JP4599690B2 - 人体洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばシャワーや温水洗浄便座等の特に人体の洗浄を行う人体洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の人体洗浄装置としては、例えば、特開平5−33377号公報に記載されるようなものがあった。図11は洗浄水の供給系を示す概略図である。図11において、1はポンプで、ポンプ1の上流側には給水配管2が接続され、下流側には空気混入部3が接続されている。空気混入部3にはコンプレッサー5が接続されており、内部にセラミックを素材とした円筒状の吸引ヘッド4が設けてある。また、空気混入部3の下流側には熱交換器6およびノズル装置7が設けてある。この構成により、給水配管から供給された洗浄水はポンプ1によって加圧され空気混入部3へと至る。ポンプ1は加圧の強さを可変することにより流量調節も行なう。空気混入部3ではコンプレッサー5から供給された空気が、吸引ヘッド4により微細化されて洗浄水中に流入する。さらに空気混入部3を経た洗浄水は熱交換器6へと至り、ここで適温にまで加熱された後、ノズル装置7より噴出される。このことにより、ノズル装置7から噴出される洗浄水は気泡を含み、やわらかな体感が得られるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、空気の混入を熱交換器よりも上流で行っており、空気が洗浄水中に混入されるため、洗浄水と空気の気液2層流が熱交換器を介してノズル装置に供給される構成となる。そのため、洗浄水中には混入当初細かな気泡が含まれるが、その一部は流路内において複数の気泡が一体となり、また流路の様々な凹凸により再度微細化されたりという現象を繰り返し、結果的に径の大きな気泡や微細な気泡が洗浄水中に不規則に入り乱れてノズル装置7に至る。その結果、熱交換器及びノズル装置に供給する流路内における圧力損失と気泡の拡大縮小の繰り返しによりエネルギーの損失を行なうこととなる。
【0004】
そのため、大量の気泡を混入することによる節水効果はもとより、節電のために瞬間型の熱交換器を採用すると、特に水温の低下する厳寒期にはその沸かし上げ能力の不足が生じることで洗浄水量が不足し、洗浄力、洗浄水の体感強さに不満がでるなどの不具合点があった。
【0005】
また、加圧による流量調節を行なうポンプ1及び空気混入部3と、ノズル装置7の間に熱交換器6が配されている。洗浄ブロックとしてノズル装置及び流量調節機構・空気混入部を一体に配置する為には熱交換器も一体に配することが必要であった。そのため、洗浄ブロックは非常に大きな物となり、コンパクトな構成とならない洗浄装置となり使い勝手の悪い物となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、水源から供給される洗浄水を加熱する加熱手段と、
前記洗浄水の流量を計測する流量センサーと、
前記洗浄水に気体を強制的に供給する気体供給手段と、
前記気体供給手段により得られた前記気体を複数の洗浄水通路に切換える気体切換手段と、
供給される前記洗浄水を複数の洗浄水路に切換える水路切換手段と、
前記気体切換手段により切換えられた前記気体と前記水路切換手段により切換られた前記洗浄水を混合する気液混合手段と、
前記気液混入手段と接続される洗浄水噴出手段と、
前記加熱手段と前記気体供給手段と前記気体切換手段と前記水路切換手段と前記気液混合手段と前記洗浄水噴出手段の内少なくとも一つの制御を行う制御器を備え、
前記制御器は、前記流量センサーの信号から前記洗浄水の流量を検出しながら、前記洗浄水の流量と同時に前記気体の量を制御し、前記洗浄水量と前記気体量とが同時に増減するように変化させ
前記水源から供給される給水圧力が低く、設定流量に到達しきれない事態が生じると、前記気体供給手段を制御して気体の混入量を可変し、
前記水源から供給される給水温度が低下し、供給できる温水温度が設定値に到達しない場合が生じると、前記水路切換手段の連通開度を調節し、温水温度が設定値まで上昇可能な流量にまで洗浄水を絞るものである。
【0007】
