JP4571188B2 - パターンドスぺーサを備えるディスプレイパネル - Google Patents

パターンドスぺーサを備えるディスプレイパネル Download PDF

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Description

本発明は、パターンドスぺーサを備えるディスプレイパネルに係り、詳しくは、相対向する上下基板及びこれら両基板間に挟まれるパターンドスぺーサを備えるディスプレイパネル、及びパターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物に関する。
この種のディスプレイパネルの代表例としては、液晶表示パネルがある。液晶表示パネルは、それぞれの片面に電界生成電極が形成された下基板と上基板を形成した後、液晶層を挟んでこれら両電極が向かい合うように対向配列されたような構成を有する。
これはさらに、液晶分子の配列を変える方法によって、単純行列(Passive matrix)方式と、能動行列(Active matrix)方式とに大別できる。中でも能動行列方式は、液晶表示パネルに多数の画素を実現した後、これら画素それぞれに切り換え素子が実装されたような構造を有するが、各画素のオン/オフ(on/off)動作を独立的に制御することにより、相対的に高画質、早い応答速度を得ることができ、解像度及び動画像の実現能力に優れているというメリットがある。このとき、切り換え素子として、薄膜トランジスタ(Thin−Film Transistor:TFT)を用いたものが広く知られている。
図1は、通常の能動行列方式の液晶表示パネルを分解して示す分解斜視図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。以下、これらに基づいて通常の液晶表示パネルの構造を説明する。
通常の能動行列方式の液晶表示パネルは、相対向する片面にそれぞれ電界生成電極を含む下基板10と上基板30、およびこれらの間に挟まれる液晶層40を備える。
これらのうち下基板10は、ガラスなどの第1の透明基板12上にそれぞれ走査電圧を出力する多数の平行なゲート線14と、画像電圧を出力する多数の平行なデータ線16が縦横方向に交差するように配列されて網目状の画素領域Pを限定する。また、これらゲート線14とデータ線16の交差個所にはそれぞれ薄膜トランジスタTが設けられ、各画素領域Pごとに薄膜トランジスタTと一対一に接続される第1の電極18が実装される。
このとき、第1の電極18は、液晶層40に電圧を加える一種の電界生成電極の役割を果たすが、この第1の電極18が存在する個所は液晶表示パネルの表示領域となり、それ以外の部分は非表示領域となる。また、薄膜トランジスタTはゲート線14に出力された信号電圧を介してオン/オフされ、データ線16に出力される信号電圧を第1の電極18に選択的に加える切り換え素子の役割を果たす。
さらに、上基板30は、ガラスなどの第2の透明基板32の背面にそれぞれ特定の波長帯の光を遮るように隣接して繰り広げられる多数のカラーフィルタ36a,36b,36cを含むカラーフィルタ層36と、電界生成電極の役割を果たすもう一つの第2の電極38が順次に設けられている。
そして、第2の透明基板32とカラーフィルタ層36との間には、隣り合うカラーフィルタ36a,36b,36c間の境界部分からの光漏れ(light leakage)現象と、薄膜トランジスタTへの光流入を抑えるブラックマトリックス34が設けられる。
これら下基板10と上基板30の間には液晶層40が挟まれる。
上述した液晶表示パネルにおいて、正しい画像を具現するために液晶層40の間隔は一定に保たれる必要があるが、このために両基板間にスぺーサが挟まれる。
液晶表示パネルやタッチパネルなどにおいて上板と下板を一定の間隔だけ隔てるために、従来には、一定の粒径を有するガラスビーズ、プラスチックビーズなどのスぺーサビーズが用いられていた。しかしながら、このようなスぺーサビーズはランダムに散布されるために、光が通る有効ピクセル部にも位置する可能性がある。このため、液晶の整列に歪みが起こり、コントラスト比が低下するという不具合がある。また、前記スぺーサビーズは液晶セル内における自由な移動が可能であるために不均一な分布を有する可能性がある。さらには、場合によってスぺーサビーズの団塊現象により斑点が生じることもある。
これらの不具合を解決するために、スぺーサをリソグラフィにより形成する方法が提案されている。この方法は、感光性樹脂組成物を基板に塗布し、特定のマスクを用いて所望の個所に紫外線を当てた後、アルカリ現像液により現像して所望の形状のスぺーサパターンを形成し、最終的に熱硬化を通じてパターンを安定化させることである。このような方法により形成されたスぺーサを、この明細書では、「パターンドスぺーサ(patterned spacer)」と称する。
図1のII−II線断面図を図2に示す。図2は、液晶パネルをなす下基板10と上基板30を貼り合わせた後、パターンドスぺーサ20が位置する個所に沿って切り取った断面図である。
ここで、パターンドスぺーサ20の上部に第2の電極38と、カラーフィルタ層36と、ブラックマトリックス34及び第2の透明基板32が順次に位置し、その下部には第1の透明基板12が位置する。
リソグラフィにより形成されるパターンドスぺーサ20は、作業者の意図通りに非表示領域に設けることができ、高さを精度よく制御することができるため、基板間隔の保持に信頼性を与えることができる。また、スぺーサ位置の固定により製品の堅固性を高めることができ、画面タッチ時のリップル現象を防ぐことができるというメリットを有する。
パターンドスぺーサ20は、非表示領域であれば特にその位置が限られないため、薄膜トランジスタT上に設けることもよく用いられる方法であり、特に、第1の電極18の縁部が隣り合うゲート線14及びデータ線16までオーバーラップする高開口率の液晶表示装置の場合、このオーバーラップされた第1の電極上に設けることも可能である。
上記のようなリソグラフィ方法を取る場合には、有効ピクセル部以外の個所にスぺーサパターンを形成することにより、液晶整列の歪みを防ぐなどして上述した不具合を全て解消することができる。また、スピンコートの条件を変えれば、膜厚を各種多様に形成することができるので、単一種のパターンドスぺーサ用感光性組成物を用いてセル間隔が異なる様々なモードの液晶表示パネルを製造することができる。
以下、パターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物に求められる特性について説明する。
パターンドスぺーサは、下基板と上基板との間の間隔を保持するために所定以上の強度を有している必要がある。
また、パターンドスぺーサは、通常、3ミクロン以上の厚さのコート膜に形成され、このコート膜がほとんど現像されなければならないため、前記感光性樹脂組成物は短時間内にできる限り多くのものが現像液に溶かされる必要がある。さらに、現像がきれいに行われなければ、残留物による直接的な斑点だけではなく、液晶配向の不良などの各種の表示不良を引き起こすことがあるため、前記感光性樹脂組成物は現像性に極めて優れていることが求められる。
そして、大面積のガラス基板に採用する場合には、全面を一括して露光することが困難であるため、多数回に分けて露光することになるが、感光性樹脂組成物の感度が低い場合、露光工程にかかる時間が長引いて生産性を落とす結果となるため、パターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物には高い感度が求められる。
さらに、パターンドスぺーサの製造工程後に行う配向膜の形成工程においては、200℃以上の高温工程においても形状と厚さが変わらない熱安定性とともに、外圧により破壊されないほどに十分な圧縮強度及び耐化学性を有することが求められる。さらに、経時安定性に優れていなければ、長期保存時にも変化無しに一定の要求特性を安定的に発現することができない。
例えば、下記の特許文献1に開示された組成物は、熱硬化性バインダを用いるために経時安定性に劣っているだけではなく、感光特性(photosensitivity,感度)が低くて150mJ/cm以下の露光量にて安定したパターンを具現することが困難であるという不具合があった。
