JP3445642B2 - 成形用金型およびその温度調整方法 - Google Patents

成形用金型およびその温度調整方法

Info

Publication number
JP3445642B2
JP3445642B2 JP22711693A JP22711693A JP3445642B2 JP 3445642 B2 JP3445642 B2 JP 3445642B2 JP 22711693 A JP22711693 A JP 22711693A JP 22711693 A JP22711693 A JP 22711693A JP 3445642 B2 JP3445642 B2 JP 3445642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
die
resin ring
fitting portion
sliding fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22711693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0780844A (ja
Inventor
康雅 柴田
光太郎 小島
慧 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP22711693A priority Critical patent/JP3445642B2/ja
Publication of JPH0780844A publication Critical patent/JPH0780844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3445642B2 publication Critical patent/JP3445642B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2017/00Carriers for sound or information
    • B29L2017/001Carriers of records containing fine grooves or impressions, e.g. disc records for needle playback, cylinder records
    • B29L2017/003Records or discs
    • B29L2017/005CD''s, DVD''s

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分割された金型の開閉
に伴って摺動する摺動嵌合部を有する成形用金型および
その温度調整方法に関し、特に、光磁気ディスク、コン
パクトディスク、レーザーディスク等の光ディスク用基
板の成形などに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、分割された金型の芯出し方式と
しては、各金型どうしの嵌合部に設けられたウエアリン
グ等の樹脂リングにより芯出しを行う樹脂リング方式、
各金型の嵌合部にテーパを付けて芯出しを行うテーパ方
式、各金型をガイドピンで芯出しするガイドピン方式、
各金型をブロックで芯出しするブロック方式などがあ
る。このうち、樹脂リング方式は、芯出し精度が良いこ
とから光ディスク用基板等の高精度を要する物品の成形
用金型の芯出しに用いられている。また、樹脂リングの
摺動嵌合部への装着により、成形時における金型の開閉
の際の各金型どうしの直接接触が回避され、各金型の摺
動嵌合部の摩耗の防止が図られるという効果もある。
【0003】図2には、このような樹脂リング方式によ
り芯出しされる成形用金型の一例である光ディスク用基
板の成形用金型80が示されている。成形用金型80
は、光ディスク用基板の成形材料を加熱溶融して射出す
る射出装置(不図示)に接続された図中右側の固定型8
1と、金型の開閉を行う型締シリンダ(不図示)に接続
された図中左側の可動型82とを備えている。固定型8
1と可動型82との間には、溶融材料が充填されるキャ
ビティ83が形成されている。
【0004】固定型81は、固定側取付板84と、この
固定側取付板84の内側(図中左側)に取り付けられた
固定側ミラープレート85とを有している。可動型82
は、可動側取付板86と、この可動側取付板86の内側
(図中右側)に取り付けられた可動側ミラープレート8
7とを有している。また、固定側ミラープレート85お
よび可動側ミラープレート87には、それぞれ温度調整
用の流体を流通させてこれらのプレートの温度を調整す
る温度調整手段88,89が設けられている。
【0005】固定側取付板84の内向き面(図中下側を
向いた面)92と可動側取付板86の外向き面(図中上
側を向いた面)90とが互いに向かい合って配置されて
いる部分は、それぞれ固定型81と可動型82との開閉
に伴って摺動する摺動嵌合部93,94となっている。
可動型82側の摺動嵌合部94には、真円形状を有する
ポリフッ化エチレン系樹脂(商品名、テフロン)製のウ
エアリング等の樹脂リング91が装着されている。樹脂
リング91の外周面は、固定型81と可動型82との開
閉の際に固定型81側の摺動嵌合部93の内向き面92
と接触摺動するようになっている。
【0006】このような成形用金型80においては、加
