JP2002282294A - 局部血行促進装置 - Google Patents

局部血行促進装置

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JP2002282294A
JP2002282294A JP2001090409A JP2001090409A JP2002282294A JP 2002282294 A JP2002282294 A JP 2002282294A JP 2001090409 A JP2001090409 A JP 2001090409A JP 2001090409 A JP2001090409 A JP 2001090409A JP 2002282294 A JP2002282294 A JP 2002282294A
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JP
Japan
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temperature
blood circulation
air
time
circulation promoting
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Pending
Application number
JP2001090409A
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English (en)
Inventor
Makoto Hatakeyama
真 畠山
Koichi Toyoda
弘一 豊田
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Hidefumi Fujimoto
英史 藤本
Yuichi Furuta
祐一 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の装置では、血管の拡張及び収縮を促進
させることができない。すなわち、血行促進効果が不十
分であるという問題がある。 【解決手段】 局部に当たる空気を加熱する空気加熱手
段と、該空気を体温より高い第1温度と体温以下の第2
温度に切り替え、かつ第1温度と第2温度に交互繰り返
し切替するような温度変化条件を制御する制御手段を備
えるので、温冷効果を利用して血管を拡張及び収縮させ
ることができ、十分な血行促進効果を得ることができ
る。特に、うっ血が原因とされる痔核(イボ痔)に効果
的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は局部に空気を当てる
ことにより、血行促進を図る局部血行促進装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】痔は「日本人の3人に1人は痔疾病者で
ある」という人がいるほど、多くの人が苦しみ悩んでい
る大きな問題である。
【0003】痔の中で最も多い、いわゆる「イボ痔」と
いわれる痔核は、肛門がうっ血することが原因で起きる
もので、血行を促進させることが必要となる。
【0004】血行を促進させるためには、温めることが
有効である。これは、温めることにより、血管を拡張さ
せて、血液を流れやすくするためである。さらに血行を
促進させるためには、単に温めるだけでなく、温めるこ
とと冷やすことを交互に繰り返すことが有効である。こ
れは、温めることにより血管を拡張させるだけでなく、
冷やすことにより血管を一時的に収縮させ、その反動で
血行がより促進させるものである。また、血管の拡張及
び収縮を繰り返し行うことにより、血管を強化するとい
う効果もあり、長期的見地で考えた場合、最善の方法と
言える。なお、以下の説明では、このような効果を総称
して「温冷効果」と呼ぶことにする。
【0005】この応用として、温冷交代浴で血行が促進
されることは周知の事実であり、また最近では温冷効果
により抜け毛防止のために頭皮の血行を促進させるもの
もある。
【0006】ところで従来の装置において、局部に空気
を当てることにより、温冷効果による血行促進を狙った
ものはない。ただし、局部に空気を当てながら空気温度
を変化させるものとして、特公平6−6816がある。
これは、図25のように温風の吹き出しに時々刻々ゆら
ぎをもたせることにより、熱さを感じさせず、かつ単調
感を与えない快適な乾燥使用感を得ることができるもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平6−6
816では、温度をゆらがせているだけで血管の動きは
考慮していないので、たまに血管の動きに合う可能性は
あるが、それだけでは血管の拡張及び収縮を促進させる
ことができないので、血行促進効果が不十分であるとい
う問題がある。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、本発明の目的は、局部へ規則正しく温冷交互
で繰り返し空気を当てることにより、十分な血行促進効
果を得ることができる局部血行促進装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用・発明の効果】上記
目的を達成するために請求項1において、局部に当たる
空気を加熱する空気加熱手段と、該空気を体温より高い
第1温度と体温以下の第2温度に切り替え、かつ第1温
度と第2温度に交互繰り返し切替するような温度変化条
件を制御する制御手段を備えることを特徴とするので、
温冷効果を利用して血管を拡張及び収縮させることがで
き、十分な血行促進効果を得ることができる。特に、う
っ血が原因とされる痔核(イボ痔)に効果的である。ま
た、痔核患者は強い刺激を嫌うので、痛みを感じさせず
に血行促進できるという意味でも痔核患者にとって最適
な方法と言える。ここで、仮に異なる温度の交互繰り返
しだとしても、第1温度が体温以下だと血管の拡張が不
十分となり、一方第2温度が体温より高いと血管の収縮
が不十分となるため、ひいては血行促進効果が不十分と
なる。
【0010】なお、「温度変化条件」とは、第1温度及
び第2温度などの温度条件と、第1温度時間及び第2温
度時間などの時間条件が含まれるものである。また、第
1温度及び第2温度は局部に当たるときの温度のことで
ある。よって、室温より高温の空気の場合、空気加熱手
段から局部へ至る過程で下降するので、その過程におい
ては第2温度が体温より高くなるように制御する。
【0011】上記目的を達成するために請求項2におい
て、さらに、所定温度を継続する通常乾燥を設定する通
常乾燥設定手段を備えることを特徴とするので、局部血
行促進機能とは別に、局部洗浄後に通常乾燥する設定が
できる。ゆえに、使用者の好みやトイレ内雰囲気温度に
合わせて選択することができ、使い勝手が向上する。ま
た、家族の中で痔の症状に合わせた使い分けができるの
で、症状が悪い人は血行促進機能を、症状が悪くない人
は通常乾燥機能というようなことができる。なお、空気
加熱手段は、通常乾燥と血行促進行為とで兼用してもよ
いし、別々でもよい。
【0012】上記目的を達成するために請求項3におい
て、制御手段は、温度変化条件を記憶する記憶手段を備
