JP3443450B2 - 300dpi印刷カートリッジで600dpiのエッジ鋭度を得るための2軸ドット低減 - Google Patents

300dpi印刷カートリッジで600dpiのエッジ鋭度を得るための2軸ドット低減

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本出願は、1992年8月3日に出願
され本出願人に譲渡された、Cariffe, Kadonaga及びChe
nの"Method for Reducing Pixel Density Along a Plur
ality of Axes of a Multiple Dimension Image Repres
entation"と題する米国特許出願第07/925,723号の一部
継続出願に対応している。
【0002】本発明は一般にスワス(swath:幅帯状区
画)プリンタに関し、より詳しくは、ピクセル密度を小
さくして、低解像度の印刷用に設計された印刷要素を用
いて高解像度の印刷を行うことを可能にする装置及び技
術に関する。
【0003】
【従来の技術】スワスプリンタとは、可動の印刷キャリ
ッジが印刷媒体上を横切る1回の走査によって複数のド
ット列を印刷することができる、ラスタ型あるいはマト
リクス型のプリンタである。ラスタプリンタによって印
刷できるドットがとりうる位置は、直線的な行列アレイ
に配列されたピクセル又は方形領域のアレイ又はグリッ
ドによって表すことができ、そこにおいてピクセルの中
心から中心までの距離即ちドットピッチは、プリンタの
解像度によって決まる。例えば、プリンタが300ドット
/インチ(dpi)の印刷を可能なものである場合、ピク
セルアレイのドットピッチは300分の1インチである。
【0004】スワスプリンタの印刷カートリッジは通
常、媒体の移動方向において相互にずれて配置され、複
数のドット列の印刷を可能にする複数の印刷要素(例え
ばインクジェットノズル)を有する。媒体走査方向にお
ける印刷要素間の間隔は、このプリンタが1回のキャリ
ッジ走査によって印刷可能な最も精細なラスタ列解像度
のドットピッチ(例えば、300ドット/インチ(dpi)の
解像度であれば300分の1インチ)に対応している。ス
ワスプリンタの印刷要素は通常、交換可能なサーマルイ
ンクジェット印刷ヘッドカートリッジと一体の、サーマ
ルインクジェット印刷ヘッドの如き印刷ヘッドに設けら
れる。
【0005】ラスタプリンタによって生成される印刷イ
メージの品質は、プリンタの解像度に依存するところが
大きい。印刷されるドットの間隔がより小さな、高解像
度即ち精細な解像度を用いれば、印刷品質は高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】インクジェットプリン
タの解像度を増大させるについての考慮事項は、解像度
の増大が単位面積あたりにより多くの印刷ドットを必要
とすることであり、この場合にドット数は各次元に沿っ
ての増大率の積だけ増大する。 例えば、印刷解像度を3
00dpiから600dpiに倍増すると、単位面積あたりのドッ
ト数は4倍になる。単位面積あたりのドット数が解像度
の増大につれて増えるため、印刷媒体の飽和を避けるた
めに、各々の印刷ドットのサイズは解像度の増大につれ
て低減されねばならない。例えば、300dpiのインクジェ
ットカートリッジを用いて600dpiで印刷を行う場合、単
位面積あたりのインク量は、増加したドット数と同様に
4倍に増える。しかしながら、低減されたドットサイズ
で高解像度のインクジェットカートリッジを設計し実施
することは実用的でなく、またさらに、プリンタの最高
の印刷解像度に適した低減ドットサイズを用いること
は、草稿の場合のようにピクセル密度が低くてもよい状
況において、スループットを上げるのに都合良く用いら
れる低ピクセル密度での印刷では、さまざまな問題を生
じる。
【0007】従って、印刷すべきラスタデータの解像度
よりも低い解像度用に設計されたインクジェットカート
リッジを用いて印刷可能なようにラスタデータを処理す
る、サーマルインクジェットプリンタを提供することが
有益である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の利点及びその他の
利点は本発明により、特定の解像度(例えば600×600dp
i)のイメージラスタデータが低減され、それにより他
の場合にはこの特定の解像度について用いられるものよ
りも大きなドット(例えば、600×300dpiに適したドッ
ト)でもって、特定の解像度を有するラスタグリッド上
に低減されたイメージラスタデータが印刷可能とされ、
印刷媒体の飽和が防止される、エンハンスト印刷モード
において提供される。
【0009】本明細書に開示したプリンタの他の側面に
よれば、特定の解像度(例えば300×300dpi)のラスタ
データはより高い解像度(例えば600×600dpi)に拡大
され、この場合に拡大データはより高い解像度に適した
ドットサイズより大きいドットサイズを埋め合わせるた
めにより多数のドット生成ピクセルを有し、またかかる
ドットサイズでの印刷について水平方向の低減を必要と
しない。このことは、特定の解像度のラスタデータを、
エンハンスト動作モードにより印刷を行うためより高い
解像度のラスタ化ベクトルデータと組み合わせることを
可能にする。
【0010】本発明の利点及び特徴は、添付図面と関連
させて読んだ場合には、以下の詳細な説明から当業者に
とっては容易に理解することのできるものである。
【0011】
【実施例】以下の詳細な説明及び添付図面中の幾つかの
図において、同様の構成要素は同じ参照符号で識別され
ている。本発明は一般には、イメージのラスタデータを
所定の方法で低減して、オン状態である選択されたピク
セルをターンオフし、これにより印刷媒体上にインクが
付き過ぎることを防止する技術に関する。ラスタデータ
の低減により、低い印刷解像度用の大きさの印刷ドット
サイズを用いて、より高い印刷解像度が達成される。
【0012】さて図1を参照すると、そこに示されてい
るものは、本発明の技術を具現化することのできる多重
プリントヘッドインクジェットプリンタの主な機械的構
成部品を例示的な実施例によって示す、概略的な前方4
分の1斜視図である。このプリンタは、キャリッジ走査
軸(一般にプリンタ技術ではY軸と称する)に沿って並
進運動を行なうように、ガイドレール53, 55上に取り付
けられた可動のキャリッジ51を有する。キャリッジ51
は、常法に従って駆動可能なエンドレスベルト57によっ
てガイドレール53, 55に沿って駆動され、かつリニアエ
ンコーダストリップ59が用いられて、例えば通常の技術
に従ってキャリッジ走査軸に沿うキャリッジ51の位置が
検出される。
【0013】キャリッジ51は、キャリッジ軸に沿って横
並びにされた4つのサーマルインクジェット印刷ヘッド
カートリッジC1, C2, C3, C4(場合により「ペン」、
「印刷カートリッジ」又は「カートリッジ」と呼ばれ
る)を支持している。図2に示されているように、印刷
ヘッドカートリッジC1, C2, C3, C4は、これらの印刷カ
ートリッジのほぼ下側にある印刷ローラ63上に支持され
た印刷媒体61に対して、ほぼ下向きにインクを噴射する
ための下向きのノズルを有する。
【0014】参照のため、印刷カートリッジC1, C2, C
3, C4は、図1の例により示すようにプリンタの前側に
あるものとし、また左方向及び右方向は図1の矢印で示
すように、印刷カートリッジの方を向いて見た場合に見
える通りとする。例として、印刷媒体61は印刷又は位置
決めに際して前進され、図2に示すようにカートリッジ
ノズルの下側からプリンタの前側へと通され、反対方向
へと再び巻き取られる。
【0015】図3に示す媒体の走査軸は、印刷ヘッドカ
ートリッジのノズルの下側にある印刷媒体の表面に対し
てほぼ接線方向をなし、またキャリッジの走査軸に対し
て垂直であると考えることができる。媒体の走査軸は場
合によっては「垂直」軸と呼ばれることが留意される
が、これは恐らく、印刷媒体の垂直な部分上に印刷を行
う印刷要素を有するプリンタがあることによるものであ
る。またキャリッジの走査軸は、場合によっては「水平
軸」と呼ばれる。
【0016】例示的な実施例によれば、カートリッジC
1, C2, C3はカラー印刷に通常用いられる黄、シアン及
びマゼンタという原色を生成するための非黒色カラー印
刷カートリッジからなり、カートリッジC4は黒の印刷カ
ートリッジからなる。
【0017】図3は、カートリッジのノズルの上から見
て(即ち、印刷媒体はこの図の平面の下側にくる)、カ
ートリッジC1, C2, C3, C4のノズルプレート101, 102,
103,104の構成を概略的に示す。各ノズルプレートは2
列に配列された偶数個のノズルを有し、1つの列のノズ
ルは他の列のノズルに対して互い違いになっている。図
3で間隔Pとして示す、斜め方向に隣接するノズル間で
の媒体走査軸に沿った間隔は、ノズルピッチとして知ら
れており、例えばプリンタが1回のキャリッジ走査で印
刷することのできる最高の媒体軸解像度に等しい(例え
ば300dpiについては、1回のキャリッジ走査において媒
体軸に沿って300分の1インチ)。使用に際しては、1
つの印刷ヘッドのノズル列の間の物理的な間隔は、スワ
ス印刷データ中の適当なデータシフトによって補償さ
れ、2つの列が単一のノズル列として機能するようにさ
れる。
【0018】さて図4を参照すると、そこには本発明の
技術を具現化することができる図1のサーマルインクジ