この技術分野においては、上述したように、強度、感度、現像性、熱安定性、耐化学性、経時安定性などに優れている感光性樹脂組成物の開発が望まれる。
特開2001−151829号公報
本発明者らは、下記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤が高感応性を有するとともに、露光部と非露光部との間の溶解度差を大幅に隔てることができ、これを光重合型反応性のアルカリ可溶性樹脂バインダと共に感光性樹脂組成物に含める場合、感光性樹脂組成物の感度及び現像性を大いに改善できるということを知見した。さらに、上記の如き感光性樹脂組成物を用いることにより、強度、感度、残渣特性、膜均一性、残膜率などが極めて抜群なパターンドスぺーサを形成することができるということを知見した。
そこで、本発明は、強度、感度及び現像性に優れたパターンドスぺーサを備えるディスプレイパネル及び前記パターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は、下基板と、上基板と、前記下基板と上基板を所定の間隔だけ隔てるパターンドスぺーサと、を備えるディスプレイパネルにおいて、前記パターンドスぺーサは、a)下記式1のトリアジン系光重合開始剤と、b)アルカリ可溶性光重合型反応性樹脂バインダと、c)重合性化合物と、を含有する感光性樹脂組成物により製造されたことを特徴とするディスプレイパネルを提供する。
Figure 0004571188
前記式において、R1はC2nCONH(nは1〜12の整数)、C2nCOOC2m+1(nは1〜12の整数、mは0〜12の整数)、(CHCOOC2mOC2l+1(nは1〜12の整数、mは1〜12の整数、lは1〜12の整数)、(CHCOO−シクロ−C2m−1(nは1〜12の整数、mは3〜12の整数)、C2nCOOR(nは1〜12の整数、Rは水素原子の全体または一部がフッ素に置換されたアルキル基)、C2nCOOR(nは1〜12の整数、Rはアリール基またはアリール基を含む炭素数1ないし6のアルキル基)よりなる群から選ばれ、
R2ないしR5はそれぞれ独立的に水素、ハロゲン、炭素数1ないし6のアルキル及び炭素数1ないし6のアルコキシ基よりなる群から選ばれる。
また、本発明は、a)前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤と、b)アルカリ可溶性光重合型反応性樹脂バインダと、c)重合性化合物と、d)溶媒と、を含むパターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物を提供する。
本発明のパターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物において、前記a)前記式1のトリアジン系光重合開始剤は、高感応性を有する光重合開始剤であって、イルガキュア−369(チバスペシャルティケミカル)などの従来の光重合開始剤に比べて優れた光効率により、膜の架橋密度を高めて弾性復元率などの機械的な物性を高めることができる。しかし、このようなトリアジン系光重合開始剤を用いる場合、同じ露光量にて比較的に小さなパターンが形成されるため、パターンの大きさ、例えば、臨界寸法(CD)を大きくするのに限界がある。ここで、CDとは、パターンドスぺーサの横長を言う。本発明者らは、重合開始剤として前記a)のトリアジン系光重合開始剤を用いると共に、アルカリ可溶性樹脂バインダとして光重合型反応性樹脂バインダを用いる場合、線形樹脂バインダを用いる場合に比べてCDを150%以上に大きくでき、しかも、パターンドスぺーサの耐熱性及び耐化学性を高めることができるということを知見した。
本発明の感光性樹脂組成物を用いて得られるパターンドスぺーサの厚さは極めて様々であるが、実際の工程条件を考慮したとき、1〜5μmほどの厚さの具現範囲を有する。
光重合開始剤としてトリアジン系光重合開始剤を用いると共に、アルカリ可溶性樹脂バインダとして光重合型反応性樹脂バインダを用いた本発明の感光性組成物は、感度が高くて現像特性に優れている。
さらに、本発明の感光性組成物を用いてパターンドスぺーサを製造する場合、強度、感度、残渣特性、膜均一性、残膜率などが抜群なパターンドスぺーサを形成することができる。
以下、本発明のパターンドスぺーサまたはパターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物の各成分について詳述する。
(a)前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤
光重合開始剤は、UVなどの光の照射時に光を吸収して光化学反応によってラジカル活性種を生じることにより、光重合反応を引き起こすことができる化合物である。本発明においては、光重合開始剤として前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤を用いる。前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤は、360nmにおいて強い光吸収性を示すものであって、高感応性を有し、露光部と非露光部間の溶解度の違いを一層隔てる役割を果たす。
前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤において、置換基R1について詳述すれば、下記の通りである。
R1がC2nCONHである場合、C2nは炭素数1〜12のアルキレン基であり、その具体例としては、メチレン、エチレン、1,2−プロピレン、1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、ノナメチレン、デカメチレン、ウンデカメチレン、ドデカメチレンなどが挙げられる。
R1がC2nCOOC2m+1である場合、C2nはC2nCONHのC2nの場合と同様であり、C2m+1は炭素数0〜12のアルキル基であり、その具体例としては、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、イソオクチル、ノニル、デカニル、ウンデカニル、ドデカニルなどが挙げられる。
R1が(CHCOOC2mOC2l+1である場合、(CH及びC2mはそれぞれ独立的であり、C2nCONHのC2nの場合と同様であり、C2l+1は炭素数1〜12のアルキル基であり、その具体例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、イソオクチル、ノニル、デカニル、ウンデカニル、ドデカニルなどが挙げられる。
R1が(CHCOO−シクロ−C2m−1である場合、(CHはC2nCONHのC2nの場合と同様であり、シクロ−C2m−1は環状基を有する炭素数3〜12の脂環族基である。
R1がC2nCOORである場合、C2nはC2nCONHのC2nの場合と同様であり、Rは水素原子の全体または一部がフッ素に置換された炭素数1ないし6のアルキル基である。
R1がC2nCOORである場合、C2nはC2nCONHのC2nの場合と同様であり、Rは炭素数6ないし14のアリール基または炭素数6ないし14のアリール基を含む炭素数1ないし6のアルキル基である。
本発明において、前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤は、パターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物中に、組成物総計100重量部に対して好ましくは0.1ないし10重量部、より好ましくは0.5〜5重量部が含まれる。0.1重量部未満では、感度が低すぎてパターンが正常に形成できず、10重量部を超える場合には溶媒に対する溶解度がやや低下する。
(b)アルカリ可溶性光重合型反応性樹脂バインダ
アルカリ可溶性樹脂バインダは、感光性樹脂組成物の薄膜を形成するときにマトリックスの機能をし、アルカリ水溶液である現像液に対する溶解性を与える部分を含む。光重合型反応性樹脂バインダとは、光(例えば、UV)により生成されたラジカル化学種と反応できる作用基、例えば、オレフィン基を含むバインダであって、バインダ内において作用基(例えば、オレフィン基)同士に反応を引き起こすか、あるいは、組成物中の重合性化合物との反応を通じて網目を形成する。