えることを特徴とするので、不快感を与えず血行促進効
果のある温度変化条件を予め記憶させておき、その条件
に従って血行促進を図ることができる。その際、代表的
な温度変化条件を複数記憶させておき、その中から使用
者が好みや症状などに応じて選択させるようにできると
好ましい。
【0013】上記目的を達成するために請求項4におい
て、制御手段は、第1温度時間と第2温度時間を計る計
時手段と、該持続時間を設定する時間設定手段を備える
ことを特徴とするので、第1温度時間及び第2温度時間
をそれぞれ設定することにより制御することができる。
ゆえに、使用者の好み・健康状態・トイレ内雰囲気温度
に合わせた血行促進を図ることができる。その際、第1
温度時間と第2温度時間をそれぞれ独立的に設定できる
ようにしてもよいし、第1温度時間と第2温度時間の組
み合わせまたは比率を予めいくつか記憶させておき、そ
の中から使用者が選択させるようにしてもよい。また、
第1温度から第2温度への移行時間、第2温度から第1
温度への移行時間を設定できるようにしてもよい。
【0014】上記目的を達成するために請求項5におい
て、制御手段は、第1温度と第2温度の交互繰り返しに
基づく血行促進の行為を終了させる時間制限部を備える
ことを特徴とするので、時間制限により自動的に終了さ
せることができる。ここで、本発明の血行促進行為は、
ある一定時間(個人差はあるが5〜10分程度)を過ぎ
ると血行促進効果の増加率が減少するだけでなく、長時
間連続使用による悪影響(例えば皮膚炎など)が懸念さ
れる。よって、自動的に終了させることにより、その悪
影響を防止することができ、無理のない効果的な血行促
進を図ることができる。このように、自動的に終了させ
ることにより、血行促進にあまり寄与しない時間帯の運
転無駄を省くことができ、ひいては装置の省エネルギー
及び耐久性にとっても利点がある。
【0015】上記目的を達成するために請求項6におい
て、温度変化条件は、時間の経過とともに第1温度及び
/または第2温度が徐々に変化することを特徴とするの
で、不快感のないように温度を徐々に変化させながら血
行促進を図ることができる。例えば、開始時、急に熱い
空気(第1温度)が当たって不快感を与えないようにし
ながら、かつ血行促進効果の高い温度へ徐々に上昇させ
ることができる。その際、第2温度は、十分な血行促進
効果を得るために、ある程度第1温度との温度差が必要
なので、第1温度と連動して徐々に上昇させてもよい
し、一定として温度差が徐々に広がるようにしてもよ
い。一方、局部に水分が付着しているとき、時間経過と
ともに第1温度を徐々に下降させるようにすると好まし
い。これは、局部に空気を当てることにより、局部の水
分が徐々に乾いてきて、同空気温度では徐々に熱く感じ
てくるのを防止するためである。また、第2温度が開始
から低いと大変冷たく感じてしまう(特に冬場)ので、
徐々に第2温度を徐々に下降させることにより、局部も
徐々に慣れてきて十分な温冷効果を得るような温度差と
することができる。
【0016】上記課題を解決するために請求項7におい
て、温度変化条件は、第1温度時間及び/または第2温
度時間が、第1温度と第2温度の交互繰り返しに基づく
血行促進の行為中一定でないことを特徴とするので、時
間変化(血管への刺激変化)によるマッサージ効果も加
わり、より血行促進を図ることができる。その際、第1
温度及び第2温度は、一定または徐々に変化するもので
あり、本発明の血行促進行為の途中で各温度が急激に高
くなったり低くなったりする(例えば、ゆらぎ)温度変
化は含まれない。このように、急激に高くなったり低く
なったりすると、血管が温度変化に追従できないので血
管の拡張及び収縮を促進させることができず、むしろ血
行促進という意味では悪影響を与える可能性がある。
【0017】上記目的を達成するために請求項8におい
て、温度変化条件は、第1温度時間と第2温度時間が異
なることを特徴とするので、一方の温度時間を長くして
強調することにより、もう一方をあまり感じさせないよ
うにして血行促進させることができる。あまり感じさせ
ないようにすることにより、トイレ内雰囲気温度に応じ
て不快感を与えないようにすることが可能となる。例え
ば、夏場は第1温度時間を短く(第2温度時間を長く)
することにより、涼感を強調させながら血行促進を図る
ことができる。また冬場は第2温度時間を短く(第1温
度時間を長く)することにより、温感を強調させながら
血行促進を図ることができる。
【0018】上記目的を達成するために請求項9におい
て、温度変化条件は、第1温度から第2温度への移行時
間と、第2温度から第1温度への移行時間が異なること
を特徴とするので、一方の温度変化を感じさせないよう
にすることにより、不快感を与えないようにすることが
できる。これは、移行時間を短く(変化率を急に)する
と、より温度変化を顕著に感じ、逆に移行時間を長く
(変化率をなだらかに)すると、その温度変化を感じさ
せないようにすることを利用したものである。例えば、
夏場においては第2温度から第1温度への移行時間を長
くすることにより、温かくなったことを感じさせず、涼
感を強調させながら血行促進を図ることができる。ま
た、冬場においては第1温度から第2温度への移行時間
を長くすることにより、冷たくなったことを感じさせ
ず、温感を強調させながら血行促進を図ることができ
る。
【0019】上記課題を解決するために請求項10にお
いて、制御手段は、空気加熱手段で加熱された温度及び
/またはトイレ内雰囲気温度を検知する温度検知手段を
備えることを特徴とするので、温度検知により、その状
況に合わせた制御が、精度良くできる。言い換えれば、
応答性の良い制御ができるので、使用者に不快感を与え
ることがない。具体的には、温度検知により、第1温度
や第2温度を制御してもよいし、第1温度時間や第2温
度時間を制御するようにしてもよい。空気加熱手段で加
熱された温度を検知する場合では、異常温度に上昇した
場合を検知して空気加熱手段への通電を切ることもで
き、安全装置機能として働くこともできる。また、トイ
レ内雰囲気温度を検知する場合では、例えば、冬場の環
境に合わせた温度変化条件、具体的には第1温度や第2
温度を高めに制御したり、第1温度時間を長めに制御し
たりすると好ましい。
【0020】上記課題を解決するために請求項11にお
いて、制御手段は、第1温度及び/または第2温度を設
定する温冷温度設定手段を備えることを特徴とするの
で、使用前または使用中に、使用者の好み・健康状態な
どに合わせた血行促進を図ることができる。請求項10
における温度検知手段も備える場合は、使用者が設定し
た温度と加熱後温度との差により空気加熱手段の制御を
行うこともできるし、またトイレ内雰囲気温度に合わせ
て自動的に設定することもできる。なお、温冷温度設定
手段によって設定できる温度条件は、第1温度(極大
値)・第2温度(極小値)・第1温度と第2温度の温度
差(温度幅)・上限温度・下限温度・温度平均値・血行
促進行為の開始温度・血行促進行為の終了温度などであ
る。
【0021】上記課題を解決するために請求項12にお
いて、第1温度及び/または第2温度は、通常乾燥設定
手段により設定された温度に連動して制御されることを