上記発明によれば、同一流量における連続流の場合と比較して使用者の体感する洗浄強さおよび汚れに対する洗浄力が大幅に向上するため、使用する水量を大幅に低減しても洗浄体感および洗浄力に優れた洗浄が実現可能で、大きな節水効果が得られる。また、制御器は、流量センサーの信号から洗浄水の流量を検出しながら、洗浄水の流量と同時に気体の量を制御し、洗浄水量と気体量とが同時に増減するように変化させる構成とすることにより使用者の体感強さを大きく変えることが可能で、好みに応じた洗浄が実現できる。
【0008】
この場合、制御器は、水源から供給される給水圧力が低く、設定流量に到達しきれない事態が生じると、前記気体供給手段を制御して気体の混入量を可変し、前記水源から供給される給水温度が低下し、供給できる温水温度が設定値に到達しない場合が生じると、前記水路切換手段の連通開度を調節し、温水温度が設定値まで上昇可能な流量にまで洗浄水を絞る構成により、給水圧力が低下したり、給水温度が低下する事態が生じても快適性に優れた人体洗浄装置を実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる人体洗浄装置は、水源から供給される洗浄水を加熱する加熱手段と、
前記洗浄水の流量を計測する流量センサーと、
前記洗浄水に気体を強制的に供給する気体供給手段と、
前記気体供給手段により得られた前記気体を複数の洗浄水通路に切換える気体切換手段と、
供給される前記洗浄水を複数の洗浄水路に切換える水路切換手段と、
前記気体切換手段により切換えられた前記気体と前記水路切換手段により切換られた前記洗浄水を混合する気液混合手段と、
前記気液混入手段と接続される洗浄水噴出手段と、
前記加熱手段と前記気体供給手段と前記気体切換手段と前記水路切換手段と前記気液混合手段と前記洗浄水噴出手段の内少なくとも一つの制御を行う制御器を備え、
前記制御器は、前記流量センサーの信号から前記洗浄水の流量を検出しながら、前記洗浄水の流量と同時に前記気体の量を制御し、前記洗浄水量と前記気体量とが同時に増減するように変化させ、前記水源から供給される給水圧力が低く、設定流量に到達しきれない事態が生じると、前記気体供給手段を制御して気体の混入量を可変し、前記水源から供給される給水温度が低下し、供給できる温水温度が設定値に到達しない場合が生じると、前記水路切換手段の連通開度を調節し、温水温度が設定値まで上昇可能な流量にまで洗浄水を絞る構成としたものである。
【0010】
そして、制御器は、流量センサーの信号から洗浄水の流量を検出しながら、洗浄水の流量と同時に気体の量を制御し、洗浄水量と気体量とが同時に増減するように変化させる構成とすることにより使用者の体感強さを大きく変えることが可能で、好みに応じた快適な人体洗浄が実現できる。この場合、制御器は、水源から供給される給水圧力が低く、設定流量に到達しきれない事態が生じると、前記気体供給手段を制御して気体の混入量を可変し、前記水源から供給される給水温度が低下し、供給できる温水温度が設定値に到達しない場合が生じると、前記水路切換手段の連通開度を調節し、温水温度が設定値まで上昇可能な流量にまで洗浄水を絞る構成により、給水圧力が低下したり、給水温度が低下する事態が生じても快適性に優れた人体洗浄装置を実現することができる。
【0011】
本発明の請求項2にかかる人体洗浄装置は、請求項1に記載の人体洗浄装置の構成に加え、気体切換手段と水路切換手段と気液混合手段を一体に構成したものである。
【0012】
そして、気体切換手段と水路切換手段と気液混合手段が一体のブロック構成となっている為、コンパクトで使い勝手の優れた人体洗浄装置が実現できる。
【0013】
本発明の請求項3にかかる人体洗浄装置は、請求項1または2に記載の人体洗浄装置の構成において、気液混合手段は、水路切換手段によって複数水路に切換られた洗浄水と、気体切換手段により複数の気路に切換えられた気体を混合できうる位置に水路切換手段と気体切換手段を挟み込むように配する構成としたものである。
【0014】
そして、使用者の好みにあった洗浄モードを複数設定可能となり、複数の洗浄モードの中から使用者が必要に応じて洗浄モードを選択し、好みにあった洗浄モードの選択が実現できる。また、気液混合手段により水路切換手段と気体切換手段を一体に挟み込む構成とすることで、接続用のパーツが不要となると同時にパーツ削減によりコンパクト化が実現できる。
【0015】
