JP3441277B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に歪み状態の
シリコン層を利用した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のULSI等の電子素子の材料の一
つとしてn型にドープされた無歪みSiが知られてい
る。図7(a)に無歪みSiの結晶構造を示す。この無
歪みSiのフェルミ面近傍の電子状態は、6重に縮退し
ている。このため、図7(b)に示すように、ある谷
(波数空間においてフェルミエネルギーEF にある電子
が溜まっている領域:図7の斜線で示された楕円体状の
領域)に存在する電子は、フォノンによって他の5つの
谷へと散乱される。このような谷間の散乱は電子の移動
度を低下させる要因となる。
【0003】一方、図7(c)に示すように、(10
0)面に平行な引っ張り歪みを加えた歪みSiは、フェ
ルミエネルギーEF 近傍のエネルギーを有する電子の状
態は、2重に縮退した基底状態と4重に縮退した励起状
態に分離する。
【0004】この場合、電子の分布がフェルミ分布から
極端にはずれない状態(例えば高電界が印加されていな
い場合の状態)では、ほとんどの電子は、図7(d)に
示す2重縮退した基底状態にとどまるので、電子の谷間
の散乱は、もう一方の谷との間の散乱に制限される。さ
らに、この基底状態の電子の面内運動に関する有効質量
は、無歪みSiのそれよりも小さい値となるので、電子
の面内運動に関する移動度は上昇する。
【0005】したがって、例えば、引っ張り歪みSi層
をn型MOSトランジスタの能動層に用いると、従来よ
りも高速動作が可能になるなどの素子特性の向上が図れ
るようになる。
【0006】引っ張り歪みSi層は、Siよりも格子定
数の大きな結晶上にSiをエピタキシャル成長すること
によって得られる。通常、Si基板上に格子緩和したS
iGeバッファ層を成長させ、このSiGeバッファ層
上にSiを成長させることにより、引っ張り歪みSi層
を形成する。
【0007】従来、格子緩和し、表面の転位密度が低い
SiGeバッファ層を得るには、数μmにおよぶ厚いS
iGeバッファ層が必要であった。SiGeバッファ層
が薄いと、SiGeバッファ層の表面に圧縮歪みが残留
するため、このような薄いSiGeバッファ層の表面上
にSiを成長させても、十分な引っ張り歪みを有する引
っ張り歪みSi層を形成することはできない。
【0008】また、近年、寄生容量を低減して高速化を
図るために、SOI基板が用いられているが、SOI基
板は厚いSiGeバッファ層との整合性が悪い。すなわ
ち、厚いSiGeバッファ層によってpn接合面積が増
大し、寄生容量が増大するため、SOI基板を用いる意
味が失われる。
【0009】このような問題を解決するために、十分に
格子緩和した薄いSiGeバッファ層を形成する技術が
1994年に報告されてる(A.R.Powell他、
Applied Physics Letters 6
4,p.1856,1994)。
【0010】図8は、この技術を用いたSOI基板の構
造を示す断面図である。これを製造工程に従い説明する
と、まず、Si基板81、SiO2 膜82からなるSO
I基板上に厚さ50nm程度の薄い第1のSi層を形成
した後、このSi層上にSiをエピタキシャル成長させ
て、厚さ10nmの第2のSi層を形成する。なお、図
では、第1、第2のSi層をまとめてSi層83として
示してある。
【0011】次にSi層83上に厚さ70〜180nm
程度のSi0.85Ge0.15バッファ層84をエピタキシャ
ル成長法により形成する。最後に、このようにして得ら
れた積層構造に700〜1050℃、1時間の熱処理を
施す。
【0012】この熱処理により、SiO2 膜82とSi
層83との界面にすべり転位が生じ、さらにSi層83
中に貫通転位85が生じて歪みが解放され、その上のS
0.85Ge0.15バッファ層84は薄くても格子緩和す
る。
【0013】したがって、この技術によれば、SiGe
バッファ層が厚くなることによる寄生容量の増大を防止
でき、SOI基板の特徴である浮遊容量の低減効果を享
受できるようになる。
【0014】しかしながら、Si0.85Ge0.15バッファ
層84の表面の転位密度は、1×104 〜107 cm-2
