〜５重量％がその効果を発現するために好ま
しい。
びその乾燥物の配合濃度としては、適応する化粧料の組
成物形態により異なるが、組成物の総量を基準として
０．００５〜５重量％がその効果を発現するために好ま
しい。
【００１３】本発明の化粧料組成物の形態としては、化
粧水、クリーム、乳液、ファンデーション、パック、浴
用剤、ヘアートニック、整髪料、養毛料、コロン、洗顔
料、ボディーシャンプー、シャンプーおよびリンス等が
挙げられる。
粧水、クリーム、乳液、ファンデーション、パック、浴
用剤、ヘアートニック、整髪料、養毛料、コロン、洗顔
料、ボディーシャンプー、シャンプーおよびリンス等が
挙げられる。
【００１４】本発明に用いられるベニバナ水抽出物およ
びその乾燥物は、組成物を構成するための基剤、香料、
防腐剤、保存剤、薬効物質および界面活性剤等と配合し
ても、本発明に用いられるベニバナ水抽出物およびその
乾燥物の保湿能を損なうものではない。
びその乾燥物は、組成物を構成するための基剤、香料、
防腐剤、保存剤、薬効物質および界面活性剤等と配合し
ても、本発明に用いられるベニバナ水抽出物およびその
乾燥物の保湿能を損なうものではない。
【００１５】本発明に用いられるベニバナ水抽出物およ
びその乾燥物を従来の保湿剤と併用すると、その効果は
相乗的となり、更に有効である。また、水溶性高分子お
よび水溶性多価アルコールによるべたつき感の改善効果
が認められる。
びその乾燥物を従来の保湿剤と併用すると、その効果は
相乗的となり、更に有効である。また、水溶性高分子お
よび水溶性多価アルコールによるべたつき感の改善効果
が認められる。
【００１６】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。尚、以下における％表示は、特に指定しない限り、
重量％を示す。尚、実施例に先立ち保湿性試験および官
能試験を説明する。
る。尚、以下における％表示は、特に指定しない限り、
重量％を示す。尚、実施例に先立ち保湿性試験および官
能試験を説明する。
【００１７】１．保湿性試験 試料濃度を２．０％に調整した水溶液を健常人の前腕屈
側部に塗布し、３０分後の水分量をインピーダンスメー
ターで電気導伝度として測定した。結果は、塗布前を１
００とした際の相対値で示した。
側部に塗布し、３０分後の水分量をインピーダンスメー
ターで電気導伝度として測定した。結果は、塗布前を１
００とした際の相対値で示した。
【００１８】２．官能試験 １５名の女性パネラーによる官能試験を実施し、化粧料
塗布時および塗布後にべたつき感を感じるか否かを評価
し、「感じない」と答えたパネラーの人数で示した。
塗布時および塗布後にべたつき感を感じるか否かを評価
し、「感じない」と答えたパネラーの人数で示した。
【００１９】実施例１、比較例１〜３ 試験に用いる試料（ベニバナ水抽出物乾燥物）を以下の
製造方法で得た。ベニバナを５０ｇを１０倍量の水にて
９０〜１００℃の熱湯にて３回抽出、濾過し、その後６
０℃以下で５〜６時間減圧濃縮し、その濃縮液を１６０
℃で噴霧乾燥し、篩過（シフターへの取り付けで４０メ
ッシュ）、整粒、混合して均一な粉末５ｇを得た。該粉
末の２．０％配合水溶液（実施例１）を調製した。また
比較例１、２として、それぞれグリセリン、ピロリドン
カルボン酸ナトリウムの２．０％配合水溶液を調製し、
水を比較例３とした。
製造方法で得た。ベニバナを５０ｇを１０倍量の水にて
９０〜１００℃の熱湯にて３回抽出、濾過し、その後６
０℃以下で５〜６時間減圧濃縮し、その濃縮液を１６０
℃で噴霧乾燥し、篩過（シフターへの取り付けで４０メ
ッシュ）、整粒、混合して均一な粉末５ｇを得た。該粉
末の２．０％配合水溶液（実施例１）を調製した。また
比較例１、２として、それぞれグリセリン、ピロリドン
カルボン酸ナトリウムの２．０％配合水溶液を調製し、
水を比較例３とした。
【００２０】
【表１】
【００２１】表１の結果から明かな如く、比較例３の水
に比較して本発明に用いられるベニバナ水抽出物（実施
例１）は、保湿性試験および官能試験に於いて何れも優
れていた。一方、グリセリン（比較例１）は、保湿性に
は優れているものの、官能試験に於いてべたつき感があ
ると答えたパネラーが多くやや好ましくなかった。また
ピロリドンカルボン酸ナトリウム（比較例２）は、保湿
性が充分ではなく、官能試験に於いても劣っていた。
に比較して本発明に用いられるベニバナ水抽出物（実施
例１）は、保湿性試験および官能試験に於いて何れも優
れていた。一方、グリセリン（比較例１）は、保湿性に
は優れているものの、官能試験に於いてべたつき感があ
ると答えたパネラーが多くやや好ましくなかった。また
ピロリドンカルボン酸ナトリウム（比較例２）は、保湿