本発明の請求項4にかかる人体洗浄装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の人体洗浄装置の構成に加え、水路切換手段により切換えられた洗浄水が気体供給手段及び空気切換手段側に逆流しないようにする逆止機能を有する構成としたものである。
【0016】
そして、逆止機能を有することで気体を混入しない場合でも気体切換手段及び気体供給手段への逆流が防止できるとともに、気体を混入しない洗浄水のみの柔らかい洗浄を使用者に提供する洗浄を実現することができる。
【0017】
本発明の請求項5にかかる人体洗浄装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の人体洗浄装置の構成に加え、加熱手段を水源から供給される洗浄水を必要時にのみ連続して昇温可能な瞬間型としたものである。
【0018】
そして、加熱手段を瞬間型としたので、温水を保温貯溜する方式に比べ、待機電力のロスがなくなり大幅な省エネがはかれるとともに、連続使用時や快適な洗浄を長時間使いたいという使用者の場合にも湯切れの心配がなく、使い勝手のよい人体洗浄装置が実現できる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1〜図10を参照しながら説明する。
【0020】
図1は本発明の実施例における人体洗浄装置の外観図である。図1において、人体洗浄装置としての温水洗浄便座は便器8上に設置され、温水洗浄便座本体9、便蓋10、使用者が座るための便座11等から構成されており、また水道から洗浄水の供給を受けるための給水配管(図示せず)および壁面のコンセントから電源供給を受けるための電気ケーブル12を備えている。また、温水洗浄便座内部には使用者が肛門の洗浄を行うためのおしり洗浄機能、小用後の女性局部を洗浄するビデ洗浄機能、洗浄後の人体局部を乾燥するための乾燥機能、寒冷時にトイレ空間を暖房する部屋暖房機能等を備えており、各々の操作は壁面に取り付けたリモートコントローラ13(以下、リモコンと略す)及び温水洗浄便座本体袖部スイッチ14によってなされる。また、便座11には使用者の存在を検知する検知手段としての着座スイッチ15が備えてある。なお、この着座スイッチ15は、本実施例では便座11の下向きの変位を検知する機械的なスイッチを便座11のヒンジ部に設け、使用者が便座11に座って装置を使用としている状態もしくは便11座から立ち上がり、装置の使用を終了したことを検知可能な構成としたが、方式としては便座11の静電容量を検知する方式や、さらには赤外線や超音波等を用いて使用者の便座11への着座を検知する、もしくはトイレルームに入室、退室したことを検知する方式、さらには、トイレの照明に連動して使用者の存在を検知する方式等でも検知手段としての応用が可能である。
【0021】
次に図2はリモコン13の外観を示すものである。図2においてリモコン13には使用者が洗浄の開始を入力可能なおしりスイッチ16、第2のおしりスイッチ17、女性が小用後や生理時に主に用いるビデスイッチ18、洗浄の停止を入力する停止スイッチ19、さらには乾燥機能や脱臭機能の入り切りを行う乾燥スイッチ20や脱臭スイッチ21、また、それぞれの機能のレベルあわせを行うためのレベルスイッチ22等を設けてある。そして使用者が行う操作信号は赤外線信号によって温水洗浄便座本体へと送られ、無線で本体の操作が可能な構成となっている。
【0022】
図3は本実施例における人体洗浄装置の水回路を表すブロック図である。図3において、まず、水源である水道配管23からの分岐流れを温水洗浄便座本体9内へと接続する接続管24は、給水管25に接続される。この給水管25には流量調節手段としての電磁弁26および減圧弁27、圧力過昇による水回路の破損を防止するリリーフ弁28等の様々な機能部品が設けてあり、さらに入水温度を検知する入水サーミスタ29および洗浄水の流量を計測する流量センサー30を経て、加熱手段としての熱交換器31へと接続される。
【0023】
熱交換器31は板状のセラミックヒータ32とその両面に設けた蛇行する加熱流路33から構成されており、熱交入口34に供給された常温の洗浄水は、この蛇行する加熱流路33を流れながらセラミックヒータ32から熱を受け取り、熱交出口35に至るまでの間に適温に加熱される仕組みである。そのため、必要に応じて適温の温水を供給可能で、使用時に備えて温水を保温貯溜しておく必要性がないため、非常に省エネ性に優れ、また連続して加熱可能であるため、長時間の使用や複数の使用者による連続使用の際にも湯切れの心配がなく、非常に使い勝手のよい温水供給手段となっている。
