JP3447415B2 - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
車両用ブレーキ液圧制御装置Info
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- JP3447415B2 JP3447415B2 JP06380195A JP6380195A JP3447415B2 JP 3447415 B2 JP3447415 B2 JP 3447415B2 JP 06380195 A JP06380195 A JP 06380195A JP 6380195 A JP6380195 A JP 6380195A JP 3447415 B2 JP3447415 B2 JP 3447415B2
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Description
開口して基体に設けられたリザーバ孔に摺動可能に嵌合
されたリザーバピストンがその一端を臨ませたリザーバ
室の容積を縮小する方向に付勢されて成るリザーバと、
吸入口を前記リザーバ室に接続させるとともに吐出口を
マスタシリンダに接続させる戻しポンプと、車輪ブレー
キにマスタシリンダの出力液圧を作用せしめる状態なら
びに車輪ブレーキの液圧を前記リザーバ室に逃がす状態
を切換えて車輪ブレーキの液圧を制御する制御弁手段と
が配設され、前記基体の一側面には、前記リザーバ孔の
開口端を覆って一側面に当接する当接板部を有するカバ
ーが固着され、該カバーの当接板部に設けられた貫通孔
を貫通して基体に固着されたマウント軸が、車体に固定
されたブラケットにマウント手段を介して取付けられる
車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
置は、たとえば実開平6−8132号公報等により既に
知られている。
面に固着されるカバーは、その一側面に当接してリザー
バ孔の開口端を覆う当接板部を有するものであるが、そ
の当接板部には、基体に固着されたマウント軸を貫通せ
しめる貫通孔が設けられており、基体の車両への搭載時
に貫通孔内面およびマウント軸外面から基体の一側面お
よび当接板部間に雨水等が浸入すると、リザーバを構成
する部品に錆が生じるおそれがあり、基体の一側面およ
び当接板部間への水の浸入を防止する必要があるが、上
記従来のものには、そのような対策が施されていない。
のであり、マウント軸の周囲からカバーおよび基体間に
水が浸入することを防止するようにした車両用ブレーキ
液圧制御装置を提供することを目的とする。
に、請求項1記載の発明は、基体に、その一側面に開口
して基体に設けられたリザーバ孔に摺動可能に嵌合され
たリザーバピストンがその一端を臨ませたリザーバ室の
容積を縮小する方向に付勢されて成るリザーバと、吸入
口を前記リザーバ室に接続させるとともに吐出口をマス
タシリンダに接続させる戻しポンプと、車輪ブレーキに
マスタシリンダの出力液圧を作用せしめる状態ならびに
車輪ブレーキの液圧を前記リザーバ室に逃がす状態を切
換えて車輪ブレーキの液圧を制御する制御弁手段とが配
設され、前記基体の一側面には、前記制御弁手段の該一
側面からの突出部を覆う函状部と、前記リザーバ孔の開
口端を覆って該一側面に当接する当接板部とを有するカ
バーが固着され、該カバーの当接板部に設けられた貫通
孔を貫通して基体に固着されたマウント軸が、車体に固
定されたブラケットにマウント手段を介して取付けられ
る車両用ブレーキ液圧制御装置において、マウント手段
は、ブラケットに取付けられるマウントカバーに、マウ
ント軸を嵌入させるリング状のマウントラバーが設けら
れて成り、そのマウントラバーの、当接板部との対向面
には、貫通孔の周囲全周にわたって環状突起が突設さ
れ、貫通孔内面およびマウント軸外面間から基体の一側
面および当接板部間に水が浸入するのを防止するため
に、マウントカバーがブラケットに取付けられた状態に
在るときのマウントラバー内にマウント軸が嵌入された
状態では、前記環状突起が貫通孔の周囲全周にわたって
カバーの当接板部に弾発的に当接されることを特徴とす
る。
記載の発明の構成に加えて、基体には、その一側面から
突出する第1マウント軸ならびに前記一側面とは反対側
の他側面から突出する第2マウント軸が固着され、それ
らのマウント軸は、基体の両側でブラケットに設けられ
た取付板部に第1および第2マウント手段を介してそれ
ぞれ取付けられ、両マウント手段のうち少なくとも第1