特徴とするので、通常乾燥設定と別に、その都度第1温
度及び/または第2温度を設定する必要がない。また、
通常乾燥設定手段における温度(以下、通常乾燥温度)
を設定するボタンで兼用することができ、新たにボタン
を備える必要がない。さらに、通常乾燥から移行するよ
うなとき、違和感なくスムーズに移行することができ
る。ここで、第1温度及び第2温度は、通常乾燥温度と
異なることが好ましい。まず、第1温度は不快感のない
範囲でなるべく高くすると血行促進効果が高いが、本発
明の血行促進行為は温度が高い時間が短いので、通常乾
燥温度より高くしても熱く感じさせることなく、十分な
血行促進効果を得ることができる。一方、局部が腫れて
痛いときには、通常乾燥温度より第1温度を低くして、
痛みを緩和させながら温冷効果により血行促進を図るこ
とができる。なお、第2温度は第1温度とある程度の温
度差を持っているべきであるので、通常乾燥温度より低
いのが妥当である。
【0022】上記課題を解決するために請求項13にお
いて、空気加熱手段はヒータであり、制御手段は該ヒー
タの出力制御で温度変化条件を制御することを特徴とす
るので、流路が簡単な構成で済む。すなわち、第1温度
専用空気路及び第2温度専用空気路というような専用空
気路が不要であり、両方を兼ねて1つの空気路でよい。
【0023】上記課題を解決するために請求項14にお
いて、第1温度及び/または第2温度の空気を局部へ向
けて送風する送風手段と、空気加熱手段を介する空気路
と空気加熱手段を介さない空気路と、第1空気路及び/
または第2空気路の開閉を制御するバルブを備え、制御
手段はバルブの開閉制御で温度変化条件を制御すること
を特徴とするので、第1温度と第2温度との切替の応答
性が良い。特に、バルブを電気式のものを使用すると、
制御が容易となる。
【0024】上記課題を解決するために請求項15にお
いて、第1温度及び第2温度の空気を局部へ向けて送風
する送風手段と、該空気が局部へ当たる方向を変更する
揺動手段を備えることを特徴とするので、局部の広範囲
に空気を当てることができる。また、局所的にみると、
風が強弱変化を持って(または間欠的に)当たっている
ことになり、マッサージ効果も期待できる。具体的な方
法としては、吐出口近傍にルーバーを設けてもよいし、
送風ダクト(ノズル)自体を駆動、または流体発振素子
を設けるような方法でもよい。
【0025】上記課題を解決するために請求項16にお
いて、送風手段の吐出口を複数備え、該吐出口から第1
温度及び第2温度の空気が同時に吐出することを特徴と
するので、第1温度風(温風)と第2温度風(冷風)が
常に送風されている状態でも、揺動手段により局部に当
たる風を切り替えることができ、局部から見ると温冷交
互に当たることになる。この場合、温冷切替のためのヒ
ータ制御やバルブ制御が不要となる。
【0026】上記課題を解決するために請求項17にお
いて、制御手段は、局部に付着した水分量を検知する水
分量検知手段を備えることを特徴とするので、水分付着
量に合わせた制御が可能となる。局部に付着した水分量
が少ないと、同空気温度でも熱く感じるので、例えば、
水分付着量が多い場合は空気温度を高めにして、水分付
着量が少ない場合は空気温度を低めにするような制御が
好ましい。本発明の血行促進行為の前に検知して温度変
化条件を決めてもよいし、行為中に検知して温度変化条
件を決めてもよい。
【0027】上記課題を解決するために請求項18にお
いて、制御手段は、複数の温度変化条件を登録できる複
数個のスイッチを備えることを特徴とするので、同装置
を利用する家族などの中で使用者個人に合わせた温度変
化条件を登録できる。使用者によって温度の好み・健康
状態などは異なるので、登録することにより、毎回即座
に使用者に合わせた運転ができる。すなわち、使用する
度に温度変化条件を設定する煩わしさが不要となる。
【0028】上記課題を解決するために請求項19にお
いて、第1温度及び/または第2温度の空気を局部へ向
けて送風する送風手段と、該送風手段の風量を制御する
風量制御手段を備えることを特徴とするので、多様な温
冷感を得ることができる。これは、風量を多くすると空
気温度が冷たくなり、風量を少なくすると空気温度が温
かくなるためである。このことを利用して、使用者に合
わせた温度変化条件を風量制御により実現できる。
【0029】上記課題を解決するために請求項20にお
いて、風量制御手段は、第1温度と第2温度の切替に連
動して制御することを特徴とするので、空気加熱手段の
出力(温度)一定条件の下でも、風量制御するだけで温
冷繰り返し切替を実現できる。これは、前述の「風量を
多くすると空気温度が冷たくなり、風量を少なくすると
空気温度が温かくなる」ことを応用して、風量を多くし
たときを第2温度、風量を少なくしたときを第1温度と
なるようにすればよい。また、請求項13におけるヒー
タの出力制御で温度変化条件を制御する場合では、ヒー
タ出力を増加して第1温度とするのに合わせて風量を少
なくすれば、風量制御しない場合と比較して温度を高く
できる。逆に、ヒータ出力を低減して第2温度とするの
に合わせて風量を多くすれば、風量制御しない場合と比
較して温度を低くできる。よって、温度差をより顕著に
することができる。また、同温度差で比較した場合で
は、ヒータ出力が小さくて済むという言い方ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0031】図1は、本発明に係わる局部血行促進装置
を備えた便器装置の外観斜視図である。
【0032】便器装置1は、便器本体2と、貯水タンク
3と、洗浄・乾燥・暖房等の機能を備えた便座4と、便
蓋5、袖部6とからなる。
【0033】便座4の後部には、おしり洗浄及びビデ洗
浄のための局部洗浄用ノズル4a、洗浄用の温水を供給
するためのヒータや、局部乾燥用のヒータ及び送風ファ
ンを備えた温風乾燥ユニット4bなどが収容されてい
る。
【0034】袖部6の内部には制御手段としてのコント
ローラ6c、及び電源などが収容され、その上面には操
作・表示部6aが設けられ、ここに血行促進スイッチ、
通常乾燥スイッチ、温風動作表示器などの各種操作スイ
ッチ、状態表示ランプを配置している。なお、操作・表
示部6aは、図1のように、トイレ内に設置されたリモ
ート操作部7でもよい。その際、リモート操作部7から
の信号を袖部6の受信部6bで受け取るようにすればよ
い。
【0035】ここで、本発明の第1実施例である局部血
行促進装置を説明する。図2は、局部血行促進装置10
の空路を中心とする構成図である。
【0036】図2に示すように、この局部血行促進装置
10の空路は、モータ11aの駆動によりファン11b
を回転させる送風手段11から、空気加熱手段であるヒ
ータ12、制御手段13の一部である温度検知手段13
1、揺動手段であるルーバー14を介して局部に空気が
送られる。
【0037】制御手段13は、温度検知手段131の他
に、記憶手段132、計時手段であるタイマー133、
時間設定手段134、温冷温度設定手段135から構成
される。この制御手段13により、ヒータ12の出力が
制御され、局部へ送られる空気が温風温度(第1温度)
と冷風温度(第2温度)に交互繰り返しするようにでき
る。