性が充分ではなく、官能試験に於いても劣っていた。
【００２２】実施例２ 化粧水
【００２３】
【表２】
【００２４】表２に示した組成の如く本発明の化粧水を
調製し、前記、保湿性試験および官能試験を実施した結
果、本発明の化粧水（実施例２）は、保湿性試験では１
８０％、官能試験では１８人といずれの点でも優れてお
り、保湿性試験に於いてはグリセリンとの相乗効果、官
能試験ではグリセリンによるべたつき感の解消効果が観
察された。
調製し、前記、保湿性試験および官能試験を実施した結
果、本発明の化粧水（実施例２）は、保湿性試験では１
８０％、官能試験では１８人といずれの点でも優れてお
り、保湿性試験に於いてはグリセリンとの相乗効果、官
能試験ではグリセリンによるべたつき感の解消効果が観
察された。
【００２５】実施例３ 乳液
【００２６】
【表３】
【００２７】実施例４ ヘアートニック
【００２８】
【表４】
【００２９】実施例５ シャンプー
【００３０】
【表５】
【００３１】実施例６ 洗顔料
【００３２】
【表６】
【００３３】実施例７ 養毛料
【００３４】
【表７】
【００３５】実施例８ 浴用剤
【００３６】
【表８】
【００３７】実施例３〜８の本発明の化粧料は、何れも
前記の保湿性試験および官能試験に於いて優れていた。
但し、シャンプー、浴用剤および洗顔料についての保湿
性試験は、使用後のしっとり感を感じるか否かの官能試
験のみ行った。
前記の保湿性試験および官能試験に於いて優れていた。
但し、シャンプー、浴用剤および洗顔料についての保湿
性試験は、使用後のしっとり感を感じるか否かの官能試
験のみ行った。
【００３８】
【発明の効果】以上記載の如く、本発明により、べたつ
きのない官能特性および保湿性に優れた化粧料を提供す
ることは明かである。
きのない官能特性および保湿性に優れた化粧料を提供す
ることは明かである。
Claims (1)
- 【請求項１】 ベニバナ水抽出物またはその乾燥物を配
合することを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353907A JPH09175929A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353907A JPH09175929A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09175929A true JPH09175929A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18434032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7353907A Pending JPH09175929A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09175929A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999022709A1 (en) * | 1997-11-05 | 1999-05-14 | Nippon Hypox Laboratories Inc. | Cosmetics and process for the preparation of extract of the nest of $i(oceanodroma sp.) |
| JP2001240510A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-09-04 | Kenji Nakamura | カルサミン含有のシ−ト状化粧品 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP7353907A patent/JPH09175929A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999022709A1 (en) * | 1997-11-05 | 1999-05-14 | Nippon Hypox Laboratories Inc. | Cosmetics and process for the preparation of extract of the nest of $i(oceanodroma sp.) |
| JP2001240510A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-09-04 | Kenji Nakamura | カルサミン含有のシ−ト状化粧品 |
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