マウント手段のマウントラバーには前記環状突起が突設
され、ブラケットの両取付板部相互間が、第1マウント
手段のマウントラバーをマウントカバーおよび当接板部
間で軸方向に圧縮するとともに第2マウント手段のマウ
ントラバーをマウントカバーおよび基体間で軸方向に圧
縮する間隔に設定されることを特徴とする。
ーにおける当接板部の貫通孔を貫通するマウント軸が、
マウント手段を介してブラケットに取付けられた状態で
は、マウント軸を嵌入させるリング状のマウントラバー
の環状突起が貫通孔の周囲全周にわたって当接板部に弾
発的に当接されるので、当接板部の外面側で該当接板部
の貫通孔の周囲全周がマウントラバーでシールされるこ
とになり、これにより、貫通孔内面およびマウント軸外
面間から、基体の一側面および当接板部間に水が浸入す
ることが確実に防止される。
ば、第1および第2マウント軸が第1および第2マウン
ト手段を介してブラケットの両取付板部に取付けられた
状態で、両マウント手段のマウントラバーが軸方向に圧
縮され、第1マウント手段におけるマウントラバーの環
状突起が貫通孔の周囲で当接板部に圧接されることによ
り確実なシールを得ることができる。
ロックブレーキ制御装置に適用したときの一実施例につ
いて説明する。
ものであり、図1は車両用ブレーキ装置の液圧回路図、
図2は車体に支持された状態でのアンチロックブレーキ
制御装置の側面図、図3は車体に支持された状態でのア
ンチロックブレーキ制御装置の要部縦断側面図、図4は
マウント手段およびブラケットの取付寸法を説明するた
めの縦断側面図である。
ンダMは、ブレーキペダルPの踏込みに応じた制動液圧
を出力する一対の出力ポート13a,13bを備えてお
り、左前輪用車輪ブレーキBFL、右後輪用車輪ブレーキ
BRRに接続される比例減圧弁14R 、右前輪用車輪ブレ
ーキBFR、ならびに左後輪用車輪ブレーキBRLに接続さ
れる比例減圧弁14L と、前記両出力ポート13a,1
3bとの間に、車両用ブレーキ液圧制御装置としてのア
ンチロックブレーキ制御装置15が介設される。
は、左前輪用車輪ブレーキBFL、右後輪用車輪ブレーキ
BRR、右前輪用車輪ブレーキBFRおよび左後輪用車輪ブ
レーキBRLに個別に対応した4つの常開型電磁弁
VOFL ,VORR ,VOFR ,VORL と、各常開型電磁弁V
OFL 〜VORL にそれぞれ並列に接続される4つのチェッ
ク弁17FL,17RR,17FR,17RLと、前記各車輪ブ
レーキBFL〜BRLに個別に対応した4つの常閉型電磁弁
VCFL ,VCRR ,VCFR ,VCRL と、左前輪用車輪ブレ
ーキBFLおよび右後輪用車輪ブレーキBRR側ならびに右
前輪用車輪ブレーキBFRおよび左後輪用車輪ブレーキB
RL側にそれぞれ個別に対応した一対のリザーバ191 ,
192 と、両リザーバ191 ,192 に吸入弁201 ,
202 を介して接続される一対の戻しポンプ211 ,2
12 と、両戻しポンプ211 ,212 に共通なモータ2
2と、両戻しポンプ211 ,212 に吐出弁231 ,2
32 を介して接続される一対のダンパ室241 ,242
と、前記マスタシリンダMの出力ポート13a,13b
および前記戻しポンプ211 ,212 間にそれぞれ介設
されるオリフィス251 ,252 とを備え、各常開型電
磁弁VOFL 〜VORL および各常閉型電磁弁VCFL 〜V
CRL の消磁・励磁は電子制御ユニット26により切換制
御される。
の一方の出力ポート13aと左前輪用車輪ブレーキBFL
との間に介設され、常開型電磁弁VORR は、前記出力ポ
ート13aと右後輪用車輪ブレーキBRRに接続された比
例減圧弁14R との間に介設され、常開型電磁弁VOFR
は、マスタシリンダMの他方の出力ポート13bと右前
輪用車輪ブレーキBFRとの間に介設され、常開型電磁弁
VORL は、前記出力ポート13bと左後輪用車輪ブレー
キBRLに接続された比例減圧弁14L との間に介設され
る。またチェック弁17FL〜17RLは、対応する車輪ブ
レーキBFL〜B RLからの作動液の流通のみを許容するよ
うにして各常開型電磁弁VOFL 〜VORLに並列に接続さ
れる。
キBFLおよびリザーバ191 間に、常閉型電磁弁VCRR
は比例減圧弁14R およびリザーバ191 間に、常閉型
電磁弁VCFR は右前輪用車輪ブレーキBFRおよびリザー
バ192 間に、また常閉型電磁弁VCRL は比例減圧弁1
4L およびリザーバ192 間にそれぞれ介設される。而