【0024】
なお本実施例においては、ヒータは熱密度に優れた板状のセラミックヒータを用いたが、シーズヒータやマイカヒータ、さらには燃焼の熱を利用するなど様々な応用が考えられることは言うまでもない。また、熱交出口35の近傍には温水サーミスタ36が設けてあり、熱交換器31によって加熱された洗浄水の温度を検出する。
【0025】
熱交換器31の下流には温水管37を介して水路切換手段としての水路切換弁38が接続されており、この水路切換弁38は先述の温水管37が接続される入口流路39と第1出口流路40、第2出口流路41、第3出口流路42がモータ43によって選択的に連通される構成となっている。なお、本実施例で用いた水路切換弁38は入口流路39と第1出口流路40、第2出口流路41、第3出口流路42の連通面積を可変することで水路の切換に加え、選択された流路に流れる洗浄水の流量も可変可能な流量調節手段としての役割も果たす。
【0026】
この水路切換手段38の下流側においては、第1出口流路40に温水管の一部をなすおしりホース44および洗浄水噴出手段としてのおしりノズル45が、第2出口流路41に同じく温水管の一部をなすビデホース46および洗浄水噴出手段としてのビデノズル47が、第3出口流路42にクリーニングホース48およびクリーニングノズル49が各々接続されている。また、おしりノズル45の先端部には噴出流路としてのおしり噴出流路50が、ビデノズル47の先端部には同じく噴出流路としてのビデ噴出流路51が備えてある。なお、おしり噴出流路50およびビデ噴出流路51は、使用時に人体の被洗浄部、つまり肛門もしくは女性の局部に向けて洗浄水を噴出する構成となっているが、クリーニングノズル49は便器ボウル表面に水を散布する構成となっており、人体にはそこから噴出される洗浄水がかからないよう位置および向きが決められている。また、おしりノズル45およびビデノズル47には各々下面にラック(図示せず)が形成してあり、ノズル駆動モータ52に設けたピニオンギアと噛み合うことで待機時と使用時の噴出流路位置の可変が可能な構成となっている。さらにおしりノズル45およびビデノズル47が待機状態(収納状態)にある時にはおしり噴出流路50およびビデ噴出流路51はカバー(図示せず)が覆い被さる構成となっており、待機状態では仮に洗浄水が噴出しても、人体にかかることはない。
【0027】
また、おしりホース44、ビデホース46の上流側においては、おしりホース44を接続する気液混合手段である第1の気液混合器53、ビデホース46を接続する第2の気液混合器54が接続されている。これらの第1、第2の気液混合器53、54はソレノイド式の三方弁である気体切換手段55と水路切換手段38の両方に接続され、さらにこの気体切換手段55上流側には気体供給手段としてのエアポンプ56がエアホース57を介して接続してある。このエアポンプ56から供給される気体は気体切換手段55によって気路が決定された後、第1の気液混合器53もしくは第2の気液混合器54へと供給され、そこを流れる温水中に強制的に混入されるが、その途中には気体の供給方向に圧力がかかった場合にのみ開成する逆止弁58を設けてある。
【0028】
なお、本実施例では、気体流路切換の信頼性を向上させるため、気体切換手段55はソレノイド式の電磁三方弁を用いているが、水圧を利用して流路を切り換えるいわゆるシャトル弁のような構成も容易に考えられる。さらにまた、逆止弁58はゴム製のいわゆるダックビルと呼ばれる部材を用い、万が一、エアポンプ56の不具合やおしりホース44もしくはビデホース46における圧力の過昇等が生じた場合にも、気体切換手段55もしくはエアポンプ56に洗浄水が流入することを防止し、その信頼性を向上させている。しかしながら、逆止の機能を有するものであれば、アンブレラ弁やスプリングを用いた一般的な逆止弁でも応用が可能である。
【0029】
