JP3446232B2 - 自動車の緊急通報装置 - Google Patents

自動車の緊急通報装置

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JP3446232B2
JP3446232B2 JP06012093A JP6012093A JP3446232B2 JP 3446232 B2 JP3446232 B2 JP 3446232B2 JP 06012093 A JP06012093 A JP 06012093A JP 6012093 A JP6012093 A JP 6012093A JP 3446232 B2 JP3446232 B2 JP 3446232B2
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浩史 才野瀬
健治 久保田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本願発明は、自動車の緊急通報装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】最近では、例えば衝突センサ等を備え、
自動車の事故が発生した時に自動的に連絡又は救済通報
を発する緊急通報システムが提案されるようになってい
る(例えば実公昭63−24541号公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、現在提案され
ている緊急通報装置は、あくまでも事故発生の事実を通
報するだけのものにすぎず、具体的な事故の状況、例え
ばドアの開放が不能で乗員が脱出できないということな
どは通報することができない問題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、上記の問題を解決することを目的としてなされた
もので、次のように構成されている。 【0005】(1) 請求項1記載の発明の構成 該発明の自動車の緊急通報装置は、車両事故の発生を自
動通報する緊急通報システムを備えてなる自動車におい
て、事故発生後に車速が0になった時又はこれに相当す
る所定時間が経過したときのいずれかの時点で、ドアを
開放可能にする電動式のドアロック作動手段と、前記ド
アロック作動手段によるドアの開放が不能な場合にドア
開不能と判定するドア開状態判定手段と、該ドア開状態
判定手段によりドア開不能であると判定された時には上
記緊急通報システムの通報情報中にドア開不能情報を含
める情報編成手段とを設けたことを特徴とするものであ
【0006】 【作用】本願の請求項1記載の発明は、上記構成に対応
して次のような作用を奏する。 【0007】(1) 請求項1記載の発明の作用 該発明の自動車の緊急通報装置の構成では、上記のよう
に、車両事故の発生を自動通報する緊急通報システムを
備えてなる自動車において、事故発生後に車速が0にな
った時又はこれに相当する所定時間が経過したときのい
ずれかの時点で、ドアを開放可能にする電動式のドアロ
ック作動手段と、前記ドアロック作動手段によるドアの
開放が不能な場合にドア開不能と判定するドア開状態判
定手段と、該ドア開状態判定手段によりドア開不能であ
と判定された時には上記緊急通報システムの通報情報
中にドア開不能情報を含める情報編成手段とを設けるよ
うにしている。 【0008】この構成により、何等かの車両事故が発生
した時は警察署等に緊急通報を行うとともに、事故発生
後に車速が0になった時又はこれに相当する所定時間が
経過した後に、すなわち、確実に車両が停止したと認め
られる状態になってから、電動式のドアロック作動手段
による自動的なドア開放制御結果を基に自動的にドア
放不能状態の判定が行なわれ、該車両のドアが開放不能
のため脱出不可能であると判定されたは該ドアの開
放が不可能なことを当該通報情報中に含めるようにして
いる。このことにより、レスキュー隊の出動等事態に即
した迅速な救済を求めることができる。また、仮にドア
開放不能ではないと判定される場合でも前記のよう
に、車両が停止し、ドアを開いても安全な状態にならな
い限りドア開放可能判定はなされないので安全である。 【0009】 【発明の効果】以上の結果、本願発明の自動車の緊急通
報装置によると、ドアの開放が不能となった時にも迅速
な救済が可能となる。 【0010】 【実施例】図1〜図5は、本願発明の実施例に係る自動
車の緊急通報装置の構成および作用を示している。 【0011】先ず図1は、同緊急通報装置のシステム構
成を示している。 【0012】図中、符号1は車両の各種の衝突状態を検
出する衝突センサ、2は車両のドアの開閉可否状態を検