程度の高値であるため、特性の良い素子を高歩留まりで
作成することは困難である。また、このような素子を用
いた高集積度の半導体装置を高歩留まりで作成すること
は、素子の特性の均一性の点からさらに困難なものとな
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、引っ張り
歪みSi層を用いたSOI基板は、n型MOSトランジ
スタの高速化を図れるなど素子性能の向上に有効な基板
であるが、良質な引っ張り歪みSi層を形成するために
必要な低転位密度のSiGeバッファ層を薄く形成する
ことはできないという問題があった。
【0016】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、良質な歪みシリコン層
を有し、その下地のシリコンゲルマニウム層が薄いSO
I基板を有する半導体装置およびその製造方法を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置(請求項1)は、シリコン
支持板上に、シリコン酸化層、第1のシリコン層、シリ
コンゲルマニウム層、歪み状態の第2のシリコン層が順
次積層されてなり、前記第1のシリコン層と前記シリコ
ンゲルマニウム層との間に、無歪み状態での格子定数
が、無歪みのシリコンの格子定数および前記シリコンゲ
ルマニウム層と同組成におけるシリコンゲルマニウムの
格子定数と異なる格子定数を有する、臨界膜厚以下の
移変換層が挿設されていることを特徴とする。
【0018】本発明に係る半導体装置の製造方法(請求
項2)は、シリコン支持板上に、シリコン酸化層、第1
のシリコン層が順次設けられてなる基板を用意し、エピ
タキシャル成長法により、前記第1のシリコン層上に、
無歪み状態での格子定数が、無歪みのシリコンの格子定
数および次に成長されるシリコンゲルマニウム層と同組
成におけるシリコンゲルマニウムの格子定数と異なる格
子定数を有する、臨界膜厚以下の転移変動層を形成する
工程と、エピタキシャル成長法により、前記転移変換層
上にシリコンゲルマニウム層を形成する工程と、熱処理
により、前記シリコンゲルマニウム層を格子緩和させる
工程と、エピタキシャル成長法により、前記シリコンゲ
ルマニウム層上に歪み状態の第2のシリコン層を形成す
る工程とを有することを特徴とする。
【0019】ここで、各層の形成は同一チャンバ内で連
続的に行うことが好ましい。本発明において、臨界膜厚
とは、無歪み状態のシリコン層上に、ある結晶材料をエ
ピタキシャル成長させた場合に、転移が生じることなく
成長が可能な最大の膜厚を意味している。
【0020】[作用]本発明の如きの転位変換層を用い
れば、熱処理により第1のシリコン層と転位変換層との
界面に該界面に平行に局所的な歪みが誘起される。一
方、上記熱処理により薄いシリコンゲルマニウム層が格
子緩和する際には、第1のシリコン層に貫通転位が生じ
る。このとき、この貫通転位は、上記局所的な歪みによ
り、上記界面ですべり転位に変換されるので、上記貫通
転位がシリコンゲルマニウム層に達することはない。
【0021】したがって、本発明によれば、貫通転位の
密度が十分に小さいシリコンゲルマニウム層を得ること
ができるので、その上に形成される歪み状態の第2のシ
リコン層の貫通転位の密度を十分に小さくできるように
なる。また、熱処理により格子緩和した十分に薄いシリ
コンゲルマニウム層を用いているため、従来のように数
μmの厚さのシリコンゲルマニウム層を用いた場合に比
べて、寄生容量が小さくなり、その結果、素子の動作速
度を向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(実施形態)を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る歪みSiを用いた基板(以下、単に歪みSi基板と
いう)の構造を示す断面図である。
【0023】図中、1はSi支持板を示しており、この
Si支持板1上にはSiO2 膜2が設けられている。こ
のSiO2 膜2上には厚さ50nmのSi層3(第1の
シリコン層)が設けられている。Si支持板1、SiO
2 膜2、Si層3はSOI基板を形成している。
【0024】このSi層3上には厚さ1nmの転位変換
層としてのGe層4を介して厚さ100nmの格子緩和
