JP3442173B2 - カラーフィルタ用色素及びこれを含有するカラーレジスト、カラーフィルタ - Google Patents

カラーフィルタ用色素及びこれを含有するカラーレジスト、カラーフィルタ

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JP3442173B2 JP33466994A JP33466994A JP3442173B2 JP 3442173 B2 JP3442173 B2 JP 3442173B2 JP 33466994 A JP33466994 A JP 33466994A JP 33466994 A JP33466994 A JP 33466994A JP 3442173 B2 JP3442173 B2 JP 3442173B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子に用いる
カラーフィルタ及び撮像素子に用いる色分解カラーフィ
ルタとして有用なカラーフィルタ用色素及びこれを含有
するカラーレジスト、カラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来染色系のカラーフィルタ用青色色素
としては、トリフェニルメタン系色素のCIAcid Blu
e 83,同90,アントラキノン系色素のCIAcid B
lue 260等が広く使用されている。しかし、トリフェ
ニルメタン系色素は染色性、光学特性は優れているが耐
熱性、耐光性は十分とは言えない。アントラキノン系色
素のCIAcid Blue 260は、耐熱性はトリフェニル
メタン系より優れており信頼性が重要視される分野で使
用されている。しかし、分光特性・耐熱性ともに十分満
足できるという品質までは至っていない。アントラキノ
ン色素のCIAcid Blue 140は、溶液中の単分子状
態での分光特性は優れているが、染色系においては染色
状態での分子会合のため十分な分光特性が得られていな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
のカラーフィルタ用色素が持っている欠点を解決し、耐
熱性、耐光性、分光特性が優れ、併せて感光性樹脂液に
対する溶解性の優れたカラーフィルタ用色素を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる問
題を解決するために種々検討した結果、本発明を完成し
た。即ち、本発明は、(1)下記式[I] で表されるアン
トラキノン化合物からなるカラーフィルタ用色素、
【0005】
【化4】
【0006】〔式[I] 中、R1 およびR2 は炭素数1〜
4の直鎖または分岐のアルキル基または塩素原子或いは
臭素原子を示す。R3 およびR4 は水素原子、炭素数1
〜20の直鎖、分岐または環状のアルキル基を示し、該
アルキル基はアルコキシ基またはヒドロキシ基で置換さ
れていてもよい。xおよびyは各々0〜2でありx+y
≦2である。〕(2)上記式[I] で表されるアントラキ
ノン化合物と光硬化性樹脂組成物を含有するカラーレジ
スト、(3)光硬化性樹脂組成物における光硬化性樹脂
が、無水マレイン酸及び、無水マレイン酸と共重合可能
な1種類以上のモノマーからなる共重合体であって、該
共重合体の無水マレイン酸部が下記式(1)
【0007】
【化5】 HO(C2 4 O)n −X (1)
【0008】〔式中Xはアクリロイルまたはメタクリロ
イル基を、nは1又は2を表す。〕で表される化合物、
及び下記式(2)
【0009】
【化6】 HO(C2 4 O)n −R (2)
【0010】〔式中Rはアルキル基、アルキルフェニル
基、アルカロイル基又は(メタ)アクリロイル基を表
し、nは2以上の整数を表す。〕で表される化合物によ
り、ハーフエステル化されている事を特徴とする不飽和
基含有ポリカルボン酸樹脂である上記(2)のカラーレ
ジスト、(4)無水マレイン酸及び、無水マレイン酸と
共重合可能な1種類以上のモノマーからなる共重合体の
重量平均分子量が5000以上である上記(3)のカラ
ーレジスト、(5)無水マレイン酸と共重合可能な1種
類以上のモノマーが、スチレン、α−メチルスチレン、
イソブチレン、(メタ)アクリル酸アルキルエステル又