【0038】使用者が時間設定手段134、温冷温度設
定手段135により、温度変化条件を設定して、その設
定値を記憶手段132に記憶させ、その記憶データに基
づき、タイマー133を制御しながら、ヒータ12の出
力を制御することができる。その際、温度検知手段13
1の検知温度により、ヒータ12の出力制御を併用する
ようにしてもよい。温度検知手段131により異常温度
が検知された場合は即座に運転を停止するという、安全
装置としての働きをすることもできる。温度検知手段の
例としては、サーミスタ、バイメタルなどが考えられ
る。また、室温より高温の空気は、空気加熱手段から局
部へ至る過程で下降するので、温度検知手段の位置にお
いては第2温度が体温より高くなってもよい。なお、上
記の例では、温度検知手段131をヒータ12とルーバ
ー14との間に配置したが、トイレ内雰囲気温度を検知
できる場所に設置するようにすれば、トイレ内雰囲気温
度に応じた温度変化条件とすることができる。
【0039】図3に、揺動手段であるルーバー14の詳
細図を示す。これは、吐出口付近のダクト141に上下
5枚の可動式ルーバー142を設けたものであり、モー
タユニット143の出力軸143aの正逆駆動により、
それぞれの可動式ルーバー142を同時に上下首振りさ
せる構成としたものである。
【0040】図4に、揺動手段の別の例を示す。ハウジ
ング15の先端に設けるダクト141は、温風の吹き出
し方向を上下に変えるため屈曲自在な蛇腹144によっ
てハウジング15側に連接する。ハウジング15の先端
部の側壁には、ダクト141を上下動作させるためのモ
ータユニット143を取り付ける。このモータユニット
143の出力軸先端には駆動歯車143bを取り付け、
ダクト141の側面方向に突き出されている。一方、ダ
クト141の側壁には、駆動歯車143bと噛み合う被
動歯車143cを設ける。そして、モータユニット14
3の出力軸の正逆回転によって、ダクト141を上下に
回動させる。
【0041】上記構成を有する本局部血行促進装置10
における、動作を説明する。まず、所定温度を継続する
通常乾燥モードについて述べる。使用者が便座4に座っ
て図5におけるリモート操作部7のおしり洗浄スイッチ
72またはビデ洗浄スイッチ73を押すと、局部洗浄用
ノズル4aがその洗浄位置まで伸出して洗浄水を局部に
向けて噴射される。局部洗浄後、停止スイッチ71を押
すと、噴射を止め、局部洗浄用ノズル4aが元の位置に
収納される。そして、この後に通常乾燥スイッチ74を
押すと、コントローラ6cによってファン11bのモー
タ11a及びヒータ12に通電され、ダクト141から
温風が噴射される。その際、温風温度は、所定温度を継
続するものであり、局部に付着した洗浄水を乾燥するこ
とができる。
【0042】次に、本実施例において特徴的な血行促進
モードにおける動作について図6を参照して説明する。
【0043】使用者が便座4に座った状態で、図5にお
けるリモート操作部7の血行促進スイッチ75を押す
と、コントローラ6cによって、ファン11bのモータ
11a、ヒータ12、ルーバー14のモータユニット1
43に通電され、ダクト141から温風(第1温度風)
と冷風(第2温度風)が交互に噴射される。このとき、
ヒータ12の出力制御によって、温風温度及び冷風温度
が調整される。温風温度は、リモート操作部7の風温設
定キー80により設定することができる。これは、通常
乾燥モードの温度設定と同温度としてもよいし、温風温
度は通常乾燥モードの温度設定より連動して自動的に数
℃高くなるようにしてもよい。一方、冷風温度は、ヒー
タ12の出力オフにより、自動的に決定される。その結
果、ダクト141から送風される空気の温度は、図6の
ように変化する。なお、冷風温度は、ヒータ出力をオフ
させるのではなく、ヒータ出力を第2温度となるように
制御(出力低減)してもよい。その場合、冷風温度も設
定できるようにしてもよいし、温風温度及び温度差(温
風温度と冷風温度との差)を設定できるようにしてもよ
い。
【0044】血行促進スイッチ75は、図5のように通
常乾燥スイッチ74と別々の構成としたが、2つのスイ
ッチを兼用としてもよい。その際、例えば、血行促進を
選択する場合は、スイッチを所定時間内における2回押
し、または数秒以上連続押しなどとすればよい。
【0045】血行促進スイッチ75を押す代わりに、使
用者が着座したことを検知して自動的に運転が開始され
るようにしてもよい。このとき排便前に血行促進を行う
ことになるので、肛門部筋肉を弛緩させることができ、
排便時のうっ血(イボ痔)や切れること(キレ痔)を防
止するという利点がある。もちろん、本発明は排便前に
限定されるものではなく、排便後であれば、肛門部のア
フターケアが可能で、正常な血行状態に整えることがで
きる。
【0046】上記の例では、温風時間(第1温度時間)
と冷風時間(第2温度時間)が略同一となるように設定
したが、リモート操作部7の温時間設定キー82及び冷
時間設定キー83により、温風時間と冷風時間は独立的
に設定することができる。よって、使用者の好みや症状
に応じて、設定することができる。
【0047】また、パターン選択キー81により、季節
またはトイレ内雰囲気温度に応じて予め記憶された温度
変化条件に基づいて、不快感なく血行促進を図ることが
できる。本実施例においては、暖風モード、中間モー
ド、涼風モードの3つのパターンが用意されている。暖
風モードは図7のように温風時間の方が長く、主に冬場
を対象としている。一方、涼風モードは図8のように冷
風時間の方が長く、夏場を主に対象としている。そし
て、中間モードは温風時間と冷風時間を略同一としたも
のである。
【0048】パターン選択キー81を押しながら、温時
間設定キー82または冷時間設定キー83を押すと、温
風時間と冷風時間は連動して設定することができる。例
えば、「暖風モード:温風時間は冷風時間より2秒長
い」とするように自動設定されている場合、暖風モード
を選択しながら、温時間設定キー82で温風時間を6秒
と設定すると、冷風時間は自動的に4秒となる。もし、
温時間設定キー82で2秒以下と設定すると、冷風時間
は必ず0秒(すなわち、温風温度が継続)とすればよ
い。一方、暖風モードを選択しながら、冷時間設定キー
83で冷風時間を2秒と設定すると、温風時間は、自動
的に4秒となる。逆に、「涼風モード:温風時間は冷風
時間より2秒短い」とすれば、暖風モードの場合の温風
温度と冷風温度を前述の逆にすればよい。このように、
極端に短い時間が設定された場合を除き、温時間と冷時
間を異なるようにすることができ、ひいては季節に合わ
せた温度変化条件とすることができる。上記の例では、
「一方より長いまたは短い」としたが、「一方の1/n
またはn倍(n:自然数)」としてもよい。
【0049】リモート操作部7の制限時間設定キー84
により、温風温度と冷風温度の交互繰り返しに基づく血
行促進の行為を自動的に終了させる時間を設定すること
ができる。制限時間設定キー84を押すごとに、制限時
間を1分単位で増減することができる。その設定した時
間を記憶手段132に記憶させ、タイマー133により
血行促進スイッチ75が押されてからの経過時間を計時
する。そして、設定した時間に達すると、自動的に終了
する。
