JP3446970B2 - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

人体局部洗浄装置

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JP3446970B2 JP01935294A JP1935294A JP3446970B2 JP 3446970 B2 JP3446970 B2 JP 3446970B2 JP 01935294 A JP01935294 A JP 01935294A JP 1935294 A JP1935294 A JP 1935294A JP 3446970 B2 JP3446970 B2 JP 3446970B2
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康夫 太田
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株式会社日立ハウステック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洋風便器に搭載される
温水洗浄便座の人体局部洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、各個人に最適な水量を得るため
に、ノズル付近で加熱装置(例えば温水タンク)から導
かれた温水に空気を混入させることなく、加熱装置の消
費電力を抑える方法として、特許第 1,185,100号の「局
部洗浄装置」(東陶機器(株)、昭和54年11月15
日出願)がある。また、痔疾患者等が洗浄するのに適し
た洗浄方法として、実公平1−39824号公報の「人
体局部洗浄装置」(アイシン精機(株)、昭和58年3
月31日出願)がある。この場合は洗浄水中に空気を混
入するのではなく、バルブ装置を回転することで、バル
ブ開度を急変動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】温水洗浄に最適な水勢
には個人差が大きく、また、同じ人でも目的や体調によ
って変化する。例えば、便秘気味の人が用便前に肛門部
のうっ血を緩和するために洗浄する場合は強めの方が良
いことがあり、反対に痔疾の人は弱めにした方が良い等
である。このため、吐水量は弱から強まで複数段階に調
節できるようになっているが、うっ血緩和のために例え
ばモータで水量調節バルブ装置のバルブ開度を周期的に
変化させる方法が提案されている。この方法では、水道
直結給水式のときに給水圧の急変動を招いて水撃を発生
させる恐れが大きい。また、洗浄ノズル部から温水中に
空気を混入させて、洗浄効果を低下させることなく加熱
装置の消費電力を抑える方法も提案されているが、この
方法では、水量によって空気量は一義的に決まってしま
い、水量を一定にしたまま水勢を変化させることができ
ない。本発明は、水撃を発生させることなく、水量を一
定にしたまま空気量を変えることで、使用者の目的と好
みに応じた水勢と洗浄パターンを与えることができる人
体局部洗浄装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、給水口から人
体局部洗浄水の吐出ノズルに至る水通路の途中に、一端
が大気中に開口する通気弁の他端を連通接続するととも
通気弁の通気量を調節可能とし、この通気弁の開度を
一定のシーケンスで変化させて洗浄水に混入する空気量
を周期的に変える人体局部洗浄装置に関する。
【0005】本発明では、従来の問題である水量変化に
よって発生する水撃を防止するために、洗浄水に混入さ
せる気泡量を変化させて水量は変えないで済むように
これにより、水量を変えることなく水勢を急変させ
られるようにしている。また、使用者の目的と好みに応
じた水勢と洗浄パターン(例えば水勢に1〜2秒間の周
期で強弱をつける)を与えるための具体的手段として
、空気調節装置の通気弁を直流モータで回転させるよ
して、直流モータの回転方向、回転速度及びタイミ
ングをあらかじめコントローラのマイクロコンピュータ
に記憶させておくことにより、一定のシーケンスで通気
弁の開度を変化させることができるようにするのが好ま
しく、これにより使用者は例えばうっ血の緩和に適した
水勢の強弱パターンが得られる。更に、操作パネル部に
直流モータの回転を制御できる可変抵抗器を備えておけ
