JP3447720B2 - 気密検査装置 - Google Patents

気密検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に気密性を要
する空間を備えたワークについて該空間の気密性を検査
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記従来の装置としては、例えば特開平
4−231835号公報により、燃料タンク等の気密性
を有するワークの内部空間に圧縮空気を供給して加圧状
態にし、その状態で水槽内に浸漬させると、気密性が保
たれていない場合には加圧空気の一部が水中に漏出し気
泡となって水槽内を上昇することに着眼し、該気泡を集
泡フードで集め、該集泡フードの最上部に取り付けた検
査管に気泡を導くように構成し、該検査管に取り付けた
気泡センサにより該気泡の有無を検知して気密検査を行
うようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】気密検査の信頼性を担
保するには、気泡センサの作動チェックを行う必要があ
る。そして、従来は、気泡センサの通電状態から該気泡
センサの異常を判断したり、投光器と受光器とからなる
光学式センサの場合には投光器を点滅させて受光器の作
動状態から異常を判断しているが、いずれの方法も気泡
センサの異常を間接的に検出するものであり、気泡セン
サに生じた異常を完全に検知することができないという
不具合がある。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、気
泡センサの作動状態を的確に判断することのできる気密
検査装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、最上部に検査管を備えた集泡フードを水槽
内に設け、該集泡フードの下方に浸漬されたワークから
上昇する気泡を検査管内に導き、該検知管に取り付けら
れた気泡センサにより気泡の有無を検知して気密検査を
行なう装置において、上記集泡フードを水没させた状態
のままワーク上方位置からオフセット自在に設けると共
に、該集泡フードのオフセット時に、集泡フードの下方
から上記気泡センサの作動チェック用の気泡を発生させ
る気泡発生手段を設けたことを特徴とする。
【0006】本発明によれば、集泡フードのオフセット
時に気泡発生手段を作動させることにより、気泡発生手
段からの気泡が検査管内を実際に通過し、気泡センサが
該気泡を検知するか否かで気泡センサの作動状態を直接
的に検知することができる。
【0007】尚、ワークに油や汚れが付着している場合
には、剥離して水面に浮遊するが、このとき検査管の先
端が水面上に突出していれば、検査管の途中部分に水面
が一致し、その部分の内外面が汚れるという不具合があ
る。このような場合に、検査管の上端開口部を水面より
下方に位置させておけば、検査管内に入った油や汚れは
検査管の上端開口部から出ていき、検査管が汚れること
がない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照して、1は水
槽であり、該水槽1には、ワークWを昇降させ水槽1内
に浸漬するワーク昇降装置2と、集泡部33を水没させ
た状態でワークWの上方と該上方位置からオフセットし
た位置とに搬送するオフセット装置3とが取り付けられ
ている。ところで、ワークWは本実施例の場合気密性が
要求される車両用のダンパである。
【0009】上記ワーク昇降装置2にはワークWを保持
する治具21が取り付けられた昇降台25が設けられて
おり、ワークWは昇降台25上に取り付けられたアクチ
ュエータ23aによって開閉されるクランプ爪23によ
ってエア注入部22に押し付けられることにより治具2
1に保持される。該エア注入部22には図外のコンプレ
ッサが接続されており、ワークW内に圧縮空気を充填す
るように構成されている。また、上記昇降台25は水槽
1の外壁に立設されたコラム24に沿って、昇降シリン
ダ26の作動によって昇降される。
【0010】一方、オフセット装置3にはオフセットシ
リンダ31が横設されており、該オフセットシリンダ3
1にはブラケット32を介して上記集泡部33が取り付
けられている。該集泡部33には、図3に示すように、
最上部に傾斜した検査管33bを有する逆漏斗状の集泡
フード33aの上部に囲繞筒33cで覆われ密閉された
空間が形成され、該密閉された空間内に気泡センサ33
dが検査管33bを挟んで取り付けられている。該気泡
センサ33dは、投光部と受光部とを有する光学式セン
サであり、検査管33b内を気泡が上昇すると投光部か
ら受光部への投光の一部が気泡により遮られて気泡が通
過したことを検知するセンサである。尚、検査管33b