【0050】なお、次回使用時の温度変化条件は、前回
と同条件としてもよいが、リセットしてデフォルト値に
しておいた方が、好ましい。この場合のリセットとして
は、停止スイッチ71を押した直後、停止スイッチ71
を押してからの所定時間経過後、着座解除後(離座)な
どが考えられる。
【0051】リモート操作部7のパーソナルキー86及
びバーソナル登録キー87により、複数の温度変化条件
を記憶させることができる。例えば、Aさんが設定した
温度変化条件となっている状態で、パーソナル登録キー
87を押しながら、パーソナルキー86のいずれか(こ
こでは、例として「2」とする)を押すと、その状態を
登録することができる。そして、次回使用時にパーソナ
ルキー86の「2」を押すと、以前登録した温度変化条
件とすることができる。以上のように、同装置を使用す
る、例えば家族の中で、使用者の好みや症状に合わせた
温度変化条件にすぐ設定できる。
【0052】次に、血行促進に好適な温度変化条件の変
形例について説明する。代表的な温度変化条件は、図6
〜図8に示したが、図9〜図17のような温度変化条件
とすると、さらなる血行促進効果または不快感低減効果
を得ることができる。
【0053】まず、図9のように、時間の経過とともに
温風温度を徐々に上昇させることができる。これは、開
始時、急に熱い空気が局部に当たって不快感を与えない
ようにするときに有効である。そして、血行促進効果の
高い温度に徐々に上昇させればよい。その際、冷風温度
は、図9のように温度差が一定となるように変化しても
よいが、図10のように温度差が徐々に広がるように変
化してもよい。また、冷風温度は所定温度を継続しても
よい。
【0054】次に、図11のように、時間の経過ととも
に温風温度を徐々に下降させることができる。これは、
局部に水分が付着しているとき、局部の水分が徐々に乾
いてきて、同空気温度では徐々に熱く感じてくるのを防
止するためである。また、冷風温度が開始から低いと大
変冷たく感じてしまう(特に冬場)ので、図12のよう
に、徐々に冷風温度を下降させることにより、局部も徐
々に慣れてきて十分な温冷効果を得るような温度差とす
ることができる。このとき、開始から一定時間は血行促
進というよりも慣れされることが目的なので、この時間
においては冷風温度が体温より高くてもよい。
【0055】なお、時間の経過とともに徐々に温度を変
化させるとき、開始から終了まで必ず温度を変化させる
必要はなく、図13のように開始から終了までの間に一
定期間があってもよい。この一定期間によって、本発明
の血行促進行為を一時的に休息(穏やかに)させて、血
管に無理な負荷がかからないようにすることができる。
【0056】また、図14のように長周期的に見ると、
徐々に上昇と徐々に下降が組み合わさってもよい。そし
て例えば、長周期を深呼吸のタイミングと合わせると、
リラックス効果も期待でき、血管に負荷が少ない状態で
血行促進効果を得ることができる。ただし、前述したよ
うに、急激に温度が高くなったり低くなったりすると血
管が追従できず、血行促進効果にむしろ悪い影響が出る
可能性があるので、徐々に上昇している期間(または徐
々に下降している期間)は10秒以上必要である。
【0057】血行促進に好適な温度変化条件として、図
15のように、温風時間と冷風時間の少なくとも一方が
一定でないようにすることができる。この温度変化によ
ると、時間変化(血管への刺激変化)によるマッサージ
効果も加わり、より血行促進を図ることができる。その
際、温風温度及び冷風温度は、一定または徐々に変化す
るものであり、血行促進行為の途中で各温度が急激に高
くなったり低くなったりするものは含まれない。このよ
うに、急激に高くなったり低くなったりすると、血管が
温度変化に追従できないので血管の拡張及び収縮を促進
させることができず、ひいては血行促進を図ることがで
きない。
【0058】また、図16のように、温風温度から冷風
温度への移行時間と、冷風温度から温風温度への移行時
間が異なるようにすることができる。この温度変化によ
ると、一方の温度変化を感じさせないようにすることに
より、不快感を与えないようにすることができる。これ
は、移行時間を短く(変化率を急に)すると、より温度
変化を顕著に感じ、逆に移行時間を長く(変化率をなだ
らかに)すると、その温度変化を感じさせないようにす
ることを利用したものである。
【0059】さらに、冬場は温風と冷風のうち、温風で
始まる方が好ましい。これは、冷風で始まると、不快感
を与えてしまうからである。同様の理由で、終了も温風
で終わる方が好ましい。冷風で終了すると、その冷感が
局部に残り、不快感を感じるためである。そして、それ
をもっと顕著とするために、図17に示すように、終了
の際は、温風時間を少し長めにすると、より好ましい。
一方、夏場は冬場のときと逆に、冷風で始まり冷風で終
わる方が好ましい。
【0060】次に、本発明の第2実施例である局部血行
促進装置を説明する。図18は、局部血行促進装置20
0の空路を中心とする構成図である。
【0061】図18に示すように、この局部血行促進装
置200の空路は、モータ11aの駆動によりファン1
1bを回転させる送風手段11から、空気加熱手段であ
るヒータ12、制御手段であるバイメタル201を介し
て局部に空気が送られる。
【0062】ヒータ12は、バイメタル201により、
出力を制御される。以下、この動作について、具体的に
説明することにする。バイメタル201は膨張係数の異
なる2種類の金属を一体に接合したものなので、バイメ
タル201近傍の空気温度が上昇していくと、異金属の
膨張係数の違いにより、図19に示すように、曲がって
いく。さらに温度上昇すると、接合部A201aに接地
し、このときヒータ12の通電をオフするようにする。
ヒータ12通電をオフすることにより、今後は逆に空気
温度が下降していき、バイメタル201の曲がり具合は
小さくなっていく。そして、直線状となって接合部B2
01bに接地し、このときヒータ12の通電をオンする
ようにする。この動きによる温度変化は例えば図7のよ
うになり、時間t1のときが接合部A201aに接地し
た瞬間、時間t2のときが接合部B201bに接地した
瞬間に相当する。このように、バイメタル201によ
り、局部に当たる空気温度を温風温度と冷風温度が交互
に繰り返すように制御することができる。接合部を2つ
で説明したが、接合部を1つにしてバイメタルの接地の
有無でヒータ12をオン/オフするようにしてもよい。
【0063】以上のように、第2実施例においては、温
風温度と冷風温度の切替をバイメタル201で制御する
ようにしたので、構成をシンプルとすることができ、複
雑な制御(記憶手段、計時手段など)を不要とすること
ができる。
【0064】次に、本発明の第3実施例である局部血行
促進装置300を説明する。図20は、制御手段にバル
ブ301を用いたときの空路を中心とする構成図であ
る。
【0065】図20に示すように、第3実施例では、局
部に向けられる空路が複数存在する。一方の空路は温風
温度、もう一方の空路は冷風温度の空路となっている。
温風温度の空路は、モータ11aの駆動によりファン1
1bを回転させる送風手段11から、空気加熱手段であ
るヒータ12を介して局部に空気が送られる。ヒータ1