はベンジル(メタ)アクリレートである上記(3)又は
(4)のカラーレジスト、(6)上記(2)ないし
(5)のカラーレジストにより作製されるカラーフィル
タ、に関する。
【0011】本発明によると、一般式[I] で表されるア
ントラキノン化合物を使用して、特に耐熱性が高く分光
特性・耐光性も優れた青色カラーフィルタを製造でき
る。又、アントラキノン環の1,4ー位に結合している
アニリノ基の2,6ー位に、臭素原子とアルキル基を導
入することにより、青色カラーフィルタ用色素として優
れた分光透過特性(Tmax 450-460nm,70-80%)と高耐熱
性・耐光性が付与される。更にこの構造にスルホンアミ
ド基及び/又はスルホン酸アミン塩基の導入により感光
性樹脂液に対する溶解性を極めて高いものにすることが
可能になり、カラーフィルタ製造の容易なカラーレジス
トが得られる。
【0012】一般式[I] におけるR1 およびR2 で表さ
れる炭素数1〜4の直鎖叉は分岐のアルキル基として
は、例えばメチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、
n-ブチル、i-ブチル、sec-ブチル、t-ブチル基等があげ
られる。R3 およびR4 で表される炭素数1〜20の直
鎖、分岐叉は環状アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、nープロピル、iープロピル、nーブチル、i
ーブチル、secーブチル、t−ブチル、nーペンチ
ル、iーペンチル、neoーペンチル、nーヘキシル、
シクロヘキシル、1、2ージメチルブチル、1、3ージ
メチルブチル、1ーiープロピルプロピル、nーヘプチ
ル、nーオクチル、2ーエチルヘキシル、nーノニル、
nードデシル等が挙げられる。叉、ヒドロキシ、アルコ
キシ基で置換されたアルキル基としては、例えばメトキ
シエトキシエチル、エトキシエトキシエチル、ブトキシ
エトキシエチル、2ーヒドロキシエチル、2ーメトキシ
エチル、2ーエトキシエチル、2ーブトキシエチル、3
ーヒドロキシプロピル、3ーメトキシプロピル、3ーエ
トキシプロピル、3ーブトキシプロピル、3ー(2ーエ
チル)ヘキシルウキシプロピル等が挙げられる。xおよ
びyは各々0〜2、好ましくは各々0.1〜1.9であ
り、x+y≦2である
【0013】一般式[I] で表されるアントラキノン化合
物は、一般式[II]
【0014】
【化7】
【0015】〔式[II]中、R1 およびR2 は式[I] にお
けると同じ意味を示す。〕で表される1、4ージアニリ
ノアントラキノン化合物を5〜50倍量のクロルスルホ
ン酸中にて30〜100℃で0.5〜10時間反応させ
てクロルスルホン化した後、氷水にあけ濾過してクロル
スルホン化物を得る。次いで、一般式[III]
【0016】
【化8】
【0017】〔式[III] 中、R3 およびR4 は式[I] に
おけると同じ意味を示す。〕で表されるアミン化合物と
水、アセトン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムア
ミド、Nーメチルピロリドン、トルエル、キシレン等を
溶媒として0〜100℃で0.5〜10時間反応させる
ことにより得られる。
【0018】本発明で使用するアントラキノン化合物と
光硬化性樹脂組成物を溶解し、カラーレジストが作製さ
れる。本発明で使用する、光硬化性樹脂組成物に含まれ
る成分としては、例えば不飽和基含有ポリカルボン酸樹
脂が挙げられる。この樹脂はアルカリ性の現像液の溶解
する性質を有する易現像性及び光硬化性の樹脂で、無水
マレイン酸及び、無水マレイン酸と共重合可能な1種類
以上のモノマーを後記する割合で、ラジカル発生剤を用
いて重合したのち、前記式(1)、(2)で表される化
合物を、塩基性触媒を用い付加反応させることにより得
られる。
【0019】無水マレイン酸と共重合させるモノマー
は、共重合可能なモノマーであればいずれを用いても良
く、多種併用しても良い。特に有用なモノマーとして
は、例えばスチレン、α−メチルスチレン、イソブチレ
ン、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、ベンジル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。無水マレイン酸
と、これに共重合させるモノマーの割合は、無水マレイ
ン酸1molに対し、共重合させるモノマーの合計が1
〜5mol、さらに好ましくは、1〜3molの割合が
良好である。無水マレイン酸と、これに共重合させるモ
ノマーは、酢酸エステル、ジオキサン、キシレンなどの
重合を阻害しない有機溶剤に溶解させ、アゾビスイソブ
チロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイル
パーオキサイドなどのラジカル発生剤を、無水マレイン
酸と、これに共重合させるモノマーの合計重量の0.1
〜5重量%、さらに好ましくは0.5〜2重量%の範囲
で加え、70℃〜100℃の温度範囲で、5〜10時間
反応させる事により共重合体が得られる。このようにし
て得られた共重合体は、既知の方法で単離、乾燥した
後、次工程のハーフエステル化に供せられる。
【0020】上記の共重合体を、エチルセロソルブアセ
テート、ブチルセロソルブアセテートなどの、ハーフエ
スエル化反応を阻害しない有機溶剤に溶解したのち、ピ
リジン、トリエチルアミン、2−メチルイミダゾール等
の塩基性触媒を共重合体の重量に対し、0.05〜1重
量%、さらに好ましくは0.1〜0.6重量%の範囲内
で添加する。次に、上記反応液に、共重合体の無水マレ
イン酸のモル数に対し、5〜60モル%、さらに好まし
くは10〜50モル%の範囲内で前記式(2)で表され
る化合物を加え、95〜100℃に加熱し、同温度で1
〜5時間反応させる。式(2)におけるアルキル基とし
ては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基等のC1 〜C5 のアルキル基が、アルキ
ルフェニル基としては、例えばメチルフェニル基、エチ
ルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル
基、ペンチルフェニル基等のC1 〜C5 のアルキル基を
有するフェニル基が、アルカロイル基としては、例えば
アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基
等のC2 〜C5 のアルカロイル基が、又式(2)におけ
るRとしてアクリロイル基、メタクリロイル基等が挙げ
られる。ここで式(2)で表される化合物の具体例とし
てはポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリ
オキシエチレンアクリレート、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンモノアクリ
レート等が挙げられる。又、nは2以上、好ましくは2
〜10程度である。尚、本発明では、現像性及び後述す
る光硬化後の膜物性を調整する目的で、前記式(2)で
表される化合物の一部をその他のアルコールに置き換え
てハーフエステル化しても良い。その具体例としては、
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール、ブタノール、イソブタノール、2−エチルヘキサ
ノール等のアルコール類が挙げられ、反応は前記式
(2)で表される化合物と同時に加えて反応させ、前記
式(2)で表される化合物のモル数に対し50モル%以
下の範囲で加えられる。
【0021】反応終了後、前記式(2)で表される化合
物を反応させた残りの無水マレイン酸部のモル数と同モ
ル数の前記式(1)で表される化合物を加え、95〜1
00℃に加熱し、同温度で1〜5時間反応させる事によ
り、本発明で使用する易現像性の不飽和基含有ポリカル
ボン酸が得られる。ここで式(1)で表される化合物の
具体例としては、例えばヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート等が挙げられ、上記モル数の範囲内で、単独で用い
るか、2種類以上併用しても良い。
【0022】上記の方法により得られる不飽和基含有ポ
リカルボン酸樹脂のハーフエステル化の反応率(実測酸
価/理論酸価×100)は、例えばカラーフィルタの製
造工程におけるパターニング後の現像残渣や解像度の観
点から、約50〜100%、好ましくは約60〜100
%、より好ましくは約70〜100%、更に好ましくは
約75〜100%程度が良い。
【0023】本発明で使用する光硬化性樹脂組成物には
上記の様にして得られた易現像性の不飽和基含有ポリカ
ルボン酸樹脂の他に、光重合開始剤、光架橋剤、光重合
性硬化膜改質剤や熱硬化剤等の各成分が配合される。
【0024】光重合開始剤の例としては、例えばベンジ
ル;ベンゾインエーテル;ベンゾインイソブチルエーテ
ル;ベンゾインイソプロピルエーテル;ベンゾフェノ
ン;ベンゾイル安息香酸;ベンゾイル安息香酸メチル;
4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイ
ド;ベンジルメチルケタール;2−n−ブトキシエチル
−4−ジメチルアミノベンゾエート;2−クロロチオキ
サントン;2,4−ジエチルチオキサントン;2,4−
ジイソプロピルチオキサントン;ジメチルアミノメチル
ベンゾエート;p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミ
ル;3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノ
ン;2,4−ジメチルチオキサントン;1−(4−ドデ
シルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン
−1−オン;1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケ
トン;2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン;1−(4−イソプロピルフェニル)−
2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン;イソ
プロピルチオキサントン;メチロベンゾイルフォーメー
ト;2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕
−2−モルフォリノプロパン−1−オン等が挙げられ
る。これらの光重合開始剤は単独又は2種以上を混合し
て使用することができ本発明の易現像性の不飽和基含有
ポリカルボン酸樹脂とその他の樹脂の総重量に対し、
0.5〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の範
囲内で添加される。
【0025】光架橋剤は光により架橋又は重合可能なモ
ノマー、オリゴマー、プレポリマー等である。例として
は エチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、エチレングリコールジメタアクリレート、ペンタ
エリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリ
レート、のような1価又は多価アルコールのアクリル酸
又はメタクリル酸のエステル類;多価アルコールと1塩
基酸又は多塩基酸を縮合して得られるポリエステルプレ
ポリマーに(メタ)アクリル酸を反応して得られるポリ
エステル(メタ)アクリレート;ポリオール基と2個の
イソシアネート基を持つ化合物を反応させた後(メタ)
アクリル酸を反応して得られるポリウレタン(メタ)ア
クリレート;ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹
脂、ポリカルボン酸グリシジルエステル、ポリオールポ
リグリシジルエステル、脂肪族又は脂環式エポキシ樹
脂、アミンエポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポ
キシ樹脂、ジヒドロキシベンゼン型エポキシ樹脂などの
エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させて得られ
るエポキシ(メタ)アクリレート等の通常の光重合性樹
脂が挙げられる。
【0026】また、光重合改質剤としては、例えば上記
の易現像性の不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂以外の不
