JP3444413B2 - 甘味剤を含有した同時結晶化糖アルコール及びその製造方法 - Google Patents

甘味剤を含有した同時結晶化糖アルコール及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は少量の甘味剤成分および味
の調和を作り出すことができる糖アルコールを共に混合
して結晶化することで、空気中に放置しても吸湿の程度
および変質が発生する程度を最小化して、包装や取扱い
が容易な粒子形態の甘味剤を含有した結晶化糖アルコー
ル及びその製造方法に関するものである。
【0002】すなわち、本発明は同時結晶化(cocrystal
lization)工程を利用して甘味剤を含有させた同時結晶
化された糖アルコール及びその製造方法に関するもので
ある。ここに使われた糖アルコールは吸湿性が非常に低
いエリスリトール(erythritol)、パラチニット(palatin
ite)またはマルチトール(maltitol)などである。
【0003】より詳細には60〜70%の糖アルコール
とDE(Dextrose Equivalent)10のマルトデキストリン(ma
ltodextrin)0.9〜1%とを含んだ糖アルコール溶液を
94〜100℃、減圧状態で加熱濃縮し固形分含有量と
して90〜93%の過飽和糖アルコール溶液を作った
後、冷却して72〜80℃で甘味剤であるステビオシド
(steviocide)、アスパルテーム(aspartame)、サッカリ
ン(saccharin)またはそれらの混合物0.1〜0.6%と2
50μm以下の大きさの糖アルコールをシード(seed)と
して0.8〜1%添加して、1,500〜1,700rpm
で強く撹拌して甘味剤を含む糖アルコール結晶を作った
後、乾燥、粉砕及び分別して得る、甘味剤を含有した安
定性が高い同時結晶化糖アルコール及びその製造方法に
関するものである。
【0004】
【発明の技術的背景】本発明に利用する糖アルコールは
エリスリトール、パラチニット、マルチトールまたはこ
れらの混合物であり、低カロリーでありながら甘みを付
与する食品素材として褐変を起こさず、また適当な甘み
を所有しているために糖尿患者らにも利用でき、ムシ歯
を誘発しないことでも知られている。
【0005】糖アルコールは、甘味の強度が砂糖よりは
若干弱く砂糖の約45〜80%の甘味を有するが後味が
残らず、溶解熱が大きいため口の中で涼しい味を付与す
る。
【0006】
【表1】
【0007】また他の食品素材として、少量添加される
甘味剤のステビオシド、アスパルテームまたはサッカリ
ンなどが利用されているが、これらはすべて強い甘味を
付与しながらカロリー源とならないので、低カロリーを
摂取しなければならない人々を対象に使われている(表
2参照)。
【0008】
【表2】
【0009】しかし、これらは後味があって苦味が若干
残るためにこれを補完するために麦芽糖、乳糖、果糖、
ブドウ糖などを増量剤や濃厚剤として共に使用してきた
が、これらの糖も多くのカロリーを共に提供することか
ら低カロリーを要する場合には、使用上に難しさがあ
る。
【0010】一方、ソルビトール(sorbitol)やキシリ
トール(xylitol)の場合、粉末にした時、高い吸湿性の
ため取扱上、不便な点がある。
【0011】また糖アルコールと甘味料との単純な混合
物の場合、甘味剤が直接舌に接触して苦味や後味を伴っ
てくるが、本発明に係る同時結晶化糖アルコールは、凝
集体をなしているため、糖アルコールの味の持続性が維
持されるなかで甘味剤による甘みが増加できるように開
発したものである。
【0012】多くの場合、食品添加物は粉末や塊状で流
通させるために吸水性が高いと添加される物質との結合
で凝集状態になりやすく、液状のものに混合する時には
液表面に浮かぶようになる等の問題点が存在し、食品と
混合する時も相当な撹拌と併せてエネルギーを要求され
ることもある。また粉末状態で添加する甘味料の場合飛
散して損失する量が多く、しかも食品に極少量が添加さ
