JP3443937B2 - 選別機の選別物供給移送装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】この発明は、選別機の選別物供給
移送装置に関する。 【０００２】 【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
は、選別施設においては、野菜・果実（イ）等を箱詰め
した箱体（ロ）が入荷すると、この箱体（ロ）は、選別
機の荷受移送手段上へ供給搭載されて、この荷受移送手
段で移送されて供給部まで移送されると、作業者は該供
給部へ箱体（ロ）を取り込み、作業者はこの箱体（ロ）
内の野菜・果実（イ）が、例えばキュウリ（イ）である
と、このキュウリ（イ）は選別移送手段上へ供給搭載さ
れて、この選別移送手段で移送されながら、途中に設け
た選別手段によって、このキュウリは等級及び階級が判
定され、この等級及び階級別が判定されたキュウリは、
個別に所定位置まで移送されて、この選別移送手段から
各引出し移送手段へ排出されて引継ぎされ、この引き出
し移送手段で移送されて、所定の受ボックス内へ排出さ
れて貯留される。 【０００３】上記の選別作業は、入荷者別に行われるこ
とにより、選別能率が低かったが、これを２名の入荷者
を同時に選別したり、又１人の入荷者の選別に切換可能
な構成として、選別能率の向上を図ろうとするものであ
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】このため、この発明は、
供給された果実・野菜（イ）を載せて移送する複数条の
選別移送手段３ａ，３ｂを併設し、該選別移送手段３
ａ，３ｂの移送途中には移送中の果実・野菜（イ）の等
級及び階級を判定する選別手段４を設け、終端側には選
別された等級及び階級毎に果実・野菜（イ）を移送する
引出移送手段５ａ，５ｂ…を設けた選別機において、該
選別機の始端側に荷受け野菜・果実（イ）の箱詰めされ
た箱体（ロ）を受けて待機させる待機ローラコンベア１
０ｂ，１１ｂを前記選別移送手段３ａ，３ｂを挟んで両
側に併設し、これら待機ローラコンベア１０ｂ，１１ｂ
と夫々の移送始端側に設けた荷受け口との間を荷受ロー
ラコンベア１０ａ，１１ａで接続するに、一方の待機ロ
ーラコンベア１１ｂの両端には異なる荷受け口からの荷
受ローラコンベア１０ａ，１１ａを接続し、他方の待機
ローラコンベア１０ｂには上記荷受ローラコンベアのう
ちの一のコンベア１０ａを接続し、一方の荷受ローラコ
ンベア１０ａからの箱体(ロ)を両方の待機ローラコンベ
ア１０ｂ，１１ｂに移送供給すると共に、他方の荷受ロ
ーラコンベア１１ａからの箱体（ロ）を上記一方の待機
ローラコンベア１１ｂを経由して他方の待機ローラコン
ベア１０ｂへ移送供給すべく、切換手段１４の操作に基
づいて箱体（ロ）の移送を変換する移送変換手段１２を
設けてなる選別機の選別物供給移送装置の構成とする。 【０００５】 【発明の作用】選別施設では、野菜・果実（イ）等を箱
詰めした箱体（ロ）が、例えば１名の人から持ち込みさ
れて入荷する場合であって、一方の荷受ローラコンベア
１０ａからの箱体は、移送変換手段１２の操作によって
箱体（ロ）は待機ローラコンベア１０ｂ，１１ｂの両者
へ移送される。各待機ローラコンベア１０ｂ，１１ｂと