して常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR ,VCRL は、
対応する常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR ,VORL
とともに、特許請求の範囲で言う制御弁手段をそれぞれ
構成するものであり、各制御弁手段は、車輪ブレーキB
FL,BRR,BFR,BRLにマスタシリンダMの出力液圧を
作用せしめる状態ならびに車輪ブレーキBFL,BRR,B
FR,BRLの液圧をリザーバ191 ,192 に逃がす状態
を切換えて車輪ブレーキBFL,BRR,BFR,BRLの液圧
を制御可能である。
15によれば、各車輪がロックを生じる可能性のない通
常ブレーキ時には、各常開型電磁弁VOFL 〜VORL が消
磁状態にあって開弁しており、また各常閉型電磁弁V
CFL 〜VCRL が消磁状態にあって閉弁している。したが
ってマスタシリンダMの一方の出力ポート13aから出
力される制動液圧は、常開型電磁弁VOFL を介して左前
輪用車輪ブレーキBFLに作用するとともに常開型電磁弁
VORR および比例減圧弁14R を介して右後輪用車輪ブ
レーキBRRに作用し、またマスタシリンダMの他方の出
力ポート13bから出力される制動液圧は、常開型電磁
弁VOFR を介して右前輪用車輪ブレーキB FRに作用する
とともに常開型電磁弁VORL および比例減圧弁14L を
介して左後輪用車輪ブレーキBRLに作用する。
になったときのアンチロック制御時には、常開型電磁弁
VOFL 〜VORL のうちロック状態に入りそうである車輪
に対応する常開型電磁弁を励磁して閉弁するととともに
常閉型電磁弁VCFL 〜VCRLのうち上記車輪に対応する
常閉型電磁弁を励磁して開弁する。そうすると、制動液
圧の一部がリザーバ191 あるいは192 に逃がされて
減圧されることになる。また制動液圧を保持する際に
は、常開型電磁弁VOFL 〜VORL を励磁して閉弁すると
ともに常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL を消磁して閉弁状態
に保持すればよく、制動液圧を増圧する際には、常開型
電磁弁VOFL 〜VORL を消磁して開弁するとともに常閉
型電磁弁VCFL 〜VCRL を消磁して閉弁状態に保持すれ
ばよい。
共通に駆動するモータ22は、上記アンチロック制御時
に作動せしめられるものであり、リザーバ191 ,19
2 に逃がされた作動液が戻しポンプ211 ,212 から
ダンパ室241 ,242 およびオリフィス251 ,25
2 を経て各常開型電磁弁VOFL 〜VORL の上流側に戻さ
れる。したがってリザーバ191 ,192 に逃がした分
だけマスタシリンダMにおけるブレーキペダルPの踏込
み量が増加することはなく、しかも戻しポンプ211 ,
212 から送出される作動液の脈動はダンパ室241 ,
242 およびオリフィス251 ,252 の働きにより減
衰され、前記ブレーキペダルPに脈動が伝わることはな
い。
閉型電磁弁VCFL 〜VCRL の消磁・励磁を制御する電子
制御ユニット26には、車輪がロック状態に入りそうに
なったかどうかを判断するために各車輪の車輪速度を個
別に検出する車輪速度センサ27FL,27RR,27FR,
27RLの検出信号が入力されるとともに、ハンドブレー
キレバー28が操作されたかどうかを検出するハンドブ
レーキ検出センサ29の検出信号が入力され、さらにア
ンチロック制御状態にあるときに電子制御ユニット26
によって活性化されるランプ等の報知器30が電子制御
ユニット26に接続される。
レーキ制御装置15は、ブロック状に形成されて車体3
5に搭載される金属製の基体34を備えるものであり、
該基体34に、4つの常開型電磁弁VOFL ,VORR ,V
OFR ,VORL 、4つの常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,V
CFR ,VCRL 、4つのチェック弁17FL,17RR,17
FR,17RL、一対のリザーバ191 ,192 、一対の吸
入弁201 ,202 、一対の戻しポンプ211 ,2
12 、一対の吐出弁231 ,232 、一対のダンパ室2
41 ,242 、ならびに一対のオリフィス251 ,25
2 等が配設される。
上下方向の姿勢となる一側面34aを備えるものであ
り、4つの嵌合凹部36…と、それらの嵌合凹部36…
の配列方向に並列した4つの嵌合凹部37…とが、前記