出するドアセンサ、10は緊急通報用制御ユニット、6
は緊急通報発信機、7は緊急通報発信機6の送信アンテ
ナである。 【0013】そして、上記緊急通報用制御ユニット10
は、上記衝突センサ1の車両衝突状態検出信号を入力し
て車両衝突の事実を判定する車両衝突判定回路3と、上
記ドアセンサ2の検出信号を入力してドアの開可能状態
を判定するドア開可能判定回路4と、上記車両衝突判定
回路3およびドア開可能判定回路4の各判定データを入
力し、車両衝突の事実が判定されると、先ず上記緊急通
報発信機6を作動させて所定の緊急通報を行う一方、さ
らに該車両衝突の事実に加えて該衝突によりドアの開放
が不能となっている時は上記緊急通報の中にドア開不能
情報を入れる情報編成手段としての機能を有した発信機
制御回路5とから構成されている。 【0014】一方、本実施例における車両のドアには、
電動式のドアロック作動手段として例えば図2に示すよ
うなアクティブパワーロック装置が採用されており、上
記ドアセンサ2は該アクティブパワーロック装置のアク
ティブパワーロックコントロールユニット11に供給さ
れる後述の全閉スイッチ16のON/OFFデータを入
力するようになっている。 【0015】該アクティブパワーロック装置は、例えば
図2に示すように、図5に示されるドア8側のラッチ1
4をリンクロッドおよびアンカー部13を介しラッチ駆
動モータ12により回動駆動することによって図5(b)
の半ドア状態(ハーフラッチ)を自動的に図5(a)の
全閉状態(フルラッチ)に移行させる一方、衝突事故発生
時にはそれと逆方向に駆動してドアの開放を可能とする
ように構成されている。 【0016】すなわち、該構成では、先ずドア8を図5
(c)の全開状態から図5(b)の半ドア状態(ハーフラッチ)
まで閉めると、ドア側ラッチ14の先端14aと車体側
ストライカ9とが噛み合い、ラッチスイッチ15がOF
F(ラッチ解除)からON(ハーフラッチ)となり、アクテ
ィブパワーロックコントロールユニット11により第1
のリレースイッチRS1がONに制御されてラッチ駆動
モータ12がアンカー部13およびロッドを引き上記ラ
ッチ14を全閉方向に回動させる。そして、上記アンカ
ー部13が引かれた時にリターンスイッチ17がONに
なり、またラッチ14が全閉状態(フルラッチ)となった
時に全閉スイッチ16はOFFとなり、上記第1のリレ
ースイッチRS1がOFFにされて上記ラッチ駆動モー
タ12の駆動が停止される。 【0017】次に、上記のようにして第1のリレースイ
ッチRS1がOFFになると、上記アクティブパワーロ
ックコントロールユニット11によって今度は第2のリ
レースイッチRS2がONに制御されて上記ラッチ駆動
モータ12が逆方向に駆動され、上記ロッドを引いてい
たアンカー部13が元の状態に戻され(ラッチはフルラ
ッチのまま)、上記リターンスイッチ17がOFFにな
って第2のリレースイッチRS2がOFF状態に制御さ
れる。この結果、上記ラッチ駆動モータ12も停止す
る。これによって、半ドア(ハーフラッチ)状態のアクテ
ィブパワーロック動作が完了する(図5(a))。 【0018】一方、該状態において、例えば衝突センサ
1が車両衝突状態を検知すると、上記アクティブパワー
ロックコントロールユニット11は上記第1のリレース
イッチRS1をONにしてラッチ駆動モータ12を正転
方向に回転させ、アンカー部13を介してロッドを引
き、上記ラッチ14が車体側ストライカ9から外れる方
向に回動させ、ドア8の開放が可能となるように制御す
る。 【0019】そして、該制御の結果、ラッチ14が完全
にロック解除方向に回動してドアの開放が可能となる
と、上記全閉スイッチ16がONとなる。そして、該全
閉スイッチ16のON信号が上記アクティブパワーロッ
クコントロールユニット11に入力されると、上記第1
のリレースイッチRS1がOFFとなってラッチ駆動モ
ータ12の駆動が停止される。 【0020】該全閉スイッチ16のON・OFF信号
は、また上記緊急通報用制御ユニット10側のドアセン
サ2に入力されて、ドアの開可能判定信号として使用さ
れる(ON:開可能、OFF開不能)。 【0021】次に、該ドア開可能判定信号を利用した上
記緊急通報用制御ユニット10による緊急通報制御につ
いて図3のフローチャートを参照して詳細に説明する。 【0022】すなわち、先ずステップS1で、上記衝突
センサ1の出力を入力し、次にステップS2で上記車両
衝突判定回路3により車両衝突事故が発生したか否かを
判定する。 【0023】その結果、YES(車両衝突事故発生)と判
定されると、ステップS3,S4に進んで上記発信機制御