選別移送手段３ａ，３ｂの間に夫々配置している作業者
は、箱体（ロ）をそれぞれ取り込み、選別移送手段３
a，３ｂ上へこの箱体（ロ）内の野菜・果実（イ）等を
別々に供給する。野菜・果実（イ）等は各選別移送手段
３ａ，３ｂで移送され、途中に設けた選別手段４による
仕分け信号に基づき該当の引出し移送手段５ａ，５ｂ…
により所定に排出される。 【０００６】持ち込み者が１名で、他の荷受ローラコン
ベア１１ａ側に荷受された箱体（ロ）は、移送変換手段
１２の操作によって、待機ローラコンベア１１ｂを経由
して他方の待機ローラコンベア１０ｂに移送される。し
たがって両待機ローラコンベア１０ｂ，１１ｂに配置で
きる。 【０００７】又箱体（ロ）が２名の人から持ち込みされ
て入荷すると、この持ち込み者の異なるキュウリ
（イ），（イ）を同時に選別作業を行うことができる。
例えばＡ氏の箱体（ロ）は、一方の荷受ローラコンベア
１０ａ上へ供給して、又Ｂ氏の箱体（ロ）は、他方の荷
受ローラコンベア１０ｂ上へ供給して、これら荷受ロー
ラコンベア１０ａ，１０ｂの両者で移送されて待機ロー
ラコンベアまで移送される。各作業者は選別移送手段３
ａ，３ｂの各供給部１３ａ，１３ｂへ箱体（ロ），
（ロ）をそれぞれ取り込み、これら箱体（ロ），（ロ）
内のキュウリ（イ），（イ）は、両側の各作業者によっ
て、両側の各選別移送手段３ａ，３ｂ上へ別々に供給さ
れる。 【０００８】【発明の効果】 上記により、１名の人の持ち込みの場合
では両方の待機ローラコンベアに移送 でき、２名の人の
持ち込みでは、各待機ローラコンベアに供給して、同時
に選別することができて、選別時間は総合計で大巾に短
縮させることができて、選別能率が大巾に向上し、選別
供給者のロスタイムをほとんどなくすることができ、又
作業人員の適宜配置が可能となった。 【０００９】特に、１名の持ち込み箱体（ロ）は、荷受
ローラコンベアからのいずれからの供給であっても両方
の待機ローラコンベアに供給でき荷受場所を選ばないた
め選別効率を向上する。 【００１０】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、野菜・果実（イ）等を選別する選別施
設の選別機１を示すものであり、この選別機１は、荷受
移送手段２ａ，２ｂ、選別移送手段３ａ，３ｂ、選別手
段４、各引出し移送手段５ａ，５ｂ……、各受ボックス
６ａ，６ｂ……、空箱排出移送手段７、空箱供給移送手
段８及び製品搬出手段９等よりなる構成である。 【００１１】前記荷受移送手段２ａは、次の構成であ
る。平面視左右方向の荷受ローラコンベア１０ａと、前
後方向、即ち前記選別移送手段３ａ，３ｂの移送方向に
沿う方向に設けられ果実を収容した箱体（ロ）を順次受
けて待機させる待機ローラコンベア１０ｂと、これら荷
受ローラコンベア１０ａと待機ローラコンベア１０ｂと
の間を連接する隅ローラコンベア１０ｃとからなる構成
である。前記荷受移送手段２ｂは、同様に平面視左右方
向の荷受ローラコンベア１１ａと、前後方向、即ち前記
選別移送手段３ａ，３ｂの移送方向に沿う方向に設けら
れ果実を収容した箱体（ロ）を順次受けて待機させる待
機ローラコンベア１１ｂと、これら荷受ローラコンベア
１１ａと待機ローラコンベア１１ｂとの間を連接する隅