熱溶融した成形材料をキャビティ83内に充填させて光
ディスク用基板を成形するに先立って、固定型81と可
動型82との芯出し作業を行う。芯出し時には、温度調
整手段88により固定側ミラープレート85を低温に
し、一方、温度調整手段89により可動側ミラープレー
ト87を高温にする。この際、可動側ミラープレート8
7の熱は、可動側取付板86の摺動嵌合部94まで伝わ
り、これに伴って樹脂リング91も高温となる。そし
て、この熱により樹脂リング91は膨張する。このよう
に樹脂リング91が膨張した状態で固定型81と可動型
82とを嵌合させることにより芯出しを行い、芯出し位
置が確定した時点で固定型81と可動型82との相対位
置(図中上下方向の相対位置)をボルト締め等により固
定して芯出し作業を完了し、その後、射出装置の運転に
入る。なお、射出装置の運転時(成形時)には、成形材
料の流動性を確保するために、固定側ミラープレート8
5も可動側ミラープレート87と同様に高温に設定す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
図2に示した従来の成形用金型80では、固定型81と
可動型82との芯出し時に固定側ミラープレート85は
温度調整手段88により低温に設定されているが、固定
側取付板84の摺動嵌合部93は温度調整手段88から
の距離が遠いため積極的には温度調整が行われず、樹脂
リング91からの熱伝導や温度調整手段88の周方向に
おける配置の不均一等により、摺動嵌合部93の周方向
の温度分布は均一にならないので、これに接触する樹脂
リング91の周方向の温度分布も均一にならないという
問題があった。このため、樹脂リング91の膨張の程度
が周方向で異なるものとなり、精度の良い芯出しを行う
ことができなかった。さらに、摺動嵌合部93の周方向
の温度分布が均一にならないので、摺動嵌合部93の内
向き面92自体が歪んでしまい、このことによっても精
度の良い芯出しを行うことができなかった。
【0008】また、成形運転の際においても、芯出し時
と同様に、固定型81側の摺動嵌合部93の積極的な温
度調整は行われていないため、摺動嵌合部93の周方向
の温度分布が均一にならず、樹脂リング91の偏膨張や
摺動嵌合部93の内向き面92の歪みが生じる。この
際、固定型81と可動型82とは、光ディスク用基板の
成形時の一ショット毎に開閉され、樹脂リング91と摺
動嵌合部93の内向き面92とは、この開閉の都度に摺
動するので、成形を繰り返しているうちに、樹脂リング
91が偏摩耗してしまううえ、次に芯出しを行う際にこ
の偏摩耗した樹脂リング91をそのまま使用すると正確
な芯出しを行うことができないという問題があった。こ
のため、メンテナンス毎に行う芯の調整頻度が増加する
うえ、樹脂リング91の寿命が短くなるため、その交換
頻度が増加するという問題があった。
【0009】本発明の目的は、精度の良い芯出しを行う
ことができるとともに、芯の調整頻度を軽減できる成形
用金型およびその温度調整方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、摺動嵌合部を
強制的に温度調整して前記目的を達成しようとするもの
である。具体的には、本発明の成形用金型は、分割され
た金型の開閉に伴って摺動する摺動嵌合部を有し、この
摺動嵌合部に沿って温度調整手段が設けられていること
を特徴とする。また、本発明の成形用金型は、前記摺動
嵌合部に樹脂リングが装着されていることを特徴とす
る。
【0011】そして、本発明は、分割された金型の開閉
に伴って摺動する摺動嵌合部を有する成形用金型の温度
調整方法であって、前記摺動嵌合部の全域に沿って設け
られた温度調整手段で、前記摺動嵌合部を温度調整する
ことにより前記摺動嵌合部の周方向の温度分布を略均一
に保つことを特徴とする。また、本発明の成形用金型の
温度調整方法は、前記摺動嵌合部に樹脂リングが装着さ
れ、この樹脂リングを温度調整することにより樹脂リン
グの周方向の温度分布を略均一に保つことを特徴とす
る。さらに、本発明の成形用金型の温度調整方法は、芯
出し時には、前記樹脂リングの外周側に位置する金型の
温度を前記樹脂リングの内周側に位置する金型の温度以
下に設定することを特徴とする。ここで、前記樹脂リン
グの外周側に位置する金型の温度は30〜80℃とし、
前記樹脂リングの内周側に位置する金型の温度は80〜
140℃とすることが望ましい。
【0012】
【作用】このような本発明においては、分割された金型
の摺動嵌合部を摺動させてこれらの金型の開閉を行い、
成形用金型の芯出し、および成形運転を行う。この際、
摺動嵌合部に沿って温度調整手段が設けられているの
で、摺動嵌合部を強制的に温度調整して摺動嵌合部の周
方向の温度分布を略均一にすることが可能となる。この
ため、摺動嵌合部の歪みをなくすことができるようにな
り、芯出しの精度が向上される。また、成形運転時にお
いても、摺動嵌合部の歪みがないので、摺動嵌合部の偏
摩耗がなくなり、これに伴う芯ずれが防止されるので、
芯の調整頻度が軽減されるうえ、摺動嵌合部を構成する
部品の寿命が長くなり、その交換頻度が軽減される。
【0013】また、摺動嵌合部に樹脂リングが装着され
ている場合には、樹脂リングを温度調整手段で温度調整
することにより、樹脂リングの周方向の温度分布を略均
一に保つことが可能となるので、樹脂リングの偏膨張が