本発明においては、アルカリ可溶性樹脂バインダとして、他の構成成分との相溶性に優れた光重合型反応性樹脂バインダを用いることにより、感光性樹脂組成物の耐化学性及び経時安定性を高めることができる。
アルカリ可溶性光重合型反応性樹脂バインダは、下記のような2段階の合成過程を経て製造される。
第1の段階は、酸基を含むモノマーとこれと共重合可能なモノマーを共重合させてアルカリ可溶性の線形共重合体を製造することである。前記後者のモノマーとしては、膜の強度を高められるものを用いることが好ましい。膜の強度を高めるためのモノマーとしては、芳香族環を含む化合物を用いる。
前記線形共重合体の製造に用いられるモノマーの例として、酸基を有するモノマーとしては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ酸、フマル酸、モノメチルマレ酸、イソプレンスルホン酸、スチレンスルホン酸、5−ノルボルネン−2−カルボン酸などがあり、これと共重合可能なモノマーとしては、スチレン、クロロスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロパーフリル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−クロロールプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、アシルオクチルオキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、エチルヘキシルアクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、p−ノニルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、p−ノニルフェノキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、テトラフロロプロピル(メタ)アクリレート、1,1,1,3,3,3−ヘキサプロロイソプロピル(メタ)アクリレート、オクタフロロールペンチル(メタ)アクリレート、ヘプタデカフロロデシル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニル(メタ)アクリレート、メチルα−ヒドロキシメチルアクリレート、エチルα−ヒドロキシメチルアクリレート、プロピルα−ヒドロキシメチルアクリレート、ブチルα−ヒドロキシメチルアクリレートなどがある。
第2の段階は、バインダに反応性を与えるための段階であって、前記第1の段階に従い製造されたアルカリ可溶性の線形共重合体とエポキシ基を含むエチレン性不飽和化合物との間に重合反応を引き起こすことである。このときに用いられるエポキシ基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、アリールグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、グリシジル5−ノルボルネン−2−カルボン酸(エンド、エキソ混合物)、5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボン酸(エンド、エキソ混合物)、1,2−エポキシ−5−ヘキセン、1,2−エポキシ−9−デセンなどがあり、これらは重合反応時に単独にて用いてもよく、2種以上を混合して用いても良い。
本発明において用いられた樹脂バインダは、酸価が約30〜200KOHmg/gであり、重量平均分子量が3,000〜200,000であることが好ましい。前記樹脂バインダの分子量は、5,000〜100,000の範囲であることが一層好ましい。
本発明において、アルカリ可溶性樹脂バインダは単独で用いても良く、2種以上を混合して用いても良い。バインダの使用量は、感光性樹脂組成物の固形分100重量部を基準として、好ましくは10重量部〜90重量部、より好ましくは、20〜70重量部である。10重量部未満では、形成された膜の接着性が低下し、90重量部以上であれば、現像速度が遅くて感度が低下するという不具合がある。
(c)重合性化合物
重合性化合物とは、分子内に2以上の反応性基を含有する物質であって、光重合開始剤から形成されたラジカル活性種により重合反応を引き起こして3次元の網目構造を形成できる化合物である。本発明においては、重合性化合物として、エチレン性不飽和結合を有する官能性モノマーを用いることができる。エチレン性不飽和結合を有する官能性モノマーは、分子中に少なくとも1つの付加重合が可能な不飽和基を有し、沸騰点が100℃以上である化合物であることが好ましい。エチレン性不飽和結合を有する官能性モノマーの具体例としては、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレートなどの単官能性モノマーとポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトルテトラアクリレート、ペンタエリスリトルトリアクリレート、ジペンタエリスリトルペンタアクリレート、ジペンタエリスリトルヘキサアクリレートなどの多官能性モノマーがある。また、エチレン性不飽和結合を有する官能性モノマーの例として、カプロラクトンを導入した官能性モノマーとしては、ジペンタエリスリトルに導入したものであって、KAYARAD DPCA−20, KAYARAD DPCA−30, KAYARAD DPCA−60, KAYARAD DPCA−120などがあり、テトラヒドロパーフリルアクリレートに導入したKAYARAD TC−110S、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバレートに導入したKAYARAD HX−220,KAYARAD HK−620などがある。エチレン性不飽和結合を有する官能性モノマーとして、そのほかの官能性モノマーとしては、ビスフェノールA誘導体のエポキシアクリレート、ノボラック−エポキシアクリレート、ウレタン系の多官能性アクリレートであって、U−324A,U15HA,U−4HAなどがある。前記エチレン性不飽和二重結合を有する官能性モノマーは単独で用いても良く、2種以上を混合して用いても良い。
本発明において、重合性化合物の使用量は、感光性樹脂組成物固形分100重量部を基準として、好ましくは10〜80重量部、より好ましくは、20〜70重量部である。使用量が10重量部未満である場合には、光感度やコート膜の強度が低下し、80重量部を超える場合には、感光性樹脂層の粘着性が高すぎて異物が付きやすく、現像工程時に残渣が起こる可能性がある。
(d)溶媒
本発明において、前記溶媒は、感光性樹脂組成物にコート性を与えるために他の成分を溶解するものであって、使用量に応じて粘度を調節することができる。
本発明において使用可能な溶媒の非制限的な例としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、クロロホルム、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、プロパノール、ブタノール、第3ブタノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールメチルエーテルプロピオネート、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、エチル−3−エトキシプロピオネート、エチルセロソルブアセテート、メチルセロソルブアセテート、ブチルアセテート、プロピルアセテート、エチルアセテートなどがあり、これらは単独で用いても良く、2種以上を混合して用いても良い。粘度の調節を考慮して、前記溶媒の使用量は、組成物総計100重量部に対して、好ましくは60〜90重量部、より好ましくは、65〜85重量部である。60重量部未満である場合、組成物の粘度及び厚さが相溶性を有するには無理があり、90重量部を超える場合には、パターンドスぺーサに合う厚さを具現することが困難であるという不具合がある。
(e)感応剤
本発明においては、前記(a)ないし(d)の必須成分に加えて、感応剤をさらに含むことができる。この感応剤は、UVなどの光の照射時に光を吸収して活性化したエネルギーを光重合開始剤に伝える役割を果たす。