の上端開口部33eは水面Hより下方に位置し水中に開
口されており、検査管33b内を上昇した気泡やワーク
Wに付着していた油等は該上端開口部33eから水中へ
と排出される。
【0011】また、水槽1の内底面には、ワークWが浸
漬される位置の下方に第1気泡除去手段である第1ノズ
ル41と、集泡部33のオフセット位置の下方に第2気
泡除去手段である第2ノズル42とが設けられ、共にポ
ンプ43から供給される水を、第1ノズル41は浸漬状
態にあるワークW及び治具21に向かって噴射し、第2
ノズル42はオフセット位置にある集泡部33の集泡フ
ード33a内に向かって噴射するように構成されてい
る。また、集泡部33がオフセット位置にある場合に、
エアバルブ5を介して集泡フード33a内に気泡センサ
33dの作動チェック用の気泡を送り出す気泡発生手段
たるノズル51が設けられている。
【0012】次に、図4を参照して上記構成による検査
装置の作動について説明する。まず、ワークWを浸漬さ
せる前に集泡部33をオフセットさせておき、始業時や
数サイクル毎にポンプ43を作動させ第2ノズル42か
ら集泡フード33a内に水を噴射し該集泡フード33a
の内壁に付着している気泡を除去しておく。気密検査を
開始する場合、最初にアクチュエータ23aを作動させ
クランプ爪23でワークWを治具21に保持させる。次
に昇降シリンダ26の作動により昇降台25を下降させ
ワークWを浸漬させると共に図外のコンプレッサを作動
させ、ワークW内を加圧する。ワークWの浸漬が完了す
るとポンプ43を作動させ第1ノズル41から噴射され
る水流によりワークW及び治具21の表面に付着してい
る気泡を除去する。この除去された気泡は上方になんら
障害物がないためそのまま比較的高速で水面まで上昇す
る。続いてポンプ43の作動を停止させると共にオフセ
ットシリンダ31の作動により集泡部33をワークWの
上方のセット位置まで移動させ、該集泡部33の移動に
よる水流が収まるまで所定時間待った後、気泡センサ3
3dによる気泡の検知を開始する。このときワークWか
ら空気漏れがあると該空気漏れによる気泡を気泡センサ
33dにより検知し気密不良と判断する。そして、所定
時間検知を行なうと集泡部33をオフセット位置まで後
退させ、その後コンプレッサを停止させると共に昇降台
25を上昇させワークWを水中から取り出し、クランプ
爪23をアンクランプ状態にする。
【0013】尚、第1ノズル41からの水流によりワー
クWや治具21の表面の気泡を除去している間や気泡の
検知が終了し集泡部33をオフセット位置まで後退させ
た後、エアバルブ5を開成しノズル51から気泡を生じ
させて気泡センサ33dの作動チェックを行なう。この
際、ノズル51からの気泡は集泡フード33aを介して
検査管33bに導かれ、気泡センサ33dが正常である
限り、該センサ33dは気泡を検知する。従って、気泡
センサ33dが気泡を検知しなければ、異常有りと判別
できる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、気泡センサの作動状態を直接検知することが
でき、気泡センサの異常の有無を確実に判別して、気密
検査の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の構成を示す図2のI−I
線断面図
【図2】 図1のII−II線断面図
【図3】 集泡部の詳細を示す部分拡大図
【図4】 作動内容を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 水槽 2 ワーク昇降装置 3 オフセット装置 21 治具 33 集泡部 33a 集泡フード 33b 検査管 33d 気泡センサ 33e 上端開口部 51 ノズル(気泡発生手段) W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最上部に検査管を備えた集泡フードを水
    槽内に設け、該集泡フードの下方に浸漬されたワークか
    ら上昇する気泡を検査管内に導き、該検知管に取り付け
    られた気泡センサにより気泡の有無を検知して気密検査
    を行なう装置において、上記集泡フードを水没させた状
    態のままワーク上方位置からオフセット自在に設けると
    共に、該集泡フードのオフセット時に、集泡フードの下
    方から上記気泡センサの作動チェック用の気泡を発生さ
    せる気泡発生手段を設けたことを特徴とする気密検査装
    置。
  2. 【請求項2】 上記検査管の上端開口部を水面より下方
    に位置して設けたことを特徴とする請求項1記載の気密
    検査装置。
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