防止され、精度の良い芯出しが行われる。さらに、成形
運転時においても、従来のような樹脂リングの偏摩耗が
解消されるので、芯の調整頻度が軽減されるうえ、樹脂
リングの寿命が延びてその交換頻度が軽減され、これら
により前記目的が達成される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例に係る成形用金型10が示
されている。成形用金型10は、光磁気ディスク、コン
パクトディスク、レーザーディスク等の光ディスク用基
板を射出成形する装置の一部である。成形用金型10
は、光ディスク用基板の成形材料を加熱溶融して射出す
る射出装置(不図示)に接続された図中右側の固定型1
1と、金型の開閉を行う型締シリンダ(不図示)に接続
された図中左側の可動型12とを備えている。固定型1
1と可動型12との間には、溶融材料が充填される光デ
ィスク用基板の形状に応じたキャビティ13が形成され
ている。
【0015】固定型11は、固定側取付板14と、この
固定側取付板14の内側(図中左側)に取り付けられて
キャビティ13の図中左側面を形成する固定側ミラープ
レート15と、固定側ミラープレート15の外周側に配
置された固定側型板16と、固定側ミラープレート15
の内周側に配置されたダイ17とを有している。これら
の固定側取付板14、固定側ミラープレート15、固定
側型板16、およびダイ17の中心軸部分には、中央軸
に溶融材料の供給孔であるスプルー18が形成されたス
プルーブッシュ19が挿入設置されている。
【0016】可動型12は、可動側取付板20と、この
可動側取付板20の内側(図中右側)に取り付けられた
可動側ミラープレート21と、キャビティ13の外周面
を形成する外周リング22と、可動側ミラープレート2
1の外周側に配置されたインターロックリング23と、
可動側ミラープレート21の内周側に配置された内周ホ
ルダ24とを有している。可動側ミラープレート21の
図中右側には、キャビティ13の図中左側面を形成する
スタンパ25が外周リング22および内周ホルダ24に
よりその両端を押さえ込まれて取り付けられている。
【0017】固定側ミラープレート15および可動側ミ
ラープレート21には、それぞれ温度調整用の流体を流
通させてこれらのプレートの温度を調整する温度調整手
段27,28が設けられている。可動型12を構成する
インターロックリング23の外周部は、固定型11を構
成する固定側型板16と摺動嵌合する摺動嵌合部33と
なっており、この摺動嵌合部33には真円形状を有する
樹脂リング31が装着されている。樹脂リング31に
は、ポリフッ化エチレン系樹脂(商品名、テフロン)製
のウエアリング等を用いることができる。一方、固定側
型板16の内周部は、可動型12側の摺動嵌合部33と
摺動嵌合する摺動嵌合部30となっており、この摺動嵌
合部30の内周面は、樹脂リング31の外周面と接触摺
動する接触面32となっている。
【0018】固定型11側の摺動嵌合部30には、温度
調整手段40が設けられており、この温度調整手段40
は、接触面32を囲むように配置された環状孔41、あ
るいはこれらの環状孔41を適宜接続する接続孔42等
の温度調整用の流体が流通する各孔により構成されてい
る。
【0019】可動型12を構成する可動側ミラープレー
ト21や外周リング22等の各部品の芯は、樹脂リング
31の芯に合わせて調整され、その調整精度は、例え
ば、3μm以内程度である。また、固定型11を構成す
る固定側ミラープレート15等の各部品の芯は、接触面
32の芯に合わせて調整され、その調整精度は、例え
ば、3μm以内程度である。
【0020】このような本実施例においては、光ディス
ク用基板の射出成形に先立って、以下のように成形用金
型10の芯出しを行う。先ず、温度調整手段27により
固定側ミラープレート15を低温、例えば、30〜80
℃に設定するとともに、温度調整手段40により固定型
11側の摺動嵌合部30も低温、例えば、30〜80℃
に強制的に設定する。一方、温度調整手段28により可
動側ミラープレート21を高温、例えば、80〜140
℃に設定し、この熱により樹脂リング31を膨張させ
る。
【0021】次に、樹脂リング31が膨張した状態で固
定型11と可動型12とを嵌合させることにより芯出し
を行い、芯出し位置が確定した時点で固定型11と可動
型12との相対位置(図中上下方向の相対位置)をボル
ト締め等により固定して芯出し作業を完了する。この際
の芯出し精度は、例えば、10μm以内程度である。そ
して、芯出し作業の完了後には、芯ずれ量を適宜測定
し、芯ずれ量が運用上の許容範囲内にあるか否かを確認
する。この芯ずれ量の測定は、成形された光ディスク用
基板上に現れる固定型11および可動型12を構成する
各部品のパーティングライン(分割線)の位置を光学顕
微鏡で測定することにより行う。
【0022】以上の芯出し作業を終了した後に、射出装
置を運転して光ディスク用基板の成形を行うが、この成
形時には、成形材料の流動性を確保するために、温度調
整手段27,40により固定側ミラープレート15およ
び固定型11側の摺動嵌合部30も可動側ミラープレー
ト21と同様に高温、例えば、80〜140℃に設定す
る。
【0023】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、固定型11側の摺動嵌合部30
には、温度調整手段40が設けられているので、成形用