また、制御器59は入水サーミスタ29、流量センサー30、温水サーミスタ36、さらにはトイレルームの温度を検知する気温検知手段である気温サーミスタ60等からの信号を取込み、また内部に備えた計時回路61等を用いて様々な演算を行い、電磁弁26、セラミックヒータ32、水路切換手段38、エアポンプ56、ノズル駆動モータ52等を電気的な信号によって制御する。さらに、制御器59はリモコン13と赤外線を利用して信号のやり取りを行っており、使用者からの指示はリモコン13に設けた複数の入力スイッチ及び温水洗浄便座本体袖部スイッチ14によってなされる。
【0030】
次に図4〜図9を用いて水路切換手段38・気体切換手段55・気液混合手段・洗浄水噴出手段について詳述する。水路切換手段38はハウジング62とハウジング62内に回転可能に挿入された弁体63および弁体63を回転駆動するモータ43によって構成される。まず、ハウジング62には入口流路39、第1出口流路40、第2出口流路41、第3出口流路42が構成してあり、第1出口流路40と第2出口流路41は対向して位置するとともに、第3出口流路42は、前記2つの出口流路とは異なる断面位置に設けてある。次に弁体63であるが、ハウジング62に挿入した際に入口流路39に常時連通する形で弁内部流路64が設けてあり、また、この内部流路64から分岐して第1の弁体出口65、第2の弁体出口66が構成されている。この第1の弁体出口65はハウジング62の第1出口流路40および第2出口流路41に、また第2の弁体出口66はハウジング62の第3出口流路42に対応して位置が決められており、弁体63の回転角度によって、入口流路39と第1出口流路40、第2出口流路41、第3出口流路42の連通度合いを可変できる構成となっている。なお、それぞれの流路に対して内部リークの防止、もしくは外部漏れを防止するためにシール部材としてOリング67を備えてあるが、これはモータの負荷を軽減するためにはXリングやVパッキンなどの特殊Oリングを用いると効果的である。さらにモータ43であるが、ここではオープン制御でも精度よく位置決めのできる減速ギア内蔵型のステッピングモータを採用し、その出力軸を弁体63に挿入する形で取り付けてある。なお、モータ43の原点位置はストッパ68を弁体63に設け、ハウジング62に当ててステッピングモータ特有の脱調動作を利用して位置決めを行う。本実施例ではモータ43としてステッピングモータを採用したが、位置決めの精度さえ確保できれば、ブラシタイプの汎用DCモータ等の利用も可能であるし、回転型のソレノイド等、様々なアクチュエータの応用が考えられることは言うまでもない。さらにまた、本実施例では回転型の流路切換弁を用いたが、直動型やダイヤフラムを用いたもの、さらには円盤タイプの弁体で複数流路の切換えを行うものなども容易に応用可能である。
【0031】
また、気体切換手段55は、ケース78、プランジャー(図示せず)、プランジャー受け(図示せず)等で構成される。入口気路69、第1出口気路70、第2出口気路71が構成してあり、第1出口気路70と第2出口気路71は対向して位置するとともに、入口流路69から入ってきた気体はプランジャーを切換えることで第1出口気路70、第2出口気路71に切換える構成である。
【0032】
また、気液混入手段は第1気液混合器53と第2気液混合器54と第1気液混合器53、第2気液混合器54各々の内部に挿入された逆止弁58から構成されている。第1気液混合器53と第2気液混入器54は水路切換手段38・気体切換手段55を挟み込むように配置されており、気液切換ブロックとして一体に構成されている。また、洗浄噴出手段である、おしりノズル45およびビデノズル47には各々下面にラック(図示せず)が形成してあり、ノズル駆動モータ52に設けたピニオンギアと噛み合うことで待機時と使用時の噴出流路位置の可変が可能な構成となっている。また、洗浄噴出手段と気液切換ブロックも洗浄ユニットとして一体に構成されている。
【0033】
また、洗浄水噴出手段の一つであるおしりノズル45について詳述する。図9はおしりノズル45の断面図を示すものである。おしりノズル45は内部に内部流路72を形成してあり、内部流路72の一端はおしりホース44が接続される接続部73に連通する構成としてある。また、反対側の一端は内部流路72が洗浄噴流の進行方向が適切となるよう大きく湾曲し、おしり噴出流路50へと接続される。
【0034】
次に図10を用いてエアポンプ56について説明する。図10はエアポンプ56の断面構成図を示すものである。ここで用いたエアポンプ56は一般的にローリング式とよばれるもので、駆動手段としてポンプモータ74を備え、このポンプモータ74の回転運動を、傾斜ピン75を用いた一種のクランク機構によって往復運動に変換し、ゴム製のダイヤフラム76、77を交互に押すことで空気を圧送する構成としている。なお、図示していないが、当然のことながらポンプであるので吸引口、吐出口には逆止弁が構成されており、気体は一定方向に送り出される。
【0035】
以上のように構成された人体洗浄装置について、以下その作用、動作を説明する。まず、使用者がトイレに入室し、便座11に座ると、着座スイッチ15によって使用者の存在が検知される。この検知信号に基づいて制御器59は水路切換弁38を駆動し、温水管37とクリーニングホース48を連通せしめた後、電磁弁26を開成し、流量センサー30からの信号により流水が確認されると即座にセラミックヒータ32への通電を開始する。ここで給水管25から供給される洗浄水は温水となってクリーニングノズル49から噴出される。これは冷え切った流路を加熱するための動作であり、特に厳寒期には洗浄水の噴出を早めるために非常に有効である。また、便器に大便が付着することを防止する意味においても、使用者が用便をする前に便器表面を濡らすのは非常に効果的である。
【0036】
次に、使用者が用便後、リモコン13に設けたおしりスイッチ15を押すと、制御器59は、電磁弁25を開成すると同時に水路切換弁38を駆動し、温水管37とクリーニングホース48及びおしりノズルホース44連通せしめた後、流量センサー30からの信号により流水が確認されるとともにセラミックヒータ32への通電を開始する。その後、ノズル駆動モータ52を駆動し、おしりノズル45を待機位置から使用位置へと突出させる。そして、熱交換器31で加熱される洗浄水の温度が所定値(約35℃)に達したことが温水サーミスタ36からの信号で検知されると、水路切換弁38を駆動し、温水管37とおしりホース44を連通せしめる。この状態で温水はおしり噴出流路50から噴出され、人体被洗浄部の洗浄を開始する。ここでさらに、洗浄水の流量が所定流量に達すると、気体切換手段55はエアポンプ56とおしりホース44の流路を開成し、またエアポンプ56は空気の供給を開始する。空気の供給が始まると、逆止弁59を通過して洗浄水とほぼ等量の空気が供給されるため、おしり噴出流路50からは空気が混入された洗浄水が勢いよく噴出され、体感、洗浄力ともに好適な洗浄が行われる。
【0037】
本実施例では、流路切換弁38の下流側に第1の気体混入器53、第2の気体混入器54を設け、空気が混入されたあとの気液二相流が水路切換弁38の内部を通過しない構成としてある。これは、気液二相流が管路を流れる際にその圧力損失が非常に大きくなることに対する解決策であり、無駄な圧力損失上昇による機器の複雑化、大型化を防止するものである。
【0038】
なお、洗浄水の噴出中も制御器59は、リモコン13で入力される信号や、入水サーミスタ29、流量センサー30、温水サーミスタ36等の信号を常に監視し、セラミックヒータ32への通電量や水路切換弁38の開度、さらにはエアポンプ56に備えたポンプモータ74の回転数等を制御している。例えば、使用者がレベルスイッチ22を操作し、洗浄の強さレベルを上げた場合、制御器59は流量センサー30の信号から流量を検出しながら、洗浄水の流量が所定量になるよう水路切換弁38の開度を大きくしていくが、それと同時にエアポンプ56のポンプモータ74の回転数を制御する。逆に洗浄の強さレベルを下げる操作がなされた場合には、制御器59は洗浄水の流量を減らすとともに、エアポンプ56の供給する気体量を減少させる。このように洗浄水量と気体量を同時に変化させることで、使用者の体感強さを大きく変えることが可能で、好みに応じた洗浄が実現できる。
【0039】
また、例えば水道配管23の給水圧力が極端に低く、設定流量に到達しきれないといった事態が生じると、それに応じてエアポンプ56を制御し、気体の混入量を最適な状態へと可変する。また、厳寒期に給水温度が極端に低下し、供給できる温水温度が設定値に到達しない場合には、水路切換弁38の連通開度を調節し、温水温度が設定値まで上昇可能な流量にまで洗浄水を絞る。
【0040】