れるため均質に製品全体に混合するところに問題があっ
て定量的に適用することもむずかしい。
【0013】同時結晶化工程は米国特許第3,149,
682号(Tippens等)と第3,365,331号(Miller
等)、第4,338,350号(Chen等)、第4,36
2,757号(Chen等)に開示されている。糖アルコール
のひとつであるキシリトールとソルビトールとの同時結
晶を通じ得られた素材により機能性を改善させたものが
米国特許第5,139,795号(DuRoss)と第5,15
8,789号(DuRoss)に開示されており、キシリトール
とマルチトール(maltitol)を同時結晶化させた素材に対
しては米国特許第5,017,400号(Olinger等)に
開示されている。
【0014】一方、甘味抑制剤を含有した同時結晶化糖
及びその製造方法に対し韓国特許第10-1999-00
15335号(ロ ホイ ジン等)で出願されている。
【0015】Tippens等は砂糖シロップを250〜26
5゜Fまで加熱して固形分含有量95〜97%の過飽和
溶液を作った後、強く撹拌をすることにより3〜50μ
mの砂糖凝集体を作った。Miller等も類似の工程で砂糖
を結晶化する方法を発明した。TippensとMiller等は発
明において砂糖を添加物の運搬体として利用したが、食
品添加物、味成分、香り成分と医薬品に対して適用しな
がら添加物の濃度が砂糖対比15%を越えなかった。Che
n等(米国特許第4,338,350号)は砂糖の固形分
含有量が85%以下の同時結晶化糖を製造した。Chen等
(米国特許第4,362,757号)は、熱に敏感な揮発
性または非揮発性の香料等に対する同時結晶化糖製造方
法を発明した。
【0016】製造された同時結晶化糖アルコールは、糖
アルコール結晶固有の特性をそのまま維持しながら食品
添加物の均質性、分散性、溶解度、油化性などを向上さ
せる。一般的に食品原料は運搬と保存による安定性の問
題と保管上の問題点がある。特に少量が添加される食品
添加物について製造時の特性が変更された状態で製品に
適用される場合、製品の品質に大きい問題点をもたら
す。
【0017】また、食品に少量添加する甘味剤は食品の
全体量に比べて比較的少ない割合で添加するので、この
ようなものは液状、粉末状及び顆粒形態で使用してい
る。しかし、液状の場合容積が大きくて輸送や取扱いに
不便であり、粉末状は流動性や計量性が悪くて包装工程
で多くの手間と費用を要する欠点がある。こういう問題
に関連してインスタントコーヒーに使用したり別の即席
甘味料で顆粒状の形態で利用できる素材とその製造方法
の開発が要求されてきた。
【0018】同時結晶化された糖アルコールは糖アルコ
ール結晶固有の特性を維持して少量添加物の均質性、分
散性、溶解度、油化性などを向上させるが、既存の同時
結晶化法は高い温度で撹拌や機械的な力を加えて結晶化
させるために生成された結晶の強度や保存性に関し問題
点を有しており、高温で甘味剤が添加されると変性によ
る異味または異臭が形成されるおそれがある。
【0019】
【発明の目的】したがって、本発明が解決しようとする
技術的課題は、最近低カロリー食品に対する需要が高ま
るなかで、砂糖よりは低カロリーでありながら糖尿病患
者にも安心して服用できる糖アルコールを使用し、機能
面で非常に優れているが価格が高い甘味剤であるステビ
オシド(steviocide)、アスパルテーム(aspartame)、サ
ッカリン(saccharin)などを使用して、同時結晶化され
た糖アルコール及び甘味剤の混合結晶を製造することに
より、これら従来の甘味剤の後味がすっきりしなかった
り機能面で口の中での感触及び実体感を付与できない問
題点を解決した新しい低カロリー甘味料素材を開発する
ことである。
【0020】
【発明の概要】前記のような目的を達成するための本発
明は、糖アルコール60〜70%とDE(Dextrose Equival
ent)9〜11のマルトデキストリン(maltodextrin)0.