したSi0.7 Ge0.3 バッファ層5が設けられている。
このSi0.7 Ge0.3 バッファ層5上には厚さ20nm
の歪みSi層6(第2のシリコン層)が設けられてい
る。
【0025】このような歪みSi基板を形成する際に
は、Si0.7 Ge0.3 バッファ層5を熱処理により格子
緩和させる。このとき、Si0.7 Ge0.3 バッファ層5
の緩和に伴いSi層3に貫通転位7が生じるが、この貫
通転位7はSi層3とGe層4との界面ですべり転位8
に転じ、Si0.7 Ge0.3 バッファ層5の表面に達成す
ることはなく、Si0.7 Ge0.3 バッファ層5の表面の
転位密度は1×103 cm-2程度以下の小さい値とな
る。
【0026】すなわち、本実施形態によれば、転位変換
層としてのGe層4の導入により、Si0.7 Ge0.3
ッファ層5の表面の転位密度を十分に小さくできる。し
たがって、本実施形態によれば、Si0.7 Ge0.3 バッ
ファ層5の表面の転位密度を十分に小さくできるので、
その上に形成された歪みSi層6の転位密度も同様に十
分に小さくなり、歪みSi層6は良質なものとなる。
【0027】また、本実施形態によれば、Si0.7 Ge
0.3 バッファ層5の厚さは薄いので、寄生容量の増大を
防止でき、SOI基板の特徴である浮遊容量の低減効果
を享受できるようになる。さらに、上述したCMOSに
おけるプロセス上の問題も解決できるようになる。
【0028】図2は、図1の歪みSi基板の製造方法を
示す工程断面図である。まず、図2(a)に示すよう
に、SIMOX法により形成されたSi支持板1とSi
2 膜2とSi層3とからなる基板を用意し、次いでS
i層3の表面を酸化して酸化膜を形成し、この酸化膜を
弗酸で除去するという酸化・除去のプロセスを繰り返し
て、Si層3を40nmまで薄くする。
【0029】次に上記基板をUHV−CVD装置などの
エピタキシャル成長装置内に導入して、図2(b)に示
すように、厚さ10nmのバッファ層としてのSi層3
をエピタキシャル成長法により形成する。
【0030】なお、図では、SOI基板のSi層とバッ
ファ層としてのSi層をまとめてSi層3として示して
ある。次に同図(b)に示すように、Si層3上に厚さ
1nmのGe層4、厚さ100nmのSi0.7 Ge0.3
バッファ層5を順次成長させる。この段階では、まだ、
Si0.7 Ge0.3 バッファ層5は完全には格子緩和して
いない。
【0031】次に同成長装置内で800℃、1時間の熱
処理を行なう。この熱処理により、図2(c)に示すよ
うに、Si0.7 Ge0.3 バッファ層5は格子緩和し、S
i層3内に貫通転位7が生じるが、この貫通転位7は前
述したようにSi層3とGe層4との界面ですべり転位
8に変化され、Si0.7 Ge0.3 バッファ層5には達し
ない。なお、SiO2 膜2とSi層3との界面でも貫通
転位7からすべり転位8の変換が生じる。
【0032】最後に、同成長装置内で、図2(d)に示
すように、Si0.7 Ge0.3 バッファ層5上に厚さ20
nmの歪みSi層6を形成して歪みSi基板が完成す
る。なお、本実施形態では詳細には述べないが、歪みS
i層6等を島状にパターニングして素子分離を行なっ
て、歪みSi層6にMOSトランジスタ等の所望の素子
を形成することにより、歪みSi層およびSOI基板の
効果を享受した半導体装置が得られるようになる。 (第2の実施形態)図3は、本発明の第2の実施形態に
係る歪みSiを用いたSOI基板の構造を示す断面図で
ある。なお、図1の実施形態の歪みSi基板と対応する
部分には図1と同一符号を付してあり、詳細な説明は省
略する。
【0033】本実施形態が第1の実施形態と異なる点
は、2枚のGe層4を挿設したことにある。各Ge層4
の厚さはともに1nmで、2枚のGe層4間の距離は1
0nmである。
【0034】本実施形態によれば、2枚のGe層4を用
いているので、貫通転位7が2カ所でブロックされるた
め、より効果的にSi0.7 Ge0.3 バッファ層5の表面
の転位密度の低減化を図れるようになる。
【0035】本実施形態のSOI基板の製造方法は、下
層のGe層4を形成した後にSi層3、上層のGe層4
を形成する点を除いては、第1の実施形態のそれに準じ
る。 (第3の実施形態)図4は、本発明の第3の実施形態に
係る歪みSi基板の構造を示す断面図である。なお、図