一側面34aに開口するようにして基体34に穿設され
る。常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR ,VORL は、
その一部を一側面34aから突出するようにして対応す
る嵌合凹部36…に嵌合され、常閉型電磁弁VCFL ,V
CRR ,VCFR ,VCRL は、その一部を一側面34aから
突出させるようにして対応する嵌合凹部37…に嵌合さ
れる。
ら成るカバー40が複数のねじ部材41…により締着さ
れるものであり、このカバー40は、基体34の一側面
34aからの各常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR ,
VORL および各常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR ,
VCRL の突出部を覆うとともにそれらの電磁弁VOFL,
VORR ,VOFR ,VORL ,VCFL ,VCRR ,VCFR ,V
CRL を基体34との間に挟持する函状部40aと、基体
34の一側面34aに当接する当接板部40bとを備え
る。
面34aとは反端側の側面である他側面34bに取付け
られ、このモータ22により駆動される両戻しポンプ2
11,212 は、基体34に内蔵される。
われるようにして一側面34aに外端を開口するととも
に内端を閉じた一対のリザーバ孔42…が基体34に設
けられており、リザーバ191 ,192 は、各リザーバ
孔42…内に摺動自在に嵌合されるとともにリザーバ孔
42…の閉塞端との間にリザーバ室43…を形成するリ
ザーバピストン44…と、リザーバ孔42…の開口端部
内面に嵌着される止め輪45…でリザーバ孔42…から
の離脱を阻止されるようにしてリザーバ孔42…内に嵌
合されるリング状のリテーナ46…と、リテーナ46…
およびリザーバピストン44…間に縮設されるばね47
…とをそれぞれ備えるものであり、リザーバピストン4
4…は、ばね47…のばね力によりリザーバ室43…の
容積を縮小する側に付勢される。
樹脂製のキャップ48…が装着されており、該キャップ
48…には、ばね47…を収納して該キャップ48…お
よびピストン44…間に形成されるばね室49…を外部
に通じさせる開放孔50…が設けられる。
間で一側面34aから突出する円筒状の第1マウント軸
511 が、一側面34aに開口するようにして基体34
に設けられた取付孔521 への圧入により固着され、カ
バー40の当接板部40b…には第1マウント軸511
を貫通させる貫通孔53が設けられる。一方、円筒状に
形成された一対の第2マウント軸512 …が、モータ2
2の両側で基体34の他側面34bに開口するようにし
て基体34に設けられた一対の取付孔522 …への圧入
により、前記他側面34bから突出するようにして基体
34に固着される。
マウント軸511 は、車体35に固定されたブラケット
54に第1マウント手段551 を介して取付けられる。
また基体34の他側面34aから突出する一対の第2マ
ウント軸512 …は、個別に対応する第2マウント手段
552 …を介して前記ブラケット54に取付けられる。
軸511 を嵌入させるリング状のマウントラバー561
が金属製のマウントカバー57内に設けられて成るもの
である。而してマウントカバー57は、マウントラバー
561 を内面に被着させて皿状に形成される支持部57
aと、該支持部57aに一体にかつ同軸に固着されるね
じ軸部57bとから成るものであり、ねじ軸部57b
は、支持部57aから同軸に突出される。しかもマウン
トラバー561 には、貫通孔53の周囲全周にわたって
カバー40の当接板部40bに接触可能な環状突起56
aが突設される。
手段551 と同様に構成されており、第2マウント軸5
12 を嵌入させるリング状のマウントラバー562 が金
属製のマウントカバー57内に設けられて成る。但し、
マウントラバー562 には、環状突起56aが突設され
ていてもよく、また環状突起56aが設けられていなく
てもよい。
4には、基体34の一側面34a側の取付板部54a
と、基体34の他側面34b側の一対の取付板部34b
…とが、基体34の両側に位置するようにして設けられ
ており、第1マウント手段55 1 が取付板部54aに、
また第2マウント手段552 …が取付板部54b…に取
付けられる。すなわち第1マウント手段551 における
マウントカバー57のねじ軸部57bは、取付板部54