本発明においては、感応剤として、既存の光重合開始剤を用いることができ、このような既存の光重合開始剤と本発明のa)光重合開始剤を組み合わせて用いることにより、乗昇効果を期待することができる。
本発明の前記成分と併用可能な感応剤の非制限的な例としては、ベンゾフェノン、4,4’−ビス(N,N−ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(N,N−ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、フェニルビフェニルケトン、1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルシクロヘキサン、ベンジル、ベンジルジメチルケタル、2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−4’−モルホリノブチロフェノン、2−メチル−4’−(メチルチオ)−2−モルホリノプロピオフェノン、チオキサントン、1−クロロ−4−プロキシチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、エチルアントラキノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルスルフィド、ベンゾインブチルエーテル、2−ヒドロキシ−2−ベンゾイルプロパン、2−ヒドロキシ−2−(4’−イソプロピル)ベンゾイルプロパン、4−ブチルベンゾイルトリクロロメタン、4−フェノキシベンゾイルジクロロメタン、ベンゾイルホルム酸メチル、1,7−ビス(9’−アクリジニル)ヘプタン、9−n−ブチル−3,6−ビス(2’−モルホリノ−イソブチロイル)カルバゾール、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシドなどがある。感応剤の使用量は、組成物総計100重量部に対して、好ましくは0.01〜10重量部、より好ましくは、使われる光重合開始剤の含量100重量部を基準として0.1〜2重量部であることが好適である。
f)その他の付加物
本発明の感光性樹脂の組成物は、必要に応じて、ヒドロキノン、4−メトキシフェノール、キノン、ピロカテコール、t−ブチルカテコール、フェノチアジンなどの熱重合抑制剤と、可塑剤と、シリコン系接着促進剤と、充填剤またはコート剤に通常使われるその他の付加物を用いることができる。
上述した如き成分を含む本発明のパターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物は、下基板と上基板を備えるディスプレイパネルにおいて、前記下基板と上基板を所定の間隔だけ隔てるパターンドスぺーサを形成する上で用いることができる。
このとき、前記下基板には、片面上に第1の電極が設けられ、上基板の片面上には第1の電極と対向するように第2の電極が設けられる。または、下基板に第1の電極と第2の電極が両方とも設けられることもある。通常、下基板を駆動基板として使用し、上基板はカラーフィルタ板として使用する。
さらに、前記ディスプレイパネルは、表示領域と非表示領域とに区画され、前記パターンドスぺーサは、前記非表示領域に接して立設されて、前記上基板及び下基板のそれぞれを、所定の間隔だけ隔てながら支持する。
上述した如き成分を含む本発明のパターンドスぺーサ用感光性樹脂組成物を用いてパターンドスぺーサを製造する工程は、特定の工程に限定されることなく、当技術分野に知られている工程を用いることができる。
本発明の一実施の形態によるパターンドスぺーサの製造工程は、下記の通りである。
本発明の感光性樹脂組成物を吹き付け法、ロールコート法、スリットノズルを用いた塗布法、回転塗布法、抽出コート法、バーコート法などまたはこれらのうち2種以上の組み合わせた方式によって基板の表面にコートする。
塗膜を形成した後、流動性のない塗膜を形成するために、真空及び/または熱を加えて溶媒を揮発させる工程を行うことができる。加熱条件は、各成分の種類や配合比によるが、熱板加熱の場合、60〜130℃において5〜500秒間加熱し、熱オーブンの場合に60〜140℃において20〜1000秒間加熱することが好ましい。
次いで、溶媒が揮発して流動性が減った塗膜に所定のパターンを有するマスクを用いて放射線を当てる。露光量や露光条件、放射線の種類などは解像度や組成物の配合度によって異なる。本発明においては、放射線としてg線(波長436nm)、I線(波長365nm)、h線(波長405nm)の紫外線、エキシマー(krF、ArF)レーザなどの遠紫外線、シンクロトロン放射線などのX線、電子線などの電荷粒子線を用いたものが好ましく、I線、h線、g線を用いることが一層好ましい。露光は、コンタクト、プロキシメート、プロジェション露光法などにより行うことができる。
露光後にアルカリ現像を行う前に、必要に応じて、露光後加熱(PEB)工程を行うことができる。PEBの温度は150℃以下であり、時間は約0.1〜10分であることが好ましい。
現像工程は、所望しない個所をアルカリ現像液によって除去する工程であって、水溶性アルカリ現像液により非露光個所を除去する方式により行うことができる。現像液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア、水などの無機質アルカリ類と、エチルアミン、n−プロピルアミンなどの一次アミン類と、ジエチルアミン、n−プロピルアミンなどの2次アミン類と、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン、n−メチルピロリドンなどの3次アミン類と、ジメチルエチルアルコールアミン、トリエチルアルコールアミンなどのアルコールアミン類、テトラメチルアンモニウム水酸化物、テトラエチルアンモニウム水酸化物、コリンなどの4次アンモニウム塩と、ピロール、ピペリジンなどのアミン類と、よりなる群から選ばれるアルカリ水溶液を用いることができる。さらに、前記アルカリ水溶液にメチルアルコール、エチルアルコールプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルなどの水溶性有機溶媒または界面活性剤などを適当量加えた水溶液を現像液として用いることもできる。
現像時間は約15〜200秒が好ましく、現像方法としては、ディップ法、吹き付け法、パッドル法などがいずれも採用可能である。現像後、純水を用いて20〜200秒間洗浄を行った後、圧縮空気や窒素を用いて基板上の水分を除去することができる。このような方法によって基板上にパターンが形成される。
次いで、熱板やオーブンなどの加熱装置を用いて後熱処理(ポストべークまたはハードべーク)を行うことができる。熱板を用いる場合には、150℃〜250℃において5〜60分間、オーブンを用いる場合には、15〜90分間熱処理を施すことが好ましい。最終的に、熱処理を終えた後に、完全に架橋硬化したスぺーサパターンを得ることができる。
本発明を以下の合成例、実施例及び比較例を挙げて一層詳述する。しかし、以下の実施例は本発明を例示するためのものであって、本発明が下記の実施例によって限定されることはない。
合成例1:(光重合開始剤1)3−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}プロピオン酸の製造
Figure 0004571188
1段階:3−(4−シアノフェニルチオ)プロピオン酸の合成
20gの4−フルオロベンゾニトリル(165mmol)、20gの3−マルカプトプロピオン酸(188mmol)、50gのポッタシウムカーボネートを300mLのDMFに入れた後、バスの温度を100℃として20時間反応させた。
反応温度を室温まで下げた後、1500mLの蒸留水に前記反応溶液を徐々に注いだ後、2 N HCl溶液により酸性化(pH紙により確認、pH〜2)させて有機物を沈殿させた。沈殿物をろ過し、蒸留水により洗浄した後、さらにろ過して化合物を分離し、真空乾燥器(真空オーブン)において乾燥させた後、核磁気共鳴(NMR)により構造分析を行った(歩留まり:>86%)。
2段階:3−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}プロピオン酸の合成