1の実施形態の歪みSi基板と対応する部分には図1と
同一符号を付してあり、詳細な説明は省略する。
【0036】本実施形態が第1の実施形態と異なる点
は、SIMOX法の代わりに貼り合わせ法によりSOI
基板を用いて形成し、さらに、貼り合わせ面9側がGe
層3に近くなるようにしたことにある。
【0037】貼り合わせ面9側がGe層3に近くなるよ
うにすると、熱処理の際に、Si層3およびSi0.7
0.3 バッファ層5の緩和が容易に起こる。これは貼り
合わせ面9つまりSiO2 膜2とSi層3との界面にす
べり転位が生じ易くなるからである。その結果、Si層
3側からSi0.7 Ge0.3 バッファ層5に伝達される歪
み応力が減少し、転位密度が小さくなる。 (第4の実施形態)図5は、本発明の第4の実施形態に
係る歪みSi基板の構造を示す断面図である。なお、図
1の実施形態の歪みSi基板と対応する部分には図1と
同一符号を付してあり、詳細な説明は省略する。
【0038】本実施形態が第1の実施形態と異なる点
は、SiO2 膜2とSi層3との間に多結晶シリコン層
10が挿設されていることにある。多結晶シリコン層1
0中の粒界の結合は単結晶シリコン層のそれよりも緩い
ので、結晶シリコン層10は単結晶シリコン層よりも変
形しやすい。
【0039】この結果、第3の実施形態の場合と同様
に、熱処理の際に、Si層3およびSi0.7 Ge0.3
ッファ層5の緩和が容易に起こるようになる。 (第5の実施形態)図6は、本発明の第5の実施形態に
係る歪みSi基板の構造を示す断面図である。なお、図
1の実施形態の歪みSi基板と対応する部分には図1と
同一符号を付してあり、詳細な説明は省略する。
【0040】本実施形態が第1の実施形態と異なる点
は、Si支持板1の裏面にSiO2 膜11を設けたこと
にある。本実施形態によれば、SOI基板本体に生じる
そりをSiO2 膜11により相殺できるようになる。な
お、このようなそり防止用のSiO2 膜11は他の実施
形態のSOI基板にも有効である。さらに、SiO2
以外の絶縁膜でも同様な効果を得ることは可能である。
【0041】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、上記実施形態では、Si層
3とSi0.7 Ge0.3 バッファ層5との間にGe層4を
挿設したが、一般にはSi1-X-Y GeXY 層であれば
良い。また、その厚さは臨界膜厚以内であれば特に制限
はない。さらに、Si1-X-Y GeXY 層以外のもので
も本発明の格子定数に係る条件を満たせば同様な効果が
得られる。
【0042】ただし、ここでの臨界膜厚とは、無歪みS
i層上に結晶材料をエピタキシャル成長させる場合に、
転位が生じることなく成長が可能な最大の厚さを意味し
ている。例えば、Ge層やSi0.90.1 層の場合であ
れば、臨界膜厚は3nmとなる。その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で、種々変形して実施できる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、良
質な歪みシリコン層を有し、その下地のシリコンゲルマ
ニウム層が薄いSOI基板を有する半導体装置を実現で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る歪みSi基板の
構造を示す断面図
【図2】図1の歪みSi基板の製造方法を示す工程断面
【図3】本発明の第2の実施形態に係る歪みSi基板の
構造を示す断面図
【図4】本発明の第3の実施形態に係る歪みSi基板の
構造を示す断面図
【図5】本発明の第4の実施形態に係る歪みSi基板の
構造を示す断面図
【図6】本発明の第5の実施形態に係る歪みSi基板の
構造を示す断面図
【図7】引っ張り歪みSiを説明するための図
【図8】従来の表面にSiGeバッファ層を形成したS
OI基板の構造を示す断面図
【符号の説明】