2の出力は、温冷温度設定手段135により、決定され
る。一方、冷風温度の空路は、モータ11aの駆動によ
りファン11bを回転させる送風手段11から、バルブ
301を介して局部に空気が送られる。バルブ301の
開閉は、制御手段13により制御される。その制御手段
13は、記憶手段132、時間設定手段134、計時手
段であるタイマー133から構成される。
【0066】使用者が時間設定手段134により、温風
時間と冷風時間を設定し、その時間データを記憶手段1
32に記憶し、タイマー133を制御して、バルブ30
1の開閉制御を行う。バルブ301の開閉制御により、
冷風の量を可変することができ、ひいては局部に当たる
空気温度を温冷繰り返しとすることができる。
【0067】なお、バルブ301を冷風温度側に配置す
る例で説明したが、温風温度側に配置してもよいし、温
風温度側及び冷風温度側の両方に配置してもよい。ま
た、温風温度の空路と冷風温度の空路を合流させる位置
に流路切替弁を設けて、かつ局部へ吐出する空路を1つ
としてもよい。
【0068】第3実施例において、温風温度と冷風温度
は、加熱空気と非加熱空気との切替でもよいし、温風温
度及び/または冷風温度が加熱空気と非加熱空気のミキ
シングでもよい。
【0069】以上のように、第3実施例においては、バ
ルブの開閉制御で温風温度と冷風温度の切替制御を行う
ように構成したので、温風温度と冷風温度との切替の応
答性が良い。よって、温風時間及び冷風時間を極端に短
くすることができる。また、温風から冷風への移行時間
または冷風から温風への移行時間を極端に短くする(ま
たは移行時間をなくす)こともできる。よって、言い換
えれば、時間制御が容易な方法とも言える。
【0070】送風手段には、図20のように、風量制御
手段310を設けることができる。風量制御手段310
により、多様な温冷感を得ることができる。まず、ヒー
タ出力一定として、風量を多くすると冷たくなり、風量
を少なくすると温かくなる。よって、風量が多いときを
第2温度、風量が少ないときを第1温度となるようにす
れば、ヒータ12の出力が一定でも温冷切替とすること
が可能である。さらに、この温冷切替にヒータ12の出
力も制御する(風量が多いときにヒータ12出力低減:
第2温度、風量が少ないときにヒータ12出力増加:第
1温度)と、温風温度と冷風温度との温度差をより顕著
とすることができる。ただし、第1温度(体温より高
温)において同温度で比較したとき、風量の多い方が温
かい(局部への寄与エネルギーが大きい)ので、風量増
加率以上にヒータ12出力を増加させるような制御をす
れば、風量の多い方が温かく感じる。
【0071】図5に示すリモート操作部7の風量設定キ
ー85により、使用者が風量を設定できるようにすれ
ば、好み・症状に合わせた風量とすることができる。ま
た、この風量設定キー85を通常乾燥風量に連動するよ
うにすれば、風量設定キー85を通常用と血行促進用に
兼用できる。
【0072】さらに、局部までの距離を検知する手段を
設けると、より好ましい。これは、局部までの距離の違
いにより、風温が異なることを補正するためである。距
離が離れるにつれて、風温は低くなる。よって、予め標
準距離に対する風温・風量を決めておき、距離が近い場
合には温度低めとすればよい。このように、距離を検知
する手段により、体型・座り方の違いによる距離変化に
対応した血行促進を図ることができる。距離を検知する
手段としては、赤外線を使った測距センサ、超音波セン
サ、マイクロ波・ミリ波などの電波、画像センサ(局部
の大きさで判断)などが挙げられる。
【0073】なお、風量制御手段310は、バルブ制御
による第3実施例における図20に示したが、バルブ制
御に限ったものではなく、第1実施例や第2実施例に適
用しても問題ない。
【0074】制御手段の他の例として、局部の水分付着
量を検知する手段を設けることができる。水分量検知手
段例として、湿度センサ(局部近傍の方がより正確)、
画像センサ(反射率による画面色、温度による画面
色)、赤外線を投光させて反射率を検知、局部近傍の蒸
発量を検知、マイクロ波・ミリ波などの電波センサなど
が考えられる。水分付着量を検知することにより、水分
付着量に合わせた制御が可能となる。
【0075】なお、本発明の血行促進行為は、局部に水
分が付着している状態で行ってもよいが、より血行促進
効果を得るためには水分が付着していない方が好まし
い。なぜならば、局部に水分が付着していると、局部の
温度変化が激しいので温度管理が比較的困難となり、ま
たエネルギーが水分蒸発に使用されるので直接血管に働
くエネルギーが少なく、血行促進効果が低いためであ
る。よって、局部に水分が付着している場合は、体温よ
り高い温風で水分を蒸発(通常乾燥)させた後、血行促
進行為を行う方が望ましい。よって、水分量検知手段を
備えている場合では、通常乾燥から血行促進行為へ自動
的に行うこともできる。
【0076】皮膚の弱い人には、図21のようなミスト
発生装置320を設けるようにすると、より好ましい。
これは、極端に乾燥することを防ぐためである。乾燥し
すぎると、細胞組織を傷めて抵抗力が落ち、かゆくなっ
てしまう。通常、乾燥しすぎてPH6以上になると、か
ゆくなると言われる。次に、ミスト発生装置320の構
成を説明する。タンク321の底壁には多数の微細な水
滴を多量に発生するための圧電素子を主体とする超音波
加振器322が設けられる。水滴は温水の方が好ましい
ので、タンク321内の水を温めるヒータ323がタン
ク321に設けられている。この構成の他の例として、
吐出穴を微細として噴出することにより、ミストを発生
するような機構でもよい。
【0077】また、制御手段の他の例として、人体情報
入力手段または人体情報検知手段を設けることができ
る。ここでの人体情報とは、血圧値・心拍数・脈拍数・
血流値・肛門付近温度(体温)などのことである。標準
的な人に適した温度変化条件を予め決めておき、入力さ
れた人体情報または検知された人体情報に応じた温度変
化条件とすることができる。
【0078】例えば、図5におけるリモート操作部7の
人体情報入力キー79において、高血圧気味の方が血圧
値高め(血圧・高)を選択すると、標準的な条件と比較
して運転開始直後においては、「温風温度やや低め(低
すぎても悪いので好ましくは40〜50℃)、温風温度
と冷風温度との温度差を小さく」となるようにしてお
き、徐々に血行促進効果のある温度変化条件に変更する
と好ましい。逆に血圧値低め(血圧・低)を選択する
と、運転開始直後から血行促進効果のある温度変化条件
とすると、短時間で血行促進効果を得ることができる。
時間経過した後の温度変化条件は、全て(血圧・低〜
高)同じとなるように変更してもよいし、血圧値低めの
とき、「温風温度が最高、温風温度と冷風温度との温度
差が最大」となるようにしてもよい。人体情報検知手段
(血圧計)を設けた場合は、検知した血圧値に応じてこ
のような制御を行うことができる。
【0079】また、他の人体情報においては、上記の血
圧値高めと同様な制御を行う条件として、心拍数多め・
脈拍数多め・血流値低め・肛門付近温度低めなどが挙げ
られる。以上のような方法により、使用者の健康状態に
より正確に合わせることができる。人体情報の変化周期
に温冷切替が同期すると、より好ましい。
【0080】揺動手段の応用として、図22のように、
温風温度の空路と冷風温度の空路を切り替えるルーバー
330を設けることにより、温風と冷風は常に吐出して
いる構成とすることができる。このとき、局部から見る
と温冷交互に当たることになり、温冷切替のためのヒー
タ制御やバルブ制御が不要となる。
【0081】また、温度変化条件として、図23のよう
に第1温度と第2温度との間に第3温度が一時的に存在
してもよい。本発明における特徴は、比較的高温の第1
温度と比較的低温の第2温度が交互に繰り返されていれ
ばよいので、その間に異なる温度が一時的に存在しても
構わない。
【0082】全ての実施例において、ファンを含めた送
風手段で説明したが、図24のように輻射熱を利用した
赤外線ヒータ340を設けるような方法でもよい。この
場合、輻射熱により血管に熱が伝わりやすく、また局部
が乾きにくいという利点もある。なお、図24において
は、赤外線ヒータ340の様子が分かりやすいように、
便座4を上げた状態としているが、通常は座った状態で
血行促進を図るので便座4は下げた状態で行う。赤外線
ヒータ340としては、セラミックヒータ、ハロゲンヒ
ータ、石英ヒータなどが考えられる。
【0083】本発明における体温とは、一般的に体温計
で測定される体温と同義で、成人の平均体温は、36.
5℃前後と言われる。よって、この温度付近を境界とし
て、第1温度と第2温度を設定するべきである。しか
し、血行促進効果を得るために、血管の収縮及び拡張を
促進させるという観点から言えば、適切な温度がある。
第2温度を35℃として、第1温度との温度差と血行促
進効果との関係をモニタ調査した。その結果によると、 (1)温度差10℃未満…血行促進効果が極めて乏しい
のみならず、むしろ温度変化が使用者に不安感、不快感
を与え、人によっては故障したと感じることもある。 (2)温度差10℃〜20℃…ある程度時間は要するも
のの血行促進効果がある。 (3)温度差20℃〜30℃…血行促進効果に加えて、
温冷マッサージ効果も得られる。
【0084】ここで、65℃付近より熱いと不快と感じ
る人が多い。この不快と感じるということは、交感神経
が優位となり、リラックスできない状態であるので血行
促進行為においては無理な負荷が血管に働き、逆に悪影
響を与える可能性があり好ましくない。
【0085】そこで今度は、第1温度を65℃として、
第2温度をさらに下降させて同様のモニタ調査を行う
と、 (4)温度差30℃〜40℃…血行促進効果、温冷マッ
サージ効果に加えて、便意促進効果も得られる。 (5)温度差40℃超…比較的短時間の使用で上記各効
果が得られる。したがって、十分な時間をとれない人や
性格的に短気の人に向く。
【0086】ただし、第2温度が5℃より低くすると不
快と感じる人が多いので、前述同様の理由で悪影響を与
える可能性があり好ましくない。
【0087】一方、時間については、同様のモニタ調査
によると、第1温度と第2温度を合わせた1周期は、1
〜15秒程度が好ましい。1秒より短いと人間は温度変
化しているかどうか分からず、しかも血管の追従もかな
り困難となる。心拍動は、成人で1分間に60〜80回
といわれるが、この数字からも1秒より短くしても制御
が困難となるだけであまり意味がないことが分かる。心
拍動より長い周期の場合は、心拍動n周期分に相当する
ように温度変化すればよい。しかし、15秒より長い
と、長すぎてかえって不快感を与えてしまう。ただし、
移行時間の説明で述べたが、使用者に温度差を感じさせ
ないようにする場合は、この限りではなく、1周期が1
〜30秒程度になっても問題ない。
【0088】冷風温度はヒータの出力オフまたは出力低
減(温風温度と比較して)で説明したが、さらに冷却手
段も設けると好ましい。なぜならば、温風温度と冷風温
度との差をより顕著とすることができ、上記のような各
効果を得ることができるためである。また、同温度差の
場合、冷却手段を設けないときと比較してヒータの出力
が小さくてすむとも言える。
【0089】全ての実施例において、痔核に対する局部
の血行促進ということで述べたが、目的は血行促進する
ことなので、異なる対象部位、例えば女性膣部に当てる
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる局部血行促進装置を備えた便器
装置の外観斜視図。
【図2】本発明の第1実施例に係わる局部血行促進装置
における空路を中心とする構成図。
【図3】第1実施例に係わる可動式ルーバーにより風を
上下に揺動する構造とした概略図。
【図4】第1実施例に係わるハウジングの先端に上下に
揺動するダクトを備えた概略図。
【図5】第1実施例に係わるリモート操作部の説明図。
【図6】第1実施例に係わる時間と温度変化との代表的
関係を示す図。
【図7】第1実施例に係わる時間と温度変化において第
1温度時間が長い例を示す図。
【図8】第1実施例に係わる時間と温度変化において第
1温度時間が短い例を示す図。
【図9】第1実施例に係わる時間と温度変化において温
度が徐々に上昇する例を示す図。
【図10】第1実施例に係わる時間と温度変化において
温度が徐々に上昇する他の例を示す図。
【図11】第1実施例に係わる時間と温度変化において
温度が徐々に下降する例を示す図。
【図12】第1実施例に係わる時間と温度変化において
温度が徐々に下降する他の例を示す図。
【図13】第1実施例に係わる時間と温度変化において
一定温度区間を持ちながら温度が徐々に上昇する例を示
す図。
【図14】第1実施例に係わる時間と温度変化において
温度上昇と温度下降が組み合わさった例を示す図。
【図15】第1実施例に係わる時間と温度変化において
第1温度時間が一定でない例を示す図。
【図16】第1実施例に係わる時間と温度変化において
移行時間が異なる例を示す図。
【図17】第1実施例に係わる時間と温度変化において
第1温度で終了する例を示す図。
【図18】本発明の第2実施例に係わる局部血行促進装
置における空路を中心とする構成図。
【図19】第2実施例に係わるバイメタルで温度制御を
行う模式図。
【図20】本発明の第3実施例に係わる局部血行促進装
置における空路を中心とする構成図。
【図21】ミスト発生装置を備えた模式図。
【図22】温風と冷風が同時に吐出する揺動手段を備え
た模式図。
【図23】時間と温度変化において第3温度が存在する
例を示す図。
【図24】赤外線ヒータを備えた便器装置の概略斜視
図。
【図25】温度にゆらぎを持たせた従来例を示す図。
【符号の説明】