金型10の芯出しの際に摺動嵌合部30の温度を強制的
に調整して接触面32をその全周に渡って均一な温度に
設定することができる。
【0024】このため、樹脂リング31の周方向の温度
を均一にすることができるので、樹脂リング31をその
周方向の全周に渡って同程度に膨張させることができ、
精度の良い芯出しを行うことができる。さらに、接触面
32の温度をその周方向の全周に渡って均一に設定する
ことができるため、接触面32自体を真円に保つことが
できるので、このことによっても芯出し精度の向上を図
ることができる。
【0025】また、成形運転時においても、温度調整手
段40により摺動嵌合部30の温度を調整して接触面3
2をその全周に渡って均一な温度に設定することがで
き、樹脂リング31の偏膨張を防止できるので、成形時
の一ショット毎の樹脂リング31と接触面32との摺動
による樹脂リング31の摩耗量を樹脂リング31の周方
向の全周に渡って均一にすることができる。このため、
従来のような樹脂リング31の偏摩耗を防止することが
でき、芯の調整頻度を軽減することができるうえ、樹脂
リング31の寿命を長くしてその交換頻度を軽減するこ
とができる。
【0026】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、前記実施例では、樹脂リング3
1は可動型12に装着されているが、固定型11に装着
されていてもよい。また、前記実施例では、温度調整手
段40は固定型11側の摺動嵌合部30に設けられてい
るが、可動型12側の摺動嵌合部33に設けてもよく、
あるいは固定型11側の摺動嵌合部30および可動型1
2側の摺動嵌合部33の両方に設けてもよい。そして、
前記実施例の温度調整手段40は、固定型11側の摺動
嵌合部30を温度調整することにより樹脂リング31の
温度調整を行うように構成されているが、樹脂リング3
1を直接に温度調整するような構成の温度調整手段とし
てもよい。
【0027】さらに、温度調整手段40は、前記実施例
のような環状孔41や接続孔42等による構成に限定さ
れるものではなく、固定型11側の摺動嵌合部30を強
制的に温度調整することができる構成であれば任意であ
る。そして、温度調整手段40,27,28による各部
の調整温度、あるいは芯出し精度等の数値は、前記実施
例の数値に限定されるものではない。
【0028】また、本発明の樹脂リング31の形状は任
意であり、接触面32と接触する部分に適宜溝等を設け
た形状としてもよい。そして、本発明の樹脂リング31
の材質も前記実施例のポリフッ化エチレン系樹脂に限定
されるものではなく任意である。さらに、固定型11お
よび可動型12の構成は任意であり、要するに、各摺動
嵌合部30,33が形成されていればよい。
【0029】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、摺
動嵌合部に沿って温度調整手段を設けて摺動嵌合部を強
制的に温度調整するので、摺動嵌合部の周方向の温度分
布を略均一にすることができ、精度の良い芯出しを行う
ことができるうえ、芯の調整頻度を軽減することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】従来例を示す概略断面図。
【符号の説明】
10 成形用金型 11 固定型 12 可動型 13 キャビティ 30 固定型側の摺動嵌合部 31 樹脂リング 32 接触面 33 可動型側の摺動嵌合部 40 温度調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−216807(JP,A) 特開 平5−212766(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/02 - 33/54

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割された金型の開閉に伴って摺動する
    摺動嵌合部を有し、この摺動嵌合部に沿って温度調整手
    段が設けられていることを特徴とする成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した成形用金型におい
    て、前記摺動嵌合部には樹脂リングが装着されているこ
    とを特徴とする成形用金型。
  3. 【請求項3】 分割された金型の開閉に伴って摺動する
    摺動嵌合部を有する成形用金型の温度調整方法であっ
    て、前記摺動嵌合部の全域に沿って設けられた温度調整
    手段で、前記摺動嵌合部を温度調整することにより前記
    摺動嵌合部の周方向の温度分布を略均一に保つことを特
    徴とする成形用金型の温度調整方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した成形用金型の温度調
    整方法において、前記摺動嵌合部には樹脂リングが装着
    され、この樹脂リングを温度調整することにより樹脂リ
    ングの周方向の温度分布を略均一に保つことを特徴とす
    る成形用金型の温度調整方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した成形用金型の温度調
    整方法において、芯出し時には、前記樹脂リングの外周
    側に位置する金型の温度を前記樹脂リングの内周側に位