9〜1%とを含んだ糖アルコール溶液を94〜100
℃、減圧状態で加熱濃縮して固形分含有量として90〜
93%の過飽和糖アルコール溶液で作った後、冷却して
72〜80℃で甘味剤であるステビオシド、アスパルテ
ーム、サッカリンまたはこれらの混合物0.1〜0.6%
と250μm以下の大きさの前記糖アルコールを0.8
〜1%添加して1,500〜1,700rpmで強く撹拌し
て、甘味剤が含まれた糖アルコール結晶を作った後、乾
燥、粉砕及び分別して得る、甘味剤を含有した安定性が
高い同時結晶化糖アルコール及びその製造方法を提供す
る。
【0021】一方、本発明は糖アルコールに少量の水を
添加して糖アルコールの固形分含有量が90〜93%に
なるように糖アルコール溶液を製造した後、常圧で12
5〜135℃で直接加熱して濃縮された糖アルコール溶
液を製造した後、冷却して72〜80℃で甘味剤である
ステビオシド、アスパルテーム、サッカリンまたはこれ
らの混合物0.1〜0.6%と250μm以下の大きさの
前記糖アルコールを0.8〜1%添加して、1,500〜
1,700rpmで強く撹拌して甘味剤が含まれた糖アル
コール結晶を作った後、乾燥、粉砕及び分別して得る、
甘味剤を含有した安定性が高い同時結晶化糖アルコール
及びその製造方法をまた提供する。
【0022】また前記甘味剤でステビオシド、アスパル
テーム、サッカリンは各々ステビオシド0.13〜0.6
%、アスパルテーム0.3〜0.54%、サッカリン0.1
1〜0.22%含むことを特徴とし、前記糖アルコールに
はエリスリトール、パラチニット、マンニトール、マル
チトールまたはこれらの混合水溶液であり、この時エリ
スリトールとパラチニットの混合物はエリスリトール
40〜80% : パラチニット 20〜60%であり、パラ
チニットとマルチトールの混合物はパラチニット20〜
80% : マルチトール 80〜20%の混合物であること
を特徴とする。
【0023】
【発明の具体的説明】以下本発明を詳細に説明すれば次
の通りである。60〜70%の糖アルコールとDE10の
マルトデキストリン0.9〜1.0%とを含んだ糖アルコ
ール溶液を94〜100℃、減圧状態で加熱濃縮して固
形分含有量として90〜93%の過飽和糖アルコール溶
液で作った後、冷却して72〜80℃で甘味剤であるス
テビオシド、アスパルテーム、サッカリンまたはこれら
の混合物0.1〜0.6%と250μm以下の大きさの糖
アルコールをシードとして0.8〜1.0%を添加して、
1,500〜1,700rpmで強く撹拌して甘味剤が含
まれた糖アルコール結晶を作った後、乾燥、粉砕及び分
別して得る、甘味剤を含有した安定性が高い同時結晶化
された糖アルコール及びその製造方法である。
【0024】また、本発明は糖アルコールに少量の水を
添加して糖アルコールの固形分含有量が90〜93%に
なるように糖アルコール溶液を製造した後、常圧で12
5〜135℃で直接加熱して濃縮された糖アルコール溶
液を製造した後、冷却して72〜80℃で甘味剤である
ステビオシド、アスパルテーム、サッカリンまたはこれ
らの混合物0.1〜0.6%と250μm以下大きさの糖
アルコールを0.8〜1.0%添加して、1,500〜
1,700rpmで強く撹拌して甘味剤が含まれた糖アル
コール結晶を作った後、乾燥、粉砕及び分別して得る、
甘味剤を含有した安定性が高い同時結晶化された糖アル
コール及びその製造方法である。
【0025】以上のような本発明の目的と特別の特徴及
び効果などは次に記載する本発明のいくつかの好適な実
施例に関する以下の説明から明確になるであろう。
【0026】
【実施例】次の実施例を通じてより詳細に説明する。
【0027】実験に使われたエリスリトール(erythrito
l)は(株)BOLAK、パラチニット(palatinite)はドイツのI
somalt、マルチトール(maltitol)はCerestar、ステビオ
シド(steviocide)は日本の大日本インキ化学(Dainippon
Ink Chemicals Inc.)と東洋精糖(Toyo Sugar Refining
Co.、Ltd)、アスパルテーム(aspartame)ことは韓国のD
AESANG、サッカリン(saccharin)は韓国の朝興化学、そ
して砂糖は韓国の第一製糖のものを利用した。
【0028】
【実施例1】図1のような装置を使用して、1%のマル
トデキストリン(DE 10)が含まれている65%の糖アル
コール溶液を製造して、糖アルコール溶液の固形分含有
量が90%になるように60mmHgで減圧濃縮した。濃縮