回路5により緊急通報を開始するとともに何等かのワー
ニング装置をONにする。 【0024】そして、その上でステップS5に進み、該
時点からタイマーをスタートさせ、さらにステップS6
で上記緊急通報を開始し、かつワーニングを始めてから
所定時間tが経過したか否かを判定する。 【0025】その結果、YES(所定時間t経過)と判定
された車両が停止状態にあると認められ、ドアを開放可
能な状態に制御しても安全であると判定されるようにな
った時は、先ずステップS7で上記ドアセンサ2の出力
をドア開可能判定回路4に入力し、ステップS8でドア
の開放が可能であるか否か(上記アクティブパワーロッ
クコントロールユニット11によりラッチ14がロック
解除状態に回動されたか否か)を判定する。 【0026】その結果、YES(開可能)の時は、そのま
ま制御を終了する一方、他方NOの時(ドア開不能)はス
テップS9に進んで上記緊急通報情報中にドア開不能情
報を入れる。 【0027】そして、さらにステップS10に進み、当該
ドア開不能情報を入れた緊急通報を発信する。 【0028】なお、以上の構成におけるステップS5,S
6のドア開放状態への制御を前提とする車両停止状態の
判断は、上記のようにタイマーによる経過時間判定方法
に代えて、例えば図4のステップS5,S6に示すように
具体的に車速が0になったことを判定するようにしても
よい。 【0029】以上のように、本実施例の自動車の緊急通
報装置では、車両衝突事故発生時のアクティブパワーロ
ックコントロールユニット11を使用したドア自動開放
制御と事故発生通報制御に加えて、当該事故発生通報情
報中に上記ドア自動開放制御によるドアの開放不能情報
が含まれるようになる結果、例えばレスキュー隊の速や
かな出動が可能となるなど、事故発生時の迅速な救済が
可能となり、安全性が高くなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本願発明の実施例に係る自動車の緊急
通報装置の制御回路図である。 【図2】図2は、同装置に関連する車両用ドアのアクテ
ィブパワーロックコントロールユニット装置部の制御回
路図である。 【図3】図3は、同装置の緊急通報制御の内容を示すフ
ローチャートである。 【図4】図4は、図3のフローチャートの一部の変形例
である。 【図5】図5は、上記図2のアクティブパワーロックコ
ントロールユニット装置によるドアロック部の3つの作
動状態を示す説明図である。 【符号の説明】 1は衝突センサ、2はドアセンサ、3は衝突判定回路、
4はドア開可能判定回路、5は発信機制御回路、6は緊
急通報発信機である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04M 11/04 H04M 11/04 (56)参考文献 特開 昭64−65698(JP,A) 特開 昭58−43096(JP,A) 特開 昭58−126217(JP,A) 特開 平5−59855(JP,A) 特開 平5−5626(JP,A) 特開 昭61−261123(JP,A) 特開 昭56−147530(JP,A) 実開 平4−62777(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/00 B60J 5/00 G08B 21/00 G08G 1/00 H04M 11/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両事故の発生を自動通報する緊急通報
    システムを備えてなる自動車において、事故発生後に車速が0になった時又はこれに相当する所
    定時間が経過したときのいずれかの時点で、ドアを開放
    可能にする電動式のドアロック作動手段と、 前記ドアロック作動手段によるドアの開放が不能な場合
    にドア開不能と判定する ドア開状態判定手段と、 該ドア開状態判定手段によりドア開不能であると判定さ
    れた時には上記緊急通報システムの通報情報中にドア開
    不能情報を含める情報編成手段とを設けたことを特徴と
    する自動車の緊急通報装置
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DE102019002873A1 (de) * 2019-04-17 2020-10-22 Daimler Ag Schließeinrichtung für eine Fahrzeugtür eines Kraftfahrzeug

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