ローラコンベア１１ｃとからなる構成である。該待機ロ
ーラコンベア１１ｂの終端部は、荷受移送手段２ａの荷
受ローラコンベア１０ａの所定位置へ連接させ、この連
接部には移送方向を変換する移送変換手段１２を設けて
いる。該荷受移送手段２ａの該待機ローラコンベア１０
ｂと、該荷受移送手段２ｂの該待機ローラコンベア１１
ｂとは所定の間隙を設けた構成としている。 【００１２】野菜・果実（イ）等を箱詰めした箱体
（ロ）は、例えば野菜・果実（イ）がキュウリであった
とすると、このキュウリ（イ）をＡ氏及びＢ氏の両者か
ら持ち込みされて入荷したときは、図３の如くＡ氏の該
箱体（ロ）は、荷受移送手段２ａの荷受ローラコンベア
１０，ａ上へ供給搭載すると、この荷受ローラコンベア
１０ａから隅ローラコンベア１０ｃを経て待機ローラコ
ンベア１０ｂ上の所定位置である供給部１３ａまで移送
される構成である。又図３の如くＢ氏の該箱体（ロ）
は、荷受移送手段２ｂの荷受ローラコンベア１１ａ上へ
供給搭載すると、この荷受ローラコンベア１１ｂから隅
ローラコンベア１１ｃを経て待機ローラコンベア１１ｂ
上の所定位置である供給部１３ｂまで移送される構成で
ある。 【００１３】前記箱体（ロ）は、１人から持ち込みされ
て入荷したときは、荷受移送手段２ａ又は２ｂいずれか
の側へでも供給搭載が可能であるが、該荷受移送手段２
ａ又は２ｂへ供給搭載するときは、集計室１４′内に設
けた切換手段１４を操作することにより、図４の如く荷
受口数を１口にして該荷受移送手段２ａの荷受ローラコ
ンベア１０ａ上へ供給搭載すると、この荷受ローラコン
ベア１０ａから隅ローラコンベア１０ｃを経て待機ロー
ラコンベア１０ｂ上の所定位置である供給部１３ａまで
移送と、移送変換手段１２の作動により、該荷受ローラ
コンベア１０ａから該荷受移送手段２ｂの待機ローラコ
ンベア１１ｂ上の所定位置である供給部１３ｂまで移送
とが交互に行われる構成である。又図５の如く該荷受移
送手段２ｂの荷受ローラコンベア１１ａ上へ供給搭載す
ると、この荷受ローラコンベア１１ａから隅ローラコン
ベア１１ｃを経て待機ローラコンベア１１ｂ上の所定位
置である該供給部１３ｂまで移送と、該移送変換手段１
２の作動により、該荷受移送手段２ｂの該待機ローラコ
ンベア１１ｂから該荷受移送手段２ａの該荷受ローラコ
ンベア１０ａ、該隅ローラコンベア１０ｃを経て該待機
ローラコンベア１０ｂ上の所定位置である供給部１３ａ
まで移送とが交互に行われる構成である。該移送変換手
段１２は該切換手段１４の切換え操作により、作動、又
は停止に切換えできる構成としている。 【００１４】前記空箱排出移送手段７は、図６の如く選
別移送手段３ａ，３ｂの上部に設けられ、前後方向の待
機ローラコンベア２０ａと左右方向の荷受ローラコンベ
ア２０ｂとの間を連接する隅ローラコンベア２０ｃとか
らなる構成であり、箱体（ロ）からキュウリ（イ）を取
り出して空になった空箱体（ハ）は、この待機ローラコ
ンベア２０ａ上へ供給搭載すると、この待機ローラコン
ベア２０ａから該隅ローラコンベア２０ｃ、該荷受ロー
ラコンベア２０ｂ上を移送されて機外へ排出される構成
としている。 【００１５】前記選別移送手段３ａ，３ｂは、平面視待
機ローラコンベア１０ｂ，１１ｂ間の中央部に前後方向
に設け、前後端部の左右両側に軸支した各スプロケット