aに挿通され、該取付板部54aから突出したねじ軸部
57bの端部に、取付板部54aに係合するナット58
が螺合される。而して取付板部54aには、ねじ軸部5
7bを挿通させるべく車体35とは反対側に開放した略
U字状の挿通溝59が設けられ、マウントカバー57の
支持部57aには、マウントカバー57の軸線まわりの
回転を阻止すべく挿通溝59に係合する爪61が、支持
部57aの一部を切り起こすことにより形成される。ま
た第2マウント手段552 は、第1マウント手段551
の取付板部54aへの取付構造と同一の取付構造によ
り、略U字状の挿通溝60を有する取付板部54bに取
付けられ、挿通溝60にはマウントカバー57の爪61
が係合される。
せた第1マウント手段551 のマウントラバー561 を
カバー40の当接板部40bに当接させるが該マウント
ラバー561 には外力を加えない状態とするとともに、
第2マウント軸512 …を嵌入させた第2マウント手段
552 のマウントラバー562 …を基体34の他側面3
4bにそれぞれ当接させるが両マウントラバー562 …
に外力を加えない状態としたときに、第1および第2マ
ウント手段551 ,552 …のマウントカバー57…に
おける支持部57a…の外端面間の距離L1 は、剛性材
料から成るブラケット54における取付板部54a,5
4b…の対向面間の距離L2 よりも大(L1 >L2 )に
設定される。すなわち、ブラケット54の両取付板部5
4a,54b…相互間の間隔は、基体34に固着された
第1および第2マウント軸511,512 …が第1およ
び第2マウント手段551 ,552 …を介して両取付板
部54a,54b…に取付けられた状態に在るときに、
第1マウント手段551 のマウントラバー561 をマウ
ントカバー57および当接板部40b間で軸方向に圧縮
するとともに第2マウント手段552 …のマウントラバ
ー562 …をマウントカバー57…および基体34間で
軸方向に圧縮するような値に設定されることになる。
と、基体34の一側面34aにカバー40が固着された
状態で該カバー40の当接板部40bは一側面34aに
当接される。而して当接板部40bの貫通孔53から突
出される第1マウント軸511が第1マウント手段55
1 を介してブラケット54の取付板部54aに取付けら
れるとともに、基体34の他側面34bから突出される
一対の第2マウント軸512 …が第2マウント手段55
2 …を介してブラケット54の取付板部54b…に取付
けられた状態では、第1マウント手段551 のマウント
ラバー561 に突設された環状突起56aが貫通孔53
の周囲全周にわたって当接板部40bに弾発的に当接さ
れる。したがって当接板部40bの外面側で貫通孔53
の周囲全周がマウントラバー561 でシールされること
になり、貫通孔53の内面および第1マウント軸511
の外面間から、基体34の一側面34aおよひ当接板部
40b間に水が浸入することが確実に防止される。この
結果、当接板部40bで外端開口部を覆われたリザーバ
孔42…内にリザーバピストン44、止め輪45、リテ
ーナ46、ばね47およびキャップ48を挿入して構成
されるリザーバ191,192 への水の浸入を防止し
て、リザーバ191 ,192 での発錆を防止することが
できる。
ブラケット54の取付板部54a,54b…に取付けら
れたときに、各マウントラバー561 ,562 …が軸方
向に圧縮されるように取付板部54a,54b…相互間
の間隔が設定されることにより、第1マウント手段55
1 のマウントラバー561 に突設された環状突起56a
の当接板部40bへの弾発的圧接を確実に達成すること
ができ、確実なシールを得ることができる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
ば、マウント手段は、ブラケットに取付けられるマウン
トカバーに、マウント軸を嵌入させるリング状のマウン
トラバーが設けられて成り、そのマウントラバーの、当
接板部との対向面には、貫通孔の周囲全周にわたって環
状突起が突設され、貫通孔内面およびマウント軸外面間
から基体の一側面および当接板部間に水が浸入するのを
防止するために、マウントカバーがブラケットに取付け
られた状態に在るときのマウントラバーが、該マウント
ラバー内にマウント軸が嵌入された状態では、貫通孔の
周囲全周にわたってカバーの当接板部に弾発的に当接さ
れるので、マウント軸がマウント手段を介してブラケッ
トに取付けられた状態では、リング状のマウントラバー
の前記環状突起が貫通孔の周囲全周にわたって当接板部
に弾発的に当接されることにより、その当接板部の外面
側で該当接板部の貫通孔の周囲全周がマウントラバーで
シールされることになり、従って貫通孔内面およびマウ
ント軸外面間から、基体の一側面および当接板部間に水
が浸入することが確実に防止される。
求項1記載の発明の構成に加えて、基体には、その一側
面から突出する第1マウント軸ならびに前記一側面とは
反対側の他側面から突出する第2マウント軸が固着さ
れ、それらのマウント軸は、基体の両側でブラケットに
設けられた取付板部に第1および第2マウント手段を介
してそれぞれ取付けられ、両マウント手段のうち少なく
とも第1マウント手段のマウントラバーには前記環状突
起が突設され、ブラケットの両取付板部相互間が、第1
マウント手段のマウントラバーをマウントカバーおよび
当接板部間で軸方向に圧縮するとともに第2マウント手
段のマウントラバーをマウントカバーおよび基体間で軸
方向に圧縮する間隔に設定されるので、第1および第2
マウント軸が第1および第2マウント手段を介してブラ
ケットの両取付板部に取付けられた状態で、両マウント
手段のマウントラバーが軸方向に圧縮され、第1マウン
ト手段におけるマウントラバーの環状突起が貫通孔の周
囲で当接板部に圧接されることにより確実なシールを得
ることができる。
キ制御装置の側面図である。
キ制御装置の要部縦断側面図である。
明するための縦断側面図である。
ブレーキ制御装置 191 ,192 ・・・リザーバ 211 ,212 ・・・戻しポンプ 34・・・基体 34a・・・基体の一側面 34b・・・基体の他側面 35・・・車体 40・・・カバー 40b・・・当接板部 42・・・リザーバ孔 43・・・リザーバ室 44・・・リザーバピストン 511 ・・・第1マウント軸 512 ・・・第2マウント軸 53・・・貫通孔 54・・・ブラケット 54a,54b・・・取付板部 561 ,562 ・・・マウントラバー 56a・・・環状突起 57・・・マウントカバー BFL,BFR,BRL,BRR・・・車輪ブレーキ M・・・マスタシリンダ VCFL ,VCFR ,VCRL ,VCRR ・・・制御弁手段の構
成要素である常閉型電磁弁 VOFL ,VOFR ,VORL ,VORR ・・・制御弁手段の構
成要素である常開型電磁弁
Claims (2)
- 【請求項1】 基体(34)に、その一側面(34a)
に開口して基体(34)に設けられたリザーバ孔(4
2)に摺動可能に嵌合されたリザーバピストン(44)
がその一端を臨ませたリザーバ室(43)の容積を縮小
する方向に付勢されて成るリザーバ(191 ,192 )
と、吸入口を前記リザーバ室(43)に接続させるとと
もに吐出口をマスタシリンダ(M)に接続させる戻しポ
ンプ(211 ,212 )と、車輪ブレーキ(BFL,
BFR,BRL,BRR)にマスタシリンダ(M)の出力液圧
を作用せしめる状態ならびに車輪ブレーキ(BFL,
BFR,BRL,BRR)の液圧を前記リザーバ室(43)に
逃がす状態を切換えて車輪ブレーキ(BFL,BFR,
BRL,BRR)の液圧を制御する制御弁手段(VOFL ,V
CFL ;VOFR ,VCFR ;VORL ,VCRL ;VORR ,V
CRR )とが配設され、前記基体(34)の一側面(34
a)には、前記制御弁手段(V OFL ,V CFL ;V OFR ,
V CFR ;V ORL ,V CRL ;V ORR ,V CRR )の該一側面
(34a)からの突出部を覆う函状部(40a)と、前
記リザーバ孔(42)の開口端を覆って該一側面(34
a)に当接する当接板部(40b)とを有するカバー
(40)が固着され、該カバー(40)の当接板部(4
0b)に設けられた貫通孔(53)を貫通して基体(3
4)に固着されたマウント軸(511 )が、車体(3
5)に固定されたブラケット(54)にマウント手段
(551 )を介して取付けられる車両用ブレーキ液圧制
御装置において、 マウント手段(551 )は、ブラケット(54)に取付
けられるマウントカバー(57)に、マウント軸(51
1 )を嵌入させるリング状のマウントラバー(561 )
が設けられて成り、そのマウントラバー(56 1 )の、当接板部(40b)
との対向面には、貫通孔(53)の周囲全周にわたって
環状突起(56a)が突設され、 貫通孔(53)内面およびマウント軸(51 1 )外面間
から基体(34)の一側面(34a)および当接板部
(40b)間に水が浸入するのを防止するために、 マウ