ば、概略の通気弁開度設定ができるので好みに応じた水
勢が得られる。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の実施例になる人体局部洗浄装置を示
すフロー図で、1は人体局部洗浄装置であり、洋風便器
と組み合わせて用便後の肛門洗浄、或いは女性のビデ用
として使用される。2は人体局部洗浄装置1で使用する
水道水を取り込むための分岐水栓であり、連結管3を介
して電磁弁4に接続されている。5は水量制御弁であ
り、直流モータM1の回動により弁開度が調節できる。
6は磁気抵抗素子の回転によって回転数から水量を検知
する水量センサである。7は洗浄水を適温(約40℃)
まで昇温保持する温水タンクで、電気ヒータと温水セン
サ(サーミスタ)を内蔵している。9は洗浄水中に空気
を混入させるための空気調節装置であり、パイプ8とパ
イプ10との間に連通接続されている。11は人体局部
に向かって温水を吐出させる洗浄ノズルであり、肛門用
とビデ用とで2本のノズルを切り替えて使用してもよ
い。12はマイクロコンピュータを内蔵するコントロー
ラ及び13は操作パネルである。
【0007】図2は空気調節装置9の断面図であり、内
部に通水口を小さく絞ったイジェクター9fを有してい
るので、吸込口9aからの空気を通気弁9cの入口9
b、スリット9d、吐出口9eを経由して洗浄水路中に
混入させることができる。通気弁9cの一端はシャフト
9hによって直流ギヤードモータ9g(M2)の出力軸と
連結されているので、該モータ9gの左右回転と共にス
リット9dと吐出口9eとの連通開度を変えることがで
き、閉止することもできる。モータ9gの回転角度は、
スリット9dの最大開度位置と閉止位置に設けたストッ
パー(図示せず)によって規制されており、モータ9g
の例えば閉止位置からの回転方向と駆動時間、駆動速度
によっておおよその角度、即ちスリット9dの開度がモ
ータ9gへの駆動電流で決定される。
【0008】図3は通気弁9cの外観図であり、円筒状
の外周に概ね三角形状のスリット9dを有する。なお、
通気弁は、例えばニードル弁式、ボール弁式等目的とす
る空気量特性に合わせた別の方式でもよい。図4は操作
パネル13を示し、14は停止スイッチ及び15は洗浄
水スイッチで、各々電磁弁4の閉止、開放を行う。16
は空気量調節つまみであり、可変抵抗器(図示せず)と
連動してモータ9gの角度調節を行う。18及び19は
各々洗浄水量を微、弱、中、強等と調節設定する水量増
スイッチ及び水量減スイッチであり、発光ダイオード2
0によって設定水量を表示する。17はマッサージスイ
ッチであり、これを用いて、図5のからの間の混入
空気量22のグラフに示すように、空気量を周期的に変
化させながら洗浄できる。
【0009】図5は洗浄開始位置から洗浄停止位置
に至るまでの洗浄水量21と空気量22の変化の一例を
示す。において、使用者は操作パネル13の洗浄水ス
イッチ15を押すが、図5では洗浄水量が強に設定して
あるため、最大水量で洗浄開始する。はマッサージス
イッチ17を押すと、モータ9gがあらかじめマイクロ
コンピュータに記憶された動作シーケンスで周期的な正
逆反転を開始する。でマッサージスイッチ17を再度
押すと、モータ9gはスリット9dを閉止する位置まで
回転するのでマッサージスイッチは停止する。で水量
減スイッチ19を1回押すと、水量制御弁があらかじめ
マイクロコンピュータに記憶された中の水量になるまで
駆動される。で空気量調節つまみ16を止め位置から
ゆっくりと右回しすると、モータ9gが開方向にゆっく
り回転して、スリット9dの開度を徐々に大きくする。
で停止スイッチ14を押すと、電磁弁4が閉止して、
洗浄ノズル11からの吐水は停止する。なお、上記実施
例の操作パネル、空気量調節方式及び洗浄水量制御方式
は一例を示すものであり、手動でシャフト9hを回動さ
せて空気量調節をする方式としたり、水量センサを使わ
ずに公知の水圧調整器と水量制御弁との組合せで水量制
御を行うなど、他の方式に変えてもよい。
【0010】上記実施例における人体局部洗浄装置の動
作を説明する。図1において、分岐水栓2から供給され
た水道水は、人体局部洗浄装置1を使用しない場合、電
磁弁4で閉止されている。図4の操作パネル13の洗浄
水スイッチ15を押すと、電磁弁4が開いて水道水は水
量制御弁5と水量センサ6を通って温水タンク7に流入
する。このとき、水量制御弁5の弁開度は、操作パネル
13の水量増スイッチ18及び水量減スイッチ19で任
意に設定された洗浄水量を保持するように、水量センサ
6からの水量信号とコントローラ12のマイクロコンピ
ュータにあらかじめ記憶された水量データをマイクロコ
ンピュータが比較演算して、水量制御弁5が駆動され
る。即ち、水量制御弁5は給水圧の変動に応じてフィー
ドバック制御され、設定水量が保持される。
【0011】温水タンク7内の水は温水ヒータによって
約40℃に昇温され、給水圧で押し出されて、空気調節
装置9のイジェクター9fより勢いよく噴出するので、
吹込口9aから空気が吸込まれて洗浄水中に混入し、洗
浄ノズル11より人体局部に向かって吐水する。このた
め、空気なしの洗浄水に比べて気泡が局部に当ってはじ
ける力が洗浄力の向上となり、洗浄感は空気混入比率に
より、空気なしの洗浄水よりも強くも弱くもできる。こ
の結果、洗浄水量を少なくして温水ヒータの消費電力も
抑えることができる。更に、図4のマッサージスイッチ
17を押すと、通気弁9bが左右に任意回転するため、
図5のからの間のように空気量を周期的に変えるこ
とができ、空気量は空気量調節つまみ16で任意に変え
られる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、空気量が任意に変えら
れるので使用者の目的(肛門洗浄、ビデ洗浄、うっ血緩
和、便秘症の場合の局部刺激等)や好みに合わせて洗浄
ができ、空気混入による洗浄力を最適値にすることがで
きるとともに、空気混入により洗浄水量が少なくて済
ことで消費電力の抑制と温水タンクの小形化を図ること
ができる。更に、通気弁の開度を一定のシーケンスで変
化させて洗浄水に混入する空気量を周期的に変えるた
め、従来の水量を急変させる方式に比べて水撃を発生さ
せる恐れがないとともに、水勢の強弱パターンが得られ
快適に洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例になる人体局部洗浄装置を示す
フロー図である。
【図2】図1の人体局部洗浄装置における空気調節装置
の断面図である。
【図3】図2における空気調節装置における通気弁の外
観図である。
【図4】図1の人体局部洗浄装置における操作パネルの
平面図である。
【図5】図1の人体局部洗浄装置の洗浄時間と水量及び
空気量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…人体局部洗浄装置、2…分岐水栓、3…連結管、4
…電磁弁、5…水量制御弁、6…水量センサ、7…温水
タンク、8…パイプ、9…空気調節装置(9a…吸込
口、9b…通気弁入口、9c…通気弁、9d…スリッ
ト、9e…吐出口、9f…イジェクター、9g…モー
タ、9h…シャフト)、10…パイプ、11…洗浄ノズ
ル、12…コントローラ、13…操作パネル、14…停
止スイッチ、15…洗浄水スイッチ、16…空気量調節
つまみ、17…マッサージスイッチ、18…水量増スイ
ッチ、19水量減スイッチ、20…発光ダイオード、2
1…水量、22…空気量

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水口から人体局部洗浄水の吐出ノズル
    に至る水通路の途中に、一端が大気中に開口する通気弁
    の他端を連通接続するとともに通気弁の通気量を調節可
    能とし、この通気弁の開度を一定のシーケンスで変化さ
    せて洗浄水に混入する空気量を周期的に変える人体局部
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 通気弁を直流モータで回転させ、この直
    流モータの回転方向、回転速度及びタイミングを予めコ
    ントローラのマイクロコンピュータに記憶させて、通気
    弁の開度を一定のシーケンスで変化させて洗浄水に混入
    する空気量を周期的に変える請求項1記載の人体局部洗
    浄装置。
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JP4501477B2 (ja) * 2004-03-18 2010-07-14 パナソニック株式会社 流体噴出装置

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