ェットプリンタを制御するための、制御システムの簡単
化したブロック図が示されている。この制御システム
は、例えばホストコンピュータからの印刷データを受け
取るインタフェース32を有し、印刷データをバッファメ
モリ34に記憶する。マイクロプロセッサコントローラ36
は、印刷データを処理して、マイクロプロセッサコント
ローラが使用するために設けられたランダムアクセスメ
モリ(RAM)42に含まれたビットマップメモリ42aに
記憶されるラスタデータを生成するように構成されてい
る。また読み出し専用メモリ44が、マイクロプロセッサ
コントローラ36の使用のため適当なものとして設けられ
ている。後述する本発明の処理は、マイクロプロセッサ
コントローラ36と読み出し専用メモリ44に含まれるルッ
クアップテーブルが連動して実行することができる。
【0019】印刷コントローラ31は、ラスタデータの一
部をビットマップメモリ42aからスワスメモリ41へ転送
し、印刷ヘッドカートリッジC1, C2, C3, C4のインク発
射要素を駆動する印刷ヘッドドライバ45を制御する、印
刷ヘッドドライバコントローラ43へとスワスデータを供
給する。印刷コントローラ31はさらに、印刷コントロー
ラ31からの媒体運動コマンドに従って印刷ローラ63を動
かす、媒体軸駆動モータ33を制御する。媒体軸駆動モー
タエンコーダ35は、媒体軸駆動モータ33の帰還制御のた
めの情報を供給する。同様に、キャリッジ軸エンコーダ
37は、印刷コントローラ31からのキャリッジ運動コマン
ドに従ってインクジェットカートリッジ支持キャリッジ
51の位置決めを行なうキャリッジ走査軸駆動モータ39の
帰還制御のための帰還情報を供給する。
【0020】印刷媒体上へのドットの印刷に関しては、
印刷すべき領域は通常、プリンタがドットを選択的に印
刷して所望のイメージを形成することのできるピクセル
のアレイとして特徴付けられる。図5はピクセルP(1,
1)からP(RMAX,CMAX)の2次元グリッド或いはアレイ
の一部を概略的に示しており、各ピクセルは1ドットを
印刷可能な2次元印刷媒体上の1つの位置を規定してい
る。ピクセルPは直線的な配列の行と列に構成された矩
形であり、そこにおいて各行は水平方向に延伸し、各列
は垂直方向に延伸するものとして表されている。また各
ピクセルP(R,C)は主RAM42に含まれるビットマップ
ラスタメモリ42a中に対応する1つの位置を有し、かく
してラスタメモリ42a中の位置と印刷されるピクセルア
レイ中の位置の間には1対1の対応関係がある。2値印
刷のこの特定例について、各ピクセルのデータは、その
ピクセルにおいてドットを印刷すべきか否かを規定する
2進ビットからなる。参照を容易にするために、本明細
書では、ピクセルビットは対応するピクセルにドットを
印刷すべきときは1を有するものとするが、実施形態に
よっては0を用いてドットが印刷されるべきことを示す
こともできることが理解されねばならない。
【0021】例えば、ピクセルアレイの水平方向の即ち
行の寸法がキャリッジ軸に対応し、ピクセルアレイの垂
直方向の即ち列の寸法が媒体軸に対応するものとし、図
5のグリッド中のピクセルP(R,C)の各々を順序付けら
れた番号対(R,C)によって同定する。ここでRはその
ピクセルが位置する行であり、Cはそのピクセルが位置
する列である。便宜上、行を一番上の行から始めて1番
からRMAXまでとし、列を左端の行から始めて1番からCM
AXまでとする。従って左上角のピクセルはピクセルP
(1,1)である。ある水平距離単位あたりのピクセル数
は水平解像度と呼ばれ、通常は300dpi又は600dpiという
ように「ドット/インチ」即ちdpiで表す。垂直解像度
も同様に表すことができる。複合解像度は、300×300dp
i又は600×600dpiというように、水平解像度と垂直解像
度を特定することによって表すことができる。
【0022】説明を簡略化するために、特定の行Rに先
行するピクセルデータの行を上側行と呼び、この先行行
にあって特定のピクセルに隣接しているピクセルを上側
ピクセルと呼ぶことがある。同様に、下側行及び下側ピ
クセルという用語はそれぞれ、順列中で次にある行と、
この次の行にある隣接ピクセルを指す。
【0023】このピクセルアレイのビットマップラスタ
データは、印刷されるピクセルアレイの物理的配置の行
と列に対応するように論理的に編成れるが、在来のビ
ットマップ技術によれば、ピクセルアレイのビットマッ
プラスタデータは、必ずしも行と列の形態をとる必要は
ない。従ってピクセルアレイ又はグリッドのこの概略表
示はまた、ピクセルアレイ中の各ピクセルの印刷状態を
規定するビットマップラスタデータを表すものでもあ
る。便宜上、ピクセルアレイのラスタデータビットの各
々はまた、P(R,C)として識別される。これはピクセル
が、それに関連する1ビットデータ位置をビットマップ
メモリ中に必ず有するためであり、その内容から、その
ピクセル又はピクセルデータが参照されているかどうか
がわかる。
【0024】ピクセル位置に印刷されるドットは一般
に、それらのドットが意図するピクセル位置をほぼ中心
とする、大体円形のドットである。ある所与のピクセル
サイズについて、印刷されるドットのサイズは、図5で
複数の水平方向に隣接するピクセル上にある円30によっ
て表したように、ピクセルサイズより少し大きくなるよ
うに選択され、インク液滴がある領域のピクセルの各々
に適用された場合に、その領域全体がインクによって覆
われるようにされている。インク液滴の量が、充填領域
を完全に覆う最小量を越えて増大すると、印刷品質は低
下する。余分なインクは用紙にしわを発生させ、インク
の乾燥に要する時間を増大させる。さらに、インク液滴
の量が多過ぎると、1本のピクセル線の幅が太くなり、
線の対の解像度が低下し、またドットの重なりがより大
きくなるためディザリングによって生成されるグレース
ケール傾斜の非線形性が大きくなる。また、円形のドッ
トを重畳することによって生成される線及び円弧の端部
には、波形の欠陥が発生する。従って、インク液滴の量
を調節して、そのインク液滴量が意図するラスタ解像度
においてかろうじて閉塞を行うようにすることが重要で
ある。等方的なピクセルグリッド(例えば300×300dp
i、600×600dpi)については、閉塞のための最小ドット
直径は21/2*S(Sはグリッド間隔)である。
【0025】ここに開示するプリンタの1つの側面によ
れば、黒色印刷を行う印刷ヘッドカートリッジC4を用い
たモノクロ印刷について、エンハンストモードのラスタ
データ低減がもたらされる。この場合には、特定の解像
度(例えば600×600dpi)のイメージラスタデータが低
減されて、図5においてそれぞれ相互に1ピクセル離れ
た複数の水平方向のピクセル上の円40により示すよう
に、通常その特定の解像度で用いられるものより大きい
ドットを用いて、上記特定の解像度を有するラスタグリ
ッド上に低減イメージラスタデータが印刷可能とされ
る。例示的な実施例によれば、600×600dpiのグリッド
についてのラスタデータは、600×300の印刷に適した、
円40により示したドットサイズを用いて、600×600dpi
のグリッド上に印刷を行うことができるように低減され
る。600×300の印刷は、キャリッジ走査方向に各ピクセ
ルを「ダブルドット化」すること、例えばキャリッジ軸
に平行な300dpiの行の各印刷ドットの右側に1つのドッ
トを印刷することによって、300×300dpiのデータで実
行できることが留意される。
【0026】600×300のドットの最小サイズは、600dpi
のグリッド間隔Sに対して次のように関係している。閉
塞に要求される最小サイズは、隣接する600dpiの行と隣
接する300dpiの列にある2つの斜め方向に隣り合ったド
ットが、図5のドット40で示すように正接することので
きるサイズである。基礎的な幾何学によれば、最小の60
0×300ドットの直径は、(5)1/2*Sとなり、ここでSは
600dpiのグリッドの場合600分の1インチに等しい。従
って、最小の600×300ドットの面積は、最小の600dpiド
ットの面積の約2.5倍である。600×300dpiでの印刷用の
1つのドットの面積は600dpiドットの面積の約2.5倍で
あるから、600dpiのイメージを600×300dpiのドットを
用いて印刷すると、同じイメージを600dpiドットを用い
て印刷した場合に比べてインクの量は約2.5倍になり、
このことは印刷媒体を許容できないほど飽和させてしま
う。600×300dpiのドットを用いて600×600dpiのイメー
ジを印刷するこの例について、本発明による技術は600d
piのラスタデータを低減させ、適当なインク量でもっ
て、600×300dpiのドットを用いて600×600dpiのグリッ
ド上に低減ラスタデータを印刷可能なようにする。
【0027】ここに開示するプリンタの他の側面によれ
ば、特定の解像度(例えば300×300dpi)のラスタデー
タはより高い解像度(例えば600×600dpi)へと拡大さ
れ、その場合に拡大されたデータは低解像度用のドット
サイズにより黒色印刷カートリッジC4を用いて高解像度
で印刷を行う際に水平方向の低減を必要とせず、また媒
体軸方向に「ダブルドット化」を行って、低解像度と高
解像度の中間の解像度のドットに用いる増大したインク
量が提供される。このことは、動作のエンハンストモー
ドにより、特定の解像度のラスタデータをより解像度の
高いラスタ化ベクトルデータと組み合わせて印刷するこ
とを可能とする。
【0028】エンハンストモードのラスタデータ低減 エンハンストモードのラスタデータ低減は、特定の解像
度のモノクロラスタデータを低減して、同じ解像度を有
するピクセルアレイ上に黒色印刷カートリッジC4を用い
て、より低い解像度用に構成され、従って低減されてい
ないラスタデータの印刷に用いられるものより大きなド
ットサイズで印刷を行うことを可能にすることを指向し
ている。エンハンストモードのラスタデータ低減によれ
ば、ラスタデータには行単位で、水平軸に沿った低減と
垂直軸に沿った低減が行われる。水平方向の低減によっ
て所望のドット密度が十分に得られる場合には、垂直方
向のドット低減を省略することができる。
【0029】水平方向の低減は、図形要素のエッジをな
すピクセルはそのままに、ラスタデータを水平方向に低
減して、充填領域中の内部ピクセルの全体的なピクセル
密度を減少させることを指向している。周知の通り、基
本オブジェクト(基本要素又はオブジェクトとも呼ばれ
る)は、印刷すべき情報を形成するためにプリンタが用
いる、ベクトル、矩形、三角形、台形、平行四辺形、円
等の所定の基本的又は基礎的な形状からなる。基本要素
は、2レベルのラスタピクセルデータアレイ中で、この
アレイの幾つかの行と列にわたって延伸する、連続した
ビット群によって表される。ある基本要素に属するピク
セルに対応するビットには、「フォアグラウンド値」と
も呼ばれる値(通常1であるが0の場合もある)が与え
られ、基本要素に属さないピクセルに対応するビットに
は、「バックグラウンド値」と呼ばれる値(通常0であ
るが、フォアグラウンド値が0の場合は1)が与えられ
る。単一行中の連続するフォアグラウンドビットの群の
各々は、水平方向のラン、即ち全てフォアグラウンド値
にセットされた、列をなす一連の連続ビットからなる。
ランの最初と最後のビットは従って、基本要素のエッジ
ピクセルに対応する。本発明によれば、水平方向の低減
を行うと、ランのエッジピクセルは元来のフォアグラウ
ンド状態にとどまり、ラン内部の幾つかのピクセルはバ
ックグラウンド値にリセットされる。特に、水平方向の
低減は均一な態様で行われ、印刷ピクセルの各々は他の
印刷ピクセルから、恐らくは印刷ピクセルがフォアグラ
ウンドに保たれるランのエッジピクセルに隣接する場合
を除き、少なくとも1つの非印刷ピクセル分だけ離れて
いる。水平方向のランの2つの端部ピクセルは保存され
るため、偶数個のピクセルを有する水平方向のランにつ
いては、低減されたランはエッジピクセルのうちの1つ
の内側に隣接する印刷ピクセルを含むことがわかる。奇
数個のピクセルを有するランの場合には、内側にある全
てのピクセルは他の印刷ピクセルから、非印刷ピクセル
1つ分だけ離れている。
【0030】以下の説明においては、簡略化のため、フ
ォアグラウンド値を1、バックグラウンド値を0とする
が、本発明は0をフォアグラウンド値とし、1をバック
グラウンド値としても実施可能であることはいうまでも
ない。
【0031】図5に示すように左上角を原点とする座標
系によって定義されるラスタの場合、本発明による水平
方向の低減は、例えば左から2番目のピクセルから始め
てP(R,2)からP(R,CMAX-1)までの各ピクセルを順次
調べて、左右が1であるピクセルの各々を0にリセット
することによって、各行ごとに行うことができる。或い
はまた、水平軸低減は、右から2番目のピクセルから始
めて各ピクセルを順次調べて、左右が1である各ピクセ
ルを0にリセットすることによって行うことができる。
【0032】垂直方向の低減は、水平方向に低減された
ラスタデータをさらに低減してインク乾燥時間を短縮
し、また基本要素の上下のエッジを保存し、過剰な低減
を防止すると共に、大きな充填領域におけるインク過剰
を防止する、制御された態様で行われることを指向する
ものである。
【0033】エンハンストモードのラスタデータ低減は
好都合には、例えば1ページ分のラスタデータアレイ
を、一連の隣接するスワスに編成することによって行わ
れ、ここで1つのスワスはラスタデータアレイの列寸法
全体にわたって延び、またこのラスタアレイの行寸法の
一部にわたって延びる。例えばスワスは、それぞれがピ
クセルアレイの幅とピクセルアレイの高さの何分の1か
に等しいバンドからなることができる。印刷されるピク
セルアレイをスワスへと論理的に編成することにより、
印刷イメージのラスタデータは必要な分だけ記憶され、
印刷イメージ全体のラスタデータを記憶しなければなら
ない必要はなくなる。ラスタデータのスワスの各行は、
好都合には図6に示すような隣接する重なっていない一
連のKビットワードW(R,CW)に編成され、ここでRは
スワス中の1つのKビットワードW(R,CW)の行位置、C
Wは列位置である。スワス中の行数はRMAXであり、列数
はCWMAXである。このような編成によれば、後でより詳
細に説明するように、低減はワード単位で行われる。説
明を簡単にするために、特定の行に先行する行を上側行
と呼び、先行行にあって特定のワードに隣接するワード
を上側ワードと呼ぶことがある。同様に、下側行、下側
ワードという用語はそれぞれシーケンス中の次の行と、
その次に行にある隣接ワードを指す。
【0034】さて図7を参照すると、そこにはラスタデ
ータのスワスについて実行される、エンハンストモード
のラスタデータ低減の全体的手順のフローチャートの概
略が示されている。ステップ211において、低減すべき
現在のスワスがページの一番上にあるかどうかが判定さ
れる。YESであれば、ステップ213においてKビットワー
ドのアレイPRIOR(1)からPRIOR(CWMAX)は全て0に初
期化され、制御はステップ215に移行し、そこにおいて
行インデックスカウンタRは1に初期化される。ステッ
プ211における判定がNOであれば、処理はステップ215に
おいて継続され、そこにおいて行インデックスカウンタ
Rは1に初期化される。ステップ217においては、行R
のラスタデータの水平方向の低減が行われ、ステップ21
9においては、水平方向に低減された行Rのラスタデー
タの垂直方向の低減が行われる。ステップ221におい
て、行インデックスカウンタRが1だけインクリメント
され、ステップ223においては、この行インデックスカ
ウンタが行数RMAXより大きいかどうかが判定される。NO
であれば、制御はステップ217に移行する。ステップ223
の判定がYESである場合はラスタ低減は完了しており、
この手順は終了される。
【0035】図8は例示的な実施例により、現在の行R
のピクセルを左から右の方向に低減する具体例を示す、
図7の手順における水平方向の低減ステップを実行する
手順のフローチャートを示している。ステップ315にお
いては列インデックスCが2に初期化され、ステップ31
9においてはピクセルビットP(R,C)が、ピクセルビッ
トP(R,C)の現在の内容と、そのピクセルビットP(R,
C)の左右のビットであるピクセルビットP(R,C-1)と
ピクセルビットP(R,C+1)の内容をビット単位で2値的
に論理積した結果物の2進数の1の補数とを、ビット単
位で2値的に論理積した結果物に置き換えられる。アポ
ストロフィ(’)は、図面及び説明中において、2進数
の1の補数を示すことに留意されたい。ステップ321に
おいて、列インデックスCは1だけインクリメントさ
れ、ステップ323においては、列インデックスCがピク
セル列数CMAXから1を引いた数より大きいかどうかが判
定される。NOであれば、処理はステップ319に移行し
て、シーケンス中の次のビットが調べられる。ステップ
323における判定がYESである場合には、列インデックス
CはCMAX-1を越えており、この手順は終了される。
【0036】特定の例示的な実施例によれば、図8の水
平方向の低減手順は、図4のプリンタ制御システムの読
み出し専用メモリ中に低減ルックアップテーブルを備
え、Kビットワードの各々を低減テーブルから検索され
たKビットワードに置き換えることによって実施するこ
とができる。
【0037】次に図9を参照すると、ラスタデータの現
在の行のKビットワードを、低減されるKビットワード
と次述する2つの追加ビットに基づくルックアップテー
ブルインデックスIとに従い、ルックアップテーブルか
ら検索された低減Kビットワードに置き換えることによ
って、図7に示す手順中の水平方向低減を実行するため
の手順のフローチャートの例示的な具体例が示されてい
る。このラスタデータの行幅によれば、各行の端部のビ
ットが完全なKビットワードを形成しない可能性がある
ことが理解されねばならない。従来の処理技術によれ
ば、右端のワード中の全ての未使用ビットには0が入れ
られる。ステップ355において、ワードアレイ列インデ
ックスCWが1に初期化され、また低減ルックアップテー
ブルインデックスIの追加ビットの格納に用いられる変
数a及びbが初期化される。詳しくは、bは0に初期化
され、aは現在の行R中の第2のKビットワードの左端
のピクセルの値であるP(R,K+1)に初期化される。ステ
ップ359において、低減ルックアップテーブルのインデ
ックスIが、KビットワードW(R,CW)の複合2進値の
2倍、b*2k+1とaの和をとることによって形成される。
ステップ361においては、ワードW(R,CW)が、低減ルッ
クアップテーブルインデックスIを用いて低減ルックア
ップテーブルにアクセスすることによって検索されたK
ビットワードに置き換えられる。ステップ363では、b
の内容が低減されたワードW(R,CW)の右端のビットP
(R,CW*K)の内容に置き換えられ、Kビットワードアレ
イのピクセルビットは図5に示すように識別される。ス
テップ365において、ワードアレイ列インデックスCWが
ワード列数CWMAXに等しいかどうかが判定される。YESで
あれば、ステップ367で変数aが0にセットされ、制御
はステップ371に移行する。ステップ365における判定が
NOである場合は、ステップ369において変数aが現在の
行Rの次の列CW+1中のワードのすぐ右にあるピクセルの
値にセットされる。即ち、aはP(R,(CW+1)*K+1)に
セットされる。ステップ371において、ワード列インデ
ックスCWは1だけインクリメントされ、ステップ373に
おいて、ワード列インデックスCWがワード列の総数CWMA
Xを越えているかどうかが判定される。NOであれば、制
御はステップ359に移行する。ステップ373における判定
がYESである場合、ワード列インデックスCWはワード列
数CWMAXを越えており、この手順は終了される。
【0038】この水平方向低減手順において、低減ルッ
クアップテーブルのインデックスIは、最上位ビット
b、低減すべきKビットワード、及び最下位ビットaに
よって形成される(K+2)ビットワードW(R,C)からな
り、bはもし行中に前のワードW(R,C-1)が存在すれば
その最下位ビットであり、またaはもし行中に次のワー
ドW(R,C+1)が存在すればその最上位ビットである。
(K+2)ビットインデックスIの最上位ビットbは左端
の列のワードに対しては0であり、インデックスIにつ
いての(K+2)ビットワードの最下位ビットaは右端の
列のワードに対して0である。
【0039】低減テーブルの入力項目は、例えばK+2ビ
ットのあらゆる可能な組み合わせを生成し、その結果得
られるその最上位ビットと最下位ビットの間にあるKビ
ットワードの低減パターンを判定することによって、簡
単に決定することができる。
【0040】実際には、図8及び図9の水平方向低減手
順は、(1)印刷ピクセルの左側あるいは右側で0によ
って示される基本要素の左又は右のエッジ、(2)元の
ピクセルデータ中の1の水平方向のランの左又は右の端
部、或いは(3)スワスの右側又は左側を除き、行中の
それぞれの印刷ピクセルを、非印刷ピクセル1つ分だけ
離す。
【0041】図10を参照すると、本発明によりラスタデ
ータの行を垂直方向に低減する手順のフローチャートの
具体例が例示されている。ステップ655において、ワー
ド列インデックスCWが1に初期化され、ステップ659に
おいてはビットカウント値COUNTが、例えば現在のワー
ドの2進値をインデックスとして用いてルックアップテ
ーブルにアクセスすることによって、現在のワードW
(R,C)中のセットされたビットの数にセットされる。
このルックアップテーブルはKビットワードについて考
えられる全ての異なるビットパターンについてセットさ
れたビットの数を含む。比較的大きなワードサイズ(例
えば32ビット)が用いられる場合、このワードはそれぞ
れルックアップテーブルにアクセスするのに用いられる
バイトに分割することができる。次に、あるワードのバ
イトについて検索されたセットされたビットの数が加算
されて、そのワード中のセットされたビットのカウント
値COUNTが判定される。このカウント値COUNTは、低減す
ることを考慮されるワードを含む所定面積中のセットビ
ットの平均密度を表すことを意図したものであり、例え
ば、低減することを考慮するワードを取り囲むより大き
な面積について、他の方法で判定することができる。こ
れを行うにはより多くの計算が必要になるが、低減をそ
れが本当に必要とされる面積に限定するのに役立つ。
【0042】ステップ661において、カウント値COUNT
が、十分に高い平均セットビット密度を有するワードだ
けが低減されるように選択される所定のしきい値THRESH
OLDより大きいかどうかが判定される。ステップ661での
判定がNOである場合、現在のワードは低減されず、制御
はステップ673に移行する。ステップ661における判定が
YESである場合、ステップ663において現在の行インデッ
クスRが行の総数RMAXに等しいかどうかが判定される。
NOであれば、ステップ665において、W(R,CW)とPRIOR
(CW)をビット単位で2値的に排他的論理和(XOR)し
て得られるKビットの2進数1の補数が0の値を有する
かどうかが判定される。これによって、現在のKビット
ワードW(R,CW)が交互に現われる1を有し、またPRIOR
(CW)に記憶された上側Kビットワードが存在する場合
にはそれがW(R,CW)の交互の1に対して1列ずれた交
互の1を有するかどうかがチェックされる。NOであれ
ば、ステップ667において低減マスクMが、下側Kビッ
トワードW(R+1,C)とPRIOR(CW)に記憶された上側K
ビットワードをビット単位で2値的に論理積した結果物
であるKビットにセットされる。ステップ669におい
て、低減マスクMは、この低減マスクMの現在の内容の
2進数1の補数とビット保存マスク(R mod 4)とをビ
ット単位で2値的に論理和した結果物を含むように変更
される。ここでマスク(R mod 4)は、低減される列中
の明らかなパターン化を防止するために順番に用いられ
る4つのKビットマスクのアレイの(R モジュロ 4)番
目のマスクを指す。詳しくは、マスク(1)は行1, 5,
9...に用いられ、マスク(2)は行2, 6,10...に用いら
れるといった具合である。ワード幅Kが32に等しい具体
的な実施態様について、以下に示すものはマスク(1)
からマスク(4)についての2進値の例であり、わかり
やすいようにそれぞれ4ビットの半バイトに分割されて
いる。
【0043】
【表1】
【0044】ステップ671において、現在のワードW(R,
CW)はワードW(R,CW)の現在の内容と低減マスクMの
内容をビット単位で2値的に論理積することによって得
られるKビットワードに置き換えられる。ステップ673
においては、KビットワードPRIOR(CW)はワードW(R,
CW)の内容にセットされ、ステップ679において、ワー
ド列インデックスCWは1だけインクリメントされる。ス
テップ681において、ワード列インデックスCWがワード
列数CWMAXより大きいかどうかが判定される。NOであれ
ば、制御はステップ659に移行する。ステップ681におけ
る判定がYESである場合、ワード列インデックスCWはワ
ード列数CWMAXより大きく、この手順は終了される。
【0045】ステップ663における判定がYESである場
合、行インデックスRは行の総数RMAXに等しく、このこ
とは現在の行が現在のスワスの最後の行であることを意
味しており、ステップ675においてKビット低減マスク
MはPRIOR(CW)に記憶された上側Kビットワードの現
在の内容にセットされ、制御はステップ669に移行し
て、現在のビット保存マスク(RMAX mod 4)に従って低
減マスクMが修正される。最後の行RMAXのKビット低減
マスクMは、PRIOR(CW)に記憶された上側ワードと現
在のマスク(RMAX mod 4)のみに基づくことが理解され
ねばならない。これは、次のスワスがある場合にその一
番上の行に関する情報がないためである。
【0046】ステップ665における判定がYESである場合
は、W(R,CW)とPRIOR(CW)をビット単位で2値的に排
他的論理和した結果物であるKビットの2進数の1の補
数の値は0であるが、このことは現在のKビットワード
W(R,CW)が交互に現われる1を含み、PRIOR(CW)に記
憶された上側KビットワードがW(R,CW)の交互の1に
対して1列ずれた交互の1を含むことを意味し、ステッ
プ677においてKビット低減マスクMは下側ワードW(R+
1,C)の現在の内容にセットされ、そして制御はステッ
プ669に移行して、現在のビット保存マスクMASK(RMAX
mod 4)に従って低減マスクMの修正が行われる。現在
の列中のPROR(CW)に記憶された上側ワードとチェッカ
ーボード模様を形成する現在のワードW(R,C)のKビッ
ト低減マスクMは、現在の列中の次のワードW(R+1,C)
と現在のビット保存マスクMASK(RMAX mod 4)のみに基
づいていることが理解されねばならない。現在の列の次
のワードW(R+1,C)はマスクとして用いるのに適当であ
るが、これはこのワードが水平方向に低減されておら
ず、従って現在のワードとチェッカーボード模様を形成
することができないためである。
【0047】図10の手順においては、セットビットTHRE
SHOLDを用いてワードが低減を要するかどうかが判定さ
れ、50%未満の垂直方向の低減が生ずるようにビット保
存マスクが使用される。セットビットTHRESHOLDの値の
設定と、ビット保存マスクのパターンの形成のための基
準を次に説明する。
【0048】THRESHOLDについては、それに用いられる
値はピクセルあたりの所望のドット数に基づく。例え
ば、300dpiのピクセルにつき平均1.75ドットになるよう
なドットサイズであることが望まれる場合、600dpiのピ
クセルあたりのドット数は1.75/4=7/16になる。これは
300dpiのピクセルの各々に対して4つの600dpiのピクセ
ルがあるためである。32ビットワードを調べてセットビ
ットによって表されるインク密度を判定する例では、TH
RESHOLDは600dpiのピクセルあたり平均で7/16ドットを
もたらす32ビットワード中のセットビットの数にセット
され、このピクセル数は(7/16)*32=14ピクセルであ
る。従って、ある特定の32ビットワード中に14以下のセ
ットビットがある場合は、垂直方向の低減を行う必要は
ない。なぜなら、この特定のワードにより印刷される印
刷ドットの平均数は1ピクセルあたり7/16より少ないか
らである。
【0049】ビット保存マスクパターンについては、マ
スキング操作が用いられて、水平方向の低減手順が垂直
方向に適用された場合に通常除去される、低減ビットの
数が減少される。従って例えば、垂直方向の低減を1行
おきにのみ実行すべきものと判定された場合には、ビッ
ト保存マスクパターンは、垂直方向の低減が実行される
ラスタデータ行に対し繰り返して順次用いられる4つの
行を含んだビット保存マスクパターンの交互の行につい
て前述したように、すべて1からなるビット保存パター
ンを含む。ラスタデータの1つおきの行だけを垂直方向
に低減することによって、垂直方向の低減の責務は残り
の行にかかる。従って、2つの垂直方向に隣接するワー
ドの平均セットビット密度が考察される。セットビット
の数が14より大きい場合にのみ32ビットワードを垂直方
向に低減する、上述した例については、2つの垂直方向
に隣接する32ビットワードのワードあたり平均14のセッ
トビットは、両方のワードのセットビットの総数が26ビ
ットである場合に達成される。水平方向の低減によって
各ワードに最大16のセットビットが残され、また2つの
垂直方向に隣接するワードのうち1つだけが垂直方向に
低減されるため、垂直なワード対の低減されたワードに
は最大で12のセットビットが含まれる可能性がある。即
ち、垂直方向の低減を受けるワードが16のセットビット
を有する場合、4つの低減を行う必要がある。水平方向
の低減によれば、垂直方向の低減を受けるワードのセッ
トビットの間には、ほとんど0が介在する。しかしなが
ら、具体的なパターンは未知である。それは10101...で
あったり01010...であったりする。そこでビット保存マ
スクパターンは4つの0の対を含み、これによって1ピ
クセルの低減について各対の1つの0が有用であること
が保証され、他の0は低減されるワード中の0に必然的
に対応する。均一性を得るために、これらの0の対は、
前述したマスク(1)及びマスク(3)について示すよう
に、ビット保存マスクパターン全体に分配されている。
パターン化を防止するために、異なるビット保存マスク
が順番に用いられる。
【0050】図10の手順は1つの列中の印刷ピクセルの
各々を非印刷ピクセル1つ分だけ分離するが、50%未満
のピクセルを除去し、基本要素の上下のエッジを維持す
るようにピクセルを維持する。垂直方向に約50%のピク
セルを除去することが望ましい場合、マスクの影響が有
効に除去されるように、ビット保存マスクの全てを0に
セットすることができる。或いはまたステップ669をM←
M'に変更することができる。
【0051】解像度の拡大 本発明による解像度の拡大は、元の解像度のラスタデー
タを、各軸において2倍の解像度を有するより高い解像
度にマッピングする(例えば300dpiを600dpiにする)。
より詳しくは、元の解像度のラスタデータビットの各々
は、元の解像度のピクセルと同じ面積を有する2×2ビ
ットセルのより高い解像度のピクセルにマッピングされ
る。本発明によれば、2つの垂直方向に隣接するビット
の各々に対して元のピクセルビットの値が割り当てら
れ、2×2ビットセル中の残りの2つの垂直方向に並ん
だビットは0となる。こうした所定のビット位置は、全
てのビットセルにおいて同じである。300dpiから600dpi
への拡大の例については、300dpiのピクセルビットの各
々は2×2ビットセルにマッピングされ、対応する300d
piのピクセルによって制御される各セル中の垂直方向に
隣接するビットは、300dpiのピクセルビットbについて
図11に示すように、このセルの左あるいは右側とするこ
とができる。またやはり図11に示すように、2×2セル
の他の垂直方向に隣接するビットは0にセットされる。
【0052】本発明の解像度の拡大の結果、解像度が拡
大されたデータは、前述したエンハンストモードの低減
に従って処理される場合には水平方向には低減されず、
より高い解像度を有するラスタ化データに容易に挿入す
ることができる。
【0053】例示的な実施例によれば、本発明によるラ
スタ拡大は、元のラスタデータの各行を、例えばルック
アップテーブルによる水平方向の低減に関して前述し図
6に簡単に示したものと同様の方法でもって、一連のK
ビットワードW(R,C)として編成し、また元のラスタデ
ータの各ワードについて、元の解像度のワードW(R,C)
のビットの内容にセットされたセルの上のビットを含む
(2*K)ビットの拡大されたワードを形成することによ
って実行することができる。拡大された(N*K)ビット
ワードは、元のラスタデータワードW(R,C)の複合2進
値からなるインデックスIによってアクセスされる拡大
縮小ルックアップテーブルから好都合に検索される。拡
大された(2*K)ビットワードは次いで、下側行にコピ
ーされる。換言すれば、拡大されたビットセルの上の行
に対応する拡大ラスタデータについての行データは、こ
の拡大縮小ルックアップテーブルから検索され、一方拡
大されたビットセルの下の行を含む拡大ラスタデータに
ついての行データは、上側の拡大データ行からコピーさ
れる。図12は例示として、ビットb1, b2, b3, b4を含む
4ビットワードの、8ビットワード及び全て0の下側8
ビットワードへの拡大を概略的に示している。
【0054】さて図13を参照すると、そこには本発明に
よる拡大手順のフローチャートが例示されている。RMAX
行とCWMAX列のワードアレイに構成されたKビットワー
ドを有する元のラスタデータアレイが、2*RMAX行とCWMA
X列の拡大ワードアレイに構成された(2*K)ビットワー
ドWW(RR,CW)を含む拡大されたワードアレイへと拡大
される。ステップ551において、元の低解像度のラスタ
データの行インデックスRが1に初期化され、高解像度
のラスタデータの行インデックスRRが1に初期化され
る。ステップ553において、行インデックスRが元の低
解像度ラスタデータアレイ中の行数RMAXを越えたかどう
かが判定される。この判定がNOである場合、行インデッ
クスRは行数RMAXを越えておらず、ステップ555におい
てワードアレイ列インデックスCWが1に初期化される。
ステップ557において、このワードアレイ列インデック
スCWがワード列数CWMAXを越えたかどうかが判定され
る。NOであれば、ステップ559において、低減ルックア
ップテーブルのインデックスIがKビットワードW(R,C
W)の複合2進値から形成される。ステップ561におい
て、拡大されたラスタデータアレイ中のワードWW(RR,C
W)が、拡大縮小ルックアップテーブルをインデックス
Iを用いてアクセスすることにより検索された(2*K)
ビットワードで置き換えられ、ステップ563において、
拡大されたワードWW(RR,CW)が拡大ラスタデータアレ
イ中の下側ワードWW(RR+1,CW)にコピーされる。ステ
ップ565においては、拡大ラスタデータアレイの行イン
デックスRRが2だけインクリメントされる。ステップ56
7において、ワード列インデックスCWは1だけインクリ
メントされ、制御はステップ557に移行する。
【0055】ステップ557における判定がYESである場合
には、ワード列インデックスCWはワード列数CWMAXを越
えており、制御はステップ569に移行して、そこで行カ
ウント値Rが1だけインクリメントされる。次いで制御
はステップ553に移行し、行インデックスRがチェック
されて、それが元の低解像度ラスタデータアレイ中の行
数RMAXを越えているかどうかが判定される。ステップ55
3における判定がYESである場合、行インデックスRは行
数RMAXを越えており、この手順は終了される。
【0056】媒体軸に沿う拡大解像度印刷 本発明のこの側面によれば、媒体軸に沿って特定の解像
度に対応するノズルピッチ(例えば300dpiの場合300分
の1インチ)を有するインクジェットノズルアレイを用
いて、倍の解像度を有するグリッド(即ち、300分の1
インチのノズルピッチの例では、600分の1インチのグ
リッドピッチ解像度を有する600dpi)上に印刷が行われ
る。拡大解像度印刷では、ピクセルアレイの行はインタ
ーリーブ方式で印刷され、各行は隣接する行とは異なる
キャリッジ走査で印刷される。
【0057】簡単な例を挙げると、図14の表は、印刷さ
れるピクセルアレイのドットピッチの2倍のドットピッ
チを有する4ノズルアレイの一連のキャリッジ走査によ
って印刷されるピクセル行を識別している。垂直方向の
軸はピクセルアレイ中の行を示し、水平方向の軸はキャ
リッジの走査を示す。特定の位置の×印は、垂直方向の
軸によって示されるピクセル行が、水平方向の軸によっ
て示されるキャリッジ走査で印刷されることを示す。円
で囲んだピクセル行番号は、その行が媒体と最初に出会
うノズルによって印刷されることを示し、媒体の前進手
順を理解するのに有益なものである。
【0058】図14の表から、キャリッジの各走査におい
て印刷される行は次の通りであることがわかる。
【0059】
【表2】
【0060】図14の表に示された具体例において、ノズ
ルアレイは最初に、第1回の印刷動作でノズルの半分が
第1行から始めて1つおきの行を印刷するように位置決
めされる。媒体は第2回の印刷動作を行うために5ドッ
トピッチ、第3回の印刷動作を行うために3ドットピッ
チ、次の印刷動作のために5ドットピッチというように
前進される。
【0061】より一般的にいえば、媒体軸に沿って互い
に隣接し、媒体軸に沿ってノズルピッチPだけ間隔をお
いて配置されたN個のノズルを有するノズルアレイにつ
いて、最初のキャリッジ走査では媒体は、このノズルア
レイの先頭の方のM個のノズルをピクセル行1及び後続
の(2M-1)番目までの1つおきのピクセル行に位置合わ
せするように前進され、この場合に媒体軸に沿ったピク
セル行のピッチはP/2であり、M個の先頭のノズルは媒
体が前進されて最初に出会うノズルであり、MはN以下
である。次の、及びそれに続くキャリッジ走査について
は、媒体は1つおきに2(N-M)+1ピクセル行と2M-1ピク
セル行だけ前進される。
【0062】さて図15を参照すると、そこには本発明に
よる解像度を拡大した印刷が例示されている。ステップ
611において、印刷媒体は、先頭のM個のノズルが最初
のピクセル行と(2M-1)番目のピクセル行までの1つお
きのピクセル行に位置合わせされるよう前進される。ス
テップ613において、キャリッジの走査が行われて先頭
のM個のノズルに位置合わせされたピクセル行が印刷さ
れる。ステップ615においては、印刷媒体が2(N-M)+1
ピクセル行分だけ前進され、ステップ617において、キ
ャリッジが走査されてノズルアレイのノズルに位置合わ
せされたピクセル行が印刷される。ステップ619におい
ては、全てのラスタデータが印刷されたかどうかが判定
される。YESであれば、この手順は終了される。
【0063】ステップ619における判定がNOである場合
には、印刷されていないラスタデータがあり、ステップ
621において印刷媒体は2M-1ピクセル行だけ前進され、
ステップ623においてキャリッジが走査されてノズルア
レイのノズルに位置合わせされたピクセル行が印刷され
る。ステップ625において、すべてのラスタデータが印
刷されたかどうかが判定される。YESであれば、この手
順は終了される。ステップ625における判定がNOである
場合は、印刷されていないラスタデータがあり、制御は
ステップ615へと移行する。
【0064】以上においては本発明の特定の実施例を記
述し図示したが、当業者によれば特許請求の範囲に規定
した本発明の範囲及び思想から逸脱することなしに、さ
まざまな修正及び変更を加えることが可能である。
【0065】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.印刷されるピクセルアレイに対応するよう行と列に
論理的に編成されたピクセルデータアレイのビットマッ
プ中に関連するピクセルデータビットを各々有するピク
セルの直線的なアレイ上にドットを印刷するよう制御さ
れる複数の印刷要素を支持する可動キャリッジを有し、
前記ピクセルのデータアレイの各行が開始ビットで始ま
り最終ビットで終わるビットシーケンスに編成されてい
るスワス型プリンタにおいて、前記ピクセルデータアレ
イの行を低減する方法であって、(A)ラスタデータの
行のシーケンスビットの2番目から最後から2番目まで
を順次選択するステップと、及び(B)選択されたビッ
トを(1)行中のシーケンスビットの直前の隣接ビット
が1であり、(2)行中のシーケンスビットの直後の隣
接ビットが1である場合に0にセットするステップから
なる方法。 2.印刷されるピクセルアレイに対応するよう行と列に
論理的に編成されたピクセルデータアレイのビットマッ
プ中に関連するピクセルデータビットを各々有するピク
セルの直線的なアレイ上にドットを印刷するよう制御さ
れる複数の印刷要素を支持する可動キャリッジを有し、
各行が開始ワードで始まり最終ワードで終わる列シーケ
ンス中にある重複しない直ちに隣接するKビットワード
に編成されているスワス型プリンタにおいて、前記ピク
セルデータアレイの行を低減する方法であって、(A)
行中の最初から最後のKビットワードまでを順次選択す
るステップと、(B)選択されたKビットワードと、選
択されたKビットワードに直ちに隣接すると共にKビッ
トワードのシーケンス中で直前にある第1の追加ビット
と、選択されたKビットワードに直ちに隣接すると共に
Kビットワードのシーケンス中で直後にある第2の追加
ビットとからなるK+2ビットのインデックスを、第1の
追加ビットが0である行中のシーケンス中の最初のワー
ドと第2の追加ビットが0であるシーケンス中の最後の
Kビットワードの場合を除いて形成するステップと、
(C)選択されたKビットワードに対するインデックス
を用いて低減ルックアップテーブルをアクセスし、置換
Kビットワードを得るステップと、及び(D)選択され
たKビットワードを置換Kビットワードに置き換え、そ
れによってピクセルデータアレイ中の全てのKビットワ
ードをルックアップテーブルから検索されたKビットワ
ードに置き換えるステップとからなる方法。 3.印刷されるピクセルアレイに対応するよう行と列に
論理的に編成されたピクセルデータアレイのビットマッ
プ中に関連するピクセルデータビットを各々有するピク
セルの直線的なアレイ上にドットを印刷するよう制御さ
れる複数の印刷要素を支持する可動キャリッジを有し、
行が開始行で始まり最終行で終わるシーケンスに編成さ
れており、ピクセルデータアレイの各行が重複しない直
ちに隣接するKビットワードに編成されているスワス型
プリンタにおいて、ピクセルデータアレイの行を低減す
る方法であって、(A)少なくとも所定の数の1を有す
る各ワードに対する低減マスクを提供するステップであ
って、前記低減マスクが、(1)低減される行が最終行
である場合は、その直前の行中の隣接するワード、
(2)ワードと直前のシーケンス行中の隣接するワード
を2値的にビット単位で排他的論理和した結果物の2進
数の1の補数が1である場合には、直後の行中の隣接す
るワード、(3)ワードと直前のシーケンス行中の隣接
するワードを2値的にビット単位で排他的論理和した結
果物の2進数の1の補数が1でない場合には、直前の行
中の隣接するワードと直後の行中の隣接するワードとの
ビット単位の2値的な論理積の結果物、のうちの1つで
あるステップと、(B)少なくとも所定の最低数の1を
含む各ワードについて、それに関係する低減マスクの2
進数1の補数とビット保存マスクとをビット単位で2値
的に論理和して、ワードに関係する修正された低減マス
クを生成するステップと、(C)少なくとも所定の最低
数の1を含む各ワードについて、ワードとワードに関係
する修正低減マスクとをビット単位で2値的に論理積し
た結果物でワードを置き換えて、ワードを低減ワードに
置き換えるステップとからなる方法。
【0066】4.印刷されるピクセルアレイに対応する
よう行と列に論理的に編成されたピクセルデータアレイ
のビットマップ中に関連するピクセルデータビットを各
々有するピクセルの直線的なアレイ上にドットを印刷す
るよう制御される複数の印刷要素を支持する可動キャリ
ッジを有し、行が開始行で始まり最終行で終わるシーケ
ンスに編成されており、ピクセルデータアレイの各行が
重複しない直ちに隣接するKビットワードに編成されて
いるスワス型プリンタにおいて、ピクセルデータアレイ
の行を低減する方法であって、(A)少なくとも所定の
数の1を有する各ワードに対する低減マスクを提供する
ステップであって、前記低減マスクが、(1)低減され
る行が最終行である場合は、その直前の行中の隣接する
ワード、(2)ワードと直前のシーケンス行中の隣接す
るワードを2値的にビット単位で排他的論理和した結果
物の2進数の1の補数が1である場合には、直後の行中
の隣接するワード、(3)ワードと直前のシーケンス行
中の隣接するワードを2値的にビット単位で排他的論理
和した結果物の2進数の1の補数が1でない場合には、
直前の行中の隣接するワードと直後の行中の隣接するワ
ードとのビット単位の2値的な論理積の結果物、のうち
の1つであるステップと、(B)少なくとも所定の最低
数の1を含む各ワードについて、ワードとワードに関係
する低減マスクの2進数1の補数とをビット単位で2値
的に論理積した結果物でワードを置き換えて、ワードを
低減ワードに置き換えるステップとからなる方法。
【0067】5.印刷されるピクセルアレイに対応する
よう行と列に論理的に編成されたピクセルデータアレイ
のビットマップ中に関連するピクセルデータビットを各
々有するピクセルの直線的なアレイ上にドットを印刷す
るよう制御される複数の印刷要素を支持する可動キャリ
ッジを有し、行が開始行で始まり最終行で終わるシーケ
ンスに編成されており、ピクセルデータアレイの各行が
重複しない直ちに隣接するKビットワードに編成されて
いるスワス型プリンタにおいて、ピクセルデータアレイ
の行を低減する方法であって、(A)少なくとも所定の
数の1を有する各ワードに対する低減マスクを提供する
ステップであって、前記低減マスクが、(1)低減され
る行が最終行である場合は、その直前の行中の隣接する
ワード、(2)低減される行が最終行でない場合には、
直前の行中の隣接するワードと直後の行中の隣接するワ
ードとのビット単位の2値的な論理積の結果物、のうち
の1つであるステップと、(B)少なくとも所定の最低
数の1を含む各ワードについて、ワードとワードに関係
する低減マスクの2進数1の補数とをビット単位で2値
的に論理積した結果物でワードを置き換えて、ワードを
低減ワードに置き換えるステップとからなる方法。
【0068】6.印刷されるピクセルアレイに対応する
よう行と列に論理的に編成されたピクセルデータアレイ
のビットマップ中に関連するピクセルデータビットを各
々有するピクセルの直線的なアレイ上にドットを印刷す
るよう制御される複数の印刷要素を支持する可動キャリ
ッジを有し、行が開始行で始まり最終行で終わるシーケ
ンスに編成されており、ピクセルデータアレイの各行が
重複しない直ちに隣接するKビットワードに編成されて
いるスワス型プリンタにおいて、ピクセルデータアレイ
の各行を開始行から始めて順次低減する方法であって、
(A)行を水平方向に低減して水平方向に低減された行
を提供するステップであって、1であるビットの水平方
向のランの両端のビットが保存され、偶数のビットを有
する水平方向のランについては水平方向のランの端部ビ
ットに隣接するビットが1のままとされることを除き、
水平方向のランの内側のビットが互いに少なくとも0で
ある1ビットだけ離されるステップと、(B)少なくと
も所定の数の1を有する各ワードに対する低減マスクを
提供するステップであって、前記低減マスクが、(1)
低減される行が最終行である場合は、その直前の行中の
隣接するワード、(2)ワードと直前のシーケンス行中
の隣接するワードを2値的にビット単位で排他的論理和
した結果物の2進数の1の補数が1である場合には、直
後の行中の隣接するワード、(3)ワードと直前のシー
ケンス行中の隣接するワードを2値的にビット単位で排
他的論理和した結果物の2進数の1の補数が1でない場
合には、直前の行中の隣接するワードと直後の行中の隣
接するワードとのビット単位の2値的な論理積の結果
物、のうちの1つであるステップと、(C)少なくとも
所定の最低数の1を含む各ワードについて、それに関係
する低減マスクの2進数1の補数とビット保存マスクと
をビット単位で2値的に論理和して、ワードに関係する
修正された低減マスクを生成するステップと、(D)少
なくとも所定の最低数の1を含む各ワードについて、ワ
ードとワードに関係する修正低減マスクとをビット単位
で2値的に論理積した結果物でワードを置き換えて、ワ
ードを低減ワードに置き換えるステップとからなる方
法。
【0069】7.同じ列中で隣接するKビットワードに
対して異なるKビットのビット保存マスクが用いられ
る、上記6の方法。
【0070】8.印刷されるピクセルアレイに対応する
よう行と列に論理的に編成されたピクセルデータアレイ
のビットマップ中に関連するピクセルデータビットを各
々有するピクセルの直線的なアレイ上にドットを印刷す
るよう制御される複数の印刷要素を支持する可動キャリ
ッジを有し、行が開始行で始まり最終行で終わるシーケ
ンスに編成されており、ピクセルデータアレイの各行が
重複しない直ちに隣接するKビットワードに編成されて
いるスワス型プリンタにおいて、ピクセルデータアレイ
の各行を開始行から始めて順次低減する方法であって、
(A)行を水平方向に低減して水平方向に低減された行
を提供するステップであって、1であるビットの水平方
向のランの両端のビットが保存され、偶数のビットを有
する水平方向のランについては水平方向のランの端部ビ
ットに隣接するビットが1のままとされることを除き、
水平方向のランの内側のビットが互いに少なくとも0で
ある1ビットだけ離されるステップと、(B)ピクセル
データアレイの1つおきの行についてのみステップ
(C)からステップ(E)を実行するステップと、(C)
少なくとも所定の数の1を有する各ワードに対する低減
マスクを提供するステップであって、前記低減マスク
が、(1)低減される行が最終行である場合は、その直
前の行中の隣接するワード、(2)ワードと直前のシー
ケンス行中の隣接するワードを2値的にビット単位で排
他的論理和した結果物の2進数の1の補数が1である場
合には、直後の行中の隣接するワード、(3)ワードと
直前のシーケンス行中の隣接するワードを2値的にビッ
ト単位で排他的論理和した結果物の2進数の1の補数が
1でない場合には、直前の行中の隣接するワードと直後
の行中の隣接するワードとのビット単位の2値的な論理
積の結果物、のうちの1つであるステップと、(D)少
なくとも所定の最低数の1を含む各ワードについて、そ
れに関係する低減マスクの2進数1の補数とビット保存
マスクとをビット単位で2値的に論理和して、ワードに
関係する修正された低減マスクを生成するステップと、
(E)少なくとも所定の最低数の1を含む各ワードにつ
いて、ワードとワードに関係する修正低減マスクとをビ
ット単位で2値的に論理積した結果物でワードを置き換
えて、ワードを低減ワードに置き換えるステップとから
なる方法。
【0071】9.印刷されるピクセルアレイに対応する
よう行と列に論理的に編成されたピクセルデータアレイ
のビットマップ中に関連するピクセルデータビットを各
々有するピクセルの直線的なアレイ上にドットを印刷す
るよう制御される複数の印刷要素を支持する可動キャリ
ッジを有し、行が開始行で始まり最終行で終わるシーケ
ンスに編成されており、ピクセルデータアレイの各行が
重複しない直ちに隣接するKビットワードに編成されて
いるスワス型プリンタにおいて、ピクセルデータアレイ
の各行を開始行から始めて順次低減する方法であって、
(A)行を水平方向に低減して水平方向に低減された行
を提供するステップであって、1であるビットの水平方
向のランの両端のビットが保存され、偶数のビットを有
する水平方向のランについては水平方向のランの端部ビ
ットに隣接するビットが1のままとされることを除き、
水平方向のランの内側のビットが互いに少なくとも0で
ある1ビットだけ離されるステップと、(B)少なくと
も所定の数の1を有する各ワードに対する低減マスクを
提供するステップであって、前記低減マスクが、(1)
低減される行が最終行である場合は、その直前の行中の
隣接するワード、(2)ワードと直前のシーケンス行中
の隣接するワードを2値的にビット単位で排他的論理和
した結果物の2進数の1の補数が1である場合には、直
後の行中の隣接するワード、(3)ワードと直前のシー
ケンス行中の隣接するワードを2値的にビット単位で排
他的論理和した結果物の2進数の1の補数が1でない場
合には、直前の行中の隣接するワードと直後の行中の隣
接するワードとのビット単位の2値的な論理積の結果
物、のうちの1つであるステップと、(C)少なくとも
所定の最低数の1を含む各ワードについて、ワードとワ
ードに関係する低減マスクの2進数1の補数とをビット
単位で2値的に論理積した結果物でワードを置き換え
て、ワードを低減ワードに置き換えるステップとからな
る方法。
【0072】10.印刷されるピクセルアレイに対応する
よう行と列に論理的に編成されたピクセルデータアレイ
のビットマップ中に関連するピクセルデータビットを各
々有するピクセルの直線的なアレイ上にドットを印刷す
るよう制御される複数の印刷要素を支持する可動キャリ
ッジを有し、行が開始行で始まり最終行で終わるシーケ
ンスに編成されており、ピクセルデータアレイの各行が
重複しない直ちに隣接するKビットワードに編成されて
いるスワス型プリンタにおいて、ピクセルデータアレイ
の各行を開始行から始めて順次低減する方法であって、
(A)行を水平方向に低減して水平方向に低減された行
を提供するステップであって、1であるビットの水平方
向のランの両端のビットが保存され、偶数のビットを有
する水平方向のランについては水平方向のランの端部ビ
ットに隣接するビットが1のままとされることを除き、
水平方向のランの内側のビットが互いに少なくとも0で
ある1ビットだけ離されるステップと、(B)少なくと
も所定の数の1を有する各ワードに対する低減マスクを
提供するステップであって、前記低減マスクが、(1)
低減される行が最終行である場合は、その直前の行中の
隣接するワード、(3)低減される行が最終行でない場
合には、直前の行中の隣接するワードと直後の行中の隣
接するワードとのビット単位の2値的な論理積の結果
物、のうちの1つであるステップと、(C)少なくとも
所定の最低数の1を含む各ワードについて、ワードとワ
ードに関係する低減マスクの2進数1の補数とをビット
単位で2値的に論理積した結果物でワードを置き換え
て、ワードを低減ワードに置き換えるステップとからな
る方法。
【0073】11.ピクセルの直線的なアレイ上にドット
を印刷するよう制御される複数の印刷要素を支持する可
動キャリッジを有するスワス型プリンタにおいて、行と
列に論理的に編成された第1のビットマップピクセルデ
ータアレイを行と列に論理的に編成された第2のビット
マップピクセルデータアレイに拡大する方法であって、
行の軸と列の軸のそれぞれに沿った第2のビットマップ
ピクセルデータアレイの解像度が第1のビットマップピ
クセルデータピクセルアレイの2倍であるものにおい
て、(A)第1のアレイのビットの各々について第2の
アレイ中に4ビットセルを割り当て、4ビットセルが2
つの行と2つの列に論理的に構成された4つのビットか
らなり、第2のアレイ中の4ビットセルが第1のアレイ
中の対応するビットと同様の仕方で行と列に論理的に編
成されるステップと、(B)4ビットセルの各々につい
て、全ての4ビットセルについて同じであるセル内の所
定の列位置にある両方のビットを、第1のピクセルアレ
イ中の対応するビットの内容にセットするステップと、
及び(C)4ビットセルの各々について、ビットセルの
他方の列にあるビットを0にセットするステップとから
なる方法。
【0074】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、印刷すべき
ラスタデータの解像度よりも低い解像度用に設計された
インクジェットカートリッジを用いて印刷可能なように
ラスタデータを処理することのできる、サーマルインク
ジェットプリンタが提供される。これによれば特定の解
像度について用いられるものよりも大きなドットでもっ
て、その特定の解像度を有するラスタグリッド上に低減
されたイメージラスタデータが印刷可能であり、また印
刷媒体の飽和が防止される。
【0075】他の側面によれば、特定の解像度のラスタ
データがより高い解像度へと拡大でき、この場合に拡大
データはより高い解像度に適したドットサイズより大き
いドットサイズを埋め合わせるためにより多数のドット
生成ピクセルを有する。これにより、特定の解像度のラ
スタデータをより高解像度のラスタ化ベクトルデータと
組み合わせ、エンハンストモード動作で印刷することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷技術を採用したサーマルインクジ
ェットプリンタの主要な機械的構成要素の概略斜視図で
ある。
【図2】図1のプリンタの下向きのインクジェットノズ
ルと印刷媒体の間の関係を示す概略側部断面図である。
【図3】図1のプリンタの印刷ヘッドカートリッジのノ
ズルアレイの全体構成を示す概略平面図である。
【図4】図1のスワスプリンタを制御するためのプリン
タ制御システムの簡略化したブロック図である。
【図5】ドットをプリンタにより選択的に印刷して印刷
イメージを形成することのできるピクセルアレイと、異
なる大きさの印刷ドットを示す概略図である。
【図6】本発明による水平方向の低減と垂直方向の低減
を行うための、ラスタデータスワスのK-ビット幅のワー
ドのアレイへの編成の概略を示す。
【図7】本発明によるピクセル列×ピクセル列の水平及
び垂直方向における低減の一般化したフローチャートで
ある。
【図8】本発明によりラスタデータ列の水平方向の低減
を実行する手順のフローチャートである。
【図9】低減ルックアップテーブルを用いて本発明によ
りラスタデータ列の水平方向の低減を実行する手順のフ
ローチャートである。
【図10】本発明によりラスタデータのラスタデータ列
の垂直方向の低減を実行する手順のフローチャートであ
る。
【図11】1ビットのオリジナルラスタデータのラスタ
拡大を示す概略図である。
【図12】1ワードのオリジナルラスタデータのラスタ
拡大を示す概略図である。
【図13】拡大縮小ルックアップテーブルを用いて実行
されるラスタ拡大の概略を示すフローチャートである。
【図14】ピクセル列が、そのピクセル列のピッチの2
倍のノズルピッチを有するノズルアレイを用いて印刷さ
れるシーケンスを示すテーブルである。
【図15】ピクセルアレイを、このピクセルアレイの列
ピッチの2倍のノズルピッチを有するノズルアレイを用
いて印刷する印刷手順のフローチャートである。
【符号の説明】
30,40 円 31 印刷コントローラ 32 インタフェース 33 媒体軸駆動モータ 34 バッファメモリ 35 媒体軸駆動モータエンコーダ 36 マイクロプロセッサコントローラ 37 キャリッジ軸エンコーダ 38 印刷ヘッド駆動コントローラ 39 キャリッジ走査軸駆動モータ 41 スワスメモリ 42 ランダムアクセスメモリ 42a ビットマップメモリ 44 読み出し専用メモリ 45 印刷ヘッドドライバ 51 可動キャリッジ 101,102,103,104 ノズルプレート C1,C2,C3,C4 印刷ヘッドカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・イー・カリフェ アメリカ合衆国カリフォルニア州92131 サン・ディエゴ,キングスパイン・アヴ ェニュー・12424 (72)発明者 ジャネット・イー・メバン アメリカ合衆国カリフォルニア州92131 サン・ディエゴ,ヴィスタ・ラ・ケス タ・コート・10020 (72)発明者 アン・ピー・カドナガ アメリカ合衆国カリフォルニア州92014 デル・マー,ノーガレス・ドライヴ・ 13739 (72)発明者 イウエ−シュエン・チェン シンガポール国シンガポール1128,ワッ テン・ドライヴ・55 (72)発明者 マーク・オーヴァトン アメリカ合衆国カリフォルニア州92026 エスコンディードウ,コルテズ・アヴェ ニュー・1918 (56)参考文献 特開 昭60−230867(JP,A) 特開 平6−91941(JP,A) 特開 平2−199585(JP,A) 特開 昭63−205257(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/485 B41J 2/01 B41J 2/21

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷されるピクセルアレイに対応するよ
    う行と列に論理的に編成されたピクセルデータアレイの
    ビットマップ中の、関連するピクセルデータビットを各
    々有するピクセルの直線的なアレイ上にドットを印刷す
    るよう制御される複数の印刷要素を支持する可動キャリ
    ッジを有し、行が開始行で始まり最終行で終わるシーケ
    ンスに編成されており、ピクセルデータアレイの各行が
    重複しない直ちに隣接するKビットワードに編成されて
    いるスワス型プリンタにおいて、ピクセルデータアレイ
    の行を低減する方法であって、 (A)少なくとも所定の数(THRESHOLD)の1を有する各
    ワード(W(R,CW))に対する低減マスク(M)を提供す
    るステップであって、前記低減マスクが、 (1)低減される行が最終行である(ステップ675)場合
    は、その直前の行中の隣接するワード(PRIOR(CW))、 (2)低減される行が最終行でない(ステップ667)場合
    には、直前の行中の隣接するワードと直後の行中の隣接
    するワード(W(R+1,CW))とのビット単位の2値的な論
    理積の結果物、のうちの1つにセットされるステップ
    と、 (B)少なくとも所定の最低数の1を含む各ワードにつ
    いて、ワードとワードに関係する低減マスクの2進数1
    の補数(M’)とをビット単位で2値的に論理積した結
    果物でワードを置き換えて、ワードを低減ワードに置き
    換えるステップ(ステップ671)とからなる方法。
  2. 【請求項2】 さらに前記ステップ(A)における低減
    マスクが、(3)ワードと直前のシーケンス行中の隣接
    するワードを2値的にビット単位で排他的論理和した
    (ステップ665)結果物の2進数の1の補数が1である
    (ステップ667)場合に、直後の行中の隣接するワード
    にセットされる任意選択肢を有する、請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 さらに(C)少なくとも所定の最低数の
    1を含む各ワードについて、それに関係する低減マスク
    の2進数1の補数とビット保存マスクとをビット単位で
    2値的に論理和して(ステップ669)、ワードに関係す
    る修正された低減マスクを生成するステップからなる、
    請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 さらに(D)行を水平方向に低減して水
    平方向に低減された行を提供するステップであって、1
    であるビットの水平方向のランの両端のビットが保存さ
    れ、偶数のビットを有する水平方向のランについては水
    平方向のランの端部ビットに隣接するビットが1のまま
    とされることを除き、水平方向のランの内側のビットが
    互いに、0である少なくとも1ビットだけ離されるステ
    ップからなる、請求項1〜3のいずれか1項記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 同じ列中で隣接するKビットワードに対
    して異なるKビットのビット保存マスクが用いられる、
    請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 さらに、ピクセルデータアレイの1つお
    きの行についてのみステップ(A)からステップ(C)を
    実行するステップからなる、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 さらにピクセルデータアレイの行を水平
    方向に低減するステップからなり、この行を水平方向に
    低減するステップが、 (A)行中の最初から最後のKビットワードまでを順次
    選択するステップと、 (B)選択されたKビットワードと、選択されたKビッ
    トワードに直ちに隣接すると共にKビットワードのシー
    ケンス中で直前にある第1の追加ビットと、選択された
    Kビットワードに直ちに隣接すると共にKビットワード
    のシーケンス中で直後にある第2の追加ビットとからな
    るK+2ビットのインデックスを、第1の追加ビットが0
    である行中のシーケンス中の最初のワードと第2の追加
    ビットが0であるシーケンス中の最後のKビットワード
    の場合を除いて形成するステップ(ステップ359)と、 (C)選択されたKビットワードに対するインデックス
    を用いて低減ルックアップテーブルをアクセスし、置換
    Kビットワードを得るステップ(ステップ361)と、及
    び (D)選択されたKビットワードを置換Kビットワード
    に置き換え、それによってピクセルデータアレイ中の全
    てのKビットワードをルックアップテーブルから検索さ
    れたKビットワードに置き換えるステップとからなる、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
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