ントカバー(57)がブラケット(54)に取付けられ
た状態に在るときのマウントラバー(561 )内にマウ
ント軸(511 )が嵌入された状態では、前記環状突起
(56a)が貫通孔(53)の周囲全周にわたって該当
接板部(40b)に弾発的に当接されることを特徴とす
る車両用ブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項2】 基体(34)には、その一側面(34
a)から突出する第1マウント軸(511 )ならびに前
記一側面(34a)とは反対側の他側面(34b)から
突出する第2マウント軸(512 )が固着され、それら
のマウント軸(511 ,512 )は、基体(34)の両
側でブラケット(54)に設けられた取付板部(54
a、54b)に第1および第2マウント手段(551 ,
552 )を介してそれぞれ取付けられ、両マウント手段
(551 ,552 )のうち少なくとも第1マウント手段
(551 )のマウントラバー(561 )には前記環状突
起(56a)が突設され、ブラケット(54)の両取付
板部(54a,54b)相互間が、第1マウント手段
(551 )のマウントラバー(561 )をマウントカバ
ー(57)および当接板部(40b)間で軸方向に圧縮
するとともに第2マウント手段(552 )のマウントラ
バー(562 )をマウントカバー(57)および基体
(34)間で軸方向に圧縮する間隔に設定されることを
特徴とする、請求項1記載の車両用ブレーキ液圧制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06380195A JP3447415B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06380195A JP3447415B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08258688A JPH08258688A (ja) | 1996-10-08 |
JP3447415B2 true JP3447415B2 (ja) | 2003-09-16 |
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ID=13239847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP06380195A Expired - Fee Related JP3447415B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3447415B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6300504B1 (en) | 1998-12-22 | 2001-10-09 | National Starch & Chemical Investment Holding Corp. | Use of water-soluble/dispersible reactive derivatives of polyimido compounds for modifying proteinaceous substrates |
US6303794B1 (en) | 1998-12-22 | 2001-10-16 | National Starch & Chemical Investment Holding Corp. | Use of water-soluble/dispersible reactive functionalized derivatives of polyimido compounds for modifying proteinaceous substrates |
KR20020044334A (ko) * | 2000-12-05 | 2002-06-15 | 류정열 | 차량 안티브레이크시스템의 유압모듈레이터 장착구조 |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP06380195A patent/JP3447415B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08258688A (ja) | 1996-10-08 |
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