次に、使用者が洗浄を終え、リモコン13に設けた停止スイッチ19を押すと、制御器59は電磁弁26を閉止せしめた後、水路切換弁38を駆動し、温水管37とクリーニングホース48を連通せしめるとともに、ノズル駆動モータ52を駆動し、おしりノズル45を使用位置から待機位置へと収納する。この状態で脱座された後所定時間経過後、制御器59は気体切換手段55を制御し、先ほど使用したおしりホース44側の流路を開成せしめるとともに、エアポンプ56を再度駆動し、おしりホース44およびおしりノズル45内部に残っている洗浄水を排出せしめる。また、ビデノズル47においても同様に行う。この動作により、次に使用される際に流路内の冷水が排出された状態で洗浄が開始されるため、不快な冷水の噴出を大幅に低減することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、請求項1〜5に記載の発明によれば、ブロックとして一体構成にすることで使い勝手の良いコンパクトな人体洗浄装置が実現できると共に、少量の洗浄水でも十分な体感強さ、洗浄力が得られ、節水性、省エネ性、快適性に優れた人体洗浄装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における人体洗浄装置の外観図
【図2】 本発明の実施例におけるリモコンの外観図
【図3】 本発明の実施例における水回路を表すブロック図
【図4】 本発明の実施例における洗浄ユニットを示す側面図
【図5】 本発明の実施例における気液切換ブロック側面図
【図6】 本発明の実施例における気液切換ブロック上面図
【図7】 本発明の実施例における図5のA−A断面図
【図8】 本発明の実施例における図6のB−B断面図
【図9】 本発明の実施例におけるおしりノズルを示す断面図
【図10】 本発明の実施例におけるエアポンプを示す断面図
【図11】 従来の人体洗浄装置の水回路を表すブロック図
【符号の説明】
23 水道配管(水源)
31 熱交換器(加熱手段)
38 水路切換弁(水路切換手段)
44 おしりホース(温水管)
45 おしりノズル(洗浄水噴出手段)
46 ビデホース(温水管)
47 ビデノズル(洗浄水噴出手段)
53 第1気液混合器(気液混合手段)
54 第2気液混合器(気液混合手段)
55 気体切換弁(気体切換手段)
56 エアポンプ(気体供給手段)
67 制御器

Claims (5)

  1. 水源から供給される洗浄水を加熱する加熱手段と、
    前記洗浄水の流量を計測する流量センサーと、
    前記洗浄水に気体を強制的に供給する気体供給手段と、
    前記気体供給手段により得られた前記気体を複数の洗浄水通路に切換える気体切換手段と、
    供給される前記洗浄水を複数の洗浄水路に切換える水路切換手段と、
    前記気体切換手段により切換えられた前記気体と前記水路切換手段により切換られた前記洗浄水を混合する気液混合手段と、
    前記気液混入手段と接続される洗浄水噴出手段と、
    前記加熱手段と前記気体供給手段と前記気体切換手段と前記水路切換手段と前記気液混合手段と前記洗浄水噴出手段の内少なくとも一つの制御を行う制御器を備え、
    前記制御器は、前記流量センサーの信号から前記洗浄水の流量を検出しながら、前記洗浄水の流量と同時に前記気体の量を制御し、前記洗浄水量と前記気体量とが同時に増減するように変化させ
    前記水源から供給される給水圧力が低く、設定流量に到達しきれない事態が生じると、前記気体供給手段を制御して気体の混入量を可変し、
    前記水源から供給される給水温度が低下し、供給できる温水温度が設定値に到達しない場合が生じると、前記水路切換手段の連通開度を調節し、温水温度が設定値まで上昇可能な流量にまで洗浄水を絞る人体洗浄装置。
  2. 前記気体切換手段と前記水路切換手段と前記気液混合手段を一体に構成した請求項1に記載の人体洗浄装置。
  3. 前記気液混合手段は前記水路切換手段と前記気体切換手段を挟み込むように配した請求項1または2に記載の人体洗浄装置。
  4. 前記水路切換手段により切換えられた前記洗浄水が前記気体供給手段及び前記気体切換手段側に逆流しないようにする逆止機能を有した請求項1〜3のいずれか1項記載の人体洗浄装置。
  5. 前記加熱手段は、水源から供給される前記洗浄水を必要時にのみ連続して昇温可能な瞬間型とした請求項1〜4のいずれか1項記載の人体洗浄装置。
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