間にチエン１５ａ，１５ｂを掛け渡し、このチエン１５
ａ，１５ｂには所定間隔に受皿１６を転倒復起回動自在
に設けた構成であり、各供給部１３ａ，１３ｂまで移送
された箱体（ロ），（ロ）内のキュウリ（イ）を、この
箱体（ロ）から取り出し左右両側の該受皿１６，１６上
へ供給搭載する構成としている。 【００１６】前記供給部１３ａ，１３ｂには、複数個の
踏台１７′を設け、この踏台１７′上に作業者が立ち、
上記の野菜・果実（イ）の供給搭載を行う構成としてい
る。選別手段４は、各供給部１３ａ，１３ｂの下手側に
設け、選別移送手段３ａ，３ｂの各受皿１６，１６上に
搭載されて、この選別手段４部を通過するキュウリ
（イ）を等級別（秀級，優級，良級）、階級別（Ｌ，
Ｍ，Ｓ）及び格外別等に判定される構成としている。こ
の選別手段４で等級別、階級別、格外別等に判定された
データは、集計室１４′内の荷受集計処理装置１７のＣ
ＰＵ１８へ入力されて、入荷者別に記憶される構成であ
り、この入力によって選別済みキュウリ（イ）は、この
荷受集計処理装置１７のこのＣＰＵ１８により、各選別
毎に所定位置まで移送制御されて、所定位置で受皿１６
が転倒して、このキュウリ（イ）は所定の各引出し移送
手段５ａ，５ｂ……へ排出される構成としている。又こ
の荷受集計処理装置１７のこのＣＰＵ１８は、個人別で
更に等級別、階級別、格外別に選別データが集計される
構成としている。 【００１７】前記引出し移送手段５ａ，５ｂ……は、選
別移送手段３ａ，３ｂの左右両側に複数列設け、左右端
部に軸支した各プーリ間にコンベアベルト１９を掛け渡
した構成であり、このコンベアベルト１９上へ排出され
た選別済みキュウリ（イ）は、このコンベアベルト１９
で移送されて、終端部から所定の各受ボックス６ａ，６
ｂ……内へ排出されて貯留される構成である。 【００１８】前記荷受移送手段２ｂは、図９の他の実施
例の如く待機ローラコンベア１１ａの終端部を、荷受移
送手段２ａの荷受ローラコンベア１０ａに連接させない
構成として、Ａ氏及びＢ氏の両者から持ち込みされて入
荷した箱体（ロ）内のキュウリ（イ）を選別する構成と
して、１人で持ち込みされて入荷した箱体（ロ）を該荷
受移送手段２ａと該荷受移送手段２ｂとの両者に切換え
できない構成とするもよい。 【００１９】前記空箱供給移送手段８は、平面視選別移
送手段３ａ，３ｂの外側に設けられ、前後方向の前後ロ
ーラコンベア（Ａ）２１ａ及び前後ローラコンベア
（Ｂ）２１ｂと左右方向の左右ローラコンベア２１ｃと
の間を連接する隅ローラコンベア２１ｄ，２１ｄとから
なる構成であり、空箱（ハ）は、図７の如くこの前後ロ
ーラコンベア（Ａ）２１ａ上へ供給搭載すると、この前
後ローラコンベア（Ａ）２１ａ、該隅ローラコンベア２
１ｄ、該荷受ローラコンベア２１ｃ、該隅ローラコンベ
ア２１ｄを経て該前後ローラコンベア（Ｂ）２１ｂへと
順次移送される構成である。この移送中の空箱（ハ）を
取り、選別済みキュウリ（イ）をこの空箱（ハ）へ挿入
して箱詰めする構成としている。 【００２０】前記製品搬出手段９は、空箱供給移送手段
８下側に設けられ、前後方向の前後ローラコンベア
（Ａ）２２ａ、前後ローラコンベア（Ｂ）２２ｂ、前後
ローラコンベア（Ｃ）２２ｃ、左右方向の左右ローラコ
ンベア２２ｄ、及び隅ローラコンベア２２ｅ，２２ｅか
らなる構成であり、該前後ローラコンベア（Ａ）２２ａ
終端部は、該左右ローラコンベア２２ｄの所定位置へ連
接させ、該前後ローラコンベア（Ｂ）２２ｂ及び該前後
ローラコンベア（Ｃ）２２ｃと該左右ローラコンベア２
２ｄとは、隅ローラコンベア２２ｅ，２２ｅで連接させ
た構成であり、図８の如く該前後ローラコンベア（Ａ）
２２ａ上へ供給搭載された箱詰め済み箱体（ニ）は、こ
の前後ローラコンベア（Ａ）２２ａから該左右ローラコ
ンベア２２ｄ、該隅ローラコンベア２２ｅ、該前後ロー
ラコンベア（Ｃ）２２ｃを経て機外へ排出される構成で
あり、又該前後ローラコンベア（Ｂ）２２ｂ上へ供給搭
載された箱詰め済み箱体（ニ）は、この前後ローラコン
ベア（Ｂ）２２ｂから該隅ローラコンベア２２ｅ、該左
右ローラコンベア２２ｄ、該隅ローラコンベア２２ｅ、
該前後ローラコンベア（Ｃ）２２ｃを経て機外へ排出さ
れる構成としている。 【００２１】図１０は、他の実施例を示す図で、荷受移
送手段２３は、平面視左右方向の荷受ローラコンベア２
４ａ、前後方向の前後ローラコンベア（Ａ）２４ｂ、前
後ローラコンベア（Ｂ）２４ｃ、及び隅ローラコンベア
２４ｄとからなる構成であり、該前後ローラコンベア
（Ｂ）２４ｃ始端部は、該左右ローラコンベア２４ａの
左右方向所定位置へ連接させた構成であり、この前後ロ
ーラコンベア（Ｂ）２４ｃ位置で、該前後ローラコンベ
ア２４ａ外側には、箱体（ロ）を該前後ローラコンベア
（Ｂ）２４ｃへ押出しする箱押し装置２５を設けると共
に、箱押し数制御装置２６を設けた構成としている。 【００２２】前記荷受移送手段２３の荷受ローラコンベ
ア２４ａ上へＡ氏とＢ氏の両者から、例えばキュウリ
（Ａ）を箱詰めした箱体（ロ），（ロ）が持ち込みされ
て入荷すると、この両者の箱体（ロ），（ロ）を交互
か、又は複数個を交互に供給搭載すると、箱押し制御装
置２６によって、箱押し装置２５が作動し、この箱押し
装置２５でＢ氏の箱体（ロ）は、押されて前後ローラコ
ンベア（Ｂ）２４ｃへ供給されて、この前後ローラコン
ベア（Ｂ）２４ｃ上の所定位置である供給部２７ｂまで
移送される構成である。又Ａ氏の箱体（ロ）は、この左
右ローラコンベア２４ａ上から隅ローラコンベア２４ｄ
を経て、待機ローラコンベア（Ａ）２４ｂ上の所定位置
である供給部２７ａまで移送される構成であり、これら
供給部２７ａ，２７ｂまで移送された箱体（ロ），
（ロ）からキュウリ（イ）を取り出して、選別移送手段
３ａ，３ｂへ供給する構成としている。 【００２３】上記により、１人の荷受作業者によって荷
受が可能となり、選別時間の短縮、及び選別供給者のロ
スタイムの減少等を図る構成としたものである。以下、
上記実施例の作用について説明する。選別施設では、野
菜・果実（イ）等を箱詰めした箱体（ロ）が１名の人
（Ａ氏）から持ち込みされて入荷すると、集計室１４′
内に設けた切換手段１４を操作して、この箱体（ロ）を
荷受移送手段２ａ，２ｂの両者へ交互に移送される状態
に切換操作し、この箱体（ロ）をこの荷受移送手段２ａ
の荷受ローラコンベア１０ａ上へ供給搭載することによ
り、この荷受ローラコンベア１０ａから隅ローラコンベ
ア１０ｃを経て待機ローラコンベア１０ｂの供給部１３
ａと、この荷受ローラコンベア１０ａから荷受移送手段
２ｂの待機ローラコンベア１１ｂの供給部１３ｂとの両
者位置まで移送されると、各踏台１７′上の各作業者
は、該供給部１３ａ，１３ｂへ箱体（ロ），（ロ）をそ
れぞれ取り込み、各作業者はこれら各箱体（ロ）内の野
菜・果実（イ）が、例えばキュウリ（イ）であると、こ
のキュウリ（イ）は各作業者によって両側の各選別移送
手段３ａ，３ｂの各チエン１５ａ，１５ｂの各受皿１６
ａ，１６ｂ上へ別々に供給搭載する。これらキュウリ
（イ），（イ）……は、これら各チエン１５ａ，１５ｂ
で移送されながら、途中に設けた選別手段４によって、
これらキュウリ（イ），（イ）……は等級（秀級，優
級，良級）、階級（Ｌ級，Ｍ級，Ｓ級）及び格外品に各
々別々に判定され、これら等級、階級及び格外品が別々
に判定されたこれらキュウリ（イ），（イ）……は、個
別に所定位置まで移送されて、これら各チエン１５ａ，
１５ｂの各受皿１６ａ，１６ｂから各引出し移送手段５
ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄの各コンベアベルト１９へ排出さ
れて引継され、これら各コンベアベルト１９で移送され
て、所定の各受ボックス６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ内へ排
出されて貯留される。 【００２４】貯留されたキュウリ（イ）は、空箱供給移
送手段８の待機ローラコンベア２１ａ上へ供給搭載され
た空箱（ハ）は、この前後ローラコンベア２１ａから隅
ローラコンベア２１ｄ、左右ローラコンベア２１ｃ、隅
ローラコンベア２１ｄを経て前後ローラコンベア２１ｂ
上へと移送されるが、この移送途中で空箱（ハ）を適宜
位置で取り、この空箱（ハ）内へ選別済みキュウリ
（イ）を箱詰めし、この箱詰めが終了した箱体（ニ）
を、製品搬出移送手段９の前後ローラコンベア（Ａ）２
２ａ、又は前後ローラコンベア（Ｂ）２２ｂ上へ供給搭
載すると、この前後ローラコンベア（Ａ）２２ａから左
右ローラコンベア２２ｄ、隅ローラコンベア２２ｅ、待
機ローラコンベア２２ｃを経て機外へ排出される。又こ
の前後ローラコンベア（Ｂ）２２ｂから隅ローラコンベ
ア２２ｅ、該左右ローラコンベア２２ｄ、該隅ローラコ
ンベア２２ｅ、該前後ローラコンベア２２ｃを経て機外
へ排出される。 【００２５】箱体（ロ）内へ収容されたキュウリ（イ）
を供給部１３ａ，１３ｂで取り出して空箱（ハ）になっ
た、この空箱（ハ）を空箱排出移送手段７の前後ローラ
コンベア２０ａ上へ供給搭載すると、この前後ローラコ
ンベア２０ａから隅ローラコンベア２０ｃ、荷受ローラ
コンベア２０ｂを経て機外へ排出される。又野菜・果実
（イ）等を箱詰めした箱体（ロ）が２名の人（Ａ氏，Ｂ
氏）から持ち込みされて入荷すると、集計室１４′内に
設けた切換手段１４を操作して、これら箱体（ロ），
（ロ）を荷受移送手段２ａ，２ｂの両者へ別々に移送さ
れる状態に切換操作し、これらＡ氏の箱体（ロ）を、こ
の荷受移送手段２ａの荷受ローラコンベア１０ａ上へ供
給搭載し、又Ｂ氏の箱体（ロ）をこの荷受移送手段２ｂ
の荷受ローラコンベア１１ａ上へ供給搭載し、Ａ氏の箱
体（ロ）はこの荷受ローラコンベア１０ａから隅ローラ
コンベア１０ｃを経て待機ローラコンベア１０ｂの供給