22gの3−(4−シアノフェニルチオ)プロピオン酸(106mmol)、2gの臭素化アルミニウム(AlBr)、150gのトリクロロアセトニトリル溶液を室温において乾燥し、HClにより泡立ちを行った。初期に溶解されていない出発物を溶かすために、熱銃(ヒートガン)により加熱した。TLCを使ってチェックしながら反応経過を確かめた。その結果、時間が経つにつれて、徐々に生成物が生成された。24時間後に反応を止め、1000mLのジエチルエーテルにより抽出した。イオン交換水により洗浄した後、無水硫黄酸マグネシウムにより乾燥した。
揮発性の強い物質は真空条件下で全て除去し、メタノール/水において結晶を誘導した(歩留まり:>87%)。NMR,FT−IR,UV−vis.分光光度計を使って構造分析を行った。
H NMR:(CDCl,ppm);9.03(1H,広ピーク、COOH),8.57(2H,d,Ar−H),7.41(2H,d,Ar−H),3.30(2H,t,−CH−S),2.78(2H,t,−CH−).UV−vis.(nm):λmax=356nm
合成例2:(光重合開始剤2)1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル−3−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}プロピオン酸の製造
Figure 0004571188
1段階:3−(4−シアノフェニルチオ)プロピオン酸の合成
20gの4−フルオロペンゾニトリル(165mmol)、20gの3−マルカプトプロピオン酸(188mmol)、50gのポッタシウムカーボネートを300mLのDMFに入れた後、バスの温度を135℃にして20時間反応させた。
反応温度を室温まで下げた後、1500mLの蒸留水に反応溶液を徐々に注いだ後、2 N HCl溶液により酸性化(PH紙により確認、PH〜2)させて有機物を沈殿させた。沈殿物をろ過し、蒸留水により洗浄した後、さらにろ過して化合物を分離し、真空オーブンにおいて乾燥させた後、NMRにより構造分析を行った(歩留まり:>86%)。
2段階:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル3−(4−シアノフェニルチオ)プロピオン酸
酸塩化物を合成するために、溶媒であるエチルエーテルを用いても良く、チオニルクロライドを試薬兼溶媒として用いても良い。
8gの3−(4−シアノフェニルチオ)プロピオン酸(38.6mmol)を室温において30gのチオニルクロライドと混合した後、温度を60℃にして5時間反応させた。真空条件下で未反応チオニルクロライドを除去し、50mLのTHFに溶かした。5gのピリジンと10gのヘキサフルオロイソプロピルアルコールを室温において反応器に入れた。室温において15時間反応させた後、500mLの蒸留水に入れて除塩を行い、エチルエーテルにより抽出した。ヘキサン/エチルエーテル(1/1)を溶離剤としてカラムクロマトグラフィにより化合物を分離し、構造分析を行った(歩留まり:〜40%)
3段階1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル−3−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}プロピオン酸の合成
3.5gの1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル−3−(4−シアノフェニルチオ)プロピオネート(10mmol)、0.5gの臭素化アルミニウム(AlBr)、30gのトリクロロアセトニトリル溶液を室温において乾燥HClにより泡立ちを行った。TLCによりチェックしながら反応経過を確かめた。時間が経つにつれて、徐々に生成物が生成され、24時間後に固体化が始まった。反応を止め、400mLのエチルエーテルにより抽出した。イオン交換水により洗浄した後、無水硫黄酸マグネシウムにより乾燥した。揮発性のある物質は真空下で全て除去し、メタノールにおいて結晶を誘導した(歩留まり:>83%)。NMR,FT−IR,UV−vis.分光光度計を使って構造分析を行った。
H NMR:(CDCl,ppm);8.62(2H,d,Ar−H),7.45(2H,d,Ar−H),5.77(1H,m,OCH),3.38(2H,t,−CH−S),2.93(2H,t,−CH−)
UV−vis.(nm):λmax=354nm
合成例3:(光重合開始剤3)エチル2−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}アセテートの製造
Figure 0004571188
1段階:エチル2−(4−シアノフェニルチオ)アセテートの合成
15gの4−フルオロベンゾニトリル(124mmol)、16gのエチル2−マルカプトアセテート(133mmol)、25.0gのポッタシウムカーボネートを100mLのDMFに入れた後、バスの温度を130℃にして20時間反応させた。
反応温度を室温まで下げた後、700molの蒸留水に反応溶液を徐々に注いだ。次いで、エチルエーテルにより抽出し、蒸留水により洗浄した後、硫黄酸マグネシウムにより乾燥し、ろ過及び蒸発させて未精製産物を得た。これをカラムクロマトグラフィにより分離精製した{溶離剤:ヘキサン/エチルアセテート=3/1}。NMRにより構造分析を行った(歩留まり:>76%)。
2段階:エチル2−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル−s−トリアジン−6−イル)フェニルチオ]アセテートの合成
10gのエチル2−(4−シアノフェニルチオ)アセテート(45.2mmol)、0.8gのAlBr、50gのトリクロロアセトニトリル混合溶液を室温において乾燥HClにより泡立ちを行った。TLCによりチェックしながら反応経過を確かめた。時間が経つにつれて、徐々に生成物が生成されながら沈殿が起こった。24時間後に反応を止め、500mLのクロロホルムにより抽出した。イオン交換水により洗浄した後、無水硫黄酸マグネシウムにより乾燥した。揮発性のある物質は真空下で全て除去し、ヘキサン/エチルアセテート(3/1)を溶離剤としたカラムクロマトグラフィにより化合物を分離した(歩留まり:>82%)。NMR,FT−IR,UV−vis.分光光度計を使って構造分析を行った。
H NMR:(CDCl,ppm);8.58(2H,d,Ar−H),7.44(2H,d,Ar−H),4.22(2H,q,O−CH−),3.77(2H,s,−CH−S),1.25(3H,t,−CH).UV−vis.(nm):λmax=352nm
合成例4:(光重合開始剤4)2−エトキシエチル2−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}アセテートの製造
Figure 0004571188
10gの2−エトキシエチル2−(4−シアノフェニルチオ)アセテート(37.7mmol)、0.8gのAlBr、50gのトリクロロアセトニトリルの混合溶液を室温において乾燥HClにより泡立ちを行った。TLCによりチェックしながら反応結果を確かめた。時間が経つにつれて、徐々に反応物が生成されながら沈殿が起こった。24時間後に反応を止め、500mLのクロロホルムにより抽出した。イオン交換水により洗浄した後、無水硫黄酸マグネシウムにより乾燥した。揮発性のある物質は真空下で全て除去し、ヘキサン/エチルアセテート(3/1)を溶離剤としたカラムクロマトグラフィにより化合物を分離した(歩留まり:86%)。NMR,FT−IR,UV−vis.分光光度計を使って構造分析を行った。
H NMR:(CDCl,ppm);8.57(2H,d,Ar−H),7.42(2H,d,Ar−H),4.17(2H,t,−CO−CH−),3.75(2H,s,−CH−S),1.22(3H,t,−CH).UV−vis.(nm):λmax=353nm
合成例5:(光重合開始剤5)シクロヘキシル2−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}アセテートの製造
Figure 0004571188