1…Si支持板 2…SiO2 膜 3…Si層(第1のシリコン層) 4…Ge層(転位変換層) 5…Si0.7 Ge0.3 バッファ層 6…歪みSi層(第2のシリコン層) 7…貫通転位 8…すべり転位 9…貼り合わせ面 10…多結晶シリコン層 11…SiO2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 臼田 宏治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 今井 聖支 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 平岡 佳子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平7−169926(JP,A) 特開 平7−153928(JP,A) 特開 平7−201732(JP,A) 特開 平6−77129(JP,A) F.K.LeGoues,A.Pow ell,S.S.Iyer,”Rela xation of SiGe thi n films grown on S i/SiO2 substrate s”,Journal of Appl ied Physics,1994年 6月 1日,Vol.75,No.11,pp. 7240−7246 A.R.Powell,S.S.Iy er,F.K.LeGoues,”Ne w approach to the growth of low disl ocation relaxed Si Ge material”,Appli ed Physics Letter s,1994年 4月 4日,Vol.64, No.11,pp.1856−1858 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/20 - 21/205 H01L 27/12 H01L 21/02 Web of Science

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン支持板上に、シリコン酸化層、第
    1のシリコン層、シリコンゲルマニウム層、歪み状態の
    第2のシリコン層が順次積層されてなり、前記第1のシ
    リコン層と前記シリコンゲルマニウム層との間に、無歪
    み状態での格子定数が、無歪みのシリコンの格子定数お
    よび前記シリコンゲルマニウム層と同組成におけるシリ
    コンゲルマニウムの格子定数と異なる格子定数を有す
    、臨界膜厚以下の転移変換層が挿設されていることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】シリコン支持板上に、シリコン酸化層、第
    1のシリコン層が順次設けられてなる基板を用意し、エ
    ピタキシャル成長法により、前記第1のシリコン層上
    に、無歪み状態での格子定数が、無歪みのシリコンの格
    子定数および次に成長されるシリコンゲルマニウム層と
    同組成におけるシリコンゲルマニウムの格子定数と異な
    る格子定数を有する、臨界膜厚以下の転移変動層を形成
    する工程と、 エピタキシャル成長法により、前記転移変換層上にシリ
    コンゲルマニウム層を形成する工程と、 熱処理により、前記シリコンゲルマニウム層を格子緩和
    させる工程と、 エピタキシャル成長法により、前記シリコンゲルマニウ
    ム層上に歪み状態の第2のシリコン層を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Title
A.R.Powell,S.S.Iyer,F.K.LeGoues,"New approach to the growth of low dislocation relaxed SiGe material",Applied Physics Letters,1994年 4月 4日,Vol.64,No.11,pp.1856−1858
F.K.LeGoues,A.Powell,S.S.Iyer,"Relaxation of SiGe thin films grown on Si/SiO2 substrates",Journal of Applied Physics,1994年 6月 1日,Vol.75,No.11,pp.7240−7246

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JPH09180999A (ja) 1997-07-11

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