部１３ａ位置まで移送供給され、又Ｂ氏の箱体（ロ）は
該荷受ローラコンベア１１ａから隅ローラコンベア１１
ｃを経て待機ローラコンベア１１ｂの供給部１３ｂ位置
まで移送供給されると、各踏台１７′上の各作業者は、
該供給部１３ａ，１３ｂへ箱体（ロ），（ロ）をそれぞ
れ取り込み、各作業者はこれら各箱体（ロ）内の野菜・
果実（イ）が、例えばキュウリ（イ）であると、このキ
ュウリ（イ）は各作業者によって両側の各選別移送手段
３ａ，３ｂの各チエン１５ａ，１５ｂの各受皿１６ａ，
１６ｂ上へ別々に供給搭載する。以後の作業は、各受皿
１６ａ，１６ｂへ搭載されたキュウリ（イ）は、１名の
Ａ氏から持ち込みされたと同じ工程で選別処理される。

【図面の簡単な説明】図は、この発明の一実施例を示す
ものである。 【図１】選別機の全体平面図 【図２】選別機の全体側面図 【図３】箱体の移送作用図 【図４】箱体の移送作用図 【図５】箱体の移送作用図 【図６】空箱の排出作用図 【図７】空箱供給作用図 【図８】箱詰箱体搬出作用図 【図９】他の実施例を示す図で、選別機の全体平面図 【図１０】他の実施例を示す図で、選別機の全体平面図 【符号の説明】 ２ａ 荷受移送手段 ２ｂ 荷受移送手段 ３ａ 選別移送手段 ３ｂ 選別移送手段 ４ 選別手段 ５ａ 引出し移送手段 ５ｂ 引出し移送手段 ６ａ 受ボックス ６ｂ 受ボックス１０ａ 荷受ローラコンベア（荷受移送手段） １１ａ 荷受ローラコンベア（荷受移送手段） １０ｂ 待機ローラコンベア（荷受移送手段） １１ｂ 待機ローラコンベア（荷受移送手段） １３ａ 供給部 １３ｂ 供給部 １４ 切換手段 （イ） 野菜・果実 （ロ） 箱体

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 供給された果実・野菜（イ）を載せて移
   送する複数条の選別移送手段３ａ，３ｂを併設し、該選
   別移送手段３ａ，３ｂの移送途中には移送中の果実・野
   菜（イ）の等級及び階級を判定する選別手段４を設け、
   終端側には選別された等級及び階級毎に果実・野菜
   （イ）を移送する引出移送手段５ａ，５ｂ…を設けた選
   別機において、該選別機の始端側に荷受け野菜・果実
   （イ）の箱詰めされた箱体（ロ）を受けて待機させる待
   機ローラコンベア１０ｂ，１１ｂを前記選別移送手段３
   ａ，３ｂを挟んで両側に併設し、これら待機ローラコン
   ベア１０ｂ，１１ｂと夫々の移送始端側に設けた荷受け
   口との間を荷受ローラコンベア１０ａ，１１ａで接続す
   るに、一方の待機ローラコンベア１１ｂの両端には異な
   る荷受け口からの荷受ローラコンベア１０ａ，１１ａを
   接続し、他方の待機ローラコンベア１０ｂには上記荷受
   ローラコンベアのうちの一のコンベア１０ａを接続し、
   一方の荷受ローラコンベア１０ａからの箱体(ロ)を両方
   の待機ローラコンベア１０ｂ，１１ｂに移送供給すると
   共に、他方の荷受ローラコンベア１１ａからの箱体
   （ロ）を上記一方の待機ローラコンベア１１ｂを経由し
   て他方の待機ローラコンベア１０ｂへ移送供給すべく、
   切換手段１４の操作に基づいて箱体（ロ）の移送を変換
   する移送変換手段１２を設けてなる選別機の選別物供給
   移送装置。