が完了した後、75℃の恒温水槽で糖アルコール総含有
量の1%に当る大きさが250μm以下の糖アルコール
と、70%の甘味剤ステビオシド、アスパルテームまた
はサッカリンを0.11〜0.6%になるように上記濃縮
糖アルコール溶液に添加した後、インペラ(impeller)
を1,500〜1,700rpmでまわし同時結晶化させ
た。同時結晶化された糖アルコールを8,000rpmで
20分間遠心分離して水分を除去したのち50℃の乾燥
器で112時間乾燥させた。乾燥した同時結晶化糖アル
コールを300〜700μmの大きさの製品試料を分別
して甘味剤を含有した無定形の同時結晶化糖アルコール
を得た。
【0029】得られた同時結晶化された糖アルコールの
うち甘味料の含有量は各々次の表3のようである。すべ
て清明な結晶状態の外観と吸湿性が低く保存性が高く低
カロリー、ムシ歯予防の効果が期待される食卓(Table t
op)用製品を得た。
【0030】
【表3】
【0031】
【実施例2】実施例1と同一の糖アルコール溶液を準備
し、同じ条件で固形分含有量が93%の過飽和糖アルコ
ール溶液を製造した。以後の過程は実施例1と同一であ
る。
【0032】
【比較例1】実施例1と同一の糖アルコール溶液を準備
し、同じ条件で固形分含有量が88%の過飽和糖アルコ
ール溶液を製造した。以後の過程は実施例1と同一であ
る。
【0033】
【比較例2】実施例1と同一の糖アルコール溶液を準備
し、同じ条件で固形分含有量が95%の過飽和糖アルコ
ール溶液を製造した。以後の過程は実施例1と同一であ
る。
【0034】得られた試料の吸湿性試験を実施するため
インスタントコーヒー、砂糖などと共に30℃、RH(Ro
om humidity)80%の条件で10日間放置した。その結
果を表4に示す。本発明に係る同時結晶化糖アルコール
は、ほとんど吸湿性を示さず保存性が高いことがわかっ
た。
【0035】
【表4】
【0036】
【実施例3】200gの糖アルコールに少量の水を添加
して糖アルコール溶液を製造した後、糖アルコールの固
形分含有量が90%になるように130℃、常圧で直接
加熱して濃縮された糖アルコール溶液を製造した。実施
例1と同一に75℃の恒温水槽で総糖アルコール含有量
の1%に相当する、大きさが250μm以下の糖アルコ
ールと70%の甘味剤ステビオシド、アスパルテームま
たはサッカリンを0.11〜0.6%になるように上記濃
縮された糖アルコール溶液に添加した後、インペラを
1,500〜1,700rpmでまわして強く撹拌し、同
時結晶化させて水分含有量0.5%以下の無定形同時結晶
化された糖アルコールを得た。
【0037】
【実施例4】実施例1と同一の糖アルコール溶液を準備
し、同じ条件で固形分含有量が93%の過飽和糖アルコ
ール溶液を製造した。以後の過程は実施例3と同一であ
る。
【0038】
【比較例3】実施例1と同一の糖アルコール溶液を準備
し、同じ条件で固形分含有量が88%の過飽和糖アルコ
ール溶液を製造した。以後の過程は実施例1と同一であ
る。
【0039】
【比較例4】実施例1と同一の糖アルコール溶液を準備
し、同じ条件で固形分含有量が95%の過飽和糖アルコ
ール溶液を製造した。以後の過程は実施例1と同一であ
る。
【0040】
【実施例5】実施例1、2、3及び4に使用した糖アル
コール溶液は次のような割合で準備し、同じ条件で固形
分含有量がそれぞれ異なる過飽和糖アルコール溶液を製
造した。以後の過程は実施例1と同一である。
【0041】ここで得られた試料の6%溶液を調製して
ソウル女子大学の食品微生物工学科と栄養学科の大学院
生のうちよく訓練された者13名を対象に官能検査を実
施した。官能検査点数は、5点単位として非常に良い(+
2)、良い(+1)、普通である(0)、悪い(−1)、非常に
悪い(−2)で表した。
【0042】
【表5】
【0043】
【表6】
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、既存の甘味料や糖類よ
りも吸湿性が低く保存性に優れていてムシ歯予防効果が
ある低カロリー素材として、多様な濃度の糖アルコール
を高温で濃縮させた後、甘味剤と糖アルコールシードを
添加して低い温度で撹拌して結晶化させて乾燥した後、
粉砕及び分別により、安定性と保存性とが高く異臭、異
味が発生しない、甘味剤を含有した同時結晶化糖アルコ
ールを提供でき、その製造方法が開示された。
【0045】本発明を実施例によって詳細に説明した
が、本発明は実施例によって限定されず、本発明が属す
る技術分野において通常の知識を有するものであれば本
発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正また
は変更できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は甘味剤を含有した同時結晶化糖アルコー
ルの製造装置の概略図と同時結晶化のためのインペラー
の種類などを表した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C13F 3/00 C13F 3/00 (72)発明者 ジュング ソー リュン 大韓民国 ソウル ソングパ−ク チャ ムシル−ドング 86 アジア スンソー チョン エーピーティー. 1−901 (72)発明者 ノー ボング ソー 大韓民国 ソウル ノウォン−グ ジョ ングガエ−ドング シヤング エーピー ティー. 101−1106 (72)発明者 キム サング ヨング 大韓民国 キュングギ−ドー クワング ミュング−シ チュルサン−3−ドング ジョーゴング エーピーティー. 1214−404 (56)参考文献 特開 平10−304829(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/22 - 1/236 C13F 1/00 - 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糖アルコール60〜70%と、DE(Dextrose
    Equivalent)9〜11のマルトデキストリン(maltodext
    rin)0.9〜1%とを含んだ糖アルコール溶液を94〜1
    00℃、減圧状態で加熱濃縮し固形分含有量として90
    〜93%の過飽和糖アルコール溶液を作った後、冷却し
    て72〜80℃で甘味剤であるステビオシド(steviocid
    e)、アスパルテーム(aspartame)、サッカリン(sacchari
    n)またはこれらの混合物0.1〜0.6%と250μm以
    下の大きさの前記糖アルコールを0.8〜1%添加して撹
    拌することにより甘味剤が含まれた糖アルコール結晶を
    作り、次いで乾燥、粉砕及び分別して得る、甘味剤を含
    有した安定性が高い同時結晶化糖アルコールの製造方
    法。
  2. 【請求項2】糖アルコールに水を加えて糖アルコールの
    固形分含有量が90〜93%になるようにした糖アルコ
    ール溶液を、常圧で125〜135℃で加熱して濃縮さ
    れた糖アルコール溶液を製造した後、冷却して72〜8
    0℃で甘味剤であるステビオシド(steviocide)、アスパ
    ルテーム(aspartame)、サッカリン(saccharin)またはこ
    れらの混合物0.1〜0.6%と250μm以下の大きさ
    の前記糖アルコールを0.8〜1%添加し、撹拌して甘味
    剤が含まれた糖アルコール結晶を作った後乾燥、粉砕及
    び分別して得る、甘味剤を含有した安定性が高い同時結
    晶化糖アルコールの製造方法。
  3. 【請求項3】前記甘味剤としてステビオシド(steviocid
    e)0.13〜0.6%、アスパルテーム(aspartame)0.3
    〜0.54%、サッカリン(saccharin)0.11〜0.22%
    が、含まれることを特徴とする請求項第1項または第2
    項に記載の甘味剤を含有した同時結晶化糖アルコールの
    製造方法。
  4. 【請求項4】前記糖アルコールは、エリスリトール(ery
    thritol)、パラチニット(palatinite))、マンニトール
    (mannitol)、マルチトール(maltitol)またはこれらの混
    合物であり、この時エリスリトールとパラチニットの混
    合物はエリスリトール40〜80%::パラチニット20
    〜60%であり、パラチニットとマルチトールの混合物
    はパラチニット20〜80%:マルチトール80〜20%
    の混合物であることを特徴とする請求項第1項または第
    2項に記載の甘味剤を含有する同時結晶化糖アルコール
    の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項第1項または第2項の方法によって
    製造された甘味剤を含有する同時結晶化糖アルコール。
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