10gのシクロヘキシル2−(4−シアノフェニルチオ)アセテート(36.3mmol)、0.8gのAlBr、50gのトリクロロアセトニトリルの混合溶液を室温において乾燥HClにより泡立ちを行った。TLCによりチェックしながら反応経過を確かめた。時間が経つにつれて、徐々に反応物が生成されながら沈殿が起こった。24時間後に反応を止め、500mLのクロロホルムにより抽出した。イオン交換水により洗浄した後、無水硫黄酸マグネシウムにより乾燥した。揮発性のある物質は真空下で全て除去し、ヘキサン/エチルアセテート(3/1)を溶離剤としたカラムクロマトグラフィにより化合物を分離した(歩留まり:89%)。NMR,FT−IR,UV−vis.分光光度計を使って構造分析を行った。
H NMR:(CDCl,ppm);8.57(2H,d,Ar−H),7.42(2H,d,Ar−H),4.77(1H,m,−CO−CH−),3.76(2H,s,−CH−S)
UV−vis.(nm):λmax=354nm
合成例6:(光重合開始剤6)ベンジル2−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}アセテートの製造
Figure 0004571188
10gのシクロヘキシル2−(4−シアノフェニルチオ)アセテート(35.3mmol)、0.8gのAlBr、50gのトリクロロアセトニトリルの混合溶液を室温において乾燥HClにより泡立ちを行った。TLCによりチェックしながら反応経過を確かめた。時間が経つにつれて、徐々に反応物が生成されながら沈殿が起こった。24時間後に反応を止め、500mLのクロロホルムにより抽出した。イオン交換水により洗浄した後、無水硫黄酸マグネシウムにより乾燥した。揮発性が強い物質は真空下で全て除去し、ヘキサン/エチルアセテート(3/1)を溶離剤としたカラムクロマトグラフィにより化合物を分離した(歩留まり:91%)。NMR,FT−IR,UV−vis.分光光度計を使って構造分析を行った。
H NMR:(CDCl,ppm);8.57(2H,d,Ar−H),7.42(2H,d,Ar−H),7.33(5H,m,Ar−H),4.99(2H,s,−CO−CH−),3.75(2H,s,−CH−S).UV−vis.(nm):λmax=352nm
合成例7:(光重合開始剤7)3−{3−クロロ−4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}プロピオン酸の製造
Figure 0004571188
1段階:3−[(3−クロロ−4−シアノフェニル)チオ]プロピオン酸の合成
5gの3−クロロ−4−フルオロベンゾニトリル(32.1mmol)、3.58gの3−マルカプトプロピオン酸(33.7mmol)、11.1gのポッタシウムカーボネート(80.4mmol)を50mLのDMFに入れた後、バスの温度を100℃にして15時間反応させた。
反応温度を室温に下げた後、500mLの蒸留水に反応溶液を徐々に注いだ。次いで、4 N HCl溶液により酸性化(pH紙により確認、PH〜2)させて有機物を沈殿させた。沈殿物をろ過し、蒸留水により洗浄した後、さらにろ過して化合物を分離し、真空オーブンにおいて乾燥させた後、NMRを使って構造分析を行った(歩留まり:>80%)。
2段階:3−{3−クロロ−4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}プロピオン酸の合成
5gの3−[(3−クロロ−4−シアノフェニル)チオ]プロピオン酸(20.7mmol)、50gのトリクロロアセトニトリル(346.3mmol)を反応器に入れた後、溶液を60℃に加熱して出発物を溶解し、0.5gのAlBrを加えた後に乾燥HClにより泡立ちを行った。TLCによりチェックしながら反応経過を確かめた。時間が経つにつれて、徐々に反応物が生成された。40時間後に反応を止め、200mLのメチレンクロライドにより抽出した。イオン交換水により洗浄した後、無水硫黄酸マグネシウムにより乾燥した。揮発性の強い物質は真空下で全て除去し、ヘキサンを加えて1次結晶を生成させた後、メタノール/水において再結晶化を行った(歩留まり:>55%)。NMR,UV−vis.分光光度計を使って構造分析を行った。
H NMR:(Acetone−d,ppm);〜10(1H,広ピーク、COOH),8.55(1H,d,Ar−H),8.54(1H,s,Ar−H),7.66(1H,d,Ar−H),3.40(2H,t,−CH−S),2.82(2H,t,−CH−).UV−vis.(nm):λmax=357nm
合成例8:(光重合開始剤8)3−{4−[2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン−6−イル]フェニルチオ}プロピオンアミドの製造
Figure 0004571188
前記化合物は光重合開始剤1の製造時に5%未満の副反応物として生成される化合物であって、展開溶媒としてエチルアセテートを用いてカラムクロマトグラフィを通せば、容易に分離される。NMR,UV−vis.分光光度計を使って構造分析を行った。
H NMR:(アセトン−d,ppm);8.54(2H,d,Ar−H),7.54(2H,d,Ar−H),6.99(1H,s,N−H),6.51(1H,s,N−H),3.36(2H,t,−CH−S),2.78(2H,t,−CH−)
UV−vis.(nm):λmax=356nm
以下の実施例及び比較例に使われる樹脂バインダは、下記の通りである。
[バインダ−1]
反応性バインダ(ベンジルメタアクリレート/メタアクリル酸の50/50共重合体にグリシジルノルボルネン誘導体が開環付加された3成分系の共重合体)、酸価90KOHmg/g,Mw=20000
[バインダ−2]
反応性バインダ(ベンジルメタアクリレート/メタアクリル酸の50/50共重合体にグリシジルメタアクリレートが開環付加された重合体)、酸価90KOHmg/g,Mw=20000
[バインダ−3]
線形バインダ(ベンジルメタアクリレート/メタアクリル酸の75/25共重合体)、酸価91 KOHmg/g,Mw=20000}
本発明の感光性樹脂組成物の製造の実施例は、下記の通りである。
実施例1
合成例1に従い製造された光重合開始剤120重量部、バインダ−1200重量部(固形分)、ジペンタエリスリトルヘキサアクリレート100重量部、界面活性剤F1770.1重量部及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート1000重量部よりなる溶液を攪拌器を用いて完全に溶解させた後、0.2ミクロンのフィルタを使ってろ過し、感光性組成物溶液(組成物1)を得た。
前記組成物1をガラス基板にスピンコートして塗布した後、100℃の熱板に100秒間前熱処理して塗膜を形成した。得られた塗膜上に所定のマスクを載せた後、水銀ランプを用いて365nmにおいて20mW/cmの紫外線を10秒間当てた。0.04重量%の水酸化カリウム水溶液により室温において100秒間現像した後、純水により50秒間洗浄した。次いで、220℃に保たれる熱オーブン中において30分間加熱硬化させた後、4μmの厚さのスぺーサパターンを形成した。
実施例2
光重合開始剤として合成例2に従い製造された光重合開始剤2を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
実施例3
光重合開始剤として合成例3に従い製造された光重合開始剤3を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
実施例4
光重合開始剤として合成例4に従い製造された光重合開始剤4を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
実施例5
光重合開始剤として合成例5に従い製造された光重合開始剤5を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
実施例6
バインダとしてバインダ−2を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
実施例7
光重合開始剤として合成例6に従い製造された光重合開始剤6を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
実施例8
合成例7に従い製造された光重合開始剤7を20重量部、バインダ−2を150重量部(固形分)、ジペンタエリスリトルヘキサアクリレートを150重量部、界面活性剤F177を0.1重量部及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを1000重量部使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
実施例9
光重合開始剤として合成例8に従い製造された光重合開始剤8を使用した以外は、実施例7の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
実施例10
合成例1に従い製造された光重合開始剤1を10重量部、アセトフェノン系の光重合開始剤であるイルガキュア−369(チバスペシャルティケミカル社製)を10重量部、バインダ−2を200重量部(固形分)、ジペンタエリスリトルヘキサアクリレートを100重量部、界面活性剤F177を0.1重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを500重量部及び3−メトキシブチルアセテートを500重量部を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
比較例1
光重合開始剤としてイルガキュア−369を使用し、バインダとしてバインダ−3を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
比較例2
光重合開始剤として合成例1に従い製造された光重合開始剤1を使用し、バインダとしてバインダ−3を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
比較例3
光重合開始剤としてイルガキュア−369を使用し、バインダとしてバインダ2を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
比較例4
合成例1に従い製造された光重合開始剤を組成物総計100重量部に対して0.05重量部を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
比較例5
合成例1に従い製造された光重合開始剤を組成物総計100重量部に対して11重量部を使用した以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
比較例6
バインダとしてバインダ−1を固形分総計100重量部に対して9重量部使用し、実施例1において、バインダとジペンタエリスリトルヘキサアクリレートの固形分総計量のうち9重量部を除いた残りの部分をジペンタエリスリトルヘキサアクリレートにした以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
比較例7
バインダとしてバインダ−1を固形分総計100重量部に対して91重量部使用し、実施例1において、バインダとジペンタエリスリトルヘキサアクリレートの固形分総計量のうち91重量部を除いた残りの部分をジペンタエリスリトルヘキサアクリレートにした以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
比較例8
ジペンタエリスリトルヘキサアクリレートを固形分総計100重量部に対して81重量部使用し、実施例1において、バインダとジペンタエリスリトルヘキサアクリレートの固形分総計量のうち81重量部を除いた残りの部分をバインダ−1にした以外は、実施例1の方法と同様にしてスぺーサパターンを形成した。
[スぺーサ組成物の物性評価]
前記実施例及び比較例に従い製造されたスぺーサ組成物またはスぺーサパターンの物性を下記のような方法により測定した。
(1)感度:10μm×10μmのマスクを用いてパターンを形成できる露光量を感度と定め、露光量に変化を与えながら感度を測定した。露光量が少ないほど感度が高いものである。光源として、高圧水銀などから発せられる全波長領域の光を特定の波長に対するろ過無しに使用し、露光量に対しては、365nm(I線)において測定を行った。
(2)残渣特性:現像後、現像個所に洗い流れずに残っている残存物の有無と残存量を観察した。残存物がないときを良好であり、且つ、残存物があれば不良であるとして評価を行った。
(3)膜均一性:350mm×450mmのガラス基板にスぺーサパターンを形成した後、各個所における膜厚を測定し、測定値の最大値と最小値を用いて膜厚の均一性を測定した。バラツキ=(最大値−最小値)/(2×平均膜厚)×100(%)。バラツキの数値が低いほど、優れたスぺーサ組成物である。さらに、バラツキが1%以下である場合には優秀、1%〜2%の場合には良好、2%が超える場合には不良であるとして評価を行った。
(4)残膜率:後熱処理の前後に厚さを測定することにより、厚さの違いを評価した。残膜率=(後熱処理後の膜厚)/(後熱処理前の膜厚)×100(%)。残膜率の数値が大きいほど優れたスぺーサである。残膜率が85%が超える場合には良好、それ以下である場合には不良であるとして評価を行った。
(5)熱的体耐性:最終的にスぺーサパターンを形成した後、熱衝撃による厚さの変化を確かめた。高温の熱が与えられたとき、一定の時間が経った後に厚さの変化が少なければ、良好なスぺーサである。厚さの保存率=(熱処理後の膜厚)/(熱処理前の膜厚)×100(%)。240℃において1時間熱を加えたとき、厚さ保存率が90%以上であれば良好、それ以下である場合には不良であるとして評価を行った。
(6)耐化学性:各種の化学物質(10%のNaOH水溶液、10%のHCl水溶液、NMP)に放置したとき、厚さの変化を観察することにより耐化学性の検査を行った。熱耐性と同様に、化学物質に露出されたときに厚さの変化率が少ないほど良好なスぺーサである。厚さの変化率=(処理後の膜厚)/(処理前の膜厚)×100(%)。室温において各化学物質を1時間担漬したとき、厚さの変化率が103%以下であれば良好、それ以上であれば不良であるとして評価を行った。
(7)CD調節性:最終的にスぺーサパターンを形成時、パターンの上部及び下部のCDの調節(すなわち、パターン形成時に、各条件におけるCD値を±20%範囲に調節できるかどうか)が組成物内の含量及び成分に調節できれば容易、そうでなければ容易ではないと判定した。
(8)機械的な物性:パターン形成後、厚さに対して10%(または、条件による)の変形を与えたときに元の位置に戻る度合いを弾性復元率といい、これは、パターンの条件によって絶対値が異なってくる。同じ条件下でパターンを形成した実施例1ないし10及び比較例1ないし9の結果を相対比較し、最も低いものを不良、それ以上のものを良好、優秀として示す。
このようにして測定したスぺーサ組成物の物性を下記表1に示す。
Figure 0004571188
光重合開始剤として前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤を用いたが、アルカリ可溶性樹脂バインダとして光重合型反応性樹脂バインダではなく、線形バインダを用いた比較例2の場合、実施例1の結果と同様に、80Mj/cmの高感度は具現し難く、比較例1よりは優れた150Mj/cmの感度を得ている。さらに、パターンドスぺーサの重要な特徴の一つであるCDの増加には限界があり、機械的な物性もまた改善効果が微々であった。
上記の如き比較例2の結果から、トリアジン系光重合開始剤を用いても、光重合型反応性樹脂バインダを併用しない場合にはCDの増加に限界があり、膜の耐熱性、耐化学性は十分に補償できないということが分かった。
一方、光重合開始剤として従来より用いられてきているイルガキュア−369を用い、アルカリ可溶性樹脂バインダとして光重合型反応性樹脂バインダを用いた比較例3の場合、感度は比較例1に比べて優れた150Mj/cmであった。イルガキュア−369を単独で用いる場合、同じ露光量に対して広がり過ぎたパターンが形成されるため、パターンのCDの調節が容易ではなく、広がったパターンの場合、その特性上パターンのエッチ部にテールが生じやすく、現像時に残渣が起こる可能性がある。比較例3でのように、光重合開始剤としてイルガキュア−369を用いても、反応性バインダを用いる場合、ある程度までの機械的な物性を確保することはできるが、それ以上の優れた機械的な物性値を有することは困難であり、耐熱性及び耐化学性において基準値を超えないという不良な結果が招かれてしまう。
パターンドスぺーサが用いられた通常の液晶表示装置用液晶表示パネルの分解斜視図。 図1のII−II線断面図。