1…便器装置 2…便器本体 3…貯水タンク 4…便座 4a…局部洗浄用ノズル 4b…温風乾燥ユニット 5…便蓋 6…袖部 6a…操作・表示部 6b…受信部 6c…コントローラ 7…リモート操作部 10、200、300…局部血行促進装置 11…送風手段 11a…モータ 11b…ファン 12…ヒータ 13…制御手段 14…ルーバー 15…ハウジング 71…停止スイッチ 72…おしり洗浄スイッチ 73…ビデ洗浄スイッチ 74…通常乾燥スイッチ 75…血行促進スイッチ 76…水勢設定キー 77…水温設定キー 78…便座温度設定キー 79…人体情報入力キー 80…風温設定キー 81…パターン選択キー 82…温時間設定キー 83…冷時間設定キー 84…制限時間設定キー 85…風量設定キー 86…パーソナルキー 87…パーソナル登録キー 131…温度検知手段 132…記憶手段 133…タイマー 134…時間設定手段 135…温冷温度設定手段 141…ダクト 142…可動式ルーバー 143…モータユニット 143a…出力軸 143b…駆動歯車 143c…被動歯車 144…蛇腹 201…バイメタル 201a…接合部A 201b…接合部B 301…バルブ 310…風量制御手段 320…ミスト発生装置 311…タンク 322…超音波加振器 323…ヒータ 340…赤外線ヒータ 400…人体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 33/06 A61H 33/06 G E03D 9/08 E03D 9/08 L (72)発明者 藤本 英史 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 古田 祐一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JC15 JF04 JH02 JH03 JH06 JH13 KA12 KA15 KA21 4C094 AA08 AA09 BB15 BB17 BC12 CC09 DD02 EE12 EE14 EE17 EE20 FF02 FF15 FF16 GG01 GG08 4C099 AA03 CA17 EA02 GA23 GA30 JA01 LA27 PA01 PA06 PA07 TA03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部に当たる空気を加熱する空気加熱手
    段と、該空気を体温より高い第1温度と体温以下の第2
    温度に切り替え、かつ第1温度と第2温度に交互繰り返
    し切替するような温度変化条件を制御する制御手段を備
    えることを特徴とする局部血行促進装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、所定温度を継続する通
    常乾燥を設定する通常乾燥設定手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載の局部血行促進装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、前記温度変化条件を記憶す
    る記憶手段を備えることを特徴とする請求項1または2
    記載の局部血行促進装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、第1温度時間と第2温度時
    間を計る計時手段と、該持続時間を設定する時間設定手
    段を備えることを特徴とする請求項3記載の局部血行促
    進装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、第1温度と第2温度の交互
    繰り返しに基づく血行促進の行為を終了させる時間制限
    部を備えることを特徴とする請求項4記載の局部血行促
    進装置。
  6. 【請求項6】 温度変化条件は、時間の経過とともに第
    1温度及び/または第2温度が徐々に変化することを特
    徴とする請求項3ないし5いずれか記載の局部血行促進
    装置。
  7. 【請求項7】 温度変化条件は、第1温度時間及び/ま
    たは第2温度時間が、第1温度と第2温度の交互繰り返
    しに基づく血行促進の行為中一定でないことを特徴とす
    る請求項3ないし6いずれか記載の局部血行促進装置。
  8. 【請求項8】 温度変化条件は、第1温度時間と第2温
    度時間が異なることを特徴とする請求項1ないし7いず
    れか記載の局部血行促進装置。
  9. 【請求項9】 温度変化条件は、第1温度から第2温度
    への移行時間と、第2温度から第1温度への移行時間が
    異なることを特徴とする請求項1ないし8いずれか記載
    の局部血行促進装置。
  10. 【請求項10】 制御手段は、前記空気加熱手段で加熱
    された温度及び/またはトイレ内雰囲気温度を検知する
    温度検知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし
    9いずれか記載の局部血行促進装置。
  11. 【請求項11】 制御手段は、第1温度及び/または第
    2温度を設定する温冷温度設定手段を備えることを特徴
    とする請求項1ないし10いずれか記載の局部血行促進
    装置。
  12. 【請求項12】 第1温度及び/または第2温度は、前
    記通常乾燥設定手段により設定された温度に連動して制
    御されることを特徴とする請求項2ないし10いずれか
    記載の局部血行促進装置。
  13. 【請求項13】 空気加熱手段はヒータであり、制御手
    段は該ヒータの出力制御で温度変化条件を制御すること
    を特徴とする請求項1ないし12いずれか記載の局部血
    行促進装置。
  14. 【請求項14】 第1温度及び/または第2温度の空気
    を局部へ向けて送風する送風手段と、空気加熱手段を介
    する第1空気路と空気加熱手段を介さない第2空気路
    と、第1空気路及び/または第2空気路の開閉を制御す
    るバルブを備え、制御手段はバルブの開閉制御で温度変
    化条件を制御することを特徴とする請求項1ないし13
    いずれか記載の局部血行促進装置。
  15. 【請求項15】 第1温度及び第2温度の空気を局部へ
    向けて送風する送風手段と、該空気が局部へ当たる方向
    を変更する揺動手段を備えることを特徴とする請求項1
    ないし14いずれか記載の局部血行促進装置。
  16. 【請求項16】 前記送風手段の吐出口を複数備え、該
    吐出口から第1温度及び第2温度の空気が同時に吐出す
    ることを特徴とする請求項15記載の局部血行促進装
    置。
  17. 【請求項17】 制御手段は、局部に付着した水分量を
    検知する水分量検知手段を備えることを特徴とする請求
    項1ないし16いずれか記載の局部血行促進装置。
  18. 【請求項18】 制御手段は、複数の温度変化条件を登
    録できる複数個のスイッチを備えることを特徴とする請
    求項3ないし17いずれか記載の局部血行促進装置。
  19. 【請求項19】 第1温度及び/または第2温度の空気
    を局部へ向けて送風する送風手段と、該送風手段の風量
    を制御する風量制御手段を備えることを特徴とする請求
    項1ないし18いずれか記載の局部血行促進装置。
  20. 【請求項20】 風量制御手段は、第1温度と第2温度
    の切替に連動して制御することを特徴とする請求項19
    記載の局部血行促進装置。
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Cited By (7)

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