飽和基含有ポリカルボン酸樹脂、例えばビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
ノボラック型エポキシ樹脂、ポリカルボン酸グリシジル
エステル、ポリオールポリグリシジルエステル、脂肪族
又は脂環式エポキシ樹脂、アミンエポキシ樹脂、トリフ
ェノールメタン型エポキシ樹脂、ジヒドロキシベンゼン
型エポキシ樹脂などのエポキシ基と(メタ)アクリル酸
を反応させて得られるヒドロキシ基に酸無水物を反応さ
せたエポキシ(メタ)アクリレート−カルボン酸付加
物;無水マレイン酸と共重合可能な、エチレン、プロペ
ン、イソブチレン、スチレン、ビニルフェノール、アク
リル酸、アクリル酸エステル、アクリルアミド等のモノ
マーとの共重合体の無水マレイン酸部にヒドロキシエチ
ルアクリレート等のアルコール性のヒドロキシ基を持つ
アクリレートやグリシジルメタクリレート等のエポキシ
基をもつアクリレートを反応させハーフエステル化した
化合物;アクリル酸、アクリル酸エステルとヒドロキシ
エチルアクリレート等のアルコール性のヒドロキシ基を
持つアクリレートの共重合体の−OH基にさらにアクリ
ル酸を反応せしめた化合物等も挙げられる。
【0027】上記のような光重合性の化合物は単独又は
混合して使用されその合計量が、本発明の不飽和基含有
ポリカルボン酸樹脂の重量を100部とした場合、50
〜150部、さらに好ましくは、80〜120部の範囲
で使用される。
【0028】熱硬化剤は、熱により架橋又は重合可能な
化合物であり、その例としては、エポキシ化合物を挙げ
る事ができる。エポキシ化合物は本発明の不飽和基含有
ポリカルボン酸樹脂等と熱的に反応し架橋する事により
耐熱性を向上させる。具体的なエポキシ化合物として
は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ポリカ
ルボン酸グリシジルエステル、ポリオールポリグリシジ
ルエステル、脂肪族又は脂環式エポキシ樹脂、アミンエ
ポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ジ
ヒドロキシベンゼン型エポキシ樹脂などが挙げられる。
上記のようなエポキシ化合物は単独又は混合して使用さ
れ、その合計量が、本発明の不飽和基含有ポリカルボン
酸樹脂の重量を100部とした場合、5〜30部、さら
に好ましくは、10〜20部の範囲で使用される。
【0029】本発明で使用する光硬化性樹脂組成物は前
記した各成分を前記したような割合に混合することによ
って得られる。尚、この光硬化性樹脂組成物は適正な粘
度まで有機溶剤により希釈することが望ましく、有機溶
剤の具体例としては、エチルセロソルブアセテート、ブ
チルセロソルブアセテート、イソプロピルセロソルブア
セテート、メトキシイソプロピルグリコールアセテー
ト、エトキシイソプロピルグリコールアセテート、ジグ
ライムなどがあるが、これらに制限されるものではな
い。又、本発明のカラーレジストは、上記光硬化性樹脂
組成物の希釈溶液に、上記式[I] の色素を添加溶解する
ことにより得られる。その添加量は上記式[I] の色素が
上記光硬化性樹脂組成物の希釈溶液に溶解する量であれ
ば特に制限はなく、例えば上記光硬化性樹脂組成物の希
釈溶液100重量部に対し50重量部以下程度である。
このようにして得られた本発明のカラーレジストは、系
内の異物を除去する目的で、フィルタリングすることが
望ましく、フィルタリングは通常の濾過機を用いて実施
される。
【0030】本発明のカラーレジストを用いたカラーフ
ィルタの一般的な調製法は次の通りである。即ち、本発
明のカラーレジストを必要により前記した溶媒に溶解し
て塗工液となし、スピンナー等により、平滑なガラス
板、Crを蒸着させたガラス板等の基材に塗布され、さ
らに溶剤を乾燥することにより平滑な塗膜とされる。こ
の塗膜に目的とする画像を形成するために、ネガマスク
を通して紫外線を照射する。この際、全塗膜に均一に平
行光線が照射されるようにマスクアライメント等の装置
を用いる。次にこの照射された塗膜を短時間加熱し、重
合を促進させた後、現像液の流水あるいは、シャワー中
にさらし、未硬化部分を溶解させ、現像することにより
目的とする画像(青色カラーフィルタ)が得られる。現
像方法としては、浸漬揺動法、シャワー現像法などがあ
り、現像液としては、炭酸ソーダ、炭酸カリ、苛性ソー
ダ、苛性カリなどの無機アルカリや、テトラメチルアン
モニウムヒドロキサイド、ジエタノールアミン、トリエ
タノールアミンなどの有機アルカリが用いられ、これら
の濃度はアルカリによりさまざまであるが、1%前后の
希薄水溶液で使用される。又、界面活性剤を併用しても
良く、ノニオン系、アニオン系、カチオン系いづれの界
面活性剤でも使用可能で、1%前后の濃度で使用するの
が一般的である。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。 実施例1 (色素[IV]の合成)
【0032】
【化9】
【0033】〔式[IV]中、xおよびyは式[I] における
と同じ意味を示す。〕クロルスルホン酸50部中に室温
にて下記化合物[V] 10部を溶解し、70〜80℃で2
時間反応させる。反応後冷却した後氷300g中に滴下
し、析出するクロルスルホン化物を濾過し氷水で洗浄し
て下記のクロルスルホン化物[VI]のウェットケーキ約2
5部を得る。
【0034】
【化10】
【0035】次いで、ジメチルホルムアミド60部中に
3−(2−エチル)ヘキシルオキシプロピルアミン1
1.2部、トリエチルアミン6.1部を仕込み5℃以下
に冷却する。この反応液にクロルスルホン化物[VI]のウ
ェットケーキ約25部を仕込み、5℃以下で1時間更に
室温で3時間反応させる。反応後濃塩酸20部と水60
部の混合液を加え、析出する色素[IV]の結晶を濾過し水
洗乾燥する。収量、8部。色素[IV]において、xは約
1.7、yは約0.3であった(薄層クロマトグラフィ
ーによる目視判断、以下同じ)。
【0036】実施例2 (色素[VII] の合成)
【0037】
【化11】
【0038】〔式[VII] 中、xおよびyは式[I] におけ
ると同じ意味を示す。〕 ジメルホルムアミド60部中に、ジ(2ーエトキシ)エ
チルアミン9.7部、トリエチルアミン6.1部を仕込
み5℃以下に冷却する。この反応液に実施例1で得たク
ロルスルホン化物[VI]のウェットケーキ約25部を仕込
み、5℃以下で1時間室温で3時間反応させる。反応後
濃塩酸20部と水60部の混合液を加え、析出する色素
[VII] の結晶を濾過し水洗乾燥する。収量、7.7部。
色素[VII] において、xは約1.6、yは約0.4であ
った。
【0039】実施例3 (色素[VIII]の合成)
【0040】
【化12】
【0041】〔式[VIII]中、xおよびyは式[I] におけ
ると同じ意味を示す。〕 トルエン100部中に、クロルスルホン化物[VI]のウェ
ットケーキ約25部を仕込み、水分離器を付けて共沸蒸
留で脱水を行う。次いで、nーオクチルアミン7.6
部、トリエチルアミン6.1部を仕込み70℃で2時間
反応させる。反応後トルエンを減圧下留去し、濃塩酸2
0部と水60部の混合液を加え、析出する色素[VIII]の
結晶を濾過し水洗乾燥する。収量、8部。色素[VIII]に
おいて、xは約1.8、yは約0.2であった。実施例
1、或いは実施例3に準じて、下記の表1の色素が合成
できる。
【0042】
【表1】 表1 R1 2 3 4 4 9 CH3 1225 H 〃 〃 C6 136 13 〃 〃 C2 4 OH C2 4 OH 〃 〃 C4 9 4 9 CH3 CH3 3 6 OC8 17 H C2 5 2 5 2 4 OC2 5 2 4 OC2 5 Cl Cl C3 6 OC8 17
【0043】参考例1 スチレン−無水マレイン酸共重合物(共重合比1:1、
分子量10000)500重量部をエチルセロソルブア
セテート1300重量部に常温で溶解した後、トリエチ
ルアミンを10重量部、ハイドロキノンモノメチルエー
テルを2重量部、日本油脂株式会社製ポリエチレングリ
コールモノメタクリレート(商品名 ブレンマーPE−
350)を109重量部、常温で加えた後、90〜95
℃で3時間反応させた。この反応液を80℃に冷却した
のち、ヒドロキシエチルアクリレートを250重量部加
え、再度90〜95℃で3時間反応させる事により、本
発明の易現像性の不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂のエ
チルセロソルブアセテート溶液を得た。この溶液の粘度
は250CPS(25℃)、酸価(溶剤を除いた成分)
159.8mgKOH/gであり、赤外分光法による測
定で酸無水物基のピークはみられなかった。
【0044】下記式で示される構成成分をそれぞれ
〔A〕、〔B〕及び〔C〕とすると、本実施例で得られ
たポリカルボン酸樹脂の構成成分の比は、〔A〕:
〔B〕:〔C〕=100:12.5:87.5であっ
た。
【0045】
【化13】
【0046】参考例2 スチレン−無水マレイン酸共重合物(共重合比1:1、
分子量10000)40.4重量部をエチルセロソルブ
アセテート113重量部に常温で溶解した後、トリエチ
ルアミンを1重量部、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ルを0.2重量部、日本油脂株式会社製ポリエチレング
リコールモノメタクリレート(商品名ブレンマーPE−
350)を17.5重量部、常温で加えた後、90〜9
5℃で3時間反応させた。この反応液を80℃に冷却し
たのち、ヒドロキシエチルアクリレートを17.4重量
部加え、再度90〜95℃で3時間反応させる事によ
り、本発明の易現像性の不飽和基含有ポリカルボン酸樹
脂のエチルセロソルブアセテート溶液を得た。この溶液
の粘度は272CPS(25℃)、酸価(溶剤を除いた
成分)151mgKOH/gであり、赤外分光法による
測定で酸無水物基のピークはみられなかった。又得られ
たポリカルボン酸樹脂の構成成分(上記)の比は、
〔A〕:〔B〕:〔C〕=100:25:75であっ
た。
【0047】参考例3 スチレン−無水マレイン酸共重合物(共重合比1:1、
分子量10000)40.4重量部をエチルセロソルブ
アセテート130重量部に常温で溶解した後、トリエチ
ルアミンを1重量部、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ルを0.2重量部、日本油脂株式会社製ポリエチレング
リコールモノメタクリレート(商品名ブレンマーPE−
350)を35.0重量部、常温でさらに加えた後、9
0〜95℃で3時間反応させた。この反応液を80℃に
冷却したのち、ヒドロキシエチルアクリレートを11.
6重量部加え、再度90〜95℃で3時間反応させる事
により、本発明の易現像性の不飽和基含有ポリカルボン
酸樹脂のエチルセロソルブアセテート溶液を得た。この
溶液の粘度は294CPS(25℃)、酸価121.5
mgKOH/gであり、赤外分光法による測定で酸無水
物基のピークはみられなかった。又得られたポリカルボ
ン酸樹脂の構成成分(上記)の比は、〔A〕:〔B〕:
〔C〕=100:50:50であった。
【0048】参考例4 スチレン−無水マレイン酸共重合物(共重合比2:1、
分子量10000)45.9重量部をエチルセロソルブ
アセテート101重量部に常温で溶解した後、トリエチ
ルアミンを1重量部、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ルを0.2重量部、日本油脂株式会社製ポリエチレング
リコールモノメタクリレート(商品名ブレンマーPE−
350)を6.45重量部、常温で加えた後、90〜9
5℃で3時間反応させた。この反応液を80℃に冷却し
たのち、ヒドロキシエチルアクリレートを15.3重量
部加え、再度90〜95℃で3時間反応させる事によ
り、本発明の易現像性の不飽和基含有ポリカルボン酸樹
脂のエチルセロソルブアセテート溶液を得た。この溶液
の粘度は284CPS(25℃)、酸価127.1mg
KOH/gであり、赤外分光法による測定で酸無水物基
のピークはみられなかった。又得られたポリカルボン酸
樹脂の構成成分(上記)の比は、〔A〕:〔B〕:
〔C〕=200:12.5:87.5であった。
【0049】実施例4 実施例1で得られた色素 [IV] 4重量部と参考例1で得
られた本発明の不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂のエチ
ルセロソルブアセテート溶液を6重量部、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレートのエチルセロソルブアセ
テート溶液を4重量部、チバ−ガイギー社製光重合開始
剤イルガキュアー907を0.2重量部、ジエチルチオ
キサントンを0.05重量部を、混合することにより本
発明のカラーレジストを得た。このカラーレジストをガ
ラス基板にスピンナーにて塗布、乾燥したのち、ネガマ
スクを通じ、超高圧水銀灯にて200mJ露光した。次
いで、25℃の1重量%炭酸ナトリウム水溶液の流水中
に60秒間浸す事により現像を実施した。現像して得ら
れた青色画素は解像度良好で、現像部には残渣が見られ
なかった。耐熱性は従来の染色法の青色フィルタより向
上し、220℃×1hrの耐熱性試験において試験前後
の変色を表す△Eは2.5であった。
【0050】実施例5〜7 参考例2〜4で得られた本発明の不飽和基含有ポリカル
ボン酸樹脂のエチルセロソルブアセテート溶液を用い
て、実施例4と同様な方法でそれぞれ本発明のカラーレ
ジストを得た。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、1,4ージアニリノア
ントラキノンースルホンアミドおよびスルホン酸アミン
塩を含有する、分光特性、耐熱性、耐光性に優れた青色
色素が得られ、併せて光硬化性樹脂液に対する溶解性が
優れているため高濃度の安定なカラーレジストが得られ
る。従来の顔料分散カラーレジストの分散安定性等の問
題が解決される。又従来の染色のようなパターンニング
及び染色固着処理を各3回行う必要がなく、工程は著し
く簡素化される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−255599(JP,A) 特開 平7−152154(JP,A) 特開 平6−332177(JP,A) 特開 平6−228239(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/20 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式[I] で表されるアントラキノン化合
    物からなるカラーフィルタ用色素。 【化1】 〔式[I] 中、R1 およびR2 は炭素数1〜4の直鎖また
    は分岐のアルキル基または塩素原子或いは臭素原子を示
    す。R3 およびR4 は水素原子、炭素数1〜20の直
    鎖、分岐または環状のアルキル基を示し、該アルキル基
    はアルコキシ基またはヒドロキシ基で置換されていても
    よい。xおよびyは各々0〜2でありx+y≦2であ
    る。〕
  2. 【請求項2】請求項1記載のアントラキノン化合物と光
    硬化性樹脂組成物を含有するカラーレジスト。
  3. 【請求項3】光硬化性樹脂組成物における光硬化性樹脂
    が、無水マレイン酸及び、無水マレイン酸と共重合可能
    な1種類以上のモノマーからなる共重合体であって、該
    共重合体の無水マレイン酸部が下記式(1) 【化2】 HO(C2 4 O)n −X (1) 〔式中Xはアクリロイルまたはメタクリロイル基を、n
    は1又は2を表す。〕で表される化合物、及び下記式
    (2) 【化3】 HO(C2 4 O)n −R (2) 〔式中Rはアルキル基、アルキルフェニル基、アルカロ
    イル基又は(メタ)アクリロイル基を表し、nは2以上
    の整数を表す。〕で表される化合物により、ハーフエス
    テル化されている事を特徴とする不飽和基含有ポリカル
    ボン酸樹脂である請求項2のカラーレジスト。
  4. 【請求項4】無水マレイン酸及び、無水マレイン酸と共
    重合可能な1種類以上のモノマーからなる共重合体の重
    量平均分子量が5000以上である請求項3のカラーレ
    ジスト。
  5. 【請求項5】無水マレイン酸と共重合可能な1種類以上
    のモノマーが、スチレン、α−メチルスチレン、イソブ
    チレン、(メタ)アクリル酸アルキルエステル又はベン
    ジル(メタ)アクリレートである請求項3又は4のカラ
    ーレジスト。
  6. 【請求項6】請求項2ないし5のいずれか一項のカラー
    レジストにより作製されるカラーフィルタ。
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