符号の説明
下基板 10
ゲート線 14
データ線 16
第1の電極 18
第1の透明基板 12
上基板 30
第2の透明基板 32
ブラックマトリックス 34
カラーフィルタ層 36
カラーフィルタ 36a,36b,36c
第2の電極 38
液晶層 40

Claims (15)

  1. 下基板と、上基板と、前記下基板と上基板を所定の間隔だけ隔てるパターンドスぺーサと、を備えるディスプレイパネルにおいて、
    前記パターンドスペーサは、a)下記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤と、b)酸基を含むモノマーとこれと共重合可能なモノマーを共重合させてなるアルカリ可溶性線形共重合体と、エポキシ基を含むエチレン性不飽和化合物と、を重合反応させて得られるアルカリ可溶性光重合型反応性樹脂バインダと、c)重合性化合物と、を含有する感光性樹脂組成物により製造されたことを特徴とするディスプレイパネル:
    Figure 0004571188
    前記式において、R1はC2nCONH(nは1〜12の整数)、C2nCOOC2m+1(nは1〜12の整数、mは0〜12の整数)、(CHCOOC2mOC2l+1(nは1〜12の整数、mは1〜12の整数、lは1〜12の整数)、(CHCOO−シクロ−C2m−1(nは1〜12の整数、mは3〜12の整数)、C2nCOOR(nは1〜12の整数、Rは水素原子の全体または一部がフッ素に置換されたアルキル基)、C2nCOOR(nは1〜12の整数、Rはアリール基またはアリール基を含む炭素数1ないし6のアルキル基)よりなる群から選ばれ、
    R2ないしR5はそれぞれ独立的に水素、ハロゲン、炭素数1ないし6のアルキル及び炭素数1ないし6のアルコキシ基よりなる群から選ばれる。
  2. パターンドスペーサの厚さは、1ないし5μmであることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  3. 下基板及び上基板のそれぞれに相対向するように電極が設けられるか、あるいは、下基板に2つの電極が設けられることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  4. 前記ディスプレイパネルは表示領域と非表示領域とに区画され、前記パターンドスぺーサは前記非表示領域に接して立設されて、前記上基板及び下基板のそれぞれを、所定の間隔だけ隔てながら支持することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  5. 前記ディスプレイパネルは液晶表示パネルであり、前記上基板と下基板の間に液晶層が挟まれたことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  6. 前記下基板及び上基板のうちどちらか一方または両方は、透明基板であることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  7. 前記a)前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤は、下記式で表わされる化合物よりなる群から選ばれることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
  8. 前記(c)重合性化合物は、エチレン性不飽和結合を有する官能性モノマーであることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  9. a)記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤と、
    b)酸基を含むモノマーとこれと共重合可能なモノマーを共重合させてなるアルカリ可溶性線形共重合体と、エポキシ基を含むエチレン性不飽和化合物と、を重合反応させて得られるアルカリ可溶性光重合型反応性樹脂バインダと、
    c)重合性化合物と、
    d)溶媒と、を含むパターンドスペーサ用感光性樹脂組成物:
    Figure 0004571188
    前記式において、R1はC2nCONH(nは1〜12の整数)、C2nCOOC2m+1(nは1〜12の整数、mは0〜12の整数)、(CHCOOC2mOC2l+1(nは1〜12の整数、mは1〜12の整数、lは1〜12の整数)、(CHCOO−シクロ−C2m−1(nは1〜12の整数、mは3〜12の整数)、C2nCOOR(nは1〜12の整数、Rは水素原子の全体または一部がフッ素に置換されたアルキル基)、C2nCOOR(nは1〜12の整数、Rはアリール基またはアリール基を含む炭素数1ないし6のアルキル基)よりなる群から選ばれ、
    R2ないしR5はそれぞれ独立的に水素、ハロゲン、炭素数1ないし6のアルキル及び炭素数1ないし6のアルコキシ基よりなる群から選ばれる。
  10. (a)前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤は、組成物総計100重量部に対して0.1ないし10重量部、
    (b)アルカリ可溶性光重合型反応性樹脂バインダは、感光性樹脂組成物の固形分100重量部を基準として10重量部ないし90重量部、
    (c)重合性化合物は感光性樹脂組成物固形分100重量部を基準として10ないし80重量部、
    (d)溶媒は組成物総計100重量部に対して60ないし90重量部を含んでいることを特徴とする請求項に記載のパターンドスペーサ用感光性樹脂組成物。
  11. (a)前記式1で表わされるトリアジン系光重合開始剤は、下記式で表わされる化合物よりなる群から選ばれることを特徴とする請求項に記載のパターンドスペーサ用感光性樹脂組成物:
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
    Figure 0004571188
  12. 前記(c)重合性化合物は、エチレン性不飽和結合を有する官能性モノマーであることを特徴とする請求項に記載のパターンドスペーサ用感光性樹脂組成物。
  13. 前記感光性樹脂組成物は、感応剤をさらに含むことを特徴とする請求項に記載のパターンドスペーサ用感光性樹脂組成物。
  14. 前記感応剤は、ベンゾフェノン、4,4’−ビス(N,N−ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(N,N−ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、フェニルビフェニルケトン、1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルシクロヘキサン、ベンジル、ベンジルジメチルケタル、2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−4’−モルホリノブチロフェノン、2−メチル−4’−(メチルチオ)−2−モルホリノプロピオフェノン、チオキサントン、1−クロロ−4−プロキシチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、エチルアントラキノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルスルフィド、ベンゾインブチルエーテル、2−ヒドロキシ−2−ベンゾイルプロパン、2−ヒドロキシ−2−(4’−イソプロピル)ベンゾイルプロパン、4−ブチルベンゾイルトリクロロメタン、4−フェノキシベンゾイルジクロロメタン、ベンゾイルホルム酸メチル、1,7−ビス(9’−アクリジニル)ヘプタン、9−n−ブチル−3,6−ビス(2’−モルホリノイソブチロイル)カルバゾール、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシドよりなる群から選ばれることを特徴とする請求項1に記載のパターンドスペーサ用感光性樹脂組成物。
  15. 前記感応剤は、組成物総計100重量部に対して0.01ないし10重量部として含まれることを特徴とする請求項1に記載のパターンドスペーサ用感光性樹脂組成物。
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