    置する金型の温度以下に設定することを特徴とする成形
    用金型の温度調整方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した成形用金型の温度調
    整方法において、前記樹脂リングの外周側に位置する金
    型の温度を30〜80℃とし、前記樹脂リングの内周側
    に位置する金型の温度を80〜140℃とすることを特
    徴とする成形用金型の温度調整方法。
JP22711693A 1993-09-13 1993-09-13 成形用金型およびその温度調整方法 Expired - Fee Related JP3445642B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22711693A JP3445642B2 (ja) 1993-09-13 1993-09-13 成形用金型およびその温度調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22711693A JP3445642B2 (ja) 1993-09-13 1993-09-13 成形用金型およびその温度調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0780844A JPH0780844A (ja) 1995-03-28
JP3445642B2 true JP3445642B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=16855734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22711693A Expired - Fee Related JP3445642B2 (ja) 1993-09-13 1993-09-13 成形用金型およびその温度調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3445642B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1140396C (zh) 2000-08-04 2004-03-03 株式会社精工技研 圆盘模制模具
JP4251871B2 (ja) * 2001-04-26 2009-04-08 株式会社ソニー・ディスクアンドデジタルソリューションズ ディスク基板の成形用金型

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0780844A (ja) 1995-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2965908B2 (ja) 調温液体シール手段を備える光ディスク成形用金型装置
BR8106963A (pt) Conjunto valvular e conjunto de molde
JP3445642B2 (ja) 成形用金型およびその温度調整方法
EP0722818B1 (en) Disc molding die
JP4084525B2 (ja) 光ディスク金型と光ディスク基板成形方法
US4405540A (en) Hot sprue valve assembly for an injection molding machine
JPH05278088A (ja) 光ディスク成形用金型
JP2003136561A (ja) 環状成形品の射出成形用金型及び環状成形品の成形方法
JPH0890624A (ja) ディスク基板成形用金型
JP2000071301A (ja) 光ディスク用成形金型
JPS6311317A (ja) 成形装置
JP3309382B2 (ja) 金型装置およびその組立て方法
EP0075042B1 (en) Hot sprue assembly for an injection molding machine
JP3427561B2 (ja) 金型装置
JP3276743B2 (ja) 光ディスク用基板の金型検査方法
JPS61290024A (ja) プラスチツクレンズ成形用金型
EP0846542B1 (en) Method of and apparatus for injection moulding a plastic substrate using a plurality of separate temperature adjusting means
JPH08156035A (ja) ディスク基板成形用金型
JP3261107B2 (ja) 射出成形金型
KR100220156B1 (ko) 디스크 성형용 금형
JP2002127200A (ja) 光ディスクの成形方法およびこの方法に用いる光ディスク成形用金型装置
JP4226886B2 (ja) 環状成形品の射出圧縮成形装置及び射出圧縮成形方法
JP3916866B2 (ja) 光ディスク成形金型
EP0882562B1 (en) Disc molding die
JPH11291292A (ja) 成形金型

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030610

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees