JP3444402B2 - 監視制御システム - Google Patents

監視制御システム

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JP3444402B2
JP3444402B2 JP01875599A JP1875599A JP3444402B2 JP 3444402 B2 JP3444402 B2 JP 3444402B2 JP 01875599 A JP01875599 A JP 01875599A JP 1875599 A JP1875599 A JP 1875599A JP 3444402 B2 JP3444402 B2 JP 3444402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、監視局が遠隔に
設置された被監視局に対し、監視データの収集及び制御
指示を行うことにより、監視局と被監視局との間で監
視、制御を行う監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】監視局が、遠隔に設置された被監視局か
ら監視データを収集するために、複数の被監視局に対
し、1局ずつ一定周期でデータ収集要求を送信し、被監
視局から監視データを受信するポーリング方式が一般に
用いられている。このポーリングによる収集方式におい
て、収集時間を短縮するための手段として、伝送路を二
重化して2ルート同時にポーリング収集する方式が用い
られている。図6は、特開平10−126428号公報
記載の二重化ループ伝送路におけるポーリング方式を示
したものである。図において、1は監視局、2a、2
b、2c、2dは端末局を示し、3、4は、監視局1及
び端末局2a、2b、2c、2dを含むように二重化ル
ープ伝送路を構成する1系、2系のループ伝送路であ
る。
【0003】次に動作について説明する。伝送路3、4
がともに正常な場合、監視局1は1系伝送路3にポーリ
ング要求aを送出し、2系伝送路4にポーリング要求b
を送出する。端末局2aはポーリング要求aを受信する
と、1系伝送路3にポーリング応答a’を返送し、端末
局2bはポーリング要求bを受信すると2系伝送路4に
ポーリング応答b’を返送する。監視局1は、ポーリン
グ応答a’を受信すると、1系伝送路3にポーリング要
求cを送出し、ポーリング応答b’を受信すると2系伝
送路4にポーリング要求dを送出する。
【0004】端末局2cはポーリング要求cを受信する
と、1系伝送路3にポーリング応答c’を返送し、端末
局2dはポーリング要求dを受信すると、2系伝送路4
にポーリング応答d’を返送する。以下同様に、両系と
も正常な場合は、それぞれの系で1つおきの端末に対
し、同時にポーリングを行う。また片系に異常が発生し
た場合は、他方の正常系で1局ずつ順次ポーリングを行
う。これにより、両系とも正常な場合は、従来の約2倍
のパフォーマンスでポーリングによる収集を行うことが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の二重化ループ伝送路におけるポーリング方式
は、被監視局である端末局を2分割し、ポーリング周期
を半分に短縮することは可能であるが、被監視局が多く
なると、ポーリング周期が半分に短縮されてもなおポー
リング周期として長時間を要することになり、例えば状
変発生の情報が、発生後時間を置いて監視局1へ伝送さ
れるという状態になるといった問題があった。また従来
の方式では、被監視局に対して二重化された伝送ルート
のどちらを使用するかについては明確には決まっていな
いため、場合によってはある被監視局については一方の
ルートでしかポーリング収集が行われず、もう一方のル
ートの正常性を確認できない場合があるという問題もあ
った。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、被監視局を複数の系統に分
け、各系統について2チャンネルの伝送ルートを同時に
使用して、一度に2×系統数の被監視局に対し一斉にポ
ーリングによる監視データ収集を行うことにより、監視
データ収集の周期を大幅に短縮する監視制御システムを
得ることを第一の目的としている。また、伝送路及び被
監視局の障害検出を容易にする監視制御システムを得る
ことを第二の目的としている。また、監視データ収集と
同じ回線を用いて制御指令を送信する監視制御システム
を得ることを第三の目的としている。さらに、監視デー
タ収集と同じ回線を用いて、一斉指令処理を行う監視制
御システムを得ることを第四の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる監視制
御システムにおいては、それぞれ中継局を含むように複
数の系統に分けられた複数の被監視局と、この被監視局
に監視データの送信指示を行って被監視局から監視デー
タを収集すると共に被監視局に制御命令を送信する監視
局と、この監視局及び複数の系統の各中継局を結ぶよう
構成された第一のルート及び第二のルートからなる2チ
ャンネルの伝送ルートを備え、各系統の中継局と中継局
以外の各被監視局とは2チャンネルの伝送ルートに対応
する2チャンネルの枝分かれルートによって結ばれ、監
視局は、系統毎に2チャンネルの伝送ルートに一つの系
統内の二つの被監視局を対応させ、全ての系統について
同時に2チャンネルの伝送ルートを用いて、一度に2×
系統数の被監視局に対して監視データの送信指示を行う
ものである。
【0008】また、監視局は、第一のルートで監視デー
タの送信指示を行った被監視局に対する次の送信指示
を、第二のルートによって行うものである。また、監視
局は、第一のルートを用いる監視データの送信指示によ
る監視データの収集に失敗した後、第二のルートを用い
る監視データの送信指示による監視データの収集にも失
敗したとき、被監視局を障害ありと認識するものであ
る。さらに、監視局は、第一のルートを用いる監視デー
タの送信指示による監視データの収集に連続して失敗し
たとき、第一のルートを障害ありと認識するものであ
る。
【0009】また、監視局は、制御命令を2チャンネル
の伝送ルートを用いて同時に送信するものである。さら
にまた、被監視局は、第一のルートを経由して第一の制
御命令が着信した後、第二のルートを経由する第二の制
御命令が着信した時、第一の制御命令と第二の制御命令
を比較し、同じであれば、第一の制御命令を用いて被制
御機器の制御を行い、同じでなければ、第一の制御命令
及び第二の制御命令を共に無効にするものである。
【0010】また、被監視局は、第一のルートを経由し
て第一の制御命令が着信した後、第二のルートを経由す
る第二の制御命令が所定時間内に着信しない場合は、第
一の制御命令によって被制御機器の制御を行うものであ
る。また、監視局は、複数の被監視局に対する一斉指令
を2チャンネルの伝送ルートを用いて同時に送信するも
のである。加えて、被監視局は、一斉指令の結果を、監
視データに含めて送信するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、この発
明の実施の形態1による監視制御システムの構成を示す
図である。図において、1は監視局、5は中継局で、5
a、5b、5cは各中継局を表す。6は中継局5に接続
される端末局、7は中継局5とこれに接続される端末局
6とで構成される系統で、7a、7b、7cはそれぞれ
中継局5a、5b、5cに対応する系統である。ここで
監視局1と中継局5a、5b、5cは、1つのループを
構成するよう接続されており、監視局1から送信される
データは、監視局1→中継局5a→中継局5b→中継局
5cという右回りルート(第一のルート)と、監視局1
→中継局5c→中継局5b→中継局5aという左回りル
ート(第二のルート)の2つが定義され、どちらのルー
トを用いても伝送が行われるようになっている。また、
端末局6は、伝送ループ上の中継局5a、5b、5cか
ら枝別れした形の枝分かれルートによって接続され、中
継局と接続される物理上1本の回線を、監視局1と中継
局5a、5b、5cで構成される伝送ループに対し、2
チャンネルの伝送ルートを論理多重化し、一方のチャン
ネルは、監視局1→中継局5a→中継局5b→中継局5
cという右回りルートから枝別れするチャンネルとして
定義し、他方のチャンネルは、監視局1→中継局5c→
中継局5b→中継局5aという左回りルートから枝別れ
するチャンネルとして定義して使用する。なお、中継局
5及び端末局6は、いずれも被監視局である。図2は、
この発明の実施の形態1による監視制御システムにおけ
る系統テーブルのフォーマットを示す図である。
【0012】次に動作について説明する。監視局1では
中継局5a、5b、5c及び端末局6の被監視局を、中
継局5とその中継局5に接続されている端末局6とを一
まとめにして、中継局5aに対して系統7aを、中継局
5bに対して系統7bを、中継局5cに対して系統7c
を定義する。その上で監視局1は、自ら持っている内部
メモリ上に系統テーブルを作成し、定義した系統7a、
7b、7cを割り付ける。図2は、系統テーブルの構成
を模式的に表した図であり、中継局単位に定義した系統
7a、7b、7cが各列に配置される。監視局1は、そ
れぞれの系統7a、7b、7cについて系統番号を割り
当て系統テーブルに定義する。次に中継局5a、5b、
5cに接続されている端末局6について、監視局1は端
末局6の局番号の小さいものから順番に1局ずつ、端末
局6と接続している中継局が属する系統のテーブル位置
に、端末局6の局番号を設定する。この系統テーブルに
書き込まれた端末局の並びの順番が、ポーリング収集の
順番となる。
【0013】監視局1は、自ら起動されると、作成した
系統テーブルに従い、1つの系統について2つの被監視
局を選択し、一方の局には右回り、すなわち監視局1→
中継局5a→中継局5b→中継局5cの伝送ルートによ
り、監視データの収集要求を送信する。またもう一方の
局には左回り、すなわち監視局1→中継局5c→中継局
5b→中継局5aの伝送ルートにより、監視データの収
集要求を送信する。ここで2つの被監視局を選択する方
法については、後述の実施の形態2で述べる対角線方式
による選択を行うものとする。この方法により選択され
た2つの被監視局に対し、監視局1は2ルートを同時使
用して、2つの被監視局に対し監視データの収集要求を
送信する。
【0014】その後、監視局1は、内部で持っているタ
イマにて指定した一定時間経過後、次の2つの被監視局
に対して同様に2ルートを用いて監視データの収集を行
う。以下同様に、一定時間毎に2つの被監視局に対して
それぞれ右回り、左回りの2つのルートを用いて監視デ
ータの収集要求を同時に送信し、収集要求を受信した被
監視局は、応答として監視データを送信する。これを系
統テーブル上に定義した全ての系統に対して同時に行
う。ここで監視局1は、系統数×2の受信部を備えてお
り、収集要求を送信した系統数×2の局数分の被監視局
からの監視データを受信部にて受信する。
【0015】実施の形態1によれば、監視データ収集用
にループ伝送路から枝別れしている端末局6への回線を
含めて2チャンネルの伝送ルートを定義し、この2ルー
トを同時使用することで1度に2つの被監視局から監視
データを収集するようにしたこと、さらにこの収集を中
継局5毎に系統を設定して、2×系統数分の被監視局に
対して同時に監視データの収集を行うようにしたことに
より、ポーリング収集の周期を従来の半分から2×系統
数分の1へと短縮し、状変情報を短時間で監視局1に伝
達することを可能にするという効果が得られる。
【0016】実施の形態2.実施の形態1では、複数の
系統で一斉に2チャンネルの伝送ルートを同時に使用し
て被監視局から監視データを収集する方法について述べ
たが、実施の形態2は、被監視局の選択方法についての
ものである。図3は、この発明の実施の形態2による監
視制御システムにおける対角線方式によるポーリング収
集対象局の選択方法を示す図である。
【0017】図3は、系統7aにおいて、対角線方式に
よる二つの局の選択方式を示したもので、図2に示す端
末局の局番号が示されている。系統7aに属する被監視
局に対して、まず先頭の局番号001を持つ被監視局を
右回りルートで収集する被監視局と定め、これに対し系
統7aの全被監視局数を2で割った商の分だけ、右回り
ルートで選択した被監視局から順番を進めた局014を
左回りルートで選択する被監視局として、監視局は2ル
ートを同時使用して監視データの収集要求を送信する。
その後、監視局は、内部で持っているタイマにて指定し
た一定時間経過後、右回りルートについては局番号00
3の被監視局、左回りルートについては局番号016の
被監視局に対して監視データの収集要求を送信する。こ
の図3の対角線方式による局選択において、そのまま局
番号を進めていけば、前回の収集で右回りルートで収集
を行った被監視局に対して、今度の収集は左回りルート
で収集を行うよう指定される。同様に前回の収集で左回
りルートで収集を行った被監視局に対しては、今度の収
集は右回りルートで収集を行うよう指定される。すなわ
ち全ての被監視局について、対角線方式で回していくこ
とにより、右回りルートでの収集と左回りルートでの収
集を交互に実施することになる。
【0018】この方式により、仮に右回りルートで回線
障害が発生したために監視データの収集ができなかった
場合でも、左回りルートが正常であれば次回の収集で監
視データの収集が可能となる。そのため、ポーリングに
よる監視収集は途切れることなく、正常なルートにて継
続される。監視局1が或る被監視局について障害として
認識するのは、右回り及び左回りの両方のルートでの監
視データ収集が失敗した場合であり、この状態で右回り
または左回りのどちらかのルートで監視データ収集が成
功すれば、監視局1はその被監視局について障害復旧と
みなすことができる。このように、両方のルートでの監
視データ収集が連続で失敗したときに障害と認識するこ
とにより、より精度の高い被監視局の障害認識が可能と
なる。
【0019】また、2ルート同時使用のポーリングは、
2ルートの収集状況に関係なく常時行う。これにより、
あるルートについて数局連続で障害により監視データ収
集が不可能になった場合、監視局1はそのルートについ
て障害発生を認識し、この状態で次に監視データ収集が
可能になったタイミングで、監視局1はそのルートにつ
いて障害復旧と認識する。実施の形態2によれば、全て
の被監視局について、監視データ収集を2ルート交互使
用としたことで、2ルート両方が障害とならない限りポ
ーリング収集が継続して行うことができるという効果が
得られる。また、2ルート同時使用によるポーリング収
集を常時行うようにしたことで、ポーリング収集を行い
ながら各ルートの障害発生・復旧の検出を迅速に行うこ
とができるという効果も得られる。
【0020】実施の形態3.実施の形態1及び実施の形
態2では、2チャンネルの伝送ルートを用いた監視デー
タの収集方法について述べたが、監視制御システムのも
う1つの中心的機能として、被監視局設置の無線装置や
電源などの機器制御がある。この機器制御は、その機器
に対して被監視局が直接行う他、監視局1からの指示に
より遠隔操作で実施する方法もある。図4は、この発明
の実施の形態3による監視制御システムにおける監視局
1から端末局3への遠隔制御の処理の流れについて示し
たものである。
【0021】監視局1にて端末局6に対する制御命令を
発行する際、まず監視局1は端末局6を含む監視データ
収集系統について、ポーリング収集を中断する(ステッ
プS1)。ここで、その他の監視データ収集系統につい
ては、引き続きポーリング収集を継続する。次に監視局
1は、端末局6への制御命令を作成し、端末局6に対す
る2チャンネルの伝送ルートを両方とも使用して制御命
令を端末局6に送信する(ステップS2)。
【0022】端末局6は、2チャンネルの伝送ルートの
うちいずれか一方から制御命令を受信すると、内部タイ
マを起動し、もう一方のルートから同じ制御命令が到達
するのを待つ(ステップS3)。ここで内部タイマのタ
イムアウト値は、監視局1が2チャンネルの伝送ルート
に同一の制御命令を送信する際、ルート間で送信タイミ
ングのずれが生じた場合に、端末局6がこの制御命令を
受信する際の時間のずれをカバーできる値に設定する。
また、監視局1では制御命令送信後は、一定時間の処理
待ちを入れることとし、端末局6では内部タイマ値をこ
の処理待ち時間よりも短い値に設定する。例えば、処理
待ち時間を100msとした場合、内部タイマ値は50
ms程度に設定する。
【0023】この状態で、もう一方のルートから制御命
令を受信すると(ステップS4)、端末局6は両方の制
御命令を比較し(ステップS5)、同じ制御命令であれ
ば内部タイマを停止、クリアして後着で受信した制御命
令を廃棄する(ステップS6)。その後端末局6は、制
御命令に従い、該当する機器の制御を行う(ステップS
7)。また、もう一方のルートからの制御命令が到達せ
ず、制御命令受信待ちのタイマがタイムアウトした場
合、または受信した制御命令があらかじめ定義したフォ
ーマットに反した不正な命令であった場合、端末局6は
既に受信済みの制御命令に従い、該当する機器の制御を
行う(ステップS8)。加えて、もう一方のルートから
の制御命令待ち状態で受信した制御命令が、既に受信し
た制御命令との比較の結果違うものであった場合、端末
局6は先着及び後着で受信した制御命令を共に無効とし
て、これらの制御命令を廃棄する(ステップS9)。
【0024】また監視局1は、制御命令送信後に一定時
間の処理待ちを入れた後、再び監視データ収集のポーリ
ングを再開する。そして、端末局6への制御命令に対す
る制御の実行結果は、このポーリング収集により端末局
6から送信される監視データにより判定する。以上は、
制御処理を端末局に対して行う場合について述べたが、
中継局に対しても同様の処理で機器制御を実行すること
ができる。実施の形態3によれば、監視データのポーリ
ング収集と同じ回線を用いて端末局機器に対する遠隔制
御を行うことを可能としたことで、制御用に改めて回線
割り当てを行うことが不要となる。また、2チャンネル
の伝送ルートで制御命令を送信するようにしたことで、
1ルート障害時でも遠隔制御の実行が可能であるという
効果を得ることができる。
【0025】実施の形態4.実施の形態3では、被監視
局の機器制御時に、監視データ収集と同一の回線で制御
を実行する方法について述べたが、監視制御システムで
は、全てあるいは一部の被監視局に対し、災害情報など
特定の情報を同報で送信する一斉指令処理を持つことが
ある。この一斉指令の実行に際し、実施の形態3で述べ
た制御処理と同様に実行することにより、一斉指令を行
うための制御、例えば音声、FAXといった一斉指令の
種別通知や一斉指令のための電話、FAXの回線接続、
あるいは一斉指令データを被監視局が正しく受信したこ
とを監視局に通知する受令確認といった処理を、監視デ
ータ収集と同じ回線で行うようにすることができる。
【0026】図5は、この発明の実施の形態4による監
視制御システムにおける監視局と被監視局間における一
斉指令制御の流れを示す図である。一斉指令を実行する
場合、監視局は、被監視局に対して一斉指令開始を意味
する回線接続起動信号101を送信する。この回線接続
起動信号101の送信は、実施の形態3と同様に、監視
データ収集のポーリングを中断して、2チャンネルの伝
送ルート両方に対して行う。その後、監視局は監視デー
タ収集のポーリングを再開する。回線接続起動信号10
1を、実施の形態3で示した方法で受信した被監視局
は、応答として接続確認信号102を監視局に対して送
信する。ここで接続確認信号102の送信は、監視デー
タ収集のポーリングに対する応答としての監視データの
中に含め、監視局からの監視データ収集要求受信時に監
視局へ送信する。これにより、接続確認信号102のた
めのデータを別途作成して送信する場合と比較して、回
線上を流れるデータ量が少なくなり、回線の輻輳を防止
することができる。
【0027】接続確認番号102を受信した監視局は、
被監視局との接続を確認すると被監視局に対し一斉通報
中信号103を、監視データ収集のポーリングを中断し
て、2チャンネルの伝送ルート両方に送信し、続けて音
声あるいはFAXの一斉指令データを送信する。なお一
斉指令データの送信は、監視制御用の回線とは別に専用
の回線を用意して行う。一斉指令データ送信後、監視局
は被監視局に対し指令終了信号104を、回線接続起動
信号101や一斉通報中信号103と同様に2ルートで
送信し、これを受信した被監視局は、正常受信を通知す
るための受令確認信号105を、接続確認信号102と
同様に監視データに含め、監視局からのポーリングによ
る監視データ収集要求の受信時に送信する。最後に、監
視局は一斉指令終了指示信号106を被監視局へ2ルー
トで送信する。
【0028】実施の形態4によれば、一斉指令処理を、
監視データ収集で使用するのと同じ回線で実行するよう
にしたことで、一斉指令制御用の回線を布設したり、チ
ャンネルを割り当てることなく、一斉指令制御を行うこ
とが可能となり、回線布設のコストが削減できるという
効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。それぞ
れ中継局を含むように複数の系統に分けられた複数の被
監視局と、この被監視局に監視データの送信指示を行っ
て被監視局から監視データを収集すると共に被監視局に
制御命令を送信する監視局と、この監視局及び複数の系
統の各中継局を結ぶよう構成された第一のルート及び第
二のルートの2チャンネルからなる伝送ルートを備え、
各系統の中継局と中継局以外の各被監視局とは2チャン
ネルの伝送ルートに対応する2チャンネルの枝分かれル
ートによって結ばれ、監視局は、系統毎に2チャンネル
の伝送ルートに一つの系統内の二つの被監視局を対応さ
せ、全ての系統について同時に2チャンネルの伝送ルー
トを用いて、一度に2×系統数の被監視局に対して監視
データの送信指示を行うので、監視データの収集の周期
2×系統数分の1に短縮することができる。
【0030】また、監視局は、第一のルートで監視デー
タの送信指示を行った被監視局に対する次の送信指示
を、第二のルートによって行い、2チャンネルの伝送ル
ートを交互に使用するので、2チャンネルの伝送ルート
が共に障害を発生しないかぎり、監視データの収集を行
うことができる。また、監視局は、第一のルートを用い
る監視データの送信指示による監視データの収集に失敗
した後、第二のルートを用いる監視データの送信指示に
よる監視データの収集にも失敗したとき、被監視局を障
害ありと認識するので、簡単に被監視局の障害発生を検
出することができる。
【0031】さらに、監視局は、第一のルートを用いる
監視データの送信指示による監視データの収集に連続し
て失敗したとき、第一のルートを障害ありと認識するの
で、簡単に伝送ルートの障害発生を検出することができ
る。また、監視局は、制御命令を2チャンネルの伝送ル
ートを用いて同時に送信するので、監視データの収集用
の伝送ルートを用いて制御命令が伝送できると共に、1
チャンネルの伝送ルートが障害を発生しているときでも
遠隔制御が実行できる。
【0032】さらに、被監視局は、第一のルートを経由
して第一の制御命令が着信した後、第二のルートを経由
する第二の制御命令が着信した時、第一の制御命令と第
二の制御命令を比較し、同じであれば、第一の制御命令
を用いて被制御機器の制御を行い、同じでなければ、第
一の制御命令及び第二の制御命令を共に無効にするの
で、制御命令伝送の信頼性を増すことができる。また、
被監視局は、第一のルートを経由して第一の制御命令が
着信した後、第二のルートを経由する第二の制御命令が
所定時間内に着信しない場合は、第一の制御命令によっ
て被制御機器の制御を行うので、1チャンネルの伝送ル
ートが障害を発生しているときでも遠隔制御が実行でき
る。
【0033】また、監視局は、複数の被監視局に対する
一斉指令を2チャンネルの伝送ルートを用いて同時に送
信するので、監視データの収集用の伝送ルートを用いて
一斉指令が伝送できる。加えて、被監視局は、一斉指令
の結果を、監視データに含めて送信するので、一斉指令
の結果を別途作成して監視局に伝送する場合に比べ、伝
送ルート上のデータ量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による監視制御シス
テムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による監視制御シス
テムにおける系統テーブルのフォーマットを示す図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による監視制御シス
テムにおける対角線方式によるポーリング収集対象局の
選択方法を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による監視制御シス
テムにおける遠隔制御実行のフローを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による監視制御シス
テムにおける一斉指令制御のシーケンスを示す図であ
る。
【図6】 従来の二重化ループ伝送路におけるポーリン
グ方式を示す図である。
【符号の説明】
1 監視局、 5 中継局、 6 端末局、 7 系
統。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/437 H04L 1/22 H04Q 9/00 311

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ中継局を含むように複数の系統
    に分けられた複数の被監視局、この被監視局に監視デー
    タの送信指示を行って被監視局から監視データを収集す
    ると共に被監視局に制御命令を送信する監視局、この監
    視局及び上記複数の系統の各中継局を結ぶよう構成され
    た第一のルート及び第二のルートからなる2チャンネル
    の伝送ルートを備え、上記各系統の中継局と中継局以外
    の各被監視局とは上記2チャンネルの伝送ルートに対応
    する2チャンネルの枝分かれルートによって結ばれ、上
    記監視局は、上記系統毎に2チャンネルの伝送ルートに
    一つの系統内の二つの被監視局を対応させ、全ての系統
    について同時に2チャンネルの伝送ルートを用いて、一
    度に2×系統数の被監視局に対して監視データの送信指
    示を行うことを特徴とする監視制御システム。
  2. 【請求項2】 監視局は、第一のルートで監視データの
    送信指示を行った被監視局に対する次の送信指示を、第
    二のルートによって行うことを特徴とする請求項1記載
    の監視制御システム。
  3. 【請求項3】 監視局は、第一のルートを用いる監視デ
    ータの送信指示による監視データの収集に失敗した後、
    第二のルートを用いる監視データの送信指示による監視
    データの収集にも失敗したとき、被監視局を障害ありと
    認識することを特徴とする請求項2記載の監視制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】 監視局は、第一のルートを用いる監視デ
    ータの送信指示による監視データの収集に連続して失敗
    したとき、第一のルートを障害ありと認識することを特
    徴とする請求項2または請求項3記載の監視制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】 監視局は、制御命令を2チャンネルの伝
    送ルートを用いて同時に送信することを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれか一項記載の監視制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】 被監視局は、第一のルートを経由して第
    一の制御命令が着信した後、第二のルートを経由する第
    二の制御命令が着信した時、第一の制御命令と第二の制
    御命令を比較し、同じであれば、第一の制御命令を用い
    て被制御機器の制御を行い、同じでなければ、第一の制
    御命令及び第二の制御命令を共に無効にすることを特徴
    とする請求項5記載の監視制御システム。
  7. 【請求項7】 被監視局は、第一のルートを経由して第
    一の制御命令が着信した後、第二のルートを経由する第
    二の制御命令が所定時間内に着信しない場合は、第一の
    制御命令によって被制御機器の制御を行うことを特徴と
    する請求項5記載の監視制御システム。
  8. 【請求項8】 監視局は、複数の被監視局に対する一斉
    指令を2チャンネルの伝送ルートを用いて同時に送信す
    ることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項
    記載の監視制御システム。
  9. 【請求項9】 被監視局は、一斉指令の結果を、監視デ
    ータに含めて送信することを特徴とする請求項8記載の
    監視制御システム。
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